JPH10235075A - ドラム式洗濯機 - Google Patents

ドラム式洗濯機

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JPH10235075A
JPH10235075A JP9043190A JP4319097A JPH10235075A JP H10235075 A JPH10235075 A JP H10235075A JP 9043190 A JP9043190 A JP 9043190A JP 4319097 A JP4319097 A JP 4319097A JP H10235075 A JPH10235075 A JP H10235075A
Authority
JP
Japan
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drum
washing machine
type washing
baffle
laundry
Prior art date
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Application number
JP9043190A
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English (en)
Inventor
Hiroko Uhara
浩子 宇原
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のドラム式洗濯機では、ドラムに設けら
れたバッフルが水平であったので、洗濯物をドラムの前
後側に移動させて混ぜ、均一な洗浄を行うことができな
かった。 【解決手段】 水平に取り付けられたドラム2を有し、
ドラム2を正逆回転させながら洗濯物Sを洗浄するドラ
ム式洗濯機において、前記ドラム2の内周面に傾斜する
バッフル13を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水平に取り付けら
れたドラムを備えたドラム式洗濯機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ドラムを回転させながら洗浄液を循環ポ
ンプで循環させてドラム内に噴射することにより布類を
洗浄するドラム式洗濯機として、本出願人が提案してな
る特願平8−54335号がある。該ドラム式洗濯機
は、あらかじめドラム内に洗浄液をためた後、バッフル
から洗浄液(水)と空気を約1:1に混ぜてジェット噴
射するものであり、ある程度の洗浄時間短縮と消泡効果
が図れる。
【0003】また、ドラムの回転数を布類がタンブリン
グ可能な回転数と布類がドラム内に張り付く回転数とに
交互に制御し、高容量の場合の布類の体積を小さくして
布全体へのジェット噴射の効果を図るものとして、本出
願人が提案してなる特願平8−287729号に記載さ
れたドラム式洗濯機がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特願平8−54335号のドラム式洗濯機の洗浄方法
は、あらかじめドラム内に洗浄液をためた後、バッフル
から洗浄液(水)と空気を約1:1に混ぜてジェット噴
射することによりある程度の洗浄効果や消泡効果を図っ
ているが、洗浄液に空気を多く含ませているため、洗濯
機内部の泡立ちによるタンブリング効果の低減及び循環
ポンプの空回りが若干起こることとなった。また、高容
量の場合の布類の容積が高いため、布全体にジェット噴
射の効果を及ぼすことができなかった。しかも、ドラム
に設けられたバッフルが水平であったので、洗濯物をド
ラムの前後側に移動させて混ぜ、均一な洗浄を行うこと
ができなかった。
【0005】また、上述した特願平8−287729号
のドラム式洗濯機の洗浄方法は、高容量の場合に布類の
体積を小さくして布全体へのジェット噴射の効果を図っ
ているが、布類の塊が生じ、塊の内部の布にジェット噴
射できなくなることがあった。しかも、ドラムに設けら
れたバッフルが水平であったので、洗濯物をドラムの前
後側に移動させて混ぜ、均一な洗浄を行うことができな
かった。
【0006】本発明は、上記課題に鑑み、均一な洗浄を
行うことが可能なドラム式洗濯機の提供を目的とするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載のドラム式洗濯機は、水平に
取り付けられたドラムを有し、ドラムを正逆回転させな
がら洗濯物を洗浄するドラム式洗濯機において、前記ド
ラムの内周面に傾斜するバッフルを設けたことを特徴と
するものである。
【0008】また、本発明の請求項2記載のドラム式洗
濯機は、請求項1記載のドラム式洗濯機において、傾斜
角度の異なる複数のバッフルを設けたことを特徴とする
ものである。
【0009】さらに、本発明の請求項3記載のドラム式
洗濯機は、請求項1記載のドラム式洗濯機において、前
記バッフルにノズルを設けたことを特徴とするものであ
る。
【0010】加えて、本発明の請求項4記載のドラム式
洗濯機は、水平に取り付けられたドラムを有し、ドラム
を正逆回転させながら洗浄液を循環ポンプで循環させて
ドラム内に設けたノズルから噴射させることにより洗濯
物を洗浄するドラム式洗濯機において、前記ノズルに対
向するドラムの内面に凸部を設けたことを特徴とするも
のである。
【0011】上記構成によれば、本発明の請求項1記載
のドラム式洗濯機は、ドラムの内周面に傾斜するバッフ
ルを設けた構成なので、傾斜したバッフルにより、正回
転で洗濯物をドラムの奥側へ移動させるとともに逆回転
で洗濯物をドラムの手前側へ移動させる、または正回転
で洗濯物をドラムの手前側へ移動させるとともに逆回転
で洗濯物をドラムの奥側へ移動させることができる。こ
れにより、洗濯物を混ぜ、洗濯物の均一な洗浄を行うこ
とができる。
【0012】また、本発明の請求項2記載のドラム式洗
濯機は、請求項1記載のドラム式洗濯機において、傾斜
角度の異なる複数のバッフルを設けた構成なので、請求
項1の作用に加えて、傾斜角度の異なる複数のバッフル
により、洗濯物をより積極的に混ぜ、洗濯物のより均一
な洗浄を行うことができる。
【0013】さらに、本発明の請求項3記載のドラム式
洗濯機は、請求項1記載のドラム式洗濯機において、前
記バッフルにノズルを設けた構成なので、請求項1の作
用に加えて、ドラムの手前側から奥側にかけて均一なジ
ェット噴射を行うことができる。
【0014】加えて、本発明の請求項4記載のドラム式
洗濯機は、ノズルに対向するドラムの内面に凸部を設け
た構成なので、前記ドラム内の前記ノズルからのジェッ
ト噴射の影響を受けにくい位置の洗濯物に対して、前記
凸部のこすりによる機械力を加えることができる。これ
により、前記ドラム内の前記ノズルからのジェット噴射
の影響を受けにくい位置の洗濯物の洗浄効果を上げるこ
とが可能となり、洗濯物の均一な洗浄を行うことができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態にかか
るドラム式洗濯機について、図面とともに説明する。
【0016】図1は本発明の第1実施の形態にかかるド
ラム式洗濯機の構成を示す側面断面図である。
【0017】本実施の形態にかかるドラム式洗濯機は、
洗濯物Sを収容する、一部に複数の孔1を有したドラム
2と、このドラム2を回転自在に支持する水槽3と、ド
ラム2を正逆回転させる駆動装置4と、ドラム前面側か
らドラム2の中心に洗濯液(洗浄液または濯ぎ液)を噴
射する少なくとも1個以上の複数ノズル5と、複数ノズ
ル5を動作させる噴射装置6とを備えている。
【0018】前記水槽3は、前面にパッキン7で洗濯物
出入口が形成された横置きの円筒状とされ、洗濯機本体
8に対して上面がスプリングにより吊り下げられ、下面
はダンパーにより支持されている。これらによって、水
槽3を保持して水槽3の振動を減衰させる構造になって
いる。さらに、水槽3には重りが取り付けられ、ドラム
回転時の振動を低減している。
【0019】また、洗濯機本体8の底面の四隅には脚9
が取り付けられ、床等への振動の伝導を遮断している。
そして、洗濯機本体8の前面にはパッキン7に連通した
開口10が形成されており、パッキン7を密閉する前面
ドア11が開閉自在に取り付けられている。
【0020】前記ドラム2は、前面に開口部12を有す
る円筒状に形成され、その一部には洗濯物中の水分を遠
心脱水できるように設けた多数の孔1がある。ドラム2
の内周壁には少なくとも1本のバッフル13が、ドラム
の奥行き方向に対して傾けて形成されている。これによ
り、ドラム2の背面近くにある布を前面側に、前面側の
布を背面側に移動させて、ドラム2内の布を入れ替える
ことを可能にする。このバッフル13を3本ドラム2内
に等間隔に設ける場合、ドラムの奥行き方向に対して1
5°前後傾けて形成すると布の偏りが少なく高容量でも
均一な洗浄が可能になる。
【0021】ドラム2の後面に形成された回転受部14
に水平軸15が固定されており、水平軸15は水槽3の
後壁を貫通して軸受16により回転自在に支持され、そ
の先端には駆動プーリ17が装着されている。
【0022】また、水槽3の下面に正逆回転可能なモー
タ18が取り付けられ、モータ18の出力軸19にモー
タプーリ20が装着されている。このモータプーリ20
と駆動プーリ17とは駆動ベルト21によって連結され
ている。すなわち、ドラム2を回転させる動力は、モー
タ18の出力軸19、モータプーリ20、駆動ベルト2
1、駆動プーリ17を経て水平軸15に伝達され、これ
らによって駆動装置4が構成される。
【0023】前記噴射ノズル5は、ドラム2の前面のパ
ッキン7上または前面ドア11とドラム2の間に取り付
けられている。図においてはドラム2の開口部12の真
上にあるように見えるが、実際は乾燥時の温風吹き出し
口が真上にあり、噴射ノズル5はその右側に取り付けら
れている。したがって、洗浄液はドラム2内の真下から
若干左よりの位置に噴射される。
【0024】前記バッフル13を、図2に示すように、
ドラム2の奥行き方向に対して手前側を左に15°前後
傾けた場合、ドラム2が右回転(前から見て時計回り)
の時の布がドラムの後面側に、左回転の時に布がドラム
の前面側に移動するため、洗浄液の噴射される位置に布
が集まり(右回転時)、洗浄効果を上げている。さらに
洗浄効果を上げるため、噴射ノズル5を温風吹き出し口
の左側にも取り付け、ドラムの回転方向やバッフルの傾
き方向に応じて噴射ノズルを切り替える方法も効果的で
ある。バッフル13をドラム2の奥行き方向に対して手
前側を左に傾けた場合、上記の理由で噴射ノズル5は温
風吹き出し口の右側の方が効果的だが、バッフルを右に
傾けた場合、噴射ノズル5は温風吹き出し口の左側のほ
うが効果的である。
【0025】前記噴射装置6は、各噴射ノズル5に接続
された循環パイプ22と、洗濯液をためるタンク23
と、タンク23からの洗濯液を加圧して循環パイプ22
に送るポンプ24とからなる。前記ポンプ24は駆動装
置4のモータ18とは異なるモータによって駆動され、
タンク23とポンプ24とを接続する接続パイプ25に
止水弁26が介装されている。前記循環パイプ22は、
パッキン7の手前において噴射ノズル5に連通してい
る。
【0026】また、水槽3の下面に形成された排水口2
7とタンク23とを連通する排水パイプ28が設けら
れ、排水パイプ28中に排水弁A29が介装され、噴射
装置6とともに洗濯液を循環させる循環手段が構成され
ている。その排水パイプ28中にリントフィルター30
が着脱自在に設けられ、洗濯機本体前側で簡単に糸屑が
取り出せるように取り出し口31が形成されている。そ
して、タンク23に排水弁B32を介装した排水ホース
33が接続され、排水ホース33の排水弁B32よりも
上流側から接続パイプ25が分岐されている。なお、水
槽3の上部には、給水弁34が介装された給水パイプ3
5が接続され、水道に連結され、差圧式、電磁式、容積
式、超音波式等の流量センサからなる給水センサ36が
取り付けられている。
【0027】また、タンク23には、たまった水量を検
出するために水位センサ、重量センサ等からなる水量セ
ンサ37が取り付けられ、洗濯液の泡立ちを押さえる消
泡装置38が設けられている。消泡装置38としては、
タンク23の側面、底面又は上面に取り付けられ、泡を
加熱して破泡させるもの、周波数20kHzの超音波を
照射して泡を破壊するもの、シリコーンのような消泡剤
を滴下して消泡するもののうちいずれか一つからなって
いる。消泡装置38によりタンク23内の泡が消失さ
れ、ポンプ24への泡の吸い込みが抑制され、ポンプ2
4の能力の低下を防止できる。
【0028】上記の如く構成された洗濯機では、洗い、
濯ぎ、脱水の各工程に従って駆動装置4、噴射装置6及
び各弁がマイクロコンピュータからなる制御装置(図示
せず)によって駆動制御されており、洗濯機本体8の外
面に設けられた操作パネルの操作キーからの入力および
給水センサ、水量センサ、温度センサ、汚れセンサ等
(図示せず)の出力信号に基づいて各工程を実行させ
る。
【0029】洗濯物量の算出方法は、洗濯開始時に、制
御装置がモータ18を制御してドラム2を所定の高速度
で回転駆動させた後に駆動を停止させ、そして惰性によ
り回転しているドラム2が静止するまでの時間を検知
し、ドラム2内の洗濯物量を判断する方法が一般的であ
る。
【0030】これ以外に、図示しないが、水槽3の振動
を検知するための振動センサを有する振動検知手段を備
えている。この振動検知手段は水槽3の振動のドラム2
の回転方向と平行な水平部分の成分もしくは垂直成分を
検出するように取り付けられ、ドラム2を布類がドラム
に張り付く程度の回転数まで立ちあげる際の振動を検知
し、低振動で効率的な立ちあげを行うよう制御装置に信
号を送る。
【0031】上記構成によるドラム式洗濯機の動作を以
下に説明する。
【0032】まず、ドラム2内に洗濯物Sを入れた後洗
濯物に応じた洗剤量を給水パイプ中に介装された洗剤投
入口(図示せず)に入れ洗濯を開始する。前記の洗濯物
量の算出方法により洗濯物量の検知を行い、必要給水量
を給水する。
【0033】次に、給水弁34を開けて給水を行い、給
水開始30秒〜1分後よりタンブリング可能な回転数
(30〜70rpm前後)でドラム2の回転を開始す
る。給水終了後排水弁A29を開けてドラム2内の洗浄
液を排水する。タンク23の水量センサ37が洗浄液を
検知すると制御装置に信号を送り、制御装置は止水弁2
6を開けポンプ24を駆動させて洗浄液を循環パイプ2
2へ送り、噴射ノズル5よりドラム2内に噴射する。こ
れにより布類が洗浄される。
【0034】洗浄終了時には、排水弁A29を開け同時
に止水弁26を閉じ、排水弁B32を開けて中間脱水運
転に入る。
【0035】中間脱水終了後、排水弁B32を閉じた後
給水弁34を開き、排水弁A29を閉じてため濯ぎある
いは排水弁A29と止水弁26を開けポンプ24を駆動
させ循環ジェット濯ぎを行った後に排水弁B32を開け
て排水し、その後脱水する。この濯ぎ工程を2〜3回行
い、洗濯を終了する。
【0036】傾けて形成するバッフル13の形状の一例
を図2に示す。従来のドラム式洗濯機のバッフルは、円
筒状のドラムの周壁の一部を平面化させて上から嵌め込
んで形成されている。本発明でも円筒状のドラムの周壁
の一部を平面化させてバッフル13を設けるという点で
は同じであるが、バッフル13はドラム2の上から嵌め
込んでもドラム2と一体成型でもよい。そしてバッフル
13の形状は従来のドラム式洗濯機のバッフルを単に斜
めに形成してもよいが、図2(a),図2(b)のよう
なZ構造または幅広構造にすることにより、バッフル1
3をドラム2に取り付ける固定部が幅広く取れ、固定し
やすく且つ高容量で洗濯中に布類からかかる力に対抗す
る強度を保つことができ、高速回転を行っても外れる心
配がない。
【0037】図3はドラム2を展開して上から見た図の
一例である。バッフルの形状は従来のドラム式洗濯機の
バッフルを単に斜めに形成しても、図2のような構造に
しても良い。バッフルの傾き方向は同一である必要はな
いが、同一である場合、ドラム2の正逆回転の時間等は
同じであることが望ましい。各々のバッフルにより布の
移動位置が変わり、ドラム2内の布の偏りを防止する。
また、図3に示すように、傾斜角度の異なる複数のバッ
フル13を設けることにより、洗濯物Sをより積極的に
混ぜ、洗濯物Sのより均一な洗浄を行うことができる。
【0038】また、図1に示すようにドラム2の平面の
凹凸αを設け、ジェット噴射の影響を受けにくいドラム
後部の布類にもこすりによる機械力で洗浄を行うように
すると、より洗浄効果が上がる。
【0039】図4は他のドラム2背面の部分図であり、
図1のように凸部を1〜数個設ける場合には布類に与え
る機械力が大きくなる代わりにドラム2内部の空間が狭
くなる。図4のように直径1cm前後の半球状の凸部α
をドラム2の背面に等間隔に多数設けることにより、ド
ラム2内部の空間を狭めずに布類に与える機械力を保つ
ことができる。
【0040】図5は本発明の第2実施の形態にかかるド
ラム式洗濯機の側面断面図である。
【0041】本実施の形態にかかるドラム式洗濯機は、
噴射ノズル5をバッフル13に装着してなる構成からな
る。
【0042】図において、39は制御装置であり、40
は洗剤投入口であり、41はスプリングであり、42は
重りであり、43はダイパーである。
【0043】この他、洗浄液供給管44(噴射部A,連
結部B,軸部C)、オイルシール45・46、固定支持
体47、パイプニップル48,49、選択弁50を有す
る。
【0044】前記洗浄液供給管44はドラム2の内周面
に固定されたバッフル13と、直径2〜5mmの複数の
噴射ノズル5を有する供給管噴射部44Aと、一端にパ
イプニップル48をもち、ドラム回転軸としての水平軸
15と同軸の洗浄水、水道水、濯ぎ水などの供給管軸部
44Cと、該軸部44Cから分岐し、前記噴射部44A
と連結する連結部44Bとからなっている。
【0045】45は供給管軸部44Cと水槽3をシール
するオイルシール、46は供給管軸部44Cと固定支持
体47をシールするオイルシール、49は固定支持体4
7に取り付けて給水パイプ35と循環パイプ22に接続
されたパイプニップル、50は、ドラム2に給水する水
を給水パイプ35と循環パイプ22のどちらから給水す
るかを選択する選択弁である。
【0046】上記の構造で給水を行う場合、まず給水弁
34を開ける。給水された水は、洗剤投入口40を通過
するとき洗剤を溶かした後、給水パイプ35を通り洗浄
液供給管44からバッフル13、噴射ノズル5を通り洗
濯物Sに噴射される。給水開始30秒〜1分後よりタン
ブリング可能な回転数(30〜70rpm前後)でドラ
ム2の回転を開始する。以降の動作は上述した実施の形
態と同じである。
【0047】以上の構造及び仕様により、洗浄液の噴射
とドラムのタンブリングにより布類を洗浄する洗浄方法
で高容量の洗濯物も短時間で効率的に洗浄でき、洗浄能
力の向上を図ることができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
記載のドラム式洗濯機によれば、ドラムの内周面に傾斜
するバッフルを設けた構成なので、傾斜したバッフルに
より、正回転で洗濯物をドラムの奥側へ移動させるとと
もに逆回転で洗濯物をドラムの手前側へ移動させる、ま
たは正回転で洗濯物をドラムの手前側へ移動させるとと
もに逆回転で洗濯物をドラムの奥側へ移動させることが
できる。これにより、洗濯物を混ぜ、洗濯物の均一な洗
浄を行うことができる。
【0049】また、本発明の請求項2記載のドラム式洗
濯機によれば、請求項1記載のドラム式洗濯機におい
て、傾斜角度の異なる複数のバッフルを設けた構成なの
で、請求項1の作用に加えて、傾斜角度の異なる複数の
バッフルにより、洗濯物をより積極的に混ぜ、洗濯物の
より均一な洗浄を行うことができる。
【0050】さらに、本発明の請求項3記載のドラム式
洗濯機によれば、請求項1記載のドラム式洗濯機におい
て、前記バッフルにノズルを設けた構成なので、請求項
1の作用に加えて、ドラムの手前側から奥側にかけて均
一なジェット噴射を行うことができる。
【0051】加えて、本発明の請求項4記載のドラム式
洗濯機によれば、ノズルに対向するドラムの内面に凸部
を設けた構成なので、前記ドラム内の前記ノズルからの
ジェット噴射の影響を受けにくい位置の洗濯物に対し
て、前記凸部のこすりによる機械力を加えることができ
る。これにより、前記ドラム内の前記ノズルからのジェ
ット噴射の影響を受けにくい位置の洗濯物の洗浄効果を
上げることが可能となり、洗濯物の均一な洗浄を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態にかかるドラム式洗濯
機を示す側面断面図である。
【図2】他のバッフルの構造を示す平面図である。
【図3】他のドラムの構造を示す展開図である。
【図4】さらに他のドラムの構造を示す要部平面図であ
る。
【図5】本発明の第2実施の形態にかかるドラム式洗濯
機を示す側面断面図である。
【符号の説明】
2 ドラム 5 噴射ノズル 13 バッフル 24 循環ポンプ S 洗濯物 α 凸部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平に取り付けられたドラムを有し、ド
    ラムを正逆回転させながら洗濯物を洗浄するドラム式洗
    濯機において、 前記ドラムの内周面に傾斜するバッフルを設けたことを
    特徴とするドラム式洗濯機。
  2. 【請求項2】 傾斜角度の異なる複数のバッフルを設け
    たことを特徴とする請求項1記載のドラム式洗濯機。
  3. 【請求項3】 前記バッフルにノズルを設けたことを特
    徴とする請求項1記載のドラム式洗濯機。
  4. 【請求項4】 水平に取り付けられたドラムを有し、ド
    ラムを正逆回転させながら洗浄液を循環ポンプで循環さ
    せてドラム内に設けたノズルから噴射させることにより
    洗濯物を洗浄するドラム式洗濯機において、 前記ノズルに対向するドラムの内面に凸部を設けたこと
    を特徴とするドラム式洗濯機。
JP9043190A 1997-02-27 1997-02-27 ドラム式洗濯機 Pending JPH10235075A (ja)

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