JP3058174U - 建物の外壁に使用する壁パネルと目地バーの構造 - Google Patents

建物の外壁に使用する壁パネルと目地バーの構造

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JP3058174U JP1998007648U JP764898U JP3058174U JP 3058174 U JP3058174 U JP 3058174U JP 1998007648 U JP1998007648 U JP 1998007648U JP 764898 U JP764898 U JP 764898U JP 3058174 U JP3058174 U JP 3058174U
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文一 庄司
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Abstract

(57)【要約】 【課題】4隅部を一体的なものとした金属壁パネルの継
目部で雨の浸入を防止し、デザインのよい外壁を提供す
ることのできる目地バーを提供する。 【解決手段】壁パネル2が格子状に規則正しく配設さ
れ、隣接する取付用フチ部13,13′とおよび対向する
側部12,12′とによって形成された溝部31に取付
用フチ部13,13′の両端を跨いで直線目地バー3を
設け、かつ壁パネル2と目地バー3との間にシール部3
5を形成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は建物の外壁および該外壁に使用する壁パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】
外壁の構造として実開昭59−186306号公報が知られている。この公報には、壁 本体の外面側に横銅縁を介して外装材を張設し、外装材の背面側と連通する空気 通路を外装材に上下全長に亘って設け、上記空気通路の上端と下端とを外気に開 放して成る外壁の構造が記載されている。
【0003】 また、建築用パネルの枠組として実開昭56−112328号公報が知られている。こ の公報には、縦枠材と横枠材とを枠組したパネル枠体の該縦枠材間に、頂部を面 材の添設面とした突条部を有する金属製の横銅縁を、その添設面をパネル枠体面 から外方に突出させ横架,固着した建築用パネルの枠組が記載されている。
【0004】 また、ガラスブロック壁及びその組立工法として特開平3−140536 号公報が知 られている。この公報には、複数のガラスブロックと、該ガラスブロック相互間 に挿入されてスペーサ及びシール材として用いられる縦方向及び横方向の成形目 地材と、該成形目地材表面に取付けられる金属製の目地板と、前記縦方向の目地 材と組み合わされる縦力骨と、より構成され、前記成形目地材の外面側及び/又 は室内側を弾性材等を用いて密着させて水密性を持たせ、前記ガラスブロックと 前記成形目地材間に目地材の充填されない間隙を構成し、該間隙を利用して浸入 水を排出するとともに、この間隙と外部とを連通せしめて、かつ室内側の成形目 地材の気密性を保ちつつ、この間隙の空気圧を外部風圧と略等しくすることによ り、外部からの浸入水を軽減し、室内側の成形目地材に水を到達させないことを 特徴とするガラスブロック壁の組立工法が記載されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 従来の金属壁パネルは、多工程の折曲機で折曲作業を行うことによって製作さ れていたため、4隅部を一体的に製作することが出来ず、サビ易く、取付時の剛 性も弱かった。特に1m×3m等の建物の壁パネルは従来から要望があったが、 上述した問題があったために製作されていないか、製作されても上述した問題を 抱えるものであった。
【0006】 4隅部を一体的なものとしてサビの発生を防止し、剛性を高めた金属壁パネル を使用した時に継目部に雨が入り込まないようにした建物の外壁を提供すること が必要である。
【0007】 本考案は、この継目部に使用されて雨の浸入を防止するに適した目地バーを提 供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
金属パネルを金型によるプレス加工で折曲作業を一工程でもって製作する。こ のようにすることによって方形状体、例えば長方形あるいは正方形状体にプレス 加工で製作された壁パネルは4隅部が一体成形となる。すなわち、プレス加工に よって、底部,側部および建物への取付用フチ部が一体成形され、該取付用フチ 部は側部の外端で外方に延びて底部と平行とされ、かつ方形状体に形成された壁 パネルは、格子状に規則正しく配設されて取付用フチ部で建物に固着される。
【0009】 本考案は、更に隣接する取付用フチ部とおよび対向する側部とによって形成さ れた溝部に、隣接する取付用フチ部の両端を跨いだ目地バーを設けることによっ て壁パネルの側部と目地バーとの間に、シール部を形成することができるように することを特徴とする。
【0010】 本考案は、具体的には次に掲げる装置を提供する。
【0011】 本考案は、プレス加工によって底部,側部および取付用フチ部が一体に成形さ れ、該取付用フチ部が前記側部の外端で外方に延びて前記底部と平行をなし、か つ長方形状体に形成され、かつ取付フチ部を有し、かつ規則正しく配設された壁 パネルの間に形成された溝部に、前記取付フチ部を跨いで配設される建物の外壁 に使用する目地バーの配置構成を提供する。
【0012】 本考案は、更に前記側部は底部に対してほぼ垂直形状をなし、該垂直形状を保 持したまま直角に底部に連なるようにした建物の外壁に使用する目地バーの配置 構成を提供する。
【0013】
【考案の実施の形態】
以下、本考案にかかる一実施例を図面に基づいて説明する。
【0014】 図1は、建物の外壁の一部を示す。図において建物の外壁1は長方形状体の (図の場合、横の長さは縦の3倍)壁パネル2と、壁パネル間に形成される溝( 図5参照)に設置される直線目地バー3,3′と、4つの壁パネルの隅部が対向 して形成される交差点溝に設置される十字状目地バーから構成される。
【0015】 壁パネル2は、図に示すように、プレス加工によって底部すなわち成形パネル 板の天井表面(以下、「底部」という。)10,側部12, 12′および取付 用フチ部13,13′が一体成形されており、取付用フチ部 13,13′は側 部の外端で外方に延びて底部10と平行をなしている。取付用フチ部13,13 ′には取付用の穴14が設けてある。
【0016】 図において、側部12,12′は底部10に対してほぼ垂直をなし、該垂直を 保持しつつ底部10に連なっている。側部12,12′と底部10との間の曲面 11は図5に示すように例えばR=6mmのように極めて小さな折曲構成とするこ とができる。Rは、設計により変更することができる。また、板の角頂点 11′は球面状をなす。
【0017】 このようにプレス加工による特徴を生かして壁パネルを製作することによって 図2に示すように壁パネルの隅部は一体成形されたものとすることができ、重な りなどは生じず、従ってサビの発生がなく、剛性が高いものとなる。また、図2 に示すように、底部10と側部12,12′とはほぼ垂直をなし、その連なりは 曲がりが小さいので直角状に見えるので、外壁1を作ったときに長方形状体の集 合のように見え、極めてよい美感を呈することになる。この美感を多少犠牲にす るならば、側部12,12′を底部10に対して垂直にする必要はなく、傾ける こと、例えば30°傾けて製作することができる。
【0018】 図1に示すように、外壁1の裏側には5本のリブ5を設けてよい。
【0019】 図3は直線目地バーの外観を示す。
【0020】 直線目地バーも、同様に、プレス加工によって底部21,側部22,22′お よび取付用フチ部23,23′が一体成形され、側部22,22′が底部21に 対してほぼ垂直をなし、取付用フチ部23,23′が側部22,22′の外端で 外方に伸びて底部21と平行をなしている。また、取付用フチ部23,23′に は取付用穴24が設けてある。
【0021】 図4は、直線地バーの取付けおよびシール部を示す。図において、対向する壁 パネル2,2′の対向する側部12,12′と隣接する取付用フチ部13,13′ とによって形成される溝部31には取付用フチ部13,13′の両端(フチ)を 跨いで、すなわち両端をふざぐようにして直線目地バー3が配設してある。両取 付用フチ部13,13′の両端は接触もしくは間隙を置いて配設されている。
【0022】 壁パネル2,2′および直線目地バー3の取付用フチ部13,13′と23, 23′とは重ねてあり、それぞれに設けた取付用穴において取付用ビス32, 32′によって壁パネル2,2′および直線目地パネル3は下地材23に取り付 けられている。
【0023】 直線目地バーの側部22,22′の高さは、壁パネル2の側部12,12′の 高さより小さくしてある。両者の側部12,12′と22,22′との間には2 つの溝部34,34′が形成される。この溝部34,34′にはシール材によっ てシール部35,35′が形成され、壁パネルと直線目地バーとのシール、すな わち壁パネルの取付用フチ部13,13′間のシールを行っている。
【0024】 壁パネル2と下地材33との間の空間にはロックウール(石綿)材36を埋め る。
【0025】 図4において、片側のシール部の幅をB/2としたときにH>Bの構成にする のがよい。
【0026】
【考案の効果】
プレスによる一体成形によって壁パネル、すなわち金属パネルを製作すること によって、今迄望めなかった大型の壁パネルを製作することができるので、金属 パネルによる建物の外壁を作ることが可能になった。この場合に、シール効果の ある直線目地バーとの組み合わせで対向する壁パネル間の溝部を見栄えのよいも のとすることができるから外壁全体のデザインをよくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】外壁の全体概略図。
【図2】壁パネルの一部構成詳細図。
【図3】本考案の実施例の直線目地バーの構成図。
【図4】シール部構成図。
【符号の説明】
1…外壁、2,2′…壁パネル、3,3′…直線目地バ
ー、4…十字状の目地バー、5…リブ、10…底部、1
1…曲面、12,12′,22,22′…側部、13,
13′,23,23′…取付用フチ部、14,24,4
4…取付用穴、21…底部、31,34,34′,41
…溝部、32,32′,42…シール部、33…下地
材、43…押え板、45…取付用ビス。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年12月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】考案の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【考案の名称】 建物の外壁に使用する壁パネルと目地
バーの構造
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】プレス加工によって底部,側部および取付
    用フチ部が一体に成形され、該取付用フチ部が前記側部
    の外端で外方に延びて前記底部と平行をなし、かつ長方
    形状体に形成され、かつ取付フチ部を有し、かつ規則正
    しく配設された壁パネルの間に形成された溝部に、前記
    取付フチ部を跨いで配設される建物の外壁に使用する目
    地バーの配置構成。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記側部は底部に対してほぼ垂直形状をなし、該垂直形
    状を保持したまま直角に底部に連なるようにした建物の
    外壁に使用する目地バーの配置構成。
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