JP3169656B2 - 通話先確認機能付き電話機 - Google Patents

通話先確認機能付き電話機

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通話相手の電話番号を
表示することによって確認することができる通話先確認
機能付き電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、LSI技術の発達等により高機能
化が進み、安価で操作しやすい電話機が出回っている。
例えば、保留,再ダイヤル,音量切り換え,短縮ダイヤ
ル,ワンタッチダイヤル機能等の基本的なものから、各
種の留守番機能やコードレス機能等まで多種多様な機能
が盛り込まれている。また、近年の液晶表示板(LC
D)の低価格化により、表示部を備えた電話機も出回っ
ており、操作性の向上に役立っている。
【0003】表示部を有する電話機を操作する場合、操
作者はこの表示部を見ながらキー入力等を行うことがで
きるため、キー入力ミスを発見できる利点がある。例え
ば、通話相手の電話番号をキー入力する際に表示部に表
示された電話番号を見ながらキー入力を行うことによ
り、即座に入力ミスを発見し、再度キー入力のやり直し
を行う。また、短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルを登
録する際に、表示部を見ながら電話番号の入力を行うこ
とができるので、登録ミスをなくすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した表
示部を有する従来の電話機においては、電話をかける際
に相手の電話番号を表示して入力ミスを防止するように
しているが、番号の入力と同時に発呼を行っていたた
め、相手の電話番号を確認する時間が短かった。そのた
め、入力ミスを確実に防止することができないという問
題点があった。
【0005】例えば、相手の電話番号を直接入力する場
合、入力する各桁の数字に対応してダイヤルパルスある
いはトーン信号が電話回線を介して交換機側に送出され
ており、表示部を見て入力ミスに気づいたときには既に
回線が接続されて相手が電話に出てしまっているという
ことも起こりうる。特に、プッシュホン回線を利用して
いる場合は、トーン信号の送出時間が短いため、相手が
電話に出るまでの時間も短くなる。
【0006】また、短縮ダイヤル機能やワッタッチ機能
を使用して発呼を行う場合には、相手の電話番号の全桁
が一度に表示されると同時に発呼を行うため、上述した
相手の電話番号を直接入力する場合よりもさらに確認時
間が短くなる。
【0007】本発明は、このような点に鑑みて創作され
たものであり、相手の電話番号を表示して、確実に入力
ミスを防止することができる通話先確認機能付き電話機
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明の通話先確認機能付き電話機は、通話相
手を特定する通話先指定手段と、通話先指定手段によっ
て特定された通話相手の電話番号を表示する表示部と、
通話相手への発呼開始を指示する発呼指示キーと、発呼
指示に応じて、前記通話先指定手段によって特定された
通話相手へ発呼を行う発呼手段とを備えることを特徴と
する。
【0009】
【作用】通話先指定手段によって通話相手が特定される
と、この特定された通話相手の電話番号を表示部に表示
する。電話機の操作者は表示された電話番号を見て通話
相手が正しいことを確認する。また、発呼手段による通
話相手への発呼は、通話先指定手段によって通話相手を
特定した後、発呼指示キーであるオンフックキーを操作
することにより行う。そのため、オンフックキーを操作
して発呼する前に、通話相手の確認時間を充分確保する
ことができる。
【0010】本発明においては、通話先指定手段によっ
て通話相手を特定して表示部にこの通話相手の電話番号
を表示する動作と、オンフックキーの操作に応じて発呼
を行う動作とを分けているため、発呼する前に通話相手
の電話番号を確認する時間を充分確保することができ、
確実に入力ミスを防止することができる。本発明では、
確認オフフックモード及び確認オンフックモードが
可能となる。確認オフフックモードとは、受話器を置
いた状態で話者が通話相手を指定し、その後話者が受話
器を手に持ち、この指定された通話相手の電話番号を表
示部で見て確認した後に発呼を行うモードである。確
認オンフックモードとは、受話器を置いた状態で通話相
手を指定し、この指定された通話相手の電話番号を表示
部で見て確認した後にオンフックモードで発呼を行うモ
ードである。ここで、上記各モードにおいて発呼指示キ
ーとしてオンフックキーが共に使用され、このオンフッ
クキーはオンフック機能を使用する場合にも用いられる
ため、操作するキーの数を増やさずにすみ、確認モード
を追加したにも拘わらず操作が複雑にならないという利
点がある。さらに、本発明の他の態様によれば、話者が
通話相手の電話番号を確認している最中に着信があった
場合は、発呼動作に優先してその着信を受けるようにし
ているため、確認時間を充分確保してもその間に着信で
きるという電話機能に影響を及ぼさないという利点があ
る。
【0011】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例につい
て詳細に説明する。
【0012】図1は、一実施例における通話先確認機能
付き電話機の構成を示す図である。同図において、CP
U10は、所定の動作プログラムを実行することによ
り、本実施例の電話機の全体を制御する。ROM12
は、CPU10の動作プログラムを格納する。後述する
通常オフフックモード,通常オンフックモード,確認オ
フフックモード,確認オンフックモードを実現するため
のプログラムは全てこのROM12に格納されている。
RAM14は、登録操作を行った通話相手の電話番号を
格納する。
【0013】LCD16は、10桁以上(例えば15
桁)の数字あるいは文字を表示する。発呼時は通話相手
の電話番号を表示し、通話時以外の待ち受け時には現在
時刻を表示している。LCD制御部18は、CPU10
からの指示に応じてLCD16を駆動し、電話番号や時
刻等を表示する制御を行う。LED(発光ダイオード)
20は、特定の入力キー(例えばテンキー)の裏側に取
り付けて入力キーを点灯あるいは点滅させる照明の役目
をなすものである。LED制御部22は、CPU10か
らの指示に応じてLED20を駆動し、LED20を点
灯あるいは点滅する制御を行う。クロック48は、現在
時刻を出力する他、所定時間(例えば数十秒)をカウン
トした後にCPU10に対してタイムアップ信号を出力
するタイマーとしての機能を有する。
【0014】入力部24は、各種入力キーを備えるとと
もに、各種の入力キーの入力制御機能を有し、いずれか
の入力キーが操作されたときにこの操作状態をCPU1
0に通知する。入力キーとしては、通話キー26,テン
キー28,ワンタッチキー30,短縮キー32,サーチ
キー34,カナ入力キー36等がある。通話キー26
は、後述する本実施例の確認オフフックモードと確認オ
ンフックモードの指定を行うためのものである。また、
この通話キー26は、受話器(図示せず)を置いたまま
発呼を行うオンフック機能を指定するオンフックキーを
兼ねている。テンキー28は、通話相手の電話番号を指
定するための数字キーである。ワンタッチキー30は、
登録されている通話相手を1回の押下操作で指定するた
めのものである。短縮キー32は、登録されている通話
相手を2桁の数字を入力することにより指定する際に、
2桁の数字に先立って押下するものである。サーチキー
34は、電話帳方式で通話相手指定するとともに、この
通話相手を登録する際に使用するためのものである。カ
ナ入力キー36は、片仮名文字を入力するためのもので
あり、このカナ入力キー36と上述したサーチキー34
の使用例については後述する。
【0015】また、入力部24はフックスイッチ38を
備えている。このフックスイッチ38は受話器(ハンド
セット)がフック状態にあるか否かを例えば機械的に検
出するものである。操作者が受話器をとったときにこの
フックスイッチ38がオフ状態になり、入力部24は、
このオフ状態をCPU10に通知する。
【0016】呼制御部40は、呼を発する発呼部42
と、呼を受け付ける着呼部44とを有している。CPU
10からの発呼指示に応じて呼制御部40内の発呼部4
2が発呼を行い、電話回線46に対してダイヤルパルス
あるいはトーン信号を送出する。また、電話回線46を
介して交換機側から呼が送られてきた場合、話者が受話
器をとることによりフックスイッチ38がオフ状態にな
ったときに着呼を行い、着呼信号をCPU10に送る。
【0017】上述したCPU10は、ROM12,RA
M14,LCD制御部18,LED制御部22,入力部
24,発呼部42,着呼部44およびクロック48とバ
スを介して接続されており、CPU10と各部との間で
信号の入出力を行う。
【0018】なお、通話先指定手段は入力部24,CP
U10,ROM12およびRAM14に相当する。表示
部はLCD16およびLCD制御部18に相当する。発
呼指示キーは入力部24内の通話キー26に相当する。
発呼手段は呼制御部40内の発呼部42に相当する。
【0019】図2は、本実施例の電話機の外観を示す図
である。また、図3は本電話機の上蓋を開いた状態を示
す図である。上蓋50は、樹脂製の薄い板状のものであ
り、この上蓋50上の各キーを押下することにより、本
体52上に設けられた各キーが押下されるようになって
いる。通話時には上蓋50を閉じた状態で電話機を操作
し、通話相手の登録等を行う際は開いて電話機を操作す
る。図3に示すように、テンキー28はカナ入力キー3
6を兼ねており、カナ入力キー36として使用する場合
にはその前にカナキー54を押下しておく。
【0020】次に、上述した構成を有する本実施例の電
話機の動作を説明する。図4〜図8は、本実施例の電話
機の動作手順を示す図である。
【0021】本実施例の電話機において通話相手を特定
する方式としては、直接電話番号を入力する方式、短縮
キーにより指定する方式、ワンタッチキーにより指定す
る方式、電話帳方式により指定する方式の4種類があ
り、本実施例の動作を説明する前に各方式について簡単
に説明する。
【0022】直接電話番号を入力する方式は、話者がテ
ンキー28を操作して通話相手の電話番号の各数字を順
次入力する方式であり、最も一般的に行われているもの
である。
【0023】短縮キーにより指定する方式は、上述した
ように短縮キー32を押下した後に2桁の数字をテンキ
ー28で指定することにより、この2桁の数字に対応す
る通話相手を特定するものである。この方式を使用する
ためには、予め特定の2桁数字に対応した電話番号を登
録しておく必要がある。例えば、図2に示した上蓋50
を閉じた状態で、登録キー(短縮キー32が兼ねてい
る)の押下、通話相手の電話番号の入力、短縮キー32
の押下、2桁の短縮番号の入力の順に操作して登録を行
う。入力された2桁の短縮番号と通話相手の電話番号は
CPU10の制御にしたがってRAM14に格納され
る。電話をかける際に、短縮キー32の押下に続けて2
桁の数字がテンキー28によって指定されると、CPU
10は対応する電話番号をRAM14から読み出すよう
になっている。
【0024】ワンタッチキーにより指定する方式は、上
述したように1つのワンタッチキーを押下するだけで、
このワンタッチキーに対応する通話相手を特定するもの
である。短縮キーを使用する場合と同様に、この方式を
使用する場合も、予め特定のワンタッチキーに対応した
電話番号を登録しておく必要がある。例えば、図2に示
した上蓋50を閉じた状態で、登録キーの押下、通話相
手の電話番号の入力、いずれかのワンタッチキー30
(図2に示した本実施例では『1』〜『5』のいずれ
か)の押下の順に操作して登録を行う。指定したワンタ
ッチキー30の番号と通話相手の電話番号はRAM14
に格納され、電話をかける際にワンタッチキー30を押
下すると、CPU10は対応する電話番号をRAM14
から読み出す。
【0025】電話帳方式により指定する方式は、LCD
16上に名前を順次表示して、あるいは頭文字入力によ
ってサーチした結果を表示して、特定の通話相手を指定
するものである。この方式を使用するためには、予め名
前と電話番号を登録しておく必要がある。例えば、図3
に示した上蓋50を開いた状態で、登録キーの押下、通
話相手の電話番号の入力、登録キーの押下、カナ入力キ
ー36による名前の入力、登録キーの押下の順に操作し
て登録を行う。入力した名前と電話番号はRAM14に
格納され、電話をかける際に読み出される。特定の通話
相手を指定するには、サーチキー34を押下する。1回
目の押下に応じてLCD16には「ナマエ?」と表示さ
れ、続けて所定のカナ入力キー36を押下する。例え
ば、カ行(カキクケコ)で始まる名前を呼び出したい場
合は、カ行のカナ入力キー36を押下する。このカナ入
力キー36の押下に応じて最初に表示される名前が呼び
出したい名前でない場合には、呼び出したい名前が出て
くるまでサーチキー34あるいはカ行のカナ入力キー3
6を押下して、特定の通話相手を指定する。
【0026】なお、上述した各方式における登録の仕方
や電話帳方式における通話相手の指定の仕方については
一例を揚げて説明したが、操作性等を考慮して各種の変
形が考えられる。
【0027】次に、本実施例の電話機の各通話モードに
ついて詳細に説明する。
【0028】電話機の通話モードには、確認オフフッ
クモード,確認オンフックモード,通常オフフック
モード,通常オンフックモードの4種類がある。
【0029】ここで、確認オフフックモードとは、受
話器を置いた状態で話者が通話相手を指定し、その後話
者が受話器を手に持ち、この指定された通話相手の電話
番号をLCD16で見て確認した後に発呼を行うモード
である。確認オンフックモードとは、話者がオンフッ
ク機能を指定し、受話器を置いた状態で通話相手を指定
し、この指定された通話相手の電話番号をLCD16で
見て確認した後に発呼を行うモードである。通常オフ
フックモードとは、話者が受話器を手に持った状態で通
話相手を指定すると同時あるいは指定の直後に発呼を行
うモードである。通常オンフックモードとは、話者が
オンフック機能を指定し、受話器を置いた状態で通話相
手を指定すると同時にあるいは指定の直後に発呼を行う
モードである。
【0030】およびの確認モードは本実施例で新た
に追加したものであり、およびの通常モードは特に
話者が通話相手の電話番号を確認する特別の手順を設け
ない一般の電話機が有するものである。本実施例の電話
機は、この〜の全てのモードを、操作手順の採択に
より任意に選択して使用することができる。
【0031】本電話機の電源が投入されると、先ず、時
計表示を行う(ステップ100)。クロック48が出力
する現在時刻をLCD制御部18の制御によってLCD
16に表示する。
【0032】次に、着信ありか否かの判定を行う(ステ
ップ101)。着呼部44で相手からの呼を検出してい
ない場合は否定判断を行い、次に、いずれかのキー入力
あるいはフックスイッチ38がオンになったか否かを判
定する(ステップ102)。キー入力がなく、受話器も
置かれたままであるときは否定判断を行って、ステップ
101に戻る。従って、電話機が待ち受け中であれば、
このステップ101および102の処理を繰り返す。
【0033】電話機が待ち受け中に着信があるとステッ
プ101で肯定判断を行い、所定の着信動作を行った後
着信相手との通話を開始する。
【0034】いずれかのキー入力等があるとステップ1
02で肯定判断を行い、次に、フックスイッチ38がオ
フ状態になったか否かを判定する(ステップ103)。
フックスイッチ38のオフ状態を検出したときは肯定判
断を行い、後述する通常オフフックモードの動作に移
行する。
【0035】フックスイッチ38がオン状態の場合はス
テップ103で否定判断を行い、次に、通話キー26が
押下されたか否かを判定する(ステップ104)。ここ
で押下される通話キー26はオンフックキーとして押下
されたものであり、この通話キー26の押下を検出する
と、ステップ104で肯定判断を行って、後述する通
常オンフックモードの動作に移行する。
【0036】通話キー26が押下されていない場合はス
テップ104で否定判断を行い、次に、通話相手の指定
が行われたか否かを判定する(ステップ105)。通話
相手指定以外のキー操作が行われた場合(例えば留守番
電話機能に関するキー操作)は、ステップ105で否定
判断を行って該当する処理を行う。
【0037】また、通話相手を指定する方式には上述し
た4種類の方式、即ち、直接電話番号を入力する方式、
短縮キーにより指定する方式、ワンタッチキーにより指
定する方式、電話帳方式により指定する方式がある。い
ずれかの方式により通話相手が指定されるとステップ1
05で肯定判断を行い、次に、通話相手の指定が終了し
たか否かを判定する(ステップ106)。ワンタッチキ
ーによる場合は即座に指定が終了するので肯定判断を行
い、以下のステップ108の処理に進む。また、その他
の方式による場合は指定に時間がかかるのでステップ1
06で否定判断を行い、着信ありか否かの判定を行う
(ステップ107)。着信がない場合は否定判断を行
い、ステップ106(指定終了の判定)に戻って処理を
繰り返す。通話相手を指定しているときに着信があった
場合は、ステップ107で肯定判断を行い、着信動作を
優先的に行う。このように着信を優先させていることか
ら、誤って通話キーが押された場合に通話中に発呼して
しまう事態を禁止できる。
【0038】次に、指定された相手の電話番号をLCD
16に表示する(ステップ108)。直接電話番号を入
力する方式により通話相手の電話番号がキー入力された
場合は、この電話番号データを一旦RAM14に格納す
るとともに、順次入力される数字をLCD16に表示す
る。また、それ以外の方式により通話相手が指定される
と、RAM14に既に格納してある電話番号データを読
み出してLCD16に表示する。この表示は、所定時間
(例えば15秒間)行い、話者はこの表示を見ることに
より、電話をかけようとしている相手の電話番号が正し
いかどうかを確認することができる。なお、この状態で
は、発呼部42からの発呼は行われておらず、確認が終
了するまで充分な時間(この場合は15秒まで)を確保
することが可能になる。
【0039】次に(ステップ108の表示動作と並行し
て)、フックスイッチ38がオフ状態になったか否かを
判定する(ステップ109)。話者が通話相手の電話番
号を確認した後に受話器を手に取ると、フックスイッチ
38がオフ状態になり、ステップ107で肯定判断を行
い、後述する確認オフフックモードの動作に移行す
る。
【0040】フックスイッチ38がオン状態の場合はス
テップ109で否定判断を行い、次に、通話キー26が
押下されたか否かを判定する(ステップ110)。通話
キー26が押下されている場合は肯定判断を行い、後述
する確認オンフックモードの動作に移行する。
【0041】通話キー26が押下されていない場合(話
者が通話相手を指定した後にいずれのキー入力等も行わ
なかった場合、あるいは通話に関係ない他のキーを押下
した場合)は、次に、所定時間経過したか否かを判定す
る(ステップ111)。クロック48のタイマー機能を
駆動し、所定時間(例えば10秒)経過後に出力される
タイムアップ信号を監視して判定を行い、タイムアップ
信号を検出していない場合はステップ111で否定判断
を行い、次に、着信ありか否かの判定を行う(ステップ
112)。着信がない場合は否定判断を行い、ステップ
109の処理に戻る。着信があった場合は、ステップ1
12で肯定判断を行い、着信動作を優先的に行う。従っ
て、所定時間内はステップ109から112までの処理
を繰り返して入力待ちの状態にあり、この状態のときに
着信があった場合は着信動作を行う。また、所定時間が
経過するとステップ111で肯定判断を行い、ステップ
100に戻って最初の待ち受け状態に復帰する。
【0042】このように、ステップ107および112
において着信ありか否かの判定を行うことにより、発呼
前に話者が電話機を操作している最中に着信があった場
合には、この着信動作を優先的に行うようになってい
る。従って、重要な要件でかかってくる電話を確実に受
けることができる。
【0043】確認オフフックモード ステップ109で肯定判断(話者がLCD16の表示を
見て通話相手の確認を行い、その後受話器を手に取るこ
とにより、フックスイッチがオフ状態になった場合)を
行った後、話者により通話キー26が押下されると(ス
テップ113)、発呼を行う(ステップ114)。CP
U10は、RAM14に格納してある通話相手の電話番
号を読み出し、この電話番号を呼制御部40内の発呼部
42に送り、この発呼部42から電話回線46にダイヤ
ルパルスあるいはトーン信号を送出して発呼を行う。
【0044】また、LED制御部22に点滅指示を送
り、LED制御部22の制御によってLED20を所定
時間(例えば5秒)点滅する(ステップ115)。この
LED20の点滅は、発呼していることを電話機の操作
者に視覚的に知らせるために行うものである。
【0045】次に、話者による通話(ステップ116)
の後、ステップ100に戻って待ち受け状態に復帰す
る。
【0046】確認オンフックモード ステップ110で肯定判断(話者がLCD16の表示を
見て通話相手の確認を行い、その後通話キー26が押下
した場合)を行うと、次に、発呼を行う(ステップ11
7)。即ち、このモードで通話キー26を押下すると、
オンフックモードの設定と発呼開始が共に実施される。
この後、確認オフフックモードと同様に、RAM14か
ら電話番号を読み出して発呼部42に送り、電話回線4
6にダイヤルパルスあるいはトーン信号を送出して発呼
を行う。また、LED制御部22の制御によりLED2
0を点滅する(ステップ118)。
【0047】その後、通話相手が電話に出て、スピーカ
ー(図示せず)から通話相手の音声が聞こえてくると、
話者が受話器を手に取る。このとき、フックスイッチの
オフ状態を検出し(ステップ119)、話者による通話
(ステップ120)の後、ステップ100に戻って待ち
受け状態に復帰する。
【0048】なお、通話キー26をオンフックキーで兼
用することで、確認オフフックモード、確認オンフック
モード共に、発呼開始の指示キーが通話キー26とな
り、操作性を複雑にすることがなくなる。
【0049】通常オフフックモード ステップ103で肯定判断(待ち受け状態において話者
が受話器を手にとった場合)を行うと、LED制御部2
2に点灯指示を送り、LED制御部22の制御によって
LED20を点灯する(ステップ121)。
【0050】次に、話者による通話相手の指定が行われ
る(ステップ122)。この指定は、上述した4種類
(直接電話番号を入力する方式等)のいずれかにより行
われ、指定された通話相手の電話番号をLCD16に表
示する。
【0051】また、この電話番号の表示動作と並行し
て、この指定された通話相手に対して発呼を行う(ステ
ップ123)とともに、LED制御部22の制御により
LED20を点滅する(ステップ124)。直接電話番
号を入力することにより通話相手が指定されると、ステ
ップ122で市外局番および市内局番の各桁の数字がテ
ンキー28によって入力されると同時に、入力された各
桁の数字に対応したダイヤルパルスあるいはトーン信号
を送出して発呼を行う。短縮キーによる指定等のそれ以
外の方式により通話相手が指定されると、指定終了と同
時にRAM14から電話番号を呼び出し、この電話番号
の各桁の数字に対応したダイヤルパルスあるいはトーン
信号を送出した発呼を行う。
【0052】その後、話者による通話(ステップ12
5)の後、ステップ100に戻って待ち受け状態に復帰
する。
【0053】通常オンフックモード ステップ104で肯定判断(待ち受け状態において話者
が通話キー24を押下した場合)を行うと、LED制御
部22の制御によってLED20を点灯する(ステップ
126)。
【0054】次に、話者による通話相手の指定が行わ
れ、指定された通話相手の電話番号をLCD16に表示
する(ステップ127)。また、この電話番号の表示動
作と並行して、この指定された通話相手に対して発呼を
行う(ステップ128)とともに、LED制御部22の
制御によりLED20を点滅する(ステップ129)。
【0055】その後、通話相手が電話に出て、スピーカ
ーから通話相手の音声が聞こえてくると、話者が受話器
を手に取る。このとき、フックスイッチのオン状態を検
出し(ステップ130)、話者による通話(ステップ1
31)の後、ステップ100に戻って待ち受け状態に復
帰する。
【0056】このように、本実施例においては、電話機
が待ち受け時に、話者が受話器を手に取るか、あるいは
オンフックキーを兼用している通話キー26を押下する
という一般的な電話機の操作を行った場合には、通常
オフフックモードによる通話あるいは通常オンフック
モードによる通話が可能となる。これは従来操作と同じ
であり、使用者に混乱を与えない。また、電話機が待ち
受け時に、話者が最初に電話番号の入力等により通話相
手の指定を行い、その後上述した一般的な電話機の操作
を行った場合には、確認オフフックモードによる通話
あるいは確認オンフックモードによる通話が可能とな
る。しかも、このおよびの確認モードによれば、通
話相手の電話番号をLCD16に表示した後、通話キー
26が押下されるまで発呼は行われないので、話者は通
話相手の電話番号を確認する時間を充分確保し、確実に
入力ミスを防止することができる。また、及びの確
認モードによれば、発呼可能な表示(相手先番号の表
示)を所定時間実施し、その後何も入力が無ければ時計
表示に戻り、時計表示に戻る前に通話に移ったことを判
断して又はのモードでの発呼を実施できるものであ
る。
【0057】また、通話キー26がオンフックキーも兼
ねているため、オンフック機能を使用する場合であって
も、操作するキーの数を増やさずにすみ、確認モードを
追加したにも関わらず操作が複雑にならないという利点
もある。
【0058】また、本実施例では、話者が通話相手の電
話番号を確認している最中に着信があった場合は、発呼
動作に優先してその着信を受けるようにしているため、
確認時間を充分確保しても電話機能に影響を及ぼさない
という利点もある。
【0059】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が
可能である。
【0060】
【0061】次に、本発明の構成により初めて実現でき
る機能に関して説明する。従来のように、相手先番号の
指定操作の終了と同時に発呼を開始する電話機では、例
えば短縮キーによる指定の途中又はその終了後に、ワン
タッチ方式への指定に変更するには、一旦受話器をおい
て最初からやり直さなければならなかった。本発明で
は、確認モードの際には通話キー26の操作があるまで
発呼されないので、指定方式の変更を任意に行わせるこ
とができる。このためには、通話キー26の操作前であ
れば、CPU10は入力部24にて最新に入力されたキ
ーの機能を優先し、それ以前の異なるモードを実現する
キーの機能を解除させればよい。例えば短縮キーによる
指定方式の操作途中又はその終了後でも、新たにワンタ
ッチ方式の指定入力があると、CPU10は以前の短縮
による指定動作を解除し、それとは異なるワンタッチの
指定機能を優先する。
【0062】この機能を実現するには、図4のフローチ
ャートに下記の判断ステップを追加すれば良い。まず、
ステップ106とステップ107との間に、「前回の指
定方式とは異なるキー操作がされたか」の判断ステップ
を挿入する。この判断がYESであれば、ステップ10
5に戻り、判断がNOであればステップ107に移行す
る。さらに、上記と同じ判断ステップをステップ109
の前に挿入する。ここでの判断がYESであれば、ステ
ップ105に戻り、判断がNOであればステップ109
に移行する。そして、ステップ111での判断がNOで
ある場合も、ステップ109の実施の前に上記判断ステ
ップを経由するようにする。こうすれば、指定操作の途
中でも、あるいは指定操作の終了後であって相手先電話
番号の表示後でも、新たなキーの操作を受け付け、その
最新のキー入力に基づく機能を優先して実施できる。さ
らに、上記判断ステップを図4のステップ109と図5
のステップ113との間に挿入することもできる。ここ
での判断がYESであった場合、既にフックスイッチが
オフとなっているので、通常オフフックモードで発呼さ
せれば良い。
【0063】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、通話
先指定手段によって通話相手を特定して表示部にこの通
話相手の電話番号を表示する動作と、発呼指示キーの操
作に応じて発呼を行う動作とを分けているため、発呼す
る前に通話相手の電話番号を確認する時間を充分確保す
ることができ、確実に入力ミスを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例における通話先確認機能付き電話機の
構成を示す図である。
【図2】本実施例の電話機の外観を示す図である。
【図3】本実施例の電話機の上蓋を開いた状態を示す図
である。
【図4】本実施例の電話機の動作手順を示す図である。
【図5】本実施例の電話機の動作手順を示す図である。
【図6】本実施例の電話機の動作手順を示す図である。
【図7】本実施例の電話機の動作手順を示す図である。
【図8】本実施例の電話機の動作手順を示す図である。
【符号の説明】
10 CPU 12 ROM 14 RAM 16 LCD 24 入力部 26 通話キー 42 発呼部
ST012101
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 1/56 H04M 1/274

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通話相手を特定する通話先指定手段と、 前記通話先指定手段によって特定された通話相手の電話
    番号を表示する表示部と、 通話相手への発呼開始を指示する発呼指示キーと、 前記発呼指示に応じて、前記通話先指定手段によって特
    定された通話相手へ発呼を行う発呼手段と、受話器を外さずに発呼を行うオンフックモードを指定す
    るオンフックキーと、を有し、 前記発呼指示キーが前記オンフックキーにて兼用され、 前記通話先指定手段によって通話相手が指定され、前記
    表示部によってこの通話相手の電話番号が表示され、そ
    の後に前記オンフックキーが操作されると、前記発呼手
    段はオンフック状態で発呼を行う ことを特徴とする通話
    先確認機能付き電話機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記通話先指定手段によって通話相手が指定され、前記
    表示部によってこの通話相手の電話番号が表示された後
    に受話器が外されてオフフック状態に設定されると、前
    記発呼手段は、オフフック状態にて前記オンフックキー
    の操作による発呼指示をまって発呼を行うことを特徴と
    する通話先確認機能付き電話機。
  3. 【請求項3】 通話相手を特定する通話先指定手段と、 前記通話先指定手段によって特定された通話相手の電話
    番号を表示する表示部と、 通話相手への発呼開始を指示する発呼指示キーと、 前記発呼指示に応じて、前記通話先指定手段によって特
    定された通話相手へ発呼を行う発呼手段とを有し、前記
    発呼指示キーによる発呼指示に応じて前記発呼手段によ
    る発呼を行う前に着信があった場合には、それ以前の発
    呼に関する動作状態が解除され、着信動作が優先して行
    われることを特徴とする通話先確認機能付き電話機。
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