JP3167369B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

Info

Publication number
JP3167369B2
JP3167369B2 JP24272791A JP24272791A JP3167369B2 JP 3167369 B2 JP3167369 B2 JP 3167369B2 JP 24272791 A JP24272791 A JP 24272791A JP 24272791 A JP24272791 A JP 24272791A JP 3167369 B2 JP3167369 B2 JP 3167369B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
circuit
inversion
liquid crystal
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP24272791A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0556374A (ja
Inventor
秀幸 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP24272791A priority Critical patent/JP3167369B2/ja
Publication of JPH0556374A publication Critical patent/JPH0556374A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3167369B2 publication Critical patent/JP3167369B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示パネルを映像
信号にて交流駆動する液晶表示装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば赤色、緑色、青色用の各液
晶表示パネルで変調された赤色、緑色、青色光を合成し
てスクリーン上に拡大投射することでカラー映像を再現
する液晶表示装置(液晶プロジェクター)は図15に示
すような回路構成になっており(ここでは、説明の都合
上赤色用の液晶表示パネルについてのみ示す)、1は水
平、垂直方向に複数の画素がマトリクス状に配列された
TFTアクティブマトリクス方式の液晶表示パネルで、
該液晶表示パネル1は入射された赤色光を映像信号(こ
の場合、三原色信号中の赤色信号)に応じて変調するラ
イトバルブとして働くようになっている。具体的に、こ
の液晶表示パネル1は第1の絶縁基板(図示せず)側に
複数の信号電極2、走査電極3、TFT4並びに画素電
極5をマトリクス状に形成すると共に(図16参照)、
第2の絶縁基板(図示せず)側に共通電極6を形成し、
共通電極6と各画素電極5との間に介在する液晶層とで
構成される各画素による表示を、各信号電極2と走査電
極3とによる線順次走査によって行わせるようにしてい
る。ここで、7は各画素と並列に設けられた補助容量
で、各TFT4はそのソースが信号電極2側に、ドレイ
ンが画素電極5側に、またゲートが走査電極3側に夫々
接続されており、例えば1行目の走査電極3に走査電圧
が印加されると、それに接続された1行目の各TFT4
が夫々導通状態となって1行目の各画素電極5に各信号
電極2が夫々接続され、1行目の各画素に信号電圧(即
ち、映像信号)が夫々印加されることになる。従って、
このような印加動作を1行目から順次各行毎に水平周期
で繰り返すことで液晶表示パネル1にて1フィールド分
の映像信号を表示することが出来、更にこの印加動作を
フィールド毎に、即ち垂直周期で繰り返すことにより、
映像が再現されることになる。
【0003】8、9並びに10、11は液晶表示パネル
1の左右並びに上下に夫々配された左側、右側垂直走査
用駆動回路並びに上側、下側水平走査用駆動回路で、左
側、右側垂直走査用駆動回路8、9は各走査電極3に1
行毎交互に走査電圧を印加し、上側、下側水平走査用駆
動回路10、11は信号電極2に1列毎(1画素毎)交
互に映像信号を印加するようになっている。具体的に、
上側、下側水平走査用駆動回路10、11は水平系クロ
ックであるサンプリングスタートクロックSPDU、S
PDLに基づいて作動されサンプリングクロックCLD
U、CLDLのタイミングで各信号電極2に1画素毎、
交互に映像信号を順次出力し、左側、右側垂直走査用駆
動回路8、9は垂直系クロックであるサンプリングスタ
ートクロックSPSL、SPSRに基づいて作動されサ
ンプリング(取り込み)クロックCLSL、CLSRの
タイミングで各走査電極3に1行毎交互に走査電圧を順
次出力して1行単位の映像信号を取り込むようになって
いる。尚、液晶表示パネル1に供給される映像信号は図
17に示すようにその極性が水平周期毎に反転されて液
晶表示パネル1を交流駆動するものとする。
【0004】21は垂直同期信号VDを信号処理して
(例えば、水平同期信号HDでサンプリングして)得ら
れフィールド毎の区割に用いられる垂直基準信号VD1
が入力される垂直同期入力端子、22は水平同期信号H
Dが入力される水平同期入力端子、23は電圧制御発振
器(以下、「VCO」という)24と、分周器25と、
位相比較器26とにより構成される位相同期回路(以
下、「PLL(PHASELOCKED LOOP)」
という)で、該PLL回路23はVCO24の発振出力
周波数fVCOを1/Nの周波数fHPLに分周した分
周器25の分周出力と水平同期信号HDとを位相比較器
26で位相比較した後、その位相比較器26から位相差
に応じて出力される差信号電圧を制御電圧としてVCO
24に供給してその発振出力を制御し、位相差がなくな
るまでこの動作を繰り返すことで水平同期信号HDに位
相同期したN逓倍の発振出力を得るようにしている。即
ち、PLL回路23のロック状態では水平同期信号HD
の周波数をfHDとすると、fHD=fHPL=fVC
O・(1/N)となる。27は発振出力と、水平基準信
号HPLとしての分周出力と、垂直基準信号VD1に基
づいて液晶表示パネル1の駆動に必要な水平系クロック
(CLDU、CLDL、SPDU、SPDL)、垂直系
クロック(CLSL、CLSR、SPSL、SPS
R)、システム系クロック(ADCK、SSCK、HU
CK、HLCK)を生成して出力するクロック発生回路
で、その水平系クロックは図18に示すようにVCO2
4の発振出力(同図(c)参照)を水平同期信号HD
(同図(a)参照)に位相同期した水平基準信号HPL
(同図(b)参照)に基づいたタイミングでカウントダ
ウンして作られ、同図(d)(e)に示す上側、下側の
サンプリングクロックCLDU、CLDLは上側、下側
水平走査用駆動回路10、11が1画素毎交互に映像信
号を出力するように互いに180°位相がシフトされて
おり、また同図(f)(g)に示すサンプリングスター
トクロックSPDU、SPDLはサンプリングクロック
の半クロック分(1画素分)位相がシフトされており、
これら各クロックは総て水平同期信号HDに位相同期し
ている。また、垂直系クロックは図19に示すように水
平基準信号HPL(同図(b)参照)を垂直基準信号V
D1(同図(a)参照)に基づいたタイミングでカウン
トダウンして作られ、同図(c)(d)に示す左側、右
側の取り込みクロックCLSL、CLSRは左側、右側
垂直走査用駆動回路8、9が1行毎交互に映像信号を取
り込むように互いに180°位相がシフトされており、
また同図(e)(f)に示すサンプリングスタートパル
スSPSL、SPSRは取り込みクロックの半クロック
分(1行分)位相がシフトされており、これら各クロッ
クは結果的に総て水平同期信号HDに位相同期してい
る。そして、システム系クロックは図20に示すように
なり、同図(a)〜(d)は夫々信号処理に用いられる
クロックADCK、SSCK、HUCK、HLCKを示
し、同様にこれら各クロックは総て水平同期信号HDに
位相同期しており、入力映像信号に同期した信号処理が
行えることになる。
【0005】12は映像信号(この場合、三原色信号中
の赤色信号)が入力される映像入力端子、13は入力さ
れた映像信号をシステム系クロックADCKによりサン
プリングしてアナログ信号からデジタル信号に変換する
A/Dコンバータ、14はA/Dコンバータ13からの
デジタル信号をシステム系クロックSSCKに基づいて
デジタル信号処理する信号処理回路、15、16は処理
された信号を夫々システム系クロックHUCK、HLC
Kのタイミングで交互にラッチして上側、下側水平走査
用駆動回路10、11に夫々供給される上側、下側の映
像信号として分割する上側、下側ラッチ回路、17、1
8はラッチ回路15、16からの信号を夫々システム系
クロックHUCK、HLCKのタイミングで元のアナロ
グ信号に変換する上側、下側D/Aコンバータ、19、
20は変換されたアナログの映像信号を液晶表示パネル
1の駆動に必要なレベルと極性にして上側、下側水平走
査用駆動回路10、11に夫々出力する上側、下側駆動
回路、28は水平同期信号HDに位相同期した水平基準
信号HPLをトグルカウントしてその出力を反転信号と
して上側、下側水平走査用駆動回路10、11に夫々供
給する水平2進カウンター(トグルフリップフロップ)
で、上側、下側駆動回路19、20より出力される映像
信号の極性を水平周期で反転させる。
【0006】具体的に、上側、下側駆動回路19、20
は図21のような構成で映像信号の極性を水平周期で反
転出力するようになっており(ここでは、上側、下側駆
動回路19、20とも同構成であるため、上側のみを図
示し説明する)、まず、上側D/Aコンバータ17から
のアナログに変換された映像信号は、反転増幅器29に
て液晶表示パネル1の駆動に必要な信号レベルまでその
極性を反転して増幅されると共に、非反転増幅器30に
て液晶表示パネル1の駆動に必要な信号レベルまでその
極性を反転せずに増幅されて、夫々極性切換回路31の
端子a、bに供給されることになる。そして、その極性
切換回路31はその端子cが反転信号に基づいて端子
a、bに水平周期で交互に接続されて、反転、非反転の
映像信号を交互に上側水平走査用駆動回路10に供給す
ることになる。例えば、図22は1フィールドの水平走
査線数を現行NTSC放送方式の2倍(525本)にし
たNTSC−HDコンバータ方式における上側駆動回路
19の動作タイミング(2フィールド期間の1部)を示
し、垂直基準信号VD1(同図(a)参照)の立ち上が
りが各フィールドのスタートと考えると、水平基準信号
HPL(同図(b)参照)をトグルカウントして得た反
転信号は同図(c)の様に水平周期で正・負が反転し、
反転信号が正の時は極性切換回路31の端子b−c間が
ONになり、反転信号が負の時は極性切換回路31の端
子a−c間がONになり、上側駆動回路19に供給され
た映像信号(同図(d)参照)は同図(e)の様にその
極性が水平周期で交互に反転して出力されることにな
る。つまり、この場合液晶表示パネル1に供給される映
像信号は水平周期及びフィールド毎にも極性反転するこ
とになり、液晶表示パネル1は累積加算電圧を零とする
交流駆動になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の液晶表示装置における極性反転構成では、反転信
号の生成が常に水平2進カウンターによる水平基準信号
HPLのトグルカウント出力にて行われているため、標
準信号ではなく非標準の映像信号が入力された場合に
は、例えば水平走査線数525本の標準の映像信号に対
してノイズ等により水平同期信号が欠落した水平走査線
数524本の非標準の映像信号が入力された場合には、
液晶表示パネルに供給される映像信号の極性が水平周期
で反転されてもフィールド毎には反転されなくなり、即
ち液晶表示パネルの同一ラインがフィールド単位の時間
で見た場合に反転しなくなり、液晶表示パネルに対する
交流駆動の原則が守られず、DC成分で駆動したのと同
じになり液晶素子にダメージを与える虞れがあった。本
発明はこのような点に鑑み成されたものであって、液晶
表示パネルに供給される映像信号の極性を、走査方式や
標準、非標準信号に拘らず水平周期及びフィールド毎に
必ず反転させて、液晶表示パネルを映像信号にて確実に
交流駆動することができるようにした液晶表示装置を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため本発明では、液晶表示パネルを映像信号にて交流駆
動する液晶表示装置において、液晶表示パネルに供給さ
れる映像信号の極性を反転させるための反転信号を複数
種類有する反転手段を設けたものである。具体的に、前
記反転手段は、液晶表示パネルに供給される映像信号を
反転信号に基づいて駆動に必要なレベルまで反転、非反
転増幅する駆動回路と、この駆動回路に供給する反転信
号を複数種類生成する反転信号発生回路とを含み、前記
反転信号発生回路は、映像信号の水平同期信号に位相同
期した位相同期回路の分周出力信号(この場合、水平基
準信号)をトグルカウントする水平2進カウンターと、
映像信号の垂直同期信号から生成され水平同期信号に位
相同期した垂直基準信号をトグルカウントする垂直2進
カウンターと、この垂直2進カウンターの出力信号と水
平2進カウンターの出力信号との排他的論理和をとる排
他的OR回路と、水平2進カウンター或いは排他的OR
回路からの出力信号を反転信号として出力する反転切換
回路とを含んでいるものである。そして、映像信号の1
フィールド内での水平走査線数が2フィールドにわたっ
て偶数であるか否かを検知する検知回路を設け、前記反
転切換回路から何れの出力信号が反転信号として出力さ
れるかを検知回路で制御するようにしたもので、例えば
前記検知回路は、映像信号の1フィールド内での水平基
準信号をカウントするカウンターと、このカウンターの
フィールド毎の最終カウント値を2フィールドにわたっ
て判定する制御回路とを含んでいるものである。或い
は、前記反転切換回路から出力される反転信号の極性が
1フィールド或いは2フィールド毎に反転しているか否
かを検知する検知回路を設け、前記反転切換回路から何
れの出力信号が反転信号として出力されるかを検知回路
で制御するようにしたもので、例えば前記検知回路は、
反転信号の極性を1フィールド或いは2フィールド毎に
検出するための検出パルス信号を生成する検出タイミン
グ発生回路と、検出した反転信号の極性からその反転性
を判定する制御回路とを含んでいるものである。
【0009】
【作用】このような構成によると、例えばインターレー
スかノンインターレースかで走査方式の異なるハイビジ
ョン放送方式とNTSC−HDコンバータ方式の両映像
信号の表示を液晶表示パネルを用いて行わせる場合、N
TSC−HDコンバータ方式の映像信号の標準信号は水
平2進カウンターからの出力信号にて常に1フィールド
毎に反転され液晶表示パネルに供給されることになり、
その非標準信号は排他的OR回路からの出力にて常に2
フィールド毎に反転され液晶表示パネルに供給されるこ
とになる。また、ハイビジョン放送方式の映像信号は標
準並びに非標準とも排他的OR回路からの出力信号にて
常に2フィールド或いは1フィールド毎に反転され液晶
表示パネルに供給されることになる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面と共に
説明する。尚、従来と同一部分については同一符号を付
すと共にその説明を省略する。本実施例では、液晶表示
パネルに供給される映像信号が、例えばインターレース
かノンインターレースかで走査方式の異なるハイビジョ
ン、NTSC−HDコンバータ方式の何れでもまた標
準、非標準信号であっても、水平周期並びにフィールド
毎に確実に極性反転できるよう、先ず図1に示すように
前記した水平2進カウンター28と、映像信号の垂直基
準信号VD1をトグルカウントする垂直2進カウンター
32と、この垂直2進カウンター32の出力信号VTG
Rと水平2進カウンター28の出力信号HTGRとの排
他的論理和をとる排他的OR回路33と、水平2進カウ
ンター28或いは排他的OR回路33からの出力信号H
TGR、HVEXを反転信号として出力する反転切換回
路34とから構成される反転信号発生回路35を設けた
ものである。そして、映像信号の1フィールド内での水
平走査線数が2フィールドにわたって偶数であるか否か
を検知する検知回路36を設けて、反転切換回路34か
ら何れの出力信号が反転信号として出力されるかを制御
するようにしたものである。
【0011】ここで、37は分周器25より水平基準信
号HPLよりも周波数の高い検出基準信号HP2として
の分周出力と、垂直基準信号VD1とが入力される検出
パルス発生回路で、該検出パルス発生回路37は垂直基
準信号VD1の立ち上がり後に最初に入力される検出基
準信号HP2を取り出し検出パルス信号DPとして出力
するようになっている。38は垂直基準信号VD1と水
平基準信号HPL、検出パルス信号DPに基づいて1フ
ィールド内での水平基準信号HPL(水平走査線数)を
カウントして出力すると共にそのフィールド毎の最終カ
ウント値を2フィールドにわたってラッチするに必要な
第1、第2、第3検出パルス信号DP1、DP2、DP
3を生成して出力する検出タイミング発生回路、39は
その入力端子に入力される検出タイミング発生回路38
からの最終カウント値をクロック端子に入力される第1
検出パルス信号DP1のタイミングでラッチする第1ラ
ッチ回路、40はその入力端子に入力される検出タイミ
ング発生回路38からの最終カウント値をクロック端子
に入力される第2検出パルス信号DP2のタイミングで
ラッチする第2ラッチ回路、41は第1、第2ラッチ回
路39、40の出力信号の排他的論理和をとる排他的O
R回路42の出力をクロック端子に入力される第3検出
パルス信号DP3のタイミングでラッチする第3ラッチ
回路、43はNTSC−HDコンバータモードとハイビ
ジョンモードを選択するモード切換スイッチで、例えば
NTSC−HDコンバータ(水平走査線数が標準信号で
525本)モードの場合端子d−f間がONとなってH
IGHレベルのモード信号を出力し、またハイビジョン
モード(水平走査線数が標準信号で1125本)モード
の場合端子e−f間がONとなってLOWレベルのモー
ド信号を出力するようになっている。そして、44は第
2、第3ラッチ回路40、41からの出力信号とモード
切換スイッチ43からのモード信号に基づいて反転切換
回路34を制御する反転制御信号を出力する反転信号制
御回路で、NTSC−HDコンバータ方式の映像信号で
標準信号の場合にはHIGHレベルの反転制御信号を出
力して反転切換回路34の端子a−c間をONとし、N
TSC−HDコンバータ方式の映像信号で非標準信号
(例えば、水平走査線数が524本)の場合やハイビジ
ョン放送方式の標準、非標準(例えば、水平走査線数が
1124本)の映像信号の場合にはLOWレベルの反転
制御信号を出力して反転切換回路34の端子b−c間を
ONとするようになっている(図7参照)。
【0012】具体的に、検出タイミング発生回路38は
図2に示すような構成になっており、45は垂直基準信
号VD1と水平基準信号HPLとが入力されその垂直基
準信号VD1の立ち上がり後に最初に入力される水平基
準信号HPLを取り出してリセットパルスRPとして出
力するリセットパルス発生回路、46はリセットパルス
RPがリセット端子に入力されまたその入力端子に水平
基準信号HPLが入力される10bit同期カウンター
で、該10bit同期カウンター46はリセットパルス
によるリセット後に次のカウントを開始(カウント値0
よりカウントアップ)する、即ち1フィールド内の水平
基準信号HPLの数(水平走査線数)をカウントする。
47は10bit同期カウンター46の最下位(LS
B)の出力信号(カウント値が偶数の時はLOW、奇数
の時はHIGHになる)が入力端子に入力されそれをク
ロック端子に入力される水平基準信号HPLのタイミン
グでラッチして1HPL遅延したカウントLSB信号と
して出力するラッチ回路、48は垂直基準信号VD1を
カウントして1フィールドだけズレた3フィールド周期
のタイミング信号VR3A、VR3Bを出力する3進同
期カウンター、49、50、51は検出パルス発生回路
37からの検出パルス信号DPと3進同期カウンター4
8からのタイミング信号VR3A、VR3Bの夫々の組
み合せでの論理積をとることにより1フィールドずつズ
レた3フィールド周期の第1、第2、第3検出パルス信
号DP1、DP2、DP3を出力する第1、第2、第3
AND回路である。
【0013】従って、モード切換スイッチ43の端子d
−f間がONになったNTSC−HDコンバータモード
において、液晶表示パネル1に供給されるNTSC−H
Dコンバータ方式の映像信号が標準(水平走査線数が5
25本)である場合、検出タイミング発生回路38より
出力される1フィールド毎の最終カウント値のカウント
LSB信号(図3(f)参照)を第1、第2検出パルス
信号DP1、DP2(図3(k)(l)参照)により2
フィールドにわたってラッチする第1、第2ラッチ回路
39、40のラッチ出力は夫々LOWとなり、その排他
的論理和をとる排他的OR回路42からの出力信号を第
3検出パルス信号DP3(図3(m)参照)によりラッ
チする第3ラッチ回路41のラッチ出力もLOWとな
る。そのため、反転信号制御回路44は先ずモード信号
がHIGHで、次に第3、第2ラッチ回路41、40の
ラッチ出力が夫々LOWであることから(図7参照)、
1フィールド内での水平走査線数が2フィールドにわた
って奇数(この場合、525本の標準信号)であると判
定して、HIGHレベルの反転制御信号と表示用信号と
を出力することになる。そのため、表示部52にて標準
信号が入力されていることの表示がなされると共に、反
転切換回路34の端子a−c間がONとなり、水平周期
及び1フィールド毎に反転する水平2進カウンター28
の出力信号HTGR(図3(e)参照)が反転信号とし
て用いられ、上側、下側駆動回路19、20に夫々供給
されることになる。この時、排他的OR回路33の出力
信号HVEXはフィールド毎に反転していない。その結
果、上側、下側駆動回路19、20はその反転信号の正
負に基づいた極性の映像信号を(例えば、図21に示す
ような反転、非反転増幅器29、30と極性切換回路3
1との構成を用いて)出力することになるため、液晶表
示パネル1は水平周期で極性が反転し、更に1フィール
ド毎に極性が反転する映像信号にて(即ち、液晶表示パ
ネル1の同一ラインに加わる映像信号の極性が1フィー
ルド毎に反転して)、交流駆動(累積加算電圧が零)さ
れることになる。尚、図3(a)は垂直同期信号VD、
同図(b)は水平同期信号HDと実際のラインNOを夫
々示し、同図(c)は垂直同期信号VDを水平同期信号
HDでサンプリングして得た所定パルス幅の垂直基準信
号VD1、同図(d)は垂直基準信号VD1をスタート
とした水平基準信号HPLと水平2進カウンター28で
のカウント値を夫々示す。そして、同図(f)はカウン
トLSB信号と10bit同期カウンター46のカウン
ト値を示す。
【0014】次に、液晶表示パネル1に供給されるNT
SC−HDコンバータ方式の映像信号が非標準(この場
合、水平走査線数が524本)である場合、検出タイミ
ング発生回路38より出力される1フィールド毎の最終
カウント値のカウントLSB信号(図4(f)参照)を
第1、第2検出パルス信号DP1、DP2(図4(k)
(l)参照)により2フィールドにわたってラッチする
第1、第2ラッチ回路39、40のラッチ出力は夫々H
IGHとなり、その排他的論理和をとる排他的OR回路
42からの出力信号を第3検出パルス信号DP3(図4
(m)参照)によりラッチする第3ラッチ回路41のラ
ッチ出力はLOWとなる。そのため、反転信号制御回路
44は先ずモード信号がHIGHで、次に第3ラッチ回
路41のラッチ出力が夫々LOW、第2ラッチ回路40
のラッチ出力がHIGHであることから(図7参照)、
1フィールド内での水平走査線数が2フィールドにわた
って偶数(この場合、524本の非標準信号)であると
判定して、LOWレベルの反転制御信号と表示用信号を
出力することになる。そのため、表示部52にて非標準
信号が入力されていることの表示がなされると共に、反
転切換回路34の端子b−c間がONとなり、排他的O
R回路33の出力信号HVEX(図4(e)参照)が反
転信号として用いられ、上側、下側駆動回路19、20
に夫々供給されることになる。この時、水平2進カウン
ター28の出力信号HTGR(図4(c)参照)はフィ
ールド毎に反転していない。その結果、上側、下側駆動
回路19、20はその反転信号の正負に基づいた極性の
映像信号を出力することになるため、液晶表示パネル1
は水平周期で極性が反転し、更に1フィールド毎に極性
が反転する映像信号にて、交流駆動されることになる。
【0015】そして、モード切換スイッチ43の端子e
−f間がONになったハイビジョンモードを選択してい
る場合には、液晶表示パネル1に供給されるハイビジョ
ン放送方式の映像信号が標準(水平走査線数が1125
本)であるか非標準(この場合、水平走査線数が112
4本)かに拘らず、反転信号制御回路44はモード信号
がLOWであることから、第3、第2ラッチ回路41、
40のラッチ出力に関係なくLOWレベルの反転制御信
号を出力することになる(図7参照)。従って、反転切
換回路34の端子b−c間がONとなり、排他的OR回
路33の出力信号HVEX(図5(g)、図6(e)参
照)が反転信号として用いられ、上側、下側駆動回路1
9、20に夫々供給されることになる。その結果、上
側、下側駆動回路19、20はその反転信号の正負に基
づいた極性の映像信号を出力することになるため、液晶
表示パネル1は水平周期で極性が反転し、更に標準の場
合は2フィールド毎にまた非標準の場合は1フィールド
毎に極性が反転する映像信号にて、交流駆動されること
になる。尚、表示部52での標準か非標準かの表示は、
先ず映像信号が標準である場合、検出タイミング発生回
路38より出力される1フィールド毎の最終カウント値
のカウントLSB信号(図5(h)参照)を第1、第2
検出パルス信号DP1、DP2(図5(m)(n)参
照)により2フィールドにわたってラッチする第1、第
2ラッチ回路39、40のラッチ出力は夫々HIGH、
LOWとなり、その排他的論理和をとる排他的OR回路
42からの出力信号を第3検出パルス信号DP3(図5
(o)参照)によりラッチする第3ラッチ回路41のラ
ッチ出力はHIGHとなる。そのため、反転信号制御回
路44は先ずモード信号がLOWで、次に第3ラッチ回
路41のラッチ出力がHIGHであることから(図7参
照)、2フィールドでの水平走査線数が奇数(この場
合、1125本の標準信号)であると判定して、表示部
52に標準信号が入力されていることの表示を指示する
表示用信号を出力することになる。次に、映像信号が非
標準である場合、検出タイミング発生回路38より出力
される1フィールド毎の最終カウント値のカウントLS
B信号(図6(f)参照)を第1、第2検出パルス信号
DP1、DP2(図6(k)(l)参照)により2フィ
ールドにわたってラッチする第1、第2ラッチ回路3
9、40のラッチ出力は夫々HIGHとなり、その排他
的論理和をとる排他的OR回路42からの出力信号を第
3検出パルス信号DP3(図6(m)参照)によりラッ
チする第3ラッチ回路41のラッチ出力はLOWとな
る。そのため、反転信号制御回路44は先ずモード信号
がLOWで、次に第3ラッチ回路41のラッチ出力がL
OWであることから(図7参照)、2フィールドでの水
平走査線数が偶数(この場合、1124本の非標準信
号)であると判定して、表示部52に非標準信号が入力
されていることの表示を指示する表示用信号を出力する
ことになる。尚、図5(a)は垂直同期信号VD、同図
(b)は水平同期信号HDと実際のラインNOを夫々示
し、同図(c)は垂直同期信号VDを水平同期信号HD
でサンプリングして得た所定パルス幅の垂直基準信号V
D1、同図(d)は水平基準信号HPLと水平2進カウ
ンター28でのカウント値を夫々示す。そして、同図
(h)はカウントLSB信号と10bit同期カウンタ
ー46のカウント値を示す。
【0016】次に、図8乃至14は他の実施例を示し、
前記した反転切換回路34から出力される反転信号の極
性が1フィールド或いは2フィールド毎に反転している
か否かを検知する検知回路53を設けて、反転切換回路
34から何れの出力信号HTGR或いはVTGRが反転
信号として出力されるかを制御するようにしたものであ
る。即ち、検知回路53は図8に示すような構成になっ
ており、54は垂直2進カウンター32の出力信号VT
GRとその反転極性の出力信号/VTGR、垂直基準信
号VD1、検出パルス信号DP、モード信号に基づいて
反転切換回路34から出力される反転信号を1フィール
ド或いは2フィールド毎にラッチするに必要な第1、第
2、第3検出パルス信号DP1A、DP2A、DP3A
或いはDP1B、DP2B、DP3Bを生成して出力す
る検出タイミング発生回路、55は入力端子に入力され
る反転切換回路34からの反転信号をクロック端子に入
力される第1検出パルス信号DP1A或いはDP1Bの
タイミングでラッチする第1ラッチ回路、56は入力端
子に入力される反転切換回路34からの反転信号をクロ
ック端子に入力される第2検出パルス信号DP2A或い
はDP2Bのタイミングでラッチする第2ラッチ回路、
57は第1、第2ラッチ回路55、56のラッチ出力の
排他的論理和をとる排他的OR回路58の出力を第3検
出パルス信号DP3A或いはDP3Bのタイミングでラ
ッチする第3ラッチ回路、59は第3ラッチ回路57か
らのラッチ出力とモード信号に基づいて反転切換回路3
4を切り換える反転制御信号を出力する反転信号制御回
路で、NTSC−HDコンバータ方式の映像信号で標準
信号の場合にはHIGHレベルの反転制御信号を出力し
て反転切換回路34の端子a−c間をONとし、NTS
C−HDコンバータ放送方式の映像信号で非標準信号の
場合やハイビジョン放送方式の標準、非標準の映像信号
の場合にはLOWレベルの反転制御信号を出力して反転
切換回路34の端子b−c間をONとするようになって
いる。
【0017】具体的に、検出タイミング発生回路54は
図9に示すような構成になっており、60は垂直2進カ
ウンター32の出力信号/VTGRをトグルカウントす
る2進カウンター、61、62、63、64、65、6
6は検出パルス発生回路37からの検出パルス信号DP
と3進同期カウンター48からのタイミング信号VR3
A、VR3B、垂直2進カウンター32と2進カウンタ
ー60からの出力信号VTGR、/VTGRとVR4、
/VR4の夫々の組み合せでの論理積をとる第1、第
2、第3、第4、第5、第6AND回路、67、68、
69はモード切換スイッチ43からのモード信号に基づ
いて切り換えられる第1、第2、第3切換回路で、HI
GHレベルのモード信号の場合には夫々端子h−i間が
ONとなって第2、第4、第6AND回路62、64、
66からの出力信号を第1、第2、第3検出パルス信号
DP1A、DP2A、DP3Aとして出力し、LOWレ
ベルのモード信号の場合には端子g−i間がONとなっ
て第1、第3、第5AND回路61、63、65からの
出力信号を第1、第2、第3検出パルス信号DP1B、
DP2B、DP3Bとして出力することになる。
【0018】従って、モード切換スイッチ43の端子d
−f間がONになってNTSC−HDコンバータモード
が選択されると、モード切換スイッチ43からのHIG
Hレベルのモード信号に基づいて反転信号制御回路59
がHIGHレベルの反転制御信号を出力することで、反
転切換回路34の端子a−c間がONとなる。そのた
め、水平2進カウンター28の出力信号HTGRが反転
信号として上側、下側駆動回路19、20に夫々供給さ
れることになる。この時、液晶表示パネル1に供給され
るNTSC−HDコンバータ方式の映像信号が標準(水
平走査線数が525本)であれば、反転切換回路34よ
り出力される1フィールド毎の反転信号を第1、第2検
出パルス信号DP1A、DP2A(図10(h)(i)
参照)のタイミングで2フィールドにわたってラッチす
る第1、第2ラッチ回路55、56のラッチ出力は夫々
HIGH、LOW(またはLOW、HIGH)となり、
その排他的論理和をとる排他的OR回路58からの出力
信号を第3検出パルス信号DP3A(図10(j)参
照)のタイミングでラッチする第3ラッチ回路57のラ
ッチ出力はHIGHとなる。そのため、反転信号制御回
路59は先ずモード信号がHIGHレベルで、次に第3
ラッチ回路57のラッチ出力がHIGHであることか
ら、反転切換回路34からの反転信号(この場合、水平
2進カウンター28の出力信号HTGR(図10(c)
参照))の極性が1フィールド毎に反転していると判定
して、現在出力されている反転制御信号(HIGHレベ
ル)を維持すると共に表示部52に1フィールド毎に反
転駆動されることの表示を指示する表示用信号を出力す
ることになる。その結果、上側、下側駆動回路19、2
0はその反転信号の正負に基づいた極性の映像信号を出
力することになり、液晶表示パネル1は水平周期で極性
が反転し、更に1フィールド毎に極性が反転する映像信
号にて、交流駆動されることになる。逆に、この時液晶
表示パネル1に供給されるNTSC−HDコンバータ方
式の映像信号が非標準(この場合、水平走査線数が52
4本)であれば反転切換回路34より出力される1フィ
ールド毎の反転信号を第1、第2検出パルス信号DP1
A、DP2A(図11(j)(k)参照)のタイミング
で2フィールドにわたってラッチする第1、第2ラッチ
回路55、56のラッチ出力は夫々HIGHとなり、そ
の排他的論理和をとる排他的OR回路58からの出力信
号を第3検出パルス信号DP3A(図11(l)参照)
のタイミングでラッチする第3ラッチ回路57のラッチ
出力はLOWとなる。そのため、反転信号制御回路59
は先ずモード信号がHIGHで、次に第3ラッチ回路5
7のラッチ出力がLOWであることから、反転切換回路
34からの反転信号(この場合、水平2進カウンター2
8の出力信号HTGR(図11(c)参照))の極性が
1フィールド毎に反転していないと判定して、LOWレ
ベルの反転制御信号を出力することになる。従って、反
転切換回路34の端子b−c間がONとなって、排他的
OR回路33の出力信号HVEX(図11(e)参照)
が反転信号として上側、下側駆動回路19、20に夫々
供給されることになり、その状態で第3ラッチ回路57
のラッチ出力がHIGHとなることから、反転信号制御
回路59はこの反転信号の極性が1フィールド毎に反転
していると判定して、現在出力されている反転制御信号
(LOWレベル)を維持すると共に表示部52に1フィ
ールド毎に反転駆動されることの表示を指示する表示用
信号を出力することになる。その結果、上側、下側駆動
回路19、20はその反転信号の正負に基づいた極性の
映像信号を出力することになるため、液晶表示パネル1
は水平周期で極性が反転し、更に1フィールド毎に極性
が反転する映像信号にて、交流駆動されることになる。
【0019】次に、モード切換スイッチ43の端子e−
f間がONになってハイビジョンモードが選択される
と、モード切換スイッチ43からのLOWレベルのモー
ド信号に基づいて反転信号制御回路59がLOWレベル
の反転制御信号を出力することで、反転切換回路34の
端子b−c間がONとなる。そのため、排他的OR回路
33の出力信号HVEXが反転信号として上側、下側駆
動回路19、20に夫々供給されることになる。そし
て、この時液晶表示パネル1に供給されるハイビジョン
放送方式の映像信号が標準(水平走査線数1125本)
であるか非標準(この場合、水平走査線数が1124
本)かに拘らず、反転信号制御回路59はモード信号が
LOWであることから、第3ラッチ回路57のラッチ出
力に関係なく現在出力されている反転制御信号(LOW
レベル)を維持することになる。その結果、上側、下側
駆動回路19、20はその反転信号(排他的OR回路3
3の出力信号HVEX(図12(e)、図13(e)参
照))の正負に基づいた極性の映像信号を出力すること
になるため、液晶表示パネル1は水平周期で極性が反転
し、更に標準の場合は2フィールド毎にまた非標準の場
合は1フィールド毎に極性が反転する映像信号にて、交
流駆動されることになる。尚、表示部52での表示は、
先ず映像信号が標準である場合、反転切換回路34より
出力される2フィールド毎の反転信号を第1、第2検出
パルス信号DP1B、DP2B(図12(k)(l)参
照)のタイミングでラッチする第1、第2ラッチ回路5
5、56のラッチ出力は夫々HIGH、LOW(または
LOW、HIGH)となり、その排他的論理和をとる排
他的OR回路58からの出力信号を第3検出パルス信号
DP3B(図12(m)参照)のタイミングでラッチす
る第3ラッチ回路57のラッチ出力はHIGHとなる。
そのため、反転信号制御回路59は先ずモード信号がL
OWレベルで、次に第3ラッチ回路57のラッチ出力が
HIGHであることから、この反転信号の極性が2フィ
ールド毎に反転していると判定して、表示部52に2フ
ィールド毎に反転駆動されることの表示を指示する表示
用信号を出力することになる。逆に、映像信号が非標準
である場合、反転切換回路34より出力される2フィー
ルド毎の反転信号を第1、第2検出パルス信号DP1
B、DP2B(図13(k)(l)参照)のタイミング
でラッチする第1、第2ラッチ回路55、56のラッチ
出力は夫々HIGH(またはLOW)となり、その排他
的論理和をとる排他的OR回路58からの出力信号を第
3検出パルス信号DP3B(図13(m)参照)のタイ
ミングでラッチする第3ラッチ回路57のラッチ出力は
LOWとなる。そのため、反転信号制御回路59は先ず
モード信号がHIGHレベルで、次に第3ラッチ回路5
7のラッチ出力がLOWであることから、この反転信号
の極性が1フィールド毎に反転していると判定して、表
示部52に1フィールド毎に反転駆動されることの表示
を指示する表示用信号を出力することになる。
【0020】以上、本実施例では水平走査線数の偶数、
奇数或いは反転信号の極性を検知する動作が水平、垂直
基準信号HPL、VD1に対し常に同期して周期的に行
われるため、入力信号の変化に対して、例えばノイズ等
により途中で標準から非標準信号に変化した場合でも自
動的に対応させることができる。また、本実施例では水
平走査線数が524本と1124本の非標準信号が入力
される場合について述べたが、523本や1127本等
のような非標準信号であっても良く、その場合図1のよ
うに単に奇数か偶数かの判定だけでは標準か非標準かを
知ることができないため、別途10bit同期カウンタ
ーのカウント値を取り出して反転信号制御回路で予め記
憶しておいた標準の525本、1125本と夫々比較す
るようにすれば良い。更に、本実施例ではインタレース
のハイビジョン放送方式の映像信号とノンインターレー
スのNTSC−HDコンバータ方式の映像信号との場合
について述べたが、例えばNTSC−HDコンバータ方
式とインターレースの現行のNTSC放送方式の映像信
号であっても良く、但しその場合水平走査線数が倍違う
ため、PLL回路のVCOやクロック発生回路等への配
慮が必要となる。また、液晶プロジェクターの場合につ
いて述べたが、例えばR、G、Bモザイク配列構造にな
った色フィルターを配した単一の液晶表示パネルにR、
G、Bの三原色信号を供給する場合でも同様である。
【0021】
【発明の効果】上述した如く本発明の液晶表示装置に依
れば、液晶表示パネルに供給される映像信号が、インタ
ーレース、ノンインターレースの何れの走査方式でもま
た標準、非標準信号であっても、その極性を必ず水平周
期及びフィールド毎に反転させることができ、液晶表示
パネルを映像信号にて確実に交流駆動させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の液晶表示装置の回路構成例を示す
図。
【図2】 その検出タイミング発生回路の具体的構成例
を示す図。
【図3】 そのNTSC−HDコンバータ方式の映像信
号が標準である場合のタイミングチャート。
【図4】 そのNTSC−HDコンバータ方式の映像信
号が非標準である場合のタイミングチャート。
【図5】 そのハイビジョン放送方式の映像信号が標準
である場合のタイミングチャート。
【図6】 そのハイビジョン放送方式の映像信号が非標
準である場合のタイミングチャート。
【図7】 その反転信号制御回路での判定を説明するた
めの図。
【図8】 本発明の液晶表示装置の他の回路構成例を示
す図。
【図9】 その検出タイミング発生回路の具体的構成例
を示す図。
【図10】 そのNTSC−HDコンバータ方式の映像
信号が標準である場合のタイミングチャート。
【図11】 そのNTSC−HDコンバータ方式の映像
信号が非標準である場合のタイミングチャート。
【図12】 そのハイビジョン放送方式の映像信号が標
準である場合のタイミングチャート。
【図13】 そのハイビジョン放送方式の映像信号が非
標準である場合のタイミングチャート。
【図14】 その反転信号制御回路での判定を説明する
ための図。
【図15】 従来の液晶表示装置の回路構成例を示す
図。
【図16】 その液晶表示パネルの等価回路を示す図。
【図17】 その液晶表示パネルに供給される映像信号
の極性を説明するための図。
【図18】 その水平系クロック生成過程を説明するた
めのタイミングチャート。
【図19】 その垂直系クロック生成過程を説明するた
めのタイミングチャート。
【図20】 そのシステム系クロック生成過程を説明す
るためのタイミングチャート。
【図21】 その上側駆動回路の具体的な回路構成例を
示す図。
【図22】 その極性反転動作を説明するためのタイミ
ングチャート。
【符号の説明】
1 液晶表示パネル 28 水平2進カウンター 32 垂直2進カウンター 33 排他的OR回路 34 反転切換回路 35 反転信号発生回路 36 検知回路 38 検出タイミング発生回路 44 反転信号制御回路 53 検知回路 54 検出タイミング発生回路 59 反転信号制御回路

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液晶表示パネルを映像信号にて交流駆動す
    る液晶表示装置において、液晶表示パネルに供給される
    映像信号の極性を反転させるための反転信号を複数種類
    有する反転手段を設け、 前記反転手段は、液晶表示パネルに供給される映像信号
    を反転信号に基づいて駆動に必要なレベルまで反転、非
    反転増幅する駆動回路と、この駆動回路に供給する反転
    信号を複数種類生成する反転信号発生回路とを含んでお
    り、 前記反転信号発生回路は、映像信号の水平同期信号に位
    相同期した位相同期回路の分周出力信号をトグルカウン
    トする水平2進カウンターと、映像信号の垂直同期信号
    から生成され水平同期信号に位相同期した垂直基準信号
    をトグルカウントする垂直2進カウンターと、この垂直
    2進カウンターの出力信号と水平2進カウンターの出力
    信号との排他的論理和をとる排他的OR回路と、水平2
    進カウンター或いは排他的OR回路からの出力信号を反
    転信号として出力する反転切換回路とを含んでいること
    を特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】映像信号の1フィールド内に含まれる水平
    走査線数が、隣り合う2フィールドの各々において偶数
    であるか否かを検知する検知回路を設け、その検知結果
    に従い、前記反転切換回路から何れの出力信号が反転信
    号として出力されるかを検知回路で制御することを特徴
    とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】前記検知回路は、映像信号の1フィールド
    内に含まれる水平走査線数をカウントするカウンター
    と、このカウンターのフィールド毎の最終カウント値を
    2フィールドにわたって判定し、その判定結果に応じて
    前記反転切換回路の切換えを制御する制御回路とを含ん
    でいることを特徴とする請求項2に記載の液晶表示装
    置。
  4. 【請求項4】前記反転切換回路から出力される反転信号
    の極性が1フィールド或いは2フィールド毎に反転して
    いるか否かを検知し、その検知結果に従い、前記反転切
    換回路を制御する検知回路を設けたことを特徴とする請
    求項1に記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】前記検知回路は、垂直同期信号単位で発生
    する検出パルス信号を生成する手段と、その検出パルス
    に基いて検出タイミングを生成する検出タイミング発生
    回路と、前記検出タイミングで前記反転信号の極性を検
    出し、その極性に基いてフィールド毎の反転性を判定し
    て前記反転切換回路を制御する回路とを含んでいること
    を特徴とする請求項4に記載の液晶表示装置。
JP24272791A 1991-08-27 1991-08-27 液晶表示装置 Expired - Lifetime JP3167369B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24272791A JP3167369B2 (ja) 1991-08-27 1991-08-27 液晶表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24272791A JP3167369B2 (ja) 1991-08-27 1991-08-27 液晶表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0556374A JPH0556374A (ja) 1993-03-05
JP3167369B2 true JP3167369B2 (ja) 2001-05-21

Family

ID=17093350

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24272791A Expired - Lifetime JP3167369B2 (ja) 1991-08-27 1991-08-27 液晶表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3167369B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3506235B2 (ja) 2000-08-18 2004-03-15 シャープ株式会社 液晶表示装置の駆動装置および駆動方法
JP3519355B2 (ja) * 2000-09-29 2004-04-12 シャープ株式会社 液晶表示装置の駆動装置および駆動方法
KR100602369B1 (ko) * 2004-12-30 2006-07-18 매그나칩 반도체 유한회사 패리티 신호 생성장치
JP2006267452A (ja) 2005-03-23 2006-10-05 Sharp Corp 液晶表示装置、制御回路、及び液晶表示データ検査方法
JP5813706B2 (ja) 2013-08-08 2015-11-17 株式会社鷺宮製作所 加振装置、および、それを備えるシミュレーター用加振システム

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03172085A (ja) * 1989-11-30 1991-07-25 Sharp Corp 液晶表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0556374A (ja) 1993-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6384867B1 (en) Video display apparatus capable of displaying video signals of a plurality of types with different specifications
JPH088674B2 (ja) 表示装置
JP3167369B2 (ja) 液晶表示装置
JP3519514B2 (ja) 液晶表示装置とその駆動方法
JP3217559B2 (ja) 液晶駆動回路
JP2006295607A (ja) 映像信号処理装置及びその映像信号処理装置を備えたディスプレイ装置
JPH07168542A (ja) 液晶表示装置
JPS6217731A (ja) 液晶表示式受像装置の駆動方式
JPH0537909A (ja) 液晶映像表示装置
JP3233322B2 (ja) 映像信号のタイミング変換装置
JPH0573001A (ja) 液晶表示装置の駆動方法
JPH07129125A (ja) 画素配列表示装置
JP2615706B2 (ja) 倍速変換装置
JPH05199482A (ja) 液晶駆動方式
JP2748201B2 (ja) 液晶パネル駆動回路
JPH03235918A (ja) 液晶表示装置
JPH0564082A (ja) 固体撮像装置
KR0164846B1 (ko) 디지탈 vcr에서의 자화면 영상신호 생성회로
JPS62272777A (ja) 液晶マトリクス・パネルの駆動方法
JPH0856322A (ja) 液晶表示装置
JPH0346883A (ja) ビデオ画像処理装置
JPH08265591A (ja) 垂直偏向制御回路及び受像機
JPS60247378A (ja) 映像信号a/d変換回路
JP2006295608A (ja) 映像信号処理装置及びその映像信号処理装置を備えたディスプレイ装置
JPH08322024A (ja) 表示装置及び表示方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080309

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090309

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100309

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100309

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110309

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120309

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120309

Year of fee payment: 11