JP4787028B2 - カードロックシステム - Google Patents

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Description

本発明は、例えばホテルの客室、オフィスビルの出入り口、住宅玄関扉等に採用されるカードロックシステムに係り、特にカード式電気錠が記憶する起動ソフトやイニシャルデータ等の電気錠データの更新や各種データのバックアップを手間と時間をかけずに簡便に行うことができるカードロックシステムに関するものである。
近年、ホテルやオフィスビル等の商業施設や公共施設の入出口、集合住宅や一般住宅のエントランスや玄関等にはカード式電気錠が広く普及している。このカード式電気錠は、各所の電気錠毎に予め割り当てられた特定の暗号や施解錠情報等の各種データが記憶されたカード状記憶媒体を鍵カードとして用い、この鍵カードに記憶された各種データ(例えば特定の暗号による施解錠データ)を読み取り、読み取った各種データを予め登録された情報と照合して正当性を判別し、正常に認証した場合のみ錠前の施解錠を行うものである。
このようなカード式電気錠は、ピッキング等の不正な施解錠行為を防止し、且つ、鍵の複製が非常に困難なため、セキュリティー面において信頼されている。また、各鍵カード毎の各種データをホストコンピューターで管理しているため、データ破損等の心配がなく、鍵カードを紛失した場合においても鍵カードを再発行することが可能である。そして、このようなカード式電気錠を用いたカードロックシステムとしては、例えば下記特許文献1に開示される出入管理システムが知られている。
特許文献1に開示される出入管理システム101は、図4に示すように、出入管理ゲートとしてのドア102と、ドア102に取り付けられた電気錠103と、ドア102を通過しようとする人の個人情報を識別する複数の個人識別装置として作用する複数の磁気カードリーダ104および105と、これら複数の磁気カードリーダ104および105に接続され、電気錠103を制御するカードコントローラ106とを備えて概略構成される。
カードコントローラ106は、電気錠103に接続された唯一の電気錠駆動部K(104,105)と、複数の磁気カードリーダ104および105のうち何れかが識別した個人情報が、ドア103の通過を許可されている人の情報か否かを判定し、通過を許可されている人の情報であれば、電気錠駆動部K(104,105)に電気錠103を駆動する信号を発生させ、ドア103を開にする判定部107とを有している。また、カードコントローラ106には、管理ソフトウエアを搭載したコンピュータ108が通信ケーブル109で接続されている。
特開2001−241226号公報
ところで、この種の従来のカードロックシステムでは、カード式電気錠の起動ソフト等のプログラムやイニシャルデータを、基板上に実装されたフラッシュメモリ等の記憶手段に記憶させていた。具体的には、例えばパソコン等の管理端末をカード式電気錠と電気的に接続してネットワークを構築し、管理端末を操作して記憶手段に対するカード式電気錠のプログラムやイニシャルデータの変更や各種データのバックアップを行っていた。
しかしながら、上述した管理端末を使用してカード式電気錠のデータの更新やバックアップを行う従来の構成では、管理端末とカード式電気錠との間でネットワークを構築する必要があった。これにより、システムを構築するための所期設定が必要となり、費用が嵩むだけでなく、例えば記憶手段に破損があった場合には、管理端末からプログラムを再ダウンロードする必要があり、時間と手間がかかってしまうという問題があった。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、従来のような管理端末を用いたネットワークを構築する必要なく、カード式電気錠が記憶する起動ソフトやイニシャルデータ等の電気錠データの更新や各種データのバックアップを時間と手間をかけずに行うことができるカードロックシステムを提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、請求項1に記載されたカードロックシステムは、予めカードに記憶された施解錠情報の正当性を判別し、正常に認証したときのみ錠前を施解錠するカード式電気錠を備えたカードロックシステムにおいて、
前記カード式電気錠との間で非接触通信可能とされ、最新プログラムや変更済イニシャルデータを含む更新用の電気錠データが保存されたスマートカードと、
データの更新やデータのバックアップを指示する処理実行情報が記憶されたトリガカードとを用い、
前記カード式電気錠は、プログラムやイニシャルデータを含む電気錠データを記憶する記憶手段を備え、前記トリガカードから読み込んだ処理実行情報をトリガとして、前記スマートカードからの更新用の電気錠データによる前記記憶手段の電気錠データの更新又は前記スマートカードへの前記記憶手段の電気錠データのバックアップを選択的に行うことを特徴とする。
請求項2に記載されたカードロックシステムは、予めカードに記憶された施解錠情報の正当性を判別し、正常に認証したときのみ錠前を施解錠するカード式電気錠を備えたカードロックシステムにおいて、
前記カード式電気錠との間で非接触通信可能とされ、最新プログラムや変更済イニシャルデータからなる更新用の電気錠データが保存されたスマートカードと、
データの更新を指示する更新実行情報が記憶されたデータ更新用カードとを用い、
前記カード式電気錠は、プログラムやイニシャルデータを含む電気錠データを記憶する記憶手段を備え、前記電気錠データの更新時に、前記データ更新用カードから取得した前記更新実行情報をトリガとして、前記スマートカードから更新用の電気錠データを読み出し、前記記憶手段に記憶された電気錠データを前記更新用の電気錠データによって更新することを特徴とする。
請求項3に記載されたカードロックシステムは、予めカードに記憶された施解錠情報の正当性を判別し、正常に認証したときのみ錠前を施解錠するカード式電気錠を備えたカードロックシステムにおいて、
前記カード式電気錠との間で非接触通信可能とされ、各種データを保存するためのスマートカードと、
データのバックアップを指示するバックアップ実行情報が記憶されたデータバックアップ用カードとを用い、
前記カード式電気錠は、プログラムやイニシャルデータを含む電気錠データを記憶する記憶手段を備え、前記電気錠データのバックアップ時に、前記データバックアップ用カードから取得した前記バックアップ実行情報をトリガとして、前記記憶手段に記憶された電気錠データを前記スマートカードに書き込んでバックアップすることを特徴とする。
請求項4に記載されたカードロックシステムは、予めカードに記憶された施解錠情報の正当性を判別し、正常に認証したときのみ錠前を施解錠するカード式電気錠を備えたカードロックシステムにおいて、
前記カード式電気錠との間で非接触通信可能とされ、少なくとも最新プログラムや変更済イニシャルデータを含む更新用の電気錠データが保存されたスマートカードと、
データの更新又はデータのバックアップを指示する更新/バックアップ実行情報が記憶されたデータ更新/バックアップ用カードとを用い、
前記カード式電気錠は、プログラムやイニシャルデータを含む電気錠データを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された前記電気錠データの更新又はバックアップの何れかを選択する操作手段とを備え、該操作手段によって前記電気錠データの更新が選択されたときに、前記スマートカードから読み出した更新用の電気錠データによって前記記憶手段に記憶された電気錠データを更新し、前記操作手段によって前記電気錠データのバックアップが選択されたときには、前記記憶手段に記憶された電気錠データを前記スマートカードに書き込んでバックアップすることを特徴とする。
請求項5に記載されたカードロックシステムは、請求項1〜4の何れかに記載のカードロックシステムにおいて、
前記カード式電気錠との間で非接触通信可能とされ、最新プログラムや変更済イニシャルデータからなる更新用の電気錠データが保存されたスマートカードを搭載したデータ通信器を備え、
前記カード式電気錠は、前記データ通信器との間で非接触通信を行い、該データ通信器に搭載の前記スマートカードに保存された更新用の電気錠データに基づく前記記憶手段の電気錠データの更新やバックアップを行う通信手段を備えたことを特徴とする。
本発明のカードロックシステムは、従来のような管理端末を用いたシステムを構築することなく、カード式電気錠に記憶された起動ソフト等のプログラムやイニシャルデータを含む電気錠データの更新や各種データのバックアップを必要に応じて手間と時間をかけずに行うことができる。
また、請求項4に記載されたカードロックシステムによれば、トリガカードを1枚のデータ更新/バックアップ用カードで兼用してデータの更新やバックアップを行うことができる。
さらに、請求項5に記載されたカードロックシステムによれば、トリガカードを用いた構成と、データ通信器を用いた構成とを状況に応じて使い分けることができる。
以下、本発明の最良の形態について、添付した図面を参照しながらそれぞれ詳細に説明する。図1は本発明に係るカードロックシステムの第1形態を説明するための概略ブロック図、図2は本発明に係るカードロックシステムの第2形態を説明するための概略ブロック図、図3は本発明に係るカードロックシステムの第3形態を説明するための概略ブロック図である。
本例のカードロックシステム1は、例えばホテルの客室、オフィスビルの出入り口、住宅玄関扉等に採用され、起動ソフト等の最新プログラムや変更済イニシャルデータを含む更新用の電気錠データを対象となるカード式電気錠10に記憶するべくリード/ライト機能を有するスマートカード31に予め記憶させておき、このスマードカード31をカード式電気錠10に装着した状態で、予め発行されたトリガカード(データ更新用カード21、データバックアップ用カード22、データ更新/バックアップ用カード24)から読み込んだ処理実行情報(更新実行情報、バックアップ実行情報)をトリガとして、カード式電気錠10に対する電気錠データの更新やカード式電気錠10からのデータのバックアップを行っている。
まず、本例のカードロックシステム1で使用する各種カードについて説明する。データ更新用カード21及びデータバックアップ用カード22は、錠前を施解錠するために必要なカード情報として施解錠情報が予め記憶された例えば磁気カード、ICカード、非接触ICチップ内蔵カードのカード状記憶媒体からなる施解錠用カード23と同形式のカード状記憶媒体で構成される。
データ更新用カード21には、処理実行情報としての更新実行情報がカード情報として記憶されている。また、データバックアップ用カード22には、処理実行情報としてのバックアップ実行情報がカード情報として記憶されている。これらのカード21,22は、カード式電気錠10に記憶された電気錠データの更新やカード式電気錠10からの各種データのバックアップを行う際のトリガとなるトリガカードとして用いられる。
スマートカード31は、例えばEEPROM内蔵のICチップを搭載したリード/ライト可能なカード状記憶媒体で構成される。このスマートカード31は、例えば管理室に設置された管理用端末からカード式電気錠10を起動させるための最新のプログラム(起動ソフト)やカード式電気錠10の変更に伴う変更済イニシャルデータを含む最新の電気錠データを記憶しており、データ更新又はデータバックアップ用の記憶媒体として用いられる。
次に、本例のカードロックシステム1の第1形態について詳細に説明する。図1に示すように、第1形態のカードロックシステム1は、カード読取手段11、制御手段12、記憶手段13、照合判別手段14、スマートカード読書手段15、表示手段16、駆動機構17、電源部18を備えて構成される。
カード読取手段11は、例えば磁気カード、ICカード、非接触ICチップ内蔵カード等からなる施解錠用カード23、データ更新用カード21及びデータバックアップ用カード22に記憶された各種カード情報を読み取るためのカードリーダで構成される。このカード読取手段11は、オペレータの所定操作により各カードに記憶されるカード情報を読み取り、この読み取った各種カード情報を制御手段12に出力している。
制御手段12は、例えばCPUのマイクロコンピュータで構成され、カード読取手段11が読み取った施解錠用カード23からの施解錠情報と、記憶手段13に予め記憶された認証用の施解錠情報とを照合してその正当性を判別し、正常に認証したときのみ錠前を施解錠制御している。また、制御手段12は、錠前の施解錠に関する施解錠情報の入出力制御の他、錠前の施解錠時に駆動機構17を駆動させるための駆動制御信号の出力、電源部18から駆動機構17への電源供給の制御、スマートカード読書手段15が読み書きする情報に基づく表示手段16の表示制御、錠前からモニタ情報として入力される状態信号(例えば、扉の開閉状態信号、錠前の施解錠状態信号)の判別処理を行っている。
さらに、制御手段12は、カード読取手段11がデータ更新用カード21から更新実行情報を読み取ったときに、その更新実行情報の入力に伴い、スマートカード31に記憶されている電気錠データと予め記憶手段13に記憶されている電気錠データとの照合判別をするための照合実行信号を照合判別手段14に出力している。また、制御手段12は、カード読取手段11がデータバックアップ用カード22からバックアップ実行情報を読み取ったときには、そのバックアップ実行情報の入力に伴い、記憶手段13に記憶された各種データをスマートカード31にバックアップするためのバックアップ実行信号をスマートカード読書手段15に出力している。
記憶手段13は、例えば磁気的、光学的記憶媒体若しくはROM、RAMの半導体メモリで構成される。この記憶手段13は、カード式電気錠10に関する機器情報、カード読取手段11からの施解錠情報が錠前を施解錠する正当な情報であるか否かを判別するための認証用施解錠情報、モニタ情報としての状態信号(扉の開閉状態信号や錠前の施解錠状態信号)の他、施解錠制御を行うための起動ソフト等のプログラムやイニシャルデータを含む電気錠データ、カード式電気錠10に関する各種データを記憶している。
照合判別手段14は、制御手段12から照合実行信号が入力されたときに、スマートカード31に記憶された最新の電気錠データ(最新プログラムや変更済イニシャルデータ)と、記憶手段13に記憶された電気錠データとを照合判別する。そして、照合判別手段14は、照合の結果、記憶手段13に記憶された電気錠データのバージョンやデータ情報がスマートカード31に記憶された最新の電気錠データのバージョンやデータ情報よりも古いと判別した場合のみ、必要な電気錠データの更新を実行するための更新実行信号をスマートカード読書手段15に出力している。
スマートカード読書手段15は、各種データの読み書き機能を備えたカードリーダ/ライタで構成される。スマートカード読書手段15は、照合判別手段14から更新実行信号が入力されたときに、スマートカード31に記憶された最新の電気錠データを記憶手段13に上書きして電気錠データの更新を行い、更新が正常に完了したか否かを示す更新状態信号を制御手段12に出力している。また、スマートカード読書手段15は、制御手段12からバックアップ実行信号が入力されたときに、記憶手段13に記憶された各種データをスマートカード31に書き込んで各種データのバックアップを行い、バックアップが正常に完了したか否かを示すバックアップ状態信号を制御手段12に出力している。
表示手段16は、例えばLEDの発光素子で構成され、制御手段12の制御により電気錠データの更新やバックアップが正常に行われたか否かを識別可能に表示する。
駆動機構17は、例えばモータやソレノイドの駆動装置と錠前で構成され、制御手段12から入力される駆動制御信号により錠前を施錠または解錠するべく駆動し、扉枠の係止穴に対してデッドボルトを突出(施錠時)又は引き込む(解錠時)ことにより錠前が施解錠される。
電源部18は、例えば商用電源(AC100V)である外部電源で構成され通電金具を介してカード式電気錠101を構成する各部に電源を供給する。また、電源部18は、錠前やエスカチオン(化粧板)の内部に着脱可能に設けられる電池で構成し、この電池からカード式電気錠10を構成する各部に電源を供給することもできる。
次に、上述した第1形態のカードロックシステム1の処理動作として、記憶手段13に記憶された電気錠データを更新する動作例と、記憶手段13に記憶された電気錠データをバックアップする動作例についてそれぞれ具体的に説明する。
ここでは、ホテルの客室毎に設置されたカード式電気錠10を例に挙げ、カード式電気錠10の記憶手段13に記憶された電気錠データの更新またはバックアップを行う場合の例について説明する。
まず、カード式電気錠10の記憶手段13に記憶された電気錠データを更新する処理動作について説明する。オペレータは、更新が必要な記憶手段13を備えたカード式電気錠10が設置されている客室に出向き、予めホテルのフロントや管理室等に設置された管理用端末で最新の電気錠データを記憶させておいたスマートカード31をスマートカード読書手段15としてのカードリーダ/ライタのカード挿入口に挿入する。また、カード読取手段11としてのカードリーダ/ライタのカード挿入口にデータ更新用カード21を挿入する。データ更新用カード21が挿入されると、このデータ更新用カード21の更新実行情報をトリガとして、照合判別手段14が記憶手段13に記憶された電気錠データとスマートカード31に記憶された電気錠データとの照合を開始する。この照合の結果、電気錠データの更新が必要と判別されると、スマートカード読書手段15は、スマートカード31から必要な電気錠データのみを記憶手段13に上書きして記憶手段13の電気錠データを更新する。そして、電気錠データの更新後、更新が正常に終了した場合は表示手段16が緑色に点灯し、正常に処理が実行されない場合には表示手段16が赤色に点灯する。
次に、カード式電気錠10の記憶手段13に記憶された各種データのバックアップ時の処理動作について説明する。オペレータは、カード式電気錠10の記憶手段13に記憶された各種データをバックアップするため客室に出向き、スマートカード31をスマートカード読書手段15としてのカードリーダ/ライタのカード挿入口に挿入する。また、カード読取手段11としてのカードリーダ/ライタのカード挿入口にデータバックアップ用カード22を挿入する。データバックアップ用カード22が挿入されると、このデータバックアップ用カード22のバックアップ実行情報をトリガとして、スマートカード読書手段15が記憶手段13に記憶された各種データをスマートカード31に書き込んで、各種データのバックアップをする。そして、各種データのバックアップ終了後、バックアップが正常に終了した場合は表示手段16が緑色に点灯し、正常に処理が実行されない場合には表示手段16が赤色に点灯する。
次に、本例のカードロックシステム1の第2形態について説明する。なお、以下に説明する第2形態のカードロックシステムにおいて、第1形態と同様の構成要件については同一番号を付して説明を省略し、新たに追加された構成要件についてのみ説明する。
この第2形態のカードロックシステムでは、図2に示すように、データ更新用カード21の機能と、データバックアップ用カード22の機能とを兼ね備えたデータ更新/バックアップ用カード24をトリガカードとして使用し、新たに「更新」キーと「バックアップ」キーを備えた操作手段19を設け、この操作手段19において「更新」または「バックアップ」の何れかを選択し、この選択に基づくトリガカード24の処理実行情報(更新実行情報またはバックアップ実行情報)をトリガとして、電気錠データの更新または各種データのバックアップを行う構成である。
操作手段19は、記憶手段13の電気錠データの更新か、記憶手段13からの各種データのバックアップかを選択するための「更新」キーと「バックアップ」キーとを備えている。操作手段19の「更新」キーは、記憶手段13の電気錠データの更新を行うときにオペレータの操作により押下される。また、操作手段19の「バックアップ」キーは、記憶手段13からの各種データのバックアップを行うときにオペレータの操作により押下される。そして、操作手段19の「更新」キーが押下されたときには、カード読取手段11がデータ更新/バックアップ用カード24から読み取った更新/バックアップ実行情報のうち更新実行情報が制御手段12に出力される。また、操作手段19の「バックアップ」キーが押下されたときには、カード読取手段11がデータ更新/バックアップ用カード24から読み取った更新/バックアップ実行情報のうちバックアップ実行情報が制御手段12に出力される。
そして、上記第2形態のカードロックシステムにおいて、記憶手段13の電気錠データを更新する場合、オペレータは、更新が必要な記憶手段13を備えたカード式電気錠10が設置されている客室に出向き、予めホテルのフロントや管理室等に設置された管理用端末で最新の電気錠データを記憶させておいたスマートカード31をスマートカード読書手段15としてのカードリーダ/ライタのカード挿入口に挿入する。また、カード読取手段11としてのカードリーダ/ライタのカード挿入口にデータ更新/バックアップ用カード24を挿入する。そして、データ更新/バックアップ用カード24を挿入後、操作手段19の「更新」キーを操作すると、更新/バックアップ実行情報のうち更新実行情報が制御手段12に出力され、以降、前述した第1形態と同様の処理を実行することにより、カード式電気錠10の記憶手段13の電気錠データが更新される。
また、記憶手段13の各種データをバックアップする場合、オペレータは、カード式電気錠10の記憶手段13に記憶された各種データをバックアップするため客室に出向き、スマートカード31をスマートカード読書手段15としてのカードリーダ/ライタのカード挿入口に挿入する。また、カード読取手段11としてのカードリーダ/ライタのカード挿入口にデータ更新/データバックアップ用カード22を挿入する。そして、カード読取手段11にデータ更新/バックアップ用カード24を挿入後、操作手段19の「バックアップ」キーを操作すると、更新/バックアップ実行情報のうちバックアップ実行情報が制御手段12に出力され、以降、前述した第1形態と同様の処理を実行することにより、記憶手段13の各種データがスマートカード31にバックアップされる。
次に、本例のカードロックシステム1の第3形態について説明する。なお、以下に説明する第2形態のカードロックシステムにおいて、第1形態及び第2形態と同様の構成要件については同一番号を付して説明を省略し、新たに追加された構成要件についてのみ説明する。
第3形態のカードロックシステムでは、第1形態のカードロックシステムの構成に加え、スマートカード31を搭載したデータ通信器41を備えている。また、カード式電気錠10には、スマートカード31を搭載したデータ通信器41と非接触通信(例えば赤外線通信)を行うための通信手段20を備えている。
データ通信器41は、リード/ライト機能を有し、カード式電気錠10と非接触通信(例えば赤外線通信)を行うための通信モードとして、カード式電気錠10の記憶手段13に記憶された電気錠データを更新する「更新」モードと、カード式電気錠10の記憶手段13に記憶された各種データをバックアップする「バックアップ」モードとを選択的に切り替えるためのモード切替手段を備えている。
通信手段20は、例えば赤外線通信を行う送受信機で構成され、データ通信器41との間で各種データの非接触通信を行う。なお、通信する各種データは必要に応じて暗号化された状態で通信することも可能である。
ここで、信号の暗号化処理について説明する。暗号化とは、入出力データや暗証番号を決まった規則に従ってデータを変換して第三者に盗み見られたり改竄されないようにすることである。この暗号化には、対になる2つの鍵を使う公開鍵暗号と、どちらにも同じ鍵を用いる秘密鍵暗号がある。公開鍵暗号としては、例えばRSA(Rivest Shamir Adleman )、ElGamal暗号、楕円曲線暗号がある。秘密鍵暗号としては、例えばアメリカ政府標準のDES(Data Encryptncryption Standard)や、IDEA(International Data Encryption Algorithm )、FEAL(Fast data Encipherment ALgorihtme)、MISTYがある。また、上記公開鍵暗号、秘密鍵暗号を用いた処理の他、スクランブル処理を用いることができる。
この第3形態のカードロックシステムでは、トリガカード(データ更新用カード21、データバックアップ用カード22)の処理実行情報をトリガとしてカード式電気錠10の電気錠データの更新及び各種データのバックアップを行えるだけでなく、データ通信器41を用いてカード式電気錠10の電気錠データの更新及びカード式電気錠10からの各種データのバックアップを行うことができる。
すなわち、上記第2形態のカードロックシステムにおいて、記憶手段13の電気錠データを更新する場合、オペレータは、予めホテルのフロントや管理室等に設置された管理用端末で最新の電気錠データを記憶させておいたスマートカード31をデータ通信器41に搭載し、更新が必要なカード式電気錠10が設置されている客室に出向く。そして、データ通信器41をカード式電気錠10の通信手段20の所定範囲内に近接させ、データ通信器41のモード切替手段を操作して「更新」モードを選択する。更新モード選択後、所定操作(データ書き込み操作)を行い、スマートカード31の電気錠データをデータ通信器41からカード式電気錠10に送信する。カード式電気錠10では、データ通信器41から送信された電気錠データと、記憶手段13に記憶された電気錠データとを照合し、照合結果に基づく差分データを上書きして記憶手段13の電気錠データを更新する。
また、記憶手段13の各種データをバックアップする場合、オペレータは、スマートカード31をデータ通信器41に搭載し、カード式電気錠10に記憶された電気錠データをバックアップするため客室に出向く。そして、データ通信器41をカード式電気錠10の通信手段20の所定範囲内に近接させ、データ通信器41のモード切替手段を操作して「バックアップ」モードを選択する。バックアップモード選択後、所定操作(データ読み出し操作)を行うと、カード式電気錠10からデータ通信器41に各種データが送信される。データ通信器41では、カード式電気錠10から送信された各種データがスマートカード31に書き込まれ、記憶手段13の各種データをスマートカード31にバックアップする。
なお、上述した第3形態では、第1形態の構成に加えてデータ通信器41を用いた例で説明したが、これに限定されることはなく、第2形態の構成に加えてデータ通信器41を用い、データ通信器41とデータ更新/バックアップ用カード24とを使い分けて、カード式電気錠10の電気錠データの更新や各種データのバックアップを行う構成としても良い。
このように、本例のカードロックシステム1では、カード式電気錠10の記憶手段13が記憶する起動ソフト等のプログラムやイニシャルデータを含む電気錠データの更新時に、データ更新用カード21の更新実行情報や操作手段19の操作に基づくデータ更新/バックアップ用カード24の更新実行情報をトリガとして、予めスマートカード31に記憶させた最新の電気錠データをスマートカード読書手段15に読み込ませ、この最新の電気錠データにより更新が必要なデータ(差分データ)のみを上書きして記憶手段13の電気錠データを更新している。
また、記憶手段13の各種データのバックアップ時には、スマートカード31をカード式電気錠10に装着し、データバックアップ用カード22のバックアップ実行情報や操作手段19の操作に基づくデータ更新/バックアップ用カード14のバックアップ実行情報をトリガとして、記憶手段13に記憶された各種データをスマートカード31に書き込んで記憶手段13の各種データをスマートカード31にバックアップしている。
これにより、本例のカードロックシステムによれば、従来のような管理端末を用いたシステムを構築する必要がなく、カード式電気錠に記憶された例えば起動ソフト等のプログラムやイニシャルデータを含む電気錠データの更新や各種データのバックアップを必要に応じて手間と時間をかけずに簡便に行うことができる。
また、第2形態のカードロックシステムによれば、データの更新やバックアップのトリガとなるトリガカードを1枚のデータ更新/バックアップ用カード24で兼用することができる。
さらに、スマートカード31を搭載したデータ通信器41を備えた構成とすれば、データ通信器41とカード式電気錠10との間で非接触通信することにより、記憶手段13のデータ更新やバックアップが行え、トリガカード(データ更新用カード21、データバックアップ用カード22、データ更新/バックアップ用カード24)を用いた構成と、データ通信器41を用いた構成とを状況に応じて使い分けることができる。
本発明に係るカードロックシステムの第1形態を説明するための概略ブロック図である。 本発明に係るカードロックシステムの第2形態を説明するための概略ブロック図である。 本発明に係るカードロックシステムの第3形態を説明するための概略ブロック図である。 従来のカードロックシステムの概略を説明するための説明図である。
符号の説明
1 カードロックシステム
10 カード式電気錠
11 カード読取手段
12 制御手段
13 記憶手段
14 照合判別手段
15 スマートカード読書手段
16 表示手段
17 駆動機構
18 電源部
19 操作手段
20 通信手段
21 データ更新用カード(トリガカード)
22 データバックアップ用カード(トリガカード)
23 施解錠用カード
24 データ更新/バックアップ用カード(トリガカード)
31 スマートカード
41 データ通信器

Claims (5)

  1. 予めカードに記憶された施解錠情報の正当性を判別し、正常に認証したときのみ錠前を施解錠するカード式電気錠を備えたカードロックシステムにおいて、
    前記カード式電気錠との間で非接触通信可能とされ、最新プログラムや変更済イニシャルデータを含む更新用の電気錠データが保存されたスマートカードと、
    データの更新やデータのバックアップを指示する処理実行情報が記憶されたトリガカードとを用い、
    前記カード式電気錠は、プログラムやイニシャルデータを含む電気錠データを記憶する記憶手段を備え、前記トリガカードから読み込んだ処理実行情報をトリガとして、前記スマートカードからの更新用の電気錠データによる前記記憶手段の電気錠データの更新又は前記スマートカードへの前記記憶手段の電気錠データのバックアップを選択的に行うことを特徴とするカードロックシステム。
  2. 予めカードに記憶された施解錠情報の正当性を判別し、正常に認証したときのみ錠前を施解錠するカード式電気錠を備えたカードロックシステムにおいて、
    前記カード式電気錠との間で非接触通信可能とされ、最新プログラムや変更済イニシャルデータからなる更新用の電気錠データが保存されたスマートカードと、
    データの更新を指示する更新実行情報が記憶されたデータ更新用カードとを用い、
    前記カード式電気錠は、プログラムやイニシャルデータを含む電気錠データを記憶する記憶手段を備え、前記電気錠データの更新時に、前記データ更新用カードから取得した前記更新実行情報をトリガとして、前記スマートカードから更新用の電気錠データを読み出し、前記記憶手段に記憶された電気錠データを前記更新用の電気錠データによって更新することを特徴とするカードロックシステム。
  3. 予めカードに記憶された施解錠情報の正当性を判別し、正常に認証したときのみ錠前を施解錠するカード式電気錠を備えたカードロックシステムにおいて、
    前記カード式電気錠との間で非接触通信可能とされ、各種データを保存するためのスマートカードと、
    データのバックアップを指示するバックアップ実行情報が記憶されたデータバックアップ用カードとを用い、
    前記カード式電気錠は、プログラムやイニシャルデータを含む電気錠データを記憶する記憶手段を備え、前記電気錠データのバックアップ時に、前記データバックアップ用カードから取得した前記バックアップ実行情報をトリガとして、前記記憶手段に記憶された電気錠データを前記スマートカードに書き込んでバックアップすることを特徴とするカードロックシステム。
  4. 予めカードに記憶された施解錠情報の正当性を判別し、正常に認証したときのみ錠前を施解錠するカード式電気錠を備えたカードロックシステムにおいて、
    前記カード式電気錠との間で非接触通信可能とされ、少なくとも最新プログラムや変更済イニシャルデータを含む更新用の電気錠データが保存されたスマートカードと、
    データの更新又はデータのバックアップを指示する更新/バックアップ実行情報が記憶されたデータ更新/バックアップ用カードとを用い、
    前記カード式電気錠は、プログラムやイニシャルデータを含む電気錠データを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された前記電気錠データの更新又はバックアップの何れかを選択する操作手段とを備え、該操作手段によって前記電気錠データの更新が選択されたときに、前記スマートカードから読み出した更新用の電気錠データによって前記記憶手段に記憶された電気錠データを更新し、前記操作手段によって前記電気錠データのバックアップが選択されたときには、前記記憶手段に記憶された電気錠データを前記スマートカードに書き込んでバックアップすることを特徴とするカードロックシステム。
  5. 前記カード式電気錠との間で非接触通信可能とされ、最新プログラムや変更済イニシャルデータからなる更新用の電気錠データが保存されたスマートカードを搭載したデータ通信器を備え、
    前記カード式電気錠は、前記データ通信器との間で非接触通信を行い、該データ通信器に搭載の前記スマートカードに保存された更新用の電気錠データに基づく前記記憶手段の電気錠データの更新やバックアップを行う通信手段を備えたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のカードロックシステム。
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