JP3190911U - 食品用包装容器 - Google Patents

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伸二 水谷
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Sekisui Kasei Co Ltd
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Abstract

【課題】ボリューム感を持たせることができ、中味が良く見える食品用包装容器を提供する。
【解決手段】食品を収容する食品用包装容器11について、基底部12と、平面視による端縁から基底部に対して上方に立ち上がる周壁と、基底部から下方へ凹み食品を収容する盛り付け凹部14と、基底部から上方に突出し盛り付け凹部を区切る仕切突起15とを備え、基底部が周壁から中央に向かって上方に傾斜する傾斜部分12aを有する。傾斜部分を設けたため、周壁を低く形成することができ、収容する食品にボリューム感を持たせることができる。
【選択図】図2

Description

本考案は食品の陳列、販売用または持ち帰り用などとして用いられる食品用包装容器に関し、より詳しくは巻き寿司と稲荷寿司を詰め合わせた助六寿司等を収容するのに好適な食品用包装容器に関する。
スーパーマーケットやコンビニエンスストアー等でお総菜やお弁当、野菜や魚等を陳列、販売するに際し、商品の確認や選択、販売を容易にするために、食品用包装容器にパックした食品が小売りされている。こうした食品用包装容器として、例えば、特開2008−189362号(特許文献1)には、生肉、生魚などの食材から放出された液体がトレイ内側の側壁部に移動することを防止して、展示販売中の商品の見栄えを良くした食品用トレイに関する考案が記載されている。
特開2008−189362号公報
このように食品用包装容器は、収容する食品の種類に応じた見栄えを良くする工夫がなされているが、一般的にはトレイ状とした食品用包装容器の形状から、収容する食品の一部は食品用包装容器の陰に隠れて見えないのが常である。しかしながら、隠れた部分が多くなると、収容された食品のボリューム感が薄れ商品価値を低めてしまうおそれがある。特に太巻き寿司と稲荷寿司を詰め合わせた助六寿司では、これを購入しようとする消費者は寿司のボリュームを要求し、また太巻き寿司の中味に関心が高いため、できるだけボリューム感を持たせることができ、また中味が見えるような食品用包装容器が要求されている。そこで本考案は、こうした要求を解決するためになされたものである。
上記課題を解決するために、次に示す食品用包装容器を提供する。
即ち、食品を収容する食品用包装容器であって、基底部と、平面視による端縁から基底部に対して上方に立ち上がる周壁と、基底部から下方へ凹み食品を収容する盛り付け凹部と、基底部から上方に突出し盛り付け凹部を区切る仕切突起とを備え、前記基底部が周壁から中央に向かって上方に傾斜する傾斜部分を有する食品用包装容器である。
この食品用包装容器では、基底部を設けたため、盛り付け凹部や仕切突起、周壁を分けることができ、また成形も容易である。また、平面視による端縁から基底部に対して上方に立ち上がる周壁を設けたため、蓋体との係合を可能とし、食品の外方へのはみ出しを抑制することができる。そして、基底部から下方へ凹み食品を収容する盛り付け凹部を設けたため、食品が容器内を横ずれすることを抑えることができる。さらに、基底部から上方に突出し盛り付け凹部を区切る仕切突起を設けたため、食品の横ずれを防止し高さのある食品を整えて載置することができる。加えて、基底部に周壁から中央に向かって上方に傾斜する傾斜部分を設けたため、周壁を低く形成することができ、収容する食品にボリューム感を持たせることができる。
周壁を平面視で矩形状に形成し、その辺部から立ち上がる側壁とその角部から立ち上がる角壁とを備えるものとし、仕切突起よりも高さの低い側壁を有する食品用包装容器とすることができる。
周壁を平面視で矩形状に形成し、その辺部から立ち上がる側壁とその角部から立ち上がる角壁とを備えるものとし、仕切突起よりも高さの低い側壁を有するものとしたため、側壁が低くなり食品の見える部分を大きくすることができる。そして、食品にボリューム感を持たせることができる。
平面視で角に位置する盛り付け凹部の裏側に滑り止め段部を設けることができる。平面視で角に位置する盛り付け凹部の裏側に滑り止め段部を設けたため、食品用包装容器の裏面側の角を持って蓋体を外そうとする際に、指を引っ掛けて蓋を開け易くすることができる。
基底部と側壁の高さを側面視で略同じ高さに形成することができる。基底部と側壁の高さを側面視で略同じ高さとしたため、側壁の位置が低くなり食品の見える部分を大きくすることができる。そして、食品にボリューム感を持たせることができる。
角壁を面取り形状に形成することができる。角壁を面取り形状に形成すれば、面取り形状の両端も角張り、蓋体との引っ掛かりを良くすることができる。そのため、側壁が低く形成されて蓋体との係合が弱まっても、蓋体と食品用包装容器との係合力を高めることができる。
本考案によれば、収容される食品にボリュームを持たせることができ、また、食品の中味が良く見える食品用包装容器である。
第1実施形態の食品用包装容器を示し、分図(A)はその平面図、分図(B)はその正面図である。 図1の食品用包装容器の各部の高さを示す説明図である。 改良前の食品用包装容器を示し、分図(A)はその平面図、分図(B)はその正面図である。 図2の食品用包装容器の各部の高さを示す説明図である。
本考案について図面を参照しつつ説明する。図1、図2には巻き寿司(太巻き)と稲荷寿司とを詰め合わせた助六寿司を収容するのに適した食品用包装容器11を示す。
食品用包装容器11は、基底部12と、平面視による端縁から基底部12に対して上方に立ち上がる周壁13と、基底部12から下方へ凹み食品を収容する盛り付け凹部14と、基底部12から上方に突出し盛り付け凹部14を区切る仕切突起15とを備えており、平面視で長方形状に形成されている。
盛り付け凹部14は、基底部12から下方へ凹むことでその凹部分に食品を収容するとともに、盛り付け凹部14の裏面14aがテーブル等に載置される脚部ともなっている。本実施形態ではいくつかの盛り付け凹部14が形成されており、図1(A)左下方に見られる略平行四辺形状の盛り付け凹部14は、稲荷寿司をその平行四辺形に沿うように3つ収容することができる。また、同図上方に見られる谷形の3つの盛り付け凹部14と同図左上方に見られる略台形の一つの盛り付け凹部14には、それぞれの凹部ごとに一つの太巻きを収容することができる。そして、同図右下の三角形の盛り付け凹部14にはガリを収容することができる。
図1(A)の上方に見られる四つの仕切突起15は、基底部12より上方に突出することで、幅に比べて高さのある太巻きを倒れずに傾斜させるように載置する役割を有している。この四つの仕切突起15のうちの三つの仕切突起15は、盛り付け凹部14どうしを区切っており、同図で最も右方に見られる一つの仕切突起15は、盛り付け凹部14を基底部12と区切っている。何れの仕切突起15も食品を収容すればその陰に隠れて見え難いようになっている。
周壁13は、図1(A)のような平面視で食品用包装容器を見たときの端縁で、基底部12に対して上方に立ち上がるように形成されている。また、その周壁13には水平方向に鍔状に突き出す鍔部13aを有しており、別途形成した蓋体と係合させることができるようになっている。
また、周壁13は、矩形状に形成された端縁の辺部から立ち上がる側壁13aと、端縁の角部から立ち上がる角壁13bとに区別される。辺部と角部を区切る明確な境界は無いが、矩形状の頂点から辺部に至る頂点の近傍を含めて角部としている。但し、側壁13aは、食品ができるだけ良く見えるように、基底部12との境界よりはやや高い程度に、かつ全体的に低く形成している。それに対して、角壁13bは、食品用包装容器11に強度を持たせ、また蓋体との良好な係合具合を維持するために、側壁13aから急激に立ち上がる高さを有している。そのため、側壁13aと角壁13bとは比較的区別し易く形成されている。
角壁13bはまた、一般的には平面視で円弧状に形成されることが多いが、本実施形態では面取り形状18に形成している。換言すれば、角の頂点部分を斜め線で切り取ったような角張った形状としている。食品にボリューム感を持たせる食品用包装容器11にあって、その食品用包装容器11自体は露出部分が少なくなるため比較的露出部分の多いこの角壁13bを、シャープにそしてすっきりと見せることで、デザインの向上に役立たせている。また、機能面においても、面取り形状18とすることで頂点が増え、蓋体との係止部分を増やすようにしている。これによって周壁13を低くしたことによる弱まる側壁13aでの蓋体との一体性を角壁13bで補うことができる。
このように、側壁13aを低くしたため、上記三つの仕切突起15は、この側壁13aよりも高さが高く形成されるが、仕切突起15は食品の陰に隠れるため、見栄えが悪くなることはない。
図2は、食品用包装容器11の盛り付け凹部14や仕切突起15、周壁13や基底部12といった各部の高さを示す説明図である。比較のため、図3、図4には本考案への改良前の食品用包装容器1を示し、図3(A)はその平面図、図3(B)はその正面図、図4は図2相当の説明図を示す。これらの図において、2は基底部、3は周壁、4は盛り付け凹部、5は仕切突起をそれぞれ表す。
基底部12は、盛り付け凹部14が凹状に凹み、また仕切突起15が凸状に盛り上がる基準となるような基準面を構成する。図2、図4を比較すればわかるように、盛り付け凹部15は食品を安定的に収容するため、基底部12からの深さは改良前後で略同等としている。そうした一方で改良品である食品用包装容器11では、食品の側面の露出度を高めるために側壁13aの位置を側壁3aよりも低くしている。そのため、食品用包装容器11では基底部12に、中央から側壁13aに向かって下方に傾斜する傾斜部分12a(側壁13aから中央に向かって上方に傾斜する傾斜部分12a)を有している。この傾斜部分12aは改良前の食品用包装容器1が中央から側壁3aに向かって上方に傾斜する傾斜部分2a(側壁3aから中央に向かって下方に傾斜する傾斜部分2a)を有するのとは対照的である。
こうした傾斜部分12aを設けるほど側壁13aの基端部分を低めてもその頂点(高い部分)の高さは基底部12の高さと略同等としている。
このように、食品用包装容器11では、改良前の食品用包装容器1と同程度の深さの盛り付け突起14を有し、食品の収容安定性を保ったまま、側壁13aの高さを低くして食品の外部から見える面積を大きくして、ボリューム感を持たせてることができる。また、仕切突起15は食品の陰に隠れるため、その高さは改良前の食品用包装容器1と同程度に維持して、ここでも食品の安定収容性を保持している。
盛り付け凹部14の裏面14aには、図1(B)の拡大図で示すような滑り止め段部17を設けている。側壁13aの位置を下げたことにより、蓋体を開けた際に食品が外にこぼれやすくなったためで、改良前よりも食品を安定させたまま蓋体を開けやすくしている。
本実施形態では、滑り止め段部17は3つの小段部17a,17b,17cを形成しており、下側の段部ほど幅は細くなっている。また下側の段部ほど外方への突出長さが長く突き出している。
こうした滑り止め段部17は、食品用包装容器11の四隅の一部に設けても良いが、四隅のどこに指を置いても蓋体を開け易くするため、できるだけ多くの隅に設けることが好ましい。
食品用包装容器11は、合成樹脂製のシート材から真空成形や圧空成形等の熱成形の手段を利用して成形できる。食品用包装容器11はその表面に種々の装飾がなされることが好ましく不透明材であって良い。
食品用包装容器11の材質には、低密度ポリエチレン樹脂、高密度ポリエチレン樹脂といったポリエチレン樹脂、ホモポリプロピレン樹脂、エチレン−プロピレンランダム共重合体(ランダムポリプロピレン)樹脂、エチレン−プロピレン共重合体(ブロックポリプロピレン)樹脂などのポリプロピレン系樹脂、その他オレフィンを主体とする共重合体等のポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂などのポリエステル系樹脂、ホモポリスチレン(汎用ポリスチレン)樹脂、スチレン−メチルスチレン共重合体樹脂、スチレン−エチルスチレン共重合体樹脂、スチレン−ブチルスチレン共重合体樹脂、スチレン−ブタジエンブロック共重合体樹脂、スチレン−イソプレンブロック共重合体樹脂などのポリスチレン系樹脂などからなる発泡樹脂シートや非発泡な樹脂シート(樹脂フィルム)を採用することができる。これらの樹脂は単一でも組み合わされていても良く、例えば、ホモポリプロピレン樹脂とランダムポリプロピレン樹脂との混合樹脂やホモポリプロピレン樹脂と低密度ポリエチレン樹脂との混合樹脂、汎用ポリスチレン樹脂とその他のポリスチレン系樹脂との混合樹脂などによって構成された樹脂シートであっても良い。
上記樹脂以外の熱可塑性樹脂シートを採用することも可能であり、例示の樹脂と例示以外の樹脂の混合樹脂からなる熱可塑性樹脂シートとしても良い。例えば、ポリ(2,6)−ジメチル−1,4−フェニレンオキサイド)樹脂などのポリフェニレンエーテル系樹脂を汎用ポリスチレン系樹脂に混合した耐熱ポリスチレン系樹脂からなる熱可塑性樹脂シートとしても良い。
食品用包装容器11を製造するには、上記樹脂シートに対して真空成形、圧空成形、真空圧空成形、プレス成形等の熱成形方法を採用して成形し、トムソン刃などで外縁を切断して個々の食品用包装容器11を得ることができる。
なお、上記実施形態で示した例は一例であり、本願考案の趣旨に反しない任意の変更形態を含むものである。即ち、上記実施形態で示した一部の構成を含まなかったり、別の公知の構成を含んだり、代替した構成を採用したりしている場合も本願考案の範囲に含まれる。
例えば、食品用包装容器11は長方形状に限るものではなく、円形状や長円形状等適宜変更することができる。こうした場合には、上記実施形態で示した角壁13bのような高さの高い部分を周壁13の一部に設けることが好ましい。
また、滑り止め段部17についても小段部のような形状に限らず、複数の突起が突出するような形状とすることができる。
1,11 食品用包装容器
2,12 基底部
2a,12a (基底部の)裏面
3,13 周壁
3a,13a 側壁
3b,13b 角壁
3c,13c 鍔部
4,14 盛り付け凹部
14a 裏面
5,15 仕切突起
17 滑り止め段部
17a,17b,17c 小段部
18 面取り形状

Claims (5)

  1. 食品を収容する食品用包装容器であって、
    基底部と、平面視による端縁から基底部に対して上方に立ち上がる周壁と、基底部から下方へ凹み食品を収容する盛り付け凹部と、基底部から上方に突出し盛り付け凹部を区切る仕切突起とを備え、
    前記基底部が周壁から中央に向かって上方に傾斜する傾斜部分を有する食品用包装容器。
  2. 前記周壁を平面視で矩形状に形成し、その辺部から立ち上がる側壁とその角部から立ち上がる角壁とを備えるものとし、前記仕切突起よりも高さの低い側壁を有する請求項1記載の食品用包装容器。
  3. 平面視で角に位置する盛り付け凹部の裏側に滑り止め段部を設ける請求項1または請求項2記載の食品用包装容器。
  4. 基底部と側壁の高さを側面視で略同じ高さに形成する請求項1〜請求項3何れか1項記載の食品用包装容器。
  5. 角壁を面取り形状に形成する請求項2記載の食品用包装容器。

JP2014001283U 2014-03-13 食品用包装容器 Expired - Lifetime JP3190911U (ja)

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