JP3165350U - 食品陳列用容器 - Google Patents

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浩一 飯島
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Abstract

【課題】蓋の開閉が容易であると共に、コンパクトに蓋を開閉し得る食品陳列用容器を提供すること。【解決手段】上面が開口した箱状の平面視略矩形の容器本体10と、該容器本体10の開口を塞ぐ平面視略矩形の蓋体50とからなり、前記蓋体50が前記容器本体10の端部に開閉自在に係止されている蓋付き食品陳列容器1であって、上記蓋体50が係止されている端部とは反対側の容器本体10の端部の少なくとも一方の角部が隅切りされ、該容器本体10の隅切り部14よりも外方に突出することとなる蓋体50の角部が取っ手部70とされていることを特徴とする。【選択図】 図2

Description

本考案は、食品陳列用容器に関するものである。
スーパーマーケット等において、カツ、コロッケ、天ぷら等の惣菜は、それらをトレー上に並べた状態で販売されており、購買者は、そこからトングで惣菜を挟んで取り出し、別の容器に入れてレジまで持参する。
このように惣菜が、トレー上に裸のまま並べられていると、周囲から塵埃等が付着する虞があり、非衛生的である。
そこで、スーパーマーケットによっては、透明な蓋を有する容器、例えば、特許文献1、特許文献2等に記載された食品陳列用容器を使用し、容器内に惣菜を並べた状態で収容し、蓋をして食品を保護し、購入する際に、購買者が蓋を開けて中から惣菜を取り出し、その後蓋を閉じるようにしている。
実用新案登録第3093200号 実用新案登録第3154614号
しかしながら、上記した特許文献等に開示された食品陳列用容器にあっては、蓋の開閉を容易にするため、蓋に側方に突出した取っ手が形成されており、該取っ手が、複数の食品陳列用容器を並べて載置した場合等に、隣り合う食品陳列用容器に引っ掛かり、蓋が開け難い場合があった。また、突出した取っ手の存在により、食品陳列用容器を密接した状態で並べることができず、容器の陳列個数が制限されると共に、蓋の外形寸法がその分大きくなり、蓋の開閉時に上方の陳列棚等にあたることがあった。
本考案は、上述した背景技術が有する課題に鑑みなされたものであって、その目的は、蓋の開閉が容易であると共に、コンパクトに蓋を開閉し得る食品陳列用容器を提供することにある。
上記した目的を達成するため、請求項1の食品陳列用容器は、上面が開口した箱状の平面視略矩形の容器本体と、該容器本体の開口を塞ぐ平面視略矩形の蓋体とからなり、前記蓋体が前記容器本体の端部に開閉自在に係止されている蓋付き食品陳列容器であって、上記蓋体が係止されている端部とは反対側の容器本体の端部の少なくとも一方の角部が隅切りされ、該容器本体の隅切り部よりも外方に突出することとなる蓋体の角部が取っ手部とされていることを特徴とする。
また、請求項2の食品陳列用容器は、上記請求項1の考案において、上記蓋体が係止されている端部とは反対側の容器本体及び蓋体の端部が、水平方向外方に延設されたフランジ部で構成され、該容器本体のフランジ部の少なくとも一方の角部が隅切りされ、該容器本体のフランジ部の隅切り部よりも外方に突出することとなる蓋体のフランジ部の角部が取っ手部とされていることを特徴とする。
また、請求項3の食品陳列用容器は、上記請求項2の考案において、上記容器本体及び上記蓋体の四つの全ての端部が、水平方向外方に延設されたフランジ部で構成されていることを特徴とする。
また、請求項4の食品陳列用容器は、上記請求項1〜3のいずれかの考案において、上記蓋体が係止されている端部側であって、少なくとも上記隅切りされている角部側の、容器本体及び蓋体の角部も隅切りされていることを特徴とする。
また、請求項5の食品陳列用容器は、上記請求項1〜4のいずれかの考案において、上記蓋体が上方に膨出した形状を有しており、該蓋体の取っ手部とされた角部付近の蓋体の膨出部にリブが形成されていることを特徴とする。
また、請求項6の食品陳列用容器は、上記請求項5の考案において、上記リブが取っ手部とされた蓋体の角部を指し示す矢印形状に形成されていることを特徴とする。
また、請求項7の食品陳列用容器は、上記請求項1〜6のいずれかの考案において、上記蓋体が係止されている端部とは反対側の容器本体の端部に切り欠きが形成され、該容器本体の切り欠き部よりも外方に突出することとなる蓋体の端部が更に取っ手部とされていることを特徴とする。
また、請求項8の食品陳列用容器は、上記請求項1〜7のいずれかの考案において、上記蓋体が上記容器本体の長辺側の端部に係止されていることを特徴とする。
また、請求項9の食品陳列用容器は、上記請求項1〜8のいずれかの考案において、上記蓋体が透明樹脂シート成形体により構成されていることを特徴とする。
上記した請求項1の食品陳列用容器によれば、容器本体の隅切り部よりも外方に突出することとなる蓋体の角部が取っ手部とされているため、該取っ手部を使って蓋体の開閉を容易に行うことができると共に、従来のように側方に突出した取っ手が存在しないため、取っ手が隣り合う食品陳列用容器に引っ掛かったり、上方の陳列棚等にあたることがなく、コンパクトな蓋体の開閉が可能となる。
また、上記した請求項2の食品陳列用容器によれば、蓋体が係止されている端部とは反対側の容器本体及び蓋体の端部が、水平方向外方に延設されたフランジ部で構成され、該容器本体のフランジ部の少なくとも一方の角部が隅切りされ、該容器本体のフランジ部の隅切り部よりも外方に突出することとなる蓋体のフランジ部の角部が取っ手部とされているため、剛性に優れた食品陳列用容器となると共に、蓋体の開閉をより容易に行うことができる。
また、上記した請求項3の食品陳列用容器によれば、容器本体及び蓋体の四つの全ての端部が、水平方向外方に延設されたフランジ部で構成されているため、さらに剛性に優れた食品陳列用容器となると共に、外部からの塵埃等の侵入を効果的に防ぐことができる。
また、上記した請求項4の食品陳列用容器によれば、蓋体が係止されている端部側であって、少なくとも上記隅切りされている角部側の、容器本体及び蓋体の角部も隅切りされているため、複数の該食品陳列用容器を蓋体が係止されている端部と反対側の端部とを隣接させて密接した状態で並べた場合においても、取っ手部とされた蓋体の角部に指等を差し入れ易いものとなり、蓋体の開閉を容易に行うことができる。
また、上記した請求項5の食品陳列用容器によれば、蓋体の取っ手部とされた角部付近の蓋体の膨出部にリブが形成されているため、蓋体が膨出した形状を有していても、その部分の剛性が向上し、蓋体の開閉時に形状が維持される。
また、上記した請求項6の食品陳列用容器によれば、上記リブが取っ手部とされた蓋体の角部を指し示す矢印形状に形成されているため、購買者が該蓋体の角部を取っ手と判断し易いものとなる。
また、上記した請求項7の食品陳列用容器によれば、容器本体の切り欠き部よりも外方に突出することとなる蓋体の端部が更に取っ手部とされているため、該取っ手部を使っても蓋体の開閉ができると共に、該取っ手部は従来のように側方に突出したものではないため、取っ手が隣り合う食品陳列用容器に引っ掛かったり、上方の陳列棚等にあたることがなく、コンパクトな蓋体の開閉が可能となる。
また、上記した請求項8の食品陳列用容器によれば、蓋体が容器本体の長辺側の端部に係止されているため、蓋体の開閉時の軌道高さが低いものとなり、よりコンパクトな蓋体の開閉が可能となる。
また、上記した請求項9の食品陳列用容器によれば、蓋体が透明樹脂シート成形体で構成されているため、寸法精度がよく、内容物を厳密に吟味することができる。
本考案に係る食品陳列用容器の一実施の形態を示した分解斜視図である。 図1に示した食品陳列用容器を組み付け、蓋を閉じた状態を示した斜視図である。 図2に示した食品陳列用容器の蓋を開けた状態を示した斜視図である。 図2におけるA−A線に沿う部分の拡大断面図である。 図2におけるB−B線に沿う部分の拡大断面図である。 図2に示した食品陳列用容器を密接した状態で並べた平面図である。
以下、上記した本考案に係る食品陳列用容器を、図面に示した実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1乃至図6は、本考案に係る食品陳列用容器を示しており、該食品陳列用容器1は、上面が開口した箱状の平面視略矩形の容器本体10と、該容器本体10の開口を塞ぐ平面視略矩形の蓋体50とから構成されている。
上記容器本体10は、惣菜等を並べて収容する上面が開口した収容空間11を有している。そして、蓋体50の組み付け部は該容器本体10の長辺側の端部であり、該蓋体50の組み付け部を容器本体10の後方としたとき、図1等に示したように、前記収容空間11を画成する前面壁12a、両側面壁12b,12b、後面壁12cの上端には、その全周にわたって外方へ拡張されたフランジ部13が形成され、該フランジ部13の四つの角部は隅切りされ、3角形状の隅切り部14がそれぞれ形成されている。また、図4及び図5等に示したように、該フランジ部13の周縁は一旦下方に折り曲げられ、さらに水平方向外方へ張り出す縁部15が形成され、容器本体10の開口端縁の補強が図られている。
なお、上記フランジ部13を設けることなく、上記容器本体10の隅切り部14を、容器本体を構成する前面壁12aと側面壁12bとの稜線部である角部や、後面壁12cと側面壁12bとの稜線部である角部に形成したものとしてもよい。
また、前面壁12aのフランジ部13aには、その長手方向中央付近に切り欠き部16が形成され、該切り欠き部16の両側のフランジ部13aには、その幅方向中央付近に凹条17が形成されている。また、両側面壁12b,12bのフランジ部13b,13bには、ほぼ全長にわたってその幅方向中央付近にやはり凹条17が形成されている。また、後面壁12cのフランジ部13cは、上記フランジ部13a,13b,13bよりも幅が広く形成され、そして、このフランジ部13cには、斜め上方に向けて上記収容空間11に開口された3つの凹部18が形成され、該凹部18によって後面壁12cの外方に向けて張り出すリブ19が構成され、該後面壁12cの補強が図られている。また、このフランジ部13cの凹部18を除く部分には、上方に開口する四つの円形凹部20が形成されている。また、容器本体10の底面壁12dには、斜め帯状の凸模様21が収容空間11に突出形成されている。
一方、上記容器本体10の開口を塞ぐ蓋体50は、中央がドーム状に膨出形成され、それによって下方に向けて開放された天井空間51が画成されている。この蓋体50は、上記容器本体10とほぼ同じ外郭を有しており、容器本体10の長辺側の端部において組み付けられ、この組み付け部を蓋体50の後方としたとき、図1等に示したように、前記天井空間51を画成する前面壁52a、両側面壁52b,52b、後面壁52cの下端には、その全周にわたって外方へ拡張されたフランジ部53が形成されている。そして、該フランジ部53の容器本体10との組み付け部側の二つの角部は隅切りされ、3角形状の隅切り部54が形成されていると共に、組み付け部とは反対側の二つの角部にはリブ55が形成され、その角部の補強が図られている。
なお、上記フランジ部53を設けることなく、上記蓋体50の隅切り部54を、蓋体を構成する後面壁52cと側面壁52bとの稜線部である角部に形成したものとしてもよい。
また、前面壁52a及び該前面壁52aのフランジ部53aには、その中央付近にそれぞれリブ56,57が形成され、その部分の補強が図られ、前記リブ56の両側のフランジ部53aには、その幅方向中央付近に下方に突出する凸条58が形成されている。また、両側面壁52b,52bのフランジ部53b,53bには、ほぼ全長にわたってその幅方向中央付近にやはり下方に突出する凸条58が形成されている。
また、後面壁52cのフランジ部53cは、上記フランジ部53a,53b,53bよりも幅が広く形成され、そして、この後面壁52cのフランジ部53cには、図1及び図4等に示したように、下方へ突出する四つの円形凸部59が形成され、それらの間には上方へ突出する3つの台部60が形成されている。また、後面壁52cの前記台部60に対応する位置には、外方へ突出する3つの凸部61が形成されている。また、このフランジ部53cには、前記台部60と後面壁52cとの間にヒンジ62が形成されている。このヒンジ62は、フランジ部53cの幅方向に溝や断続した切り込みを形成することによって構成してもよく、又は折癖をつけることによって構成してもよい。
さらに、前面壁52aと側面壁52b,52bの会合部である角部付近の蓋体50の膨出部には、図1等に示したように、角部から蓋体の中央部方向へと向かって凸条のリブ63が形成され、該リブ63は角部を指し示す矢印形状を有している。そして、該リブ63により、その部分の補強が図られていると共に、購買者が取っ手部となる該蓋体50の角部に意識が向くようにされている。
上記食品陳列用容器1を構成する容器本体10及び蓋体50は、いずれも合成樹脂シートの成形品で構成されていることが好ましく、その合成樹脂シートの基材樹脂としては、スチレンの単独重合体、スチレンと他のモノマーとを共重合したスチレン系共重合体、スチレンの単独重合体及び/又はスチレン系共重合体とスチレン−ブタジエンブロック共重合体などのスチレン系エラストマーとの混合物、ゴム状重合体の存在下でスチレン系モノマーを重合することによって得られるゴム変性スチレン系樹脂(耐衝撃性ポリスチレン)、或いは上記したスチレン系の樹脂と他の樹脂及び/又はゴム状重合体との混合物等の、スチレン成分比率が50重量%以上であるポリスチレン系樹脂或いはポリスチレン系樹脂組成物;エチレンの単独重合体、エチレンと他のモノマーとを共重合したエチレン系共重合体、エチレンの単独重合体及び/又はエチレン系共重合体にスチレン系モノマー等のビニルモノマーを含浸させて重合してなる変性エチレン系樹脂、或いは上記エチレン系の樹脂と他の樹脂及び/又はゴム状重合体との混合物等の、エチレン成分比率が50重量%以上であるポリエチレン系樹脂或いはポリエチレン系樹脂組成物;プロピレンの単独重合体、プロピレンと他のモノマーとを共重合したプロピレン系共重合体、プロピレンの単独重合体及び/又はプロピレン系共重合体にスチレン系モノマー等のビニルモノマーを含浸させて重合してなるグラフト変性プロピレン系樹脂、或いは上記プロピレン系の樹脂と他の樹脂又は/及びゴム状重合体との混合物等の、プロピレン成分比率が50重量%以上であるポリプロピレン系樹脂或いはポリプロピレン系樹脂組成物;ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、テレフタル酸とエチレングリコールとシクロヘキサンジメタノールとの共重合体等の芳香族ポリエステル樹脂;ポリカーボネート樹脂;ポリアミド樹脂;ポリフェニレンエーテル樹脂;或いは上記した樹脂の2以上の混合物等が例示される。
特に上記の中でも、容器本体10としては、ポリスチレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂組成物、ポリプロピレン系樹脂或いはポリプロピレン系樹脂組成物を基材樹脂とする熱可塑性樹脂シートからなるものがコスト面、及び強度と軽量性とのバランスに優れる点で好ましく、その中でも、ポリプロピレン系樹脂或いはポリプロピレン系樹脂組成物を基材樹脂とする熱可塑性樹脂シートからなるものは、耐油性及び耐熱性が高いことから好ましく、また、ポリスチレン系樹脂或いはポリスチレン樹脂組成物を基材樹脂とする熱可塑性樹脂シートからなるものは、特に安価である上、熱成形性に優れ所望の形状どおりに成形し易いことから好ましい。また、容器本体10としては、断熱性等の物性が要求される場合には、発泡の熱可塑性樹脂シートからなるものであってもよい。
一方、蓋体50としては、上記した樹脂又は樹脂組成物を基材樹脂とする透明性の高い樹脂、中でも、ポリスチレン系樹脂,ポリエステル系樹脂,ポリプロピレン系樹脂から選択される一種以上の熱可塑性樹脂シートからなるものが好適に使用される。上記ポリプロピレン系樹脂としては、テルペン樹脂等の透明性改良剤をポリプロピレン系樹脂に添加したものや、ポリプロピレン系樹脂の結晶性を調整したもの等が挙げられる。
上記熱可塑性樹脂シートは、通常、厚み0.3〜8.0mmであるが、特に、厚み0.5〜5.0mmであると熱成形に優れるため好ましい。
上記熱可塑性樹脂シートが非発泡である場合、容器本体10として使用される場合には、その厚みは0.1〜3.0mmが好ましく、0.2〜2.0mmがより好ましい。一方、蓋体50として使用される場合には、その厚みは0.07〜2.0mmが好ましく、0.1〜1.0mmがより好ましい。
なお、熱可塑性樹脂シートとしては、フィルムが積層された積層体であってもよい。
上記熱可塑性樹脂シートは、従来周知の方法にて製造され、該熱可塑性樹脂シートを従来周知の真空成形、圧空成形等の熱成形手段により成形することにより、上記容器本体10及び蓋体50を得ることができる。また、上記熱可塑性樹脂シートは、着色剤、無機充填剤等の各種添加剤を配合したものとすることもできる。
上記のように構成された容器本体10と蓋体50とは、図4等に示したように、蓋体50の後面壁52cのフランジ部53cに形成された円形凸部59を、容器本体10の後面壁12cのフランジ部13cに形成された円形凹部20に嵌合することによって、蓋体50が容器本体10の長辺側の端部において組み付けられる。
この組み付け方法により、容器本体10と蓋体50とを強固に信頼性高く結合できるが、蓋体50の容器本体10への組み付け方法の他の態様としては、蓋体の後端側に舌片を設け、容器本体の後端側のフランジ部に切り込みを設け、該切り込みに上記舌片を挿入することによって、容器本体に蓋体を開閉自在に係止する態様などが挙げられる。
上記のようにして組み付けられた容器本体10と蓋体50とは、容器本体10のフランジ部13cと蓋体50のフランジ部53cとが強固に結合されたものとなると共に、図5等に示したように、容器本体10のフランジ部13a,13b,13bに形成した凹条17に、蓋体50のフランジ部53a,53b,53bに形成した凸条58が挿嵌され、容器本体10と蓋体50とが良好に位置決めされると共に、食品陳列容器の剛性を高めることができ、さらに外部からの塵埃等の侵入を効果的に防ぐことができる食品陳列用容器1となる。
また、上記のように組み付けられた容器本体10と蓋体50とは、図2等に示したように、容器本体10の蓋体50が係止されている端部とは反対側の容器本体10の角部に形成した隅切り部14に蓋体50の角部が突出することとなり、該蓋体50の角部を取っ手部70として利用することができるものとなる。また、購買者は、蓋体50に形成された該角部を指し示す矢印形状のリブ63により、この蓋体50の角部を取っ手と判断し易いものとなる。また、容器本体10の蓋体50が係止されている端部とは反対側の容器本体10の端部中央付近に形成した切り欠き部16に蓋体50の端部中央付近が突出することとなり、該蓋体50の端部中央付近をも取っ手部70として利用することができるものとなる。
上記した食品陳列用容器1は、その容器本体10の収容空間11に惣菜等を並べて、陳列棚等に置かれる。その際、惣菜等から汁が流れ出た場合には、汁は容器本体10の底面壁12dに形成した凸模様21,21間の溝に流れ込み、惣菜等の底面が濡れるのを防止することができる。
そして、購買者は、取っ手として利用することができる蓋体50の角部或いは蓋体50の端部中央付近に指等を差し入れ、蓋体50を上方に引き上げることにより、図3に示したように、ヒンジ62を中心にして蓋体50を開くことができる。そこで、購買者は、容器本体10の収容空間11から惣菜等を取り出すことができる。
この際、取っ手部70は、従来のように側方に突出したものではないため、上方の陳列棚等にあたることがなく、コンパクトな蓋体の開閉が可能となり、さらに複数の食品陳列容器をその長辺を前後方向として、かつ長辺側を隣接させて並置する場合にも、取っ手が隣り合う食品陳列用容器に引っ掛かったりすることがなく、図6に示したように、密接させた状態で並べることが可能となる。また、蓋体50が係止されているフランジ部側の容器本体10及び蓋体50の角部も隅切りされているため、図6に示したように、該食品陳列用容器1を密接した状態で並べた場合においても、取っ手部70とされる蓋体50の角部は指等を差し入れ易いものとなり、蓋体の開閉を容易に行うことができる。
この食品陳列用容器1の外形寸法は、図示した実施の形態のものにあっては、幅300mm、長さ350mm、高さ100mm程度であり、容器本体10の高さは、40mm程度である。そして、蓋体50は、容器本体10の長辺側の端部に係止されており、開成時の蓋体50の先端部高さは、320mm程度である。
以上、本考案に係る食品陳列用容器の実施の形態を説明したが、本考案は、何ら既述の実施の形態に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載した本考案の技術的思想の範囲内において、種々の変形、変更を加えた食品陳列用容器とすることができることは当然である。
1 食品陳列用容器
10 容器本体
11 収納空間
12a 前面壁
12b 側面壁
12c 後面壁
12d 底面壁
13,13a,13b,13c フランジ部
14 隅切り部
15 縁部
16 切り欠き部
17 凹条
18 凹部
19 リブ
20 円形凹部
21 凸模様
50 蓋体
51 天井空間
52a 前面壁
52b 側面壁
52c 後面壁
53,53a,53b,53c フランジ部
54 隅切り部
55,56,57 リブ
58 凸条
59 円形凸部
60 台部
61 凸部
62 ヒンジ
63 矢印形状のリブ
70 取っ手部

Claims (9)

  1. 上面が開口した箱状の平面視略矩形の容器本体と、該容器本体の開口を塞ぐ平面視略矩形の蓋体とからなり、前記蓋体が前記容器本体の端部に開閉自在に係止されている蓋付き食品陳列容器であって、上記蓋体が係止されている端部とは反対側の容器本体の端部の少なくとも一方の角部が隅切りされ、該容器本体の隅切り部よりも外方に突出することとなる蓋体の角部が取っ手部とされていることを特徴とする、食品陳列用容器。
  2. 上記蓋体が係止されている端部とは反対側の容器本体及び蓋体の端部が、水平方向外方に延設されたフランジ部で構成され、該容器本体のフランジ部の少なくとも一方の角部が隅切りされ、該容器本体のフランジ部の隅切り部よりも外方に突出することとなる蓋体のフランジ部の角部が取っ手部とされていることを特徴とする、請求項1に記載の食品陳列用容器。
  3. 上記容器本体及び上記蓋体の四つの全ての端部が、水平方向外方に延設されたフランジ部で構成されていることを特徴とする、請求項2に記載の食品陳列用容器。
  4. 上記蓋体が係止されている端部側であって、少なくとも上記隅切りされている角部側の、容器本体及び蓋体の角部も隅切りされていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の食品陳列用容器。
  5. 上記蓋体が上方に膨出した形状を有しており、該蓋体の取っ手部とされた角部付近の蓋体の膨出部にリブが形成されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の食品陳列用容器。
  6. 上記リブが取っ手部とされた蓋体の角部を指し示す矢印形状に形成されていることを特徴とする、請求項5に記載の食品陳列用容器。
  7. 上記蓋体が係止されている端部とは反対側の容器本体の端部に切り欠きが形成され、該容器本体の切り欠き部よりも外方に突出することとなる蓋体の端部が更に取っ手部とされていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の食品陳列用容器。
  8. 上記蓋体が上記容器本体の長辺側の端部に係止されていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の食品陳列用容器。
  9. 上記蓋体が透明樹脂シート成形体により構成されていることを特徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載の食品陳列用容器。
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