JPH0762939A - 所有者確認機能付き電子鍵 - Google Patents
所有者確認機能付き電子鍵Info
- Publication number
- JPH0762939A JPH0762939A JP5162294A JP16229493A JPH0762939A JP H0762939 A JPH0762939 A JP H0762939A JP 5162294 A JP5162294 A JP 5162294A JP 16229493 A JP16229493 A JP 16229493A JP H0762939 A JPH0762939 A JP H0762939A
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- JP
- Japan
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- finger
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- electronic key
- unit
- feature
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 重要施設への入退出や情報システムのアクセ
ス制御などに使用される電子鍵において、盗難や紛失に
よる不正使用やＩＤ番号の忘失などの問題を解決して、
高い安全性と操作性向上を実現すること。 【構成】 所有者確認機能付き電子鍵５に信号送受信部
１、指特徴入力面２、状態表示ランプ３のＮＧランプ３
Ａ、ＯＫランプ３Ｂ、ＲＥＡＤＹランプ３Ｃ、電源スイ
ッチ操作部４を設ける。電源スイッチがＯＮ状態で、Ｒ
ＥＡＤＹランプ３Ｃが点灯中に、指特徴入力面２から入
力された所有者の指の特徴を内部に記憶させている指特
徴情報と照合して正しい所有者か否か確証し、正しい場
合はＯＫランプ３Ｂが点灯するので、電子鍵５を電子鍵
利用機器に挿入すると、電子鍵５の内部に記憶してある
ＩＤ番号が信号送受信部１から送出され、解錠される。
ス制御などに使用される電子鍵において、盗難や紛失に
よる不正使用やＩＤ番号の忘失などの問題を解決して、
高い安全性と操作性向上を実現すること。 【構成】 所有者確認機能付き電子鍵５に信号送受信部
１、指特徴入力面２、状態表示ランプ３のＮＧランプ３
Ａ、ＯＫランプ３Ｂ、ＲＥＡＤＹランプ３Ｃ、電源スイ
ッチ操作部４を設ける。電源スイッチがＯＮ状態で、Ｒ
ＥＡＤＹランプ３Ｃが点灯中に、指特徴入力面２から入
力された所有者の指の特徴を内部に記憶させている指特
徴情報と照合して正しい所有者か否か確証し、正しい場
合はＯＫランプ３Ｂが点灯するので、電子鍵５を電子鍵
利用機器に挿入すると、電子鍵５の内部に記憶してある
ＩＤ番号が信号送受信部１から送出され、解錠される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、重要施設やプライベー
トルーム、自動車等への入退出管理や金庫等の施錠、そ
の他種々の情報システムへのアクセス制御等に使用され
る鍵の安全性を向上させるための所有者確認機能付き電
子鍵に関する。
トルーム、自動車等への入退出管理や金庫等の施錠、そ
の他種々の情報システムへのアクセス制御等に使用され
る鍵の安全性を向上させるための所有者確認機能付き電
子鍵に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、入退出管理や情報システムへのア
クセス制御などに対するセキュリティ確保のための手段
として利用される所有者確認機能付き電子鍵には、磁気
ストライプ付きのＩＤカードとＩＤ番号の組合せが主に
使用されていた。
クセス制御などに対するセキュリティ確保のための手段
として利用される所有者確認機能付き電子鍵には、磁気
ストライプ付きのＩＤカードとＩＤ番号の組合せが主に
使用されていた。
【０００３】以下、従来のこの種の電子鍵について説明
する。図６において、７５はＩＤカード、７６は磁気ス
トライプである。ＩＤカードを正当な利用者だけが所有
すること前提として、磁気ストライプ７６の書き込み内
容を読み取るＩＤカードリーダにＩＤカード７５を挿入
してＩＤ番号を読み取らせ、このＩＤ番号が正当な番号
と一致すれば正当な利用者として錠が解除される仕組み
になっている。また読み取ったＩＤ番号だけでなく、Ｉ
Ｄ番号を利用者のみ記憶していることを前提として、利
用者がＩＤカードリーダに付属するキーボードからＩＤ
番号を入力して磁気ストライプ７６から読み取ったＩＤ
番号とキー入力されたＩＤ番号とを比較して、一致すれ
ば正当な利用者として錠が解除される機構のものもあ
る。
する。図６において、７５はＩＤカード、７６は磁気ス
トライプである。ＩＤカードを正当な利用者だけが所有
すること前提として、磁気ストライプ７６の書き込み内
容を読み取るＩＤカードリーダにＩＤカード７５を挿入
してＩＤ番号を読み取らせ、このＩＤ番号が正当な番号
と一致すれば正当な利用者として錠が解除される仕組み
になっている。また読み取ったＩＤ番号だけでなく、Ｉ
Ｄ番号を利用者のみ記憶していることを前提として、利
用者がＩＤカードリーダに付属するキーボードからＩＤ
番号を入力して磁気ストライプ７６から読み取ったＩＤ
番号とキー入力されたＩＤ番号とを比較して、一致すれ
ば正当な利用者として錠が解除される機構のものもあ
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電子鍵では、盗まれること、紛失すること、ＩＤ番
号が他人に漏洩すること、忘却することなどの可能性が
あり、不正使用やＩＤ番号の忘失など安全性や操作性に
おいて問題があった。
来の電子鍵では、盗まれること、紛失すること、ＩＤ番
号が他人に漏洩すること、忘却することなどの可能性が
あり、不正使用やＩＤ番号の忘失など安全性や操作性に
おいて問題があった。
【０００５】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、個人の身体特徴である指の形状特徴を個
人認証として用いることで、安全性が高く、操作性の良
い、電子鍵を提供することを目的とする。
るものであり、個人の身体特徴である指の形状特徴を個
人認証として用いることで、安全性が高く、操作性の良
い、電子鍵を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の所有者確認機能付き電子鍵は、指の特徴を
読み取る指特徴入力部と、所有者の指の特徴を記憶する
指特徴記憶部と、所有者の個人認証用のＩＤ番号を記憶
するＩＤ番号記憶部と、指特徴入力部から入力された指
の特徴情報と指特徴記憶部に記憶されている指特徴情報
とを照合して所有者を認証し、その認証結果を状態表示
部に伝えるとともに、正しい所有者と認証した場合、Ｉ
Ｄ番号記憶部に記憶されている伝送部に送る制御部と、
制御部での認証結果を表示する状態表示部と、制御部か
ら送られたＩＤ番号を電子鍵利用機器に出力する伝送部
とを備えたものである。
に、本発明の所有者確認機能付き電子鍵は、指の特徴を
読み取る指特徴入力部と、所有者の指の特徴を記憶する
指特徴記憶部と、所有者の個人認証用のＩＤ番号を記憶
するＩＤ番号記憶部と、指特徴入力部から入力された指
の特徴情報と指特徴記憶部に記憶されている指特徴情報
とを照合して所有者を認証し、その認証結果を状態表示
部に伝えるとともに、正しい所有者と認証した場合、Ｉ
Ｄ番号記憶部に記憶されている伝送部に送る制御部と、
制御部での認証結果を表示する状態表示部と、制御部か
ら送られたＩＤ番号を電子鍵利用機器に出力する伝送部
とを備えたものである。
【０００７】また本発明の所有者確認機能付き電子鍵
は、指の特徴を読み取る指特徴入力部と、所有者の指の
特徴を記憶する指特徴記憶部と、所有者の個人認証用の
ＩＤ番号を記憶するＩＤ番号記憶部と、所有者に関する
個人情報を記憶する情報記憶部と、指特徴入力部から入
力された指の特徴情報と指特徴記憶部に記憶されている
指特徴情報とを照合して所有者を認証し、その認証結果
を状態表示部に伝えるとともに、正しい所有者と認証し
た場合は、ＩＤ番号記憶部に記憶されているＩＤ番号を
接続部に伝える制御部と、制御部での認証結果を表示す
る状態表示部と、電子鍵利用機器に制御部から送られた
ＩＤ番号および所有者の個人情報を伝送し、かつ電子鍵
利用機器から受信した信号を制御部に伝える接続部とを
備えたものである。
は、指の特徴を読み取る指特徴入力部と、所有者の指の
特徴を記憶する指特徴記憶部と、所有者の個人認証用の
ＩＤ番号を記憶するＩＤ番号記憶部と、所有者に関する
個人情報を記憶する情報記憶部と、指特徴入力部から入
力された指の特徴情報と指特徴記憶部に記憶されている
指特徴情報とを照合して所有者を認証し、その認証結果
を状態表示部に伝えるとともに、正しい所有者と認証し
た場合は、ＩＤ番号記憶部に記憶されているＩＤ番号を
接続部に伝える制御部と、制御部での認証結果を表示す
る状態表示部と、電子鍵利用機器に制御部から送られた
ＩＤ番号および所有者の個人情報を伝送し、かつ電子鍵
利用機器から受信した信号を制御部に伝える接続部とを
備えたものである。
【０００８】
【作用】本発明は、上記構成によって、所有者を認証す
る方法として指紋や指先から関節までの距離、しわの形
状、本数などの指の特徴を用いた個人認証を利用する。
これにより、鍵を盗まれたり、紛失した場合でも、他人
が不正に使用することが困難であり、かつＩＤ番号が漏
洩することもないことから、安全性の高い電子鍵を実現
できる。また、ＩＤ番号をキーボードから入力する必要
がなく、指を指特徴入力面に置く行為のみで記憶されて
いるＩＤ番号を送出することができるので、操作性の良
い電子鍵が実現できる。
る方法として指紋や指先から関節までの距離、しわの形
状、本数などの指の特徴を用いた個人認証を利用する。
これにより、鍵を盗まれたり、紛失した場合でも、他人
が不正に使用することが困難であり、かつＩＤ番号が漏
洩することもないことから、安全性の高い電子鍵を実現
できる。また、ＩＤ番号をキーボードから入力する必要
がなく、指を指特徴入力面に置く行為のみで記憶されて
いるＩＤ番号を送出することができるので、操作性の良
い電子鍵が実現できる。
【０００９】さらに、個人の指の特徴情報は、電子鍵内
部の指特徴記憶部に記憶されるだけで、外部の機器にお
いて管理する必要がないことから、個人の指の特徴情報
が外部に流出することがなく、プライバシーの侵害を回
避することができる。
部の指特徴記憶部に記憶されるだけで、外部の機器にお
いて管理する必要がないことから、個人の指の特徴情報
が外部に流出することがなく、プライバシーの侵害を回
避することができる。
【００１０】
（実施例１）以下、本発明の実施例について、図面を参
照しながら説明する。図１は本発明の実施例における所
有者確認機能付き電子鍵の斜視図である。図１におい
て、１は信号送受信部、２は指特徴入力面、３は状態表
示ランプである。３ＡはＮＧランプ、３ＢはＯＫラン
プ、３ＣはＲＥＡＤＹランプである。４は電源スイッチ
の操作部であり、５はカード状の所有者確認機能付き電
子鍵である。
照しながら説明する。図１は本発明の実施例における所
有者確認機能付き電子鍵の斜視図である。図１におい
て、１は信号送受信部、２は指特徴入力面、３は状態表
示ランプである。３ＡはＮＧランプ、３ＢはＯＫラン
プ、３ＣはＲＥＡＤＹランプである。４は電源スイッチ
の操作部であり、５はカード状の所有者確認機能付き電
子鍵である。
【００１１】図２は本発明の第１の実施例における所有
者確認機能付き電子鍵の内部構成を示す概略ブロック図
である。図２において、１１は指特徴入力面２に置かれ
た指の特徴を読み取る指特徴入力部である。１２は正当
所有者の指の特徴を記憶する指特徴記憶部である。１３
は正当所有者の認証用のＩＤ番号を記憶するＩＤ番号記
憶部である。１４は指特徴入力部１１で読み取った指特
徴情報と指特徴記憶部１２に記憶された指特徴情報とを
照合して、その結果を状態表示部１５に伝えるととも
に、正しい所有者と認証した場合はＩＤ番号記憶部１３
に記憶されているＩＤ番号を伝送部１６に伝える制御部
である。１５は制御部１４の認証結果を状態表示ランプ
３を用いて表示する状態表示部である。１６は制御部１
４から送られたＩＤ番号を信号送受信部１から電子鍵利
用機器に出力するとともに、電子鍵利用機器からの判定
信号を受信する伝送部である。１７は各部に電源を供給
する電源部である。１８は電源スイッチ操作部４によっ
て操作され電源の入／切を行なう電源スイッチである。
者確認機能付き電子鍵の内部構成を示す概略ブロック図
である。図２において、１１は指特徴入力面２に置かれ
た指の特徴を読み取る指特徴入力部である。１２は正当
所有者の指の特徴を記憶する指特徴記憶部である。１３
は正当所有者の認証用のＩＤ番号を記憶するＩＤ番号記
憶部である。１４は指特徴入力部１１で読み取った指特
徴情報と指特徴記憶部１２に記憶された指特徴情報とを
照合して、その結果を状態表示部１５に伝えるととも
に、正しい所有者と認証した場合はＩＤ番号記憶部１３
に記憶されているＩＤ番号を伝送部１６に伝える制御部
である。１５は制御部１４の認証結果を状態表示ランプ
３を用いて表示する状態表示部である。１６は制御部１
４から送られたＩＤ番号を信号送受信部１から電子鍵利
用機器に出力するとともに、電子鍵利用機器からの判定
信号を受信する伝送部である。１７は各部に電源を供給
する電源部である。１８は電源スイッチ操作部４によっ
て操作され電源の入／切を行なう電源スイッチである。
【００１２】以上のように構成された個人認証付きの電
子鍵について、図３の概略フローチャートにより動作を
説明する。まず、ステップ２１で電源スイッチ１８をオ
ンにする。ステップ２２で各部に電源が供給され、制御
部１４など各部の動作が開始する。次にステップ２３で
状態表示ランプ３のＲＥＡＤＹランプ３Ｃが点灯し、指
特徴入力面２に指が置かれるまで入力待ちの状態とな
る。ステップ２４で使用中止か否かを判断し、使用を継
続する場合は、ステップ２５で指特徴入力面２に人差指
の全体を押し当て、ステップ２６で指特徴入力部１１が
指の特徴を読み取る。ここでは人差指の第１関節と第２
関節にできるしわの相関的な特徴を検出するものとす
る。ステップ２７で指特徴入力部１１で読み取った指の
特徴情報と指特徴記憶部１２に記憶している指の特徴情
報すなわち正当利用者の人差指の第１関節と第２関節に
できるしわの特徴とを制御部１４が照合し、同一の指か
どうかを判断する。ステップ２８で指の特徴が一致して
同一の指と判断した場合、ステップ２９で状態表示ラン
プ３のＯＫランプ３Ｂが点灯し、正しい所有者であるこ
とが表示される。これにより、電子鍵の所有者は、ステ
ップ３０で所有者確認機能付き電子鍵５を電子鍵利用機
器、例えば入退出管理システムの鍵穴に差し込む。制御
部１４は、ステップ３１でＩＤ番号記憶部１３からＩＤ
番号情報を読み取り、伝送部１６から電子鍵利用機器に
ＩＤ番号情報を送出させる。電子鍵利用機器側では、ス
テップ３２でＩＤ番号を確認し、利用を認めているＩＤ
番号であれば、ステップ３３で電子鍵利用機器の解錠動
作を開始する。一方、ステップ２８で指の特徴が一致せ
ず所有者ではないと判断した場合は、ステップ３４で状
態表示ランプ３のＮＧランプ３Ａが点灯し、正しい所有
者と認められなかったことを表示する。ステップ３５で
再度指特徴情報の入力から始める場合は、ステップ２５
で再度指特徴入力面２に人差指全体を押し当てる。中止
する場合はステップ３６で電源スイッチ１８をオフにす
ることで各部への電源供給が停止し、動作が停止する。
またステップ３２で認められていないＩＤ番号であれ
ば、ステップ３７で電子鍵利用機器から拒否の表示がさ
れる。このためステップ３８で電子鍵利用機器の鍵穴か
ら所有者確認機能付き電子鍵５を抜き取り、使用を中止
する場合は、ステップ３９で電源スイッチ１８をオフに
することで各部への電源供給が停止し、制御部１４など
の各部の動作が停止する。
子鍵について、図３の概略フローチャートにより動作を
説明する。まず、ステップ２１で電源スイッチ１８をオ
ンにする。ステップ２２で各部に電源が供給され、制御
部１４など各部の動作が開始する。次にステップ２３で
状態表示ランプ３のＲＥＡＤＹランプ３Ｃが点灯し、指
特徴入力面２に指が置かれるまで入力待ちの状態とな
る。ステップ２４で使用中止か否かを判断し、使用を継
続する場合は、ステップ２５で指特徴入力面２に人差指
の全体を押し当て、ステップ２６で指特徴入力部１１が
指の特徴を読み取る。ここでは人差指の第１関節と第２
関節にできるしわの相関的な特徴を検出するものとす
る。ステップ２７で指特徴入力部１１で読み取った指の
特徴情報と指特徴記憶部１２に記憶している指の特徴情
報すなわち正当利用者の人差指の第１関節と第２関節に
できるしわの特徴とを制御部１４が照合し、同一の指か
どうかを判断する。ステップ２８で指の特徴が一致して
同一の指と判断した場合、ステップ２９で状態表示ラン
プ３のＯＫランプ３Ｂが点灯し、正しい所有者であるこ
とが表示される。これにより、電子鍵の所有者は、ステ
ップ３０で所有者確認機能付き電子鍵５を電子鍵利用機
器、例えば入退出管理システムの鍵穴に差し込む。制御
部１４は、ステップ３１でＩＤ番号記憶部１３からＩＤ
番号情報を読み取り、伝送部１６から電子鍵利用機器に
ＩＤ番号情報を送出させる。電子鍵利用機器側では、ス
テップ３２でＩＤ番号を確認し、利用を認めているＩＤ
番号であれば、ステップ３３で電子鍵利用機器の解錠動
作を開始する。一方、ステップ２８で指の特徴が一致せ
ず所有者ではないと判断した場合は、ステップ３４で状
態表示ランプ３のＮＧランプ３Ａが点灯し、正しい所有
者と認められなかったことを表示する。ステップ３５で
再度指特徴情報の入力から始める場合は、ステップ２５
で再度指特徴入力面２に人差指全体を押し当てる。中止
する場合はステップ３６で電源スイッチ１８をオフにす
ることで各部への電源供給が停止し、動作が停止する。
またステップ３２で認められていないＩＤ番号であれ
ば、ステップ３７で電子鍵利用機器から拒否の表示がさ
れる。このためステップ３８で電子鍵利用機器の鍵穴か
ら所有者確認機能付き電子鍵５を抜き取り、使用を中止
する場合は、ステップ３９で電源スイッチ１８をオフに
することで各部への電源供給が停止し、制御部１４など
の各部の動作が停止する。
【００１３】このように、上記第１の実施例によれば、
指の特徴を用いた個人認証機能を電子鍵に利用すること
により、鍵の盗難、紛失やＩＤ番号の漏洩などから起こ
る不正使用やＩＤ番号の忘失によるトラブルもなく、高
いセキュリティと操作性を備えた個人認証機能付き電子
鍵を実現することができる。
指の特徴を用いた個人認証機能を電子鍵に利用すること
により、鍵の盗難、紛失やＩＤ番号の漏洩などから起こ
る不正使用やＩＤ番号の忘失によるトラブルもなく、高
いセキュリティと操作性を備えた個人認証機能付き電子
鍵を実現することができる。
【００１４】（実施例２）次に、本発明の第２の実施例
について説明する。図４は本発明の第２の実施例におけ
る個人認証機能付き電子鍵の内部構成を示す概略ブロッ
ク図、図５は同電子鍵における概略フローチャートであ
る。個人認証機能付き電子鍵の外観構造は図１と同一で
ある。図４において、４１は指特徴入力面２に置かれた
指の特徴を読み取る指特徴入力部である。４２は所有者
の指の特徴を記憶する指特徴記憶部である。４３は所有
者の個人認証用のＩＤ番号を記憶するＩＤ番号記憶部で
ある。４４は指特徴入力部４１で読み取った指特徴情報
と指特徴記憶部１２に記憶された指特徴情報とを照合し
て、その結果を状態表示部４５に伝えるとともに、正し
い所有者と認証した場合はＩＤ番号記憶部４３に記憶さ
れているＩＤ番号を接続部４６に伝える制御部である。
４５は制御部４４の認証結果を表示する状態表示部であ
る。４６は電子鍵利用機器に制御部４４から送られたＩ
Ｄ番号と所有者の個人情報とを伝送し、また電子鍵利用
機器からの情報伝送要請および判定信号を制御部４４に
伝える接続部である。４７は各部に電源を供給する電源
部である。４８は電源の入／切を行なう電源スイッチで
ある。４９は住所録や電話番号など所有者の個人情報を
記憶する情報記憶部である。
について説明する。図４は本発明の第２の実施例におけ
る個人認証機能付き電子鍵の内部構成を示す概略ブロッ
ク図、図５は同電子鍵における概略フローチャートであ
る。個人認証機能付き電子鍵の外観構造は図１と同一で
ある。図４において、４１は指特徴入力面２に置かれた
指の特徴を読み取る指特徴入力部である。４２は所有者
の指の特徴を記憶する指特徴記憶部である。４３は所有
者の個人認証用のＩＤ番号を記憶するＩＤ番号記憶部で
ある。４４は指特徴入力部４１で読み取った指特徴情報
と指特徴記憶部１２に記憶された指特徴情報とを照合し
て、その結果を状態表示部４５に伝えるとともに、正し
い所有者と認証した場合はＩＤ番号記憶部４３に記憶さ
れているＩＤ番号を接続部４６に伝える制御部である。
４５は制御部４４の認証結果を表示する状態表示部であ
る。４６は電子鍵利用機器に制御部４４から送られたＩ
Ｄ番号と所有者の個人情報とを伝送し、また電子鍵利用
機器からの情報伝送要請および判定信号を制御部４４に
伝える接続部である。４７は各部に電源を供給する電源
部である。４８は電源の入／切を行なう電源スイッチで
ある。４９は住所録や電話番号など所有者の個人情報を
記憶する情報記憶部である。
【００１５】以上のように構成された個人認証機能付き
電子錠について、図５の概略フローチャートにより動作
を説明する。
電子錠について、図５の概略フローチャートにより動作
を説明する。
【００１６】まず、ステップ５１で電源スイッチ４８を
オンにすると、制御部４４など各部へ電源が供給され
（ステップ５２）、状態表示ランプ３のＲＥＡＤＹラン
プ３Ｃが点灯し、指特徴入力面２に指が置かれるまで入
力待ちの状態となる。（ステップ５３）。次にステップ
５４で使用を継続する場合は、指特徴入力面２に人差指
全体を押し当てる（ステップ５５）。指特徴入力部４１
が人差指の関節のしわの特徴を読み取ると（ステップ５
６）、読み取った指の特徴情報と指特徴記憶部４２に記
憶している指の特徴情報とを制御部４４が照合し、同一
の指かどうかを判断する（ステップ５７）。ステップ５
８で指の特徴が一致して同一の指と判断した場合、状態
表示ランプ３のＯＫランプ３Ｂが点灯し、正しい所有者
であることを表示するので（ステップ５９）、電子鍵の
所有者は、個人認証機能付き電子鍵５を電子鍵利用機器
の鍵穴に差し込む（ステップ６０）。制御部４４は、Ｉ
Ｄ番号記憶部４３からＩＤ番号情報を読み取り、接続部
４６から電子鍵利用機器にＩＤ番号情報を送出させる
（ステップ６１）。電子鍵利用機器側では、ＩＤ番号を
確認し（ステップ６２）、利用を認めているＩＤ番号で
あれば、制御部４４に対し個人情報を送出するように要
請し、制御部４４は情報記憶部４９から読み出した個人
情報を接続部４６を介して電子鍵利用機器に送出する
（ステップ６３）。これを受けた電子鍵利用機器側で
は、送られてきた個人情報を内部に蓄えるとともに、解
錠動作を開始する（ステップ６４）。一方、ステップ５
８で指の特徴が一致せず所有者ではないと判断した場合
は、状態表示ランプ３のＮＧランプ３Ａが点灯し（ステ
ップ６５）、正しい所有者と認められなかったことを表
示する。このため、再度指特徴情報の入力から始める場
合は（ステップ６６）、指特徴入力面２に人差指全体を
押し当てる（ステップ５５）。中止する場合は、電源ス
イッチ１８をオフにすることにより、各部への電源供給
が停止し、制御部４４など各部の動作が停止する（ステ
ップ６７）。またステップ６２で認められていないＩＤ
番号であれば、電子鍵利用機器によって拒否の表示がさ
れるので（ステップ６８）、電子鍵利用機器の鍵穴から
所有者確認機能付き電子鍵５を抜き取り（ステップ６
９）、使用を中止する場合は、電源スイッチ１８をオフ
にすることにより、各部への電源供給が停止し、制御部
４４などの各部の動作が停止する（ステップ７０）。
オンにすると、制御部４４など各部へ電源が供給され
（ステップ５２）、状態表示ランプ３のＲＥＡＤＹラン
プ３Ｃが点灯し、指特徴入力面２に指が置かれるまで入
力待ちの状態となる。（ステップ５３）。次にステップ
５４で使用を継続する場合は、指特徴入力面２に人差指
全体を押し当てる（ステップ５５）。指特徴入力部４１
が人差指の関節のしわの特徴を読み取ると（ステップ５
６）、読み取った指の特徴情報と指特徴記憶部４２に記
憶している指の特徴情報とを制御部４４が照合し、同一
の指かどうかを判断する（ステップ５７）。ステップ５
８で指の特徴が一致して同一の指と判断した場合、状態
表示ランプ３のＯＫランプ３Ｂが点灯し、正しい所有者
であることを表示するので（ステップ５９）、電子鍵の
所有者は、個人認証機能付き電子鍵５を電子鍵利用機器
の鍵穴に差し込む（ステップ６０）。制御部４４は、Ｉ
Ｄ番号記憶部４３からＩＤ番号情報を読み取り、接続部
４６から電子鍵利用機器にＩＤ番号情報を送出させる
（ステップ６１）。電子鍵利用機器側では、ＩＤ番号を
確認し（ステップ６２）、利用を認めているＩＤ番号で
あれば、制御部４４に対し個人情報を送出するように要
請し、制御部４４は情報記憶部４９から読み出した個人
情報を接続部４６を介して電子鍵利用機器に送出する
（ステップ６３）。これを受けた電子鍵利用機器側で
は、送られてきた個人情報を内部に蓄えるとともに、解
錠動作を開始する（ステップ６４）。一方、ステップ５
８で指の特徴が一致せず所有者ではないと判断した場合
は、状態表示ランプ３のＮＧランプ３Ａが点灯し（ステ
ップ６５）、正しい所有者と認められなかったことを表
示する。このため、再度指特徴情報の入力から始める場
合は（ステップ６６）、指特徴入力面２に人差指全体を
押し当てる（ステップ５５）。中止する場合は、電源ス
イッチ１８をオフにすることにより、各部への電源供給
が停止し、制御部４４など各部の動作が停止する（ステ
ップ６７）。またステップ６２で認められていないＩＤ
番号であれば、電子鍵利用機器によって拒否の表示がさ
れるので（ステップ６８）、電子鍵利用機器の鍵穴から
所有者確認機能付き電子鍵５を抜き取り（ステップ６
９）、使用を中止する場合は、電源スイッチ１８をオフ
にすることにより、各部への電源供給が停止し、制御部
４４などの各部の動作が停止する（ステップ７０）。
【００１７】このように、上記第２の実施例によれば、
上記第１の実施例の効果に加え、正当所有者の住所録や
電話番号などの個人情報を電子鍵に蓄えることができ、
これを電子鍵利用機器にも伝えることができるので、利
便性を一層向上させることができる。
上記第１の実施例の効果に加え、正当所有者の住所録や
電話番号などの個人情報を電子鍵に蓄えることができ、
これを電子鍵利用機器にも伝えることができるので、利
便性を一層向上させることができる。
【００１８】なお、上記各実施例において、指特徴記憶
部１２、４２に登録しておく指特徴情報は、正当利用者
が指特徴入力部１１、４１から入力した指特徴情報を登
録しておくように構成してもよく、または電子錠利用機
器側または別の登録装置から指特徴記憶部１２、４２に
登録するように構成してもよい。
部１２、４２に登録しておく指特徴情報は、正当利用者
が指特徴入力部１１、４１から入力した指特徴情報を登
録しておくように構成してもよく、または電子錠利用機
器側または別の登録装置から指特徴記憶部１２、４２に
登録するように構成してもよい。
【００１９】
【発明の効果】本発明は、上記実施例から明らかなよう
に、指の特徴情報を抽出する個人認証機能によって正し
い所有者を認証するため、鍵の不正使用に対して安全性
が高く、また指を指特徴入力面に押し当てるだけでＩＤ
カード番号などのキー入力が不要であることから、操作
性のよい所有者確認機能付き電子鍵を実現することがで
きる。
に、指の特徴情報を抽出する個人認証機能によって正し
い所有者を認証するため、鍵の不正使用に対して安全性
が高く、また指を指特徴入力面に押し当てるだけでＩＤ
カード番号などのキー入力が不要であることから、操作
性のよい所有者確認機能付き電子鍵を実現することがで
きる。
【００２０】また本発明は、上記効果に加え、内部に住
所録や電話番号など所有者の個人情報を蓄え、これを転
送する機能を有しているので、有用な情報を鍵と共に持
ち運ぶことができるとともに、電子鍵利用機器に自由に
情報登録することが可能であるため、利便性を一層向上
させることができる。
所録や電話番号など所有者の個人情報を蓄え、これを転
送する機能を有しているので、有用な情報を鍵と共に持
ち運ぶことができるとともに、電子鍵利用機器に自由に
情報登録することが可能であるため、利便性を一層向上
させることができる。
【図１】本発明の第１の実施例における所有者確認機能
付き電子鍵の外観を示す斜視図
付き電子鍵の外観を示す斜視図
【図２】本発明の第１の実施例における所有者確認機能
付き電子鍵の内部構成を示す概略ブロック図
付き電子鍵の内部構成を示す概略ブロック図
【図３】本発明の第１の実施例における所有者確認機能
付き電子鍵の動作を示す概略フローチャート
付き電子鍵の動作を示す概略フローチャート
【図４】本発明の第２の実施例における所有者確認機能
付き電子鍵の内部構成を示す概略ブロック図
付き電子鍵の内部構成を示す概略ブロック図
【図５】本発明の第２の実施例における所有者確認機能
付き電子鍵の動作を示す概略フローチャート
付き電子鍵の動作を示す概略フローチャート
【図６】従来のＩＤカードの外観を示す斜視図
１ 信号送受信部 ２ 指特徴入力面 ３ 状態表示ランプ ３Ａ ＮＧ表示ランプ ３Ｂ ＯＫランプ ３Ｃ ＲＥＡＤＹランプ ４ 電源スイッチ操作部 ５ 所有者確認機能付き電子鍵 １１、４１ 指特徴入力部 １２、４２ 指特徴記憶部 １３、４３ ＩＤ番号記憶部 １４、４４ 制御部 １５、４５ 状態表示部 １６ 伝送部 １７、４７ 電源部 １８、４８ 電源スイッチ ４６ 接続部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｇ０６Ｆ 15/00 ３３０ Ｆ 7459−5Ｌ Ｇ０６Ｔ 1/00 7/00 Ｇ０７Ｃ 9/00 Ｚ (72)発明者 木 下 雅 文 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目３番１ 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 工 藤 英 彦 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目３番１ 号 松下通信工業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項１】 指の特徴を読み取る指特徴入力部と、所
有者の指の特徴を記憶する指特徴記憶部と、所有者の個
人認証用のＩＤ番号を記憶するＩＤ番号記憶部と、指特
徴入力部から入力された指の特徴情報と指特徴記憶部に
記憶されている指特徴情報とを照合して所有者を認証
し、その認証結果を状態表示部に伝えるとともに、正し
い所有者と認証した場合は、ＩＤ番号記憶部に記憶され
ているＩＤ番号を伝送部に送る制御部と、制御部での認
証結果を表示する状態表示部と、制御部から送られたＩ
Ｄ番号を電子鍵利用機器に出力する伝送部とを備えた所
有者確認機能付き電子鍵。 - 【請求項２】 指の特徴を読み取る指特徴入力部と、所
有者の指の特徴を記憶する指特徴記憶部と、所有者の個
人認証用のＩＤ番号を記憶するＩＤ番号記憶部と、所有
者に関する個人情報を記憶する情報記憶部と、指特徴入
力部から入力された指の特徴情報と指特徴記憶部に記憶
されている指特徴情報とを照合して所有者を認証し、そ
の認証結果を状態表示部に伝えるとともに、正しい所有
者と認証した場合は、ＩＤ番号記憶部に記憶されている
ＩＤ番号を接続部に伝える制御部と、制御部での認証結
果を表示する状態表示部と、電子鍵利用機器に制御部か
ら送られたＩＤ番号および所有者の個人情報を伝送し、
かつ電子鍵利用機器から受信した信号を制御部に伝える
接続部とを備えた所有者確認機能付き電子鍵。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5162294A JPH0762939A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 所有者確認機能付き電子鍵 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5162294A JPH0762939A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 所有者確認機能付き電子鍵 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0762939A true JPH0762939A (ja) | 1995-03-07 |
Family
ID=15751761
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5162294A Pending JPH0762939A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 所有者確認機能付き電子鍵 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0762939A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0950524A (ja) * | 1995-06-01 | 1997-02-18 | Shozo Hagiwara | 携帯用身元確認保証装置 |
| WO1999050794A1 (fr) * | 1998-03-30 | 1999-10-07 | Enix Corporation | Appareil d'enregistrement/traitement d'informations et organe de commande d'equipement/systeme equipes d'un capteur d'empreintes digitales |
| JP2010102718A (ja) * | 2009-11-27 | 2010-05-06 | Toshiba Corp | 情報処理装置 |
| CN108510628A (zh) * | 2018-03-28 | 2018-09-07 | 湖南电灯泡信息技术服务有限公司 | 一种基于人脸识别的idc机柜门禁系统 |
| JP2018147207A (ja) * | 2017-03-06 | 2018-09-20 | 政信 近藤 | 個人認証装置 |
| JP2018147206A (ja) * | 2017-03-06 | 2018-09-20 | 政信 近藤 | 個人認証装置 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH028473A (ja) * | 1988-06-09 | 1990-01-11 | Omron Tateisi Electron Co | 解錠装置用送信機、解錠装置用受信機および解錠装置 |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP5162294A patent/JPH0762939A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH028473A (ja) * | 1988-06-09 | 1990-01-11 | Omron Tateisi Electron Co | 解錠装置用送信機、解錠装置用受信機および解錠装置 |
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| CN108510628A (zh) * | 2018-03-28 | 2018-09-07 | 湖南电灯泡信息技术服务有限公司 | 一种基于人脸识别的idc机柜门禁系统 |
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