JP3166052B2 - 地下立体駐車場 - Google Patents

地下立体駐車場

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JP3166052B2
JP3166052B2 JP11249993A JP11249993A JP3166052B2 JP 3166052 B2 JP3166052 B2 JP 3166052B2 JP 11249993 A JP11249993 A JP 11249993A JP 11249993 A JP11249993 A JP 11249993A JP 3166052 B2 JP3166052 B2 JP 3166052B2
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政治 浜塚
靖和 大西
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  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物の地下スペースを
利用した立体駐車場に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、建物の地下スペースを有効に
利用して、地中に、地中連続杭で中空柱状に囲んだ単独
の箱形基礎による駐車シャフトを構築し、この駐車シャ
フト内に多数層の駐車室を設けて、これら各階の駐車室
にエレベータにより選択的に車両を搬送し、駐車させる
ことのできる地下立体駐車場が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の地下立体駐車場は、単独の箱形基礎による駐車シャ
フトからなるため、建物の敷地における地下スペースの
うち、必然的に道路からのアプローチが良い場所に設置
することになる。したがって、その上方に構築された建
物本体は、構造的に見ると、水平剛性の高い駐車シャフ
トが建物の平面配置の端部に部分的に存在することにな
るため、とくに地盤が軟弱であったり地上部分が高層で
ある場合には、建物の偏心率が大きくなるといった設計
上の問題がある。また、このような建物の偏心を解消す
るためには、建物の平面配置上、駐車シャフトの反対側
となる位置に、地中連続杭からなる箱形基礎を駐車シャ
フトと対称に構築することによって対処することも行わ
れているが、この箱形基礎が道路からのアプローチの悪
い場所であれば、これを地下立体駐車場として有効利用
することができなかった。
【0004】本発明は、上記のような事情のもとになさ
れたもので、その技術的課題とするところは、駐車シャ
フトが建物本体の地下に平面上部分的に構築されること
による建物本体の偏心を解決すると共に、道路からのア
プローチのない部分の地下にも駐車可能として、駐車台
数の増加を図ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した技術的課題は、
本発明によって有効に解決することができる。すなわち
本発明に係る地下立体駐車場は、建物本体下部の地中に
配置されて地中連続杭で中空柱状に囲んだ箱形基礎から
なる駐車シャフトと、この駐車シャフト内の各々に多層
階に設けられた駐車室と、前記駐車シャフト内の各々に
昇降自在に設けられ前記各階の駐車室に選択的に昇降篭
を停止させるエレベータ装置と、前記各駐車シャフトの
底部を水平に連結するトンネルと、このトンネル内に配
置されて各駐車シャフト間で車両を水平搬送する移動パ
レットとを備え、少なくとも1つの駐車シャフトの上部
に車両入出庫口を有するものである。また、本発明にお
いて一層好ましくは、エレベータ装置の昇降篭の底部に
ターンテーブルが設置される。
【0006】
【作用】車両入出庫口を有する駐車シャフトは、平面配
置上、建物本体の道路側に位置して構築される。駐車し
ようとする車両は、車両入出庫口からその下方の駐車シ
ャフト内へエレベータ装置の昇降篭で垂直搬送されて、
空室となっている所定の駐車室に入庫されるか、あるい
はこの駐車シャフトの底部からトンネル内を移動パレッ
トによって他の駐車シャフトの底部へ水平搬送され、そ
こからエレベータ装置の昇降篭でこの駐車シャフトの所
定の駐車室に入庫される。出庫の場合はこの動作と逆の
動作によって、駐車室内の車両が車両入出庫口まで搬送
される。
【0007】
【実施例】図1乃至図3は、本発明に係る地下立体駐車
場の一実施例を示すもので、図中符号10は建物本体、
11は地階部分の底部に設けられて建物本体10の荷重
を支持する地中の基礎梁である。基礎梁11の下方の地
中には、建物本体10の外周に沿って平面配置上6箇所
に垂直に構築された駐車シャフト20,20,・・・と、
各駐車シャフト20,20,・・・ の間の位置で建物本体
10の主柱12と対応して延びる鉄筋コンクリート等か
らなる杭13が構築されている。14は各杭13及び各
駐車シャフト20,20,・・・ の下端を支持する地中の
杭支持コンクリートである。
【0008】各駐車シャフト20,20,・・・ は、建物
本体10の主柱12のスパンに合わせて地中に構築され
る地中連続杭21によって中空柱状に囲んだ箱形基礎か
らなるもので、既知のエレベータ方式による駐車システ
ムを内蔵している。すなわちこれら駐車シャフト20の
内側空間には、エレベータ昇降路22と、その両側の多
層階状の駐車室23が形成され、昇降路22内では、エ
レベータ装置30の昇降篭31が主索32を介して図示
しない機械室の巻上機により昇降移動されるようになっ
ている。昇降篭31の底部には既知のターンテーブル3
3が設けられている。1つの駐車シャフト20当たりの
駐車可能台数は、駐車シャフト20の深さによって決ま
るが、好ましい図示の実施例においては、各駐車シャフ
ト20,20,・・・ に駐車室23がそれぞれ2列14段
程度に設けられ、このため、全体では160台以上の車
両を駐車可能となっている。
【0009】各駐車シャフト20,20,・・・ の底部2
0aは、水平に延びるトンネル40で互いに連結されて
いる。このトンネル40内には、それぞれ自走式の移動
パレット41が配置されている。また、駐車シャフト2
0,20,・・・ のうち、道路側に面した側にある少なく
とも第一の駐車シャフト201 は、そのエレベータ昇降
路22が建物本体10の地階B1,B2部分を貫通し
て、その上端が、地上1階F1部分の道路側正面に設け
られた車両入出庫口24に開口している。車両入出庫口
24の床面には、ターンテーブル25が設置されてい
る。
【0010】上述の地下立体駐車場において、各駐車シ
ャフト20,20,・・・ は、建物本体10の外周位置に
合わせてバランス良く配置され、それ自体が地中連続杭
21からなる箱形基礎であるため、建物本体10の荷重
に対する水平剛性がきわめて高い基礎を構成しており、
したがって軟弱地盤であっても建物本体10の偏心を有
効に抑える支持機能を有する。
【0011】駐車しようとする車両Cは、道路から建物
本体10の1階F1正面の車両入出庫口24から、ここ
に開口した第一の駐車シャフト201 の上端で待機して
いるエレベータ装置30の昇降篭31に載せられ、第一
の駐車シャフト201 の昇降路22内を下降移動して、
駐車可能な(空いている)所定の駐車室23に入庫され
る。
【0012】また、例えば第一の駐車シャフト201
の駐車室23が全て満室(入庫済)であった場合など
は、その底部20aまで昇降篭31が下降され、この昇
降篭31の底部に設けられたターンテーブル33の水平
旋回によって、車両Cの向きが待機中の移動パレット4
1の向きに合わせられ、この移動パレット41に載せら
れてトンネル40内を、空室のある他の駐車シャフト2
0の底部20aに水平搬送され、そこで待機している昇
降篭31のターンテーブル33上に載せられる。この時
点でターンテーブル33は、図2に示すように移動パレ
ット41と同じ向きになっているため、昇降篭31の向
きすなわち駐車室23の駐車スペースの向きに合わせる
ように水平旋回されてから、この昇降篭31よって上昇
移動され、空室となっている駐車室23に入庫される。
また、出庫の場合は、まず指定された車両Cが格納され
た駐車室23へ向けて昇降篭31が移動され、上記入庫
動作と逆の動作で車両入出庫口24まで車両Cが搬送さ
れ、さらにこの車両Cはターンテーブル25上で道路側
へ向けて旋回され、出庫される。
【0013】なお、各駐車シャフト20,20,・・・ に
おける駐車室23の入出庫状況は全てモニタされてお
り、上述のエレベータ装置30及びその昇降篭31のタ
ーンテーブル33や、移動パレット41による入出庫動
作は全てコンピュータによって制御されるものである。
また、図示の実施例では第一の駐車シャフト201 のみ
から入出庫する構成としたが、建物本体10の立地条件
によっては、他の駐車シャフト20も第一の駐車シャフ
ト201 と同様の構成として、複数箇所から車両が入出
庫されるようにすることも可能であり、駐車シャフトの
数や配置等も、建物本体10の面積や形状等によって任
意に設定されるものである。
【0014】
【発明の効果】本発明の地下立体駐車場によると、次の
効果を実現することができる。 (1) 地中連続杭による箱形基礎からなる複数の駐車シャ
フトが建物下部にバランス良く配置されることによっ
て、きわめて水平剛性の高い基礎が形成され、軟弱地盤
における高層の建物の偏心が有効に防止される。 (2) 道路に面した車両の入出庫口が1箇所であっても、
複数の箱形基礎が全て駐車スペースとして有効に利用す
ることができる。 (3) 複数の駐車シャフトを有するため、深い駐車シャフ
トを構築しなくても、駐車可能台数が大幅に増大する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の地下立体駐車場の一実施例を示す概略
的な立面図である。
【図2】上記地下立体駐車場を異なる高さで切断した概
略的な断面図である。
【図3】図1の要部を拡大して示す概略的な断面図であ
る。
【符号の説明】
10 建物本体 20,201 駐車シャフト 21 地中連続杭 23 駐車室 24 車両入出庫口 30 エレベータ装置 33 ターンテーブル 40 トンネル 41 移動パレット
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−146890(JP,A) 特開 昭63−93968(JP,A) 特開 平3−63358(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 6/08 - 6/28 E02D 29/045

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物本体下部の地中に配置されて地中連
    続杭で中空柱状に囲んだ箱形基礎からなる駐車シャフト
    と、 この駐車シャフト内の各々に多層階に設けられた駐車室
    と、 前記駐車シャフト内の各々に昇降自在に設けられ前記各
    階の駐車室に選択的に昇降篭を停止させるエレベータ装
    置と、 前記各駐車シャフトの底部を水平に連結するトンネル
    と、 このトンネル内に配置されて各駐車シャフト間で車両を
    水平搬送する移動パレットと、を備え、少なくとも1つ
    の駐車シャフトの上部に車両入出庫口を有することを特
    徴とする地下立体駐車場。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、エレベータ装
    置の昇降篭の底部には、ターンテーブルが設置されたこ
    とを特徴とする地下立体駐車場。
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