JP3169462B2 - ドア・ロック・システムのデータ入力機 - Google Patents
ドア・ロック・システムのデータ入力機Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子的方法でドアの解
錠を行うドア・ロック・システムにおいて用いられるデ
ータ入力機に関する。
錠を行うドア・ロック・システムにおいて用いられるデ
ータ入力機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のドア・ロック・システムはキー
の紛失・盗難に容易に対応できるためホテルのような公
共宿泊施設に広く利用されている。図5は、カードキー
により解錠を行う従来システムにおけるデータ入力装置
の使用状況を示したものである。ドア1には、錠とその
コントロール回路とを含んだドアゲートとよばれる装置
3が取り付けられており、このドアゲート3にはカード
キーを挿入するためのスロット5が設けられている。こ
のスロット5にカードキーを挿入すると、カードキーの
データがスロット内のキーリーダ/ライタ(キーR/
W)によって読み取られ、予めドアゲート3内のコント
ロール回路に設定してある室番号およびゲートID番号
(以下、ID番号と総称する)と照合される。そして、
照合結果が一致すれば、解錠がなされる。
の紛失・盗難に容易に対応できるためホテルのような公
共宿泊施設に広く利用されている。図5は、カードキー
により解錠を行う従来システムにおけるデータ入力装置
の使用状況を示したものである。ドア1には、錠とその
コントロール回路とを含んだドアゲートとよばれる装置
3が取り付けられており、このドアゲート3にはカード
キーを挿入するためのスロット5が設けられている。こ
のスロット5にカードキーを挿入すると、カードキーの
データがスロット内のキーリーダ/ライタ(キーR/
W)によって読み取られ、予めドアゲート3内のコント
ロール回路に設定してある室番号およびゲートID番号
(以下、ID番号と総称する)と照合される。そして、
照合結果が一致すれば、解錠がなされる。
【0003】さて、データ入力機7は、このドアゲート
3内のコントロール回路にID番号やその他必要なデー
タを前もって設定する作業(以下、初期化作業という)
で使用される。この初期化作業の手順は図6のフローチ
ャートに示す通りである。
3内のコントロール回路にID番号やその他必要なデー
タを前もって設定する作業(以下、初期化作業という)
で使用される。この初期化作業の手順は図6のフローチ
ャートに示す通りである。
【0004】まず、ホテル側の特定者のみに使用が許さ
れたマスターカード9を用意し(S1)、そして、図5
に示すように、データ入力機7をドアゲート3のデータ
入力機用コネクタに接続する(S2,S3)と共に、マ
スターカード9をドアゲート3のスロット5に挿入する
(S4)。すると、マスターカード9のデータ(カード
データという)がドアゲート3内に読み込まれ、ドアゲ
ート3を経由してデータ入力機7へ転送される。このカ
ードデータにはマスターカードかゲストカードかという
カード種別と、マスターカード9の使用を許された者の
みが知る暗証コードとが含まれている。
れたマスターカード9を用意し(S1)、そして、図5
に示すように、データ入力機7をドアゲート3のデータ
入力機用コネクタに接続する(S2,S3)と共に、マ
スターカード9をドアゲート3のスロット5に挿入する
(S4)。すると、マスターカード9のデータ(カード
データという)がドアゲート3内に読み込まれ、ドアゲ
ート3を経由してデータ入力機7へ転送される。このカ
ードデータにはマスターカードかゲストカードかという
カード種別と、マスターカード9の使用を許された者の
みが知る暗証コードとが含まれている。
【0005】データ入力機7は転送されてきたカードデ
ータから、まずカード種別をチェックし(S6)、マス
ターカードであれば、次に、データ入力機7のキーパッ
ドから作業者によって入力された暗証コードを受け(S
8)、この暗証コードとカードデータの暗証コードとを
照合する(S9)。そして、両者が一致すれば、ID番
号や各種初期値のデータ入力機7への入力(S13,S
14)が許され、その入力された値はデータ入力機7か
らドアゲート3へ転送されてゲート内のコントロール回
路に登録される(S15)。
ータから、まずカード種別をチェックし(S6)、マス
ターカードであれば、次に、データ入力機7のキーパッ
ドから作業者によって入力された暗証コードを受け(S
8)、この暗証コードとカードデータの暗証コードとを
照合する(S9)。そして、両者が一致すれば、ID番
号や各種初期値のデータ入力機7への入力(S13,S
14)が許され、その入力された値はデータ入力機7か
らドアゲート3へ転送されてゲート内のコントロール回
路に登録される(S15)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この従来システムにお
ける初期化作業の1つの問題は、マスターカード9のデ
ータが、カードゲート3およびデータ入力機7によって
認識されるという点である。初期化作業は、このドア・
ロック・システムのセキュリティを確保する上で最も重
要な作業の1つであり、作業権のない者によって悪用さ
れるようなことがあってはならない。そのためには、マ
スターカード9上のセキュリティ情報が盗まれないよう
にする必要がある。その観点において、従来のようにカ
ードゲート3やデータ入力機7といったカード9外の機
器によってセキュリティ情報認識されてしまうことは、
このセキュリティ情報へのアクセスの可能性を生むこと
となり、望ましくない。
ける初期化作業の1つの問題は、マスターカード9のデ
ータが、カードゲート3およびデータ入力機7によって
認識されるという点である。初期化作業は、このドア・
ロック・システムのセキュリティを確保する上で最も重
要な作業の1つであり、作業権のない者によって悪用さ
れるようなことがあってはならない。そのためには、マ
スターカード9上のセキュリティ情報が盗まれないよう
にする必要がある。その観点において、従来のようにカ
ードゲート3やデータ入力機7といったカード9外の機
器によってセキュリティ情報認識されてしまうことは、
このセキュリティ情報へのアクセスの可能性を生むこと
となり、望ましくない。
【0007】さらに、従来の初期化作業における別の問
題は、ドアゲート3のキーR/Wを利用する点である。
このキーR/Wは連日頻繁に使用されているのが通常で
あるから、故障がほとんどないとはいえない。従来の初
期化作業は、このキーR/Wにマスターカードを挿入す
る必要があるため、もし、キーR/Wが故障した場合に
は、回復するまで初期化作業が行えず、その間、その室
のセキュリティ確保のために特別の手段を講じなければ
ならないという問題がある。
題は、ドアゲート3のキーR/Wを利用する点である。
このキーR/Wは連日頻繁に使用されているのが通常で
あるから、故障がほとんどないとはいえない。従来の初
期化作業は、このキーR/Wにマスターカードを挿入す
る必要があるため、もし、キーR/Wが故障した場合に
は、回復するまで初期化作業が行えず、その間、その室
のセキュリティ確保のために特別の手段を講じなければ
ならないという問題がある。
【0008】従って、本発明の目的は、ドアゲートの初
期化作業のためのデータ入力機の使用を可能にするため
のセキュリティ情報へのアクセスを不可能にし、且つ、
ドアゲートのキーR/Wが故障しても初期化作業が行え
るようにし、ドア・ロック・システムのセキュリティを
向上させることにある。
期化作業のためのデータ入力機の使用を可能にするため
のセキュリティ情報へのアクセスを不可能にし、且つ、
ドアゲートのキーR/Wが故障しても初期化作業が行え
るようにし、ドア・ロック・システムのセキュリティを
向上させることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、ドア・ロック
・システムのドアゲートに初期化データを設定するため
のデータ入力機において、暗証コードを入力するための
コード入力機と、ICキーが挿入されるICキーリーダ
/ライタと、コード入力機から入力された暗証コードを
前記ICキーリーダ/ライタを介して前記ICキーへ送
るコード送信手段と、正しい暗証コードを入力した時に
前記ICキーから返送される正常レスポンスを受けて、
前記初期化データの前記ドアゲートへの設定を許可する
許可手段とを有するデータ入力機を提供する。
・システムのドアゲートに初期化データを設定するため
のデータ入力機において、暗証コードを入力するための
コード入力機と、ICキーが挿入されるICキーリーダ
/ライタと、コード入力機から入力された暗証コードを
前記ICキーリーダ/ライタを介して前記ICキーへ送
るコード送信手段と、正しい暗証コードを入力した時に
前記ICキーから返送される正常レスポンスを受けて、
前記初期化データの前記ドアゲートへの設定を許可する
許可手段とを有するデータ入力機を提供する。
【0010】
【作用】ドアゲートの初期化を行う場合、データ入力機
にICキーを挿入した上で、このデータ入力機をドアゲ
ートに接続し、そしてコード入力手段から暗証コードを
入力する。この入力された暗証コードはデータ入力機か
らICキーへ送られ、ICキー内で暗証コードの照合が
なされる。照合の結果、正しい暗証コードであれば、I
Cキーから正常レスポンスがデータ入力機に返される。
この正常レスポンスを受けて、データ入力機はドアゲー
トへの初期化データの設定を許す。
にICキーを挿入した上で、このデータ入力機をドアゲ
ートに接続し、そしてコード入力手段から暗証コードを
入力する。この入力された暗証コードはデータ入力機か
らICキーへ送られ、ICキー内で暗証コードの照合が
なされる。照合の結果、正しい暗証コードであれば、I
Cキーから正常レスポンスがデータ入力機に返される。
この正常レスポンスを受けて、データ入力機はドアゲー
トへの初期化データの設定を許す。
【0011】
【実施例】図1は本発明に係るデータ入力機の一実施例
を外観を示す。
を外観を示す。
【0012】図1に示すデータ入力機11は、図1に示
した従来のデータ入力機7と同様に番号入力用キーパッ
ド13とメッセージ表示器15とドアゲート接続用コネ
クタ17とを有する他、さらにICキー(マイクロコン
ピュータを含んだIC23を搭載したキー)21を挿入
するためのスロット19を有している。
した従来のデータ入力機7と同様に番号入力用キーパッ
ド13とメッセージ表示器15とドアゲート接続用コネ
クタ17とを有する他、さらにICキー(マイクロコン
ピュータを含んだIC23を搭載したキー)21を挿入
するためのスロット19を有している。
【0013】データ入力機11内には、ICキーリーダ
・ライタ(ICキーR/W)とコントロール回路とが設
けられている。ICキーR/Wは、スロット19に挿入
されたICキー21上のIC23に接続して、そのIC
23からデータを読みだし、且つそのIC23へデータ
を入力する機能を持つ。コントロール回路は、ICキー
R/W、キーパッド13、表示器15およびコネクタ1
7に接続されており、ICキー21のデータをICキー
R/Wを介して読み込んだり、キーパッド13から入力
されたデータをICキーR/wを介してICキー21へ
送ったり、種々のメッセージを表示器15に表示した
り、ICキー21から読み込んだデータをコネクタ17
を介してドアゲートに送ったりする機能を有している。
・ライタ(ICキーR/W)とコントロール回路とが設
けられている。ICキーR/Wは、スロット19に挿入
されたICキー21上のIC23に接続して、そのIC
23からデータを読みだし、且つそのIC23へデータ
を入力する機能を持つ。コントロール回路は、ICキー
R/W、キーパッド13、表示器15およびコネクタ1
7に接続されており、ICキー21のデータをICキー
R/Wを介して読み込んだり、キーパッド13から入力
されたデータをICキーR/wを介してICキー21へ
送ったり、種々のメッセージを表示器15に表示した
り、ICキー21から読み込んだデータをコネクタ17
を介してドアゲートに送ったりする機能を有している。
【0014】このデータ入力機11は、図5に示したよ
うなカードキーにより解錠するタイプのドアゲートの初
期化作業に使用できるだけでなく、ICキーにより解錠
するタイプのドアゲートにも適用できる。
うなカードキーにより解錠するタイプのドアゲートの初
期化作業に使用できるだけでなく、ICキーにより解錠
するタイプのドアゲートにも適用できる。
【0015】図6は、このデータ入力機11を用いてド
アゲートの初期化作業を行う時の手順を示す。
アゲートの初期化作業を行う時の手順を示す。
【0016】まず、ホテルのフロントなどに設置されて
いるキー発行機を用いて、データ入力専用のICキー
(以下、マスターキーという)を作成する(S21)。
このマスターキー上のICには、マスターキーか否かと
いうキー種別、初期化作業権を持った特定者のみが知る
暗証コード、ドアゲートへ設定されるべき室番号やゲー
トIDなどのデータ(以下、設定データという)、およ
びデータ入力機11内のコントロール回路にドアゲート
に対するデータ設定処理を自動的に行わせるための自動
オペレーションデータが記憶されている。
いるキー発行機を用いて、データ入力専用のICキー
(以下、マスターキーという)を作成する(S21)。
このマスターキー上のICには、マスターキーか否かと
いうキー種別、初期化作業権を持った特定者のみが知る
暗証コード、ドアゲートへ設定されるべき室番号やゲー
トIDなどのデータ(以下、設定データという)、およ
びデータ入力機11内のコントロール回路にドアゲート
に対するデータ設定処理を自動的に行わせるための自動
オペレーションデータが記憶されている。
【0017】次に、データ入力機11のコネクタ17を
ドアゲートのコネクタに接続し(S22)、データ入力
機11の電源を入れ、キーパッド13によりドアゲート
初期化モードを選択する(S23)。
ドアゲートのコネクタに接続し(S22)、データ入力
機11の電源を入れ、キーパッド13によりドアゲート
初期化モードを選択する(S23)。
【0018】次に、データ入力機11のスロット19に
マスターキーを挿入するS(24)。すると、データ入
力機11内では、マスターキーに記憶されている上述の
データのうち、キー種別データがキーR/Wを介してコ
ントロール回路に読み込まれる(S25)。コントロー
ル回路はキー種別をチェックし(S26)、マスターキ
ーでない場合には表示器15にエラー表示を出力し(S
27)、マスターキーの場合には暗証コードの入力を促
すメッセージを表示器に表示させる。その後、作業者が
キーパッド13より暗証コードを入力する(S28)
と、コントロール回路はその入力された暗証コードをキ
ーR/Wを介してマスターキーへ送信する(S29)。
マスターキーを挿入するS(24)。すると、データ入
力機11内では、マスターキーに記憶されている上述の
データのうち、キー種別データがキーR/Wを介してコ
ントロール回路に読み込まれる(S25)。コントロー
ル回路はキー種別をチェックし(S26)、マスターキ
ーでない場合には表示器15にエラー表示を出力し(S
27)、マスターキーの場合には暗証コードの入力を促
すメッセージを表示器に表示させる。その後、作業者が
キーパッド13より暗証コードを入力する(S28)
と、コントロール回路はその入力された暗証コードをキ
ーR/Wを介してマスターキーへ送信する(S29)。
【0019】次に、マスターキーのICがデータ入力機
11から入力された暗証コードを予め記憶している暗証
コードと照合することによって、その入力された暗証コ
ードが正しいか否かチェックし(S30)、正しくなけ
ればエラーレスポンスをデータ入力機11へ返送し(S
32)、それを受けてデータ入力機11のコントロール
回路が処理終了メッセージを表示器15に表示させて処
理が終了する(S33)。一方、入力された暗証コード
が正しい場合には、マスターキーのICは正常レスポン
スをデータ入力機11へ返送する(S34)。
11から入力された暗証コードを予め記憶している暗証
コードと照合することによって、その入力された暗証コ
ードが正しいか否かチェックし(S30)、正しくなけ
ればエラーレスポンスをデータ入力機11へ返送し(S
32)、それを受けてデータ入力機11のコントロール
回路が処理終了メッセージを表示器15に表示させて処
理が終了する(S33)。一方、入力された暗証コード
が正しい場合には、マスターキーのICは正常レスポン
スをデータ入力機11へ返送する(S34)。
【0020】正常レスポンスを受けると、データ入力機
11のコントロール回路がキーR/Wを介して、マスタ
ーキーのICから自動オペレーションデータおよび設定
データを読み込む(S35)。そして、コントロール回
路は、読み込んだ自動オペレーションデータに従って、
読み込んだ設定データをコネクタ17を介してドアゲー
トへ送信してドアゲート内に登録処理を自動的に行う
(S36)。この設定処理が終了したならば、コントロ
ール回路は処理終了メッセージを表示器15に表示させ
て処理を完了する(S37)。
11のコントロール回路がキーR/Wを介して、マスタ
ーキーのICから自動オペレーションデータおよび設定
データを読み込む(S35)。そして、コントロール回
路は、読み込んだ自動オペレーションデータに従って、
読み込んだ設定データをコネクタ17を介してドアゲー
トへ送信してドアゲート内に登録処理を自動的に行う
(S36)。この設定処理が終了したならば、コントロ
ール回路は処理終了メッセージを表示器15に表示させ
て処理を完了する(S37)。
【0021】以上の過程において、セキュリティを確保
するための暗証番号の照合処理はマスターキーのIC内
で行われ、予め設定された暗証番号はマスターキー外へ
出ることがない。そのため、暗証番号が盗まれる恐れが
無く、安全性が高い。
するための暗証番号の照合処理はマスターキーのIC内
で行われ、予め設定された暗証番号はマスターキー外へ
出ることがない。そのため、暗証番号が盗まれる恐れが
無く、安全性が高い。
【0022】さらに、作業者毎に許されているオペレー
ションを規定した情報もマスターカードのICに書き込
んでおくようにすると、データ入力機11の使用権が被
権者に解放した場合にも、作業者毎に使用できる機能が
限定されるために安全である。さらに、操作をしらない
者への教育目的等のために、試用オペレーションを行う
ための暗証コードも用意しておくと、セキュリティを損
なうことなくそうした目的にも活用でき便利である。
ションを規定した情報もマスターカードのICに書き込
んでおくようにすると、データ入力機11の使用権が被
権者に解放した場合にも、作業者毎に使用できる機能が
限定されるために安全である。さらに、操作をしらない
者への教育目的等のために、試用オペレーションを行う
ための暗証コードも用意しておくと、セキュリティを損
なうことなくそうした目的にも活用でき便利である。
【0023】図3は本発明に係るデータ入力機の別の実
施例を示す。
施例を示す。
【0024】この実施例が図1の実施例と異なる点は、
ドアゲートとの接続端子として、ICキーと同じ形状と
電気インタフェースとを持つICキー形端子33を採用
している点である。このデータ入力機31は、ICキー
による解錠を行うタイプのドアゲートに専用に用いられ
る。
ドアゲートとの接続端子として、ICキーと同じ形状と
電気インタフェースとを持つICキー形端子33を採用
している点である。このデータ入力機31は、ICキー
による解錠を行うタイプのドアゲートに専用に用いられ
る。
【0025】このデータ入力機31を用いたドアゲート
の初期化作業の手順は、このデータ入力機31をドアゲ
ートに接続する方法としてICキー形端子33をドアゲ
ートのICキーR/Wに挿入する点を除き、図2を参照
して既に説明した手順と同じである。
の初期化作業の手順は、このデータ入力機31をドアゲ
ートに接続する方法としてICキー形端子33をドアゲ
ートのICキーR/Wに挿入する点を除き、図2を参照
して既に説明した手順と同じである。
【0026】このデータ入力機31のメリットは、ドア
ゲートにデータ入力機接続用の特別のコネクタを設ける
必要がないこと、および、データ入力機31のICキー
形端子33をデータ入力機31のスロット19へ挿入し
てデータ入力機31のセルフテストが行えるようにする
ことができることである。
ゲートにデータ入力機接続用の特別のコネクタを設ける
必要がないこと、および、データ入力機31のICキー
形端子33をデータ入力機31のスロット19へ挿入し
てデータ入力機31のセルフテストが行えるようにする
ことができることである。
【0027】図4は、図3のデータ入力機31とICキ
ー発行機とからなるシステム構成例を示した者である。
ー発行機とからなるシステム構成例を示した者である。
【0028】ICキー発行機41は、例えばホテルのフ
ロントに設置されたコンピュータであり、据え置き形の
ICキーR/W43と組み合わされ、そして、このIC
キーR/W43を介してICキーをホテル内の施設で利
用できるような形に発行するためのソフトウェアが組込
まれている。
ロントに設置されたコンピュータであり、据え置き形の
ICキーR/W43と組み合わされ、そして、このIC
キーR/W43を介してICキーをホテル内の施設で利
用できるような形に発行するためのソフトウェアが組込
まれている。
【0029】データ入力機31は、そのICキー形端子
33をICキー発行機41のICキーR/W43に挿入
することにより、ICキー発行機41と交信ができる。
この交信機能を利用すると、以下のような便利な利用方
法が可能である。
33をICキー発行機41のICキーR/W43に挿入
することにより、ICキー発行機41と交信ができる。
この交信機能を利用すると、以下のような便利な利用方
法が可能である。
【0030】(1) データ入力機31を使用してドア
ゲートの初期化を行った履歴をデータ入力機31内に残
しておき、この履歴をICキー発行機41に転送するこ
とにより、ICキー発行機41において正しく初期化が
行われたか否かのチェックや、全ドアゲートの現況の把
握や、この現況に合致しない誤ったICキー発行の防止
などに役立てることができる。また、ICキー発行機4
1からデータ入力機31に対して、データ入力機41を
用いて行える種々のオペレーションに関してセキュリテ
ィ上必要な制限をかけることができる。
ゲートの初期化を行った履歴をデータ入力機31内に残
しておき、この履歴をICキー発行機41に転送するこ
とにより、ICキー発行機41において正しく初期化が
行われたか否かのチェックや、全ドアゲートの現況の把
握や、この現況に合致しない誤ったICキー発行の防止
などに役立てることができる。また、ICキー発行機4
1からデータ入力機31に対して、データ入力機41を
用いて行える種々のオペレーションに関してセキュリテ
ィ上必要な制限をかけることができる。
【0031】(2) ICキー発行機41を使用してI
Cキーを発行する時、他のシステムで使用されているI
Cキーをデータ入力機31に挿入して必要な部分のデー
タだけをデータ入力機31に読取り、そしてこのデータ
入力機31のICキー形端子33を据え置き形キーR/
W43に挿入することにより、発行機41側のハードお
よびソフトを変更することなく、必要な情報を処理でき
る。例えば、ホテル内のメイドキーとして使っているI
Cキーをデータ入力機31に挿入すると共に、暗証番号
をデータ入力機31のキーパッドから入力し、この入力
された暗証番号がメイドキー内の暗証番号と一致すれば
一時的にメイドキー内にマスタファイルを作成し、そし
てこの状態でデータ入力機31のICキー形端子33を
据え置き型キーR/W43に挿入すると、ICキー発行
機41はメイドキーをマスターキーとして扱うことがで
きる。ただし、発行操作が終われば、マスターファイル
は自動消去され、データ入力機31に挿入されたICキ
ーは元のメイドキーに戻る。
Cキーを発行する時、他のシステムで使用されているI
Cキーをデータ入力機31に挿入して必要な部分のデー
タだけをデータ入力機31に読取り、そしてこのデータ
入力機31のICキー形端子33を据え置き形キーR/
W43に挿入することにより、発行機41側のハードお
よびソフトを変更することなく、必要な情報を処理でき
る。例えば、ホテル内のメイドキーとして使っているI
Cキーをデータ入力機31に挿入すると共に、暗証番号
をデータ入力機31のキーパッドから入力し、この入力
された暗証番号がメイドキー内の暗証番号と一致すれば
一時的にメイドキー内にマスタファイルを作成し、そし
てこの状態でデータ入力機31のICキー形端子33を
据え置き型キーR/W43に挿入すると、ICキー発行
機41はメイドキーをマスターキーとして扱うことがで
きる。ただし、発行操作が終われば、マスターファイル
は自動消去され、データ入力機31に挿入されたICキ
ーは元のメイドキーに戻る。
【0032】(3) データ入力機31を初めて使用す
る場合、データ入力機31そのものを初期化(例えば、
そのホテルに合わせたコードデータを書き込む)しなけ
ればならない。この場合、ICキー発行機41側からホ
テル固有の建物コードをデータ入力機31に送って初期
化を行う。その際、ICキー発行機41のソフトが悪用
されて別のホテルの建物コードが設定できたら、そのデ
ータ入力機31は別のホテルにおいて悪用される恐れが
ある。そこで、データ入力機31の初期化の際、データ
入力機31に当該ホテルで通用するICキーを挿入して
おき、ICキー発行機41が発する建物コードと、その
ICキーの建物コードとが一致しなければ初期化ができ
ないようにして置けば、上記のような悪用が防げる。
る場合、データ入力機31そのものを初期化(例えば、
そのホテルに合わせたコードデータを書き込む)しなけ
ればならない。この場合、ICキー発行機41側からホ
テル固有の建物コードをデータ入力機31に送って初期
化を行う。その際、ICキー発行機41のソフトが悪用
されて別のホテルの建物コードが設定できたら、そのデ
ータ入力機31は別のホテルにおいて悪用される恐れが
ある。そこで、データ入力機31の初期化の際、データ
入力機31に当該ホテルで通用するICキーを挿入して
おき、ICキー発行機41が発する建物コードと、その
ICキーの建物コードとが一致しなければ初期化ができ
ないようにして置けば、上記のような悪用が防げる。
【0033】以上、本発明の好適な実施例を説明した
が、これら実施例の持つメリットを挙げれば、以上の通
りである。
が、これら実施例の持つメリットを挙げれば、以上の通
りである。
【0034】(1) 暗証コードの照合がデータ入力機
に挿入されたICキー内で行われ、暗証コードがICキ
ー外のラインへ出ないため、暗証コードへのアクセスが
ほとんど不可能であり、安全性が高い。
に挿入されたICキー内で行われ、暗証コードがICキ
ー外のラインへ出ないため、暗証コードへのアクセスが
ほとんど不可能であり、安全性が高い。
【0035】(2) データ入力機使用権チェック用の
ソフトを、データ入力機又はドアゲートに組込む必要が
ない。
ソフトを、データ入力機又はドアゲートに組込む必要が
ない。
【0036】(3) ICキー内にプログラムされた自
動オペレーションデータに従って自動的な初期値設定が
できるため、作業者の手動入力の煩わしさがなくなる。
また、この自動オペレーションデータはICキー内に書
かれているので安全性が高い。さらに、異なるオペレー
ション毎に異なるマスターキーを用意しておけば、その
マスターキーを使いわけることで、データ入力機の細か
い使い方を知らなくても種々のオペレーションが可能と
なる。
動オペレーションデータに従って自動的な初期値設定が
できるため、作業者の手動入力の煩わしさがなくなる。
また、この自動オペレーションデータはICキー内に書
かれているので安全性が高い。さらに、異なるオペレー
ション毎に異なるマスターキーを用意しておけば、その
マスターキーを使いわけることで、データ入力機の細か
い使い方を知らなくても種々のオペレーションが可能と
なる。
【0037】(4) 設定の履歴をICキーのメモリへ
書き込むようにすることによりデータ入力機にメモリを
持たせなくても、誤設定の確認がICキーを通して行え
る。
書き込むようにすることによりデータ入力機にメモリを
持たせなくても、誤設定の確認がICキーを通して行え
る。
【0038】(5) ドアゲート側のICキーR/Wが
故障しても、データ入力機の使用権チェックが行え、処
理が可能である。また、ドアゲート故障状況のデータを
ドアゲートからデータ入力機側へ取り込むことにより、
故障状況の把握が可能である。
故障しても、データ入力機の使用権チェックが行え、処
理が可能である。また、ドアゲート故障状況のデータを
ドアゲートからデータ入力機側へ取り込むことにより、
故障状況の把握が可能である。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
データ入力機の使用を許すための暗証コードの照合がI
Cキー上のマイクロコンピュータ内で行われ、暗証コー
ドのようなセキュリティデータが外部ライン上に出ない
ため、安全性が高い。更に、ドアゲートのキーR/Wが
故障しても初期作業が行えるので、ドアロック・システ
ムのセキュリティを向上させることができる。
データ入力機の使用を許すための暗証コードの照合がI
Cキー上のマイクロコンピュータ内で行われ、暗証コー
ドのようなセキュリティデータが外部ライン上に出ない
ため、安全性が高い。更に、ドアゲートのキーR/Wが
故障しても初期作業が行えるので、ドアロック・システ
ムのセキュリティを向上させることができる。
【図1】本発明に係るデータ入力機の一実施例の外観を
示す斜視図。
示す斜視図。
【図2】図1のデータ入力機を用いた初期化作業の手順
を示すフローチャート。
を示すフローチャート。
【図3】本発明に係るデータ入力機の別の実施例の外観
を示す斜視図。
を示す斜視図。
【図4】図3のデータ入力機とICカード発行機とを組
み合わせたシステム構成例を示す斜視図。
み合わせたシステム構成例を示す斜視図。
【図5】従来のデータ入力機の使用状況を示す斜視図。
【図6】従来の初期化作業の手順を示すフローチャー
ト。
ト。
11,31 データ入力機 13 キーパッド 15 表示器 17 ドアゲート接続コネクタ 19 スロット 33 ICキー形接続端子 41 ICキー発行機 43 据え置き型ICキーリーダ/ライタ
Claims (1)
- 【請求項1】 ドア・ロック・システムのドアゲートに
初期化データを設定するためのデータ入力機において、 暗証コードを入力するためのコード入力機と、 ICキーが挿入されるICキーリーダ/ライタと、 コード入力機から入力された暗証コードを、前記ICキ
ーリーダ/ライタを介して前記ICキーへ送るコード送
信手段と、 正しい暗証コードを入力した時に前記ICキーから返送
される正常レスポンスを受けて、前記初期化データの前
記ドアゲートへの設定を許可する許可手段とを有するデ
ータ入力機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35637592A JP3169462B2 (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | ドア・ロック・システムのデータ入力機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35637592A JP3169462B2 (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | ドア・ロック・システムのデータ入力機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06193321A JPH06193321A (ja) | 1994-07-12 |
JP3169462B2 true JP3169462B2 (ja) | 2001-05-28 |
Family
ID=18448706
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35637592A Expired - Fee Related JP3169462B2 (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | ドア・ロック・システムのデータ入力機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3169462B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3110014B2 (ja) * | 1998-03-31 | 2000-11-20 | 綜合警備保障株式会社 | 警備切替用識別装置 |
JP4723418B2 (ja) * | 2006-05-17 | 2011-07-13 | トヨタホーム株式会社 | 建物の施解錠システム |
-
1992
- 1992-12-21 JP JP35637592A patent/JP3169462B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06193321A (ja) | 1994-07-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |