JP3157774U - 蓋付き食品陳列用容器及び該容器の蓋体を形成する蓋体形成用シート - Google Patents

蓋付き食品陳列用容器及び該容器の蓋体を形成する蓋体形成用シート Download PDF

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Abstract

【課題】容器から食品をスムースに取り出すことができる蓋付き食品陳列用容器を提供し、さらに、そのような容器の組み立て性,防塵性を高めた蓋体形成用シートを提供すること。【解決手段】平面視が矩形の容器本体40と、該容器本体を覆い前方部分に開口部を有する上方に膨出した形状の蓋体10とからなる蓋付き食品陳列用容器であって、前記容器本体は、平坦な商品載置面41bを有し、該商品載置面が周縁とほぼ同じ高さに形成され、前記蓋体は、天板部11と左右側面部12,13と後方側面部14とが形成された透明な合成樹脂展開シートによって構成され、前記蓋体の左右側面部及び後方側面部を天板部に対してそれらの境界で折り曲げるとともに、前記左右側面部及び前記後方側面部の自由端を前記容器本体の周縁に結合させることによって形成されていることを特徴とする。【選択図】 図3

Description

本考案は、蓋付き食品陳列用容器及び該容器の蓋体を形成する蓋体形成用シートに関するものである。
スーパーマーケット等において、カツ、コロッケ、てんぷら等の惣菜は、それらをトレー上に並べた状態で販売されており、購入者はそこからトングで惣菜を挟んで取り出し、別の容器に入れてレジまで持参するという方法が取られている。
しかしながら、このように惣菜がトレー上に裸のまま並べられていると、周囲から塵埃等が付着する虞があり、非衛生的である。
そこで、スーパーマーケット等によっては、透明な蓋を有する食品陳列用容器(例えば特許文献1)を使用し、容器内に惣菜を並べた状態で収容し、蓋をして惣菜を保護し、購入する際に、購入者が蓋を開けて中から惣菜を取り出し、その後蓋を閉じるようにしている。
しかしながら、この場合にも、蓋体が、その端部を除いてその大部分が上方へ開くものであるため、容器が高い位置に置かれている場合には、食品を取り出し難くなり、また蓋体の開閉にあたって上方に広いスペースを必要とするため、上方に十分なスペースが取れない場合、例えば段の高さが十分でない多段の陳列ケースなどに該容器を載置した場合には、蓋体を開けようとすると、上段の棚板に蓋体が当たってしまう虞がある。
そこで、本件出願人は、蓋体の前方部分のみに開口部を設けた食品陳列用容器を考え、実用新案登録出願を行った(特許文献2)。しかしこの場合には、開口を蓋体の側部に形成するため、食品の取り出しを容易にすべく、蓋体の背を高くする必要があるが、このような蓋体を従来のように熱成形又は圧縮成形によってシート状の合成樹脂を加工することでは、歩留まりが悪くなる虞がある。そこで、蓋体の天板部,左右側面部及び後方側面部を形成した展開樹脂シートを型抜きし、それらの各部をそれらの境界で折り曲げることによって蓋体を形成することによって、上記課題を解決した。
実用新案登録第3093200号公報 実用新案登録第3126317号公報
しかしながら、上記した特許文献2に開示した蓋付きの食品陳列用容器にあっては、食品を収容載置する位置が、開口の高さよりも低く(実施の形態では、3cm程度)なっているため、容器から食品を取り出す際に、開口の下縁に引っ掛かる場合がある。
本考案は、上述した背景技術が有する課題に鑑みなされたものであって、その目的は、容器から食品をスムースに取り出すことができる蓋付き食品陳列用容器を提供し、さらに、そのような容器の組立て性,防塵性を高めた蓋体形成用シートを提供することにある。
上記した目的を達成するため、請求項1の蓋付き食品陳列用容器は、平面視が矩形の容器本体と、該容器本体を覆い前方部分に開口部を有する上方に膨出した形状の蓋体とからなる蓋付き食品陳列用容器であって、前記容器本体は、平坦な商品載置面を有し、該商品載置面が周縁とほぼ同じ高さに形成され、前記蓋体は、天板部と左右側面部と後方側面部とが形成された透明な合成樹脂展開シートによって構成され、前記蓋体の左右側面部及び後方側面部を天板部に対してそれらの境界で折り曲げるとともに、前記左右側面部及び前記後方側面部の自由端を前記容器本体の周縁に結合させることによって形成されていることを特徴とする。
この考案において、商品載置面が周縁とほぼ同じとしているのは、食品の出し入れの際に、周縁又は商品載置面が邪魔にならないようにするためであり、それらの段差は、±5mm以内が好ましい。
また、請求項2の蓋付き食品陳列用容器は、請求項1に記載の考案において、前記容器本体が合成樹脂シートを成形することによって形成されていることを特徴とする。
また、請求項3の蓋付き食品陳列用容器は、請求項1又は2に記載の考案において、前記容器本体の商品載置面と周縁との間に周溝が形成されていることを特徴とする。
また、請求項4の蓋付き食品陳列用容器は、請求項3に記載の考案において、前記容器本体の商品載置面に、前記周溝に連通する複数本の溝が形成されていることを特徴とする。
また、請求項5の蓋付き食品陳列用容器は、請求項4に記載の考案において、前記容器本体の商品載置面に形成された溝の底壁下面と、前記周溝の底壁下面とが、同一平面上に形成され、それらの底壁下面が接地面を成すことを特徴とする。
また、請求項6の蓋付き食品陳列用容器は、請求項1又は2に記載の考案において、前記蓋体における天板部と、左右側面部および後方側面部との境界に、それらを互いに折り曲げるための凹条が形成されていることを特徴とする。
また、請求項7の蓋付き食品陳列用容器は、請求項1,2,6のいずれかに記載の考案において、前記蓋体における天板部周縁、左右側面部の天板部側縁及び前後端縁、後方側面部の天板部側縁及び両側縁に、それらの縁に沿って周縁リブが形成されていることを特徴とする。
また、請求項8の蓋付き食品陳列用容器は、請求項7に記載の考案において、前記蓋体の左右側面部における両端縁の前記周縁リブ間に、天板部側縁から自由端縁部に向けて中間リブが形成されていることを特徴とする。
また、請求項9の蓋付き食品陳列用容器は、請求項1,2,6〜8のいずれかに記載の考案において、前記蓋体の後方側面部における左右縁部の前記周縁リブ間に、天板部側縁から自由端縁部に向けて中間リブが形成されていることを特徴とする。
また、請求項10の蓋付き食品陳列用容器は、請求項1,2,6〜9のいずれかに記載の考案において、前記蓋体の左右側面部の後端縁にそれぞれ張り出す舌片が形成され、前記蓋体の左右側面部及び後方側面部を天板部に対してそれらの境界で折り曲げるとともに、前記左右側面部の舌片を前記後方側面部の左右側縁に重ね合わせることによって形成されることを特徴とする。
また、請求項11の蓋付き食品陳列用容器は、請求項10に記載の考案において、前記蓋体の左右側面部と舌片との境界に、それらを互いに折り曲げるための凹条が形成されていることを特徴とする。
また、請求項12の蓋付き食品陳列用容器は、請求項1,2,6〜9のいずれかに記載の考案において、前記蓋体の後方側面部の左右縁部にそれぞれ張り出す舌片が形成され、前記蓋体の左右側面部及び後方側面部を天板部に対してそれらの境界で折り曲げた状態で、前記後方側面部の舌片を前記左右側面部の後方端縁に重ね合わせることによって形成されることを特徴とする。
また、請求項13の蓋付き食品陳列用容器は、請求項12に記載の考案において、前記蓋体の後方側面部と前記舌片との境界に、それらを互いに折り曲げるための凹条が形成されていることを特徴とする。
また、請求項14の蓋付き食品陳列用容器は、請求項1〜13のいずれかに記載の考案において、前記蓋体と容器本体とが、前記蓋体の左右側面部の自由端縁部と後方側面部の自由端縁部、及び容器本体の左右側部と後方端部にそれぞれ形成された凹部及び/又は凸部の嵌合により結合されていることを特徴とする。
また、請求項15の蓋付き食品陳列用容器は、請求項1〜13のいずれかに記載の考案において、前記蓋体と容器本体とが、前記蓋体の左右側面部の自由端縁部と後方側面部の自由端縁部、及び容器本体の左右側部と後方端部にそれぞれ形成された舌片及び/又は切込の挿入により結合されていることを特徴とする。
また、請求項16の蓋付き食品陳列用容器は、請求項14に記載の考案において、前記蓋体の左右側面部の自由端縁部と後方側面部の自由端縁部、及び容器本体の左右側部と後方端部にフランジ部がそれぞれ形成され、それらのフランジ部に前記凹部及び/又は凸部が形成され、前記蓋体のフランジ部を前記容器本体のフランジ部に重ね合わせることによって、前記凹部及び/又は凸部を互いに嵌合させることによって形成したことを特徴とする。
また、請求項17の蓋付き食品陳列用容器は、請求項15に記載の考案において、前記蓋体の左右側面部の自由端縁部と後方側面部の自由端縁部、及び容器本体の左右側部と後方端部にフランジ部がそれぞれ形成され、それらのフランジ部に前記舌片及び/又は切込が形成され、前記蓋体のフランジ部を前記容器本体のフランジ部に重ね合わせることによって、前記舌片及び/又は切込を互いに挿入させることによって形成したことを特徴とする。
また、請求項18の蓋付き食品陳列用容器は、請求項16又は17に記載の考案において、前記蓋体及び前記容器本体と前記フランジ部との境界に、前記蓋体及び前記容器本体に対して前記フランジ部を折り曲げるための凹条が形成されていることを特徴とする。
また、請求項19の蓋付き食品陳列用容器は、請求項16〜18のいずれかに記載の考案において、前記蓋体及び前記容器本体と前記フランジ部との境界に、前記蓋体及び前記容器本体に対して前記フランジ部を折り曲げるためのミシン目状の切込みが入れられていることを特徴とする。
また、請求項20の蓋付き食品陳列用容器は、請求項1〜13のいずれかに記載の考案において、前記蓋体の左右側面部の自由端縁部と後方側面部の自由端縁部、及び容器本体の左右側部と後方端部にフランジ部がそれぞれ形成され、前記蓋体のフランジ部と前記容器本体のフランジ部とを内方に折り曲げて、前記蓋体と前記容器本体とを互いに結合させることによって形成されていることを特徴とする。
また、請求項21の蓋付き食品陳列用容器は、請求項1又は2に記載の考案において、前記蓋体の開口部を塞ぐ開閉部材を備え、該開閉部材の端部にフランジ部が形成されるとともに、該フランジ部との境界に幅方向に延びるヒンジが形成され、前記フランジ部を容器本体の前方端部に結合させることによって、前記開閉部材を前記蓋体の開口部に対して開閉自在に設けられていることを特徴とする。
また、請求項22の蓋付き食品陳列用容器は、請求項21に記載の考案において、前記開閉部材は、その周縁の除く部分が一方に膨出形成されていることを特徴とする。
また、請求項23の蓋付き食品陳列用容器は、請求項21又は22に記載の考案において、前記開閉部材の自由端縁部に、把手用凹部が形成されていることを特徴とする。
また、請求項24の蓋付き食品陳列用容器は、請求項21〜23のいずれかに記載の考案において、前記開閉部材と容器本体とが、該開閉部材の端部、及び容器本体の前方端部にそれぞれ形成された凹部及び/又は凸部の嵌合により結合されていることを特徴とする。
また、請求項25の蓋付き食品陳列用容器は、請求項21〜23のいずれかに記載の考案において、前記開閉部材と容器本体とが、該開閉部材の端部、及び容器本体の前方端部にそれぞれ形成された舌片及び/又は切込の挿入により結合されていることを特徴とする。
また、請求項26の蓋体形成用シートは、平坦な商品載置面を備えた底壁を有する矩形の容器本体と、該容器本体を覆い前方部分に開口部を有する上方に膨出した形状の蓋体とからなる蓋付き食品陳列用容器の前記蓋体を形成する蓋体成形用シートであって、天板部と、該天板部と連接する左右側面部、及び後方側面部とにより構成された透明な合成樹脂展開シートからなることを特徴とする。
また、請求項27の蓋体形成用シートは、請求項26に記載の考案において、前記天板部と前記左右側面部及び前記後方側面部との境界に、それらを折り曲げるための凹条が形成されていることを特徴とする。
また、請求項28の蓋体形成用シートは、請求項26又は27に記載の考案において、前記左右側面部の自由端縁部と後方側面部の自由端縁部にフランジ部が形成され、それらのフランジ部に、容器本体との結合用の凹部及び/又は凸部が形成されていることを特徴とする。
また、請求項29の蓋体形成用シートは、請求項26又は27に記載の考案において、前記左右側面部の自由端縁部と後方側面部の自由端縁部にフランジ部が形成され、それらのフランジ部に、容器本体との結合用の舌片及び/又は切込が形成されていることを特徴とする。
また、請求項30の蓋体形成用シートは、請求項28又は29に記載の考案において、前記左右側面部とフランジ部との境界及び前記後方側面部とフランジ部との境界に、それらを折り曲げるための凹条が形成されていることを特徴とする。
また、請求項31の蓋体形成用シートは、請求項28〜30のいずれかに記載の考案において、前記左右側面部とフランジ部との境界及び前記後方側面部とフランジ部との境界に、ミシン目状の切込みが入れられていることを特徴とする。
また、請求項32の蓋体形成用シートは、請求項26〜31のいずれかに記載の考案において、前記蓋体における天板部周縁、左右側面部の天板部側縁及び前後端縁、後方側面部の天板部側縁及び両側縁に、それらの縁に沿って凹条による周縁リブがそれぞれ形成されていることを特徴とする。
また、請求項33の蓋体形成用シートは、請求項32に記載の考案において、前記蓋体の左右側面部における両端縁の前記リブ間に、天板部側縁から自由端縁部に向けて凹条による中間リブが形成されていることを特徴とする。
また、請求項34の蓋体形成用シートは、請求項26〜33のいずれかに記載の考案において、前記左右側面部の後方端縁からそれぞれ張り出す舌片を備えていることを特徴とする。
また、請求項35の蓋体形成用シートは、請求項34に記載の考案において、前記左右側面部と前記舌片との境界に、それらを折り曲げるための凹条が形成されていることを特徴とする。
また、請求項36の蓋体形成用シートは、請求項26〜33のいずれかに記載の考案において、前記後方側面部の両側縁からそれぞれ張り出す舌片を備えていることを特徴とする。
また、請求項37の蓋体形成用シートは、請求項36に記載の考案において、前記後方側面部と前記舌片との境界に、それらを折り曲げるための凹条が形成されていることを特徴とする。
また、請求項38の蓋体形成用シートは、請求項26〜37のいずれかに記載の考案において、前記合成樹脂展開シートが、ポリスチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂から選択される一種以上の透明な熱可塑性樹脂から形成されていることを特徴とする。
請求項1の蓋付き食品陳列用容器によれば、商品載置面が周縁とほぼ同じ高さに形成されているので、商品載置面から食品を取り出す際に、容器本体周縁が邪魔になることがなく、食品を容易に取り出すことができる。また、蓋体は、合成樹脂展開シートを折り曲げることによって形状されるので、十分な高さの蓋体を歩留まりよく容易に得ることができる。
また、請求項2の蓋付き食品陳列用容器によれば、容器本体が合成樹脂シートによって形成されるので、軽量かつ安価になる。
また、請求項3の蓋付き食品陳列用容器によれば、商品載置面上の食品から汁が出た場合に、その汁は周溝に流れるので、食品の底面が濡れるのを防止することができる。
また、請求項4の蓋付き食品陳列用容器によれば、商品載置面上の食品から汁が出た場合に、商品載置面の溝を介して周溝に流れるので、食品の底面が濡れるのより確実に防止することができる。
また、請求項5の蓋付き食品陳列用容器によれば、容器本体の底面が全体に亘って配置されるため、容器が安定して保持される。特に、容器本体が合成樹脂シートによって形成される場合には、周溝の底壁下面が接地して、商品載置面の底壁は接地面から浮いた状態に位置されるため、食品を載せた場合に商品載置面は凹む虞があるが、商品載置面に形成される溝の底壁下面が接地するため、商品載置面が変形されることなく安定して保持される。
また、請求項6の蓋付き食品陳列用容器によれば、天板部と左右側面部および後方側面部との境界に凹条が形成されているので、天板部に対して左右側面部および後方側面部を容易に折り曲げることができる。
また、請求項7の蓋付き食品陳列用容器によれば、周縁リブによって天板部、左右側面部及び後方側面部の強度が増すので、それらの肉厚を薄くすることができ、材料の削減が図れ、蓋体の軽量化が図れる。
また、請求項8の蓋付き食品陳列用容器によれば、中間リブによって天板部、左右側面部の強度をより強くすることができので、それらの肉厚をより薄くすることができ、材料の削減が図れ、蓋体の軽量化がより図れる。
また、請求項9の蓋付き食品陳列用容器によれば、中間リブによって後方側面部の強度をより強くすることができる。
また、請求項10の蓋付き食品陳列用容器によれば、舌片によって左右側面部の後端縁と後方側面部の左右側縁との会合部が塞がれるので、塵埃等の侵入を防止することができる。
また、請求項11の蓋付き食品陳列用容器によれば、左右側面部と舌片との境界に凹条が形成されているので、左右側面部に対して舌片を容易かつ確実に折り曲げることができる。
また、請求項12の蓋付き食品陳列用容器によれば、舌片によって左右側面部の後端縁と後方側面部の左右側縁との会合部が塞がれるので、塵埃等の侵入を防止することができる。
また、請求項13の蓋付き食品陳列用容器によれば、後方側面部と舌片との境界に凹条が形成されているので、後方側面部に対して舌片を容易かつ確実に折り曲げることができる。
また、請求項14の蓋付き食品陳列用容器によれば、結合手段として凹部及び/又は凸部を採用しているので、製造が容易であり、かつ組付けが容易になる。
また、請求項15の蓋付き食品陳列用容器によれば、結合手段として舌片及び/又は切込を採用しているので、製造が容易であり、かつ組付けが容易になる。
また、請求項16の蓋付き食品陳列用容器によれば、フランジ部によって蓋体と容器本体が互いに結合されるので、両者間の密閉効果が高くなり、それらが凹凸嵌合によって結合されるので、蓋体と容器本体との組み立てが容易である。
また、請求項17の蓋付き食品陳列用容器によれば、フランジ部によって蓋体と容器本体が互いに結合されるので、両者間の密閉効果が高くなり、それらが舌片の切込への挿入によって結合されるので、蓋体と容器本体との組み立てが容易である。
また、請求項18の蓋付き食品陳列用容器によれば、蓋体及び容器本体とフランジ部との境界に、凹条が形成されているため、フランジ部を容易かつ確実に折り曲げることができる。
また、請求項19の蓋付き食品陳列用容器によれば、蓋体及び前記容器本体とフランジ部との境界にミシン目状の切込みが形成されているため、フランジ部をさらに容易かつ確実に折り曲げることができる。
また、請求項20の蓋付き食品陳列用容器によれば、フランジ部が容器内方に向けて折り曲げられているので、容器の内容積を大きくすることができ、かつ蓋体の保形性がよいものとなる。
また、請求項21の蓋付き食品陳列用容器によれば、蓋体の開口部が開閉部材によって閉塞されるので、塵埃等の容器内への侵入が防止され、開閉部材が手前開きとなるため、上方に開口するためのスペースを必要とせず、さらには、開閉部材を手で支え持つ必要もないため、内部の食品の取り出しも容易に行なうことができる。
また、請求項22の蓋付き食品陳列用容器によれば、開閉部材が立体的に形成されるので、強度が増し変形し難くなる。
また、請求項23の蓋付き食品陳列用容器によれば、把手があるので、開閉部材の開閉が容易になり、しかも、把手を別個に取付ける必要がなく開閉部材と一体に形成されるので開閉部材が安価に得られる
また、請求項24の蓋付き食品陳列用容器によれば、開閉部材と容器本体とが凹凸嵌合によって結合されるので、開閉部材と容器本体との組み立てが容易である。
また、請求項25の蓋付き食品陳列用容器によれば、開閉部材と容器本体とが舌片の切込への挿入によって結合されるので、開閉部材と容器本体との組み立てが容易である。
また、請求項26の蓋体形成用シートによれば、天板部、左右側面部、後方側面部が同一のシートによって形成されているので、効率のよい材料取りが行なえ、折り曲げることによって蓋体を形成することができるので、蓋体の形成作業も容易である。
また、請求項27の蓋体形成用シートによれば、凹条によって天板部に対して左右側面部及び後方側面部の折り曲げが容易になる。
また、請求項28の蓋体形成用シートによれば、凹部及び/又は凸部によって連結手段を形成しているので、連結手段の形成が容易であり、かつ、組み付けも容易になる。
また、請求項29の蓋体形成用シートによれば、舌片及び/又は切込によって連結手段を形成しているので、連結手段の形成が容易であり、かつ、組み付けも容易になる。
また、請求項30の蓋体形成用シートによれば、左右側面部とフランジ部との境界及び後方側面具とフランジ部との境界に凹条が形成されているので、フランジ部の折り曲げが容易になる。
また、請求項31の蓋体形成用シートによれば、左右側面部とフランジ部との境界及び後方側面具とフランジ部との境界にミシン目状の切込みが形成されているので、フランジ部の折り曲げが容易になる。
また、請求項32の蓋体形成用シートによれば、周縁リブによって天板部、左右側面部及び後方側面部の強度が増すので、それらの肉厚を薄くすることができ、材料の削減が図れ、蓋体の軽量化が図れる。
また、請求項33の蓋体形成用シートによれば、中間リブによって天板部、左右側面部の強度をより強くすることができので、それらの肉厚をより薄くすることができ、材料の削減が図れ、蓋体の軽量化がより図れる。
また、請求項34の蓋体形成用シートによれば、舌片によって左右側面部の後端縁と後方側面部の左右側縁との会合部が塞がれるので、塵埃等の侵入を防止することができる。
また、請求項35の蓋体形成用シートによれば、左右側面部と舌片との境界に凹条が形成されているので、舌片の折り曲げが容易になる。
また、請求項36の蓋体形成用シートによれば、舌片によって左右側面部の後端縁と後方側面部の左右側縁との会合部が塞がれるので、塵埃等の侵入を防止することができる。
また、請求項37の蓋体形成用シートによれば、左右側面部とフランジ部との境界及び後方側面具とフランジ部との境界に凹条が形成されているので、フランジ部の折り曲げが容易になる。
また、請求項38の蓋体形成用シートによれば、上記透明樹脂展開シートが、ポリスチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂から選択される一種以上の熱可塑性樹脂からなるため、成形性に優れているため寸法精度のよい蓋体が得られ、しかも透明性が高いため、内容物を容易に吟味することができる。
本考案に係る蓋付き食品陳列用容器の分解斜視図である。 蓋体を形成する蓋体形成用シートの展開図である. 蓋体、開閉部材および容器本体とを組付けて形成した蓋付き食品陳列用容器を示した斜視図である。 (a),(b),(c)は、それぞれ図3におけるA−A線断面、B−B線断面、及びC−C線断面図である。
以下、上記した本考案に係る蓋付き食品陳列用容器及び蓋体形成用シートを、図面に示した実施の形態に基づいて詳細に説明する。
本実施形態の食品陳列用容器1は、図1に示したように、前方に開口10aを有する蓋体10と、開口10aを閉成する開閉部材30と、食品を載置する容器本体40とによって構成されている。
図2は、蓋体10を形成する蓋体形成用シート2を示している。蓋体形成用シート2は、透明な合成樹脂によって形成され、矩形の天板部11と、該天板部11の左方及び右方にそれぞれ連接された左側面部12及び右側面部13と、前記天板部11の後方に連接された後方側面部14と、左右側面部の後端縁にそれぞれ連設された舌片15,16とを備えている。
左側面部12及び右側面部13の自由端縁には、フランジ部12a,13aがそれぞれ連設されている。それらのフランジ部12a,13aには、それぞれ上方に突出する3個の円形凸部17が形成され、該円形凸部17間には、それぞれ上方に突出する2本の凸条18が形成されている。また、後方側面部14の自由端縁にも、フランジ部14aが連設され、そのフランジ部14aにも、上方に突出する3個の円形凸部17が形成され、該円形凸部17間に、上方に突出する2本の凸条18が形成されている。
天板部11には、天板部11の周縁に沿って周縁リブ19aが形成されている。また、左右側面部12,13には、天板部側縁,前端側縁,後端側縁に沿って周縁リブ19aが形成され、さらに、中間部に、天板部側縁から自由端縁に向かって2本の中間リブ19bが形成されている。また、後方側面部14には、天板部側縁,両側縁に沿って周縁リブ19aが形成され、さらに、中間部に、天板部側縁から自由端縁に向かって1本の中間リブ19bが形成されている。また、舌片15,16には、左右側面部12,13の後端縁に沿ってリブ19cがそれぞれ形成されている。
また、天板部11と左右側面部12,13及び後方側面部14との境界には、天板部11に対して左右側面部12,13及び後方側面部14が折り曲げ易いように下方に開口する凹条20が形成され、左右側面部12,13の後端縁と舌片15、16との境界に、左右側面部12,13に対して舌片15,16が折り曲げ易いように下方に開口する凹条20が形成されている。さらに、左右側面部12,13の自由端縁及び後方側面部14の自由端縁と、フランジ部12a,13a,14aとの境界には、左右側面部12,13及び後方側面部14に対してフランジ部12a,13a,14aが折り曲げ易いように下方に開口する凹条12b,13b,14bが形成され、さらに、それらの凹条12b,13b,14bにミシン目状の切込み12c,13c,14cが入れられている。
なお、前記凹条20は、その部分を他の部分に対して肉厚を薄くなるように成形してもよく、肉厚を薄くすることなく、単に凹条に成形してもよい。また、左右側面部12,13の自由端縁及び後方側面部14の自由端縁と、フランジ部12a,13a,14aとの境界には、凹条12b,13b,14bを形成するとともに、それらの凹条にミシン目状の切込み12c,13c,14cも入れているが、いずれか一方であってもよい。
この蓋体形成用シート2は、図1に示すように、凹条20において左右側面部12,13に対して舌片15,16を内方に折り曲げるとともに、凹条20において天板部11に対して左右側面部12,13、及び後方側面部14をそれぞれ内方に折り曲げ、前方部分に開口10aを有する上方に膨出した形状の蓋体10に組み立てられる。
また、開閉部材30は、図1に示したように、周縁を除く前面部31が外方(図1において手前方向)に膨出形成されている。この開閉部材30は、前面部31の下方端部にフランジ部32を備えている。このフランジ部32には、上方に突出する3個の円形凸部33が形成され、該円形凸部33間に、上方に突出する2本の凸条34が形成されている。そして、このフランジ部32と前面部31の下端縁との境界には、凹条によって形成されたヒンジ35が配設されている。また、前面部31の上端縁には、下方に突出する把手36が形成されている。また、両側周縁には、左右方向に張り出す舌片状の把手37が形成され、それらの把手37には、リブ38が形成されている。
容器本体40は、図1に示したように、矩形状を成し、惣菜等の商品を並べて収容する収容部41を有している。この収容部41は、湾曲面によって形成される周溝41aと、中央部が周溝41aの下端よりも僅かに高い平面状の商品載置面41bによって画成されている。そして、商品載置面41bには、5本の溝41cが形成されている。また、収容部41を画成する周縁には、外方へ張り出すフランジ部42が形成されている。フランジ部42の周縁は下方に折り曲げられ、さらに水平方向外方へ張り出す縁部43が形成されている。
そして、フランジ部42には、それぞれ上方に開口する3個の円形凹部44が形成され、その円形凹部44間に、それぞれ上方に開口する2本の凹条45が形成されている。
上記のように組み立てられた蓋体10は、図3に示したように、蓋体10の左右側面部12,13及び後方側面部14のフランジ部12a,13a,14aを内方へ折り曲げ、それらのフランジ部12a,13a,14aに形成された円形凸部17を容器本体40のフランジ部42に形成した円形凹部44に嵌合させる〔図4(a)参照〕ことによって、容器本体40に連結される。その際、左右側面部12,13及び後方側面部14のフランジ部12a,13a,14aに形成された凸条18も容器本体40の凹条45に嵌合され〔図4(b)参照〕、蓋体10の位置決めが強化される。
また、左右側面部12,13の舌片15,16が後方側面部14の両側縁に重ね合わされ、左右側面部12,13と後方側面部14との間の間隙が確実に塞がれるとともに、後方側面部14の両側縁に形成された周縁リブ19aの一部が左右側面部12,13の舌片15,16に形成されたリブ19cに嵌合するため、後方側面部14と左右側面部12,13とがより強固に連結される。
また、開閉部材30は、開閉部材30のフランジ部32に形成された円形凸部33を容器本体40の円形凹部44に嵌合させる〔図4(c)参照〕ことによって、容器本体40に連結される。すると、開閉部材30のフランジ部32に形成された凸条34も容器本体40の凹条45に嵌合され、開閉部材30の位置決めが強化される。
このようにして組み付けられた蓋付き食品陳列用容器1は、容器本体40の収容部41の商品載置面41bに惣菜等を並べて、陳列棚等に置かれる。その際、蓋体10及び開閉部材30の存在によって、周囲から塵埃等が入り難いものとなる。また、収納した惣菜等から汁が流れ出た場合には、汁は容器本体40の商品載置面41bに形成された溝41cに流れ込み、惣菜等の底面が濡れるのを防止する。
そして、開閉部材30の把手36又は把手37に指を掛けて手前に引くと、開閉部材30はヒンジ35を中心にして手前開きに回動され、図3に示したように、蓋体10の開口10aが開成状態とされる。そこで、購買者は、容器本体40の収容部41から惣菜等を取り出すことができる。
この蓋付き食品陳列用容器1の大きさは、幅30cm、長さ40cm、高さ10cm程度であり、収容部41の深さは5mm程度である。
上記した蓋体形成用シート(透明樹脂展開シート)2、開閉部材30、更に容器本体40は、いずれも熱可塑性樹脂シートを熱成形し、平板状の抜き型で打ち抜くことにより得られるものであるが、その熱可塑性樹脂シートの基材樹脂としては、スチレンの単独重合体樹脂、スチレンと他のモノマーとから製造されたスチレン系共重合体樹脂、スチレンの単独重合体樹脂及び/又はスチレン系共重合体樹脂とスチレン−ブタジエンブロック共重合体との混合物、ゴム状重合体の存在下でスチレン系モノマーを重合することによって得られるゴム変性スチレン系樹脂(耐衝撃性ポリスチレン)、或いは上記したスチレン系の樹脂と他の樹脂及び/又はゴム状重合体との混合物等の、スチレン成分比率が50重量%以上であるポリスチレン系樹脂或いはポリスチレン系樹脂組成物;エチレンの単独重合体樹脂、エチレンと他のモノマーとから製造されたエチレン系共重合体樹脂、エチレンの単独重合体樹脂及び/又はエチレン系共重合体樹脂にスチレン系モノマー等のビニルモノマーを含浸させて重合してなるグラフト変性エチレン系樹脂、或いは上記エチレン系の樹脂と他の樹脂及び/又はゴム状重合体との混合物等の、エチレン成分比率が50重量%以上であるポリエチレン系樹脂或いはポリエチレン系樹脂組成物;プロピレンの単独重合体樹脂、プロピレンと他のモノマーとから製造されたプロピレン系共重合体樹脂、プロピレンの単独重合体樹脂及び/又はプロピレン系共重合体樹脂にスチレン系モノマー等のビニルモノマーを含浸させて重合してなるグラフト変性プロピレン系樹脂、或いは上記プロピレン系の樹脂と他の樹脂及び/又はゴム状重合体との混合物等の、プロピレン成分比率が50重量%以上であるポリプロピレン系樹脂或いはポリプロピレン系樹脂組成物;ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、テレフタル酸とエチレングリコールとシクロヘキサンジメタノールとの共重合体等の芳香族ポリエステル樹脂;ポリブチレンアジペート、ポリブチレンサクシネート、ポリブチレンアジペートサクシネート、ポリ乳酸等の脂肪族ポリエステル系樹脂;ポリ塩化ビニル系樹脂;ポリカーボネート樹脂;ポリアミド樹脂;ポリフェニレンエーテル樹脂;或いは上記した樹脂の2以上の混合物等が例示される。なお、容器本体40は、合成樹脂製のものに限らず、金属製の容器等を採用することもできる。
特に上記樹脂の中でも、蓋体形成用シート(透明樹脂展開シート)2、開閉部材30としては、上記した樹脂又は樹脂組成物を基材樹脂とする透明性の高い樹脂、中でも、ポリスチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、特に透明ポリプロピレン系樹脂、延伸ポリスチレン樹脂から選択される一種以上の熱可塑性樹脂シートからなるものが好適に使用される。
一方、容器本体40としては、ポリスチレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂組成物、ポリプロピレン系樹脂或いはポリプロピレン系樹脂組成物等を基材樹脂とする熱可塑性樹脂発泡シートからなるものが強度、断熱性及び軽量性の点で好ましく、その中でも、ポリプロピレン系樹脂或いはポリプロピレン系樹脂組成物を基材樹脂とする熱可塑性樹脂発泡シートからなるものが耐油性及び耐熱性が高いことから好ましく、また、ポリスチレン系樹脂或いはポリスチレン樹脂組成物を基材樹脂とする熱可塑性樹脂発泡シートからなるものが安価である上、強度、成形性に優れることから好ましい。また、容器本体40としては、上記した通り、熱可塑性樹脂発泡シートからなるものが好適に使用されるが、コストや、容器本体と蓋体との嵌合部の強度、成形性、使用形態を考慮して非発泡の熱可塑性樹脂シートからなるものが使用される場合もある。また、上記熱可塑性樹脂シートは、着色剤、無機充填剤等の各種添加剤を配合したものとすることもできる。また、容器本体40が熱可塑性樹脂により形成される場合、上記の樹脂シートを熱成形することにより得られるものに限らず、射出成形等、他の樹脂加工方法により得られたものであってもよい。なお、容器本体40の厚みは0.1〜3.0mmが好ましく、0.2〜2.0mmがより好ましい。
上記熱可塑性樹脂発泡シートは、通常、厚み0.3〜8.0mm、見掛密度0.05〜0.5g/cm3であるが、特に、厚み0.5〜5.0mm、見掛密度0.06〜0.45g/cm3であると熱成形に優れるため好ましい。なお、熱可塑性樹脂発泡シートとしては、非発泡シート及び/又は非発泡フィルムが積層された積層体であっても構わない。
一方、上記非発泡の熱可塑性樹脂シートは、蓋体形成用シート(透明樹脂展開シート)2、開閉部材30として使用される場合には、その厚みは0.07〜2.0mmが好ましく、0.1〜1.0mmがより好ましい。
上記熱可塑性樹脂シート(上記した非発泡の熱可塑性樹脂シートと熱可塑性樹脂発泡シートの双方を包括的に指す)は、従来周知の方法にて製造され、該熱可塑性樹脂シートを従来周知の真空成形、圧空成形等の熱成形手段により成形し、平板状の抜き型によって打ち抜くことにより、上記した蓋体形成用シート(透明樹脂展開シート)2、開閉部材30、更には容器本体40を得ることができる。
以上、本考案に係る蓋付き食品陳列用容器及び蓋体形成用シートの実施の形態を説明したが、本考案は、何ら既述の実施の形態に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載した本考案の技術的思想の範囲内において、種々の変形、変更を加えた蓋付き食品陳列用容器及び蓋体形成用シートとすることができることは当然である。
例えば、上記実施形態においては、蓋体10の開口部10aを塞ぐ開閉部材30を別途設けたものにつき説明したが、開閉部材30は必ずしも必要ではなく、常時、前方部分の開口部が開成した状態の蓋体を有する蓋付き食品陳列用容器としてもよい。
また、上記実施形態においては、惣菜等の食品を、直接容器本体40の収容部41の商品載置面41bに並べたものにつき説明したが、惣菜等を金属製等のパッドに入れ、該パッドを容器本体40の収容部41に入れてもよい。この場合においても、収容部41の商品載置面41bが周縁とほぼ同じ高さに形成されているため、パッドの出し入れは容易なものとなる。
また、上記実施形態においては、蓋体10と容器本体40との結合、及び開閉部材30と容器本体40との結合を、円形凸部17,33を円形凹部44に嵌合することにより行っているが、舌片を切込に挿入することにより行う構成としてもよい。
1 蓋付き食品陳列用容器
2 蓋体形成用シート
10 蓋体
10a 開口
11 天板部
12 左側面部
12a フランジ部
12b 凹条
12c 切込み
13 右側面部
13a フランジ部
13b 凹条
13c 切込み
14 後方側面部
14a フランジ部
14b 凹条
14c 切込み
15,16 舌片
17 円形凸部
18 凸条
19a,19b,19c リブ
20 凹条
30 開閉部材
31 前面部
32 フランジ部
33 円形凸部
34 凸条
35 ヒンジ
36,37 把手
38 リブ
40 容器本体
41 収容部
41a 周溝
41b 商品載置面
41c 溝
42 フランジ部
43 縁部
44 円形凹部
45 凹条

Claims (38)

  1. 平面視が矩形の容器本体と、該容器本体を覆い前方部分に開口部を有する上方に膨出した形状の蓋体とからなる蓋付き食品陳列用容器であって、
    前記容器本体は、平坦な商品載置面を有し、該商品載置面が周縁とほぼ同じ高さに形成され、
    前記蓋体は、天板部と左右側面部と後方側面部とが形成された透明な合成樹脂展開シートによって構成され、前記蓋体の左右側面部及び後方側面部を天板部に対してそれらの境界で折り曲げるとともに、前記左右側面部及び前記後方側面部の自由端を前記容器本体の周縁に結合させることによって形成されている、
    ことを特徴とする蓋付き食品陳列用容器。
  2. 前記容器本体が合成樹脂シートを成形することによって形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の蓋付き食品陳列用容器。
  3. 前記容器本体の商品載置面と周縁との間に周溝が形成されている、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の蓋付き食品陳列用容器。
  4. 前記容器本体の商品載置面に、前記周溝に連通する複数本の溝が形成されている、ことを特徴とする請求項3に記載の蓋付き食品陳列用容器。
  5. 前記容器本体の商品載置面に形成された溝の底壁下面と、前記周溝の底壁下面とが、同一平面上に形成され、それらの底壁下面が接地面を成す、ことを特徴とする請求項4に記載の蓋付き食品陳列用容器。
  6. 前記蓋体における天板部と、左右側面部および後方側面部との境界に、それらを互いに折り曲げるための凹条が形成されている、ことを特徴とする請求項1 又は2に記載の蓋付き食品陳列用容器。
  7. 前記蓋体における天板部周縁、左右側面部の天板部側縁及び前後端縁、後方側面部の天板部側縁及び両側縁に、それらの縁に沿って周縁リブが形成されている、ことを特徴とする請求項1,2,6のいずれかに記載の蓋付き食品陳列用容器。
  8. 前記蓋体の左右側面部における両端縁の前記周縁リブ間に、天板部側縁から自由端縁部に向けて中間リブが形成されている、ことを特徴とする請求項7に記載の蓋付き食品陳列用容器。
  9. 前記蓋体の後方側面部における左右縁部の前記周縁リブ間に、天板部側縁から自由端縁部に向けて中間リブが形成されている、ことを特徴とする請求項1,2,6〜8のいずれかに記載の蓋付き食品陳列用容器。
  10. 前記蓋体の左右側面部の後端縁にそれぞれ張り出す舌片が形成され、前記蓋体の左右側面部及び後方側面部を天板部に対してそれらの境界で折り曲げるとともに、前記左右側面部の舌片を前記後方側面部の左右側縁に重ね合わせることによって形成される、ことを特徴とする請求項1,2,6〜9のいずれかに記載の蓋付き食品陳列用容器。
  11. 前記蓋体の左右側面部と舌片との境界に、それらを互いに折り曲げるための凹条が形成されている、ことを特徴とする請求項10に記載の蓋付き食品陳列用容器。
  12. 前記蓋体の後方側面部の左右縁部にそれぞれ張り出す舌片が形成され、前記蓋体の左右側面部及び後方側面部を天板部に対してそれらの境界で折り曲げた状態で、前記後方側面部の舌片を前記左右側面部の後方端縁に重ね合わせることによって形成される、ことを特徴とする請求項1,2,6〜9のいずれかに記載の蓋付き食品陳列用容器。
  13. 前記蓋体の後方側面部と前記舌片との境界に、それらを互いに折り曲げるための凹条が形成されている、ことを特徴とする請求項12に記載の蓋付き食品陳列用容器。
  14. 前記蓋体と容器本体とが、前記蓋体の左右側面部の自由端縁部と後方側面部の自由端縁部、及び容器本体の左右側部と後方端部にそれぞれ形成された凹部及び/又は凸部の嵌合により結合されている、ことを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の蓋付き食品陳列用容器。
  15. 前記蓋体と容器本体とが、前記蓋体の左右側面部の自由端縁部と後方側面部の自由端縁部、及び容器本体の左右側部と後方端部にそれぞれ形成された舌片及び/又は切込の挿入により結合されている、ことを特徴とする、請求項1〜13のいずれかに記載の蓋付き食品陳列用容器。
  16. 前記蓋体の左右側面部の自由端縁部と後方側面部の自由端縁部、及び容器本体の左右側部と後方端部にフランジ部がそれぞれ形成され、それらのフランジ部に前記凹部及び/又は凸部が形成され、前記蓋体のフランジ部を前記容器本体のフランジ部に重ね合わせて、前記凹部及び/又は凸部を互いに嵌合させることによって形成される、ことを特徴とする請求項14に記載の蓋付き食品陳列用容器。
  17. 前記蓋体の左右側面部の自由端縁部と後方側面部の自由端縁部、及び容器本体の左右側部と後方端部にフランジ部がそれぞれ形成され、それらのフランジ部に前記舌片及び/又は切込が形成され、前記蓋体のフランジ部を前記容器本体のフランジ部に重ね合わせて、前記舌片及び/又は切込を互いに挿入させることによって形成される、ことを特徴とする請求項15に記載の蓋付き食品陳列用容器。
  18. 前記蓋体及び前記容器本体と前記フランジ部との境界に、前記蓋体及び前記容器本体に対して前記フランジ部を折り曲げるための凹条が形成されている、ことを特徴とする請求項16又は17に記載の蓋付き食品陳列用容器。
  19. 前記蓋体及び前記容器本体と前記フランジ部との境界に、前記蓋体及び前記容器本体に対して前記フランジ部を折り曲げるためのミシン目状の切込みが入れられている、ことを特徴とする請求項16〜18のいずれかに記載の蓋付き食品陳列用容器。
  20. 前記蓋体の左右側面部の自由端縁部と後方側面部の自由端縁部、及び容器本体の左右側部と後方端部にフランジ部がそれぞれ形成され、前記蓋体のフランジ部と前記容器本体のフランジ部とを内方に折り曲げて、前記蓋体と前記容器本体とを互いに結合させることによって形成されている、ことを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の蓋付き食品陳列用容器。
  21. 前記蓋体の開口部を塞ぐ開閉部材を備え、該開閉部材の端部にフランジ部が形成されるとともに、該フランジ部との境界に幅方向に延びるヒンジが形成され、前記フランジ部を前記容器本体の前方端部に結合させることによって、前記開閉部材が前記蓋体の開口部に対して開閉自在に設けられている、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の蓋付き食品陳列用容器。
  22. 前記開閉部材は、その周縁の除く部分が一方に膨出形成されている、ことを特徴とする請求項21に記載の蓋付き食品陳列用容器。
  23. 前記開閉部材の自由端縁部に、把手用凹部が形成されている、ことを特徴とする請求項21又は22に記載の蓋付き食品陳列用容器。
  24. 前記開閉部材のフランジ部と容器本体の前方端部とが、該開閉部材のフランジ部及び容器本体の前方端部にそれぞれ形成された凹部及び/又は凸部の嵌合により結合されている、ことを特徴とする請求項21〜23のいずれかに記載の蓋付き食品陳列用容器。
  25. 前記開閉部材のフランジ部と容器本体の前方端部とが、該開閉部材のフランジ部及び容器本体の前方端部にそれぞれ形成された舌片及び/又は切込の挿入により結合されている、ことを特徴とする請求項21〜23のいずれかに記載の蓋付き食品陳列用容器。
  26. 平坦な商品載置面を備えた底壁を有する矩形の容器本体と、該容器本体を覆い前方部分に開口部を有する上方に膨出する形状の蓋体とからなる蓋付き食品陳列用容器の前記蓋体を形成する蓋体成形用シートであって、
    天板部と、該天板部と連接する左右側面部、及び後方側面部とにより構成された透明な合成樹脂展開シートからなる、ことを特徴とする蓋体形成用シート。
  27. 上記天板部と前記左右側面部、及び前記後方側面部との境界に、それらを折り曲げるための凹条が形成されている、ことを特徴とする請求項26に記載の蓋体形成用シート。
  28. 前記左右側面部の自由端縁部と後方側面部の自由端縁部にフランジ部が形成され、それらのフランジ部に、容器本体との結合用の凹部及び/又は凸部が形成されている、ことを特徴とする請求項26又は27のいずれかに記載の蓋体形成用シート。
  29. 前記左右側面部の自由端縁部と後方側面部の自由端縁部にフランジ部が形成され、それらのフランジ部に、容器本体との結合用の舌片及び/又は切込が形成されている、ことを特徴とする請求項26又は27のいずれかに記載の蓋体形成用シート。
  30. 前記左右側面部とフランジ部との境界及び前記後方側面部とフランジ部との境界にそれらを折り曲げるための凹条が形成されている、ことを特徴とする請求項28又は29に記載の蓋体形成用シート。
  31. 前記左右側面部とフランジ部との境界及び前記後方側面部とフランジ部との境界にミシン目状の切込みが入れられている、ことを特徴とする請求項28〜30のいずれかに記載の蓋体形成用シート。
  32. 前記蓋体における天板部周縁、左右側面部の天板部側縁及び前後端縁、後方側面部の天板部側縁及び両側縁に、それらの縁に沿って凹条による周縁リブがそれぞれ形成されている、ことを特徴とする請求項26〜31のいずれかに記載の蓋体形成用シート。
  33. 前記蓋体の左右側面部における両端縁の前記リブ間に、天板部側縁から自由端縁部に向けて凹条による中間リブが形成されている、ことを特徴とする請求項32に記載の蓋体形成用シート。
  34. 前記左右側面部の後方端縁からそれぞれ張り出す舌片を備えた、ことを特徴とする請求項26〜33のいずれかに記載の蓋体形成用シート。
  35. 前記左右側面部と前記舌片との境界にそれらを折り曲げるための凹条が形成されている、ことを特徴とする請求項34に記載の蓋体形成用シート。
  36. 前記後方側面部の両側縁からそれぞれ張り出す舌片を備えた、ことを特徴とする請求項26〜33のいずれかに記載の蓋体形成用シート。
  37. 前記後方側面部と前記舌片との境界に、それらを折り曲げるための凹条が形成されている、ことを特徴とする請求項36に記載の蓋体形成用シート。
  38. 前記合成樹脂展開シートが、ポリスチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂から選択される一種以上の透明な熱可塑性樹脂によって形成されている、ことを特徴とする、請求項26〜37のいずれかに記載の蓋体形成用シート。
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