JP3165421B2 - 抗腫瘍剤及び抗転移剤としてのo−置換ヒドロキシクマラノン誘導体 - Google Patents
抗腫瘍剤及び抗転移剤としてのo−置換ヒドロキシクマラノン誘導体Info
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Description
【0001】
【発明の分野】本発明は、そのヒドロキシ基が含窒素残
基によって置換された2-アルキリデンヒドロキシクマラ
ノンの誘導体に関する。本化合物は、uPA-uPARアンタゴ
ニスト活性を有し、抗腫瘍剤及び/又は抗転移剤として
利用される。
基によって置換された2-アルキリデンヒドロキシクマラ
ノンの誘導体に関する。本化合物は、uPA-uPARアンタゴ
ニスト活性を有し、抗腫瘍剤及び/又は抗転移剤として
利用される。
【0002】
【発明の背景と課題】セリンプロテアーゼであるuPA
(ウロキナーゼ型プラスミノーゲン活性化因子)は、プ
ラスミノーゲンから、様々な生理学的及び病理学的過程
に関与しているプラスミンへの活性化を触媒する。uPA
は、複数のドメインから成るタンパク質であり、触媒性
B 鎖(アミノ酸144-411)、並びに、増殖因子様ドメイン
(aa4-43)及びクリングルドメイン(aa47-135)から成るア
ミノ末端断片(ATF, aa1-143)を有する。uPA は、多機能
性タンパク質であり、組織のタンパク質分解、細胞移
動、細胞増殖及び増殖因子活性化に関与する。uPA は、
実際には不活性の酵素前駆体プロ-uPAとして、細胞から
放出される。プラスミンによる一本鎖プロ-uPAの活性化
(活性二本鎖形に成る)は、厳密な制御機構によって調
節されているが、その機構は、完全には解明されていな
い。大部分のuPA 活性は、細胞表面と細胞周囲域に限定
されている。それは、細胞表面上の特異的な高親和性受
容体(uPAR)との結合に依る。uPA の前記両形態は、同程
度の親和性でuPARに結合する。この結合による相互作用
は、増殖因子様ドメインを介している(S.A.Rabbani et
al.,J.Biol.Chem.,267,14151-56,1992) 。
(ウロキナーゼ型プラスミノーゲン活性化因子)は、プ
ラスミノーゲンから、様々な生理学的及び病理学的過程
に関与しているプラスミンへの活性化を触媒する。uPA
は、複数のドメインから成るタンパク質であり、触媒性
B 鎖(アミノ酸144-411)、並びに、増殖因子様ドメイン
(aa4-43)及びクリングルドメイン(aa47-135)から成るア
ミノ末端断片(ATF, aa1-143)を有する。uPA は、多機能
性タンパク質であり、組織のタンパク質分解、細胞移
動、細胞増殖及び増殖因子活性化に関与する。uPA は、
実際には不活性の酵素前駆体プロ-uPAとして、細胞から
放出される。プラスミンによる一本鎖プロ-uPAの活性化
(活性二本鎖形に成る)は、厳密な制御機構によって調
節されているが、その機構は、完全には解明されていな
い。大部分のuPA 活性は、細胞表面と細胞周囲域に限定
されている。それは、細胞表面上の特異的な高親和性受
容体(uPAR)との結合に依る。uPA の前記両形態は、同程
度の親和性でuPARに結合する。この結合による相互作用
は、増殖因子様ドメインを介している(S.A.Rabbani et
al.,J.Biol.Chem.,267,14151-56,1992) 。
【0003】uPA 受容体(uPAR)は、3つのドメインを有
する糖タンパク質であり、各ドメインの三重モチーフ
は、約90アミノ酸のシステイン豊富な共通配列から成る
(M.Plough et al.,J.Biol.Chem.,268,17539-46,1993)。
uPARは、グルコシルホスファチジルイノシトール部分(G
PIアンカー) で細胞膜に結合している。uPARは、uPA
と、実験系に応じて10-10 〜10-9M のK D で結合する。
uPA との結合に関わる主要決定基は、N-末端ドメイン1
に位置する。uPARがuPA 及びプラスミンによって切断さ
れると、水溶性ドメイン1を遊離し、そしてホスホリパ
ーゼC の作用では、3ドメインから成るuPAR(1+2+3)
が、細胞表面から遊離する。GPI-アンカーが無いので、
後者の形のuPARも水溶性である。
する糖タンパク質であり、各ドメインの三重モチーフ
は、約90アミノ酸のシステイン豊富な共通配列から成る
(M.Plough et al.,J.Biol.Chem.,268,17539-46,1993)。
uPARは、グルコシルホスファチジルイノシトール部分(G
PIアンカー) で細胞膜に結合している。uPARは、uPA
と、実験系に応じて10-10 〜10-9M のK D で結合する。
uPA との結合に関わる主要決定基は、N-末端ドメイン1
に位置する。uPARがuPA 及びプラスミンによって切断さ
れると、水溶性ドメイン1を遊離し、そしてホスホリパ
ーゼC の作用では、3ドメインから成るuPAR(1+2+3)
が、細胞表面から遊離する。GPI-アンカーが無いので、
後者の形のuPARも水溶性である。
【0004】uPA 依存性の現象の阻害は、原理的に2つ
の方法、すなわち加水分解活性の直接阻害、又はuPA 受
容体結合の阻害によって行われる。後者の方法では、阻
害が細胞周囲域に限定され得るので、より高い特異性が
得られる可能性がある。
の方法、すなわち加水分解活性の直接阻害、又はuPA 受
容体結合の阻害によって行われる。後者の方法では、阻
害が細胞周囲域に限定され得るので、より高い特異性が
得られる可能性がある。
【0005】最近、バクテリオファージ表示技術及びタ
ンパク質工学を利用して、ペプチド性の種特異的uPARア
ンタゴニストが見出された(Goodson et al.,PNAS,91,71
29,1994; Stratton-Thomas et al.,Prot.Eng.,5,463-47
0,1995) 。
ンパク質工学を利用して、ペプチド性の種特異的uPARア
ンタゴニストが見出された(Goodson et al.,PNAS,91,71
29,1994; Stratton-Thomas et al.,Prot.Eng.,5,463-47
0,1995) 。
【0006】uPA/uPAR系は、様々な浸潤性の生物学的過
程、例えば腫瘍転移、栄養芽層の着床、炎症及び脈管形
成に関わることが示されている。従って、uPARアンタゴ
ニストは、腫瘍の浸潤、転移及び脈管形成を阻害するこ
とが必要である。uPARアンタゴニストを含有する製剤を
用いることで、腫瘍の浸潤巣に一貫してuPA 及びuPARが
存在している多数の高浸潤性且つ転移性のガン(例え
ば、乳ガン、肺ガン、大腸ガン、卵巣ガン)を治療する
新しい方法が提供される(Dano et al.,Proteolysis and
Protein Turnover, eds.Barret + Bond, Portlan Pres
s,1994,London)。乳ガン及び非小細胞性肺ガンの患者で
は、血漿中のuPARレベルの増加が認められている。従っ
て、可溶性uPARの量は、明らかに腫瘍におけるタンパク
質分解の程度を反映し、更に患者の予後に強く関わるで
あろう。多種類のガンにおいて、腫瘍組織中のuPA 及び
uPARの両レベルは、予後因子となる。
程、例えば腫瘍転移、栄養芽層の着床、炎症及び脈管形
成に関わることが示されている。従って、uPARアンタゴ
ニストは、腫瘍の浸潤、転移及び脈管形成を阻害するこ
とが必要である。uPARアンタゴニストを含有する製剤を
用いることで、腫瘍の浸潤巣に一貫してuPA 及びuPARが
存在している多数の高浸潤性且つ転移性のガン(例え
ば、乳ガン、肺ガン、大腸ガン、卵巣ガン)を治療する
新しい方法が提供される(Dano et al.,Proteolysis and
Protein Turnover, eds.Barret + Bond, Portlan Pres
s,1994,London)。乳ガン及び非小細胞性肺ガンの患者で
は、血漿中のuPARレベルの増加が認められている。従っ
て、可溶性uPARの量は、明らかに腫瘍におけるタンパク
質分解の程度を反映し、更に患者の予後に強く関わるで
あろう。多種類のガンにおいて、腫瘍組織中のuPA 及び
uPARの両レベルは、予後因子となる。
【0007】ガン以外にも、細胞表面のuPA 活性を介し
た他の疾患を、uPARアンタゴニストによって治療でき
る。従って、受容体に結合したuPA によるプラスミン形
成に対する阻害剤は、機構依存的に、腫瘍停止性、抗浸
潤、抗転移、抗脈管形成、抗関節炎、抗炎症、抗骨粗鬆
症、抗網膜症、及び避妊の活性を有する。
た他の疾患を、uPARアンタゴニストによって治療でき
る。従って、受容体に結合したuPA によるプラスミン形
成に対する阻害剤は、機構依存的に、腫瘍停止性、抗浸
潤、抗転移、抗脈管形成、抗関節炎、抗炎症、抗骨粗鬆
症、抗網膜症、及び避妊の活性を有する。
【0008】本発明者は、そのヒドロキシ基が含窒素残
基によって置換された2-アルキリデンヒドロキシクマラ
ノンの誘導体が、uPA 受容体を抑制することによって、
uPA/uPAR系の機能を有意に阻害する活性を有することを
見出した。本化合物は、抗腫瘍及び抗転移性の活性を有
する。
基によって置換された2-アルキリデンヒドロキシクマラ
ノンの誘導体が、uPA 受容体を抑制することによって、
uPA/uPAR系の機能を有意に阻害する活性を有することを
見出した。本化合物は、抗腫瘍及び抗転移性の活性を有
する。
【0009】EP0088986 には、既に、いくつかの6-及び
4-ピペリジノアルキルオキシ-2- アルキリデンクマラノ
ンが、抗ヒスタミン剤及びアナフィラキシーショックの
抑制剤として記載されている。しかし今まで、抗腫瘍活
性又は抗転移活性は報告されていない。
4-ピペリジノアルキルオキシ-2- アルキリデンクマラノ
ンが、抗ヒスタミン剤及びアナフィラキシーショックの
抑制剤として記載されている。しかし今まで、抗腫瘍活
性又は抗転移活性は報告されていない。
【0010】
【発明の内容】本発明は、一般式(I) の新規化合物、及
びuPA 受容体アンタゴニストとしての本化合物の使用に
関する:
びuPA 受容体アンタゴニストとしての本化合物の使用に
関する:
【化4】 式中、R 及びR1は、水素、(C1-C6) アルキル、スチリル
及び(C3-C6) シクロアルキルから独立に選択されるか、
又は、それらが結合している炭素と共に、(C3-C6) シク
ロアルキル基を形成し;A は、下記の基:
及び(C3-C6) シクロアルキルから独立に選択されるか、
又は、それらが結合している炭素と共に、(C3-C6) シク
ロアルキル基を形成し;A は、下記の基:
【化5】 から選択され、ただしq は、2又は3の整数であり;B
は、
は、
【化6】 から選択され;
【0011】T は、-CH2-C≡CH, -C≡CH, -(CH2)p -R3,
-CH=CH-R3, -CH2-NHCO-R3,-(CH2)p -O-R3, -CH(NH2)-C
H2R3 から選択され、ただしp は、0又は1〜4の整数
であり、R3は、フェニル、ナフチル、ビフェニル、場合
によっては、それらが、塩素、臭素、ヨウ素、フッ素、
(C1-C6) アルキル、シアノ、ニトロ、モノ- 若しくはポ
リフルオロアルキル、-SO2(C1-C4) アルキル、-SO2N
H2 、-SO2NH(C1-C4) アルキル、-SO2N[(C1-C4) アルキ
ル]2、-CONH2、-CONH(C1-C4)アルキル、ヒドロキシ、ア
ミノ、カルボキシ、(C1-C4) アルコキシ、(C1-C4) モノ
- 若しくはジ- アルキルアミノ、(C1-C4) アルコキシカ
ルボニル、メルカプト、(C1-C4) アルキルチオから選択
された1個以上の基によって置換されたもの、から選択
されるか、あるいは、R3は、酸素、硫黄又は窒素から選
択された1又は2個のヘテロ原子を有する5又は6員複
素環であり、それがベンゼン環と縮合したもの、又は、
塩素、臭素、ヨウ素、フッ素、(C1-C6) アルキル、シア
ノ、ニトロ、モノ- 若しくはポリフルオロアルキル、-S
O2(C1-C4) アルキル、-SO2NH2 、-SO2NH(C1-C4) アルキ
ル、-SO2N[(C1-C4) アルキル]2、-CONH2、-CONH(C1-C4)
アルキル、ヒドロキシ、アミノ、カルボキシ、(C1-C4)
アルコキシ、(C1-C4) モノ- 若しくはジ- アルキルアミ
ノ、(C1-C4) アルコキシカルボニル、メルカプト、(C1-
C4) アルキルチオから選択された1個以上の基によって
置換されたものでもよい。
-CH=CH-R3, -CH2-NHCO-R3,-(CH2)p -O-R3, -CH(NH2)-C
H2R3 から選択され、ただしp は、0又は1〜4の整数
であり、R3は、フェニル、ナフチル、ビフェニル、場合
によっては、それらが、塩素、臭素、ヨウ素、フッ素、
(C1-C6) アルキル、シアノ、ニトロ、モノ- 若しくはポ
リフルオロアルキル、-SO2(C1-C4) アルキル、-SO2N
H2 、-SO2NH(C1-C4) アルキル、-SO2N[(C1-C4) アルキ
ル]2、-CONH2、-CONH(C1-C4)アルキル、ヒドロキシ、ア
ミノ、カルボキシ、(C1-C4) アルコキシ、(C1-C4) モノ
- 若しくはジ- アルキルアミノ、(C1-C4) アルコキシカ
ルボニル、メルカプト、(C1-C4) アルキルチオから選択
された1個以上の基によって置換されたもの、から選択
されるか、あるいは、R3は、酸素、硫黄又は窒素から選
択された1又は2個のヘテロ原子を有する5又は6員複
素環であり、それがベンゼン環と縮合したもの、又は、
塩素、臭素、ヨウ素、フッ素、(C1-C6) アルキル、シア
ノ、ニトロ、モノ- 若しくはポリフルオロアルキル、-S
O2(C1-C4) アルキル、-SO2NH2 、-SO2NH(C1-C4) アルキ
ル、-SO2N[(C1-C4) アルキル]2、-CONH2、-CONH(C1-C4)
アルキル、ヒドロキシ、アミノ、カルボキシ、(C1-C4)
アルコキシ、(C1-C4) モノ- 若しくはジ- アルキルアミ
ノ、(C1-C4) アルコキシカルボニル、メルカプト、(C1-
C4) アルキルチオから選択された1個以上の基によって
置換されたものでもよい。
【0012】式(I) の化合物の鏡像異性体、ジアステレ
オ異性体、ラセミ体及びその混合物、並びに、式(I) の
化合物の医薬用の酸若しくは塩基との塩も、本発明に含
まれる。
オ異性体、ラセミ体及びその混合物、並びに、式(I) の
化合物の医薬用の酸若しくは塩基との塩も、本発明に含
まれる。
【0013】前記の、場合によってはベンゼン環と縮合
した5又は6員複素環は、好ましくは、チオフェン、ピ
リジン、イミダゾール、フラン、キノリン、イソキノリ
ン、インドール、ベンゾチアゾール及びベンゾイミダゾ
ールから選択される。
した5又は6員複素環は、好ましくは、チオフェン、ピ
リジン、イミダゾール、フラン、キノリン、イソキノリ
ン、インドール、ベンゾチアゾール及びベンゾイミダゾ
ールから選択される。
【0014】好ましい式(I) の化合物は、A がブチニリ
デン基又はキシリレン基であり、Bがピペラジン基又は
ピペリジン-NH-基であり、T が未置換又は置換フェニル
環であり、そしてR 及びR1がCH3 である化合物である。
特に好ましい式(I) の化合物は、A がブチニリデン基又
はキシリレン基であり、B がピペリジン-NH-基であり、
T が、フッ素、臭素、塩素又はSO2NH2によって1又は2
箇所置換されたフェニル環であり、そしてR 及びR1がメ
チルである化合物であり、その中でも特に、クマラノン
の4位が置換された化合物である。
デン基又はキシリレン基であり、Bがピペラジン基又は
ピペリジン-NH-基であり、T が未置換又は置換フェニル
環であり、そしてR 及びR1がCH3 である化合物である。
特に好ましい式(I) の化合物は、A がブチニリデン基又
はキシリレン基であり、B がピペリジン-NH-基であり、
T が、フッ素、臭素、塩素又はSO2NH2によって1又は2
箇所置換されたフェニル環であり、そしてR 及びR1がメ
チルである化合物であり、その中でも特に、クマラノン
の4位が置換された化合物である。
【0015】最も好ましい化合物は、下記のものであ
る:4-{4-[4-(3-アミノスルホニル-4- クロロベンズア
ミド) ピペリジノ] ブチ-2-ンオキシ}-2- イソプロピ
リデンクマラン-3- オン、4-{3-[4-(4-フルオロベンズ
アミド) ピペリジノメチル] フェニルメトキシ}-2- イ
ソプロピリデンクマラン-3- オン、4-{3-[4-(4-ブロモ
ベンズアミド) ピペリジノメチル] フェニルメトキシ}
-2-イソプロピリデンクマラン-3- オン、4-{3-[4-(3-
アミノスルホニル-4- クロロベンズアミド) ピペリジノ
メチル] フェニルメトキシ}-2- イソプロピリデンクマ
ラン-3- オン、4-{3-[4-(3,4-ジクロロベンズアミド)
ピペリジノメチル] フェニルメトキシ}-2- イソプロピ
リデンクマラン-3- オン、4-{6-[4-(4-フルオロベンズ
アミド) ピペリジノメチル] ピリジニル-2- メトキシ}
-2- イソプロピリデンクマラン-3- オン、4-{2-{2-[4
-(4-フルオロベンズアミド) ピペリジノ] エチルアミ
ノ}エトキシ}-2- イソプロピリデンクマラン-3- オ
ン、4-{2-{2-[4-(4-ブロモベンズアミド) ピペリジ
ノ] エチルアミノ}エトキシ}-2- イソプロピリデンク
マラン-3- オン、4-{2-{2-[4-(3,4-ジクロロベンズア
ミド) ピペリジノ] エチルアミノ}エトキシ}-2- イソ
プロピリデンクマラン-3- オン、4-{2-{2-[4-(3-アミ
ノスルホニル-4- クロロベンズアミド) ピペリジノ] エ
チルアミノ}エトキシ}-2- イソプロピリデンクマラン
-3- オン。
る:4-{4-[4-(3-アミノスルホニル-4- クロロベンズア
ミド) ピペリジノ] ブチ-2-ンオキシ}-2- イソプロピ
リデンクマラン-3- オン、4-{3-[4-(4-フルオロベンズ
アミド) ピペリジノメチル] フェニルメトキシ}-2- イ
ソプロピリデンクマラン-3- オン、4-{3-[4-(4-ブロモ
ベンズアミド) ピペリジノメチル] フェニルメトキシ}
-2-イソプロピリデンクマラン-3- オン、4-{3-[4-(3-
アミノスルホニル-4- クロロベンズアミド) ピペリジノ
メチル] フェニルメトキシ}-2- イソプロピリデンクマ
ラン-3- オン、4-{3-[4-(3,4-ジクロロベンズアミド)
ピペリジノメチル] フェニルメトキシ}-2- イソプロピ
リデンクマラン-3- オン、4-{6-[4-(4-フルオロベンズ
アミド) ピペリジノメチル] ピリジニル-2- メトキシ}
-2- イソプロピリデンクマラン-3- オン、4-{2-{2-[4
-(4-フルオロベンズアミド) ピペリジノ] エチルアミ
ノ}エトキシ}-2- イソプロピリデンクマラン-3- オ
ン、4-{2-{2-[4-(4-ブロモベンズアミド) ピペリジ
ノ] エチルアミノ}エトキシ}-2- イソプロピリデンク
マラン-3- オン、4-{2-{2-[4-(3,4-ジクロロベンズア
ミド) ピペリジノ] エチルアミノ}エトキシ}-2- イソ
プロピリデンクマラン-3- オン、4-{2-{2-[4-(3-アミ
ノスルホニル-4- クロロベンズアミド) ピペリジノ] エ
チルアミノ}エトキシ}-2- イソプロピリデンクマラン
-3- オン。
【0016】本発明の別の点は、医薬的に有効な量の1
種類以上の式(I) の化合物を、医薬用の賦形剤及び/又
は希釈剤と混合して含んでいる医薬組成物である。
種類以上の式(I) の化合物を、医薬用の賦形剤及び/又
は希釈剤と混合して含んでいる医薬組成物である。
【0017】「本化合物の調製」EP0088986 に記載され
た2過程の方法に従って、式(I) の化合物を調製でき、
この方法は、式(II)の化合物:
た2過程の方法に従って、式(I) の化合物を調製でき、
この方法は、式(II)の化合物:
【化7】 (式中、R 及びR1は前記通りである)を、式(III) の化
合物: L-A-L' (III) (式中、A は前記通りであり、そしてL 及びL'は脱離基
であり、それらは同じでも又は異なってもよく、好まし
くは、塩素、臭素、ヨウ素、メシル又はトシル基から選
択される)、及び、式(IV)の化合物:
合物: L-A-L' (III) (式中、A は前記通りであり、そしてL 及びL'は脱離基
であり、それらは同じでも又は異なってもよく、好まし
くは、塩素、臭素、ヨウ素、メシル又はトシル基から選
択される)、及び、式(IV)の化合物:
【化8】 (式中、B 及びT は前記通りである)と反応させること
を含んで成り、
を含んで成り、
【0018】前記の化合物を、下記の2つの可能な様式
で反応させる: (i) 式(II)の化合物を式(III) の化合物と反応させ、次
に、得られた生成物を式(IV)の化合物と反応させるか、
あるいは、(ii)式(IV)の化合物を式(III) の化合物と反
応させ、次に、得られた生成物を式(II)の化合物と反応
させる。
で反応させる: (i) 式(II)の化合物を式(III) の化合物と反応させ、次
に、得られた生成物を式(IV)の化合物と反応させるか、
あるいは、(ii)式(IV)の化合物を式(III) の化合物と反
応させ、次に、得られた生成物を式(II)の化合物と反応
させる。
【0019】両方の場合とも、最初の合成過程の中間生
成物を選択的に単離してから、それを2番目の反応に用
いる。この方法では、一般に、強塩基条件下で、好まし
くはアルカリ金属のアルコキシド、例えばナトリウムエ
トキシド若しくはイソプロポキシド、又は炭酸カリウム
を用い、適当な溶媒、好ましくは(C1-C4) アルキルアル
コール又はジメチルホルムアミド中で、且つ20℃から前
記溶媒の沸点までの範囲の温度で、酸素のアルキル化が
行われる。
成物を選択的に単離してから、それを2番目の反応に用
いる。この方法では、一般に、強塩基条件下で、好まし
くはアルカリ金属のアルコキシド、例えばナトリウムエ
トキシド若しくはイソプロポキシド、又は炭酸カリウム
を用い、適当な溶媒、好ましくは(C1-C4) アルキルアル
コール又はジメチルホルムアミド中で、且つ20℃から前
記溶媒の沸点までの範囲の温度で、酸素のアルキル化が
行われる。
【0020】あるいは、より穏和な条件で、すなわち、
塩基、例えば有機塩基、好ましくはトリアルキルアミ
ン、又は無機塩基、好ましくはアルカリ金属若しくはア
ルカリ土類金属の炭酸塩、の存在下で、且つ室温から50
℃までの範囲の温度で、窒素のアルキル化が行われる。
塩基、例えば有機塩基、好ましくはトリアルキルアミ
ン、又は無機塩基、好ましくはアルカリ金属若しくはア
ルカリ土類金属の炭酸塩、の存在下で、且つ室温から50
℃までの範囲の温度で、窒素のアルキル化が行われる。
【0021】式(II)の化合物は、式(II') の化合物:
【化9】 から、式R-CO-R1 のアルデヒド又はケトン(式中R 及び
R1は前記通りである)と、塩基、好ましくはアルカリ金
属の水酸化物の存在下で、溶媒中で、且つ100 ℃までの
温度で反応させることによって得られる。好ましくは、
水酸化カリウムを用いて、エタノール中で還流温度にて
反応させる。
R1は前記通りである)と、塩基、好ましくはアルカリ金
属の水酸化物の存在下で、溶媒中で、且つ100 ℃までの
温度で反応させることによって得られる。好ましくは、
水酸化カリウムを用いて、エタノール中で還流温度にて
反応させる。
【0022】式(II') の化合物は既知であり、J.Am.Che
m.Soc.,61,2328(1939)に記載されている。
m.Soc.,61,2328(1939)に記載されている。
【0023】式(III) の化合物は、市販されているか、
又は、アルコールのハロゲン化、若しくはそれのメシル
及びトシル誘導体への転換などの通常の反応方法に従っ
て、出発材料の市販産物から容易に調製できる。この様
な方法は、当業者の常識である。
又は、アルコールのハロゲン化、若しくはそれのメシル
及びトシル誘導体への転換などの通常の反応方法に従っ
て、出発材料の市販産物から容易に調製できる。この様
な方法は、当業者の常識である。
【0024】式(IV)の化合物は、一方が適当に保護され
たジアミンである式P-B-H (式中Pは、例えばベンジル
基又はtert- ブトキシカルボニル基である)を出発材料
として、式(IV') の化合物:
たジアミンである式P-B-H (式中Pは、例えばベンジル
基又はtert- ブトキシカルボニル基である)を出発材料
として、式(IV') の化合物:
【化10】 (式中L 及びT は前記通りである)によって、好ましく
は塩基と不活性溶媒の存在下で、0〜50℃の範囲の温度
にてアシル化することによって調製できる。
は塩基と不活性溶媒の存在下で、0〜50℃の範囲の温度
にてアシル化することによって調製できる。
【0025】一方が適当に保護されたジアミンである式
P-B-H 、及び式(IV') の化合物は既知であり、大抵は市
販されているか、又は、当業者の常識的な方法に従って
市販産物から調製できる。
P-B-H 、及び式(IV') の化合物は既知であり、大抵は市
販されているか、又は、当業者の常識的な方法に従って
市販産物から調製できる。
【0026】「本化合物の生物学的活性」ヒトウロキナ
ーゼ(uPA) と、その特異的受容体uPARとの結合の阻害剤
として、本発明の化合物を、Rettenberger et al.,Bio
l.Chem. Hoppe-Seyler,376,587-94(1995)に記載された
方法に従って検査した(ELISA検査) 。ミクロタイタープ
レート(96ウエル)を用いて検査した。
ーゼ(uPA) と、その特異的受容体uPARとの結合の阻害剤
として、本発明の化合物を、Rettenberger et al.,Bio
l.Chem. Hoppe-Seyler,376,587-94(1995)に記載された
方法に従って検査した(ELISA検査) 。ミクロタイタープ
レート(96ウエル)を用いて検査した。
【0027】下記の溶液を用いた: 洗浄緩衝液:PBS 緩衝液(Mg2+及びCa2+非含有)+ 0.05
%Tween20; インキュベーション緩衝液(IP):1%スキムミルクのPBS
緩衝液(Mg2+及びCa2+非含有); BIO-R4溶液:50ng/well(0.5 μg/ml; 100 μl/well), I
P ; uPAR溶液:3ng/well(30ng/ml; 100 μl/well), PBS緩衝
液(Mg2+及びCa2+非含有); ブロッキング溶液:1%スキムミルクの洗浄緩衝液(37℃
で溶解した); uPA 溶液:0.25ng/well(5ng/ml; 50μl/well), IP 。
%Tween20; インキュベーション緩衝液(IP):1%スキムミルクのPBS
緩衝液(Mg2+及びCa2+非含有); BIO-R4溶液:50ng/well(0.5 μg/ml; 100 μl/well), I
P ; uPAR溶液:3ng/well(30ng/ml; 100 μl/well), PBS緩衝
液(Mg2+及びCa2+非含有); ブロッキング溶液:1%スキムミルクの洗浄緩衝液(37℃
で溶解した); uPA 溶液:0.25ng/well(5ng/ml; 50μl/well), IP 。
【0028】検出溶液(マイクロタイタープレートあた
り): (1)6ml(100mM Tris-Cl pH7.2 + 0.15%Tween80) + 1.5ml
(10 μg)プラスミノーゲン水溶液; (2)6ml(100mM Tris-Cl pH7.2 + 0.15%Tween80) + 1.5ml
(7.5mg) クロモザイムPL水溶液。 検出溶液は、連続して撹拌する必要がある。
り): (1)6ml(100mM Tris-Cl pH7.2 + 0.15%Tween80) + 1.5ml
(10 μg)プラスミノーゲン水溶液; (2)6ml(100mM Tris-Cl pH7.2 + 0.15%Tween80) + 1.5ml
(7.5mg) クロモザイムPL水溶液。 検出溶液は、連続して撹拌する必要がある。
【0029】検査物質:検査物質をDMSO中に溶解する。
本検査系では、これを最高濃度100μg/mlまで用いる。P
BS を用いて、この溶液を調製する。
本検査系では、これを最高濃度100μg/mlまで用いる。P
BS を用いて、この溶液を調製する。
【0030】3つのコントロールを実施した: a)ポジティブコントロール:2%DMSOのPBS 溶液を用い
る; b)ネガティブコントロール:受容体なしで検査する; c)阻害コントロール: 1)デキストラン硫酸(MW=500,000)による阻害(IC95=0.
25mg/ml) 2)不活性化したuPA(175 μg/ml) による阻害(IC90=1
μg/ml)
る; b)ネガティブコントロール:受容体なしで検査する; c)阻害コントロール: 1)デキストラン硫酸(MW=500,000)による阻害(IC95=0.
25mg/ml) 2)不活性化したuPA(175 μg/ml) による阻害(IC90=1
μg/ml)
【0031】下記の様にインキュベーションする:各ウ
エルにモノクローナル抗体BIO-R4溶液(c=0.5μg/ml)100
μl を加え、室温で1時間撹拌しながらインキュベーシ
ョンする。洗浄緩衝液で3回洗浄した後、各ウエルにブ
ロッキング溶液200 μl を加え、37℃で1時間インキュ
ベーションする。3回洗浄した後、各ウエルにuPAR溶液
(c=30ng/ml)100μl を加え、室温で1時間撹拌しながら
インキュベーションする。その後、洗浄緩衝液で3回洗
浄する。各ウエルに、検査物質溶液又はコントロール溶
液50μl を加え、室温で30分間撹拌しながらインキュベ
ーションする。更に、uPA 溶液50μl を加える(c=2.5ng
/ml)。室温で1時間インキュベーションした後、3回洗
浄する。
エルにモノクローナル抗体BIO-R4溶液(c=0.5μg/ml)100
μl を加え、室温で1時間撹拌しながらインキュベーシ
ョンする。洗浄緩衝液で3回洗浄した後、各ウエルにブ
ロッキング溶液200 μl を加え、37℃で1時間インキュ
ベーションする。3回洗浄した後、各ウエルにuPAR溶液
(c=30ng/ml)100μl を加え、室温で1時間撹拌しながら
インキュベーションする。その後、洗浄緩衝液で3回洗
浄する。各ウエルに、検査物質溶液又はコントロール溶
液50μl を加え、室温で30分間撹拌しながらインキュベ
ーションする。更に、uPA 溶液50μl を加える(c=2.5ng
/ml)。室温で1時間インキュベーションした後、3回洗
浄する。
【0032】下記の方法で検出を行う:各50μl の検出
溶液(1) 及び(2) を加えて、室温でインキュベーション
する。20分後、黄色が認められるだろう(45〜60分後、
ポジティブコントロールの吸光度が1となる程度)。Dy
natech MR7000 型ELISA リーダーで、405nm の吸光度を
測定する(490nm を参照とする)。下記の式を用いて、
阻害率を計算する(Eは、吸光度を表す): %阻害=100-100x[E test - Eneg.control / E
pos.control - E neg.control ]
溶液(1) 及び(2) を加えて、室温でインキュベーション
する。20分後、黄色が認められるだろう(45〜60分後、
ポジティブコントロールの吸光度が1となる程度)。Dy
natech MR7000 型ELISA リーダーで、405nm の吸光度を
測定する(490nm を参照とする)。下記の式を用いて、
阻害率を計算する(Eは、吸光度を表す): %阻害=100-100x[E test - Eneg.control / E
pos.control - E neg.control ]
【0033】代表的な本発明の化合物に関するデータ
を、表1に示す。 表1:BIO-R4を用いた検査:uPA と特異的uPAR受容体と
の結合阻害をIC50( μM)で表す。
を、表1に示す。 表1:BIO-R4を用いた検査:uPA と特異的uPAR受容体と
の結合阻害をIC50( μM)で表す。
【表1】
【0034】本発明は、1種類以上の式(I) の化合物を
含有する医薬組成物に関する。この医薬組成物を調製す
るために、既知の方法に従って、式(I) の化合物を、適
当な医薬用担体物質、芳香剤、香料及び着色料と混合
し、そして、例えば錠剤又は被覆錠剤に成形するか、あ
るいは、水又は油、例えばオリーブ油の中に、適当な補
助物質と共に、縣濁又は溶解する。
含有する医薬組成物に関する。この医薬組成物を調製す
るために、既知の方法に従って、式(I) の化合物を、適
当な医薬用担体物質、芳香剤、香料及び着色料と混合
し、そして、例えば錠剤又は被覆錠剤に成形するか、あ
るいは、水又は油、例えばオリーブ油の中に、適当な補
助物質と共に、縣濁又は溶解する。
【0035】式(I) の物質を、液体又は固体の形で、経
口投与又は非経口投与できる。好ましくは、水を溶媒と
して用い、そして注射溶液に通常用いられる安定化剤、
可溶化剤及び/又は緩衝液を含ませる。この様な添加剤
には、例えば、酒石酸塩又はホウ酸塩緩衝液、エタノー
ル、ジメチルスルホキシド、キレート化剤(例えばエチ
レンジアミン四酢酸)、粘度調節用の高分子ポリマー
(例えば液体ポリエチレンオキシド)、又はソルビトー
ル無水物のポリエチレン誘導体がある。
口投与又は非経口投与できる。好ましくは、水を溶媒と
して用い、そして注射溶液に通常用いられる安定化剤、
可溶化剤及び/又は緩衝液を含ませる。この様な添加剤
には、例えば、酒石酸塩又はホウ酸塩緩衝液、エタノー
ル、ジメチルスルホキシド、キレート化剤(例えばエチ
レンジアミン四酢酸)、粘度調節用の高分子ポリマー
(例えば液体ポリエチレンオキシド)、又はソルビトー
ル無水物のポリエチレン誘導体がある。
【0036】固体の担体物質には、例えば、スターチ、
ラクトース、マンニトール、メチルセルロース、タル
ク、高分散ケイ酸、より高分子の脂肪酸(例えばステア
リン酸)、ゼラチン、アガー、リン酸カルシウム、ステ
アリン酸マグネシウム、動物性若しくは植物性脂肪、又
は固体高分子ポリマー(例えばポリエチレングリコー
ル)がある。希望する場合には、経口投与に適した製剤
中には、香料及び甘味料が含まれる。
ラクトース、マンニトール、メチルセルロース、タル
ク、高分散ケイ酸、より高分子の脂肪酸(例えばステア
リン酸)、ゼラチン、アガー、リン酸カルシウム、ステ
アリン酸マグネシウム、動物性若しくは植物性脂肪、又
は固体高分子ポリマー(例えばポリエチレングリコー
ル)がある。希望する場合には、経口投与に適した製剤
中には、香料及び甘味料が含まれる。
【0037】投与量は、患者の年齢、健康及び体重、疾
患の程度、同時に行われ得る治療の種類、治療の頻度、
並びに希望する効果の種類に依る。本活性化合物の1日
投与量は、通常 0.1〜50 mg/kg体重である。1日に1又
は数回投与する様式で、標準的には 0.5〜40、好ましく
は1〜20 mg/kg体重/ 日の投与量が、希望する効果を得
るために有効である。
患の程度、同時に行われ得る治療の種類、治療の頻度、
並びに希望する効果の種類に依る。本活性化合物の1日
投与量は、通常 0.1〜50 mg/kg体重である。1日に1又
は数回投与する様式で、標準的には 0.5〜40、好ましく
は1〜20 mg/kg体重/ 日の投与量が、希望する効果を得
るために有効である。
【0038】
【実施例】本発明を説明するために、以下の実施例を示
す。 調製1:4-(4- クロロ- ブチ-2- ンオキシ)-2-イソプロ
ピリデンクマラン-3- オン 5.0gの4-ヒドロキシ-2- イソプロピリデンクマラン-3-
オン、4.6gの炭酸カリウム、3.3ml の1,4-ジクロロ- ブ
チ-2- ン、及び100ml のジメチルホルムアミドの混合物
を50℃で3時間保温し、蒸発させ、水と混合し、そして
ジクロロメタンで抽出する。抽出液を蒸発させ、その残
査(9.2g)をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出液:イ
ソヘキサン/酢酸エチル9:1)で精製し、本中間産物
2.2gを得る。
す。 調製1:4-(4- クロロ- ブチ-2- ンオキシ)-2-イソプロ
ピリデンクマラン-3- オン 5.0gの4-ヒドロキシ-2- イソプロピリデンクマラン-3-
オン、4.6gの炭酸カリウム、3.3ml の1,4-ジクロロ- ブ
チ-2- ン、及び100ml のジメチルホルムアミドの混合物
を50℃で3時間保温し、蒸発させ、水と混合し、そして
ジクロロメタンで抽出する。抽出液を蒸発させ、その残
査(9.2g)をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出液:イ
ソヘキサン/酢酸エチル9:1)で精製し、本中間産物
2.2gを得る。
【0039】試料1:4-{4-[4-(4-フルオロベンズアミ
ド) ピペリジノ] ブチ-2- ンオキシ}-2- イソプロピリ
デンクマラン-3- オン 690mg の4-(4- クロロ- ブチ-2- ンオキシ)-2-イソプロ
ピリデンクマラン-3-オン(調製1)、350mg の炭酸カ
リウム、560mg の4-(4- フルオロベンズアミド) ピペリ
ジン、及び15mlのジメチルホルムアミドの混合物を60℃
で3時間保温し、蒸発させ、水と混合し、そしてジクロ
ロメタンで抽出する。抽出液を蒸発させ、その残査(1.2
g)をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出液:イソヘキ
サン/酢酸エチル1:3)で精製し、本化合物840mg(73
%)を得る。融点160-161 ℃。
ド) ピペリジノ] ブチ-2- ンオキシ}-2- イソプロピリ
デンクマラン-3- オン 690mg の4-(4- クロロ- ブチ-2- ンオキシ)-2-イソプロ
ピリデンクマラン-3-オン(調製1)、350mg の炭酸カ
リウム、560mg の4-(4- フルオロベンズアミド) ピペリ
ジン、及び15mlのジメチルホルムアミドの混合物を60℃
で3時間保温し、蒸発させ、水と混合し、そしてジクロ
ロメタンで抽出する。抽出液を蒸発させ、その残査(1.2
g)をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出液:イソヘキ
サン/酢酸エチル1:3)で精製し、本化合物840mg(73
%)を得る。融点160-161 ℃。
【0040】試料2:4-{4-[4-(4-トリフルオロメチル
ベンズアミド) ピペリジノ] ブチ-2-ンオキシ}-2- イ
ソプロピリデンクマラン-3- オン 試料1の場合と同様に、4-(4- クロロ- ブチ-2- ンオキ
シ)-2-イソプロピリデンクマラン-3- オン(調製1)
を、4-(4- トリフルオロメチルベンズアミド) ピペリジ
ンと反応させて、収量42% で本化合物を得る。融点196-
197 ℃。
ベンズアミド) ピペリジノ] ブチ-2-ンオキシ}-2- イ
ソプロピリデンクマラン-3- オン 試料1の場合と同様に、4-(4- クロロ- ブチ-2- ンオキ
シ)-2-イソプロピリデンクマラン-3- オン(調製1)
を、4-(4- トリフルオロメチルベンズアミド) ピペリジ
ンと反応させて、収量42% で本化合物を得る。融点196-
197 ℃。
【0041】試料3:4-{4-[4-(4-ブロモベンズアミ
ド) ピペリジノ] ブチ-2- ンオキシ}-2- イソプロピリ
デンクマラン-3- オン 試料1の場合と同様に、4-(4- クロロ- ブチ-2- ンオキ
シ)-2-イソプロピリデンクマラン-3- オン(調製1)
を、4-(4- ブロモベンズアミド) ピペリジンと反応させ
て、収量57% で本化合物を得る。融点217-219 ℃。
ド) ピペリジノ] ブチ-2- ンオキシ}-2- イソプロピリ
デンクマラン-3- オン 試料1の場合と同様に、4-(4- クロロ- ブチ-2- ンオキ
シ)-2-イソプロピリデンクマラン-3- オン(調製1)
を、4-(4- ブロモベンズアミド) ピペリジンと反応させ
て、収量57% で本化合物を得る。融点217-219 ℃。
【0042】試料4:4-{4-[4-(3-アミノスルホニル-4
- クロロベンズアミド) ピペリジノ]ブチ-2- ンオキ
シ}-2- イソプロピリデンクマラン-3- オン 試料1の場合と同様に、4-(4- クロロ- ブチ-2- ンオキ
シ)-2-イソプロピリデンクマラン-3- オン(調製1)
を、4-(3- アミノスルホニル-4- クロロベンズアミド)
ピペリジンと反応させて、収量45% で本化合物を得る。
融点127-129 ℃。
- クロロベンズアミド) ピペリジノ]ブチ-2- ンオキ
シ}-2- イソプロピリデンクマラン-3- オン 試料1の場合と同様に、4-(4- クロロ- ブチ-2- ンオキ
シ)-2-イソプロピリデンクマラン-3- オン(調製1)
を、4-(3- アミノスルホニル-4- クロロベンズアミド)
ピペリジンと反応させて、収量45% で本化合物を得る。
融点127-129 ℃。
【0043】試料5:4-{4-[4-(3,4-ジクロロベンズア
ミド) ピペリジノ] ブチ-2- ンオキシ}-2- イソプロピ
リデンクマラン-3- オン 試料1の場合と同様に、4-(4- クロロ- ブチ-2- ンオキ
シ)-2-イソプロピリデンクマラン-3- オン(調製1)
を、4-(3,4- ジクロロベンズアミド) ピペリジンと反応
させて、収量81% で本化合物を得る。融点208-210 ℃。
ミド) ピペリジノ] ブチ-2- ンオキシ}-2- イソプロピ
リデンクマラン-3- オン 試料1の場合と同様に、4-(4- クロロ- ブチ-2- ンオキ
シ)-2-イソプロピリデンクマラン-3- オン(調製1)
を、4-(3,4- ジクロロベンズアミド) ピペリジンと反応
させて、収量81% で本化合物を得る。融点208-210 ℃。
【0044】調製2:4-(4- クロロメチル- フェニルメ
トキシ)-2-イソプロピリデンクマラン-3- オン 3.8gの4-ヒドロキシ-2- イソプロピリデンクマラン-3-
オン、3.5gの1,4-ビス-(クロロメチル) ベンゼン、及び
150ml のブタノンの混合物に、70-75 ℃で3時間かけて
2.8gの炭酸カリウムを加える。この混合液を16時間環流
し、そして濾過する。この濾液を蒸発させ、その残査を
シリカゲルクロマトグラフィー(溶出液:イソヘキサン
/酢酸エチル3:1)で精製し、本中間産物1.3gを得
る。
トキシ)-2-イソプロピリデンクマラン-3- オン 3.8gの4-ヒドロキシ-2- イソプロピリデンクマラン-3-
オン、3.5gの1,4-ビス-(クロロメチル) ベンゼン、及び
150ml のブタノンの混合物に、70-75 ℃で3時間かけて
2.8gの炭酸カリウムを加える。この混合液を16時間環流
し、そして濾過する。この濾液を蒸発させ、その残査を
シリカゲルクロマトグラフィー(溶出液:イソヘキサン
/酢酸エチル3:1)で精製し、本中間産物1.3gを得
る。
【0045】試料6:4-{4-[4-(4-フルオロベンズアミ
ド) ピペリジノメチル] フェニルメトキシ}-2- イソプ
ロピリデンクマラン-3- オン 570mg の4-(4- クロロメチル- フェニルメトキシ)-2-イ
ソプロピリデンクマラン-3- オン(調製2)、240mg の
炭酸カリウム、400mg の4-(4- フルオロベンズアミド)
ピペリジン、及び15mlのジメチルホルムアミドの混合物
を60℃で3時間保温し、蒸発させ、水と混合し、そして
酢酸エチルで抽出する。抽出液を蒸発させ、その残査
(0.6g)をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出液:酢酸
エチル)で精製し、本化合物180mg(19%)を得る。融点20
5-208 ℃。
ド) ピペリジノメチル] フェニルメトキシ}-2- イソプ
ロピリデンクマラン-3- オン 570mg の4-(4- クロロメチル- フェニルメトキシ)-2-イ
ソプロピリデンクマラン-3- オン(調製2)、240mg の
炭酸カリウム、400mg の4-(4- フルオロベンズアミド)
ピペリジン、及び15mlのジメチルホルムアミドの混合物
を60℃で3時間保温し、蒸発させ、水と混合し、そして
酢酸エチルで抽出する。抽出液を蒸発させ、その残査
(0.6g)をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出液:酢酸
エチル)で精製し、本化合物180mg(19%)を得る。融点20
5-208 ℃。
【0046】試料7:4-{4-[4-(4-トリフルオロメチル
ベンズアミド) ピペリジノメチル] フェニルメトキシ}
-2- イソプロピリデンクマラン-3- オン 試料6の場合と同様に、4-(4- クロロメチル- フェニル
メトキシ)-2-イソプロピリデンクマラン-3- オン(調製
2)を、4-(4- トリフルオロメチルベンズアミド) ピペ
リジンと反応させて、収量13% で本化合物を得る。融点
191-193 ℃。
ベンズアミド) ピペリジノメチル] フェニルメトキシ}
-2- イソプロピリデンクマラン-3- オン 試料6の場合と同様に、4-(4- クロロメチル- フェニル
メトキシ)-2-イソプロピリデンクマラン-3- オン(調製
2)を、4-(4- トリフルオロメチルベンズアミド) ピペ
リジンと反応させて、収量13% で本化合物を得る。融点
191-193 ℃。
【0047】調製3:4-(3- クロロメチル- フェニルメ
トキシ)-2-イソプロピリデンクマラン-3- オン 調製2の場合と同様に、4-ヒドロキシ-2- イソプロピリ
デンクマラン-3- オンを、1,3-ビス-(クロロメチル) ベ
ンゼンと反応させて、収量18% で本中間産物を得る。
トキシ)-2-イソプロピリデンクマラン-3- オン 調製2の場合と同様に、4-ヒドロキシ-2- イソプロピリ
デンクマラン-3- オンを、1,3-ビス-(クロロメチル) ベ
ンゼンと反応させて、収量18% で本中間産物を得る。
【0048】試料8:4-{3-[4-(4-フルオロベンズアミ
ド) ピペリジノメチル] フェニルメトキシ}-2- イソプ
ロピリデンクマラン-3- オン 試料6の場合と同様に、4-(3- クロロメチル- フェニル
メトキシ)-2-イソプロピリデンクマラン-3- オン(調製
3)を、4-(4- フルオロベンズアミド) ピペリジンと反
応させて、収量27% で本化合物を得る。融点100-105 ℃
(非晶質)。
ド) ピペリジノメチル] フェニルメトキシ}-2- イソプ
ロピリデンクマラン-3- オン 試料6の場合と同様に、4-(3- クロロメチル- フェニル
メトキシ)-2-イソプロピリデンクマラン-3- オン(調製
3)を、4-(4- フルオロベンズアミド) ピペリジンと反
応させて、収量27% で本化合物を得る。融点100-105 ℃
(非晶質)。
【0049】試料9:4-{3-[4-(4-ブロモベンズアミ
ド) ピペリジノメチル] フェニルメトキシ}-2- イソプ
ロピリデンクマラン-3- オン 試料6の場合と同様に、4-(3- クロロメチル- フェニル
メトキシ)-2-イソプロピリデンクマラン-3- オン(調製
3)を、4-(4- ブロモベンズアミド) ピペリジンと反応
させて、収量37% で本化合物を得る。融点181-183 ℃。
ド) ピペリジノメチル] フェニルメトキシ}-2- イソプ
ロピリデンクマラン-3- オン 試料6の場合と同様に、4-(3- クロロメチル- フェニル
メトキシ)-2-イソプロピリデンクマラン-3- オン(調製
3)を、4-(4- ブロモベンズアミド) ピペリジンと反応
させて、収量37% で本化合物を得る。融点181-183 ℃。
【0050】試料10:4-{3-[4-(3-アミノスルホニル-4
- クロロベンズアミド) ピペリジノメチル] フェニルメ
トキシ}-2- イソプロピリデンクマラン-3- オン 試料6の場合と同様に、4-(3- クロロメチル- フェニル
メトキシ)-2-イソプロピリデンクマラン-3- オン(調製
3)を、4-(3- アミノスルホニル-4- クロロベンズアミ
ド) ピペリジンと反応させて、収量41% で本化合物を得
る。融点78-80℃(非晶質)。
- クロロベンズアミド) ピペリジノメチル] フェニルメ
トキシ}-2- イソプロピリデンクマラン-3- オン 試料6の場合と同様に、4-(3- クロロメチル- フェニル
メトキシ)-2-イソプロピリデンクマラン-3- オン(調製
3)を、4-(3- アミノスルホニル-4- クロロベンズアミ
ド) ピペリジンと反応させて、収量41% で本化合物を得
る。融点78-80℃(非晶質)。
【0051】試料11:4-{3-[4-(3,4-ジクロロベンズア
ミド) ピペリジノメチル] フェニルメトキシ}-2- イソ
プロピリデンクマラン-3- オン 試料6の場合と同様に、4-(3- クロロメチル- フェニル
メトキシ)-2-イソプロピリデンクマラン-3- オン(調製
3)を、4-(3,4- ジクロロベンズアミド) ピペリジンと
反応させて、収量71% で本化合物を得る。融点173-175
℃。
ミド) ピペリジノメチル] フェニルメトキシ}-2- イソ
プロピリデンクマラン-3- オン 試料6の場合と同様に、4-(3- クロロメチル- フェニル
メトキシ)-2-イソプロピリデンクマラン-3- オン(調製
3)を、4-(3,4- ジクロロベンズアミド) ピペリジンと
反応させて、収量71% で本化合物を得る。融点173-175
℃。
【0052】調製4:4-(2- クロロメチル- フェニルメ
トキシ)-2-イソプロピリデンクマラン-3- オン 調製2の場合と同様に、4-ヒドロキシ-2- イソプロピリ
デンクマラン-3- オンを、1,2-ビス-(クロロメチル) ベ
ンゼンと反応させて、収量11% で本中間産物を得る。
トキシ)-2-イソプロピリデンクマラン-3- オン 調製2の場合と同様に、4-ヒドロキシ-2- イソプロピリ
デンクマラン-3- オンを、1,2-ビス-(クロロメチル) ベ
ンゼンと反応させて、収量11% で本中間産物を得る。
【0053】試料12:4-{2-[4-(4-フルオロベンズアミ
ド) ピペリジノメチル] フェニルメトキシ}-2- イソプ
ロピリデンクマラン-3- オン 試料6の場合と同様に、4-(2- クロロメチル- フェニル
メトキシ)-2-イソプロピリデンクマラン-3- オン(調製
4)を、4-(4- フルオロベンズアミド) ピペリジンと反
応させて、収量84% で本化合物を得る。融点98-99 ℃。
ド) ピペリジノメチル] フェニルメトキシ}-2- イソプ
ロピリデンクマラン-3- オン 試料6の場合と同様に、4-(2- クロロメチル- フェニル
メトキシ)-2-イソプロピリデンクマラン-3- オン(調製
4)を、4-(4- フルオロベンズアミド) ピペリジンと反
応させて、収量84% で本化合物を得る。融点98-99 ℃。
【0054】調製5:4-(6- クロロメチル- ピリジニル
-2- メトキシ)-2-イソプロピリデンクマラン-3- オン 調製2の場合と同様に、4-ヒドロキシ-2- イソプロピリ
デンクマラン-3- オンを、2,6-ビス-(クロロメチル) ベ
ンゼンと反応させて、収量34% で本中間産物を得る。
-2- メトキシ)-2-イソプロピリデンクマラン-3- オン 調製2の場合と同様に、4-ヒドロキシ-2- イソプロピリ
デンクマラン-3- オンを、2,6-ビス-(クロロメチル) ベ
ンゼンと反応させて、収量34% で本中間産物を得る。
【0055】試料13:4-{6-[4-(4-フルオロベンズアミ
ド) ピペリジノメチル] ピリジニル-2- メトキシ}-2-
イソプロピリデンクマラン-3- オン 試料6の場合と同様に、4-(6- クロロメチル- ピリジニ
ル-2- メトキシ)-2-イソプロピリデンクマラン-3- オン
(調製5)を、4-(4- フルオロベンズアミド)ピペリジ
ンと反応させて、収量29% で本化合物を得る。融点193-
195 ℃。
ド) ピペリジノメチル] ピリジニル-2- メトキシ}-2-
イソプロピリデンクマラン-3- オン 試料6の場合と同様に、4-(6- クロロメチル- ピリジニ
ル-2- メトキシ)-2-イソプロピリデンクマラン-3- オン
(調製5)を、4-(4- フルオロベンズアミド)ピペリジ
ンと反応させて、収量29% で本化合物を得る。融点193-
195 ℃。
【0056】調製6:6-(3- クロロメチル- フェニルメ
トキシ)-2-シンナミリデンクマラン-3- オン 調製2の場合と同様に、6-ヒドロキシ-2- シンナミリデ
ンクマラン-3- オンを、1,3-ビス-(クロロメチル) ベン
ゼンと反応させて、収量28% で本中間産物を得る。
トキシ)-2-シンナミリデンクマラン-3- オン 調製2の場合と同様に、6-ヒドロキシ-2- シンナミリデ
ンクマラン-3- オンを、1,3-ビス-(クロロメチル) ベン
ゼンと反応させて、収量28% で本中間産物を得る。
【0057】試料14:6-{3-[4-(4-フルオロベンズアミ
ド) ピペリジノメチル] フェニルメトキシ}-2- シンナ
ミリデンクマラン-3- オン 520mg の6-(3- クロロメチル- フェニルメトキシ)-2-シ
ンナミリデンクマラン-3- オン(調製6)、150mg の炭
酸水素ナトリウム、330mg の4-(4- フルオロベンズアミ
ド) ピペリジン、及び15mlのジメチルホルムアミドの混
合物を60℃で3時間保温し、蒸発させ、水と混合し、そ
して酢酸エチルで抽出する。抽出液を蒸発させ、その残
査をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出液:酢酸エチ
ル)で精製し、本化合物500mg(65%)を得る。融点126-12
8 ℃。
ド) ピペリジノメチル] フェニルメトキシ}-2- シンナ
ミリデンクマラン-3- オン 520mg の6-(3- クロロメチル- フェニルメトキシ)-2-シ
ンナミリデンクマラン-3- オン(調製6)、150mg の炭
酸水素ナトリウム、330mg の4-(4- フルオロベンズアミ
ド) ピペリジン、及び15mlのジメチルホルムアミドの混
合物を60℃で3時間保温し、蒸発させ、水と混合し、そ
して酢酸エチルで抽出する。抽出液を蒸発させ、その残
査をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出液:酢酸エチ
ル)で精製し、本化合物500mg(65%)を得る。融点126-12
8 ℃。
【0058】試料15:6-{3-[4-(4-ブロモベンズアミ
ド) ピペリジノメチル] フェニルメトキシ}-2- シンナ
ミリデンクマラン-3- オン 試料14の場合と同様に、6-(3- クロロメチル- フェニル
メトキシ)-2-シンナミリデンクマラン-3- オン(調製
6)を、4-(4- ブロモベンズアミド) ピペリジンと反応
させて、収量66% で本化合物を得る。融点199-201 ℃。
ド) ピペリジノメチル] フェニルメトキシ}-2- シンナ
ミリデンクマラン-3- オン 試料14の場合と同様に、6-(3- クロロメチル- フェニル
メトキシ)-2-シンナミリデンクマラン-3- オン(調製
6)を、4-(4- ブロモベンズアミド) ピペリジンと反応
させて、収量66% で本化合物を得る。融点199-201 ℃。
【0059】試料16:6-{3-[4-(3,4-ジクロロベンズア
ミド) ピペリジノメチル] フェニルメトキシ}-2- シン
ナミリデンクマラン-3- オン 試料14の場合と同様に、6-(3- クロロメチル- フェニル
メトキシ)-2-シンナミリデンクマラン-3- オン(調製
6)を、4-(3,4- ジクロロベンズアミド) ピペリジンと
反応させて、収量60% で本化合物を得る。融点184-186
℃。
ミド) ピペリジノメチル] フェニルメトキシ}-2- シン
ナミリデンクマラン-3- オン 試料14の場合と同様に、6-(3- クロロメチル- フェニル
メトキシ)-2-シンナミリデンクマラン-3- オン(調製
6)を、4-(3,4- ジクロロベンズアミド) ピペリジンと
反応させて、収量60% で本化合物を得る。融点184-186
℃。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI A61P 35/00 A61P 35/00 35/04 35/04 C07D 405/12 C07D 405/12 405/14 405/14 (72)発明者 ベルンハルト ケーニヒ ドイツ連邦共和国,デー−82335 ベル ク,デュエルベルクシュトラーセ 28 (72)発明者 ハンス−ビリー クレル ドイツ連邦共和国,デー−82377 ペン ツベルク,ツークシュピッツシュトラー セ 14アー (72)発明者 ザビネ ベーレ ドイツ連邦共和国,デー−82377 ペン ツベルク,プリメルシュトラーセ 3ア ー (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 307/83 A61K 31/343 A61K 31/443 A61K 31/4525 A61K 31/496 C07D 405/12 C07D 405/14 CA(STN) REGISTRY(STN)
Claims (4)
- 【請求項1】 式(I) の化合物、その鏡像異性体、ジア
ステレオ異性体、ラセミ体及びその混合物、並びに、そ
の医薬用の酸若しくは塩基との塩: 【化1】 式中、R 及びR1は、水素、(C1-C6) アルキル、スチリル
及び(C3-C6) シクロアルキルから独立に選択されるか、
又は、それらが結合している炭素と共に、(C3-C6) シク
ロアルキル基を形成し;A は、下記の基: 【化2】 から選択され、ただしq は、2又は3の整数であり;B
は、 【化3】 から選択され;T は、-CH2-C≡CH, -C≡CH, -(CH2)p -R
3, -CH=CH-R3, -CH2-NHCO-R3,-(CH2)p -O-R3, -CH(NH2)
-CH2R3 から選択され、ただしp は、0又は1〜4の整
数であり、R3は、フェニル、ナフチル、ビフェニル、場
合によっては、それらが、塩素、臭素、ヨウ素、フッ
素、(C1-C6) アルキル、シアノ、ニトロ、モノ- 若しく
はポリフルオロアルキル、-SO2(C1-C4) アルキル、-SO2
NH2 、-SO2NH(C1-C4) アルキル、-SO2N[(C1-C4) アルキ
ル]2、-CONH2、-CONH(C1-C4)アルキル、ヒドロキシ、ア
ミノ、カルボキシ、(C1-C4) アルコキシ、(C1-C4) モノ
- 若しくはジ- アルキルアミノ、(C1-C4) アルコキシカ
ルボニル、メルカプト、(C1-C4) アルキルチオから選択
された1個以上の基によって置換されたもの、から選択
されるか、あるいは、R3は、酸素、硫黄又は窒素から選
択された1又は2個のヘテロ原子を有する5又は6員複
素環であり、それがベンゼン環と縮合したもの、又は、
塩素、臭素、ヨウ素、フッ素、(C1-C6) アルキル、シア
ノ、ニトロ、モノ- 若しくはポリフルオロアルキル、-S
O2(C1-C4) アルキル、-SO2NH2 、-SO2NH(C1-C4) アルキ
ル、-SO2N[(C1-C4) アルキル]2、-CONH2、-CONH(C1-C4)
アルキル、ヒドロキシ、アミノ、カルボキシ、(C1-C4)
アルコキシ、(C1-C4) モノ- 若しくはジ- アルキルアミ
ノ、(C1-C4) アルコキシカルボニル、メルカプト、(C1-
C4) アルキルチオから選択された1個以上の基によって
置換されたものでもよい。 - 【請求項2】 A がブチニリデン基又はキシリレン基で
あり、B がピペリジン-NH-基であり、T が、ハロゲン又
はSO2NH2によって1又は2箇所置換されたフェニルであ
り、R がCH3 であり、そしてR1がCH3 である、請求項1
の式(I) の化合物。 - 【請求項3】 活性成分としての請求項1又は2の式
(I) の化合物を、医薬に適する賦形剤及び/又は希釈剤
と混合して、含有する医薬組成物。 - 【請求項4】 抗腫瘍活性及び/又は抗転移活性を有す
る薬剤を調製するための、請求項1又は2の式(I) の化
合物の使用。
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