JP3167414U - 集成材 - Google Patents
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Abstract
Description
一次ラミナ(11a、11b、11c)を縦継ぎしてなる二次ラミナ(11、12、13)を幅はぎ又は/及び積層してなる集成材(10)において、
上記一次ラミナは、全ての部分に寸法安定化処理が施されており、
上記二次ラミナは、上記一次ラミナの木目の繊維方向が互いに交差するようにして接合した縦継ぎ部分を有することを特徴とする。
一次ラミナ(41a〜41c、42a〜42c)を積層してなる二次ラミナ(41、42)を縦継ぎ又は/及び幅はぎしてなる集成材(40)において、
上記一次ラミナは、全ての部分に寸法安定化処理が施されており、
上記二次ラミナは、上記一次ラミナの木目の繊維方向が互いに交差するようにして接合した積層部分を有することを特徴とする。
上記二次ラミナは、上記一次ラミナの木目の繊維方向が互いに直交するようにして接合した縦継ぎ部分或いは積層部分を有することを特徴とする。
上記寸法安定化処理が施された上記一次ラミナは、含水時に対する乾燥時の寸法変化率の値が、厚さ、幅及び長さ方向のいずれにおいても2%以下であることを特徴とする。
(第1実施形態)
まず、乾燥処理を行ったスギ板材に寸法安定化処理を施した。本第1実施形態においては、グリオキサール系樹脂による樹脂含浸処理を行った。スギ板材を含浸装置に投入し、装置内を減圧した後、グリオキサール系樹脂(ジメチロールジヒドロキシエチレン尿素)と反応触媒としての塩化マグネシウムを含有した処理液(有効成分25%)を装置内に導入加圧してスギ板材の内部に処理液を含浸した。その後、このスギ板材を乾燥した後、120℃で20分間熱処理してグリオキサール系樹脂を反応させた。
(第2実施形態)
次に、本考案に係る集成材の第2実施形態について説明する。本第2実施形態においても、上記第1実施形態と同様にして寸法安定化処理を施したスギ板材を一次ラミナとして使用した。
(第3実施形態)
次に、本考案に係る集成材の第3実施形態について説明する。本第3実施形態においても、上記第1実施形態と同様にして寸法安定化処理を施したスギ板材を一次ラミナとして使用した。
(第4実施形態)
次に、本考案に係る集成材の第4実施形態について説明する。本第4実施形態においても、上記第1実施形態と同様にして寸法安定化処理を施したスギ板材を一次ラミナとして使用した。
(1)上記第1実施形態の単層の積層材に更に縦継ぎ及び幅はぎして延長し、例えば、厚さ12mm×幅1m×長さ3mのテーブルの天板として使用することができる。このような大きな単層の天板の場合、従来の無垢材の天板では40mm程度の厚さが必要であるが、この積層材では、12mm程度の厚さでよく、薄くて軽く寸法が狂うことがない。従って、天板として使用する場合でも置くだけでよく、店舗用カウンター或いはテーブル用天板として非常に有効である。
(2)上記各実施形態においては、一次ラミナの縦継ぎ部分の接合は、木目の繊維方向が直交するようにして接合するものであるが、これに限るものではなく、例えば、30度、45度、60度など角度を変化させて接合するようにしてもよい。このような組み合わせに変化を持たせることにより、組子細工のような高度な意匠性を発現することができる。この場合においても、一次ラミナ同士の含水率の変化による厚さ、幅及び長さ方向の寸法変化の程度が小さく且つ同程度であるので、一次ラミナ同士の木目の繊維方向の接合角度を変化させることができる。
(3)上記各実施形態においては、各一次ラミナの色彩については記載していないが、接合角度を変化させる各一次ラミナの色彩を任意に組み合わせることにより、組子細工のような高度な意匠性を発現することができる。
(4)上記各実施形態においては、各一次ラミナの樹種としてスギ材を用いたが、これに限るものではなく、例えば、ヒノキ材や歪の出やすいカラマツ材、ゴム材など様々な樹種を使用することができる。
(5)上記第2実施形態においては、縦継ぎしてなる二次ラミナを3枚積層するものであるが、これに限るものではなく、集成材を2枚或いは4枚以上積層するようにしてもよく、又は、縦継ぎしてなる集成材と無垢板とを任意枚数ずつ積層するようにしてもよい。
(6)上記第3実施形態においては、縦継ぎ及び幅はぎしてなる集成材を2枚積層するものであるが、これに限るものではなく、集成材を3枚以上積層してもよく、又は、縦継ぎ及び幅はぎしてなる集成材と無垢板とを任意枚数ずつ積層するようにしてもよい。
(7)上記第4実施形態においては、一次ラミナを積層してなる二次ラミナを2枚縦継ぎしてなる集成材であるが、これに限るものではなく、3枚以上縦継ぎするようにしてもよく、又は、積層してなる二次ラミナを複数枚幅はぎし、或いは、縦継ぎ及び幅はぎするようにしてもよい。
11〜13、21〜23、41、42…二次ラミナ、
11a〜11c、21a〜21c、41a〜41c、42a〜42c…一次ラミナ、
14a、14b、24a、24b、43…接合部位。
Claims (4)
- 一次ラミナを縦継ぎしてなる二次ラミナを幅はぎ又は/及び積層してなる集成材において、
前記一次ラミナは、全ての部分に寸法安定化処理が施されており、
前記二次ラミナは、前記一次ラミナの木目の繊維方向が互いに交差するようにして接合した縦継ぎ部分を有することを特徴とする集成材。 - 一次ラミナを積層してなる二次ラミナを縦継ぎ又は/及び幅はぎしてなる集成材において、
前記一次ラミナは、全ての部分に寸法安定化処理が施されており、
前記二次ラミナは、前記一次ラミナの木目の繊維方向が互いに交差するようにして接合した積層部分を有することを特徴とする集成材。 - 前記二次ラミナは、前記一次ラミナの木目の繊維方向が互いに直交するようにして接合した縦継ぎ部分或いは積層部分を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の集成材。
- 前記寸法安定化処理が施された前記一次ラミナは、含水時に対する乾燥時の寸法変化率の値が、厚さ、幅及び長さ方向のいずれにおいても2%以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の集成材。
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JP2011000638U JP3167414U (ja) | 2011-02-08 | 2011-02-08 | 集成材 |
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JP2011000638U JP3167414U (ja) | 2011-02-08 | 2011-02-08 | 集成材 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013052518A (ja) * | 2011-09-01 | 2013-03-21 | Miki Riken Kogyo Kk | 木質材料の処理方法、当該方法で処理された木質材料及びその用途 |
JP2021067155A (ja) * | 2019-10-28 | 2021-04-30 | 株式会社ノダ | 框組みドア |
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JP2021067155A (ja) * | 2019-10-28 | 2021-04-30 | 株式会社ノダ | 框組みドア |
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