JP3169750B2 - 粘着性シート電極 - Google Patents
粘着性シート電極Info
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- JP3169750B2 JP3169750B2 JP18380793A JP18380793A JP3169750B2 JP 3169750 B2 JP3169750 B2 JP 3169750B2 JP 18380793 A JP18380793 A JP 18380793A JP 18380793 A JP18380793 A JP 18380793A JP 3169750 B2 JP3169750 B2 JP 3169750B2
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- adhesive sheet
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- sheet electrode
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は粘着性シート電極に関
し、詳しくは生体から脱落しにくく、測定機器のコネク
ターと簡単かつ確実に接続でき、しかも長時間安定して
使用できる医療用、検査用などに用いることができる操
作性良好な粘着性シート電極に関するものである。
し、詳しくは生体から脱落しにくく、測定機器のコネク
ターと簡単かつ確実に接続でき、しかも長時間安定して
使用できる医療用、検査用などに用いることができる操
作性良好な粘着性シート電極に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から被検査者の生体皮膚表面に密着
状態で固定して生体からの電気信号を医療用診断装置に
伝達させるために用いる電極や、痛み低減や治療用とし
ての刺激電極が多く提案されている。
状態で固定して生体からの電気信号を医療用診断装置に
伝達させるために用いる電極や、痛み低減や治療用とし
ての刺激電極が多く提案されている。
【０００３】このような電極において、支持体に設けた
ホックを介してコネクターと接続する方式のものは、使
用中にホックからコネクターが外れる可能性も少なく、
また、通常ホックは支持体の中央部に設けてあるので、
電極自体も皮膚面から剥がれにくいという利点がある。
しかしながら、この電極は構成する部品数が多く管理が
煩雑であると共に製造工程も多く、決して経済的なもの
とはいえない。
ホックを介してコネクターと接続する方式のものは、使
用中にホックからコネクターが外れる可能性も少なく、
また、通常ホックは支持体の中央部に設けてあるので、
電極自体も皮膚面から剥がれにくいという利点がある。
しかしながら、この電極は構成する部品数が多く管理が
煩雑であると共に製造工程も多く、決して経済的なもの
とはいえない。
【０００４】一方、本発明者らは導電性支持体と導電性
粘着剤との積層形状で、支持体の端部が導電性粘着剤層
から外方向に突出してコネクターとの接続用端子部とす
る電極を既に提案している（実開平３−７０１０４号公
報）。この電極では上記ホック式の欠点は解消され極め
て経済的であるが、支持体端部が接続用の端子部となる
ので皮膚面と粘着剤層との接着が不充分であると、コネ
クターと接続したのち端子部に負荷がかかった場合、皮
膚面から電極が剥がれる恐れがある。
粘着剤との積層形状で、支持体の端部が導電性粘着剤層
から外方向に突出してコネクターとの接続用端子部とす
る電極を既に提案している（実開平３−７０１０４号公
報）。この電極では上記ホック式の欠点は解消され極め
て経済的であるが、支持体端部が接続用の端子部となる
ので皮膚面と粘着剤層との接着が不充分であると、コネ
クターと接続したのち端子部に負荷がかかった場合、皮
膚面から電極が剥がれる恐れがある。
【０００５】
【本発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来の
粘着性シート電極が有する問題点に鑑みてなされたもの
であって、測定機器のコネクターと確実にかつ簡便に接
続することができ、しかも接続後も電極の脱落が生じな
い経済的な粘着性シート電極を提供することを目的とす
る。
粘着性シート電極が有する問題点に鑑みてなされたもの
であって、測定機器のコネクターと確実にかつ簡便に接
続することができ、しかも接続後も電極の脱落が生じな
い経済的な粘着性シート電極を提供することを目的とす
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記目的を
達成するために検討を重ねた結果、導電性支持体と導電
性粘着剤層との積層構造からなるシート電極において、
支持体の端部をコネクターとの接続用の端子部とし、こ
の端子部に特定の切り込みを形成することによって、上
記目的を解決できる粘着性シート電極が得られることを
見い出し、本発明を完成するに至った。
達成するために検討を重ねた結果、導電性支持体と導電
性粘着剤層との積層構造からなるシート電極において、
支持体の端部をコネクターとの接続用の端子部とし、こ
の端子部に特定の切り込みを形成することによって、上
記目的を解決できる粘着性シート電極が得られることを
見い出し、本発明を完成するに至った。
【０００７】即ち、本発明は導電性支持体と導電性粘着
剤層が積層され、該支持体の端部が導電性粘着剤層から
外方向に突出してコネクターとの接続用端子部が形成さ
れてなる電極であって、端子部の付け根部分両側から切
り込みが設けられていることを特徴とする粘着性シート
電極を提供するものである。
剤層が積層され、該支持体の端部が導電性粘着剤層から
外方向に突出してコネクターとの接続用端子部が形成さ
れてなる電極であって、端子部の付け根部分両側から切
り込みが設けられていることを特徴とする粘着性シート
電極を提供するものである。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の粘着性シート電極を図面を用
いて具体的に説明する。
いて具体的に説明する。
【０００９】図１は本発明の粘着性シート電極の一実施
例を示し、図１（ａ）は斜視図、図１（ｂ）は図１
（ａ）に示す電極を被検査者の皮膚面に貼付し、電極の
端子部にコネクターとしてのクリップを接続した状態を
説明する側面図である。
例を示し、図１（ａ）は斜視図、図１（ｂ）は図１
（ａ）に示す電極を被検査者の皮膚面に貼付し、電極の
端子部にコネクターとしてのクリップを接続した状態を
説明する側面図である。
【００１０】図２〜図４は本発明の粘着性シート電極の
他の実施例を示す斜視図である。
他の実施例を示す斜視図である。
【００１１】図１（ａ）および（ｂ）から明らかなよう
に、本発明の粘着性シート電極は、導電性支持体２の片
面に該支持体の端部を残して導電性粘着剤層３が形成さ
れている。導電性粘着剤層３を形成していない導電性支
持体２は、クリップなどのコネクターを接続するための
端子部４となる。さらに、端子部４の付け根部分両側か
らは切り込み５が形成されている。
に、本発明の粘着性シート電極は、導電性支持体２の片
面に該支持体の端部を残して導電性粘着剤層３が形成さ
れている。導電性粘着剤層３を形成していない導電性支
持体２は、クリップなどのコネクターを接続するための
端子部４となる。さらに、端子部４の付け根部分両側か
らは切り込み５が形成されている。
【００１２】本発明にて用いる導電性支持体２として
は、導電性であり被着体である皮膚表面の形状や動きに
追従する柔軟性を有するものであれば特に限定はない。
このような素材としては、紙、織布、不織布、各種金属
シート、導電性カーボンやポリアニリン系等の導電性高
分子でコーティングしたり、金属蒸着したシート、導電
性ゴムシート、あるいは金属箔などを用いることができ
る。厚み（積層体の場合は積層体としての厚み）は通
常、２０〜１０００μｍ程度である。
は、導電性であり被着体である皮膚表面の形状や動きに
追従する柔軟性を有するものであれば特に限定はない。
このような素材としては、紙、織布、不織布、各種金属
シート、導電性カーボンやポリアニリン系等の導電性高
分子でコーティングしたり、金属蒸着したシート、導電
性ゴムシート、あるいは金属箔などを用いることができ
る。厚み（積層体の場合は積層体としての厚み）は通
常、２０〜１０００μｍ程度である。
【００１３】なお、上記導電性支持体２の表面、即ち導
電性粘着剤層３を形成していない側には、外部からの接
触によるノイズの混入を防いだり、導電性支持体２を補
強するために、紙や不織布、織布、各種プラスチックシ
ート、絶縁性塗料から形成された塗膜などの絶縁層（図
示、省略）を５〜２０００μｍ程度の厚みで形成してお
くことが好ましい。
電性粘着剤層３を形成していない側には、外部からの接
触によるノイズの混入を防いだり、導電性支持体２を補
強するために、紙や不織布、織布、各種プラスチックシ
ート、絶縁性塗料から形成された塗膜などの絶縁層（図
示、省略）を５〜２０００μｍ程度の厚みで形成してお
くことが好ましい。
【００１４】導電性粘着剤層３としては、例えば各種金
属、カーボン粉末や、各種塩の水溶液（電解液）の如き
導電性付与剤を含有する粘着剤から形成される。このよ
うな粘着剤としてはカラヤゴムの如き多糖類、各種セル
ロース類の如き半合成高分子物質、ポリアクリル酸類、
ポリビニルアルコール類、ポリウレタン、アクリルゴ
ム、エチレン／酢酸ビニル共重合体、スチレン／イソプ
レン（ブタジエン）／スチレンブロック共重合体などの
合成高分子物質などを用いることができる。厚みは確実
に導電性が発揮できる厚みであれば限定はなく、通常３
０〜３０００μｍ程度とする。
属、カーボン粉末や、各種塩の水溶液（電解液）の如き
導電性付与剤を含有する粘着剤から形成される。このよ
うな粘着剤としてはカラヤゴムの如き多糖類、各種セル
ロース類の如き半合成高分子物質、ポリアクリル酸類、
ポリビニルアルコール類、ポリウレタン、アクリルゴ
ム、エチレン／酢酸ビニル共重合体、スチレン／イソプ
レン（ブタジエン）／スチレンブロック共重合体などの
合成高分子物質などを用いることができる。厚みは確実
に導電性が発揮できる厚みであれば限定はなく、通常３
０〜３０００μｍ程度とする。
【００１５】本発明の特徴である導電性支持体２への切
り込み５は、導電性粘着剤層３の積層前でも後でもよ
い。加工精度の点からは積層後に切り込み５を入れるこ
とが好ましい。なお、切り込み５を設けるには、従来か
ら公知のカット方法を採用することができる。
り込み５は、導電性粘着剤層３の積層前でも後でもよ
い。加工精度の点からは積層後に切り込み５を入れるこ
とが好ましい。なお、切り込み５を設けるには、従来か
ら公知のカット方法を採用することができる。
【００１６】切り込み５の形状は各図に示すように直線
状に設けることが好ましいが、導電性支持体２の厚みが
大きい場合には、図２に示すように切り込み幅を適当に
大きくする方が図１（ｂ）に示すような接続時において
端子部４が屈曲しやすくなり好ましいものである。
状に設けることが好ましいが、導電性支持体２の厚みが
大きい場合には、図２に示すように切り込み幅を適当に
大きくする方が図１（ｂ）に示すような接続時において
端子部４が屈曲しやすくなり好ましいものである。
【００１７】さらに、本発明の粘着性シート電極におけ
る端子部４を図１（ｂ）に示すようなクリップにて挟着
接続する場合、導電性支持体２の素材によっては切り込
み端６に応力がかかり裂ける可能性がある。このような
場合には図３や図４に示すように、切り込み端６を鈎状
に屈曲させるか、もしくは切り込み端６に貫通孔を形成
することが好ましい。
る端子部４を図１（ｂ）に示すようなクリップにて挟着
接続する場合、導電性支持体２の素材によっては切り込
み端６に応力がかかり裂ける可能性がある。このような
場合には図３や図４に示すように、切り込み端６を鈎状
に屈曲させるか、もしくは切り込み端６に貫通孔を形成
することが好ましい。
【００１８】
【発明の効果】以上のように本発明の粘着性シート電極
は、導電性支持体の端部に特定の切り込みを設けてコネ
クターとの接続用の端子部としているので、測定機器の
コネクターと確実にかつ簡便に接続することができ、し
かもクリップなどと接続した際に、切り込みのない従来
のシート電極と比べて端子部の付け根部分への応力集中
が緩和されるので接続後も電極の脱落が生じないという
効果を奏する。
は、導電性支持体の端部に特定の切り込みを設けてコネ
クターとの接続用の端子部としているので、測定機器の
コネクターと確実にかつ簡便に接続することができ、し
かもクリップなどと接続した際に、切り込みのない従来
のシート電極と比べて端子部の付け根部分への応力集中
が緩和されるので接続後も電極の脱落が生じないという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】 （ａ）は本発明の粘着性シート電極の一実施
例を示す斜視図を示し、（ｂ）は（ａ）に示す電極の使
用状態を説明する側面図である。
例を示す斜視図を示し、（ｂ）は（ａ）に示す電極の使
用状態を説明する側面図である。
【図２】 本発明の粘着性シート電極の他の実施例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図３】 本発明の粘着性シート電極の他の実施例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図４】 本発明の粘着性シート電極の他の実施例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
１ 粘着性シート電極 ２ 導電性支持体 ３ 導電性粘着剤層 ４ 端子部 ５ 切り込み ６ 切り込み端 ７ コネクター
Claims (2)
- 【請求項１】 導電性支持体と導電性粘着剤層が積層さ
れ、該支持体の端部が導電性粘着剤層から外方向に突出
してコネクターとの接続用端子部が形成されてなる電極
であって、端子部の付け根部分両側から切り込みが設け
られていることを特徴とする粘着性シート電極。 - 【請求項２】 切り込み端が鈎状に屈曲しているか、も
しくは切り込み端に貫通孔が形成されている請求項１記
載の粘着性シート電極。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18380793A JP3169750B2 (ja) | 1993-07-26 | 1993-07-26 | 粘着性シート電極 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18380793A JP3169750B2 (ja) | 1993-07-26 | 1993-07-26 | 粘着性シート電極 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0731597A JPH0731597A (ja) | 1995-02-03 |
| JP3169750B2 true JP3169750B2 (ja) | 2001-05-28 |
Family
ID=16142232
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18380793A Expired - Fee Related JP3169750B2 (ja) | 1993-07-26 | 1993-07-26 | 粘着性シート電極 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3169750B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5434356B2 (ja) * | 2009-08-17 | 2014-03-05 | 日本電気株式会社 | 生体用電極 |
| JP6081067B2 (ja) * | 2012-03-12 | 2017-02-15 | 日本ビニールコード株式会社 | 生体電極装置 |
| JP5664879B2 (ja) * | 2012-09-26 | 2015-02-04 | Tdk株式会社 | 生体電極 |
| JP6090562B2 (ja) * | 2012-10-25 | 2017-03-08 | Tdk株式会社 | 生体電極 |
| JP6010203B2 (ja) * | 2015-10-05 | 2016-10-19 | 日本電信電話株式会社 | 導電体、生体電極、及び生体信号測定装置 |
| CA3115087A1 (en) * | 2018-10-12 | 2020-04-16 | Toray Industries, Inc. | Biological signal monitoring wear |
-
1993
- 1993-07-26 JP JP18380793A patent/JP3169750B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0731597A (ja) | 1995-02-03 |
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Legal Events
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