JP3165716U - 動物用罠装置 - Google Patents

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株式会社藤沢精機
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Abstract

【課題】 確実な作動と安全な設置が可能な動物用罠装置を提供することを課題とする。【解決手段】 本考案による動物用罠装置は、基台と、回動自在に前記基台上に固定された一対のU字状ワイヤ保持枠と、前記U字状ワイヤ保持枠内において一端が回動自在に前記基台上に固定されほぼ水平になるよう上向きに付勢された踏み板と、回動により前記一対のU字状ワイヤ保持枠を規制及び解放することのできるロック手段とからなることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本考案は、猪、鹿等の有害野生動物を捕獲するための罠装置に関する。
従来から、猪や鹿等の有害野生動物を捕獲するための罠として、踏み板の反動によるワイヤ発射タイプの装置が提案されている。
例えば、特許文献1には、踏み板の上面に半円弧状の作動体を互いに対向させて載置し、各作動体の回動端部を枠体の受け桟に載置し、縮小方向に付勢されたループを有するワイヤを各作動体の外周に懸回してリング状に保形した野生動物用罠が開示されている。しかし、この装置では作動体の支点と受け桟との距離が大きいため、踏み板の降下距離が長くならないと作動しにくいという問題点がある。また、ワイヤを設置する際には、安全のため規制ピンを枠体に差し込み、使用する直前にこのピンを抜き取らなければならないので、手間が掛かる。
また、特許文献2には、踏み板と半枠状に構成された1対の作動部材と、この作動部材を指示する枠体と、付勢手段によりループ状に保持された捕獲ワイヤとからなる動物捕獲用罠が開示されている。この装置では、枠体に切り欠き縁を設け、この切り欠き縁により作動部材の回動を発生させるため、作動部材の初動速度を向上し確実に動物を捕獲できるとされる。しかしながら、この装置においては、踏み板と作動部材は一体であるが枠体は分離されているため、ワイヤを設置する際に特別な安全装置を取り付けた上で行わなければならない。
さらに、特許文献3では、本体台座の内側壁面に跳ね上げストッパーを装着した踏み板を構成する中軸を設け、本体台座に設けた中軸の両端部に装着した跳ね上げスプリングと接合したU字アームを本体台座の外側壁面に装着した猪捕獲補助器具が開示されている。しかしながらこの装置では、地面に凹部を形成して設置しなければならないため、表面が柔らかいところではうまく作動ができない可能性がある。また、跳ね上げストッパーの構成が詳しく記述されていないため、羽根部の保持と作動時の解放の応力配分が困難であるという問題点がある。
実用新案登録第3127832号公報 実用新案登録第3154195号公報 実用新案登録第3160150号公報
本考案は上記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、確実な作動と安全な設置が可能な動物用罠装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため本考案による動物用罠装置は、基台と、回動自在に前記基台上に固定された一対のU字状ワイヤ保持枠と、前記U字状ワイヤ保持枠内において一端が回動自在に前記基台上に固定されほぼ水平になるよう上向きに付勢された踏み板と、回動により前記一対のU字状ワイヤ保持枠を規制及び解放することのできるロック手段とからなることを特徴とする。
前記ロック手段は、ロック付勢手段により前記U字状ワイヤ保持枠規制方向に付勢されていることが好適であり、前記踏み板に連接された突起部により構成することができる。
また、前記それぞれのU字状ワイヤ保持枠の下側には、前記それぞれのU字状ワイヤ保持枠を下側から加圧するよう付勢されたトリガー板が設けられていることが望ましい。
さらに、前記それぞれのU字状ワイヤ保持枠は、外周部に溝が形成されていることが好適である。
本考案による動物用罠装置は、基台上にU字状ワイヤ保持枠と踏み板とロック手段を配置しており、踏み板の作動がこの基台上で行われるため小さな踏み板作動距離でU字状ワイヤ保持枠を回動させることができる。これにより、罠の設置場所を選ばず確実な作動を期待することができる。また、本装置によれば、U字状ワイヤ保持枠をほぼ水平に倒すことによりロック手段がU字状ワイヤ保持枠の回動を規制するので、ワイヤの設置を安全かつ確実に行うことができる。
以下、図面に基づいて本考案の好適な実施例について説明する。図1に本考案による罠装置の一実施例の平面図を示す。図1は図2に示した平面図における踏み板31を取り除いた状態を示す。基台1上には、ワイヤ保持枠スタンド2a、2bが配置され、ワイヤ保持枠受け7a、7bにより一対のU字状ワイヤ保持枠11a、11bを回動自在に保持している。この実施例においては、一対のU字状ワイヤ保持枠11a、11bは全体として長円形をなすよう配置されている。
ワイヤ保持枠スタンド2a、2bのいずれか近傍には踏み板スタンド3が配置され、踏み板支承腕5が上下に回動自在に接続されている。踏み板支承腕5上の固定ネジ穴6を通して踏み板31が固定されている。この状態を図3に示した。踏み板スタンド3は踏み板用バネ9により図1の上部ワイヤ保持枠スタンド2a側に付勢されているが、踏み板スタンド3の端部に形成されたロック爪4がU字状ワイヤ保持枠11a、11b上に係合することにより、踏み板31を水平に保持している。
ワイヤ保持枠スタンド2bの両側の基台1上には、トリガー板21a、21bが配置され、トリガーバネ22a、22bによりU字状ワイヤ保持枠11a、11bを加圧する方向に付勢されている。
上記実施例のロック状態の正面図を図5に示す。この図は図1の罠装置をワイヤ保持枠スタンド2b側から見たものである。U字状ワイヤ保持枠11a、11bを両側に押し広げると、図3に示したようにロック爪4により位置規制されるため、図5に示したとおり、ほぼ水平に保持される。この罠装置を使用する際は、このU字状ワイヤ保持枠11a、11bの周囲に縮小方向に付勢されたループ状捕捉部を有する捕捉ワイヤ(図示してない、市販のものが利用できる)を巡らして保持しておく。この捕捉ワイヤの例としては、例えば特許文献2の図4に示されている。このワイヤの取付を容易にするため、U字状ワイヤ保持枠11a、11bの外周にはそれぞれ溝部12を設けることが望ましい。
この実施例では、トリガー板21a、21bが具備された装置を示した。この場合、後述するようにトリガー板21a、21bの弾性力によりU字状ワイヤ保持枠11a、11b解放時の初動を補助するため、安定した動作性を確保することができる。図5に示したU字状ワイヤ保持枠11a、11bの準備状態の位置はほぼ水平にされているが、両方のU字状ワイヤ保持枠11a、11bを水平からやや下向きに設定することも有効である。
次に、上記実施例の作動について説明する。U字状ワイヤ保持枠11a、11bをロック爪4によりほぼ水平に位置規制した状態で捕捉ワイヤを取り付け、所望する場所に設置しておく。動物がこの装置上に来て踏み板31を踏むと、図4に示したように踏み板用バネ9の弾性力に逆らって下方に降下する。この降下によりロック爪4がU字状ワイヤ保持枠11a、11bから外れるため、U字状ワイヤ保持枠11a、11bは解放される。この際、トリガー板21a、21bの弾性力によりU字状ワイヤ保持枠11a、11bは上方へ持ち上げられ、それに伴って捕捉ワイヤがU字状ワイヤ保持枠11a、11bから外れ、動物の足に掛かる。図6にU字状ワイヤ保持枠11a、11bが作動した状態を示す。
上記実施例においては、トリガー板21a、21bを用いた罠装置について説明したが、トリガー板21a、21bを使用しない装置も可能である。この場合、U字状ワイヤ保持枠11a、11bの準備状態が図4に示したほぼ水平方向よりも、やや上向き(図6に示した状態に近い方向)に設定すると、ロック爪4が外れた際に捕捉ワイヤの収縮力によりU字状ワイヤ保持枠11a、11bが跳ね上がりやすくなる。
また、図1に示した実施例では、ロック爪4を具備した踏み板スタンド3をワイヤ保持枠スタンド2a側に配置したが、ロック爪4を踏み板スタンド3とは別にワイヤ保持枠スタンド2b側に回動自在に設け、踏み板31の降下に連動してロックを解放するよう構成することもできる。
以上説明したように、本考案による動物用罠装置は確実な作動と安全な設置を可能にできるため、有害動物捕獲に極めて有用である。
本考案の実施例において、踏み板を除去した状態を示す平面図である。 図1に示した実施例の踏み板を設置した状態を示す平面図である。 図1に示した実施例において、U字状ワイヤ保持枠を準備した状態を示す断面図である。 図3に示した実施例において、踏み板が作動した状態を示す断面図である。 図1に示した実施例において、U字状ワイヤ保持枠を準備した状態を示す正面図である。 図5に示した実施例において、U字状ワイヤ保持枠が作動した状態を示す正面図である。
1 基台
2a、2b ワイヤ保持枠スタンド
3 踏み板スタンド
4 ロック爪
5 踏み板支承腕
6 固定ネジ穴
7a、7b ワイヤ保持枠受け
8 空洞部
9 踏み板用バネ
11a、11b ワイヤ保持枠
12 溝部
21a、21b トリガー板
22a、22b トリガーバネ
31 踏み板
32 踏み板固定ネジ

Claims (5)

  1. 基台と、回動自在に前記基台上に固定された一対のU字状ワイヤ保持枠と、前記U字状ワイヤ保持枠内において一端が回動自在に前記基台上に固定されほぼ水平になるよう上向きに付勢された踏み板と、回動により前記一対のU字状ワイヤ保持枠を規制及び解放することのできるロック手段とからなることを特徴とする動物捕獲用罠装置。
  2. 前記ロック手段は、ロック付勢手段により前記U字状ワイヤ保持枠規制方向に付勢されていることを特徴とする請求項1記載の動物捕獲用罠装置。
  3. 前記ロック手段は、前記踏み板に連接された突起部からなることを特徴とする請求項1または2記載の動物捕獲用罠装置。
  4. 前記それぞれのU字状ワイヤ保持枠の下側には、前記それぞれのU字状ワイヤ保持枠を下側から加圧するよう付勢されたトリガー板が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の動物捕獲用罠装置。
  5. 前記それぞれのU字状ワイヤ保持枠は、外周部に溝が形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の動物捕獲用罠装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102151796B1 (ko) * 2019-11-18 2020-09-03 조규선 멧돼지 포획 트랩

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