JP3164847B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP3164847B2
JP3164847B2 JP23417691A JP23417691A JP3164847B2 JP 3164847 B2 JP3164847 B2 JP 3164847B2 JP 23417691 A JP23417691 A JP 23417691A JP 23417691 A JP23417691 A JP 23417691A JP 3164847 B2 JP3164847 B2 JP 3164847B2
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Japan
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ball
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詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
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  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技者にとって有利な
第1の状態と遊技者にとって不利な第2の状態とに変化
可能な玉受部材と特定入賞領域とを有する可変入賞球装
置と、複数の表示結果を導出可能な可変表示装置と、打
玉の通過を検出する作動領域と、前記作動領域への打玉
の通過に基づいて前記可変表示装置に表示される表示結
果が予め定めた当り表示結果となったときに開放される
開閉始動入賞口と、を備え、前記開閉始動入賞口に打玉
が入賞したときに前記玉受部材を第1の状態にする始動
遊技状態とし、その始動遊技状態中に受け入れた入賞玉
が前記特定入賞領域に誘導されたときに特定遊技状態を
生起せしめる弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、始動入賞口に打玉が入賞したとき
に可変入賞球装置の玉受部材を1回又は2回開閉動作さ
せ、その開閉動作中に受け入れられた入賞玉が可変入賞
装置内に設けられる特定入賞領域に誘導されたときに特
定遊技状態を生起せしめる弾球遊技機が多数市場に提供
されていた。特定遊技状態になると、玉受部材が所定回
数(例えば、18回)の開閉動作に到達するまで又はそ
の所定回数の開閉動作中に受け入れられた入賞玉が所定
個数(例えば、10個)に到達するまでのいずれか早い
方の条件が成立するまでの開閉動作(以下、開閉サイク
ルという)を行い、その開閉サイクル中に受け入れられ
た入賞玉が特定入賞領域に入賞すると継続権が成立して
次回の開閉サイクルに移行する。そして、このような開
閉サイクルの継続は、所定回数(例えば、15回)とさ
れている。
【0003】ところで、上記した弾球遊技機において
は、特定遊技状態を生起せしめる始動入賞口への打玉の
入賞率、換言すれば始動遊技状態の生起確率に遊技者の
興味が集中する。しかして、始動入賞口への打玉の入賞
率は、始動入賞口近傍に植立された障害釘の調整により
一義的に決まるため、釘調整の善し悪しで弾球遊技機に
遊技客が付いたりあるいは付かなかったりするという問
題があった。そこで、釘調整の善し悪しに余り影響され
ないように、作動領域への打玉の通過に基づいて予め定
められた確率で当り表示結果が導出される可変表示装置
を設け、その可変表示装置に当り表示結果が表示された
ときに直接玉受部材を1回又は2回開放させたり、ある
いは、一旦開閉式の始動入賞口を開放させ、その始動入
賞口への打玉の入賞に基づいて玉受部材を1回又は2回
開放させたりする弾球遊技機が提案されるようになって
きた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような可変表示装
置を備えた弾球遊技機にあっては、依然として可変表示
装置の表示結果を導出させるための作動領域への打玉の
入賞率の善し悪しに影響される部分が大きいだけでな
く、仮に作動領域への打玉の入賞率を高めに設定しても
可変表示装置が当り表示結果を導出する確率、即ち始動
遊技状態の生起確率がほぼ一定であるため、遊技に抑揚
がなく単調になるという問題があった。本発明は、上記
した問題点に鑑みなされたもので、その目的とするとこ
ろは、始動遊技状態の生起確率に変化を与えて遊技に抑
揚を与えることができる弾球遊技機を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、遊技者にとって有利な第1
の状態と遊技者にとって不利な第2の状態とに変化可能
な玉受部材と特定入賞領域とを有する可変入賞球装置
と、複数の表示結果を導出可能な可変表示装置と、打玉
の通過を検出する作動領域と、前記作動領域への打玉の
通過に基づいて前記可変表示装置に表示される表示結果
が予め定めた当り表示結果となったときに開放される開
閉始動入賞口と、を備え、前記開閉始動入賞口に打玉が
入賞したときに前記玉受部材を第1の状態にする始動遊
技状態とし、その始動遊技状態中に受け入れた入賞玉が
前記特定入賞領域に誘導されたときに特定遊技状態を生
起せしめる弾球遊技機において、予め定めた第1の条件
が成立したときに、前記始動遊技状態の生起確率を向上
させる生起確率向上手段と、予め定めた第2の条件が成
立したときに、向上していた生起確率を元に復帰させる
生起確率復帰手段と、を備えたことを特徴とするもので
ある。上記した構成のうち、生起確率向上手段を、作動
領域の数を増加させる作動領域数増加手段、又は表示結
果の導出回数を増加させる導出回数増加手段にそれぞれ
換え、生起確率復帰手段を、作動領域の数を元に復帰さ
せる作動領域数復帰手段、又は表示結果の導出回数を元
に復帰させる導出回数復帰手段にそれぞれ換えても同じ
目的を達成することができる。
【0006】
【作用】遊技において予め定めた第1の条件が成立した
ときには、生起確率向上手段が作動する。このため、始
動遊技状態を生起せしめる確率が向上する。また、遊技
において予め定めた第2の条件が成立したときには、生
起確率復帰手段が作動して、始動遊技状態を生起せしめ
る確率が元に復帰する。同様に、遊技において予め定め
た第1の条件が成立したときには、作動領域数増加手段
が作動する。このため、始動遊技状態を生起せしめる可
変表示装置の表示結果を導出するための頻度が増加す
る。また、遊技において予め定めた第2の条件が成立し
たときには、作動領域数復帰手段が作動して、始動遊技
状態を生起せしめる可変表示装置の表示結果を導出する
ための頻度が元に復帰する。更に同様に、遊技において
予め定めた第1の条件が成立したときには、導出回数増
加手段が作動する。このため、始動遊技状態を生起せし
める可変表示装置の表示結果を導出するための回数が増
加する。また、遊技において予め定めた第2の条件が成
立したときには、導出回数復帰手段が作動して、始動遊
技状態を生起せしめる可変表示装置の表示結果を導出す
るための回数が元に復帰する。つまり、本発明にあって
は、遊技において成立する条件に基づいて始動入賞遊技
状態の生起確率に変化を与えることができ、それによっ
て遊技に抑揚を与えることができるので、遊技の興趣を
盛り上げることができる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例に
ついて説明する。まず、図1を参照して実施例に係る弾
球遊技機(図示の場合、パチンコ遊技機)の遊技盤1の
構成について説明する。遊技盤1にほぼ円状に植立され
た区画レール2によって遊技領域3が構成され、該遊技
領域3のほぼ中央に本実施例の要部を構成する可変入賞
球装置20が配置されている。この可変入賞球装置20
は、一対の玉受部材26a,26bと、該玉受部材26
a,26bによって受け入れられた入賞玉が流下する入
賞空間22と、該入賞空間22の最下方に設けられる特
定入賞口37を含む複数(3つ)の入賞口37、38
a,38bとを含んでいる。なお、可変入賞球装置20
の詳細な構造は、後に詳述する。
【0008】また、可変入賞球装置20の下方には、始
動遊技状態を生起せしめる始動入賞装置4が配置されて
いる。この始動入賞装置4は、その左右に受口形式の始
動入賞口5a,5bと、その中央にソレノイド7によっ
て開閉駆動される開閉始動入賞口6とが1つの取付基板
に形成されるものである。そして、それぞれの始動入賞
口5a,5b、6には、始動入賞玉検出器60a,60
b、61(図示しない;ただし図3のブロック図に表
示)を内蔵している。しかして、左右の始動入賞口5
a,5bに打玉が入賞して始動入賞玉検出器60a,6
0bをONさせると、可変入賞球装置20の玉受部材2
6a,26bが比較的短い時間の開放を1回行う。ま
た、中央の開閉始動入賞口6に打玉が入賞して始動入賞
玉検出器61をONさせると、玉受部材26a,26b
が比較的短い時間の開放を2回行う。なお、図示しない
が始動入賞装置4には、それぞれ始動入賞口の間にチャ
ッカーランプ75(図3のブロック図に表示)が設けら
れている。
【0009】ところで、前記開閉始動入賞口6は、後述
する可変表示装置としての可変表示器24a,24bに
表示される表示結果が予め定めた当り表示結果となった
ときに一定時間(例えば、5.8秒)開放するもので、
その開放中には、打玉が容易に入賞することになる。し
たがって、可変表示器24a,24bが当り表示結果を
表示する確率によって始動遊技状態が生起するか否か大
きく左右されるが、本実施例においては、後に詳述する
ように、可変表示器24a,24bの表示結果が当り表
示結果であり且つその当り表示結果のうちで特別に定め
られた当り表示結果となったときに、以後の可変表示動
作において当り表示結果が表示される確率が向上するよ
うになっている。つまり、本実施例においては、可変表
示器24a,24bが特別の当り表示結果を表示したこ
とが、第1の条件の成立となる。
【0010】上記した可変表示器24a,24bに表示
結果を表示させるために、遊技領域3には、通過口8a
〜8cが設けられている。このうち通過口8aは、可変
入賞球装置20と始動入賞装置4との間に設けられ、通
過口8b,8cは、可変入賞球装置20の左右両側に設
けられている。また、すべての通過口8a〜8cには、
通過玉検出器9a〜9cが内蔵され、通過する打玉を検
出するようになっている。しかして、打玉が通過口8a
〜8cを通過して通過玉検出器9a〜9cをONさせる
と、可変表示器24a,24bの可変表示動作が開始さ
れ、所定時間が経過したときに、表示結果を表示する。
なお、可変表示器24a,24bの可変表示動作及び表
示結果の決定方法については、後に詳述する。また、通
過口8a〜8cは、打玉が通過する形式ではなく、入賞
玉として取り込む受口形式のものでも良い。
【0011】ここで、上記した始動入賞口5a,5b、
6に打玉が入賞した始動遊技状態において、可変入賞球
装置20の1回又は2回の開閉動作中に受け入れられた
入賞玉が特定入賞口37に誘導されたときの可変入賞球
装置20の動作について説明する。まず、始動遊技状態
において受け入れられた入賞玉が特定入賞口37に入賞
すると、特定遊技状態(以下、大当り遊技状態という)
になる。大当り遊技状態になると、玉受部材26a,2
6bが所定時間(例えば、27秒)内に所定回数(例え
ば、18回)の開閉動作を行うか、又はその所定回数の
開閉動作中に所定個数(例えば、9個)の入賞玉が発生
するまでの開閉動作を行うようになっている(以下、こ
れを開閉サイクルという)。このような開閉サイクルが
実行されているときに受け入れられた入賞玉が特定入賞
口37に誘導されたときには、直ちにその回の開閉サイ
クルを停止して次の開閉サイクルに移行すべく継続され
る。そして、その継続回数は、開閉サイクル中に入賞玉
が特定入賞口37に入賞することを条件として、所定回
数(例えば、15回)行われるようになっている。した
がって、大当り遊技状態となると、短時間に多量の入賞
玉を発生させることができるので、この種の弾球遊技機
においては、大当り遊技状態となる前提である始動遊技
状態に遊技者の注意が集中する。
【0012】遊技領域3には、上記した可変入賞球装置
20、始動入賞口5a,5b、6や通過口8a〜8c以
外に、入賞口10a,10b、風車14が設けられてい
る。入賞口10a,10bは、可変入賞球装置20の下
方部左右側方に配置され、その下部にランプ付き風車が
付設されている。ランプ付き風車のランプは、袖ランプ
11a,11bと言われる。また、遊技領域3の左右両
端部には、サイドランプ12a,12bが配置され、遊
技領域3の最下方には、入賞しなかった打玉を回収する
アウト口15が設けられている。上記した袖ランプ11
a,11b、サイドランプ12a,12bは、前記始動
遊技状態時や前記大当り遊技状態時に所定の態様で表示
駆動される。また、遊技盤の打玉を誘導する誘導レール
や前記区画レール2の外側に設けられるレール飾りラン
プ13(図3のブロック図に表示)や、弾球遊技機の前
面上部に設けられる遊技効果ランプ74(図示しない;
図3のブロック図に表示)、及び前記チャッカーランプ
75等も始動遊技状態時や前記大当り遊技状態時に所定
の態様で表示駆動される。また、図示しないが弾球遊技
機には、スピーカが設けられ、遊技状態に応じた効果音
を発生するようになっている。
【0013】次に、図2を参照して、本実施例の要部を
構成する可変入賞球装置20の構成について説明する。
可変入賞球装置20は、前記遊技盤1の表面に取り付け
られる取付基板21を有し、その取付基板21のほぼ中
央に入賞玉が落下する入賞空間22が後方に凹状に形成
されている。そして、この入賞空間22には、後述する
玉受部材26a,26bが開放したときだけに、遊技領
域3を落下する打玉が受け入れられて入賞玉となる。
【0014】また、取付基板21の前面上部には、前記
入賞空間22の上縁及び左右縁に沿って打玉の侵入を阻
止する障害枠が突設され、該障害枠の上辺の後方には、
上部入賞口23が形成され、障害枠の上辺で受け止めら
れた打玉を入賞玉として取り込むようになっている。ま
た、上部入賞口23の前面両側には、可変表示装置とし
ての可変表示器24a,24bが設けられている。この
可変表示器24a,24bは、7セグメントLEDで構
成されており、0〜9までの数字(図柄)を可変表示し
得るようになっている。しかして、可変表示器24a,
24bは、前記したように、通過口8a〜8cを打玉が
通過したときに可変表示を開始し、所定時間(例えば、
6秒)経過したときに停止するようになっている。そし
て、停止したときの表示結果が予め定めた当り表示結
果、例えば、「3・3」「7・7」であるときには、当
りと判定されて前記開閉始動入賞口6を一定時間開放す
る。それ以外の図柄の組合せとなった表示結果のときに
は、外れと判定されて開閉始動入賞口6は、開放されな
い。また、当り表示結果のうち「7・7」が表示された
ときには、以後の可変表示動作において、当り表示結果
が表示される確率が高くなる高確率始動遊技状態とな
る。
【0015】可変表示器24a,24bの間には、複数
の通過記憶表示器25が設けられている。この通過記憶
表示器25は、可変表示器24a,24bが可変表示動
作中であるとき、又は開閉始動入賞口6が開放している
とき、あるいは、大当り遊技状態中であるときに、通過
口8a〜8cを通過した打玉数を記憶表示するものであ
り、その最大記憶数は、4個に限定されている。しかし
て、通過記憶表示器25が点灯表示されているときに
は、可変表示器24a,24bがその数だけ変動表示動
作を行い得る権利を留保している旨を報知するものであ
り、変動表示動作が開始される毎に、記憶値から1づつ
減算される。
【0016】また、障害枠の両側下方には、一対の玉受
部材26a,26bが開閉自在に設けられている。この
玉受部材26a,26bは、閉成時に起立状態となって
その先端が障害枠の左右下端と対設して打玉を受け入れ
ない遊技者にとって不利な第2の状態となっており、開
成時に水平状態となって遊技領域3を落下する打玉を受
け止めて遊技者にとって有利な第1の状態となってい
る。また、玉受部材26a,26bは、周知の機構によ
って玉受部材ソレノイド68a,68b(図3のブロッ
ク図に表示)に連結され、該玉受部材ソレノイド68
a,68bの上下運動を玉受部材26a,26bの回動
運動に変換している。この場合、玉受部材ソレノイド6
8a,68bがONされたときには、玉受部材26a,
26bが開成された状態となる。一方、玉受部材ソレノ
イド68a,68bがOFFされたときには、玉受部材
26a,26bが閉成された状態となる。なお、遊技者
にとって不利な第2の状態時に玉受部材26a,26b
の先端部と障害枠の両端部との間に打玉が通過し得る間
隔を設け、入賞し難い状態としても良い。
【0017】上記した玉受部材26a,26bによって
受け入れられた入賞玉は、入賞空間22に誘導される
が、その入賞空間22の上部には、上部玉転動板27が
横臥されている。上部玉転動板27は、玉受部材26
a,26bに受け入れられた入賞玉を入賞空間22の後
方に誘導するように下り傾斜しており、その後端から下
方に向かって入賞玉を落下させるようになっている。た
だし、上部玉転動板27の中央部分を後方に向かって転
動する入賞玉は、下方に落下することなく、そのまま後
方の侵入口29に侵入して後述する切欠凹部31を通過
するようになっている。
【0018】ところで、入賞空間22の後面には、図示
しないモータ71(図3のブロック図に表示)によって
回転駆動される回転体30が設けられている。この回転
体30は、大当り遊技状態時における開閉サイクルと開
閉サイクルとの間のインターバル時間に一回転して、こ
れから新たな開閉サイクルが開始される旨を報知するも
のである。また、回転体30の前方には、回転体30が
透視できるように透明板28が設けられるが、この透明
板28の下部中央に侵入口29が開設されている。そし
て、上記した回転体30の停止位置において、侵入口2
9と対応するように回転体30に切欠凹部31が形成さ
れている。この切欠凹部31は、入賞玉が通過し得るよ
うに前後方向に貫通して形成されるが、大当り遊技状態
時の開閉サイクル時には、所定の条件(例えば、5個の
入賞玉が発生するまで)が成立するまで切欠凹部31内
で所定個数(例えば、3個)の入賞玉が貯留されるよう
になっている(この貯留は、図3のブロック図に示す一
時停止用ソレノイド69によって行われる)。ただし、
始動遊技状態時には、貯留されないようになっている。
なお、切欠凹部31が所定の位置で停止するように、停
止位置検出器67(図3のブロック図に表示)が設けら
れている。
【0019】上記した切欠凹部31を通過した入賞玉
は、入賞空間22の下部後面中央に形成された放出口3
2から下部玉転動板33に放出される。そして、下部玉
転動板33には、振分部材モータ72(図3のブロック
図に表示)によって左右方向に往復する一対の振分部材
34a,34bが設けられている。この振分部材34
a,34bは、始動遊技状態時及び大当り遊技状態時に
前記放出口32から放出される入賞玉、又は前記上部玉
転動板27の後端から落下した入賞玉の流路に影響を及
ぼし、次に説明する特定入賞口37や通常入賞口38
a,38bへの誘導に変化を与えるようになっている。
なお、振分部材34a,34bの停止位置を検出するた
めに、投受光方式の停止位置検出器66(図3のブロッ
ク図に表示)が設けられている。
【0020】なお、上記した放出口32の左右には、前
記開閉サイクルの継続回数を表示する継続回数表示器3
5と1回の開閉サイクル中に可変入賞球装置20に入賞
した入賞玉数を表示する入賞個数表示器36とが前面に
臨むように設けられている。この場合、継続回数表示器
35は、2桁の数字を表示(15まで)する必要がある
が、継続回数が2桁となったときは、一位の数字を点滅
表示することにより表している。
【0021】前記下部玉転動板41の前方下方には、複
数の入賞口を形成すべく入賞受枠が取付基板21の前方
に突設され、この入賞受枠のほぼ中央に特定入賞口37
が形成され、該特定入賞口37の左右が通常の入賞口3
8a,38bを構成している。可変入賞球装置20に受
け入れられた入賞玉は、すべて特定入賞口37又は通常
入賞口38a,38bのいずれかに誘導されるが、特定
入賞口37は、前記したように始動遊技状態時の入賞に
基づいて大当り遊技状態を生起せしめ、開閉サイクル時
の入賞に基づいて継続条件を成立せしめるために、図示
しないが特定入賞玉検出器64(図3のブロック図に表
示)が設けられ、また、1回の開閉サイクル中に可変入
賞球装置20に入賞した入賞玉を検出するために、入賞
玉検出器65(図3のブロック図に表示)が設けられて
いる。
【0022】可変入賞球装置20は、以上説明した構成
以外にランプやLED等の多数の発光部材を有してい
る。具体的には、図2に示すように、前記回転体30の
上部後面に複数の飾りLED39が設けられている。ま
た、図示しないが、入賞空間22の全域を照明するため
に、後面壁の任意の位置には、役物ランプ73(図3の
ブロック図に表示)が設けられている。
【0023】以上、可変入賞球装置20を含む弾球遊技
機の遊技盤1の構成について説明してきたが、それらの
遊技装置は、図3に示す遊技制御回路によって制御され
る。図3は、遊技制御回路をブロック構成で示す回路図
であり、MPU、ROM、RAM、入出力回路を含む基
本回路40によって制御される。しかして、基本回路4
0は、スイッチ回路46を介して始動入賞玉検出器60
a,60b、61、通過玉検出器9a〜9c、特定入賞
玉検出器64、入賞玉検出器65、及び停止位置検出器
66、67からの検出信号が入力され、アドレスデコー
ド回路41から基本回路40及びスイッチ回路46にチ
ップセレクト信号が与えられる。また、電源投入時に初
期リセット回路42から基本回路40にリセット信号が
与えられ、所定時間毎に定期リセット回路43から基本
回路40に定期リセット信号が与えられる。
【0024】一方、基本回路40からは、以下の装置及
び回路に制御信号が与えられる。即ち、音回路44を介
してスピーカに音声信号が与えられる。また、LED回
路47を介して可変表示器24a,24b、継続回数表
示器35、入賞個数表示器36、飾りLED39、及び
通過記憶表示器25に表示制御信号が与えられ、ソレノ
イド回路48を介して玉受部材ソレノイド68a,68
b、一時停止用ソレノイド69、及び始動ソレノイド7
に駆動信号を与えている。更に、モータ回路49を介し
て回転体モータ71及び振分部材モータ72に駆動信号
が与えられ、ランプ回路50を介して役物ランプ73、
袖ランプ11a,11b、サイドランプ12a,12
b、レール飾りランプ13、遊技効果ランプ74、及び
チャッカーランプ75に表示制御信号が送られる。ま
た、基本回路40からは大当り情報出力回路45に大当
り信号を出力している。なお、上記した装置や回路に
は、電源回路51から各種の電圧を有する電力が供給さ
れている。
【0025】以上、説明した遊技制御回路の具体的な動
作の一例を図4乃至図10に示すタイムチャート、説明
図、及びフローチャートを参照して説明する。図4は、
通過口8a〜8cを打玉が通過したときの可変表示器2
4a,24b(以下、図柄24a,24bという)の可
変表示制御を示すタイムチャートである。図5及び図6
は、打玉が通過口8a〜8cを通過したときに決定され
る当り図柄の選択方法を説明する説明図である。図4に
おいて、いずれかの通過口8a〜8cに打玉が入賞して
通過玉検出器9a〜9cをONさせ、通過信号P1が導
出されると、まず、ランダム数Aから1つの値が抽出さ
れる。ランダム数Aは、当り図柄か否かを決定するため
のランダム数であり、電源投入後「0〜9」の10通り
の数値が刻々と変動している。
【0026】そして、通過信号P1導出後、図柄24
a,24bの変動開始時である0.008秒後に、他の
3つのランダム数B,C,Dからそれぞれ1つの値を抽
出する。ランダム数Bは、当り図柄か否かを決定するた
めのランダム数であり、電源投入後「0〜4」の5通り
の数値が刻々と変動している。ただし、このランダム数
Bは、低確率時だけに抽出されるようになっている。ラ
ンダム数Cは、当りの時に図柄24a,24bに表示さ
れる図柄を決定するためのランダム数であると共に、外
れの時に左側の図柄24aに表示される図柄を決定する
ためのランダム数であり、電源投入後「0〜9」の10
通りの数値が刻々と変動している。ランダム数Dは、外
れの時に右側の図柄24bに表示される図柄を決定する
ためのランダム数であり、電源投入後「0〜9」の10
通りの数値が刻々と変動している。
【0027】しかして、まず、低確率時においては、図
5に示すように、通過信号P1導出時にランダム数Aか
ら抽出された数値が例えば、「1」であり、且つ変動開
始時にランダム数Bで抽出された数値が例えば、「1」
であるときには、当りであると判定され、そのとき2つ
の図柄24a,24bに表示される図柄を決定するため
に、変動開始時のランダム数Cで抽出された値の下位1
ビット(2進数)の結果が「0」である時には、図柄2
4a,24bに表示される図柄の組合せを「3・3」と
し、以下同様に、下位1ビットの結果が「1」のとき
「7・7」とする。一方、ランダム数Aから抽出された
数値が「1」以外のとき、又はランダム数Aから抽出さ
れた数値が「1」であってもランダム数Bから抽出され
た数値が「1」以外のときには、外れであると判定さ
れ、そのとき2つの図柄24a,24bに表示される図
柄は、変動開始時ランダム数C及びDで抽出された数値
がそのまま表示される。ただし、ランダム数C及びDで
抽出された数値が当り数値「3・3」又は「7・7」で
あるときには、右側の値に「1」を減算して表示し、当
り表示結果とならないようにしている。
【0028】一方、高確率時においては、図6に示すよ
うに、通過信号P1導出時にランダム数Aから抽出され
た数値が例えば、「1」であるときには、直ちに当りで
あると判定され、そのとき2つの図柄24a,24bに
表示される図柄を決定するために、変動開始時のランダ
ム数Cで抽出された値の下位1ビット(2進数)の結果
が「0」である時には、図柄24a,24bに表示され
る図柄の組合せを「3・3」とし、以下同様に、下位1
ビットの結果が「1」のとき「7・7」とする。一方、
ランダム数Aから抽出された数値が「1」以外のときに
は、外れであると判定され、そのとき2つの図柄24
a,24bに表示される図柄は、変動開始時ランダム数
C及びDで抽出された数値がそのまま表示される。ただ
し、この場合もランダム数C及びDで抽出された数値が
当り数値「3・3」又は「7・7」であるときには、右
側の値に「1」を減算して表示し、当り表示結果となら
ないようにしている。
【0029】上記したように、低確率時及び高確率時に
おいては、通過信号P1が導出されると同時に、図柄2
4a,24bに表示される図柄が当りか否かが決定さ
れ、図柄24a,24bの変動開始時に、停止時に表示
される図柄も決定される。しかして、低確率時に当りと
判定されるまで2回のランダム数が抽出され、当りが表
示される確率は、1/10×1/5=1/50となる。
一方、高確率時に当りと判定されるは、1回のランダム
数の抽出だけで行われ、当りが表示される確率は、1/
10となる。この様子は、後述する図7に示すフローチ
ャートで詳細に説明する。なお、低確率から高確率の変
更は、例えば、当り表示結果のうち「7・7」が表示さ
れたときに実行され、逆に高確率から低確率の変更は、
例えば、大当り遊技状態が終了した時点で実行される。
【0030】しかして、通過信号P1導出後0.008
秒経過後に図柄24a,24bの変動が同時に開始され
た場合において、図4に示すように、左図柄24aの変
動表示においては、基本時間(6.000秒)の間、図
柄の変動速度が0.040秒に設定されている。そし
て、基本時間の経過後、停止図柄と一致したところ
(0.000秒〜0.360秒の間で一致)で変動表示
を停止する。
【0031】一方、右図柄24bの変動表示において
は、最初に停止する左図柄24aに表示される停止図柄
が当り図柄でないとき(リーチ状態でないとき)と、当
り図柄であるとき(リーチ状態のとき)とでは、異なる
態様で変動表示される。そこで、まずリーチ状態でない
ときの変動表示について説明すると、基本時間として最
初に停止する左図柄24aの変動が停止するまでの時間
が設定され、その基本時間の間変動速度が0.040秒
に設定されて変動表示している。そして、基本時間終了
後、微小時間(0.400秒)経過後に、停止図柄と一
致したところ(0.000秒〜0.360秒の間で一
致)で変動表示を停止する。
【0032】次に、リーチ状態のときの変動表示につい
て説明すると、最初に停止する左図柄24aの変動が停
止するまでの間、変動速度が0.040秒に設定されて
変動表示しており、その時間が経過した後、変動速度が
変動速度の遅い速度である0.160秒に設定され、2
周期分の図柄(20図柄)を変動表示(したがって、
3.200秒が経過する)する。そして、この2周期分
の図柄の変動表示が終了するまでが基本時間とされ、そ
の基本時間が経過した後、停止図柄と一致するまで変動
表示する。このように、リーチ状態時に変動時間を長く
且つゆっくりとするのは、当りとなる期待感を盛り上げ
るためである。
【0033】上記した図4乃至図6に示した内容を図7
のフローチャートを参照して説明する。図7は、停止図
柄決定処理を示すサブルーチンである。まず、ステップ
S1で通過入賞があるか否か、即ち、通過口8a〜8c
を打玉が通過したか否かが判別され、通過入賞がない場
合には、停止図柄決定処理サブルーチンを終了する。一
方、通過入賞がある場合には、ステップS2で前記通過
信号P1導出時におけるランダム数Aにおける第1段階
の抽出処理が行われ、ステップS3でその抽出した値が
当りか否か、即ち「1」であるか否かが判別され、当り
でないと判別されたときには、ステップS4でランダム
数C及びDで抽出された値の組合せが「3・3」又は
「7・7」であるか否かが判別され、そうであれば、ス
テップS5で右図柄の値から「1」を減算し、その後ス
テップS6でランダム数C及びDの値を対応するエリア
に記憶する。この場合、通過玉が最高4個記憶されるた
め、それぞれ通過時の値を記憶するために4つの記憶エ
リアが設けられている。
【0034】一方、前記ステップS3で当りであると判
別されたときには、ステップS7で高確率状態における
通過であるか否かが判別され、高確率状態であると判別
されたときには、次のステップS8及びステップS9の
処理を行うことなくステップS10に移行する。また、
高確率状態でない(即ち低確率状態である)と判別され
たときには、ステップS8でランダム数Bにおける第2
段階の抽出処理が行われ、ステップS9でその抽出した
値が当りか否か、即ち「1」であるか否かが判別され
る。そして、当りでないと判別されたときには、前記ス
テップS4に移行し、当りであると判別されたときに
は、ステップS10でランダム数Cの下位1ケタの値に
対応する値を対応するエリアに記憶する。なお、このス
テップS10の処理は、前記ステップS7において高確
率状態であると判別されたときにも行われる。
【0035】このように、本実施例においては、可変表
示装置としての可変表示器24a,24bの開閉始動入
賞口6を開放すべき当り表示結果を表示する確率が予め
定めた条件が成立したときに変化するので、始動遊技状
態の生起確率に変化を与えることができ、それによって
遊技に抑揚を与えることができるので、遊技の興趣を盛
り上げることができる。なお、上記した実施例では、可
変表示器24a,24bの当り表示結果を導出する確率
が変化するものを示したが、その確率を一定にして可変
表示器24a,24bの変動表示結果を導出するための
通過口の数を増減させたり、あるいは通過口への通過に
基づいて可変表示器24a,24bの変動表示回数自体
を変化させることにより、始動遊技状態の生起確率を変
化させるようにしたものでも良い。
【0036】前者の例として、例えば、通常の遊技状態
において、可変表示器24a,24bを可変表示動作さ
せる機能を有する通過口として通過口8aだけとし、第
1の条件が成立したときに、通過口8b,8cにもその
機能を付与するようにしたものでも良い。このように構
成された弾球遊技機においては、例えば、図8に示すよ
うに制御される。即ち、ステップS22で特別条件(第
1の条件)が成立していると判定されている場合には、
ステップS21及びステップS22でいずれかの通過口
8a〜8cにおける通過があると判別されることによ
り、ステップS23で一定の当り数値が決められている
当り外れ決定用ランダムの中から1つの値が抽出され
て、それが対応する記憶エリアに記憶される。したがっ
て、通過口の数が増加して単位時間当たりにおける可変
表示器24a,24bの可変表示動作が多くなり、始動
遊技状態の生起確率を向上させることができる。一方、
ステップS22で特別条件が成立していないと判定され
ている場合には、ステップS21における通過口8aだ
けの通過によりステップS23の処理が行われるため、
単位時間当たりにおける可変表示器24a,24bの可
変表示動作が少なくなる。なお、通過口8b,8cが機
能するか否かをメカ的に行うようにしても良い。例え
ば、通常時には、通過口8b,8cをシャッターで閉塞
し、第1の条件が成立したときに、そのシャッターを退
避させるようにしても良い。
【0037】また、後者の例として、例えば、通常の遊
技状態において、通過口8aを打玉が通過したときに可
変表示器24a,24bの可変表示動作が1回行われる
が、第1の条件が成立したときに、通過口8aを打玉が
通過したときに可変表示器24a,24bの可変表示動
作が2回行われるようにしたものでも良い。このように
構成された弾球遊技機においては、例えば、図9に示す
ように制御される。即ち、ステップS32で特別条件
(第1の条件)が成立していると判別された場合には、
通過口8aに打玉が通過したこと(ステップS30)に
基づいて、記憶値が最大値でない限り(ステップS31
及びステップS35)、当たり外れ決定用ランダムから
2個の値が抽出されてそれぞれが所定の記憶エリアに記
憶される(ステップS34及びステップS36)。した
がって、単位時間当たりにおける可変表示器24a,2
4bの可変表示動作が多くなり、始動遊技状態の生起確
率を向上させることができる。一方、ステップS32で
特別条件(第1の条件)が成立していないと判別された
場合には、通過口8aに打玉が通過したこと(ステップ
S30)に基づいて、記憶値が最大値でない限り(ステ
ップS31)、当たり外れ決定用ランダムから1個の値
が抽出されて所定の記憶エリアに記憶される(ステップ
S33)。このため、単位時間当たりにおける可変表示
器24a,24bの可変表示動作が少ない。
【0038】なお、上記した図7乃至図9は、可変表示
器24a,24bに表示される表示結果が当たりである
か否かを選択する動作と具体的に表示される図柄を選択
する動作を示すだけで、可変表示器24a,24bの可
変表示動作及びそれに基づく当たり制御は、図10のフ
ローチャートのように制御される。これについて簡単に
説明すると、ステップS40で記憶があるか否かが判別
され、記憶がある場合には、まずステップS41で記憶
値が1だけ減算され、その後、ステップS42で表示制
御及び停止制御が行われる。表示制御は、前記した図4
のように行われる。また、停止制御も記憶エリアで記憶
された数値が表示されるように制御される。次いで、ス
テップS43で当たりか否かが判別され、当たりである
場合には、ステップS44で当たり制御が行われる。こ
の当たり制御は、開閉始動入賞口6が開放すべき開放信
号を導出すると共に、その開放中は、可変表示器24
a,24bを変動表示しないように制御するものであ
る。
【0039】以上、実施例の構成及び作用について説明
してきたが、上記実施例においては、高確率状態時と低
確率状態時における当たり外れの決定を1段階と2段階
とに分けて選択するものを示したが、それぞれの状態で
全く異なるランダム数によって当たり外れの決定を行う
ようにしたものでも良い。例えば、高確率時には、「0
〜9」までの10通りの中から1つを抽出するランダム
数であり、低確率時には、「0〜49」までの50通り
の中から1つを抽出するランダム数でも良く、あるい
は、選択するランダム数は、同じであっても、高確率時
にだけ当たり数値の変化する時間を低確率時よりも長く
するようなランダム数であっても良い。
【0040】また、上記した実施例においては、第1の
条件として可変表示器24a,24bが当り表示結果の
うち予め定めた表示結果であるときに成立するとした
が、他の条件であっても良い。例えば、 (1)可変表示装置が当り表示結果(どれでもよい)と
なったとき、又は当り表示結果以外で予め定めた表示結
果となったとき。 (2)通過信号導出時に抽出した当り外れ決定用ランダ
ム数が予め定めた数値であるとき。 (3)予め定めた回の大当り遊技状態となったとき、又
は予め定めた回の大当り遊技状態が終了したとき。 (4)遊技領域内又は入賞球装置内の予め定めた領域を
打玉が1個又は所定個数通過したとき。 (5)可変表示装置が予め定めた期間(時間又は回数)
当り表示結果を表示しなかったとき。 (6)開店時から又は所定の時から差玉数又は出玉率が
所定値に達したとき。 (7)確率変動決定用図柄を設け、その図柄が所定の図
柄となったとき。
【0041】また、上記した実施例においては、第2の
条件として、高確率時以後の最初の大当り遊技状態が終
了したときとしたが、他の条件であっても良い。例え
ば、上記した(1)〜(4)及び(6)と同じ条件とな
ったとき。及び (5)高確率時から所定期間経過したとき。所定期間と
して、所定時間の経過、可変表示装置の可変表示動作回
数が所定回数に達するまで、前記2つの条件のうちいず
れか早い方の条件が成立するまで、可変表示装置の当り
表示回数が所定回数に達するまで、等が考えられる。 (7)通過口への打玉の記憶がなくなったとき、又は記
憶のない状態が所定時間継続したとき。 (8)弾球遊技機の電源をOFFとしたとき。
【0042】また、上記した実施例では、第1の条件及
び第2の条件が成立したときに直ちに始動遊技状態の生
起確率が向上したり復帰したりするものを示したが、第
1の条件及び第2の条件をそれぞれ複数段階に分け、そ
れぞれの段階における条件が成立する毎に始動遊技状態
の生起確率が徐々に向上したり又は復帰したりするよう
にしても良い。また、始動遊技状態として、可変入賞球
装置20の玉受部材26a,26bが1回又は2回開放
するものを示したが、その開放回数は何回でも良く、例
えば、大当り遊技状態の開閉サイクルと同じ開閉動作を
行うようにしても良い。更に、特定遊技状態として所定
回数の開閉サイクルを繰り返し可能な大当り遊技状態を
生起する遊技内容のものを示したが、特定入賞領域に入
賞したことに基づいて権利発生遊技状態となり、この権
利発生遊技状態の継続中に始動入賞口に打玉が入賞した
ときに玉受部材を一定時間(例えば、10秒)又は所定
個数(例えば、10個)の入賞玉が発生するまで開放
し、そのような開放を始動入賞口に所定個数(例えば、
16個)の打玉が入賞するまで、又は再度特定入賞領域
に入賞して権利発生遊技状態が終了するまで継続できる
ような遊技内容を有するものでも良い。
【0043】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、遊技において成立する条件に基
づいて始動遊技状態の生起確率に変化を与えることがで
き、それによって遊技に抑揚を与えることができるの
で、遊技の興趣を盛り上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る弾球遊技機の遊技盤の構成を示す
正面図である。
【図2】遊技盤に設けられる可変入賞球装置の正面図で
ある。
【図3】弾球遊技機の遊技動作を制御する遊技制御回路
のブロック図である。
【図4】可変表示装置の可変表示動作を示すタイミング
チャートである。
【図5】低確率時における当りの抽出方法を説明する説
明図である。
【図6】高確率時における当りの抽出方法を説明する説
明図である。
【図7】低確率時及び高確率時における当りの選択動作
を示すフローチャートである。
【図8】通過口の増減時における当りの選択動作を示す
フローチャートである。
【図9】通過による表示結果の導出回数の増減時におけ
る当りの選択動作を示すフローチャートである。
【図10】可変表示装置の可変表示動作を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 遊技盤 5a,5b、6 始動入賞口 8a〜8c 通過口(作動領域) 20 可変入賞球装置 24a,24b 可変表示器(可変表示装置) 26a,26b 玉受部材 37 特定入賞口(特定入賞領域)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技者にとって有利な第1の状態と遊技
    者にとって不利な第2の状態とに変化可能な玉受部材と
    特定入賞領域とを有する可変入賞球装置と、複数の表示
    結果を導出可能な可変表示装置と、打玉の通過を検出す
    る作動領域と、前記作動領域への打玉の通過に基づいて
    前記可変表示装置に表示される表示結果が予め定めた当
    り表示結果となったときに開放される開閉始動入賞口
    と、を備え、前記開閉始動入賞口に打玉が入賞したとき
    前記玉受部材を第1の状態にする始動遊技状態とし、
    その始動遊技状態中に受け入れた入賞玉が前記特定入賞
    領域に誘導されたときに特定遊技状態を生起せしめる弾
    球遊技機において、 予め定めた第1の条件が成立したときに、前記始動遊技
    状態の生起確率を向上させる生起確率向上手段と、 予め定めた第2の条件が成立したときに、向上していた
    生起確率を元に復帰させる生起確率復帰手段と、を備え
    たことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 前記生起確率向上手段は、前記開閉始動
    入賞口を開放するための条件を成立し易くするものであ
    ることを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 遊技者にとって有利な第1の状態と遊技
    者にとって不利な第2の状態とに変化可能な玉受部材と
    特定入賞領域とを有する可変入賞球装置と、複数の表示
    結果を導出可能な可変表示装置と、打玉の通過を検出す
    る作動領域と、前記作動領域への打玉の通過に基づいて
    前記可変表示装置に表示される表示結果が予め定めた当
    り表示結果となったときに開放される開閉始動入賞口
    と、を備え、前記開閉始動入賞口に打玉が入賞したとき
    前記玉受部材を第1の状態にする始動遊技状態とし、
    その始動遊技状態中に受け入れた入賞玉が前記特定入賞
    領域に誘導されたときに特定遊技状態を生起せしめる弾
    球遊技機において、 予め定めた第1の条件が成立したときに、前記作動領域
    の数を増加させる作動領域数増加手段と、 予め定めた第2の条件が成立したときに、増加していた
    作動領域の数を元に復帰させる作動領域数復帰手段と、
    を備えたことを特徴とする弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 遊技者にとって有利な第1の状態と遊技
    者にとって不利な第2の状態とに変化可能な玉受部材と
    特定入賞領域とを有する可変入賞球装置と、複数の表示
    結果を導出可能な可変表示装置と、打玉の通過を検出す
    る作動領域と、前記作動領域への打玉の通過に基づいて
    前記可変表示装置に表示される表示結果が予め定めた当
    り表示結果となったときに開放される開閉始動入賞口
    と、を備え、前記開閉始動入賞口に打玉が入賞したとき
    前記玉受部材を第1の状態にする始動遊技状態とし、
    その始動遊技状態中に受け入れた入賞玉が前記特定入賞
    領域に誘導されたときに特定遊技状態を生起せしめる弾
    球遊技機において、 予め定めた第1の条件が成立したときに、前記作動領域
    への通過に基づく表示結果の導出回数を増加させる導出
    回数増加手段と、 予め定めた第2の条件が成立したときに、増加していた
    導出回数を元に復帰させる導出回数復帰手段と、を備え
    たことを特徴とする弾球遊技機。
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