JP3168719U - 動物用罠装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】単純な構成により安価で確実な作動が可能な動物用罠装置を提供する。【解決手段】本動物用罠装置は、3分割され互いに回動可能に付勢接続された踏み板と、該踏み板のうち中央踏み板片1の両側に回動自在に接続された一対のU字状ワイヤ保持枠11a,11bとからなることを特徴とする。前記踏み板は中央踏み板片及び左右の踏み板片からなり、前記中央踏み板片が下方に降下可能に接続されていて、常時ほぼ水平姿勢になるよう付勢されていることが好適である。【選択図】図1

Description

本考案は、猪、鹿等の有害野生動物を捕獲するための罠装置に関する。
従来から、猪や鹿等の有害野生動物を捕獲するための罠として、踏み板の反動によるワイヤ発射タイプの装置が提案されている。
例えば、特許文献1には、踏み板の上面に半円弧状の作動体を互いに対向させて載置し、各作動体の回動端部を枠体の受け桟に載置し、縮小方向に付勢されたループを有するワイヤを各作動体の外周に懸回してリング状に保形した野生動物用罠が開示されている。しかし、この装置では作動体の支点と受け桟との距離が大きいため、踏み板の降下距離が長くならないと作動しにくいという問題点がある。
また、特許文献2には、踏み板と半枠状に構成された1対の作動部材と、この作動部材を指示する枠体と、付勢手段によりループ状に保持された捕獲ワイヤとからなる動物捕獲用罠が開示されている。この装置では、枠体に切り欠き縁を設け、この切り欠き縁により作動部材の回動を発生させるため、作動部材の初動速度を向上し確実に動物を捕獲できるとされる。しかしながら、この装置においては、踏み板と作動部材は一体であるが枠体は分離されているため、ワイヤを設置する際に特別な安全装置を取り付けた上で行わなければならない。
さらに、特許文献3では、本体台座の内側壁面に跳ね上げストッパーを装着した踏み板を構成する中軸を設け、本体台座に設けた中軸の両端部に装着した跳ね上げスプリングと接合したU字アームを本体台座の外側壁面に装着した猪捕獲補助器具が開示されている。しかしながらこの装置では、地面に凹部を形成して設置しなければならないため、表面が柔らかいところではうまく作動ができない可能性がある。また、跳ね上げストッパーの構成が詳しく記述されていないため、羽根部の保持と作動時の解放の応力配分が困難であるという問題点がある。
実用新案登録第3127832号公報 実用新案登録第3154195号公報 実用新案登録第3160150号公報
本考案は上記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、単純な構成により安価で確実な作動が可能な動物用罠装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため本考案による動物用罠装置は、3分割され互いに回動可能に付勢接続された踏み板と、前記踏み板のうち中央踏み板片の両側に回動自在に接続された一対のU字状ワイヤ保持枠とからなることを特徴とする。
前記踏み板は中央踏み板片及び左右の踏み板片からなり、前記中央踏み板片が下方に降下可能に接続されていて、常時ほぼ水平姿勢になるよう付勢されていることが好適である。
また、前記踏み板は中央踏み板片及び左右の踏み板片からなり、それぞれが常時上向きにくの字姿勢になるよう付勢されており、仕掛け時には前記左右の踏み板片が前記中央踏み板片に対して水平からやや下向きになるよう保持されている構成を採用することもできる。
前記一対のU字状ワイヤ保持枠は、仕掛け時に水平よりもやや下向きになるよう保持されていることが望ましい。
また、前記一対のU字状ワイヤ保持枠の外周部に凹部が設けられていることが好適である。
さらに、前記一対のU字状ワイヤ保持枠両方にストッパー孔を設け、コの字型ストッパーを嵌合させることにより前記一対のU字状ワイヤ保持枠の作動を防止できるように構成することもできる。
本考案による動物用罠装置は、踏み板が3分割されて互いに回動可能に付勢接続されているため、動物が踏み板を踏んだ際にどの場所を踏んでも容易に踏み板が降下するため、捕獲ワイヤの発射が確実になる。また、U字状ワイヤ保持枠と踏み板とが一体的に構成されているため持ち運びや操作が容易である。
以下、図面に基づいて本考案の好適な実施例について説明する。図1に本考案による罠装置の一実施例の平面図を示す。また、この実施例の正面図を図2に示す。踏み板は中央踏み板片1、右側踏み板片2及び左側踏み板片3からなり、コイルバネ5a、5b付きのヒンジ4a、4bによりそれぞれ回動可能に接続されている。これらのヒンジ4a、4bは、3枚の踏み板片が常時はほぼ水平に保持され、上から荷重がかかった際に下方へ折れ曲がるようコイルバネ5a、5bの弾性力により付勢している。
一対のU字状ワイヤ保持枠11a、11bは、3枚の踏み板片1、2、3の外周に沿って配置され、中央踏み板片1の両側においてワイヤ保持枠支持ピン12a、12bにより回動自在に接続されている。U字状ワイヤ保持枠11a、11bはそれぞれ、倒した際に図2に示したように水平に対して先端がやや下側になるよう配置することが望ましい。この構成により、後述のストッパーを外して使用状態にした際の安定性を確保することができる。U字状ワイヤ保持枠11a、11bそれぞれの外周部には、捕獲ワイヤの保持を容易にするために、溝部14を形成することが望ましい。(図3参照)
右側踏み板片2及び左側踏み板片3それぞれの下部には支持脚6a、6bが設けられている。これらの支持脚6a、6bは、この罠装置を設置した際の安定性を保持する役割があるが、U字状ワイヤ保持枠11a、11bをそれぞれ横に倒してセットする際の位置決め部材としても機能する。図1及び図2においてはこれらの支持脚6a、6bを丸棒状として示したが、機能を満足するのであれば、形状や大きさなどは変更することができる。
上記実施例の使用状況について説明する。図2が本装置をセットする際の状態を示す。この装置を地面に置くと、図2に示したように、指示脚6a、6b上に踏み板片1、2、3がほぼ水平に並んだ状態となる。このとき、U字状ワイヤ保持枠11a、11bは両側に倒れた状態となり、指示脚6a、6b上に保持される。U字状ワイヤ保持枠11a、11bにはそれぞれストッパー孔13a、13bが形成されており、これらの孔にストッパー21を挿入することにより、U字状ワイヤ保持枠11a、11bの予期しない動作を防止することができる。この状態で、U字状ワイヤ保持枠11a、11bの周囲に縮小方向に付勢されたループ状捕獲部を有する捕獲ワイヤ(図示してない、市販のものが利用できる)を巡らして保持しておく。この捕獲ワイヤの例としては、例えば特許文献2の図4に示されている。使用状態にするためには、ストッパー21を外しておく。
上記実施例の罠装置の動作について説明すると、動物が踏み板片1、2、3のいずれかの部分を踏んだ際に、中央踏み板片1が下方に降下し、それによってU字状ワイヤ保持枠11a、11bの動作中心(ワイヤ保持枠支持ピン12a、12bの位置)が先端部(指示脚6a、6bの上部表面)よりも低くなる。前述の捕獲ワイヤは縮小方向に付勢されているため、U字状ワイヤ保持枠11a、11bの先端部が動作中心よりも高くなると、U字状ワイヤ保持枠11a、11bを跳ね上げて、上方に発射される。この状態を示すのが図4である。
上記実施例においては、中央踏み板片1が下方に降下可能に接続されていて、常時ほぼ水平姿勢になるよう付勢されている構成を採用したが、バネ付きヒンジ4a、4bの取り付け方向を逆にして、左右の踏み板片2、3が中央踏み板片1に対して常時くの字に上方へ曲折するような構成をとることもできる。この場合は、U字状ワイヤ保持枠11a、11bを左右に寝かせてセットするのに力が必要となるが、寝かせた状態でストッパー21を装着することによりU字状ワイヤ保持枠11a、11bを保持しておくことができる。この場合も、U字状ワイヤ保持枠11a、11bはそれぞれ、倒した際水平に対して先端がやや下側になるよう配置することが望ましい。この状態で、前述の捕獲ワイヤを装着すると、ワイヤの縮小方向の付勢力により、U字状ワイヤ保持枠11a、11bはそのままの状態で保持される。動物が踏み板片のいずれかを踏んだ際には、上記の実施例と同様にU字状ワイヤ保持枠11a、11bが動作して捕獲ワイヤを発射する。こちらの実施例の場合は、踏み板を踏んだ際にバネ付きヒンジ4a、4bの弾性力がU字状ワイヤ保持枠11a、11bの初動を補助するため、より早い初動速度が得られる。
以上説明したように、本考案による動物用罠装置は動物が踏み板を踏んだ際にどの場所を踏んでも容易に踏み板が降下するため、捕獲ワイヤの発射が確実になる。また、U字状ワイヤ保持枠と踏み板とが一体的に構成されているため持ち運びや操作が容易であるため、有害動物捕獲に極めて有用である。
本考案の実施例を示す平面図である。 図1に示した実施例の正面図である。 図1に示した実施例におけるU字状ワイヤ保持枠の構成を示す説明図である。 図1に示した実施例において、U字状ワイヤ保持枠が作動した状態を示す正面図である。
1 中央踏み板片
2 右側踏み板片
3 左側踏み板片
4a、4b ヒンジ
5a、5b 踏み板用付勢手段
6a、6b 支持脚
11a、11b ワイヤ保持枠
12a、12b ワイヤ保持枠支持ピン
13a、13b ストッパー孔
14 溝部
21 ストッパー

Claims (6)

  1. 3分割され互いに回動可能に付勢接続された踏み板と、前記踏み板のうち中央踏み板片の両側に回動自在に接続された一対のU字状ワイヤ保持枠とからなることを特徴とする動物用罠装置。
  2. 前記踏み板は中央踏み板片及び左右の踏み板片からなり、前記中央踏み板片が下方に降下可能に接続されていて、常時ほぼ水平姿勢になるよう付勢されていることを特徴とする請求項1記載の動物用罠装置。
  3. 前記踏み板は中央踏み板片及び左右の踏み板片からなり、それぞれが常時上向きにくの字姿勢になるよう付勢されており、仕掛け時には前記左右の踏み板片が前記中央踏み板片に対して水平からやや下向きに成るよう保持されていることを特徴とする請求項1記載の動物用罠装置。
  4. 前記一対のU字状ワイヤ保持枠は、仕掛け時に水平よりもやや下向きになるよう保持されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の動物用罠装置。
  5. 前記一対のU字状ワイヤ保持枠の外周部に凹部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の動物用罠装置。
  6. 前記一対のU字状ワイヤ保持枠両方にストッパー孔を設け、コの字型ストッパーを嵌合させることにより前記一対のU字状ワイヤ保持枠の作動を防止できるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の動物用罠装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6295366B1 (ja) * 2017-11-20 2018-03-14 行雄 北澤 くくり罠
KR20180116488A (ko) * 2017-04-14 2018-10-25 나대석 야생동물 진입 차단용 발판

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