JP3168452B2 - 重力沈降型集塵装置 - Google Patents

重力沈降型集塵装置

Info

Publication number
JP3168452B2
JP3168452B2 JP09107396A JP9107396A JP3168452B2 JP 3168452 B2 JP3168452 B2 JP 3168452B2 JP 09107396 A JP09107396 A JP 09107396A JP 9107396 A JP9107396 A JP 9107396A JP 3168452 B2 JP3168452 B2 JP 3168452B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluid
dust
filter
settling chamber
containing fluid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP09107396A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09276634A (ja
Inventor
煕 粟田
茂 錦織
一 向井
祥二 森安
Original Assignee
東洋技術工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 東洋技術工業株式会社 filed Critical 東洋技術工業株式会社
Priority to JP09107396A priority Critical patent/JP3168452B2/ja
Publication of JPH09276634A publication Critical patent/JPH09276634A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3168452B2 publication Critical patent/JP3168452B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)
  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
  • Separating Particles In Gases By Inertia (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空気または水に
含有されている塵埃を、沈降室における沈降作用および
沈降室の横方向全面に設けた小球体または小粒体を充填
したフィルターの作用によって効果的に除去する重力沈
降型集塵装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の重力沈降型集塵装置として特開平
6−55022号公報に開示されたようなものがある。
これを図3および図4に従って説明すると、鉛直面方向
に多数の均一な吐出口9,9・・・を開設した吐出面2
と、鉛直面方向に多数の均一な吸引口15,15・・・
を開設した吸引面3を適宜間隔をもって対向した空間に
より沈降室4を構成するとともに、この沈降室4の下方
に粒子捕集口6を開設したホッパー5を配置してなり、
前記吐出口9,9・・・をその前段に設けた気流分配部
11,13を介して含塵気体投入口12と連通するとと
もに、前記吸引口15,15・・・を後段に設けた気流
分配部17,19を介して処理流体排出口18と連通し
たものである。なお、1は沈降部本体、7は沈降する粒
子の案内板、8は案内板7とホッパー5の内壁との間の
間隙、10は前記気流分配部11に設けた気流分配フィ
ン、16は前記気流分配部17に設けた気流分配フィン
である。
【0003】前記構成になる重力沈降型集塵装置は、集
塵処理しようとする含塵気体を含塵気体投入口12から
供給することによって、処理流体排出口18から処理流
体が排出され、また、粒子が粒子捕集口6から回収され
るものである。前記第1の気流分配部13と第2の気流
分配部11の気流分配整流作用によって吐出面2の各吐
出口9,9・・・から噴出する被処理流体は完全な平行
流となって沈降室4を横断して吸引面3に向かう。ま
た、前記吸引面3の各吸引口15,15・・・から吸引
された被処理流体は、後段の第3の気流分配部17およ
び第4の気流分配部19の気流分配整流作用によって、
低速所定の流速を保持しながら沈降室4を移動する平行
流を乱すことなく吸引され、重い粒子が沈降して粒子捕
集口6から回収される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来の技
術の重力沈降型集塵装置の場合は、吐出面2に開設した
多数の均一な吐出口9,9・・・からの吸引面3に開設
した多数の均一な各吸引口15,15・・・へ移動する
気流を低速にしても、微細な塵埃は沈降せず浮遊して各
吸引口15,15・・・へ吸引されて、前記処理流体排
出口18から排出され、微細な塵埃は集塵されない、と
いった課題があった。この発明は、前記従来の技術のよ
うに沈降室で浮遊している微細な塵埃も捕集することが
できる重力沈降型集塵装置を提供することを目的として
創案したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記目的を
達成するために、沈降室20の中程の側面に含塵流体を
横方向へ整流する流体整流板30を備えた含塵流体投入
口21を設け、沈降室20の下方に塵埃捕集口22を設
け、前記含塵流体投入口21の上方の沈降室20内の横
方向全面に、小球体または小粒体23を充填して構成し
たフィルター24を設け、このフィルター24には小球
体または小粒体23の挿入口24bおよび挿入口を閉め
る扉24cを備え、前記含塵流体投入口21から投入さ
れた含塵流体が沈降室20の全体を均一かつ平行に前記
フィルター24に向かって上昇するように、フィルター
24の下方に流体整流板26を配設し、前記フィルター
24を通過した流体が所定上昇位置まで沈降室20の全
体を均一かつ平行に流れるように、フィルター24の上
方に流体整流板26′を配設し、前記流体整流板26′
を通過した塵埃が除去された流体が排出される流体排出
口25を沈降室20の上方に設け、前記流体排出口25
から流体を所望の力で吸引するか、前記含塵流体投入口
21から含塵流体を所望の力で吹き込むことによって、
前記沈降室20内を流体が所望の低速で移動するように
構成した重力沈降型集塵装置である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、この発明の重力沈降型集塵
装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図
1はこの発明の重力沈降型集塵装置の実施の形態を示す
縦断面図で、図2は図1のX部の拡大図であり、20は
重力沈降型集塵装置本体27内に形成された沈降室で、
21はその沈降室20の中程の側面に設けた含塵流体投
入口である。28は沈降室20の下方に設けた塵埃捕集
口22を有するホッパー、29は前記塵埃捕集口22に
連接した塵埃収納箱である。
【0007】 24は前記含塵流体投入口21の上方の沈
降室20内の横方向全面に設けた、小球体または小粒体
23を充填して構成したフィルターであり、図2に示す
ように、沈降室20内の横方向全面にメッシュ板または
多孔板24a,24aを所定間隔を置いて架設し、この
メッシュ板または多孔板24a,24aの間に小球体ま
たは小粒体23を充填している。24bは前記小球体ま
たは小粒体23の挿入口、24cは前記挿入口24bを
開閉する扉である。
【0008】 前記小球体または小粒体23は、含塵流体
が空気の場合には、ガラスやプラスチックやセラミック
等の絶縁材料で作られ、この小球体または小粒体23の
表面に微細な塵埃が静電気によって吸着される。また、
前記小球体または小粒体23が、電気石で作られた場合
には、微細な塵埃が電気石の焦電気によって吸着され
る。また、前記小球体または小粒体23が、活性炭のみ
で作られた場合、または活性炭にアルカリあるいは有機
酸を添着した脱臭作用のある多孔質物質で作られた場合
には、その表面の微細な凹凸に微細な塵埃が付着される
とともに、その表面の微細な凹凸に臭いが付着して脱臭
作用がある。また、前記小球体または小粒体23が、パ
ラジュウム、白金などの貴金属触媒あるいは銅、クロ
ム、マンガン、鉄などの金属酸化物を含浸させた多孔質
物質で作られた場合も塵埃除去作用と脱臭作用がある。
また、前記小球体または小粒体23が、微生物や酵素を
担持させたゼオライト、活性アルミナ、シリカゲルなど
の多孔質物質で作られた場合も塵埃除去作用と脱臭作用
がある。また、前記小球体または小粒体23が、鉄の二
価のイオンたとえば硫酸第一鉄の水溶液に有機酸(L−
アスコルビン酸、タンニン酸、クエン酸、グルコル酸な
ど)を溶解した液をゼオライト、ベンナイトの小球体ま
たは小粒体に浸漬、乾燥させて作られた場合も、塵埃除
去作用と脱臭作用がある。
【0009】 25は前記フィルター24を通過して塵埃
が除去された流体を排出するよう沈降室20の上方に設
けた流体排出口である。26は前記含塵流体投入口21
から投入された含塵流体が沈降室20の全体を均一かつ
平行に前記フィルター24に向かって上昇するように、
フィルター24の下方に配設した流体整流板であり、2
6′は前記フィルター24を通過した流体が所定上昇位
置まで沈降室20の全体を均一かつ平行に流れるよう
に、フィルター24の上方に配設した流体整流板であ
る。30は前記含塵流体投入口21に設けた流体整流
板、30′は前記流体排出口25に設けた流体整流板で
ある。
【0010】 前記流体整流板26は、前記含塵流体投入
口21から離れるに従って下端部26aが下方にずれた
状態で所定間隔を置いて複数枚配設されているので、前
記含塵流体投入口21から投入された含塵流体が沈降室
20の全体を均一かつ平行に前記フィルター24に向か
って上昇する。また、前記流体整流板26′は、前記フ
ィルター24から離れるに従って流体排出口25側から
の長さを長くした状態で所定間隔を置いて複数枚配設さ
れているので、前記フィルター24を通過した流体が所
定上昇位置まで沈降室20の全体を均一かつ平行に流れ
る。
【0011】 また、図示していないが、前記流体排出口
25から流体を吸引するように吸引機を接続してもよ
く、また、前記含塵流体投入口21から含塵流体を吹き
込むよう吹き込み機を接続してもよい。何れの手段にお
いても、前記沈降室20を流体が低速で流れるように、
吸引力または吹き込み力が調整されている。
【0012】
【発明の効果】この発明は、前記フィルターを構成する
小球体または小粒体の空間を、沈降室内で沈降しないで
浮遊する微細な塵埃を含んだ空気が流通する間に、その
空気に含有されている微細な塵埃は、前記小球体または
小粒体に補足されて小球体または小粒体の間に次第に大
きく成長して留まり、ほぼ完全に除去される。また、フ
ィルターは小球体または小粒体を充填する挿入口および
挿入口を閉める扉を備えているので、塵埃によって目詰
まりが生じたようなときには、その交換も比較的に簡単
に行うことができる。
【0013】 また、この発明は、前記含塵流体投入口か
ら投入された含塵流体が沈降室の全体を均一かつ平行に
前記フィルターに向かって上昇するように、フィルター
の下方に流体整流板を配設し、また、前記フィルターを
通過した流体が所定上昇位置まで沈降室の全体を均一か
つ平行に流れるように、フィルターの上方に流体整流板
を配設したことにより、フィルターの全面に平均して流
体が流れ、フィルターの効果を高めることができる。
【0014】 また、この発明は、前記流体排出口から流
体を所望の力で吸引するか、前記含塵流体投入口から含
塵流体を所望の力で吹き込み、前記沈降室内を流体が所
望の低速で移動するようにしたことにより、この重力沈
降型集塵装置自体には流体を移動させる動力源を供えて
いなく、この重力沈降型集塵装置を安価に提供すること
ができ、この重力沈降型集塵装置を使用するときに、適
宜、前記流体排出口に流体の吸引機を連結するか、また
は、前記含塵流体投入口に流体の吹き込み機を接続して
使用することができ、水の塵埃を除去する場合には前記
含塵流体投入口から水を流し込めばよい。
【0015】 また、この発明は、前記小球体または小粒
体は、脱臭作用のある多孔質物質で作られた重力沈降型
集塵装置とすることにより、微細な塵埃の除去とともに
脱臭の作用もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の重力沈降型集塵装置の実施の形態を
示す縦断面図である。
【図2】図1のX部の拡大図である。
【図3】従来の重力沈降型集塵装置の斜視図である。
【図4】図3のA−A線における縦断面図である。
【符号の説明】
1 沈降部本体 2 吐出面 3 吸引面 4 沈降室 5 ホッパー 6 粒子捕集口 7 案内板 8 間隙 9 吐出口 10 気流分配フィン 11 気流分配部 12 含塵気体投入口 13 気流分配部 15 吸引口 16 気流分配フィン 17 気流分配部 18 処理流体排出口 19 気流分配部 20 沈降室 21 含塵流体投入口 22 塵埃捕集口 23 小球体または小粒体 24 フィルター 24a メッシュ板または多孔板 24b 挿入口 24c 扉 25 流体排出口 26 流体整流板 26a 下端部 27 重力沈降型集塵装置本体 28 ホッパー 29 塵埃収納箱 30 流体整流板 30′ 流体整流板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森安 祥二 東京都杉並区南荻窪4−29−10 田丸ビ ル 東洋技術工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−213578(JP,A) 特開 平4−145971(JP,A) 特開 平9−299732(JP,A) 特開 平7−31822(JP,A) 特開 昭50−41168(JP,A) 実開 昭51−3174(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 45/02 B01D 24/02 B01D 29/00 B01D 46/30

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】沈降室(20)の中程の側面に含塵流体を
    横方向へ整流する流体整流板(30)を備えた含塵流体
    投入口(21)を設け、沈降室(20)の下方に塵埃捕
    集口(22)を設け、前記含塵流体投入口(21)の上
    方の沈降室(20)内の横方向全面に、小球体または小
    粒体(23)を充填して構成したフィルター(24)を
    設け、このフィルター(24)には小球体または小粒体
    (23)の挿入口(24b)および挿入口を閉める扉
    (24c)を備え、前記含塵流体投入口(21)から投
    入された含塵流体が沈降室(20)の全体を均一かつ平
    行に前記フィルター(24)に向かって上昇するよう
    に、フィルター(24)の下方に流体整流板(26)を
    配設し、前記フィルター(24)を通過した流体が所定
    上昇位置まで沈降室(20)の全体を均一かつ平行に流
    れるように、フィルター(24)の上方に流体整流板
    (26′)を配設し、前記流体整流板(26′)を通過
    した塵埃が除去された流体が排出される流体排出口(2
    5)を沈降室(20)の上方に設け、前記流体排出口
    (25)から流体を所望の力で吸引するか、前記含塵流
    体投入口(21)から含塵流体を所望の力で吹き込むこ
    とによって、前記沈降室(20)内を流体が所望の低速
    で移動するように構成したことを特徴とする重力沈降型
    集塵装置。
JP09107396A 1996-04-12 1996-04-12 重力沈降型集塵装置 Expired - Fee Related JP3168452B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09107396A JP3168452B2 (ja) 1996-04-12 1996-04-12 重力沈降型集塵装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09107396A JP3168452B2 (ja) 1996-04-12 1996-04-12 重力沈降型集塵装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09276634A JPH09276634A (ja) 1997-10-28
JP3168452B2 true JP3168452B2 (ja) 2001-05-21

Family

ID=14016338

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09107396A Expired - Fee Related JP3168452B2 (ja) 1996-04-12 1996-04-12 重力沈降型集塵装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3168452B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100443942B1 (ko) * 2002-06-17 2004-08-12 이종현 진재수거장치
AU2006222735B8 (en) * 2005-10-06 2011-12-08 Robert Hume Pannell Multi-media clarifier or thickener
KR100711059B1 (ko) * 2006-08-17 2007-04-24 인영건설 주식회사 다이아몬드 와이어쏘를 이용한 콘크리트 구조물 절단용집진시스템
JP6024316B2 (ja) 2012-09-07 2016-11-16 株式会社リコー トナー製造装置、及びトナー製造方法
JP2014233705A (ja) * 2013-06-05 2014-12-15 日本車輌製造株式会社 乾式集塵装置及び乾式集塵システム
CN104971552A (zh) * 2015-07-10 2015-10-14 四川宏达股份有限公司 一种湿法磷酸喷浆生产磷酸一铵尾气除尘的方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09276634A (ja) 1997-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4655806A (en) Dust separator
KR101965067B1 (ko) 오염농도를 조절하여 집진하는 터널출구 설치형 터널 집진 장치
JP2000508419A (ja) フアンフイルータユニットからのノイズを最小にするための方法並びに装置
JP3168452B2 (ja) 重力沈降型集塵装置
US3315444A (en) Integrated mechanical filter and electrostatic precipitator system for broad spectrum purification
KR20190143125A (ko) 지하철 역사 내 지하수를 이용한 공기 정화장치
JP2807875B2 (ja) 合成樹脂ペレットの微粉除去装置
HUT63351A (en) Method and apparatus for classing sand or sandliki granular material
JP2006175336A (ja) 湿式ガス浄化装置
CN108160332A (zh) 具有过滤式多孔阳极板的电除尘器
CN2270561Y (zh) 一种静电收尘器
JP2886409B2 (ja) 粉塵除去装置
CN106871248A (zh) 一种利用水去除甲醛的空气净化器
KR890004043Y1 (ko) 분진제거 및 탈취장치
JPS6154480B2 (ja)
CN107670448B (zh) 除尘装置和制砂生产线
FI108080B (fi) Menetelmä ja laite ilman käsittelemiseksi
JPH10249120A (ja) 重力沈降型集塵装置
JP2000000416A (ja) 給気除塵装置
JPH11156146A (ja) 活性炭吸着塔
JPH0838927A (ja) 下側範囲にガス導入部を具備する砂用浄化装置およびこの浄化装置を用いる浄化方法
CN210786721U (zh) 一种粘性粉尘阻拦装置
JP2019182591A (ja) 吸引装置及びそれを用いた軽量物吸引処理装置
JPS6333616Y2 (ja)
CN216703895U (zh) 一种脱硫塔

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees