JP3169348B2 - ウエハー裏面の引っ掻き傷を防止するための方法及び制御システム - Google Patents
ウエハー裏面の引っ掻き傷を防止するための方法及び制御システムInfo
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Description
ラフィ処理のためのステッパーマシン内の装置に関す
る。特に、本発明はステッパーマシンの取出アームによ
るウエハー裏面の引っ掻き傷を防止するための方法及び
制御システムに関する。
ステムの構成要素の一部及びウエハーホルダーを示す。
取出アーム110の吸込ヘッドは、側方スライドアーム
120上のウエハー130を吸着保持作用で取り上げ、
それをカセットホルダー100に移送し、次に吸着保持
作用を解除してウエハー130をカセットホルダー10
0内で離すようになっている。この移送の間中を通し、
ウエハー130はこれがカセットホルダー100内に落
とされるまで、吸込ヘッド内の負圧により、即ち、吸着
保持作用で保持される。
な問題点がある。即ち、取出アーム110が格納準備位
置A1から格納位置A2まで移動するので、ウエハー1
30がカセットホルダー100の側部と衝突し、これに
よって取出アーム110に吸着保持されているウエハー
130が当該取出アーム110から僅かに位置ずれを起
こす可能性がある。従って、ウエハー背面と吸込ヘッド
との間の接触領域に引っ掻き傷が発生するというもので
ある。
ムの動きを制御する制御回路のブロック図である。図3
は従来のステッパーにおける取出アームの動きに関連す
る動作シーケンスのタイミングチャート図である。
は概ね3つの操作段階、即ちカセットホルダーからウエ
ハーを取り上げる段階と、幾つかの微細リソグラフィの
投影を実行する段階と、ウエハーをカセットホルダーに
戻す段階とに分けられる。それに伴い、取出アームは3
つの動作段階、即ち、前進段階、後退段階、静止段階を
有する。取出アームの吸込ヘッドは2つの段階、即ち、
吸着保持作用の解除段階(負圧解放段階)及び吸着保持
作用の維持段階(負圧保持段階)を有する。
する工程を含むことができる。これらの工程は本発明と
は直接関係しないので、その操作の詳細な説明は省略す
る。本発明に関連する点はウエハーをカセットホルダー
からステッパーに送り込み、ウエハーをステッパーから
カセットホルダーに戻す操作である。特に、本発明が主
に関係するのは、ウエハー背面に引っ掻き傷が形成され
やすい、ウエハーをカセットホルダーに戻す操作の時で
ある。そこで、ウエハーをカセットホルダーに戻すこと
に関連する操作の制御を図1ないし図3を参照しつつ詳
細に説明する。
御システムは、第1センサー200、第2センサー21
0、入力インターフェース220、マイクロコントロー
ラ230、出力インターフェース240及び負圧ソレノ
イド弁250を含む。第1センサー200及び第2セン
サー210は取出アーム110の位置を検出するのに用
いられる。即ち、第1センサー200は取出アーム11
0が格納準備位置A1にあるか否かを検出し、その結果
として第1検出信号Sstartを発生する。取出アーム1
10が格納準備位置A1にある場合には論理ハイの出力
信号が発生される。他方、取出アーム110が格納準備
位置A1にない場合には論理ロウの出力信号が発生され
る。例えば、時刻t2において、取出アーム110が格
納準備位置A1から格納位置A2へと動きを開始する
と、第1検出信号Sstartは論理ハイとなり、時刻t6
において、即ち、取出アーム110が格納準備位置A1
に復帰すると、第1検出信号Sstartは論理ロウとな
る。
格納位置A2にあるか否かを検出し、その結果として第
2検出信号Sstopを発生する。即ち、取出アーム110
が位置A2にある場合には論理ロウとなり、取出アーム
110が格納位置A2にない場合には論理ハイとなる。
例えば、時刻t3において、取出アーム110が格納位
置A2に達すると、第2検出信号Sstopは論理ロウとな
り、時刻t5において、即ち、取出アーム110が格納
位置A2から格納準備位置へと復帰する動きを開始する
と、第2検出信号Sstopは論理ハイとなる。
ーラ230は第1センサー200からの第1検出信号S
startと第2センサー210からの第2検出信号Sstop
を受けると、第1制御信号Scを出力する装置である。
第1制御信号Scは負圧ソレノイド弁250の開閉を制
御する。負圧ソレノイド弁250は、取出アーム110
の吸込ヘッド内の負圧の保持、解放を両センサーからの
検出信号に応じて交互に制御する、即ち、吸込ヘッドに
よる吸着保持作用の維持、解除を両センサーからの検出
信号に応じて交互に制御する。
100に戻す際に含まれる工程を示す。まず、時刻t2
において取出アームが格納位置A2へと格納準備位置A
1から離れる動きを開始する前の時刻t1において取出
アーム110の吸込ヘッド内に負圧が形成される。時刻
t3において取出アームは格納位置A2に達して停止す
る。時刻t4において、吸込ヘッド内の負圧が解放され
る。従って、時刻t1から時刻t4の時間の間、取出ア
ーム110の吸込ヘッドは負圧保持段階にある。換言す
れば、ウエハー130は取出アーム110が格納準備位
置A1から格納位置A2へと前進している間、当該取出
アームの吸込ヘッドにより確実に吸着保持されている。
この制御システムの大きな問題点は、取出アームが格納
準備位置A1から格納位置A2に前進している間に、当
該取出アームにより搬送されているウエハー130がカ
セットホルダー100と衝突して、ウエハー130がわ
ずかに位置ずれを起こす可能性がある点である。ウエハ
ーが取出アームに対して自由に動ける場合には問題はな
い。しかし、ウエハーは負圧によって吸込ヘッドに強固
に吸着保持されているので、ウエハー裏面と吸込ヘッド
との接触領域には引っ掻き傷が発生する可能性がある。
なように、ステッパーの取出アームによってウエハー裏
面の引っ掻き傷の発生を防止する技術が必要である。
アームの動作を改良し、ステッパーからカセットホルダ
ーにウエハーを移送する間におけるウエハー裏面の引っ
掻き傷を回避することを目的とする。さらに、本発明は
ステッパーからカセットホルダーにウエハーを移送する
間におけるウエハー裏面の引っ掻き傷を回避する、取出
アームの動きを制御する制御システムを提供すること
も、その目的としている。
点を実現すべく、又ここで具体化されるとともに、説明
するように、本発明によれば、ウエハーをカセットホル
ダー内に装填する時にステッパーの取出アームによって
ウエハー裏面の引っ掻き傷を防止するための方法が提供
される。この方法の主たる特徴はウエハーがカセットホ
ルダー内に挿入される直前に、吸込ヘッドの負圧が解放
される点にある。このように吸込ヘッドの負圧を解放す
ると、吸込ヘッドによるウエハーの吸着保持作用が解除
されるのであるから、カセットホルダーの側部との間で
ウエハーに不意の衝突があった場合にウエハーの衝撃に
起因するウエハー裏面と吸込ヘッドとの間の摩擦力を軽
減することができる。これにより、取出アームの吸込ヘ
ッドによるウエハー裏面の引っ掻き傷は回避される。
ダー内に装填された時にステッパーの取出アームによっ
てウエハー裏面の引っ掻き傷を防止する方法を提供す
る。この方法は、(a) 取出アームが前記格納位置に向け
て移動を開始する前に取出アームの吸込ヘッドによる吸
着保持作用でウエハーを保持するステップと、(b) 前記
取出アームが前記格納位置へと第1所定時間だけ前進し
た後であって、ウエハーがカセットホルダーに挿入され
る直前に吸込ヘッドによる吸着保持作用を解除するステ
ップと、(c) 前記取出アームが格納位置に到達して前記
ウエハーがカセットホルダーに挿入された時に、取出ア
ームを停止するステップとで構成されている。
に負圧によって保持されるウエハーの裏面の引っ掻き傷
を防止する制御システムも提供している。この制御シス
テムは、取出アームの位置を決定する複数の位置検出セ
ンサーと、該センサーからの信号が入力され、負圧ソレ
ノイド弁を制御する負圧解放コントローラと、前記位置
検出センサーと前記負圧解放コントローラと接続された
マイクロコントローラとからなり、前記マイクロコント
ローラは、前記位置検出センサーからの出力信号により
前記取出アームが前記格納位置へと第1所定時間だけ前
進したが、ウエハーがカセットホルダー内に装填される
直前の位置にあると判定すると、吸込ヘッドによる吸着
保持作用を解除する構成となっている。
解放コントローラは、ウエハーがカセットホルダーに挿
入される直前に吸込ヘッドによる吸着保持作用が解除さ
れるように、入力される第1センサー信号の立ち上がり
を第1所定時間だけ遅延させ、対応する遅延信号を取出
アームの種々な速度に応じて出力する第1信号遅延回路
と、取出アームが格納位置に到達する直前に吸着保持作
用が解除が停止されないように、第2センサー信号の立
ち下がりを第2所定時間だけ遅延させる第2信号遅延回
路と、第1信号遅延回路及び第2信号遅延回路からの出
力を受け、第2制御信号を発生するタイミング制御回路
と、第1制御信号及び第2制御信号を用いて負圧ソレノ
イド弁を制御し、これにより取出アームの吸込ヘッドに
よる吸着保持作用の維持、解除のシーケンスを制御する
光遮断式の電子スイッチング回路とで構成するのが望ま
しい。
号とマイクロコントローラによって発生された第1制御
信号を受けて負圧ソレノイド弁を制御し、これにより取
出アームの吸込ヘッドによる吸着保持作用の解除、維持
のシーケンスを制御する。
を参照しつつ本発明の好ましい実施形態を詳細に説明す
るが、本発明においては取出アームを用いてステッパー
からカセットホルダーにウエハーを移送する工程の間に
ウエハー裏面に発生する引っ掻き傷を最小にする改良さ
れた方法を提供することが意図されている。さらに、負
圧解放コントローラが、本発明の改良された方法を実行
するために付加されている。カセットホルダーにウエハ
ーを戻す工程の間、負圧解放コントローラは取出アーム
がその初期位置から所定時間の間に前進した後に吸込ヘ
ッド内の負圧を解放する、即ち、吸込みヘッドによる吸
着保持作用を解除する。負圧解放の動作を通して、ウエ
ハーは不意にカセットホルダーと衝突して位置ずれを起
こしても、その時はウエハーと吸込ヘッドとの間の接触
領域における吸着保持作用は既に解除されているので、
ウエハー裏面には引っ掻き傷が発生することはない。
尚、添付図面では、同一部品には同一の参照符号を付し
ている。
テッパーの取出アームの動きに関係する動作シーケンス
のタイミングチャートを示す。ウエハーをカセットホル
ダーから離して微細リソグラフィの投影を実行している
間での取出アームの動作シーケンス及び吸込ヘッドの真
空状態のシーケンスは、図3に示されるように従来の構
成の場合と同様である。本発明は、ウエハーがステッパ
ーからカセットホルダーに戻される時での吸込ヘッドに
よる吸着保持作用の維持、解除のタイミングの制御に特
徴があるので、ウエハーをカセットホルダーに戻すため
に必要な本発明の制御機構を詳細に説明する。
t8までの時間は、ウエハー130をカセットホルダー
100に戻す動作に含まれる機能が実行される時間帯で
ある。負圧の保持及び解放の動作が実行される、即ち、
吸込ヘッドによる吸着作用の維持と解除が実行されるこ
の時間帯は、本発明にとっては特に重要である。図1及
び図4を参照しつつ、この時間帯の動作を詳細に説明す
る。
納準備位置A1に停止したままで、吸込ヘッド内には負
圧が形成されていて、ウエハー130は吸込ヘッドの吸
着保持作用により取出アーム110に載置されたままで
ある。 (2) 時刻t2では、取出アーム110は格納準備位置A
1から格納位置A2に向けて移動を開始する。この時も
吸込ヘッド内の負圧は維持されたままである。 (3) 時刻t3では、取出アーム110はまだ格納位置A
2に向かう移動中であるが、ウエハー130はカセット
ホルダー100にほぼ挿入されている。この時、吸込ヘ
ッド内の負圧は解放され、ウエハー130はいつでも取
出アーム110から離れることができる状態になって
る。 (4) 時刻t4では、取出アーム110は格納位置A2に
到達して停止される。この時でも吸込ヘッド内の負圧は
解放されたままである。 (5) 時刻t5では、取出アーム110は格納位置A2に
停止したままではあるが、ウエハー130が既にカセッ
トホルダー100内にあるか否かをチェックするため
に、吸込ヘッド内には負圧が形成される。 (6) 時刻t6では、取出アーム110は格納位置A2に
停止したままである一方、吸込ヘッド内の負圧は解放さ
れる。 (7) 時刻t7では、取出アーム110は格納位置A2か
ら格納準備位置A1に向けて後退を開始する。吸込ヘッ
ドは負圧解放の状態を維持している。カセットホルダー
100は次のウエハー130を受け取るために少し上昇
する。 (8) 時刻t8では、取出アーム110は格納準備位置A
1に復帰し、これによりウエハー130をカセットホル
ダー100に戻す一サイクルが完了する。
保持及び解放の動作で、ステッパーの取出アームによる
ウエハー裏面の引っ掻き傷を防止することができる。こ
の方法の主たる特徴はウエハーがカセットホルダー内に
挿入される直前に吸込ヘッドの負圧が解放される点にあ
る。この負圧の解放は、カセットホルダーの側部に対し
てウエハーが不意に衝突した場合にウエハーの衝撃に起
因するウエハー裏面と吸込ヘッドとの間の摩擦力を低減
する上で役立っている。従って、取出アームの吸込ヘッ
ドによるウエハー裏面の引っ掻き傷は防止されるのであ
る。
テッパーの取出アームの動きを制御するための制御回路
を示すブロック図である。図5に示されるように、回路
内において用いられる大部分の回路構成部品は図2にお
けるそれと同じである。例えば、第1センサー200、
第2センサー210、入力インターフェース220、マ
イクロコントローラ230、出力インターフェース24
0、負圧ソレノイド弁250は図2に示したものと機能
的に同じであり、従ってその更なる説明は必要ないであ
ろう。主たる相違点は図5に示されるように負圧解放コ
ントローラ500が新しく付加された点にある。第1セ
ンサー信号Sstart及び第2センサー信号Sstopが受け
取られると、信号は他の従来の制御デバイスと共に同時
に処理される。次に、負圧解放コントローラは、吸込ヘ
ッド内の負圧を解放させるための制御信号を発生する。
次に、この制御信号は従来の第1制御信号Scとともに
負圧ソレノイド弁250の開閉を制御する。その結果、
吸込ヘッド内の負圧を解放したり、保持するための動作
シーケンスは上述のようになる。
構成図である。負圧解放コントローラ500は第1信号
遅延回路510、第2信号遅延回路520、タイミング
制御回路530及び光遮断式の電子スイッチング回路5
40を含む。
ように時刻T3と時刻t2との間の時間差である第1所
定時間だけ、第1センサー200からの第1センサー信
号Sstartの立ち上がりを遅延する。従って、異なる取
出アームの様々な速度に適合させるために適切な遅延信
号が出力されることができ、これによりウエハーがカセ
ットホルダーに挿入される直前に吸込ヘッド内の負圧が
解放される。
ように時刻T5は時刻t4との間の時間差である第2所
定時間だけ、第2センサー210からの第2センサー信
号Sstopの立ち下がりを遅延する。従って、取出アーム
が時刻t4で停止する前に負圧解放の工程が停止される
こととなる。
プ・フロップU2Bが好ましい。このD型フリップ・フ
ロップは図4に示されるように、第1信号遅延回路51
0で発生された出力信号Sstart-delayを入力クロック
信号として用いるとともに、第2信号遅延回路520か
らの出力信号Sstop-delayを入力クリアー信号として用
いる。図6に示されるように、フリップ・フロップの反
転出力端子Qは入力端子Dに接続されている。従って、
タイミング制御回路530は第1信号遅延回路510か
らの出力信号Sstart-delay及び第2信号遅延回路52
0からの出力信号Sstop-delayを受けることによって作
動し、負圧解放段階の開始及びその長さを制御するため
に第2制御信号SQ(図4参照)を発生する。
は、従来の取出アームの制御システムにおける出力イン
ターフェース240及び負圧ソレノイド弁250に接続
された非接触式のスイッチである。図7は光遮断式の電
子スイッチング回路540、出力インターフェース24
0、負圧ソレノイド弁250及びそれらの接続関係を示
す回路図である。図4に示されるように、光遮断式の電
子スイッチング回路540は第1制御信号SC及び第2
制御信号SQを入力とし、負圧ソレノイド弁250の開
閉を制御するための出力信号SP3-2を発生し、これによ
り吸込ヘッド内の負圧の保持段階及び解放段階が制御さ
れる。
されて吸込ヘッドの負圧段階を決定することは上述の回
路動作の説明から明らかである。図4を参照しつつタイ
ミング制御について詳細に説明する。 (1) 時刻t1から時刻t3の間、第1制御信号SCは論
理ハイの状態にあり、第2制御信号SQ もまた論理ハイ
の状態にある。従って、信号SP3-2は論理ロウの状態に
あって吸込ヘッドは負圧保持の段階にある。 (2) 時刻t3から時刻t5の間、第1制御信号SC は論
理ハイの状態にあり、第2制御信号SQ は論理ロウの状
態にある。従って、信号SP3-2は論理ハイの状態にあっ
て吸込ヘッドは負圧解放の段階にある。 (3) 時刻t5から時刻t6の間、第1制御信号SCは論
理ハイの状態にあり、第2制御信号SQは論理ハイの状
態にある。従って、信号SP3-2は論理ロウの状態にあっ
て吸込ヘッドは負圧保持の段階にある。 (4) 時刻t6から時刻t8の間、第1制御信号SCは論
理ロウの状態にあり、第2制御信号SQは論理ハイの状
態にある。従って、信号SP3-2は論理ハイの状態にあっ
て吸込ヘッドは負圧解放の段階に戻る。
Cによって与えられる動作は従来の制御システムの制御
信号によって与えられる動作と類似している。主たる相
違点は第2制御信号SQを付加した点にあり、第2制御
信号SQ は論理ロウの状態にあれば、吸込ヘッド内の負
圧を解放させる指示を発する。従って、ウエハーがカセ
ットホルダー内に挿入される直前に吸込ヘッド内の負圧
が解放される構成が実現できるのである。
解放コントローラを付加することによってウエハーがカ
セットホルダー内に挿入される直前に吸込ヘッド内の負
圧が解放され、そのためにウエハーをカセットホルダー
に装填する工程において、ウエハーがカセットホルダー
に不意に衝突して衝撃を受けても、吸着保持作用はその
時はすでに解除されているのでウエハーと吸込ヘッドと
の間の接触領域における摩擦力は最小となり、引っ掻き
傷は発生しないのは明らかである。その結果、本発明は
その後のウエハー処理に最適であるばかりでなく、製品
の品質を改善できる。
成要素の一部及びウエハーホルダーを示す斜視図であ
る。
を制御する制御回路を示すブロック図である。
に関連する動作シーケンスを示すタイミングチャート図
である。
の取出アームの動きに関連する動作シーケンスを示すタ
イミングチャート図である。
の取出アームの動きを制御する制御回路を示すブロック
図である。
ターフェース、負圧ソレノイド弁及びそれらの接続ケー
ブルを示す回路図である。
ー 210 第2センサー 220 入力インタ
ーフェース 230 マイクロコントローラ 240 出力インタ
ーフェース 250 負圧ソレノイド弁 500 負圧解放コ
ントローラ 510 第1信号遅延回路 520 第2信号遅延
回路 530 タイミング制御回路 540 光遮断式電
子スイッチング回路
Claims (11)
- 【請求項1】 吸着保持作用でウエハーを保持する吸込
ヘッドを備えて、少なくともカセットホルダーに臨んで
ウエハーを当該カセットホルダーに装填する格納位置と
それより隔てた格納準備位置との間を移動自在な取出ア
ームを用いてウエハーがカセットホルダー内に装填され
る時に、当該取出アームによるウエハー裏面の引っ掻き
傷を防止する方法であって: (a) 取出アームが前記格納位置に向けて移動を開始する
前に取出アームの吸込ヘッドによる吸着保持作用でウエ
ハーを保持するステップと; (b) 前記取出アームが前記格納位置へと第1所定時間だ
け前進した後であって、ウエハーがカセットホルダーに
挿入される直前に吸込ヘッドによる吸着保持作用を解除
するステップと; (c) 前記取出アームが格納位置に到達して前記ウエハー
がカセットホルダーに挿入された時に、取出アームを停
止するステップとからなる方法。 - 【請求項2】 (d)前記ステップ(c)における取出アーム
の停止中に取出アーム上でのウエハーの有無を検出する
ために吸込ヘッドによる吸着保持作用を第2所定時間だ
け行うステップと、(e)前記ステップ(d)の後に、前記吸
着保持作用を解除して取出アームを前記格納準備位置へ
復帰させるステップとを更に含むことよりなる請求項1
に記載の方法。 - 【請求項3】 吸着保持作用でウエハーを保持する吸込
ヘッドを備えて、少なくともカセットホルダーに臨んで
ウエハーを当該カセットホルダーに装填する格納位置と
それより隔てた格納準備位置との間を移動自在な取出ア
ームを用いてウエハーがカセットホルダー内に装填され
る時に、当該取出アームによるウエハーの裏面に引っ掻
き傷が発生するのを防止する制御システムであって、取
出アームの位置を決定する複数の位置検出センサーと、
該センサーからの信号が入力され、負圧ソレノイド弁を
制御する負圧解放コントローラと、前記位置検出センサ
ーと前記負圧解放コントローラと接続されたマイクロコ
ントローラとからなり、前記マイクロコントローラは、
前記位置検出センサーからの出力信号により前記取出ア
ームが前記格納位置へと第1所定時間だけ前進したが、
ウエハーがカセットホルダー内に装填される直前の位置
にあると判定すると、当該マイクロコントローラが負圧
解放コントローラに対して吸込ヘッドによる吸着保持作
用を解除する指示を発することよりなる制御システム。 - 【請求項4】 前記複数のセンサーが第1及び第2セン
サーからなり、前記第1センサーは取出アームが格納準
備位置にあるか否かを検出し、取出アームが格納準備位
置にあるか否かを示す第1センサー信号をマイクロコン
トローラに対して出力するものであり、前記第2センサ
ーは取出アームが格納位置にあるか否かを検出し、取出
アームが格納位置にあるか否かを示す第1センサー信号
をマイクロコントローラに対して出力するものであるこ
とよりなる請求項3に記載の制御システム。 - 【請求項5】 第1センサー信号は取出アームが格納準
備位置にある時に論理ロウの信号、取出アームが格納位
置にない時には論理ハイの信号であることよりなる請求
項4に記載の制御システム。 - 【請求項6】 第2センサー信号は取出アームが格納位
置にある時に論理ロウの信号、取出アームが格納位置に
ない時には論理ハイの信号であることよりなる請求項4
又は5に記載の制御システム。 - 【請求項7】 マイクロコントローラが第1及び第2セ
ンサーから第1及び第2センサー信号を受けて第1制御
信号を発生することよりなる請求項4から7までの何れ
か一項に記載の制御システム。 - 【請求項8】 負圧解放コントローラがマイクロコント
ローラからの前記第1制御信号及び第1、第2センサー
からの第1、第2センサー信号を受けて第2制御信号を
発生することよりなる請求項7に記載の制御システム。 - 【請求項9】 吸込ヘッドは、第2制御信号が論理ロウ
であるか、または、第2制御信号が論理ハイで第1制御
信号が論理ロウの組合せである場合に吸着保持作用を解
除するが、第2制御信号が論理ハイで第1制御信号が論
理ハイの組合せである場合に吸着保持作用を維持するこ
とよりなる請求項8に記載の制御システム。 - 【請求項10】 前記負圧解放コントローラが、 ウエハーがカセットホルダーに挿入される直前に吸込ヘ
ッドによる吸着保持作用が解除されるように、入力され
る第1センサー信号の立ち上がりを第1所定時間だけ遅
延させ、対応する遅延信号を取出アームの種々な速度に
応じて出力する第1信号遅延回路と、 取出アームが格納位置に到達する前に吸着保持作用が解
除が停止されないように、第2センサー信号の立ち下が
りを第2所定時間だけ遅延させる第2信号遅延回路と、 第1信号遅延回路及び第2信号遅延回路からの出力を受
け、第2制御信号を発生するタイミング制御回路と、 第1制御信号及び第2制御信号を用いて負圧ソレノイド
弁を制御し、これにより取出アームの吸込ヘッドによる
吸着保持作用の維持、解除のシーケンスを制御する光遮
断式の電子スイッチング回路とからなる請求項4から9
までの何れか一項に記載の制御システム。 - 【請求項11】 タイミング制御回路がD型フリップ・
フロップであり、該フリップ・フロップはクロック信号
として第1信号遅延回路からの出力を、クリアー信号と
して第2信号遅延回路からの出力を用いるとともに、フ
リップ・フロップの入力端子に接続された反転出力端子
を含み、該反転出力端子からは前記第2制御信号が出力
されることよりなる請求項10に記載の制御システム。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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TW086112506A TW398024B (en) | 1997-09-01 | 1997-09-01 | Method to prevent stepper fetch arm from scratching the wafer back and its control device |
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Publications (2)
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JPH1187471A JPH1187471A (ja) | 1999-03-30 |
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ID=21626951
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP33988397A Expired - Lifetime JP3169348B2 (ja) | 1997-09-01 | 1997-12-10 | ウエハー裏面の引っ掻き傷を防止するための方法及び制御システム |
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US5486080A (en) * | 1994-06-30 | 1996-01-23 | Diamond Semiconductor Group, Inc. | High speed movement of workpieces in vacuum processing |
-
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- 1997-12-10 JP JP33988397A patent/JP3169348B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1997-12-16 US US08/991,187 patent/US6097992A/en not_active Expired - Lifetime
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