JPH063533Y2 - 電極用パッド - Google Patents
電極用パッドInfo
- Publication number
- JPH063533Y2 JPH063533Y2 JP1988155455U JP15545588U JPH063533Y2 JP H063533 Y2 JPH063533 Y2 JP H063533Y2 JP 1988155455 U JP1988155455 U JP 1988155455U JP 15545588 U JP15545588 U JP 15545588U JP H063533 Y2 JPH063533 Y2 JP H063533Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- woven fabric
- electrode
- pad
- electrode pad
- adhesive layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Electrotherapy Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、生体電極と皮膚面との間に介在させる電極用
パッドに関する。
パッドに関する。
(従来の技術) 粘着性含水ゲルを臨床医学用電極のパッドとして使用す
ることは知られている。
ることは知られている。
一般に粘着性含水ゲル体を皮膚面と電極との間に介在さ
せ、処置、測定等を行ったのち、電極部を持って剥がす
という操作を繰り返し行う場合、常にパッドが電極側に
付着した状態にあり、皮膚面に取られないことが必要で
ある。しかし通常使用されるパッドは、電極接触面と皮
膚接触面とがほぼ同一の接着性を有するために、使用後
電極部を持って剥がしたときパッドが皮膚側に残ること
がある。これを解決するために、粘着性含水ゲルにおけ
る表裏の粘着面々積に差をつけたり(実開昭58−48
208号)、表裏の粘差力に差をつけたり(実開昭58
−48209号)する方法がとられてきた。しかしこれ
らの方法はその製造が困難であるばかりかコストがきわ
めて高くなり、しかも効果も十分とはいえなかった。
せ、処置、測定等を行ったのち、電極部を持って剥がす
という操作を繰り返し行う場合、常にパッドが電極側に
付着した状態にあり、皮膚面に取られないことが必要で
ある。しかし通常使用されるパッドは、電極接触面と皮
膚接触面とがほぼ同一の接着性を有するために、使用後
電極部を持って剥がしたときパッドが皮膚側に残ること
がある。これを解決するために、粘着性含水ゲルにおけ
る表裏の粘着面々積に差をつけたり(実開昭58−48
208号)、表裏の粘差力に差をつけたり(実開昭58
−48209号)する方法がとられてきた。しかしこれ
らの方法はその製造が困難であるばかりかコストがきわ
めて高くなり、しかも効果も十分とはいえなかった。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案の目的は、性能および取扱い性に優れ、かつ処置
後電極部を持って引っ張ったときに常にパッドが電極と
ともに皮膚面から剥がれる電極用パッドを提供すること
であり、さらには効率よく生産し得る構造を有する電極
用パッドを提供することにある。
後電極部を持って引っ張ったときに常にパッドが電極と
ともに皮膚面から剥がれる電極用パッドを提供すること
であり、さらには効率よく生産し得る構造を有する電極
用パッドを提供することにある。
(問題点を解決するための手段)及び(実施例) 本考案は、含水ゲル体1,2と不織布3と粘着層4と非
粘着性材料5とより構成されるが、含水ゲル体は、通常
生体電極用パッドに用いられるものであれば特に制限は
ないが、皮膚および電極表面に対する適度な粘着性、導
電性と強度を有していることが望ましい。
粘着性材料5とより構成されるが、含水ゲル体は、通常
生体電極用パッドに用いられるものであれば特に制限は
ないが、皮膚および電極表面に対する適度な粘着性、導
電性と強度を有していることが望ましい。
含水ゲル体1,2は不織布3で内部補強されている必要
があり、このことは含水ゲル体の保形性の確保と製造に
際して有利である。不織布の材質に制限はないが、含水
ゲル前躯体が容易に不織布を濡らし浸透して良好な形状
となるために、レーヨン、ポリビニルアルコール、ポリ
エステル、ポリアミドまたはポリプロピレンが好まし
い。これら不織布は目付10〜60g/m2であることが
好ましく、目付が10g/m2に満たないときは内部補強
の効果に乏しく目付が60g/m2を超える場合は含水ゲ
ル層がそれ自体に要求される特性即ち導電性、信号伝導
性あるいは薬剤担持量が十分でなくなるために好ましく
ない。
があり、このことは含水ゲル体の保形性の確保と製造に
際して有利である。不織布の材質に制限はないが、含水
ゲル前躯体が容易に不織布を濡らし浸透して良好な形状
となるために、レーヨン、ポリビニルアルコール、ポリ
エステル、ポリアミドまたはポリプロピレンが好まし
い。これら不織布は目付10〜60g/m2であることが
好ましく、目付が10g/m2に満たないときは内部補強
の効果に乏しく目付が60g/m2を超える場合は含水ゲ
ル層がそれ自体に要求される特性即ち導電性、信号伝導
性あるいは薬剤担持量が十分でなくなるために好ましく
ない。
本考案の電極用パッドは不織布3を基体とし、それに含
水ゲル体を付設するが、含水ゲル体は不織布3の表面に
塗布あるいは積層させ、さらに浸透させて裏面にも含水
ゲル体を設け、したがって含水ゲル体1および含水ゲル
体2はその積層された層4と非粘着性材料5の表裏に電
気的に導通しているものである。
水ゲル体を付設するが、含水ゲル体は不織布3の表面に
塗布あるいは積層させ、さらに浸透させて裏面にも含水
ゲル体を設け、したがって含水ゲル体1および含水ゲル
体2はその積層された層4と非粘着性材料5の表裏に電
気的に導通しているものである。
本考案のパッドにおいては、不織布3の片面すなわち電
極接触面の含水ゲル体が積層されていない部分の一部に
粘着層4を設けるところに特徴を有する。粘着層4を形
成する粘着剤の種類は特に限定はなく、実質的に電気的
導通がなく、適当な粘着性を有していればよい。たとえ
ば、アクリル系、シリコン系等の粘着剤が好適に用いら
れる。また粘着層4の形状、面積等は表裏の粘着性のバ
ランス、フィルム7の剥がし易さ、皮膚からの剥がし易
さ等を考慮して決定される。
極接触面の含水ゲル体が積層されていない部分の一部に
粘着層4を設けるところに特徴を有する。粘着層4を形
成する粘着剤の種類は特に限定はなく、実質的に電気的
導通がなく、適当な粘着性を有していればよい。たとえ
ば、アクリル系、シリコン系等の粘着剤が好適に用いら
れる。また粘着層4の形状、面積等は表裏の粘着性のバ
ランス、フィルム7の剥がし易さ、皮膚からの剥がし易
さ等を考慮して決定される。
粘着層を設ける方法は特に限定はないが、たとえばスク
リーン塗装等の方法をとることができる。その際粘着剤
または粘着剤前躯体の不織布反対面への浸透を防ぐた
め、粘着層4は実質的に導電性を有しない非粘着層5の
上に設けるのが好ましい。
リーン塗装等の方法をとることができる。その際粘着剤
または粘着剤前躯体の不織布反対面への浸透を防ぐた
め、粘着層4は実質的に導電性を有しない非粘着層5の
上に設けるのが好ましい。
非粘着層5は、不織布3の含水ゲル体が積層されていな
い部分の一部にあって、不織布3の粘着層と同じ面また
は反対面あるいは両面に設けられる。非粘着層5は、粘
着層4を設ける際のコーティングをし易くするととも
に、含水ゲル体の成形性に寄与し、さらにパッド使用時
の取扱いを容易とする。非粘着層5の材料としては、上
記目的にかなうものであれば何でもよいが、たとえばポ
リエステル、アクリル、塩ビ、シリコン等の樹脂が好ま
しい。
い部分の一部にあって、不織布3の粘着層と同じ面また
は反対面あるいは両面に設けられる。非粘着層5は、粘
着層4を設ける際のコーティングをし易くするととも
に、含水ゲル体の成形性に寄与し、さらにパッド使用時
の取扱いを容易とする。非粘着層5の材料としては、上
記目的にかなうものであれば何でもよいが、たとえばポ
リエステル、アクリル、塩ビ、シリコン等の樹脂が好ま
しい。
含水ゲル体の形状は第1図、第2図および第3図のよう
に四角形のものに限らず第4図、第5図のように円形や
直線と曲線を組み合わせた形状のもののほか、だ円、多
角形等いかなる形状でもよい(第1〜第5図において、
点線内部に含水ゲル体が存在することを表している)。
また本考案の電極パッドの形状も同様に四角形、円形の
他いかなるものでもよい。通常、電極用パッドはそのま
ま表、裏の一部または全部をフィルム等のフィルム体
(紙、好ましくは剥離紙などを含む)で覆われた状態で
保管され、それを使用するに当っては、フィルム体7,
7′を剥がして片面を電極面に付設させ、他面皮膚に付
着させる。したがって、フィルム7,7′の形状も同様
に四角形、円形の他いかなるものでもよい。なお第5図
(a)、(b)、(c)、(d)のように取り扱いを容
易にするため凸部6を設けてもよい。凸部6を設けるこ
とにより、また粘着剤4をパッド周辺より若干内側に付
設する(第6〜8図)ことによりフィルム体7,7′の
離脱を容易とする。含水ゲル体、パッド、フィルム体
は、それらの形状、大きさにおいて、同一のものでもよ
いし、それぞれ異なるものであってもよい。たとえば、
含水ゲル体が第4図のような円形のものでパッドが第3
図のような正方形のものであってもよいし、フィルム体
7が第3図のものでフィルム体7′が第5図(b)のも
のであってもよい。
に四角形のものに限らず第4図、第5図のように円形や
直線と曲線を組み合わせた形状のもののほか、だ円、多
角形等いかなる形状でもよい(第1〜第5図において、
点線内部に含水ゲル体が存在することを表している)。
また本考案の電極パッドの形状も同様に四角形、円形の
他いかなるものでもよい。通常、電極用パッドはそのま
ま表、裏の一部または全部をフィルム等のフィルム体
(紙、好ましくは剥離紙などを含む)で覆われた状態で
保管され、それを使用するに当っては、フィルム体7,
7′を剥がして片面を電極面に付設させ、他面皮膚に付
着させる。したがって、フィルム7,7′の形状も同様
に四角形、円形の他いかなるものでもよい。なお第5図
(a)、(b)、(c)、(d)のように取り扱いを容
易にするため凸部6を設けてもよい。凸部6を設けるこ
とにより、また粘着剤4をパッド周辺より若干内側に付
設する(第6〜8図)ことによりフィルム体7,7′の
離脱を容易とする。含水ゲル体、パッド、フィルム体
は、それらの形状、大きさにおいて、同一のものでもよ
いし、それぞれ異なるものであってもよい。たとえば、
含水ゲル体が第4図のような円形のものでパッドが第3
図のような正方形のものであってもよいし、フィルム体
7が第3図のものでフィルム体7′が第5図(b)のも
のであってもよい。
第1〜8図は本考案の電極パッドの実施態様を示すもの
であって、第1〜5図はその平面図、第6〜8図は第1
図の模式的断面図である。
であって、第1〜5図はその平面図、第6〜8図は第1
図の模式的断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】含水ゲル体1.2、不織布3、粘着層4お
よび非粘着性材料5とからなり、含水ゲル体が積層され
た部分の不織布3の表裏における含水ゲル体は電気的に
導電しており、含水ゲル体が積層されていない部分の不
織布3の一部が非粘着性材料5で被覆されており、かつ
含水ゲル体が積層されていない部分の不織布3の片面の
一部に粘着層4を設けた電極用パッド。 - 【請求項2】フィルム7.7′がパットの表裏の一部ま
たは全部に積層された実用新案登録請求の範囲第1項に
記載した電極用パッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988155455U JPH063533Y2 (ja) | 1987-11-30 | 1988-11-29 | 電極用パッド |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62-182011 | 1987-11-30 | ||
JP18201187 | 1987-11-30 | ||
JP1988155455U JPH063533Y2 (ja) | 1987-11-30 | 1988-11-29 | 電極用パッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH021102U JPH021102U (ja) | 1990-01-08 |
JPH063533Y2 true JPH063533Y2 (ja) | 1994-02-02 |
Family
ID=31719058
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988155455U Expired - Lifetime JPH063533Y2 (ja) | 1987-11-30 | 1988-11-29 | 電極用パッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH063533Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013208442A (ja) * | 2006-09-11 | 2013-10-10 | Axelgaard Manufacturing Co Ltd | 端部保護を有する耐湿性電極 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6641091B2 (ja) * | 2015-03-04 | 2020-02-05 | 株式会社メッツ | 生体電極 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0411727U (ja) * | 1990-05-23 | 1992-01-30 |
-
1988
- 1988-11-29 JP JP1988155455U patent/JPH063533Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013208442A (ja) * | 2006-09-11 | 2013-10-10 | Axelgaard Manufacturing Co Ltd | 端部保護を有する耐湿性電極 |
JP2014237045A (ja) * | 2006-09-11 | 2014-12-18 | アクセルガード・マニュファクチュアリング・カンパニー・リミテッド | 端部保護を有する耐湿性電極 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH021102U (ja) | 1990-01-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |