JP3169908B2 - 建物の外壁 - Google Patents

建物の外壁

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文一 庄司
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建物の外壁および該
外壁に使用する壁パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】外壁の構造として実開昭59−186306号公
報が知られている。この公報は、壁本体の外面側に横胴
縁を介して外装材を張設し、外装材の背面側と連通する
空気通路を外装材に上下全長に亘って設け、上記空気通
路の上端と下端とを外気に開放して成る外壁の構造が記
載されている。
【0003】また、建築用パネルの枠組として実開昭59
−112328号公報が知られている。この公報には、縦枠材
と横枠材とを枠組したパネル枠体の該縦枠材間に、頂部
を面材の添設面とした突条部を有する金属製の横胴縁
を、その添設面をパネル枠体面から外方に突出させ横
架,固着した建築用パネルの枠組が記載されている。
【0004】また、ガラスブロック壁およびその組立工
法として特開平3−140536 号公報が知られている。この
公報には、複数のガラスブロックと、該ガラスブロック
相互間に挿入されてスペーサおよびシール材として用い
られる縦方向および横方向の成形目地材と、該成形目地
材裏面に取付けられる金属製の目地板と、前記縦方向の
目地材と組合される縦力骨と、より構成され、前記成形
目地材の外面側および/又は室内側を弾性材等を用いて
密着させて水密性を持たせ、前記ガラスブロックと前記
成形目地材間に目地材の充填されない間隙を構成し、該
間隙を利用して侵入水を排出するとともに、この間隙と
外部とを連通せしめて、かつ室内側の成形目地材の気密
性を保ちつつ、この間隙の空気圧を外部風圧と略等しく
することにより、外部からの侵入水を軽減し、室内側の
成形目地材に水を到達させないことを特徴とするガラス
ブロック壁の組立工法が記載されている。
【0005】また、一般的に灰皿あるいは電子機器部品
のようにプレス加工によって容器を一体成形することが
知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の金属壁パネル
は、多工程の折曲機で折曲作業を行うことによって製作
されていたため、4隅部を一体的に製作することが出来
ず、サビ易く、取付け時の剛性も弱かった。特に1m×
3m等の建物の壁パネルは従来から要望があったが、上
述した間題があったために製作されていないか、製作さ
れても上述した問題を抱えるものであった。
【0007】本発明はかかる点に鑑み、4隅部を一体的
なものとしてサビの発生を防止し、剛性を高めた金属壁
パネルを提供することを目的とする。
【0008】本発明は、更にこれらの金属製パネルを使
用した時の継目部のシールを雨が入り込まないようにし
た建物の外壁を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、金型によるプ
レス加工で折曲作業を一工程で行うことに1つの特徴が
ある。このようにすることによって方形状体、例えば長
方形あるいは正方形状体にプレス加工で製作された壁パ
ネルは4隅部が一体成形となる。すなわち、プレス加工
によって、天井表面部,側部および建物への取付用フチ
部が一体成形され、該取付用フチ部は側部の外端で外方
に延びて天井表面部と平行とされ、かつ方形状体に形成
された壁パネルは、格子状に規則正しく配設されて取付
用フチ部で建物に固着される。
【0010】本発明は、更に隣接する取付用フチ部とお
よび対向する側部とによって形成された溝部に、隣接す
る取付用フチ部の両端を跨いで目地バーを設けることに
よって、または設けることなしに壁パネルの側部と目地
バーとの間に、または溝部にシール部を形成して建物の
外壁を作ることを特徴とする。
【0011】本発明は、具体的には次に掲げる装置を提
供する。
【0012】本発明は、プレス加工によって天井表面
部、及びその4側の側部と取付用フチ部とが一体成形さ
れ、該側部が前記天井表面に対してほぼ垂直をなし、前
記取付部フチ部が前記側部の外端から外方に延びて前記
天井表面部と平行をなし、かつ長方体形状体に形成され
た壁パネルが格子状に下地材上に規則正しく配設され、
この配設によって、隣接する2つの壁パネルのそれぞれ
の取付フチ部の2組とそれらと一体成形された側部との
2組とによって形成された溝部に、プレス加工によって
天井表面部、及びその4側の側部と取付用フチ部とが一
体成形され、該側部が前記天井表面部に対してほぼ垂直
をなし、前記壁パネルの側部より小さく形成され、前記
取付用フチ部が前記側部の外側から外方に伸びて前期天
井表面部と平行をなし、かつ長方体形状体に形成された
目地バーを前記壁パネルの隣接する取付用フチ部のそれ
ぞれの端を跨いで配設された目地バーを設け、かつ前記
壁パネルの側部と該目地バーとの間に形成される溝部に
シール部を形成した建物の外壁を提供する。
【0013】本発明は更に、前記溝部に前記Hより短い
幅Bを有する前記隣接する取付用フチ部をシールするシ
ール部を形成した建物の外壁を提供する。
【0014】本発明は更に、前記壁パネルの隣接する取
付部のフチ部のそれぞれの端は接触もしくは間隙を設け
て配設されている建物の外壁を提供する。
【0015】本発明は更に、前記シール部の高さは、前
記側部の高さ以下である建物の外壁を提供する。
【0016】
【0017】
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる1実施例を
図面に基づいて説明する。
【0019】図1は、建物の外壁の一部を示す。図にお
いて建物の外壁1は長方形状体の(図の場合、横の長さ
は縦の3倍)壁パネル2と、壁パネル間に形成される溝
(図5参照)に設置される直線目地バー3,3′と、4
つの壁パネルの隅が対向して形成される交差点溝を設置
される十字状目地バーから構成される。
【0020】壁パネル2は、図に示すように、プレス加
工によって底部すなわち成形パネル板の天井表面部
0,側部12,12′および取付用フチ部13,13′
が一体成形されており、取付用フチ部13,13′は側
部の外端で外方に延びて底部10と平行をなしている。
取付用フチ部13,13′には取付用の穴14が設けて
ある。
【0021】図において、側部12,12′は天井表面
10に対してほぼ垂直をなし、該垂直を保持しつつ底
部10に連なっている。側部12,12′と天井表面部
10との間の曲面11はR=5〜10mmに、例えば図5
に示すようにR=6mmのように極めて小さな折曲構成と
することができる。Rは、設計により変更することがで
きる。また、板の角頂点11′は球面状をなす。
【0022】このようにプレス加工による特徴を生かし
て壁パネルを製作することによって、図2に示すように
壁パネルの隅部は一体成形されたものとすることがで
き、重なりなどは生じず、従ってサビの発生がなく、剛
性が高いものとなる。また、図2に示すように、天井表
面部10と側部12,12′とはほぼ垂直をなし、その
連なりは曲がりが小さいので直角状に見えるので、外壁
1を作ったときに長方形状体の集合のように見え、極め
てよい美感を呈することになる。この美感を多少犠牲に
するならば、側部12,12′と天井表面部10に対し
て垂直にする必要はなく、傾けること、例えば30°傾
けて製作することができる。
【0023】図1に示すように、外壁1の裏側には5本
のリブ5を設けてよい。
【0024】図3は直線目地バーの外観を示す。
【0025】直線目地バーも、同様に、プレス加工によ
って天井表面部21,側部22,22′および取付用フ
チ部23,23′が一体成形され、側部22,22′が
天井表面部21に対してほぼ垂直をなし、取付用フチ部
23,23′が側部22,22′の外端で外方に伸びて
天井表面部21と平行をなしている。また、取付用フチ
部23,23′には取付用穴24が設けてある。
【0026】図4は、直線目地バーの取付けおよびシー
ル部を示す。図において、対向する壁パネル2,2′の
対向する側部12,12′(2組)と隣接する取付用フ
チ部13,13′(2組)とによって形成される溝部3
1には取付用フチ部13,13′のそれぞれの端(フ
チ)を跨いで、すなわち両端をふさぐようにして直線目
地バー3が配設してある。両取付用フチ部13,13′
の両端は接触もしくは間隙を置いて配設されている。
【0027】壁パネル2,2′および直線目地バー3の
取付用フチ部13,13′と23,23′とは重ねてあ
り、それぞれに設けた取付用穴において取付用ビス3
2,32′によって壁パネル2,2′および直線目地パ
ネル3は下地材33に取付けられている。
【0028】直線目地バーの側部22,22′の高さ
は、壁パネル2の側部12,12′の高さより小さくし
てある。両者の側部12,12′と22,22′との間
には2つの溝部34,34′が形成される。この溝部3
4,34′にはシール材によってシール部35,35′
が形成され、壁パネルと直線目地バーとのシール、すな
わち壁パネルの取付用壁パネル2と建物33との間の空
間にはロックワール(石綿)材36を埋める。フチ部1
3,13′間のシールを行っている。
【0029】図5はシール部について他の実施例を示
す。図において壁パネル2,2′の側部12,12′お
よび取付用フチ部13,13′とによって形成される溝
部41には、その溝部41全体を埋めてシール部42が
設けてある。両取付用フチ部13,13′は押え板43
に設けた取付用穴44を貫通する取付用ビス45によっ
て下地材33に固着される。この図において、側部12
の高さはシール部42の幅Bよりも大きくしてある(H
>B)。このようにすることによって見栄えよい外壁と
することができる。この関係を図4について見てみれ
ば、片側のシール部の幅はB/2と見ることができるか
らやはりH>Bということになる。
【0030】図6は、図5の他の実施例であり、パネル
天板面を凹面状に成形している。他の構成は、図5と同
一である。
【0031】
【発明の効果】プレスによる一体成形によって壁パネ
ル、すなわち金属パネルを製作することによって、 1)壁パネルの4隅部が一体となり、サビ防止と剛性を
高めることができる。
【0032】2)高精度で均一な製品を多量に生産出来
るので安価にすることができる。
【0033】3)今迄望めなかった大型の壁パネルを製
作することができるので金属パネルによる建物の外壁を
作ることが可能になる。
【0034】4)シール効果のある直線目地バーとの組
合わせで対向する壁パネル間の溝部を見栄えのよいもの
とすることができるから外壁全体のデザインをよくする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の外壁の全体概略図。
【図2】壁パネルの一部構成詳細図。
【図3】直線目地バーの構成図。
【図4】シール部構成図。
【図5】図4に代わる他の実施例にかかわるシール部構
成図。
【図6】図5の他の実施例にかかわるシール部構成図。
【符号の説明】
1…外壁、2,2′…壁パネル、3,3′…直線目地バ
ー、4…十字目地バー、5…リブ、10…天井表面部
11…曲面、12,12′…側部、13,13′,2
3,23′…取付用フチ部、14…取付用穴、21…
井表面部、22,22′…側部、24,44…取付用
穴、31…溝部、32,32′,42…シール部、33
…建物、34,34′,41…溝部、43…押え板、4
5…取付用ビス。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁パネルが格子状に下地材上に規則正しく
    対向配設され、該壁パネルは、プレス加工によって天井
    表面と、側部と、取付用フチ部とが、該側部を前記天井
    表面に対してほぼ垂直とし、前記取付用フチ部を該側部
    の外端から外方に延ばし、前記天井表面と平行とした構
    成とされて長方形状に一体成形された壁パネルであり、
    規則正しく対向配置された壁パネル間で、それぞれの壁
    パネルの対向する側部と隣接する取付用フチ部とによっ
    て形成された溝部に、目地バーが隣接した取付用フチ部
    のそれぞれの端を跨いで配設され、該目地バーは、プレ
    ス加工によって底部と、側部と、取付用フチ部とが、該
    側部を前記底部に対してほぼ垂直とし、前記取付用フチ
    部を該側部の外端から外方に延ばし、前記底部と平行し
    て構成された一体成形された目地バーであり、目地バー
    の側部の高さは、壁パネルの側部の高さよりも小さくさ
    れ、隣接する取付用フチ部に前記目地バーの取付用フチ
    部をそれぞれ重ねて配置して形成された壁パネルの側部
    と目地バーの側部との間の溝部にシール部を形成したこ
    とを特徴とする建物の外壁。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記壁パネルの隣接す
    る取付部のフチ部のそれぞれの端は接触もしくは間隙を
    設けて配設されていることを特徴とする建物の外壁。
  3. 【請求項3】 請求項1または2のいずれかにおいて、前
    記シール部の高さは、前記目地バー側部の高さ以下であ
    ることを特徴とする建物の外壁。
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