JP3166463B2 - 巻線絶縁試験装置 - Google Patents

巻線絶縁試験装置

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健一 渡▲辺▼
毅 ▲吉▼田
昇 田島
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  • Testing Relating To Insulation (AREA)
  • Tests Of Circuit Breakers, Generators, And Electric Motors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はモータのロータ巻線の層
間絶縁を検出する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のロータ巻線の層間絶縁不良の検出
方法を図2に示す。図2において、(a)は従来の巻線
絶縁試験方法の構成図、図2(b)は従来の巻線絶縁試
験方法の制御信号タイミングチャートである。モデル巻
線18は静止しており、被試験巻線19であるロータは
回転させながらインパルス波発生部17からインパルス
波を一定周期でモデル巻線18と被試験巻線19とブリ
ッジインピーダンス21からなるブリッジ回路に印加
し、その時の振動波形の差分を差動トランス20で検出
する。測定部22と判定部23の測定・判定動作24と
インパルス波出力25は測定開始から測定終了まで常に
有効およびON状態である。したがって、回転している
被試験巻線19の整流子片を電極が渡っている時と、渡
っていなくてモデル巻線18と同一回路条件の時の2つ
の状態の検出信号26を常に測定し、良否判定をしてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の方
法では、電極が整流子片を渡った状態の時に被試験巻線
の回路条件が異なり、モデル巻線と大きく異なるインピ
ーダンスとなるためインパルス波印加による振動波形の
差、つまり検出信号26は大きく現れる(区間B)ので
良品判定値を絞り込むことができない。
【0004】ここで、モデル巻線側の2つの電極が各々
1整流子片のみに接触している場合について述べる。被
試験巻線側の2つの電極が、モデル巻線側と同じように
各々1整流子片のみに接触していればモデル巻線側と同
じ回路条件である。被試験巻線が良品であればモデル巻
線側と被試験巻線側はほぼ同じインピーダンスであるの
で、インパルス波印加による振動波形の差である検出信
号26(区間A)は小さい。しかし、被試験巻線は回転
しているため1つまたは2つの電極が隣合った整流子片
の2つにまたがる場合がある。この時、モデル巻線側と
異なり隣合った整流子片間のコイル1つ分または2つ分
少ない状態となり、モデル巻線側より小さいインピーダ
ンスとなる。この状態は隣合った整流子片間が短絡して
いる不良状態と同じものとなり、インパルス波印加によ
る振動波形の差である検出信号26(区間B)は大き
い。そのため、判定値は整流子片間短絡不良の測定値を
OKと判定するように設定しなければならない。したが
って、整流子片間短絡不良による変化コイル分より少な
いターン数間で生じた層間絶縁不良は、整流子片間短絡
不良より小さな振動波形の差である検出波形となるため
測定値は良品判定値内となり層間絶縁不良は捕らえるこ
とができない。
【0005】また、一定周期で被試験物にインパルス波
を印加しているため電極が整流子片を渡る直前、直後に
インパルス波が印加されると放電跡が整流子片上に残
る。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、電極が整流子片を渡る時の誤った検出波形の影響を
なくして層間絶縁不良を高精度に検出し、整流子片に放
電跡を残さない方法を提案することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の巻線絶縁試験方法は、ロータの整流子片の位
置を検出し、電極が整流子片間を渡る間インパルス波発
生出力を止めて測定・判定を停止させる構成である。
【0008】
【作用】この構成により、電極が整流子片間を渡る時は
測定および判定をしないのでモデル巻線と被試験巻線と
が同じ回路条件の時のみ測定および判定を行うため、い
ままでOK判定していた層間絶縁不良を捕らえることが
でき、不良検出能力を著しく向上させることができる。
【0009】また、電極が整流子片間を渡る区間でイン
パルス波が印加されないため整流子片に放電跡が残らな
い。
【0010】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
【0011】図1において、1はインパルス波発生部、
2はモデル巻線、3は被試験巻線、4は差動トランス、
5はブリッジインピーダンス、6はセンサ、7は整流子
片位置検出部、8はタイミング発生部、9は測定部、1
0は判定部、11,12,14は測定・判定タイミング
信号、13,15はインパルス波発生タイミング信号、
14は差動トランス4による検出波形である。
【0012】以下その動作について説明する。回転して
いる被試験巻線3の整流子片の位置をセンサ6で検出
し、整流子片位置検出部7の信号からタイミング発生部
8で測定・判定タイミング信号11,12および14と
インパルス波発生タイミング信号13,15を発生させ
る。これらの信号は各々電極が整流子片間を渡る区間、
すなわちモデル巻線2と被試験巻線3とが異なる回路条
件の時に測定および判定の動作が無効にインパルス発生
出力がOFF状態になるようにつくられ、測定部9と判
定部10とインパルス波発生部1に入力される。
【0013】以上のように従来の方法に整流子片位置検
出の信号により、モデル巻線2と被試験巻線3とが同じ
回路条件の時のみにインパルス波を発生し、測定および
判定をするだけで容易に実現できる。
【0014】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0015】図3において、27はインパルス波発生
部、28はモデル巻線、29は被試験巻線、30は差動
トランス、31はブリッジインピーダンス、32はセン
サ、33は整流子片位置検出部、34はシーケンス制御
部、35は測定部、36は判定部、37は位置決めモー
タ制御部、38は駆動モータ、39および40は測定・
判定タイミング信号、41はインパルス波発生タイミン
グ信号である。
【0016】図1と異なるのは、まず最初にセンサ32
で整流子片の位置を検出し、その位置を起点として位置
決めモータ制御部37と駆動モータ38により2回目以
降の整流子片の位置を順次ステップ送りで位置決めして
いく。例えば、今電極に接触している整流子片の隣の整
流子片が電極にモデル巻線28と同じように接触する位
置になるように回転させては停止させる。この位置決め
の送り量はあらかじめ位置決めモータ制御部37に設定
しておく。シーケンス制御部34により整流子片の位置
決めと、インパルス波発生および測定および判定を交互
に行うようインパルス波発生部27にインパルス波発生
タイミング信号41を出力し、測定部35と判定部36
に測定・判定タイミング信号39と40を入力し、位置
決めモータ制御部37に位置決め指令を送る。
【0017】このような構成により、整流子片間の溝や
表面の切削不良である整流子片間のバリや巻線ヒュージ
ング不良である巻線かみこみのようなセンサが検出誤り
をしやすい状態でも、最初に任意の整流子片が検出でき
ればその後のセンサ信号には関係なく、測定動作シーケ
ンスと位置決めモータ制御部の位置決めデータにより、
漏れなく整流子片にインパルス波を注入して測定・判定
ができる。
【0018】なお、第2の実施例において整流子片の位
置を検出はセンサとしたが、被試験巻線の抵抗値変化に
よる整流子片の位置を検出する電極としてもよい。ま
た、第2の実施例においてセンサ検出による最初の整流
子片の位置決めとしたが、機械的に最初の整流子片の位
置決めをしてもよいことはいうまでもない。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明はロータの整流子片
の位置を検出し、この検出信号より電極が整流子片間を
渡る間インパルス波発生出力を止め、測定および判定を
停止させることにより、電極が整流子片を渡る時の影響
をなくして層間絶縁不良を高精度に検出し、整流子片に
放電跡を残さないことができる優れた巻線絶縁試験方法
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1の実施例における巻線絶
縁試験方法の構成図 (b)は第1の実施例における制御信号タイミングチャ
ート
【図2】(a)は従来の巻線絶縁試験方法の構成図 (b)は従来の巻線絶縁試験方法における制御信号タイ
ミングチャート
【図3】本発明の第2の実施例における巻線絶縁試験方
法の構成図
【符号の説明】
1,17,27 インパルス波発生部 2,18,28 モデル巻線 3,19,29 被試験巻線 4,20,30 差動トランス 5,21,31 ブリッジインピーダンス 6,32 センサ 7,33 整流子片位置検出部 8 タイミング発生部 9,22,35, 測定部 10,23,36 判定部 11,12,14,24,39,40 測定・判定タイ
ミング信号 13,15,41 インパルス波発生タイミング信号 16,26 差動トランスによる検出波形 25 測定・判定動作 34 シーケンス制御部 37 位置決めモータ制御部 38 駆動モータ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−142282(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 31/12 - 3/14 G01R 31/02 - 31/06 G01R 31/34

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インパルス波発生部と、モデル巻線およ
    び被試験巻線がブリッジ回路になるように配したブリッ
    ジインピーダンスと、前記ブリッジ回路のアンバランス
    量を検出する差動トランスと、この差動トランスより検
    出した信号を測定する測定部と、この測定部の結果によ
    り良否判定する判定部と、前記被試験巻線の整流子片の
    位置を検出するセンサと、このセンサの信号から前記被
    試験巻線が前記モデル巻線と同じ回路条件のときのみ前
    記測定部と判定部を動作させる信号あるいは前記インパ
    ルス波発生部を出力させる信号をつくるタイミング発生
    部を備えた巻線絶縁試験装置。
  2. 【請求項2】 インパルス波発生部と、モデル巻線およ
    び被試験巻線がブリッジ回路になるように配したブリッ
    ジインピーダンスと、前記ブリッジ回路のアンバランス
    量を検出する差動トランスと、この差動トランスより検
    出した信号を測定する測定部と、この測定部の結果によ
    り良否判定する判定部と、前記被試験巻線の整流子片の
    位置を検出するセンサと、前記被試験巻線を回転させる
    駆動モータと、このモータを制御する位置決めモータ制
    御部と、位置決め動作とインパルス波出力あるいは前記
    測定部あるいは前記判定部とを交互に動作させるシーケ
    ンス制御部を備えた巻線絶縁試験装置。
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