JP3167576B2 - プレキャストコンクリート部材 - Google Patents
プレキャストコンクリート部材Info
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- JP3167576B2 JP3167576B2 JP09360895A JP9360895A JP3167576B2 JP 3167576 B2 JP3167576 B2 JP 3167576B2 JP 09360895 A JP09360895 A JP 09360895A JP 9360895 A JP9360895 A JP 9360895A JP 3167576 B2 JP3167576 B2 JP 3167576B2
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- JP
- Japan
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- precast concrete
- fixing recess
- box
- fixing
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Description
ト部材に関するものである。
6に示すようなプレキャストコンクリート部材10が多
く使用されている。
0のうち法面擁壁用のプレキャストコンクリート板20
は地中に定着した緊張材30によって法面に取り付けら
れ、またプレキャストコンクリート梁40は緊張材30
によってプレストレスが付与されている。
ト部材10にはそれぞれ緊張材30が使用され、これら
の緊張材30はその端部がプレキャストコンクリート部
材10の定着凹部50に定着具60で定着されている。
部がプレキャストコンクリート部材にとっては断面欠損
となるため、これが構造上の弱点となっていた。
たものであり、その目的は、プレキャストコンクリート
部材における断面欠損部である定着凹部を補填してここ
を強めることである。
めの手段は、先端部から中央部に向かって高く形成さ
れ、かつ全長にわたってプレストレスが付与された腕部
が交差して一体形成された法面擁壁用のプレキャストコ
ンクリート板の前記中央部に、周側面をテーパー面にし
た緊張材の定着凹部が形成され、該定着凹部の内面に沿
ってその定着凹部の形成による断面欠損分を補填するた
めの補強体である鋼製の函体が密着して設けられ、該函
体の底部及び側部に突設したアンカー筋がプレキャスト
コンクリート板内に埋設され、函体の開口部周縁の鍔部
で定着凹部の開口部における周縁を覆ったことを特徴と
する。
ける緊張材の定着凹部の内面に沿って密着して設けた補
強体である鋼製の函体が、前記定着凹部の形成によるコ
ンクリートの断面欠損分を補填することにより構造上の
弱点部を補強する。また函体の開口部周縁の鍔部で定着
凹部の開口部における周縁を覆って保護する。
により、プレキャストコンクリート部材の定着凹部への
取り付けが容易に行える。
材の一実施例を法面擁壁用のプレキャストコンクリート
板と、プレキャストコンクリート梁とに基づいて詳細に
説明する。図1は法面擁壁用のプレキャストコンクリー
ト板の平面図、図2は同断面図、図3の(1)は定着凹
部の拡大断面図、(2)は同平面図である。
1は、図1に示すように、腕部2が十字状に交差して一
体形成され、その交差部の中央部に定着凹部3が形成さ
れ、この定着凹部3の中央に下面まで貫通した挿入孔4
が開口されている。
形成され、その全長にわたって配設されたPC鋼棒5に
よりプレストレスが付与されている。このPC鋼棒5は
縦横各2本づつ配設されているが、これは2本に限らず
4本、或はその他の任意の本数設置することができる。
ある鋼製の函体7が密着して設けられている。この函体
7は定着凹部3の内面と同一の形状をし、底部及び側部
のアンカー筋7aで固定されている。
って密着して設けられたことにより、前記定着凹部3の
形成によるコンクリートの断面欠損分を補填して構造上
の弱点部分を補強する。また定着凹部3の内面は函体7
で覆われ、該函体7の鍔部7bで定着凹部の開口部にお
ける周縁を覆うことにより、法面擁壁用のプレキャスト
コンクリート板1を運搬する際に、前記定着凹部の開口
部における角部の破損を防ぐことができる。
り、緊張材であるPC鋼線9によってプレストレスが付
与されている。
にはPC鋼線9の端部が緊張定着された定着凹部3が適
宜間隔ごとに形成され、これらの定着凹部3の内面に函
体7が埋設されている。この函体7も前記と同様に鋼製
であり、定着凹部3の内面に被覆されてコンクリートの
断面欠損分を補填すると共に、鍔部7bで角部を保護し
ている。
1及びプレキャストコンクリート梁8における函体7
は、プレキャストコンクリート板1及びプレキャストコ
ンクリート梁8を製造する際にそれぞれ埋設される。
記のプレキャストコンクリート板1やプレキャストコン
クリート梁8だけに限定されるものではなく、例えばプ
レキャストコンクリート柱やプレキャストコンクリート
床板であってもよく、これらの定着凹部に沿って前記函
体7が密着して設けられる。
板における緊張材の定着凹部の内面に沿って密着して設
けた補強体である鋼製の函体が、前記定着凹部の形成に
よるコンクリートの断面欠損分を補填することにより構
造上の弱点部分を補強することができる。
面擁壁用のプレキャストコンクリート板における緊張材
の定着凹部に容易に取り付けることができる。また函体
の開口部周縁の鍔部で定着凹部の開口部における周縁を
覆うことにより、法面擁壁用のプレキャストコンクリー
ト板を運搬する際に、前記定着凹部の開口部における角
部の破損を防ぐことができる。
面図である。
面図である。
面図である。
クリート板の断面図、(2)は同プレキャストコンクリ
ート梁の断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 先端部から中央部に向かって高く形成さ
れ、かつ全長にわたってプレストレスが付与された腕部
が交差して一体形成された法面擁壁用のプレキャストコ
ンクリート板の前記中央部に、周側面をテーパー面にし
た緊張材の定着凹部が形成され、該定着凹部の内面に沿
ってその定着凹部の形成による断面欠損分を補填するた
めの補強体である鋼製の函体が密着して設けられ、該函
体の底部及び側部に突設したアンカー筋がプレキャスト
コンクリート板内に埋設され、函体の開口部周縁の鍔部
で定着凹部の開口部における周縁を覆ったことを特徴と
するプレキャストコンクリート部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09360895A JP3167576B2 (ja) | 1995-04-19 | 1995-04-19 | プレキャストコンクリート部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09360895A JP3167576B2 (ja) | 1995-04-19 | 1995-04-19 | プレキャストコンクリート部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08284417A JPH08284417A (ja) | 1996-10-29 |
JP3167576B2 true JP3167576B2 (ja) | 2001-05-21 |
Family
ID=14087053
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09360895A Expired - Fee Related JP3167576B2 (ja) | 1995-04-19 | 1995-04-19 | プレキャストコンクリート部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3167576B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58114909A (ja) * | 1981-12-28 | 1983-07-08 | 日本鋼弦コンクリ−ト株式会社 | プレストレストコンクリ−ト部材における緊張材の設置方法 |
-
1995
- 1995-04-19 JP JP09360895A patent/JP3167576B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08284417A (ja) | 1996-10-29 |
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Legal Events
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