JP3168170U - 段ボール箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】仮留めの際の作業性に優れ、かつ、通常の段ボール箱と同程度の強度を有することができる段ボール箱を提供する。【解決手段】対向する前壁2及び後壁3並びに対向する左右一対の側壁4a,4bを有する四角筒状部と、上記前壁及び後壁の各上端縁から延出する一対の上側外フラップ5a,5bと、上記各側壁の各上端縁から延出する一対の上側内フラップ6a、6bとを備える段ボール箱1であって、上記上側内フラップの少なくとも一方が、先端縁Aから切り込まれた切込線10を有し、該切込線が、上側内フラップにおける後端縁の垂直二等分線Lとの交点を有することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本考案は、段ボール箱に関するものである。
段ボール箱は、商品の輸送から陳列までの間、複数の商品をまとめて収容する容器等として用いられている。段ボール箱は、あらかじめ下側のフラップを折り込み底部を形成した状態で、箱内部に商品等を収納した後、一対の上側内フラップと一対の上側外フラップとを順次折り込み、外フラップ同士の突き合わせ部分から左右の側壁にかけて粘着テープ等を貼着することによって封緘するのが一般的である。
ここで、商品等の収容の際には、開封を容易にするため、上述のように粘着テープ等を用いて外フラップを固定するかわりに、仮留めとして、外フラップ及び内フラップを井げたに組んで蓋を形成する場合がある。しかし、この場合、フラップを井げたに組む際にフラップが折れ曲がるなど変形が生じやすく、また、このようにフラップを井げたに組むこと自体が容易ではない。
そこで、粘着テープ等を用いることなくフラップを固定し、蓋を形成することができるように、フラップの所定の位置に切込等が設けられた構造を有する段ボール箱が提案されている(特開2006−76651号公報、特開2009−214891号公報参照)。しかし、これらの段ボール箱は、フラップに切込が複数又は一定の面積で設けられているため、通常の方法で粘着テープ等を用いて外フラップを固定した場合などにおいて、従来の段ボール箱と比べて、強度が低下する。また、フラップを切込部分に差し込む構造となっているため、仮留めの際の作業性に優れないといった不都合がある。
特開2006−76651号公報 特開2009−214891号公報
本考案はこれらの不都合に鑑みてなされたものであり、仮留めの際の作業性に優れ、かつ、通常の段ボール箱と同程度の強度を有することができる段ボール箱の提供を目的とするものである。
上記課題を解決するためになされた考案は、
対向する前壁及び後壁並びに対向する左右一対の側壁を有する四角筒状部と、
上記前壁及び後壁の各上端縁から延出する一対の上側外フラップと、
上記各側壁の各上端縁から延出する一対の上側内フラップと
を備える段ボール箱であって、
上記上側内フラップの少なくとも一方が、先端縁から切り込まれた切込線を有し、
上記切込線が、上側内フラップにおける後端縁の垂直二等分線との交点を有することを特徴とする。
当該段ボール箱によれば、上側内フラップが上記切込線を有するため、ワンタッチで上側の4枚のフラップを仮留めして蓋を形成することができ、作業性に優れる。また、当該段ボール箱においては、外フラップには切込等を設ける必要が無く、かつ、上記切込線は一箇所のみで十分であり、さらには、組み立てた際、通常粘着テープが貼られる部分の内側にあたる位置に設けることができる。このため、当該段ボール箱によれば、切込線を設けることによる強度の低下が生じることがほとんど無く、通常の段ボール箱と同程度の優れた強度を有することができる。
上記切込線が、
一端を上記先端縁上に有し、上記垂直二等分線と略平行方向に延出する第一線状部と、
一端を上記第一線状部の他端上に有し、略直線状に、かつ、上記垂直二等分線側へ延出する第二線状部と、
一端を上記第二線状部の他端上に有し、上記垂直二等分線と略垂直方向に延出する第三線状部と
を有することが好ましい。
当該段ボール箱によれば、上記切込線が上記形状を有することで、仮留めにおける封緘及び開封の作業性がさらに高まる。
上記第一線状部と第二線状部とが、及び第二線状部と第三線状部とが、それぞれなだらかに連結し、
上記第一線状部と第二線状部とがなす角(劣角)の角度を、140°以上170°以下とするとよい。
当該段ボール箱によれば、このように切込線の各部分間をなだらかに形成し、かつ、第二線状部に所定の傾斜を設けることで、封緘及び開封の作業性並びに仮留めの際の固定性等をさらに高めることができる。
上記切込線が、上記垂直二等分線を中心とした幅5cmの帯状領域内に設けられていることが好ましい。当該段ボール箱によれば、このように切込線を上側内フラップの中央部分に設けることで、例えば仮留めした状態で、上側外フラップ同士の突き合わせ部分に粘着テープを固定した場合、切込線が露出することなく粘着テープで被われるため、封緘された段ボール箱が優れた強度を備えることができる。
上記上側内フラップにおける先端縁と上記垂直二等分線との交点を先端点、後端縁と上記垂直二等分線との交点を後端点とした場合、
上記交点が、先端点と後端点とを1:3に内分する点と、先端点と後端点とを3:1に内分する点との間に位置することが好ましい。
当該段ボール箱によれば、上記交点をこのような位置に設けることで、仮留めの際の作業性と、この仮留めした状態の固定性とを高いレベルで両立させることができる。
以上説明したように本考案の段ボール箱によれば、ワンタッチで上側フラップを固定して蓋を形成することができるため、仮留めの際の作業性に優れ、かつ、通常の段ボール箱と同程度の強度を有することができる。
本考案の一実施形態に係る段ボール箱を示す展開図である。 図1の段ボール箱の一部を示す部分的平面図である。 図1の段ボール箱の組み立て手順を示す第一の参考図である。 図1の段ボール箱の組み立て手順を示す第二の参考図である。 図1の段ボール箱の組み立て手順を示す第三の参考図である。
以下、適宜図面を参照しつつ、本考案の段ボール箱の実施の形態を詳説する。
図1の段ボール箱1は、対向する前壁2及び後壁3並びに対向する左右一対の側壁4(4a及び4b)を有する四角筒状部と、上記前壁2及び後壁3の各上端縁から延出する一対の上側外フラップ5(5a及び5b)と、上記各側壁4の各上端縁から延出する一対の上側内フラップ6(6a及び6b)と、前壁2及び後壁3の各下端縁から延出する一対の下側外フラップ7と、各側壁4の各下端縁から延出する一対の下側内フラップ8とを備えている。
この段ボール箱1は、封緘状態で直方体形状に形成され、均一な厚さの一枚の段ボール紙を用いて形成される。当該段ボール箱1のサイズとしては特に限定されず、内容物である商品の大きさ等を考慮して適宜設定される。なお、図1の段ボール箱1中の細線は折り目を示しており、これらの折り目には折り曲げを容易にする罫線加工が施されていることが好ましい。
段ボール箱1を形成する段ボール紙としては、強度の高さ及び加工成形の容易さの観点から、波形に形成された中芯の表面側に積層される表ライナ及び裏面側に積層される裏ライナを備える両面段ボールが好適に用いられる。この際、縦方向の圧力に対して特に高い強度を有するように、中芯の波の尾根方向が四角筒状部(前壁2、後壁3及び側壁4)の高さ方向となるように設計されることが好ましい。
前壁2及び後壁3は、同型及び同サイズの矩形形状を有している。一対の側壁4も同型及び同サイズの矩形形状を有している。また、前壁2、後壁3及び一組の側壁4は等しい高さに形成されており、これらによって、直方体形状を有する四角筒状部が形成される。
上記前壁2は、一対の側縁のうち側壁4aと接していない側の側縁に糊代部9を備えている。当該段ボール箱1は、この糊代部9を有することで、四角筒状部を形成する際に、この糊代部9をもう一方の側壁4bの側縁と前壁2の側縁が接するように側壁4の内面に接着させることにより、四角筒状部を筒状に固定することができる。
2つの上側外フラップ5(5a及び5b)は、同型及び同サイズの矩形形状を有する。この上側外フラップ5は、組み立てた際の外側の蓋となる。そのため、上側外フラップ5の延出方向長さは、側壁4(4a及び4b)の幅の1/2となっている。
2つの上側内フラップ6(6a及び6b)は、同型及び同サイズの矩形形状を有する。上側内フラップ6の延出方向長さは、上側外フラップ5の延出方向長さと等しくなっている。
2つの下側外フラップ7は、同型及び同サイズの矩形形状を有する。この下側外フラップ7は、組み立てた際の外側の底板となる。そのため、下側外フラップ7の延出方向長さは、側壁4(4a及び4b)の幅の1/2となっている。
2つの下側内フラップ8は、同型及び同サイズの矩形形状を有する。下側内フラップ8の延出方向長さは、下側外フラップ7の延出方向長さと等しくなっている。
これらの全フラップ(上側外フラップ5、上側内フラップ6、下側外フラップ7及び下側内フラップ8)の延出方向長さは等しい。従って、各壁(前壁、後壁及び側壁)の上端縁及び下端縁から延出する上側フラップと下側フラップとは同型及び同サイズとなっている。
当該段ボール箱1は、四角筒状部を形成した後、下側内フラップ8を四角筒状部の内側に直角に折り込み、続けて下側外フラップ7を四角筒状部の内側に直角に折り込むことで底を完成させることができる。この際、下側外フラップ7の先端縁同士が突き合わされ、この突き合わせ部分から両側壁4の下部にかけて粘着テープを貼着させることにより段ボール箱1の底が固定される。
上記上側内フラップの一方(上側内フラップ6a)は、先端縁Aから切り込まれた切込線10を有する(図2参照)。この切込線10は、上側内フラップ6aにおける後端縁Bの垂直二等分線Lとの交点Xを有するように形成されている。なお、この垂直二等分線Lは、矩形状の上側内フラップ6aにおいて、延出方向の対称軸と同一である。
当該段ボール箱1によれば、上側内フラップ6aが上記切込線10を有するため、仮留めの際、ワンタッチで4枚の上側フラップを固定し、蓋を形成することができ、作業性に優れる。また、当該段ボール箱1においては、上側外フラップ5には切込等が設けられておらず、かつ、上記切込線10は一箇所のみである。さらには、この切込線10は、組み立てた際、通常粘着テープが貼られる部分の内側にあたる位置に設けられている。従って、当該段ボール箱1によれば、切込線を設けることによる強度の低下が生じることがほとんど無く、通常の段ボール箱と同程度の優れた強度を有することができる。
この切込線10は、第一線状部10a、第二線状部10b及び第三線状部10cからなっている。この切込線10により、上側内フラップ6aには、係止片11が形成されている。
上記第一線状部10aは、一端を上記先端縁A上に有し、上記垂直二等分線Lと略垂直方向に延出している。
この第一線状部10aの一端の位置としては、上記垂直二等分線Lから1mm以上2.5cm以下離れていることが好ましく、5mm以上2cm以下離れていることがさらに好ましい。第一線状部10aを垂直二等分線Lに対してこのような間隔で設けることで、封緘の作業性と仮留め後の固定性とを両立させることができる。すなわち、第一線状部10aと垂直二等分線Lとの距離が2.5cmを超える場合は、仮留めの際に必要な上側外フラップの押し込み量が大きくなり、上側内フラップ6aの変形が生じたり、作業性が低下するおそれがある。逆に、第一線状部10aと垂直二等分線Lとの距離が1mm未満の場合は、仮留めした場合も、係止片11の延出長さが短く、上側外フラップを十分に固定することができなくなる場合がある。
この第一線状部10aの長さとしては特に限定されないが、例えば1cm以上6cm以下が好ましい。第一線状部10aの長さを上記範囲とすることで、封緘の作業性と仮留め後の固定性とを両立させることができる。
上記第二線状部10bは、一端を上記第一線状部10aの他端上に有し、略直線状に、かつ、上記垂直二等分線L側へ延出している。この第二線状部10b上に、上記交点Xが位置している。
この第二線状部10bの長さとしては特に限定されないが、例えば、例えば1cm以上5cm以下が好ましい。第二線状部10bの長さを上記範囲とすることで、封緘の作業性と仮留め後の固定性とを両立させることができる。
上記第一線状部10aと第二線状部10bとがなす角(劣角)の角度θとしては、140°以上170°以下が好ましい。第二線状部10bにこのような範囲の傾斜を設けることで、仮留めの際に上側外フラップ5aがスムーズに係止片11の内側へ潜り込むため、封緘及び開封の作業性が高まり、かつ、仮留めした際のフラップの固定性等をさらに高めることができる。この角度が140°未満の場合は、開封作業性等が低下するおそれがある。逆に、この角度θが170°を超える場合は、上側外フラップの押し込みによる係止片11の固定がスムーズに機能しないおそれがある。
上記第三線状部10cは、一端を上記第二線状部10bの他端上に有し、上記垂直二等分線Lと略垂直方向に延出する。この第三線状部10cの長さとしては特に限定されず、例えば3mm以上2cm以下である。
上記第一線状部10aと第二線状部10bとは、及び第二線状部10bと第三線状部10cとは、それぞれなだらかに連結している。すなわち、それぞれの接点部分は曲線状である。なお、この曲線状部分は、第二線状部10bに含まれる。当該段ボール箱1においては、このように切込線10の各部分間がなだらかに連結されているため、開封及び封緘の作業性をさらに高めることができる。
上記切込線10は、上記垂直二等分線Lを中心とした幅5cmの帯状領域D内に収まるように設けられている。当該段ボール箱1によれば、このように切込線10を上側内フラップ6aの中央部分に設けることで、例えば仮留めした状態で、上側外フラップ5同士の突き合わせ部分に粘着テープを固定した場合、切込線10が露出することなく粘着テープで被われるため、封緘された段ボール箱1が優れた強度を備えることができる。
上記上側内フラップ6aにおける先端縁Aと上記垂直二等分線Lとの交点を先端点A1、後端縁Bと上記垂直二等分線Lとの交点を後端点B1とした場合、上記交点Xが、先端点A1と後端点B1とを1:3に内分する点Yと、先端点A1と後端点B1とを3:1に内分する点Zとの間に位置することが好ましい。
当該段ボール箱1によれば、上記交点Xをこのような位置に設けることで、仮留めの際の作業性と、この仮留めした状態の固定性とを両立させることができる。交点Xの位置が点Yより先端点A1側に位置する場合、係止片11の幅が短いため、この係止片11の強度が弱く、仮留めの際に十分な固定性を発揮することができないおそれがある。一方、交点Xの位置が、点Zより後端点B1側に位置する場合、仮留めを行う際に必要な上側外フラップの押し込み量が大きくなるため、各フラップの変形が生じたり、仮留めの作業性が低下するおそれがある。
さらに、この上側内フラップ6aは、第三線状部10cの他端と接し、かつ、この第三線状部10cと垂直方向に設けられた第二の切込線12を有している。この第二の切込線の長さとしては、4mm以上1.5cm以下程度である。上側内フラップ6aに、このような第二の切込線12が設けられていることで、仮留めした際などに、第三線状部10cの切込が伸びて、上側内フラップ6aの強度が低下することを抑制される。
次に、当該段ボール箱1の使用方法について、図3〜図5を参照に説明する。
当該段ボール箱1は、通常の段ボール箱と同様に、あらかじめ下側外フラップ7及び下側内フラップ8により底部を形成した状態で、箱内部に商品等を収納した後、上側内フラップ6b、上側外フラップ5b、上側内フラップ6a及び上側外フラップ5aを、この順に内側(四角筒状部側)へ折り曲げる。なお、図3は、上側内フラップ6b及び上側外フラップ5bを順に折り曲げた状態の参考図であり、図4は、4枚の上側フラップを全て上述の順に折り曲げた状態の参考図である。
なお、図1の状態に各上側フラップを折り曲げた状態において、各上側外フラップ5a及び5bの先端縁の位置と、上側内フラップの上記垂直二等分線Lの位置とは一致する。
次いで、仮留めするため、図4の状態に各上側フラップを折り曲げた状態において、最も外側に位置する上側外フラップ5aの先端縁側中央部分を手で押さえる。この上側外フラップ5aを一定量押さえると、上側外フラップ5aと上側内フラップ6aとが重なる部分において、上側外フラップ5aの先端縁が、上側内フラップ6aが有する係止片11の内側に潜り込む。この状態において、手を離すことで、係止片11により上側外フラップ5aが固定されることで、各上側フラップを仮留めすることができる(図5参照)。
当該段ボール箱1によれば、上側内フラップ6aが特定の形状からなる切込線10(及びこの切込線により形成される係止片11)を有するため、このようにワンタッチで4枚の上側フラップを固定し、蓋を形成することができ、仮留め作業性に優れる。特に、当該段ボール箱1によれば、仮留めの状態において、最も外側の上側外フラップ5aが、上側内フラップ6aに設けられた切込線10に食い込んだ状態となっているため、この切込線10から上側内フラップ6aが外れにくく、仮留め状態の安定性に優れる。
また、当該段ボール箱1においては、上側外フラップには切込等が設けられず、かつ、上記切込線は一箇所のみであり、さらには、組み立てた際、通常粘着テープが貼られる部分の内側にあたる位置に設けることができるため、切込線を設けることによる強度の低下が生じることがほとんど無い。従って、当該段ボール箱1は、通常の段ボール箱と同程度の優れた強度を有することができる。
なお、図5の状態で仮留めされた段ボール箱1は、この状態で、粘着テープを用いて上側外フラップを固定することもできる。また、当該段ボール箱1は、通常の段ボール箱と同様に上側外フラップ5及び上側内フラップ6を折り曲げて、上側外フラップ5同士の突き合わせ部分から左右の側壁4にかけて粘着テープ等を貼着することによって封緘することもできる。当該段ボール箱1においては、このように通常の方法で粘着テープ等を用いて封緘した際に、切込線10が露出することなく粘着テープで被われるため、封緘された段ボール箱が優れた強度を備えることができる。
なお、本考案の段ボール箱は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、切込線を両方の上側内フラップに設けることもできる。また、曲線状又は一直線状に切込線を設けてもよい。いずれの段ボール箱においても、上記切込線が、上側内フラップにおける後端縁の垂直二等分線との交点を有するように設けられていれば、ワンタッチで上側の4枚のフラップを固定し、蓋を形成することができ、作業性に優れる。
以上のように、本考案の段ボール箱によれば、仮留めの作業性に優れるため、各種商品等を梱包する梱包容器等として好適に用いることができる。
1 段ボール箱
2 前壁
3 後壁
4、4a、4b 側壁
5、5a、5b 上側外フラップ
6、6a、6b 上側内フラップ
7 下側外フラップ
8 下側内フラップ
9 糊代部
10 切込線
10a 第一線状部
10b 第二線状部
10c 第三線状部
11 係止片
12 切込線
A 先端縁
A1 先端点
B 後端縁
B1 後端点
L 垂直二等分線
X 交点
Y 先端点A1と後端点B1とを1:3に内分する点
Z 先端点A1と後端点B1とを3:1に内分する点
D 帯状領域

Claims (5)

  1. 対向する前壁及び後壁並びに対向する左右一対の側壁を有する四角筒状部と、
    上記前壁及び後壁の各上端縁から延出する一対の上側外フラップと、
    上記各側壁の各上端縁から延出する一対の上側内フラップと
    を備える段ボール箱であって、
    上記上側内フラップの少なくとも一方が、先端縁から切り込まれた切込線を有し、
    上記切込線が、上側内フラップにおける後端縁の垂直二等分線との交点を有することを特徴とする段ボール箱。
  2. 上記切込線が、
    一端を上記先端縁上に有し、上記垂直二等分線と略平行方向に延出する第一線状部と、
    一端を上記第一線状部の他端上に有し、略直線状に、かつ、上記垂直二等分線側へ延出する第二線状部と、
    一端を上記第二線状部の他端上に有し、上記垂直二等分線と略垂直方向に延出する第三線状部と
    を有する請求項1に記載の段ボール箱。
  3. 上記第一線状部と第二線状部とが、及び第二線状部と第三線状部とが、それぞれなだらかに連結し、
    上記第一線状部と第二線状部とがなす角の角度が、140°以上170°以下である請求項2に記載の段ボール箱。
  4. 上記切込線が、上記垂直二等分線を中心とした幅5cmの帯状領域内に設けられている請求項1、請求項2又は請求項3に記載の段ボール箱。
  5. 上記上側内フラップにおける先端縁と上記垂直二等分線との交点を先端点、後端縁と上記垂直二等分線との交点を後端点とした場合、
    上記交点が、先端点と後端点とを1:3に内分する点と、先端点と後端点とを3:1に内分する点との間に位置する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の段ボール箱。
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