JP3168817B2 - 流量制御装置 - Google Patents

流量制御装置

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JP3168817B2
JP3168817B2 JP08665994A JP8665994A JP3168817B2 JP 3168817 B2 JP3168817 B2 JP 3168817B2 JP 08665994 A JP08665994 A JP 08665994A JP 8665994 A JP8665994 A JP 8665994A JP 3168817 B2 JP3168817 B2 JP 3168817B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ノズルから流体を吐出
する流量制御に係り、特に吐出開始時の所定流量スター
ト機能を構成した吐出流量制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の流量制御装置の、例えば局部を温
水で洗浄する衛生洗浄便座の吐水流量制御は、手動また
はモータの駆動によってバルブユニットのバルブの開度
を調整して行い、好みの水勢を伴った水量に設定し得る
ようになっていた。
【0003】しかし、上記従来の流量制御装置では、洗
浄スイッチを押すと即座に設定された水量の洗浄水が吐
出するため、前使用者が設定していた水量のままで使用
すると思わぬ勢いで吐出し、後使用者に不快感を与える
おそれがあった。そして、これを避けるために使用者
は、使用毎に水量を少ない位置に設定してから吐水を開
始し、その後、好みの水量位置に設定し直して使用する
ような洗浄を行っていた。
【0004】また従来、水量ゼロから設定値まで水量を
増加する吐水流量制御が行われる構成のものもあった
が、多い流量を好む使用者にとっては、設定流量に達す
るまで時間がかかりすぎるため、洗浄における充分な使
用満足感が得られないといった課題があった。
【0005】さらに上記のような課題を解決するため
に、図5に示した如く洗浄スイッチ1を押して洗浄ノズ
ル2から洗浄水を吐出し始める吐水開始時に、水量設定
手段3で設定した水量より一定のレベル下げた流量レベ
ルになるようにバルブユニット4の開度をコントローラ
5が制御モータ6を制御して、経時的にそのバルブユニ
ット4の開度を水量設定手段3で設定した水量レベルに
なるように変位制御するいわゆるソフトスタート制御手
段7を構成した流量制御装置(例えば特開平6−174
73号公報)などが考えられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
ようなソフトスタート機能を構成した従来の流量制御装
置で、水圧伸縮式の洗浄ノズル2を使用した場合、洗浄
ノズル2が充分に押し出されず噴出口8からの噴流が人
体に届かず洗浄できないという使用上において重大な欠
陥をまねくおそれがあった。
【0007】図5によりさらに詳しく説明すると、洗浄
ノズル2はバルブユニット4から供給された洗浄水の水
圧がピストン部9に作用し、スプリング10の力に打ち
勝って内筒11を押し出す構成である。また、ピストン
部9の外周とシリンダ12の内周との間には隙間13が
あり、内筒11が完全に押し出されパッキン14がシリ
ンダ当面に押しつけられるまでは、洗浄水は隙間13か
ら内筒11の上面に形成された溝部16を流れて内筒1
1の外周を自己洗浄できる構成である。
【0008】このような水圧伸縮式の洗浄ノズル2の特
質として、 (1)ノズル2を伸縮する都度セルフクリーニングされ
清潔に保てる。
【0009】(2)伸縮させるのためのアクチュエータ
が不要でコンパクトにできる。 (3)ノズル2が完全に押し出されパッキン14が隙間
13をシールした状態から、バルブユニット4の開度を
絞る方向に動作させた場合、ピストン部9が受ける水圧
の力がスプリング10の力より大きい間は洗浄可能領域
にあり、さらにバルブユニット4の開度を絞るとスプリ
ング10の力よりピストン部9を水圧で押す力の方が小
さくなりノズル2は引っ込む。
【0010】逆にノズル2が引っ込んだ状態から押し出
す時は、バルブユニット4の開度を上記の流量を絞ると
きの下限開度よりも、さらに開かなければ内筒11は押
し出されないし、完全に押し出されなければ噴出口8か
らの噴流も人体に到達しない。
【0011】つまり、ソフトスタート制御手段7によ
り、吐水開始時に、水量設定手段3で設定した水量より
一定のレベル下げた流量レベルになる開度にバルブユニ
ット4を開いたのでは、ノズル2が押し出されず噴出口
8からの噴流が人体に届かず洗浄できないという大きな
課題があった。
【0012】ソフトスタート機能を実用しようとすれ
ば、水圧伸縮式ではない固定ノズルを用いるとか、水勢
可変範囲を狭くして大流量すなわち水勢の強い水量領域
だけに使用範囲を限定するなどせざるを得なかった。
【0013】本発明は上記課題を解決するものであり、
流体を吐出するノズルの方式を制約することなく、広い
吐出流量可変範囲を可能にし、かつ吐出開始時に実用流
量に早く到達できる流量制御装置を提供することを第一
の目的としている。
【0014】第二の目的は、水圧伸縮式の洗浄ノズル
で、広い洗浄可変流量を使用可能にするとともに、洗浄
開始時に早く洗浄ノズルが押し出され待ち時間の少ない
流量制御装置を提供することにある。
【0015】第三の目的は、複数の洗浄ノズルのいずれ
の洗浄ノズルを選択指示されても、早く確実に洗浄状態
にでき、かつそれぞれの洗浄流量を広範囲に選択できる
流量制御装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記第一の目的を達成す
るために本発明の流量制御装置は、流体を吐出するノズ
ルと、前記ノズルに連通し流量を電気的に可変する流量
可変ユニットと、前記ノズルから吐出する吐出流量を設
定指示する流量調節スイッチと、流体の吐出開始時に前
記流量調節スイッチの指示にかかわらず、まず最大流量
より小さくかつ最小流量より大きいあらかじめ定められ
た固定の吐出流量状態を経由した後に前記流量調節スイ
ッチで設定された吐出流量状態に前記流量可変ユニット
を制御する所定流量開始制御手段を設けたものである。
【0017】上記第二の目的を達成するために本発明の
流量制御装置は、洗浄水を吐出する水圧伸縮式の洗浄ノ
ズルと、前記洗浄ノズルに連通する洗浄水量を電気的に
可変する洗浄水量可変ユニットと、前記洗浄ノズルから
吐出する洗浄吐水量を設定指示する水勢調節スイッチ
と、洗浄水の吐水開始時に前記水勢調節スイッチの指示
にかかわらず、まず最大流量より小さくかつ最小流量よ
り大きいあらかじめ定められた固定の吐水量状態を経由
した後に前記水勢調節スイッチで設定された吐水量状態
に前記洗浄水量可変ユニットを制御する所定水量開始制
御手段を設けたものである。
【0018】上記第三の目的を達成するために本発明の
流量制御装置は、洗浄水の給水路に連通する流入路と、
前記流入路から各々分岐して設けた第一および第二の流
出路を有するハウジングと、前記ハウジング内に回動可
能に設けられた弁体と、前記弁体を回動するステッピン
グモータを有する駆動手段から構成される流体制御弁
と、前記流体制御弁の第一および第二の流出路に各々連
通する第一および第二の洗浄ノズルと、前記第一および
第二の洗浄ノズルを選択駆動する洗浄スイッチと水量を
調節する水勢調節スイッチを有する操作手段と、前記操
作手段の信号により前記ステッピングモータの回転角を
制御する回転角制御手段を有するとともに、前記洗浄ス
イッチの投入により前記ステッピングモータを前記水勢
調節スイッチで設定された信号にかかわらず最大流量よ
り小さくかつ最小流量より大きいあらかじめ定められた
固定の水勢位置まで回転した後、前記水勢調節スイッチ
で設定されている位置に回転制御する洗浄開始制御手段
を設けて構成したものである。
【0019】
【作用】本発明の流量制御装置は、流量可変ユニットを
制御する所定流量開始制御手段が設けられていることに
より、流体の吐出開始時はいつも定められた同じ流量を
経て、流量調節スイッチで設定された吐出流量になるの
で、流体を吐出するノズルの方式に関わらず、広い吐出
流量可変範囲が可能になり、かつ吐出開始時に実用流量
に早く到達できる。
【0020】また本発明の流量制御装置は、洗浄水量可
変ユニットを制御する所定水量開始制御手段が設けられ
ていることにより、洗浄水の吐出開始時はいつも定めら
れた同じ洗浄流量を経て、水勢調節スイッチで設定され
た洗浄流量になるので、水圧伸縮式の洗浄ノズルで、広
い洗浄流量可変範囲が使用可能になるとともに、洗浄開
始時に早く洗浄ノズルが押し出され待ち時間を短くでき
る。
【0021】また本発明による流量制御装置は、ステッ
ピングモータを駆動手段とし、第一および第二の洗浄ノ
ズルの選択切換えと各々の洗浄ノズルから吐出される洗
浄水の流量調節を行う流体制御弁と、前記洗浄ノズルの
操作手段と、この操作手段の信号により前記ステッピン
グモータの回転角を制御するコントローラを設けるとと
もに、前記洗浄スイッチの投入により前記水勢調節スイ
ッチで設定された信号にかかわらず、前記ステッピング
モータを最大流量より小さくかつ最小流量より大きい
らかじめ定められた固定の水勢位置まで回転した後、設
定されている位置に回転制御する洗浄開始制御手段を設
けて構成したものであるので、洗浄ノズルの操作手段が
投入されると流体制御弁の弁体を所定流量位置へ回転
後、設定流量位置に回転されるので、洗浄ノズルが低水
圧で出てこなかったり、出てくるのに時間がかかったり
することなく、速く確実に洗浄ノズルが突出し、その洗
浄ノズルからの洗浄水噴出も迅速確実となり、使い勝手
と作動信頼性を高めることができる。
【0022】
【実施例】以下本発明の実施例を図面にもとづいて説明
する。
【0023】図1は本発明の第一の実施例を示す流量制
御装置の構成図である。同図において燃料ガスが供給さ
れる供給路17に元電磁弁18が設けてあり、さらに流
量可変ユニットである流体制御弁19を経てノズル20
に至る管路21を有し、ノズル20から吐出するガスが
バーナ22へ供給され燃焼する構成で、流量可変ユニッ
ト19は流入路23および流出路24を有するハウジン
グ25と、そのハウジング25内に設けられ流入路23
と流出路24を連通する通路面積を可変する弁栓26
と、その弁栓26を駆動するステッピングモータ27を
有する駆動手段28から構成されている。また、流量可
変ユニット19の流量の加減を指示する流量調節スイッ
チ29および流体の流れの停止を指示する止スイッチ3
0を有する操作手段31と、その操作手段31の信号に
より元電磁弁18および流量可変ユニット19を制御す
るコントローラ32を有し、コントローラ32は流量調
節スイッチ29による流量増減指示時において駆動手段
28のステッピングモータ27を反転させるとき、ステ
ッピングモータ27に所定パルスを加算して印加するヒ
ステリシス補正制御手段33や、点火スイッチ34によ
りバーナ22で燃焼を開始するとき、ノズル20からの
吐出流量を流量調節スイッチ29の指示にかかわらず、
まず所定吐出流量状態を経由した後に設定流量にすべく
流量可変ユニット19を制御する所定流量開始制御手段
35を設けた構成である。なお、36はバーナ22の火
力を表示する表示手段で、37、38は弁栓26のシー
ル部材である。
【0024】以上の構成において本実施例の動作につい
て説明する。使用者が点火スイッチ34を押すと、その
信号がコントローラ32に入力され、コントローラ32
はまず点火装置(図示せず)を作動してバーナ22に点
火用の火花放電を所定時間発生させながら、元電磁弁1
8を開くとともに、所定流量開始制御手段35の作用に
より、流量可変ユニット19のステッピングモータ27
が弁栓26を回転して、ノズル20からバーナ22へ供
給されるガス量を所定流量状態にする。この所定流量と
いうのはバーナ22で安全で確実に点火する流量で、全
開最大流量の約半分程度の定められた流量なので、静か
に安全確実に燃焼が開始される。その後、流量可変ユニ
ット19のステッピングモータ27が、自動的に流量調
節スイッチ29で設定されている流量になる位置へ弁栓
26を回転し、設定燃焼状態になる。使用者が火力を変
更したい場合は、流量調節スイッチ29を操作すること
により、弁栓26の回転角が制御され、ガス流量を任意
に増減することができる。
【0025】点火スイッチ34を押すと所定流量開始制
御手段35によって、直ちに安全で確実に点火する所定
流量に流量可変ユニット19が制御されるので、バーナ
22への供給ガス量が少なくて点火しにくかったり、危
険なバックファイヤーや大きい音で着火するいわゆる爆
発着火を防止できるだけでなく、バーナ22が着火する
までの時間を短くできる。
【0026】図2を用いて説明すると、例えば流量調節
スイッチ29で設定流量Aが指示されていた場合、点火
スイッチ34が押されると所定流量開始制御手段35に
よって、実線で示したようにまず開始流量に流量可変ユ
ニット19が制御され点火した後、設定流量Aになる。
流量調節スイッチ29の指示が設定流量Bの場合でも、
点火スイッチ34が押されると所定流量開始制御手段3
5によって、まず開始流量すなわち前述したごとくバー
ナ22で安全で確実に点火する流量で、最大流量より小
さくかつ最小流量より大きいあらかじめ定められた固定
流量(図2では開始流量として明示している平坦部分
の流量を示し、最大流量より小さくかつ最小流量より大
きいあらかじめ定められた固定の吐出流量状態となって
いる)に流量可変ユニット19が制御され点火した後、
設定流量Bになるように動作する。もし、上記のように
所定の開始流量でなく、いきなり設定流量Aや最小流量
で点火しようとすると点火しにくいため、着火までの時
間を長く要したり、バックファイヤーを生じたりする。
したがって流量範囲は図2の開始流量から最大流量まで
の狭い範囲となるが、所定開始流量制御手段35を設け
ることにより、図2の最小流量から最大流量まで広い流
量範囲実用可変範囲にすることができる。なおバーナ
22は着火し燃焼している状態からであれば、最小流量
までガス流量を絞ってもバックファイヤーを生じる危険
はない。また、上記のように所定の開始流量でなく、い
きなり設定流量Bや最大流量で点火しようとすると大き
い音で着火する爆発着火を起こす危険があるが、これも
防止でき安全に早く着火できる。
【0027】以上述べたように本実施例によれば、流量
可変ユニット19を制御する所定流量開始制御手段35
が設けられていることにより、流体の吐出開始時はいつ
も定められた同じ流量を経て、設定された吐出流量にな
るので、流体を吐出するノズル20の方式に関わらず、
安全で早く確実に点火ができるとともに、広い吐出流量
可変範囲すなわち広い燃焼量可変範囲を実現することが
できる。
【0028】また本実施例の流量制御装置は、流量調節
スイッチ29による流量増減指示時において駆動手段2
8のステッピングモータ27を反転させるとき、ステッ
ピングモータ27に所定パルスを加算して印加するヒス
テリシス補正制御手段33を設けたことによって、ステ
ッピングモータ27やそのステッピングモータ27と弁
栓26との動力伝達部にバックラッシがあっても、その
バックラッシ等によって流量増減時に生じる流量ヒステ
リシス相当分を補足する回転パルスがステッピングモー
タ27に印加され、バックラッシによる流量調節ずれを
極めて少なくできる。流量増減時に生じる流量ヒステリ
シスの要因は、ステッピングモータ27のギヤ部やその
ステッピングモータ27と弁栓26との動力伝達部など
のバックラッシによるものなので、どの位置で反転して
もほぼ同じヒステリシスを生じる。それゆえ、ステッピ
ングモータ27を反転する際、ヒステリシス相当の回転
角の分だけ多く回転パルスをステッピングモータ27に
印可することにより、事実上は流量増減時の位置ずれを
補正することができる。このことにより流量を増減した
ときも、好みの流量を容易に再現できる。
【0029】図3は、本発明の第二の実施例を示す流量
制御装置の構成図である。同図において洗浄水が供給さ
れる供給路39に元電磁弁40が設けてあり、さらに洗
浄水量可変ユニットであるポンプ41を経て、水圧伸縮
式の洗浄ノズル42に至る管路43を有し、洗浄ノズル
42から洗浄水が吐出する構成である。また、洗浄水量
可変ユニット41の流量の加減を指示する水勢調節スイ
ッチ44および洗浄水の吐出の停止を指示する止スイッ
チ45を有する操作手段46と、その操作手段46の信
号により元電磁弁40および洗浄水量可変ユニット41
を制御するコントローラ47を有し、コントローラ47
は洗浄スイッチ48により洗浄ノズル42から洗浄吐水
を開始するとき、洗浄ノズル42からの吐出流量を水勢
調節スイッチ44の指示にかかわらず、まず最大流量よ
り小さくかつ最小流量より大きいあらかじめ定められた
固定の吐水量状態を経由した後に設定された吐水流量に
すべく洗浄水量可変ユニット41を制御する所定水量開
始制御手段49を設けた構成である。なお、洗浄ノズル
42は洗浄水量可変ユニット41から供給された洗浄水
の水圧がピストン部50に作用し、スプリング51の力
に打ち勝って内筒52を押し出す構成である。また、ピ
ストン部50の外周とシリンダ53の内周との間には隙
間54があり、内筒52が完全に押し出されパッキン5
5がシリンダ当面56に押しつけられるまでは、洗浄水
は隙間54から内筒52の上面に形成された溝部57を
流れて内筒52の外周を自己洗浄できる構成である。5
8は洗浄ノズル42の水勢を表示する表示手段である。
【0030】以上の構成において本実施例の動作につい
て説明する。使用者が洗浄スイッチ48を押すと、その
信号がコントローラ47に入力され、コントローラ47
はまず元電磁弁40を開くとともに、所定水量開始制御
手段49の作用により、洗浄水量可変ユニット41であ
るポンプを回転して、洗浄ノズル42へ供給される洗浄
水量を所定流量状態にする。この所定流量というのは、
洗浄ノズル42が洗浄水量可変ユニット41から供給さ
れる洗浄水の水圧によって、内筒52が押し出されパッ
キン55がシリンダ当面56に充分押しつけられた状態
になる流量で、コントローラ47のマイクロコンピュー
タにポンプ41が所定開始流量になる運転信号を記憶さ
せてある。
【0031】洗浄ノズル42が洗浄水量可変ユニット4
1から供給される洗浄水の水圧によって、内筒52が押
し出されパッキン55がシリンダ当面56に充分押しつ
けられた状態になると、隙間54から溝部57へ流れる
洗浄水はパッキン55で遮断され、すべて内筒52の先
端付近に設けられた噴出口59から吐出され、被洗浄箇
所に噴射される。このようにパッキン55が隙間54を
遮断した状態からであれば、水勢調節スイッチ44で水
勢を弱めるようにコントローラに指示し、流量可変ユニ
ットであるポンプ41の流量を最小流量にしてもパッキ
ン55はシリンダ当面56に押しつけられたまま、噴出
口59からの吐出流量が最小流量状態で被洗浄物に噴射
される状態になる。もし洗浄運転開始時からいきなりこ
の最小流量にポンプ41を運転した場合、洗浄水が隙間
54から漏れていながらかつピストン部50に作用して
パッキン55を押しつけるには水圧不足で、噴出口59
からの水流は被洗浄箇所に充分届かない。
【0032】つまり、所定水量開始制御手段49を設け
ることで、図2の所定開始流量から水量可変ユニット4
1が運転開始され、最小流量から最大流量まで広範囲の
洗浄水量範囲が実用可能となる。
【0033】また、洗浄水量可変ユニット41を制御す
る所定水量開始制御手段49が設けられていることによ
り、洗浄水の吐出開始時はいつも定められた同じ洗浄流
量を経て、水勢調節スイッチ44で設定された洗浄流量
になるので、水圧伸縮式の洗浄ノズル42で、ノズル4
2のセルフクリーニングもできながら広い洗浄流量可変
範囲が使用可能になるとともに、洗浄開始時に早く洗浄
ノズルが確実に押し出され待ち時間を短くできる。
【0034】図4は、本発明の第三の実施例を示す流量
制御装置の構成図である。同図において60は、洗浄水
を供給する給水路61に設けられ加熱ヒータ62を有す
る温水タンクであり、その温水タンク60の下流側に流
入路63と、第一および第二の流出路64、65に形成
したハウジング66内に回動可能に設けられた略円筒形
の弁体67からなる流体制御弁68が設けられている。
その弁体67の内部には、流入路63と第一あるいは第
二の流出路64、65とを選択的に連通する流路69が
形成されている。弁体67の流路69の出口部70は、
ハウジング66との摺動接触面71に設けられ、この出
口部70を囲むように凸部72が、弁体67と一体成型
されている。73は弁体67を駆動するハウジング66
の外に臨む回転軸部74のリング状の溝部75に設けた
略X字形断面の弾性シール部材である。なお弁体67の
先端近傍の外周部にもリング状の溝部76が形成されて
おり、その溝部76にX字形断面の弾性シール部材77
が設けられている。78は正逆転回転可能なモータにて
なる駆動手段である。モータ78の出力軸79は、O形
断面形状で弁体67の同じくO形断面形状の穴80に挿
入し、モータ78の取付フランジ81の穴径はハウジン
グ66の取付ボス82の径に対し大きく、取付スキマガ
タを有し、ハウジング66と弁体67との軸心の偏心を
吸収する構成である。なお、ハウジング66の取付ボス
82の高さ寸法は、モータ78の取付フランジ81の板
厚より大きく、モータ78はビス83、84で締め付け
後も、上記した取付スキマガタの範囲内で偏心を補償す
る動きの自由度を有する構成である。
【0035】85および86は流体制御弁68の第一、
第二の流出路64、65にそれぞれ連通可能に設けられ
た第一、第二の洗浄ノズルであり、第一の洗浄ノズル8
5は、ビデ洗浄用であり、また第二の洗浄ノズル86は
肛門洗浄用である。
【0036】87は衛生洗浄便座の操作手段であり、第
一および第二の洗浄ノズル85、86を選択するための
洗浄スイッチ88、89、各々の洗浄において水量を調
節する水勢調節スイッチ90、91、選択している水勢
を表示するための表示手段92および停止スイッチ93
などで構成されている。94は操作手段87の信号によ
り流体制御弁68の駆動手段であるステッピングモータ
78の回転角を制御するコントローラで、95は洗浄ス
イッチ88もしくは89の投入時に流体制御弁68のス
テッピングモータ78を最大流量より小さくかつ最小流
量より大きいあらかじめ定められた固定の水勢位置まで
回転した後に、水勢調節スイッチ90、91で設定され
ている位置まで回転制御する洗浄開始制御手段である。
【0037】以上の構成において本実施例の動作につい
て説明する。使用者が衛生便座(図示せず)に着座して
用便後、洗浄スイッチ88、89を選択する。例えば肛
門洗浄を行う第二の洗浄ノズル86を駆動させるために
洗浄スイッチ89が投入されると、その信号がコントロ
ーラ94を介してステッピングモータ78が回転駆動さ
れる。このとき弁体67は洗浄開始制御手段95の作用
によって、まず最大流量より小さくかつ最小流量より大
きいあらかじめ定められた固定の水勢位置まで回転した
後に、水勢調節スイッチ90、91で設定されている位
置へ回転制御される。さらに水勢調節スイッチ90、9
1で任意の洗浄流量に可変できる。停止スイッチ93を
押すと、流体制御弁68の駆動手段であるステッピング
モータ78が弁体67を回転し、弁体67の出口部70
が2つの流出路64、65に対してほぼ等角度回転隔離
する位置に停止し、洗浄ノズル85、86への洗浄水の
供給を遮断する。したがって、次にどちらの洗浄スイッ
チ88、89を押されても、選択された洗浄ノズルから
洗浄水を実用流量噴出するまでの時間は、同様に短く早
くできる。
【0038】以上述べたように本実施例によれば、ステ
ッピングモータ78を駆動手段とし、第一および第二の
洗浄ノズル85、86の選択切換えと各々の洗浄ノズル
から吐出される洗浄水の流量調節を行う流体制御弁68
と、洗浄ノズル85、86の操作手段87と、この操作
手段87の信号によりステッピングモータ78の回転角
を制御するコントローラ94を設けるとともに、洗浄ス
イッチ88、89の投入によりステッピングモータ78
を水勢調節スイッチ90、91で設定された信号にかか
わらず所定水勢位置まで回転した後、水勢調節スイッチ
90、91で設定されている位置に回転制御する洗浄開
始制御手段95を設けて構成したものであるので、1個
のアクチュエータで複数の洗浄ノズルの切り換えと、広
い洗浄流量可変範囲が使用可能になるとともに、それぞ
れの洗浄開始時に洗浄ノズルが早く確実に押し出され待
ち時間を短くできる。
【0039】すなわち、操作手段87の洗浄スイッチ8
8または89が投入されると流体制御弁68の弁体67
を所定開始流量位置へ回転後、設定流量位置に回転され
るので、洗浄ノズル85や86が低水量で出てきにくか
ったり、出てくるのに時間がかかったりすることなく、
速く確実に洗浄ノズル85、86が突出し、その洗浄ノ
ズル85、86からの洗浄水噴出も迅速確実となり、使
い勝手と作動信頼性の高い流量制御装置を実現できる。
【0040】つまり、簡単な構成により複数の洗浄ノズ
ルの選択切換えと水勢調節が可能な衛生洗浄便座に好適
な流量制御装置を提供することができる。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の流量制御装
置は、流量可変ユニットを制御する所定流量開始制御手
段を設けたものであり、以下の効果が得られる。
【0042】(1)流体の吐出開始時に、流量調節スイ
ッチの指示にかかわらず、まず最大流量より小さくかつ
最小流量より大きいあらかじめ定められた固定の所定流
量を経て、流量調節スイッチで設定されている吐出流量
になるので、流体を吐出するノズルの方式に関わらず、
広い吐出流量可変範囲が可能になる。
【0043】(2)吐出開始時に流量調節スイッチの指
示にかかわらず、まず最大流量より小さくかつ最小流量
より大きいあらかじめ定められた固定の実用所定流量を
経由して設定流量になるので、実用状態に短時間に到達
し得る。
【0044】また、本発明の流量制御装置は、洗浄水量
可変ユニットを制御する所定水量開始制御手段を設けた
ものであり、以下の効果が得られる。
【0045】(1)洗浄水の吐出開始時に、水勢調節ス
イッチの指示にかかわらず、まず最大流量より小さくか
つ最小流量より大きいあらかじめ定められた固定の所定
洗浄流量を経て、水勢調節スイッチで設定されている洗
浄流量になるので、水圧伸縮式洗浄ノズルのセルフクリ
ーニング機能を生かしつつ、広い洗浄流量可変範囲を使
用可能にする。
【0046】(2)洗浄開始時に水勢調節スイッチの指
示にかかわらず、まず最大流量より小さくかつ最小流量
より大きいあらかじめ定められた固定の所定洗浄流量を
経て設定洗浄流量になるので、早く洗浄ノズルが押し出
され待ち時間を短くできる。
【0047】また、本発明の衛生洗浄便座の流量制御装
置は、ステッピングモータを駆動手段とし、第一および
第二の洗浄ノズルの選択切換えと各々の洗浄ノズルから
吐出される洗浄水の流量調節を行う流体制御弁と、前記
洗浄ノズルの操作手段と、この操作手段の信号により前
記ステッピングモータの回転角を制御するコントローラ
を設けるとともに、前記洗浄スイッチの投入により前記
水勢調節スイッチで設定されている信号にかかわらず、
前記ステッピングモータを最大流量より小さくかつ最小
流量より大きいあらかじめ定められた固定の所定水勢位
置まで回転した後、設定されている位置に回転制御する
洗浄開始制御手段を設けたものであり、以下の効果が得
られる。
【0048】(1)洗浄ノズルの操作手段が投入される
と流体制御弁の弁体が最大流量より小さくかつ最小流量
より大きいあらかじめ定められた固定の所定流量位置へ
回転後、設定流量位置に回転されるので、洗浄ノズルが
低水圧で出てこなかったり、出てくるのに時間がかかっ
たりすることなく、速く確実に洗浄ノズルが突出し、そ
の洗浄ノズルからの洗浄水噴出も迅速確実となり、使い
勝手と作動信頼性を高めることができる。
【0049】(2)単一のステッピングモータの簡単な
構成で、複数の洗浄ノズルの選択切換えと、広範囲の水
勢調節を可能にでき、衛生洗浄便座に好適な流量制御装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を示す流量制御装置の構
成図
【図2】同流量制御装置の流量変化を示す説明図
【図3】本発明の第二の実施例を示す流量制御装置の構
成図
【図4】本発明の第三の実施例を示す衛生洗浄便座の流
量制御装置の構成図
【図5】従来の流量制御装置の構成図
【符号の説明】
19 流量可変ユニット 20 ノズル 29 流量調節スイッチ 35 所定流量開始制御手段 41 洗浄水量可変ユニット 42 洗浄ノズル 44 水勢調節スイッチ 49 所定水量開始制御手段 61 給水路 63 流入路 64 第一の流出路 65 第二の流出路 66 ハウジング 67 弁体 68 流体制御弁 78 駆動手段 85 第一の洗浄ノズル 86 第二の洗浄ノズル 87 操作手段 88 洗浄スイッチ 89 洗浄スイッチ 90 水勢調節スイッチ 91 水勢調節スイッチ 94 コントローラ 95 洗浄開始制御手段
フロントページの続き (72)発明者 加藤 玄道 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−188550(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E03D 9/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体を吐出するノズルと、前記ノズルに連
    通し流量を電気的に可変する流量可変ユニットと、前記
    ノズルから吐出する吐出流量を設定指示する流量調節ス
    イッチと、流体の吐出開始時に前記流量調節スイッチの
    指示にかかわらず、まず最大流量より小さくかつ最小流
    量より大きいあらかじめ定められた固定の吐出流量状態
    を経由した後に前記流量調節スイッチで設定された吐出
    流量状態に前記流量可変ユニットを制御する所定流量開
    始制御手段を設けた流量制御装置。
  2. 【請求項2】洗浄水を吐出する水圧伸縮式の洗浄ノズル
    と、前記洗浄ノズルに連通する洗浄水量を電気的に可変
    する洗浄水量可変ユニットと、前記洗浄ノズルから吐出
    する洗浄吐水量を設定指示する水勢調節スイッチと、洗
    浄水の吐水開始時に前記水勢調節スイッチの指示にかか
    わらず、まず最大流量より小さくかつ最小流量より大き
    あらかじめ定められた固定の吐水量状態を経由した後
    に前記水勢調節スイッチで設定された吐水量状態に前記
    洗浄水量可変ユニットを制御する所定水量開始制御手段
    を設けた流量制御装置。
  3. 【請求項3】洗浄水の給水路に連通する流入路と、前記
    流入路から各々分岐して設けた第一および第二の流出路
    を有するハウジングと、前記ハウジング内に回動可能に
    設けられた弁体と、前記弁体を回動するステッピングモ
    ータを有する駆動手段から構成される流体制御弁と、前
    記流体制御弁の第一および第二の流出路に各々連通する
    第一および第二の洗浄ノズルと、前記第一および第二の
    洗浄ノズルを選択駆動する洗浄スイッチと水量を調節す
    る水勢調節スイッチを有する操作手段と、前記操作手段
    の信号により前記ステッピングモータの回転角を制御す
    る回転角制御手段を有するとともに、前記洗浄スイッチ
    の投入により前記ステッピングモータを前記水勢調節ス
    イッチで設定された信号にかかわらず最大流量より小さ
    くかつ最小流量より大きいあらかじめ定められた固定の
    水勢位置まで回転した後、前記水勢調節スイッチで設定
    されている位置に回転制御する洗浄開始制御手段を設け
    た流量制御装置。
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