JP3165313B2 - トイレ用洗浄装置 - Google Patents

トイレ用洗浄装置

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JP3165313B2
JP3165313B2 JP35464993A JP35464993A JP3165313B2 JP 3165313 B2 JP3165313 B2 JP 3165313B2 JP 35464993 A JP35464993 A JP 35464993A JP 35464993 A JP35464993 A JP 35464993A JP 3165313 B2 JP3165313 B2 JP 3165313B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、貯湯タンク内の高温水
と水道水等の低温水とを混合して洗浄用ノズルから噴出
するトイレ用洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のトイレ用洗浄装置とし
て、水道水を貯湯タンクへ供給し、貯湯タンクのヒータ
で所定温度まで加熱し、この貯湯タンクからの温水と水
道水の冷水とを混合弁で混合すると共にそれらの温度を
サーミスタで検出して適宜混合比を変えることにより、
洗浄水を目標設定温度で吐水するものが知られている。
【0003】こうしたトイレ用洗浄装置では、貯湯タン
ク内に高温の温水を貯えているので、温水が高温である
分だけタンクの容量を小さくでき、装置の小型化が可能
であり、しかも、温水と冷水との混合比を変えることに
より、応答性よく広範囲で洗浄水の温度を変化させるこ
とができるという利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のトイレ
用洗浄装置では、貯湯タンクが給湯・停止に伴う圧力変
化により膨張収縮した場合や、貯湯タンク内の高温水の
対流や熱伝導等により、高温水が該タンクから冷水側配
管や混合湯側配管に流出し、サーミスタの検出温度を一
時的に変動させたりして温度制御に影響を与え、安定し
た温度制御ができないという問題があった。
【0005】本発明は、上記従来の技術の問題を解決す
るものであり、貯湯タンクの膨張収縮に伴って高温水が
該タンクから冷水側配管に逆流したり、対流や熱伝導に
より冷水または混合湯側配管に流入しないようにし、安
定した温度制御を行なえるトイレ用洗浄装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた請求項1の発明は、給水源から供給される低
温水を流す水主流路と、該水主流路から分岐するととも
に、互いに連通している第1分岐流路及び第2分岐流路
と、第1分岐流路に接続され、該第1分岐流路から流出
される低温水を貯留する貯湯タンクと、該貯湯タンク内
に設けられ、該低温水を加熱するヒータと、該貯湯タン
クから流出する高温水を流す高温水流路と、該高温水流
路からの高温水と第2分岐流路からの低温水とを混合す
ると共に、その混合比を変えて吐水する混合弁と、該混
合弁から吐水される混合湯水を噴出する洗浄用ノズル
と、上記貯湯タンクで加熱された高温水の温度と上記水
主流路または第2分岐流路内の低温水の温度に基づい
て、混合弁の混合比を変更することにより目標設定温度
に制御する温度制御手段と、上記第1分岐流路に設けら
れ、貯湯タンクからの高温水が第2分岐流路へ流入する
のを阻止する流出阻止手段と、を備えたことを特徴とす
る。
【0007】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
において、上記流入阻止手段として、上記貯湯タンクの
膨張収縮に伴って該貯湯タンクから流入する水量より大
きい容量の補助タンクを用いたものである。
【0008】さらに、請求項3の発明は、給水源から供
給される低温水を流す水主流路と、該水主流路から分岐
した第1分岐流路及び第2分岐流路と、第1分岐流路に
接続され、該第1分岐流路から流出される低温水を貯留
する貯湯タンクと、該貯湯タンク内に設けられ、該低温
水を加熱するヒータと、該貯湯タンクから流出する高温
水を流す高温水流路と、該高温水流路からの高温水と上
記第2分岐流路からの低温水とを混合すると共に、その
混合比を変えて吐水する混合弁と、該混合弁から吐水さ
れる混合湯水を噴出する洗浄用ノズルと、混合弁から吐
水する混合湯水の温度に基づいて、混合弁の混合比を変
更することにより目標設定温度に制御する温度制御手段
と、上記貯湯タンクと混合弁との間の高温水流路に設け
られ、貯湯タンクの水圧が所定以上の場合に高温水を流
出させ、所定以下の場合には高温水流路に外気を導入す
ることにより、貯湯タンク内にエアーギャップを形成す
るとともに、高温水の流出を止めるバキュームブレーカ
と、を備えたことを特徴とする。また、請求項5は、
水源から供給される低温水を流す水主流路と、 該水主流
路から分岐した第1分岐流路及び第2分岐流路と、 第1
分岐流路に接続され、該第1分岐流路から流出される低
温水を貯留する貯湯タンクと、 該貯湯タンク内に設けら
れ、該低温水を加熱するヒータと、 該貯湯タンクから流
出する高温水を流す高温水流路と、 該高温水流路からの
高温水と上記第2分岐流路からの低温水とを混合すると
共に、その混合比を変えて吐水する混合弁と、 該混合弁
から吐水される混合湯水を噴出する洗浄用ノズルと、
合弁から吐水する混合湯水の温度に基づいて、混合弁の
混合比を変更するこ とにより目標設定温度に制御する温
度制御手段と、 上記貯湯タンク内のもっとも高い水位よ
り上方の高温水流路に設けられ、貯湯タンクの水圧が所
定以上の場合に高温水を流出させ、所定以下の場合には
高温水流路に外気を導入することにより、貯湯タンク内
にエアーギャップを形成するとともに、高温水の流出を
止める第1バキュームブレーカと、 上記混合弁と洗浄用
ノズルとの間の流路であり、かつ上記第1バキュームブ
レーカによりエアーギャップが形成される位置より低い
位置に設けられ、洗浄用ノズルから混合弁への逆流を阻
止する第2バキュームブレーカと、 を備えたことを特徴
とする。 請求項6は、請求項1ないし請求項5のいずれ
かのトイレ用洗浄装置において、 上記高温水および低温
水の温度を検出する温度検出センサを備え、 上記混合弁
は、電気駆動により混合比を調節する駆動部を備え、
記温度制御手段は、上記温度検出センサからの検出信号
に基づいて、上記混合弁の駆動部を制御するように構成
されたことを特長とする。
【0009】
【作用】本発明の請求項1にかかるトイレ用洗浄装置で
は、給水源から水主流路を通じて供給される低温水を第
1分岐流路及び第2分岐流路へ流し、第1分岐流路から
の低温水を貯湯タンクに貯留し、ヒータで加熱する。貯
湯タンクから流出する高温水は、第2分岐流路からの低
温水と混合弁で混合されて、洗浄用ノズルから噴出す
る。
【0010】また、第1分岐流路には、流入阻止手段が
接続されており、この流入阻止手段を介して貯湯タンク
へ低温水が供給される。貯湯タンクの加熱された高温水
は、貯湯タンクの膨張収縮に伴って流入した場合に流入
阻止手段に達するが、該流入阻止手段により第2分岐流
路への流入を阻止する。よって、第2分岐流路に高温水
が流れることがなく、温度制御手段による混合弁の温度
制御に影響を与えない。
【0011】請求項2では、請求項1の流入阻止手段と
して、補助タンクを用いている。補助タンクは、低温水
で満たされているから、貯湯タンクからの高温水が流入
して第2分岐流路には低温水を流出するだけであり、温
度制御手段による混合弁の温度制御に影響を与えない。
【0012】さらに、請求項3では、貯湯タンクの高温
水は、熱伝導や対流により高温水流路を介して混合弁へ
流出する。高温水流路には、バキュームブレーカが設け
られている。バキュームブレーカは、貯湯タンクの水圧
が所定圧以上の場合に高温水を混合弁側へ流出させる
が、上記膨張収縮のような所定圧以下の場合には、高温
水流路に外気を導入することにより、貯湯タンク内に
アーギャップを作る。これにより、給水停止時には貯湯
タンクと高温水流路は非接続状態となり、混合弁側へ高
温水が流出しないから、温度制御手段による高温水に基
づいた誤動作をしない。請求項4では、請求項3のバキ
ュームブレーカの構成を好適に具体化したものである。
請求項5では、請求項3と同一の第1バキュームブレー
カのほかに、混合弁と洗浄用ノズルとの間に第2バキュ
ームブレーカを設けることにより、第2バキュームブレ
ーカにより洗浄用ノズルからの逆流も防止と貯湯タンク
の流出を止める水位を定める好適な構成を実現してい
る。 請求項6では、混合弁を電気駆動することにより優
れた応答性を有する温度制御手段を好適に実現してい
る。
【0013】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。図1は本発明の一実施例に係る衛生洗浄装置を
装着した洋式便器の外観図、図2は図1の洋式便器12
及び本体14等の部分における断面図である。
【0014】まず、図1に示す衛生洗浄装置5の全体構
成について説明する。この衛生洗浄装置5は、図示する
ように、洋式便器12に装着されるものであり、洗浄水
を加熱して設定温度で吐水するための温水調節装置10
(図3参照)を含む本体14、洗浄水を局部に噴出する
洗浄用ノズル装置16、洋式便器12の内壁面に向けて
吐水するプレ洗浄用ノズル17(図2)、操作を行なう
操作パネル18を備えた操作部20などから構成されて
いる。なお、実施例では、便座22および便蓋24も本
体14に開閉自在に取り付けられている。
【0015】また、洋式便器12の後上部には、洗浄水
タンク26が装着されており、この洗浄水タンク26に
は、洗浄水を供給する水道配管が接続されている。ま
た、水道配管は、図示しない分岐金具及び連結管を介し
て温水調節装置10にも接続され、これに給水してい
る。
【0016】次に温水調節装置10の構成について説明
する。図3に示すように、温水調節装置10は、水道配
管に一次側水主流路32が接続されて水道水の供給を受
けている。この一次側水主流路32には、減圧弁50が
接続されている。減圧弁50は、一次側水主流路32の
水源の急激な上昇に対し、温水調節装置10自体を保護
するための調圧弁である。減圧弁50の二次側流路に
は、主電磁弁60が接続されている。主電磁弁60の二
次側流路は、湯側分岐流路34及び水側分岐流路35に
分岐している。湯側分岐流路34には、合成樹脂から形
成されたサブタンク74及び貯湯タンク70が直列に接
続されている。
【0017】上記貯湯タンク70内には、貯留した水を
加熱するヒータ72が設けられている。このヒータ72
は、温度調節装置73によりオンオフ制御され、貯留し
た水を所定温度(例えば、60℃)に調節する。
【0018】貯湯タンク70には、高温水を流出させる
ための湯側流出流路36が接続されている。湯側流出流
路36の途中には、第1バキュームブレーカ80が貯湯
タンク70の水位より高い位置に設けられている。第1
バキュームブレーカ80は、図5に示すように、ケース
本体81内に一次側流路82、二次側流路83及び外気
導入通路84を備えている。ケース本体81の一次側流
路82の開口部には、シート部87が形成されており、
このシート部87は、弁体85の着座部86が着座する
ように設けられている。また、シート部87には、図6
及び図7に示すように、周方向へ90゜の間隔で通気用
の切欠き87aが4カ所形成されている。
【0019】こうした第1バキュームブレーカ80の構
成により、貯湯タンク70の高温水が一次側流路82を
通じて弁体85に加わり、該弁体85を押し上げる方向
への力が大きくなると、弁体85の自重に抗して開弁
し、一次側流路82から二次側流路83へ高温水が流れ
る。一方、一次側流路82の高温水の圧力が弁体85の
自重より小さくなると、着座部86がシート部87に着
座して閉弁する。このとき、シート部87には、切欠き
87aが形成されているから、この切欠き87aを通じ
て一次側流路82に空気が導入される。これにより、一
次側流路82を通じて貯湯タンク70内にエアーギャッ
が形成される。
【0020】第1バキュームブレーカ80を通った高温
水及び上記水側分岐流路35を通った低温水は、混合弁
90に供給される。混合弁90は、湯側流出流路36に
接続された湯側流路と水側分岐流路35に接続された水
側流路の流路面積を変更することにより湯水混合比を変
えるモータ駆動によるロータリ式の電磁弁である。
【0021】混合弁90には、第2バキュームブレーカ
100が接続されている。第2バキュームブレーカ10
0は、貯湯タンク70の上面と同一の水位に設置されて
いる。第2バキュームブレーカ100は、図5に示す第
1バキュームブレーカ80とほぼ同様な構成であるが、
図8及び図9に示すように、シート部107に切欠きが
形成されていない点が異なる。この第2バキュームブレ
ーカ100の構成により、一次側流路102からの水圧
で弁体105が開弁するが、仮に一次側流路102に負
圧を生じた場合にも、一次側流路102へ流体は流れな
い。
【0022】第2バキュームブレーカ100の二次側流
路103には、吐水流路42を介して流量調節ユニット
110が接続されている。流量調節ユニット110は、
モータ駆動され、電子制御装置200の制御によりその
流量を調節するものである。ここで、流量調節ユニット
110を混合弁90の下流側に設けているが、これは以
下の理由による。流量調節ユニット110における流量
調節に伴う一次側圧力と二次側圧力の変動値は、一次側
圧力の方が小さい。混合弁90は、湯側流路と水側流路
の開口面積を変更することにより高温水と低温水の混合
比を変える弁であるが、その圧力変動により混合比に大
きな影響を受ける。そこで流量調節ユニット110の圧
力変動の小さい一次側流路に混合弁90を接続したので
ある。
【0023】流量調節ユニット110の二次側流路に
は、洗浄用ノズル装置16が接続されている。洗浄用ノ
ズル装置16は、局部に向けて洗浄水を噴出するもので
あり、モータ16bより洗浄用ノズル16aが洗浄使用
時に進出し、非使用時やノズル洗浄時に後退するもので
ある。また、第2バキュームブレーカ100の二次側流
路には、バイパス流路44を介して非通電時に開いてい
る電磁式のバイパス弁130が接続されている。バイパ
ス弁130の二次側流路には、プレ洗浄用ノズル17が
接続されている。プレ洗浄用ノズル17は、図2に示す
ように、洋式便器12の内壁面に向けて噴出するよう噴
出口が設けられている。
【0024】こうした構成を有する温水調節装置10に
は、洗浄用ノズル16aから目標設定温度の混合湯水を
吐水制御するためにサーミスタが複数個設けられてい
る。すなわち、水側分岐流路35には水温サーミスタ1
52が設けられ、貯湯タンク70には湯温サーミスタ1
54が設けられ、混合流路38には混合温サーミスタ1
56及びリミッタサーミスタ158が設けられており、
それぞれの流路や貯湯タンク70内の高温水または低温
水の温度を検出する。
【0025】図1に示す操作部20には、各種のスイッ
チが設けられている。すなわち、図4に示すように、お
しり洗浄ボタン174、ビデ洗浄ボタン176、停止ボ
タン177、吐水温度の調節用の温度設定ボタン178
及び水量調節用の水量調節ボタン182等が設けられて
いる。また、便座22には、人の便座22への着座を検
出する着座センサ162が設けられている。着座センサ
162としては、例えば、便座22の内部に設けた圧力
センサを用いることができる。
【0026】前述した各センサの検出信号及びスイッチ
等の出力信号は、電子制御装置200に入力される。電
子制御装置200は、マイクロコンピュータを中心とす
る論理演算回路として構成され、詳しくは、予め設定さ
れた制御プログラムに従って洗浄水の温度等を制御する
ための各種演算処理を実行するCPU202と、CPU
202で各種演算処理を実行するのに必要な制御プログ
ラムや制御データ等が予め格納されたROM204と、
同じくCPU202で各種演算処理を実行するのに必要
な各種データが一時的に読み書きされるRAM206
と、上記各センサからの検出信号やスイッチからの信号
を入力してCPU202の処理可能な信号に変換する入
力処理回路207と、CPU202での演算結果に応じ
て主電磁弁60等に駆動信号を出力する出力処理回路2
08等を備えている。
【0027】上記リミッタサーミスタ158からの検出
信号は、保護回路210に入力される。保護回路210
は、図10に示す構成を備えている。図10に示すよう
に、リミッタサーミスタ158には、抵抗212が直列
に接続されており、その分圧が抵抗214及びコンデン
サ216から構成されるノイズ防止用の積分回路218
に加えられる。積分回路218の電圧は、コンパレータ
220のマイナス端子に加えられる。コンパレータ22
0のプラス端子には、抵抗222と抵抗224の分圧が
基準電圧として加えられている。コンパレータ220の
出力端子は、リレー230のリレーコイル232に接続
され、リレー230のスイッチ234は、主電磁弁60
のソレノイドコイル62に直列に接続されている。な
お、ダイオード236は、リレーコイル232の逆起電
力吸収用ダイオードである。
【0028】次に、保護回路210の動作について説明
する。いま、リミッタサーミスタ158が所定温度(例
えば、50℃)以下の場合には、コンパレータ220の
マイナス端子には、基準電圧より低い電圧が加えられて
いるから、出力端子は、Hレベルに保持されてリレーコ
イル232は励磁されず、スイッチ234は閉成してい
る。よって、主電磁弁60は、電子制御装置200の出
力によりオンオフ制御される。
【0029】一方、リミッタサーミスタ158が所定温
度以上になった場合には、その負抵抗特性からコンパレ
ータ220のマイナス端子にプラス端子より高い電圧が
入力される。これにより、コンパレータ220の出力端
子はLレベルに反転し、リレーコイル232に電流が流
れるから、スイッチ234が開く。これにより、主電磁
弁60のソレノイドコイル62が非通電状態になり、主
電磁弁60が閉じることになる。したがって、リミッタ
サーミスタ158が所定温度以上を検出したときに、ハ
ード的な回路の動作により主電磁弁60が閉じられる。
つまり、電子制御装置200が故障した場合でも、保護
回路210が作動して高温の洗浄水の吐水が行われず、
安全性が一層高まる。
【0030】次に、上記温水調節装置10の動作につい
て説明する。一次側水主流路32の水道水は、減圧弁5
0により所定圧に減圧されて主電磁弁60に加えられ
る。いま、電源投入している状態にて、おしり洗浄ボタ
ン174またはビデ洗浄ボタン176をオンすると、主
電磁弁60が開く。主電磁弁60が開くと、水道水が湯
側分岐流路34からサブタンク74を通じて貯湯タンク
70に供給されると共に、水側分岐流路35に供給され
る。貯湯タンク70に貯留された水は、ヒータ72によ
り所定温度(例えば、60℃)に加熱される。貯湯タン
ク70内の高温水の温度調節は、電子制御装置200か
らの制御信号を受けた温度調節装置73によるヒータ7
2のオンオフ制御により行なわれる。貯湯タンク70の
高温水は、第1バキュームブレーカ80を通り混合弁9
0に送られ、混合弁90により水側分岐流路35を通じ
て流入する低温水と混合される。
【0031】混合弁90は、電子制御装置200からの
制御信号を受けて、湯側流路と水側流路の流路面積の調
節を行なって高温水と低温水の混合比を変えることによ
り混合湯水の温度を変える。ここで、混合弁90の開度
制御は、湯温サーミスタ154、水温サーミスタ152
からの検出温度に基づいた電子制御装置200によるフ
ィードフォワード制御、及び/または混合温サーミスタ
156からの検出信号に基づいた電子制御装置200に
よるフィードバック制御により行なわれる。
【0032】混合弁90から吐水される混合湯水は、第
2バキュームブレーカ100を介して吐水流路42また
はバイパス流路44に供給され、流量調節ユニット11
0を介して、洗浄用ノズル16aから吐水され、一方、
バイパス弁130が開いているときには、プレ洗浄用ノ
ズル17を介して吐水される。
【0033】なお、使用者により水量調節ボタン182
の設定が変更されると、その信号は、電子制御装置20
0を介して流量調節ユニット110へ出力され、洗浄用
ノズル16aからの流量が調節される。また、温度設定
ボタン178の設定が変更されると、その信号は電子制
御装置200を介して混合弁90に出力され、その混合
比が変更されて洗浄用ノズル16aからの吐水温度が変
更される。
【0034】本実施例では、貯湯タンク70の上流側に
サブタンク74を設けているが、これは以下の理由によ
る。主電磁弁60を閉じたときに、貯湯タンク70への
給水は停止されるが、貯湯タンク70は、樹脂により形
成されているので、給水時の圧力により膨張収縮し、給
水停止時に貯湯タンク70内の湯が逆流する。また、貯
湯されている高温水も沸かし上げ時に膨張したり、熱伝
導、対流等により徐々に逆流する。この湯は、湯側分岐
流路34から水側分岐流路35側へ向かうが、仮に水側
分岐流路35内に入ると、水温サーミスタ152により
水道水の温度より高い温度が検出され、この温度に基づ
いて吐水温度の制御を行なうと、制御が不安定になる。
サブタンク74は、貯湯タンク70から逆流した高温水
をここで貯留して水側分岐流路35側へ流れないように
して、水温サーミスタ152の検出温度に影響しないよ
うにして制御の安定性を確保している。なお、サブタン
ク74内に貯湯タンク70から高温水が入っても、貯湯
タンク70内には、低温水が満たされているから、この
低温水が水側分岐流路35側に流れ込むだけで、水温サ
ーミスタ152の検出温度に影響を与えない。
【0035】また、貯湯タンク70からの高温水の逆流
を防止するには、逆止弁であってもよいが、上記サブタ
ンク74は、貯湯タンク70からの逆流する高温水を貯
留するだけであり、流路抵抗となるような圧力損失を生
じない。
【0036】次に、第1バキュームブレーカ80及び第
2バキュームブレーカ100が貯湯タンク70の下流側
に設けられている理由について説明する。主電磁弁60
の開弁により貯湯タンク70に水圧が加えられて高温水
が流出すると、高温水は、図11の実線で示すように、
第1バキュームブレーカ80を通じて、混合弁90へ流
入し、水側分岐流路35の低温水と混合されて第2バキ
ュームブレーカ100へ達しここを通じて吐水する。
【0037】いま、主電磁弁60を閉じてその水圧が貯
湯タンク70に加えられなくなると、貯湯タンク70と
洗浄用ノズル16aのヘッドとの水位差によりサイホン
現象を生じ、図11の一点鎖線で示すように、貯湯タン
ク70の高温水は、湯側分岐流路34へ流出し、つま
り、水側分岐流路35、混合弁90、混合流路38、吐
水流路42を通じて洗浄用ノズル16aから流出する
貯湯タンク70の高温水の流出につれて、第1バキュー
ムブレーカ80の弁体85は、貯湯タンク70の水圧が
小さくなるのでその自重で閉じるが、切欠き87aを通
じて高温水が流出を続ける。そして、貯湯タンク70の
高温水は、徐々に水位を下げるが、第2バキュームブレ
ーカ100と同一水位となった時点で、第2バキューム
ブレーカ100の弁体105に加わる水圧が小さくなる
ので、第2バキュームブレーカ100は閉弁し、サイホ
ン現象による高温水の流出を停止する。そして、サイホ
ンによる高温水の流れがなくなると、第1バキュームブ
レーカ80は、切欠き87aから空気を導入して貯湯タ
ンク70内にエアーギャップを作る。
【0038】上記温水調節装置10において、貯湯タン
ク70内の高温水は、湯側分岐流路34側へ逆流する
が、貯湯タンク70の上流側にサブタンク74を設けて
いるので、水側分岐流路35側に高温水が流出すること
はない。また、貯湯タンク70の流出側流路は、第1バ
キュームブレーカ80及び第2バキュームブレーカ10
0の作用により給水停止時に、エアーギャップにより縁
切りを行なっているので、貯湯タンク70内の高温水の
温度が、熱伝導により混合温サーミスタ156及びリミ
ッタサーミスタ158側へ伝達しない。その結果、混合
温サーミスタ156等により45℃以上の吐水温度を検
出することがなく、電子制御装置200及び保護回路2
10が誤って保護動作をしない。
【0039】また、第2バキュームブレーカ100は、
二次側流路から水圧が加わっても、弁体105を開く力
として作用しないから、洋式便器12に水が停留してそ
の水位が上昇したときに、洋式便器12内の汚水が混合
弁90側へ逆流するのを防止する。
【0040】次に、電子制御装置200により実行され
るプログラム洗浄処理について説明する。プログラム洗
浄処理は、プレ洗浄処理、ノズル前洗浄処理、本洗浄処
理及びノズル後洗浄処理から構成されている。これらの
処理を図12ないし図15のフローチャート及び図16
のタイムチャートに基づいて説明する。なお、本処理が
開始されるとき、すなわち使用者が装置を使用していな
い定常状態においては、主電磁弁60が閉じていると共
に、バイパス弁130が開いている。
【0041】図12に示すように、最初に、プレ洗浄処
理が実行される。ステップS102にて、着座センサ1
62からの検出信号に基づいてオンされたと判断される
と、ステップS104へ進む。ステップS104では、
前回の吐水時における水温データTD及び湯温サーミス
タ154の検出温度THが読み込まれる。水温データT
Dは、前回の洗浄処理にてRAM206に記憶されてい
るデータである。ステップS106では、次式(1)に
基づいて、目標設定温度Tmとして30℃になるように
混合弁90の湯の混合比Vの演算が行なわれる。 V=(Tm−TD)/(TH−TD) …(1)
【0042】次のステップS108にて混合弁90の開
度制御が実行される。なお、混合比Vの設定は、前回吐
水時のデータに基づく処理(ステップS104,10
6)を行なうことなく、変動が予想されるあらゆるT
H、TDの温度で不具合を発生しないバルブ開度に固定
し、一定としてもよい。ステップS112では、所定時
間(例えば、3秒)経過したか否かの判断が実行され、
肯定判断されたときには、ステップS114にて主電磁
弁60を閉じてプレ洗浄を終了する。
【0043】このとき、バイパス弁130が開いている
ので、プレ洗浄用ノズル17を通じて吐水され、洋式便
器12の内壁面が濡らされ、この内壁面に大便が付着す
るのを防ぐ。
【0044】また、プレ洗浄は、30℃を目標に吐水す
ることにより、後の本洗浄の際に使用される混合温サー
ミスタ156を予め暖めて応答性を改善する作用があ
る。すなわち、混合温サーミスタ156は、金属製のケ
ース内に収納されており、このケースが加温されて正確
な温度を検出するのにタイムラグがある。プレ洗浄を実
行することにより、混合温サーミスタ156を暖めて後
の本洗浄をする際の応答性を改善しているのである。こ
こで、吐水温度は、通常、体温とほぼ同じか僅かに高い
温度に設定されている場合が多いが、この温度より低い
30℃に設定している。これは、前回の水温データTD
より水道水がたまたま高い温度になっている場合に、吐
水温度が45℃を瞬時に越えることがあり、この瞬時の
温度をリミッタサーミスタ158が検出して保護回路2
10の作動により機能停止となるのを防止するためであ
る。
【0045】次に、図13のフローチャートで示すよう
に、ノズル前洗浄処理について説明する。図13に示す
ように、ステップS120にて、おしり洗浄ボタン17
4またはビデ洗浄ボタン176が押されたと判断される
と、水温サーミスタ152の検出温度TCが読み込ま
れ、さらに、ステップS124にて目標設定温度Tmが
読み込まれる。続くステップS126では、目標設定温
度Tmになるように混合弁90の開度演算及び混合弁9
0の開度制御が実行される。そして、ステップS128
にて、バイパス弁130を閉じる。
【0046】続くステップS130にて、主電磁弁60
がオンされて開かれる。このとき、洗浄用ノズル16a
から洗浄水が噴出するが、洗浄用ノズル16aはシリン
ダ(図示省略)に収納状態であるため噴出された洗浄水
は、シリンダによって反射され、ノズル噴出口を洗浄す
る。ステップS132にて、所定時間(例えば、1秒)
経過したと判断したときには、ステップS134にて、
主電磁弁60を閉じると共に、バイパス弁130を開
く。続くステップS136にて、洗浄用ノズル16aを
所定の位置まで進出させて本洗浄の準備をし、ノズル前
洗浄処理が終了する。
【0047】このステップS120からステップS13
4により、洗浄用ノズル16aが後退位置にて吐水され
て、ノズル洗浄が行なわれる。このとき、プレ洗浄時に
低温水が流れ、水側分岐流路35内に停留している低温
水は排出されているから、水温サーミスタ152により
検出される検出温度TCは、定常的に流れている水道水
の検出値となる。よって、湯温サーミスタ154及び水
温サーミスタ152の検出温度TH,TCでフィードフ
ォワード制御を実行すると、ほぼ正確な目標設定温度T
mへの制御ができ、しかも、プレ洗浄の30℃より目標
設定温度Tmに近い温度で混合温サーミスタ156を暖
めるから、応答性が改善される。
【0048】続いて図14に示す本洗浄を行なう。ま
ず、ステップS140にて、主電磁弁60を開くと共に
バイパス弁130を閉じる。続くステップS142に
て、混合温サーミスタ156の検出温度TMが読み込ま
れ、ステップS144にて目標設定温度Tmが読み込ま
れる。そして、ステップS146にて、吐水温度が目標
設定温度Tmに一致するか否かの判定が行なわれ、ステ
ップS148にて混合弁90を制御することによるフィ
ードバック制御が実行される。このとき、バイパス弁1
30が閉じられているから、洗浄用ノズル16aから目
標設定温度Tmの吐水で局部の洗浄が行われる。
【0049】そして、ステップS150にて、停止ボタ
ン177が押されたか否かが判断され、押されたと判断
されると、ステップS152にて主電磁弁60を閉じる
と同時にバイパス弁130を開いて、洗浄用ノズル16
aからの吐水を終えると共に、プレ洗浄用ノズル17か
ら捨て水を行なう。このように本洗浄を終えたときに、
直ちに、プレ洗浄用ノズル17から捨て水を行なうの
は、貯湯タンク70の膨張収縮に伴う残圧による洗浄用
ノズル16aから吐水される、いわゆる尻撫で吐水を防
止するためである。そして、ステップS154にて、洗
浄用ノズル16aを洗浄位置まで後退させる。
【0050】次に、図15に示すノズル後洗浄処理を行
なう。まず、ステップS160にて、主電磁弁60を開
くと共にバイパス弁130を閉じて、ステップS162
にて所定時間(例えば、3秒間)経過したか否かの判定
を行ない、所定時間経過したときには、ステップS16
4にて、主電磁弁60を閉じると共にプレ洗浄用ノズル
17を開いた状態にする。これにより、所定時間だけ洗
浄水が噴出され、前洗浄処理の際と同様に洗浄用ノズル
16aの噴出口近傍が洗浄される。
【0051】なお、プレ洗浄、ノズル前洗浄、本洗浄及
びノズル後洗浄のいずれのときにおいても、混合温サー
ミスタ156からの検出温度TMに基づいて、45℃以
上の温度を検出したときには、主電磁弁60を閉じると
同時に、バイパス弁130を開いてプレ洗浄用ノズル1
7から吐水する。これにより貯湯タンク70の高温水を
十分に低めていない高温水が吐水されるのを防止して安
全性を高めている。
【0052】また、温水調節装置10では、バイパス弁
130として非通電時に開いている常開弁を用いている
から、電子制御装置200等が故障しても、洗浄用ノズ
ル16aから高温水が吐水されることがなく、高い安全
性を備えている。
【0053】図17は本実施例に適用することができる
他の第1バキュームブレーカ80B及び第2バキューム
ブレーカ100Bを示す断面図である。第1バキューム
ブレーカ80Bは、ケース本体81B内に一次側流路8
2B、二次側流路83B及び外気導入通路84Bを備え
ている。ケース本体81Bの一次側流路82Bの開口部
には、シート部87Bが形成されており、このシート部
87Bは、弁体85Bの着座部86Bが着座するように
設けられている。弁体85Bは、樹脂等により水より比
重の小さいものにより形成されており、図6のような切
欠き87aを備えていない。
【0054】こうした第1バキュームブレーカ80Bの
構成により、貯湯タンク70の高温水が一次側流路82
Bを通じて弁体85Bに加わって該弁体85Bを押し上
げる方向への力が大きくなると、弁体85Bは開弁して
一次側流路82Bから二次側流路83Bへ高温水が流れ
る。
【0055】一方、一次側流路82Bの高温水の圧力が
小さくなると、弁体85Bは外気導入通路84Bを開い
て、第1バキュームブレーカ80B内に外気を導入しつ
つ、貯湯タンク70内の高温水の逆流に伴って第2バキ
ュームブレーカ100Bの着座位置(破線で示す)まで
下降する。このとき、第1バキュームブレーカ80B内
の水は、弁体85Bとシート部87Bとの間を通って貯
湯タンク70側へ流出するが、弁体85Bは、液面に浮
かんだ状態で、その液面の下降にしたがって下がる。つ
まり、貯湯タンク70内から高温水が逆流して、その水
位が第2バキュームブレーカ100Bの着座位置まで低
下するまで、第1バキュームブレーカ80Bはエアーギ
ャップを形成する。
【0056】したがって、第1バキュームブレーカ80
Bの弁体85Bは、液面に浮かんだ状態で閉弁動作をす
るから、その間に図6の切欠きの作用と同様に、水を貯
湯タンク70側へ戻すのである。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
かかるトイレ用洗浄装置によれば、貯湯タンクの上流側
に流出阻止手段を設けているので、貯湯タンクの膨張収
縮により流出する高温水は逆流阻止手段により阻止さ
れ、第2分岐流路の低温水と混合されないから、混合弁
の温度制御に影響を与えず、正確な吐水温度制御を行な
うことができる。
【0058】また、請求項2の発明によれば、流出阻止
手段として、低温水を満たした補助タンクを用いること
により、貯湯タンクから高温水が流出しても第2分岐流
路には補助タンク内の低温水が流入するだけであり、混
合弁の温度制御に影響を与えず、しかも圧力損失もな
い。
【0059】さらに、請求項3の発明によれば、貯湯タ
ンクの高温水を流出する高温水流路にバキュームブレー
カを設け、このバキュームブレーカにより、貯湯タンク
の水圧が所定圧以上の場合に高温水を混合弁側へ流出さ
せているが、所定圧以下の場合には、高温水流路に外気
を導入して貯湯タンク内にエアーギャップを作り高温水
の流出を止めているので、貯湯タンクが膨張収縮して
も、混合弁側へ高温水が流出しない。したがって、非通
水時等に温度制御手段がこの高温水を検出して誤動作し
ない。また、請求項4ないし請求項6によれば、バキュ
ームブレーカの位置や構成を好適に実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るノズル洗浄装置を搭載
した洋式便器を示す外観図。
【図2】洋式便器及びその周辺装置の断面図。
【図3】温水調節装置を示す概略構成図。
【図4】温水調節装置の電子制御装置及びその周辺回路
を示すブロック図。
【図5】第1バキュームブレーカを示す断面図。
【図6】第1バキュームブレーカのシート部及び弁体を
拡大して示す断面図。
【図7】第1バキュームブレーカのシート部を拡大して
示す斜視図。
【図8】第2バキュームブレーカのシート部及び弁体を
拡大して示す断面図。
【図9】第2バキュームブレーカのシート部を拡大して
示す斜視図。
【図10】保護回路を説明する回路図。
【図11】第1及び第2バキュームブレーカの作用を説
明する説明図。
【図12】プレ洗浄処理を示すフローチャート。
【図13】ノズル前洗浄処理を示すフローチャート。
【図14】本洗浄処理を示すフローチャート。
【図15】ノズル後洗浄処理を示すフローチャート。
【図16】主電磁弁及びバイパス弁の開閉のタイミング
を説明するタイムチャート。
【図17】他の実施例に係る第1バキュームブレーカを
説明する説明図。
【符号の説明】
5…衛生洗浄装置 10…温水調節装置 12…洋式便器 14…本体 16…洗浄用ノズル装置 16a…洗浄用ノズル 16b…モータ 17…プレ洗浄用ノズル 18…操作パネル 20…操作部 22…便座 24…便蓋 26…洗浄水タンク 32…一次側水主流路 34…湯側分岐流路 35…水側分岐流路 36…湯側流出流路 38…混合流路 42…吐水流路 44…バイパス流路 50…減圧弁 60…主電磁弁 62…ソレノイドコイル 70…貯湯タンク 72…ヒータ 73…温度調節装置 74…サブタンク 80…第1バキュームブレーカ 81…ケース本体 82…一次側流路 83…二次側流路 84…外気導入通路 85…弁体 86…着座部 87…シート部 90…混合弁 100…第2バキュームブレーカ 102…一次側流路 103…二次側流路 105…弁体 107…シート部 110…流量調節ユニット 130…バイパス弁 152…水温サーミスタ 154…湯温サーミスタ 156…混合温サーミスタ 158…リミッタサーミスタ 162…着座センサ 174…洗浄ボタン 176…ビデ洗浄ボタン 177…停止ボタン 178…温度設定ボタン 182…水量調節ボタン 200…電子制御装置 202…CPU 204…ROM 206…RAM 207…入力処理回路 208…出力処理回路 210…保護回路 212…抵抗 214…抵抗 216…コンデンサ 218…積分回路 220…コンパレータ 222…抵抗 224…抵抗 230…リレー 232…リレーコイル 234…スイッチ 236…ダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 仁木 滋 神奈川県横浜市戸塚区前田町100番地 小糸工業株式会社内 (72)発明者 坂間 孝夫 神奈川県横浜市戸塚区前田町100番地 小糸工業株式会社内 (72)発明者 二村 馨 神奈川県横浜市戸塚区前田町100番地 小糸工業株式会社内 (72)発明者 平田 嘉範 神奈川県横浜市戸塚区前田町100番地 小糸工業株式会社内 (72)発明者 小林 俊夫 神奈川県横浜市戸塚区前田町100番地 小糸工業株式会社内 (72)発明者 諸井 基規 神奈川県横浜市戸塚区前田町100番地 小糸工業株式会社内 (72)発明者 関澤 恵一 神奈川県横浜市戸塚区前田町100番地 小糸工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭62−89373(JP,U) 実開 昭62−172778(JP,U) 実開 昭61−159473(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E03D 9/08

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水源から供給される低温水を流す水主
    流路と、 該水主流路から分岐するとともに、互いに連通している
    第1分岐流路及び第2分岐流路と、 第1分岐流路に接続され、該第1分岐流路から流出され
    る低温水を貯留する貯湯タンクと、 該貯湯タンク内に設けられ、該低温水を加熱するヒータ
    と、 該貯湯タンクから流出する高温水を流す高温水流路と、 該高温水流路からの高温水と第2分岐流路からの低温水
    とを混合すると共に、その混合比を変えて吐水する混合
    弁と、 該混合弁から吐水される混合湯水を噴出する洗浄用ノズ
    ルと、 上記貯湯タンクで加熱された高温水の温度と上記水主流
    路または第2分岐流路内の低温水の温度に基づいて、
    混合弁の混合比を変更することにより目標設定温度に制
    御する温度制御手段と、 上記第1分岐流路に設けられ、貯湯タンクからの高温水
    第2分岐流路へ流入するのを阻止する流出阻止手段
    と、 を備えたことを特徴とするトイレ用洗浄装置。
  2. 【請求項2】 上記流出阻止手段は、上記貯湯タンクの
    膨張収縮に伴って該貯湯タンクから流出する水量より大
    きい容量の補助タンクである請求項1に記載のトイレ用
    洗浄装置。
  3. 【請求項3】 給水源から供給される低温水を流す水主
    流路と、 該水主流路から分岐した第1分岐流路及び第2分岐流路
    と、 第1分岐流路に接続され、該第1分岐流路から流出され
    る低温水を貯留する貯湯タンクと、 該貯湯タンク内に設けられ、該低温水を加熱するヒータ
    と、 該貯湯タンクから流出する高温水を流す高温水流路と、 該高温水流路からの高温水と上記第2分岐流路からの低
    温水とを混合すると共に、その混合比を変えて吐水する
    混合弁と、 該混合弁から吐水される混合湯水を噴出する洗浄用ノズ
    ルと、 混合弁から吐水する混合湯水の温度に基づいて、混合弁
    の混合比を変更することにより目標設定温度に制御する
    温度制御手段と、上記貯湯タンクと混合弁との間の 高温水流路に設けら
    れ、貯湯タンクの水圧が所定以上の場合に高温水を流出
    させ、所定以下の場合には高温水流路に外気を導入する
    ことにより、貯湯タンク内にエアーギャップを形成する
    とともに、高温水の流出を止めるバキュームブレーカ
    と、 を備えたことを特徴とするトイレ用洗浄装置。
  4. 【請求項4】 請求項3のトイレ用洗浄装置において、 上記バキュームブレーカは、上記高温水流路に臨んで形
    成されたシート部と、このシート部に着座することで着
    座部を有する弁体とを備え、上記シート部には、上記着
    座部が着座した状態にて、外気を導入する切欠きを形成
    したトイレ用洗浄装置。
  5. 【請求項5】 給水源から供給される低温水を流す水主
    流路と、 該水主流路から分岐した第1分岐流路及び第2分岐流路
    と、 第1分岐流路に接続され、該第1分岐流路から流出され
    る低温水を貯留する貯湯タンクと、 該貯湯タンク内に設けられ、該低温水を加熱するヒータ
    と、 該貯湯タンクから流出する高温水を流す高温水流路と、 該高温水流路からの高温水と上記第2分岐流路からの低
    温水とを混合すると共に、その混合比を変えて吐水する
    混合弁と、 該混合弁から吐水される混合湯水を噴出する洗浄用ノズ
    ルと、 混合弁から吐水する混合湯水の温度に基づいて、混合弁
    の混合比を変更することにより目標設定温度に制御する
    温度制御手段と、 上記貯湯タンク内のもっとも高い水位より上方の高温水
    流路に設けられ、貯湯タンクの水圧が所定以上の場合に
    高温水を流出させ、所定以下の場合には高温水流路に外
    気を導入することにより、貯湯タンク内にエアーギャッ
    プを形成するとともに、高温水の流出を止める第1バキ
    ュームブレーカと、 上記混合弁と洗浄用ノズルとの間の流路であり、かつ上
    記第1バキュームブレーカによりエアーギャップが形成
    される位置より低い位置に設けられ、洗浄用ノ ズルから
    混合弁への逆流を阻止する第2バキュームブレーカと、 を備えたことを特徴とするトイレ用洗浄装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかのト
    イレ用洗浄装置において、 上記高温水および低温水の温度を検出する温度検出セン
    サを備え、 上記混合弁は、電気駆動により混合比を調節する駆動部
    を備え、 上記温度制御手段は、上記温度検出センサからの検出信
    号に基づいて、上記混合弁の駆動部を制御するように構
    成されたトイレ用洗浄装置。
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