JP3320661B2 - 弾球遊技機 - Google Patents
弾球遊技機Info
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- JP3320661B2 JP3320661B2 JP25037598A JP25037598A JP3320661B2 JP 3320661 B2 JP3320661 B2 JP 3320661B2 JP 25037598 A JP25037598 A JP 25037598A JP 25037598 A JP25037598 A JP 25037598A JP 3320661 B2 JP3320661 B2 JP 3320661B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、打玉の入賞に基づ
いて遊技者に有利な大当り遊技状態を発生せしめる特定
入賞領域を含む複数の入賞領域が形成された可変入賞球
装置と、打玉の入賞に基づいて前記可変入賞球装置を開
閉駆動する電動始動入賞装置と、を備えた弾球遊技機に
関するものである。
いて遊技者に有利な大当り遊技状態を発生せしめる特定
入賞領域を含む複数の入賞領域が形成された可変入賞球
装置と、打玉の入賞に基づいて前記可変入賞球装置を開
閉駆動する電動始動入賞装置と、を備えた弾球遊技機に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、打玉の入賞に基づいて遊技者に有
利な大当り遊技状態を発生せしめる特定入賞領域を含む
複数の入賞領域が形成された可変入賞球装置を備えた弾
球遊技機が多数提案されている。このような弾球遊技機
においては、大当り遊技状態を発生させるために、遊技
の興趣は打玉が特定入賞領域に入賞するか否かに集中す
る傾向にあった。
利な大当り遊技状態を発生せしめる特定入賞領域を含む
複数の入賞領域が形成された可変入賞球装置を備えた弾
球遊技機が多数提案されている。このような弾球遊技機
においては、大当り遊技状態を発生させるために、遊技
の興趣は打玉が特定入賞領域に入賞するか否かに集中す
る傾向にあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、大当り遊技
状態に関連する遊技が単調となり、遊技者の期待感を高
揚させることができないという欠点があった。本発明
は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とす
るところは、遊技者が遊技を十分に楽しむことができる
と共に遊技者の期待感を高揚させることが可能な弾球遊
技機を提供することにある。
状態に関連する遊技が単調となり、遊技者の期待感を高
揚させることができないという欠点があった。本発明
は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とす
るところは、遊技者が遊技を十分に楽しむことができる
と共に遊技者の期待感を高揚させることが可能な弾球遊
技機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、打玉の入賞に基づいて遊技
者に有利な大当り遊技状態を発生せしめる特定入賞領域
を含む複数の入賞領域が形成された可変入賞球装置と、
打玉の入賞に基づいて前記可変入賞球装置を開閉駆動す
る電動始動入賞装置と、を備えた弾球遊技機において、
該弾球遊技機は、さらに所定条件の成立により可変表示
を行った後に停止する複数の可変表示部を有し且つその
複数の可変表示部の表示結果が特定の表示結果になった
ことに基づき前記電動始動入賞装置を開閉駆動させるた
めの可変表示装置を備え、前記可変表示装置は、前記複
数の可変表示部のうち一部の可変表示部が停止した段階
で前記特定の表示結果となる可能性があるときに未だ可
変表示中の可変表示部の可変表示期間を可能性がないと
きと比べて長くなるように可変表示制御することを特徴
とするものである。
ために、本発明においては、打玉の入賞に基づいて遊技
者に有利な大当り遊技状態を発生せしめる特定入賞領域
を含む複数の入賞領域が形成された可変入賞球装置と、
打玉の入賞に基づいて前記可変入賞球装置を開閉駆動す
る電動始動入賞装置と、を備えた弾球遊技機において、
該弾球遊技機は、さらに所定条件の成立により可変表示
を行った後に停止する複数の可変表示部を有し且つその
複数の可変表示部の表示結果が特定の表示結果になった
ことに基づき前記電動始動入賞装置を開閉駆動させるた
めの可変表示装置を備え、前記可変表示装置は、前記複
数の可変表示部のうち一部の可変表示部が停止した段階
で前記特定の表示結果となる可能性があるときに未だ可
変表示中の可変表示部の可変表示期間を可能性がないと
きと比べて長くなるように可変表示制御することを特徴
とするものである。
【0005】上記のように構成することにより、遊技者
は、大当り遊技状態が発生するまでの間、打玉の特定入
賞領域への入賞という遊技と、可変表示装置における特
定の表示結果の導出という遊技との2つを楽しむことが
できると共に、可変表示装置における遊技において、複
数の可変表示部のうち一部の可変表示部が停止した段階
で特定の表示結果となる可能性があるときに未だ可変表
示中の可変表示部の可変表示期間を可能性がないときと
比べて長くなるように可変表示制御するため、遊技者の
期待感を高揚することができ、遊技の興趣を向上させる
ことができる。
は、大当り遊技状態が発生するまでの間、打玉の特定入
賞領域への入賞という遊技と、可変表示装置における特
定の表示結果の導出という遊技との2つを楽しむことが
できると共に、可変表示装置における遊技において、複
数の可変表示部のうち一部の可変表示部が停止した段階
で特定の表示結果となる可能性があるときに未だ可変表
示中の可変表示部の可変表示期間を可能性がないときと
比べて長くなるように可変表示制御するため、遊技者の
期待感を高揚することができ、遊技の興趣を向上させる
ことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。まず、実施形態に係る通過
口装置20a,20bが適用される弾球遊技機の一例と
してのパチンコ遊技機について図3を参照して説明す
る。図3は、パチンコ遊技機の遊技盤1の正面図であ
る。図において、パチンコ遊技機の遊技盤1には、ほぼ
円状に誘導レール2が植立され、この誘導レール2によ
って囲まれる領域が打玉の落下する遊技領域3を構成し
ている。遊技領域3のほぼ中央には、可変入賞球装置5
0が配設され、その下方に電動役物からなる始動入賞装
置4が配設されている。可変入賞球装置50は、後に詳
述するように、可変表示装置としてのドットLED55
a,55bと、一対の玉受部材64a,64bと、該玉
受部材64a,64bによって受け入れられた入賞玉が
落下する入賞空間57と、該入賞空間57の底面を構成
する下部玉転動板75で導かれた入賞玉が誘導される特
定入賞口59を含む複数の入賞領域59、61a,61
bとを有し、打玉が始動入賞装置4に入賞したときや、
あるいは後述する大当り遊技状態となったときに玉受部
材64a,64bが左右方向に開閉動作して打玉を受け
入れ易いようになっている。なお、可変入賞球装置50
については、後に詳述する。
実施形態について説明する。まず、実施形態に係る通過
口装置20a,20bが適用される弾球遊技機の一例と
してのパチンコ遊技機について図3を参照して説明す
る。図3は、パチンコ遊技機の遊技盤1の正面図であ
る。図において、パチンコ遊技機の遊技盤1には、ほぼ
円状に誘導レール2が植立され、この誘導レール2によ
って囲まれる領域が打玉の落下する遊技領域3を構成し
ている。遊技領域3のほぼ中央には、可変入賞球装置5
0が配設され、その下方に電動役物からなる始動入賞装
置4が配設されている。可変入賞球装置50は、後に詳
述するように、可変表示装置としてのドットLED55
a,55bと、一対の玉受部材64a,64bと、該玉
受部材64a,64bによって受け入れられた入賞玉が
落下する入賞空間57と、該入賞空間57の底面を構成
する下部玉転動板75で導かれた入賞玉が誘導される特
定入賞口59を含む複数の入賞領域59、61a,61
bとを有し、打玉が始動入賞装置4に入賞したときや、
あるいは後述する大当り遊技状態となったときに玉受部
材64a,64bが左右方向に開閉動作して打玉を受け
入れ易いようになっている。なお、可変入賞球装置50
については、後に詳述する。
【0007】また、始動入賞装置4の左右には、通過口
装置20a,20bが配置され、該通過口装置20a,
20bに打玉が入賞すると、可変入賞球装置50に設け
られる可変表示装置としての2つのドットLED55
a,55bが変動表示し、その表示結果が予め定められ
た特定の表示結果となったときに、前記電動役物からな
る始動入賞装置4が所定時間の開放動作を2回行う。こ
のような動作を行うために、通過口装置20a,20b
には、通過玉検出器40a,40bが内蔵され、また、
始動入賞装置4には、始動入賞玉検出器5と開放駆動す
る始動ソレノイド6とが付設されている。なお、通過口
装置20a,20bについては、後に詳述する。
装置20a,20bが配置され、該通過口装置20a,
20bに打玉が入賞すると、可変入賞球装置50に設け
られる可変表示装置としての2つのドットLED55
a,55bが変動表示し、その表示結果が予め定められ
た特定の表示結果となったときに、前記電動役物からな
る始動入賞装置4が所定時間の開放動作を2回行う。こ
のような動作を行うために、通過口装置20a,20b
には、通過玉検出器40a,40bが内蔵され、また、
始動入賞装置4には、始動入賞玉検出器5と開放駆動す
る始動ソレノイド6とが付設されている。なお、通過口
装置20a,20bについては、後に詳述する。
【0008】また、遊技領域3には、通常の入賞口7
a,7bや、チューリップ式入賞口9a,9bや、ラン
プ付風車11a,11bや、風車(符号なし)等が配設
されている。入賞口7a,7bは、可変入賞球装置50
の左右側方に配置され、その内部に肩ランプ8a,8b
を内蔵し、チューリップ式入賞口9a,9bは、可変入
賞球装置50の下部側方に配設され、その内部に袖ラン
プ10a,10bが内蔵されている。更に、遊技領域3
の中央両端には、サイドランプ12a,12bも配設さ
れている。これらの肩ランプ8a,8b、袖ランプ10
a,10b、及びサイドランプ12a,12bは、通過
口入賞時や始動入賞時や大当り遊技状態時等に点灯また
は点滅して遊技者にその旨を報知するためのものであ
る。なお、同様の機能を有するランプとして、前記誘導
レール2の外周に沿って設けられるレール飾りランプ1
4やパチンコ遊技機の前面上部に設けられる遊技効果ラ
ンプ15(図9に符号だけ示す)がある。また、遊技領
域3の最下方には、上記したいずれの入賞口、あるいは
可変入賞球装置50にも入賞しなかった打玉が取り込ま
れるアウト口13が形成されている。
a,7bや、チューリップ式入賞口9a,9bや、ラン
プ付風車11a,11bや、風車(符号なし)等が配設
されている。入賞口7a,7bは、可変入賞球装置50
の左右側方に配置され、その内部に肩ランプ8a,8b
を内蔵し、チューリップ式入賞口9a,9bは、可変入
賞球装置50の下部側方に配設され、その内部に袖ラン
プ10a,10bが内蔵されている。更に、遊技領域3
の中央両端には、サイドランプ12a,12bも配設さ
れている。これらの肩ランプ8a,8b、袖ランプ10
a,10b、及びサイドランプ12a,12bは、通過
口入賞時や始動入賞時や大当り遊技状態時等に点灯また
は点滅して遊技者にその旨を報知するためのものであ
る。なお、同様の機能を有するランプとして、前記誘導
レール2の外周に沿って設けられるレール飾りランプ1
4やパチンコ遊技機の前面上部に設けられる遊技効果ラ
ンプ15(図9に符号だけ示す)がある。また、遊技領
域3の最下方には、上記したいずれの入賞口、あるいは
可変入賞球装置50にも入賞しなかった打玉が取り込ま
れるアウト口13が形成されている。
【0009】上記したように遊技盤1には、可変入賞球
装置50を含むいろいろな遊技装置が設けられるが、こ
れらの遊技装置の遊技状態に応じて効果音を発生するス
ピーカ16(図9に符号だけ表示)がパチンコ遊技機に
設けられている。また、遊技盤1の前面は、2枚のガラ
ス板(図示しない)が配置されている。
装置50を含むいろいろな遊技装置が設けられるが、こ
れらの遊技装置の遊技状態に応じて効果音を発生するス
ピーカ16(図9に符号だけ表示)がパチンコ遊技機に
設けられている。また、遊技盤1の前面は、2枚のガラ
ス板(図示しない)が配置されている。
【0010】次に、通過口装置20a,20bの構成に
ついて図1及び図2を参照して説明する。図1は、通過
口装置20a,20bの平面図であり、図2は、通過口
装置20a,20bの背面から見た分解斜視図である。
図において、通過口装置20a,20b(2つの通過口
装置は、全く同じ構造であるので、1つの通過口装置を
図示する)は、前記遊技盤1の表面に取り付けられる取
付基板21を有し、該取付基板21の中央に開設された
長方形状の貫通開口22の両側面に沿って取付基板21
を前後に貫通するように装着枠23が形成されている。
装着枠23は、上面、底面前方部、及び後部側面が開放
して形成されており、その前面壁上部に押え突起24が
突設され、その底面後方に係止爪25aを有する係止片
25が形成されている。この押え突起24及び係止爪2
5aは、後述する通過玉検出器40a,40bを着脱自
在に且つ所定の位置に固定するものである。
ついて図1及び図2を参照して説明する。図1は、通過
口装置20a,20bの平面図であり、図2は、通過口
装置20a,20bの背面から見た分解斜視図である。
図において、通過口装置20a,20b(2つの通過口
装置は、全く同じ構造であるので、1つの通過口装置を
図示する)は、前記遊技盤1の表面に取り付けられる取
付基板21を有し、該取付基板21の中央に開設された
長方形状の貫通開口22の両側面に沿って取付基板21
を前後に貫通するように装着枠23が形成されている。
装着枠23は、上面、底面前方部、及び後部側面が開放
して形成されており、その前面壁上部に押え突起24が
突設され、その底面後方に係止爪25aを有する係止片
25が形成されている。この押え突起24及び係止爪2
5aは、後述する通過玉検出器40a,40bを着脱自
在に且つ所定の位置に固定するものである。
【0011】また、取付基板21には、位置決め突起2
6a,26b、係合穴27a,27b、取付穴28a,
28b、係止穴29a,29b(29aは、図示しな
い)が形成されている。位置決め突起26a,26b
は、取付基板21の裏面上部左右に後方に向かって突設
されるもので、通過口装置20a,20bを遊技盤1の
表面に取り付ける際に、正確な位置に位置決めするもの
である。また、係合穴27a,27bは、次に説明する
装飾カバー部材30を取付基板21に取り付ける際に位
置決めするもので、装飾カバー部材30に形成される位
置決め突起31a,31bが挿入されるものである。ま
た、取付穴28a,28bは、通過口装置20a,23
bを遊技盤1の表面に止着するビス(図示しない)を挿
入するための穴である。更に、係止穴29a,29b
は、前記装着枠23の側部に形成され、装飾カバー部材
30に形成される係止片32a,32bが挿入されたと
きに、装飾カバー部材30が取付基板21に装着される
ためのものである。なお、取付基板21の前面には、前
記装着枠23を囲むようにシール貼付凹部37が形成さ
れており、このシール貼付凹部37に装飾シール(図示
しない)を貼付することにより取付基板21の前面を装
飾している。
6a,26b、係合穴27a,27b、取付穴28a,
28b、係止穴29a,29b(29aは、図示しな
い)が形成されている。位置決め突起26a,26b
は、取付基板21の裏面上部左右に後方に向かって突設
されるもので、通過口装置20a,20bを遊技盤1の
表面に取り付ける際に、正確な位置に位置決めするもの
である。また、係合穴27a,27bは、次に説明する
装飾カバー部材30を取付基板21に取り付ける際に位
置決めするもので、装飾カバー部材30に形成される位
置決め突起31a,31bが挿入されるものである。ま
た、取付穴28a,28bは、通過口装置20a,23
bを遊技盤1の表面に止着するビス(図示しない)を挿
入するための穴である。更に、係止穴29a,29b
は、前記装着枠23の側部に形成され、装飾カバー部材
30に形成される係止片32a,32bが挿入されたと
きに、装飾カバー部材30が取付基板21に装着される
ためのものである。なお、取付基板21の前面には、前
記装着枠23を囲むようにシール貼付凹部37が形成さ
れており、このシール貼付凹部37に装飾シール(図示
しない)を貼付することにより取付基板21の前面を装
飾している。
【0012】上記した取付基板21の前面には、装飾カ
バー部材30が着脱自在に取り付けられる。即ち、装飾
カバー部材30の後方に形成された位置決め突起31
a,31bを前記係合穴27a,27bに差し込み、そ
の後、装飾カバー部材30の後方に向かって突設された
係止片32a,32bを指で内側に押し込みながら前記
係止穴29a,29bに差し込み、指を離すことにより
係止片32a,32bの先端に形成される係止爪が係止
穴29a,29bの縁に係合して装飾カバー部材30を
取付基板21に装着することができる。外す場合には、
逆に係止片32a,32bを指で内側に押し込みながら
引き抜くことにより簡単に行うことができる。
バー部材30が着脱自在に取り付けられる。即ち、装飾
カバー部材30の後方に形成された位置決め突起31
a,31bを前記係合穴27a,27bに差し込み、そ
の後、装飾カバー部材30の後方に向かって突設された
係止片32a,32bを指で内側に押し込みながら前記
係止穴29a,29bに差し込み、指を離すことにより
係止片32a,32bの先端に形成される係止爪が係止
穴29a,29bの縁に係合して装飾カバー部材30を
取付基板21に装着することができる。外す場合には、
逆に係止片32a,32bを指で内側に押し込みながら
引き抜くことにより簡単に行うことができる。
【0013】ところで、装飾カバー部材30は、打玉が
通過するように上下に入口開口33及び出口開口34が
形成されている。このうち上部の入口開口33には、前
方及び両側面から内側に向かって被覆部35が突設され
ている。この被覆部35は、次に説明する通過玉検出器
40a,40bが装着されたときに、通過玉検出器40
a,40bの前方に形成される玉通過穴41の上端開口
縁を被覆するものである。このため、遊技領域3を落下
する打玉が通過口装置20a,20bを通過する際に
は、被覆部35に衝突して通過玉検出器40a,40b
の玉通過穴41の開口縁には、衝突しないものである。
通過するように上下に入口開口33及び出口開口34が
形成されている。このうち上部の入口開口33には、前
方及び両側面から内側に向かって被覆部35が突設され
ている。この被覆部35は、次に説明する通過玉検出器
40a,40bが装着されたときに、通過玉検出器40
a,40bの前方に形成される玉通過穴41の上端開口
縁を被覆するものである。このため、遊技領域3を落下
する打玉が通過口装置20a,20bを通過する際に
は、被覆部35に衝突して通過玉検出器40a,40b
の玉通過穴41の開口縁には、衝突しないものである。
【0014】上記のようにして装飾カバー部材30が取
り付けられた取付基板21の後方からは、その前方に打
玉が通過し得る玉通過穴41を有する通過玉検出器40
a,40bが装着されるようになっている。即ち、通過
玉検出器40a,40bを前記装着枠23の間に挿入
し、通過玉検出器40a,40bの先端上部を前記押え
突起24に当接させると共に、通過玉検出器40a,4
0bの後端下部と前記係止片25の係止爪25aと係合
することにより、通過玉検出器40a,40bを装着す
ることができる。一方、通過玉検出器40a,40bを
取り外す場合には、係止片25を押し下げた状態で通過
玉検出器40a,40bを後方に引き抜くことにより簡
単に行うことができる。
り付けられた取付基板21の後方からは、その前方に打
玉が通過し得る玉通過穴41を有する通過玉検出器40
a,40bが装着されるようになっている。即ち、通過
玉検出器40a,40bを前記装着枠23の間に挿入
し、通過玉検出器40a,40bの先端上部を前記押え
突起24に当接させると共に、通過玉検出器40a,4
0bの後端下部と前記係止片25の係止爪25aと係合
することにより、通過玉検出器40a,40bを装着す
ることができる。一方、通過玉検出器40a,40bを
取り外す場合には、係止片25を押し下げた状態で通過
玉検出器40a,40bを後方に引き抜くことにより簡
単に行うことができる。
【0015】また、通過玉検出器40a,40bの前方
に形成される玉通過穴41の内部には、通過する打玉に
よって押圧されるアクチュエータ42が臨み、通過玉検
出器40a,40bの後端には、配線が接続される端子
金具43a,43bが突出されている。更に、通過玉検
出器40a,40bの中程には、上面を除いて切欠溝4
4が形成されている。本実施形態においては、切欠溝4
4を特に利用していないが、例えば、前記係止片25を
短く形成して、係止爪25aを切欠溝44に係止させる
ことにより、通過玉検出器40a,40bを固定するよ
うにしても良い。
に形成される玉通過穴41の内部には、通過する打玉に
よって押圧されるアクチュエータ42が臨み、通過玉検
出器40a,40bの後端には、配線が接続される端子
金具43a,43bが突出されている。更に、通過玉検
出器40a,40bの中程には、上面を除いて切欠溝4
4が形成されている。本実施形態においては、切欠溝4
4を特に利用していないが、例えば、前記係止片25を
短く形成して、係止爪25aを切欠溝44に係止させる
ことにより、通過玉検出器40a,40bを固定するよ
うにしても良い。
【0016】上記のように構成される通過口装置20
a,20bにおいて、通過玉検出器40a,40bが装
着された際には、図1に示すように、通過玉検出器40
a,40bの玉通過穴41の寸法L1よりも入口開口3
3の被覆部35の寸法L2の方が小くなるので、通過口
装置20a,20bを通過する打玉が直接玉通過穴41
の上端開口縁へ衝突することを防止でき、これによって
通過玉検出器40a,40bが破損したり、あるいは劣
化を早めたりすることがなく、長期間に渡って通過口装
置20a,20bとしての機能を維持することができ
る。
a,20bにおいて、通過玉検出器40a,40bが装
着された際には、図1に示すように、通過玉検出器40
a,40bの玉通過穴41の寸法L1よりも入口開口3
3の被覆部35の寸法L2の方が小くなるので、通過口
装置20a,20bを通過する打玉が直接玉通過穴41
の上端開口縁へ衝突することを防止でき、これによって
通過玉検出器40a,40bが破損したり、あるいは劣
化を早めたりすることがなく、長期間に渡って通過口装
置20a,20bとしての機能を維持することができ
る。
【0017】なお、上記した実施形態では、被覆部35
によって玉通過穴41の前方及び両サイドを被覆するも
のを示したが、前方部分は、押え突起24によっても被
覆されるので、前方部分に被覆部35を形成しなくても
良い。また、玉通過穴41の開口縁の全長に渡って被覆
部35を形成する必要はなく、例えば、玉通過穴41の
前方及び両サイドの開口縁の中央部分だけを被覆する被
覆部を点状に形成したものでも良い。また、装着枠23
の取付基板21から前方に突出する部分は、なくても良
い。更に、通過玉検出器40a,40bとしてアクチュ
エータ42を有するものを示したが、玉通過穴41を有
する近接型スイッチであっても良い。
によって玉通過穴41の前方及び両サイドを被覆するも
のを示したが、前方部分は、押え突起24によっても被
覆されるので、前方部分に被覆部35を形成しなくても
良い。また、玉通過穴41の開口縁の全長に渡って被覆
部35を形成する必要はなく、例えば、玉通過穴41の
前方及び両サイドの開口縁の中央部分だけを被覆する被
覆部を点状に形成したものでも良い。また、装着枠23
の取付基板21から前方に突出する部分は、なくても良
い。更に、通過玉検出器40a,40bとしてアクチュ
エータ42を有するものを示したが、玉通過穴41を有
する近接型スイッチであっても良い。
【0018】次に、上記した通過口装置20a,20b
への打玉の通過に基づいて作動する遊技装置としての可
変表示装置55a,55bを含む可変入賞球装置50に
ついて図4乃至図8を参照して説明する。まず、可変入
賞球装置50の全体の構造を主として図4乃至図6を中
心にして説明する。なお、その他の図面は、必要に応じ
てその都度引用して説明する。可変入賞球装置50は、
前記遊技盤1の表面に取り付けられる取付基板51を有
している。取付基板51のほぼ中央には、縦長で且つ奥
行きを有する入賞空間57が形成され、該入賞空間57
の上縁部に沿って逆さ「コ」字状の上方枠52が突設さ
れている。この上方枠52の上辺は、打玉を誘導するよ
うに誘導部として形成され、この誘導部に受け止められ
た打玉は、取付基板51に形成された通常入賞口53に
入賞するようになっている。また、上方枠52の前面に
は、上部装飾板54が取り付けられ、該上部装飾板54
に可変表示装置としてのドットLED55a,55bが
臨んでいる。また、ドットLED55a,55bの両側
には、複数(4つ)の通過記憶表示LED56が設けら
れている。この通過記憶表示LED56は、変動表示中
や始動入賞装置4の開放中に前記通過口装置20a,2
0bを通過した通過玉数を最高4個まで記憶した旨を報
知するもので、ドットLED55a,55bを変動表示
する権利を留保するものである。
への打玉の通過に基づいて作動する遊技装置としての可
変表示装置55a,55bを含む可変入賞球装置50に
ついて図4乃至図8を参照して説明する。まず、可変入
賞球装置50の全体の構造を主として図4乃至図6を中
心にして説明する。なお、その他の図面は、必要に応じ
てその都度引用して説明する。可変入賞球装置50は、
前記遊技盤1の表面に取り付けられる取付基板51を有
している。取付基板51のほぼ中央には、縦長で且つ奥
行きを有する入賞空間57が形成され、該入賞空間57
の上縁部に沿って逆さ「コ」字状の上方枠52が突設さ
れている。この上方枠52の上辺は、打玉を誘導するよ
うに誘導部として形成され、この誘導部に受け止められ
た打玉は、取付基板51に形成された通常入賞口53に
入賞するようになっている。また、上方枠52の前面に
は、上部装飾板54が取り付けられ、該上部装飾板54
に可変表示装置としてのドットLED55a,55bが
臨んでいる。また、ドットLED55a,55bの両側
には、複数(4つ)の通過記憶表示LED56が設けら
れている。この通過記憶表示LED56は、変動表示中
や始動入賞装置4の開放中に前記通過口装置20a,2
0bを通過した通過玉数を最高4個まで記憶した旨を報
知するもので、ドットLED55a,55bを変動表示
する権利を留保するものである。
【0019】ところで、可変表示装置としてのドットL
ED55a,55bは、通過記憶があるときに0〜7の
数値を図柄として変動表示し、所定時間(約6秒)経過
後にまず左側のドットLED55aが停止し、次いで右
側のドットLED55bが停止する。そして、停止時の
表示結果が予め定めた特定の表示結果、本実施形態にお
いては、奇数のゾロ目であるときには、当りと判定され
て始動入賞装置4が2回開閉動作を行う。始動入賞装置
4が2回開閉動作を行うということは、後に詳述する大
当り遊技状態の発生に関与せしめるということであり、
少なくとも大当り遊技状態の発生を高める遊技状態であ
る。なお、ドットLED55a,55bの変動表示制御
については、後に詳述する。
ED55a,55bは、通過記憶があるときに0〜7の
数値を図柄として変動表示し、所定時間(約6秒)経過
後にまず左側のドットLED55aが停止し、次いで右
側のドットLED55bが停止する。そして、停止時の
表示結果が予め定めた特定の表示結果、本実施形態にお
いては、奇数のゾロ目であるときには、当りと判定され
て始動入賞装置4が2回開閉動作を行う。始動入賞装置
4が2回開閉動作を行うということは、後に詳述する大
当り遊技状態の発生に関与せしめるということであり、
少なくとも大当り遊技状態の発生を高める遊技状態であ
る。なお、ドットLED55a,55bの変動表示制御
については、後に詳述する。
【0020】また、ドットLED55a,55bには、
図7及び図8に示すように、それぞれの遊技状態に応じ
たメッセージを表示させることが可能である。例えば、
図7の(A)に示すように、電源投入時に「ニンジャ・
カゲマル・サンジョウ!」という遊技開始可能状態を表
示し、同(B)(C)に示すように、始動入賞時に「ド
ロン・ドロン」又は「2デゴザル」という表示を行い、
同(D)に示すように、異常発生時にその異常に対応す
る表示「E1」「E2」「E4」「E5」「E6」を行
わせたり、あるいは、図8の(E)〜(H)に示すよう
に、大当り遊技状態の初回の開閉サイクル(後に詳述す
る)の開始前に「V オミゴト」と表示し、通常の開閉
サイクルの開始前に「V」と開放回数とを交互に表示
し、最終回の開閉サイクルの開始前に「ラストデゴザ
ル」と表示させたり、更に、開閉サイクル中に可変入賞
球装置50に受け入れられた入賞玉数を後述する入賞個
数表示LED83と同時に又は入賞個数表示LED83
に換えて「1コ」〜「10コ」まで表示させたりするこ
とができる。
図7及び図8に示すように、それぞれの遊技状態に応じ
たメッセージを表示させることが可能である。例えば、
図7の(A)に示すように、電源投入時に「ニンジャ・
カゲマル・サンジョウ!」という遊技開始可能状態を表
示し、同(B)(C)に示すように、始動入賞時に「ド
ロン・ドロン」又は「2デゴザル」という表示を行い、
同(D)に示すように、異常発生時にその異常に対応す
る表示「E1」「E2」「E4」「E5」「E6」を行
わせたり、あるいは、図8の(E)〜(H)に示すよう
に、大当り遊技状態の初回の開閉サイクル(後に詳述す
る)の開始前に「V オミゴト」と表示し、通常の開閉
サイクルの開始前に「V」と開放回数とを交互に表示
し、最終回の開閉サイクルの開始前に「ラストデゴザ
ル」と表示させたり、更に、開閉サイクル中に可変入賞
球装置50に受け入れられた入賞玉数を後述する入賞個
数表示LED83と同時に又は入賞個数表示LED83
に換えて「1コ」〜「10コ」まで表示させたりするこ
とができる。
【0021】また、入賞空間57の両側縁部及び下縁部
に沿って上向き「コ」字状の下方枠58が突設されてい
る。下方枠58の内部は、3つに区画され、その中央に
特定入賞玉検出器60を含む特定入賞口59が形成さ
れ、該特定入賞口59の左右に通常入賞口61a,61
bが形成されている。特定入賞口59に打玉が入賞して
前記特定入賞玉検出器60を作動させると、大当り遊技
状態となり、後に詳述するように玉受部材64a,64
bを開閉させて多量の入賞玉が発生するような遊技状態
とする。また、特定入賞口59及び通常入賞口61a,
61bに入賞した入賞玉は、遊技盤1の裏面に設けられ
る入賞玉検出器63(図3に表示)を作動させ、後述す
る入賞個数表示LED83に、入賞個数を表示するよう
になっている。更に、特定入賞口59及び通常入賞口6
1a,61bの前面には、下部装飾板62が固定され、
可変入賞球装置50の下方部分の装飾効果を高めてい
る。
に沿って上向き「コ」字状の下方枠58が突設されてい
る。下方枠58の内部は、3つに区画され、その中央に
特定入賞玉検出器60を含む特定入賞口59が形成さ
れ、該特定入賞口59の左右に通常入賞口61a,61
bが形成されている。特定入賞口59に打玉が入賞して
前記特定入賞玉検出器60を作動させると、大当り遊技
状態となり、後に詳述するように玉受部材64a,64
bを開閉させて多量の入賞玉が発生するような遊技状態
とする。また、特定入賞口59及び通常入賞口61a,
61bに入賞した入賞玉は、遊技盤1の裏面に設けられ
る入賞玉検出器63(図3に表示)を作動させ、後述す
る入賞個数表示LED83に、入賞個数を表示するよう
になっている。更に、特定入賞口59及び通常入賞口6
1a,61bの前面には、下部装飾板62が固定され、
可変入賞球装置50の下方部分の装飾効果を高めてい
る。
【0022】前記上方枠52と下方枠58との間には、
一対の玉受部材64a,64bが左右方向に開閉自在に
設けられている。玉受部材64a,64bは、周知のリ
ンク機構を介して図5に示す開閉ソレノイド65a,6
5bに連結され、該開閉ソレノイド65a,65bがO
Nとされたときに、玉受部材64a,64bが開放して
上方枠52の両端部との間に打玉の通過可能な大きな間
隙が形成され、遊技者にとって有利な第1の状態とな
る。一方、開閉ソレノイド65a,65bがOFFとさ
れたときには、玉受部材64a,64bが起立した状態
となってその先端が上方枠52の両端部と対設して打玉
が通過しないようにされ、遊技者にとって不利な第2の
状態となる。なお、遊技者にとって不利な第2の状態に
おいては、玉受部材64a,64bの先端と上方枠52
の両端部との間に打玉が1個通過し得る間隔を形成した
入賞し難い状態を含んでも良い。
一対の玉受部材64a,64bが左右方向に開閉自在に
設けられている。玉受部材64a,64bは、周知のリ
ンク機構を介して図5に示す開閉ソレノイド65a,6
5bに連結され、該開閉ソレノイド65a,65bがO
Nとされたときに、玉受部材64a,64bが開放して
上方枠52の両端部との間に打玉の通過可能な大きな間
隙が形成され、遊技者にとって有利な第1の状態とな
る。一方、開閉ソレノイド65a,65bがOFFとさ
れたときには、玉受部材64a,64bが起立した状態
となってその先端が上方枠52の両端部と対設して打玉
が通過しないようにされ、遊技者にとって不利な第2の
状態となる。なお、遊技者にとって不利な第2の状態に
おいては、玉受部材64a,64bの先端と上方枠52
の両端部との間に打玉が1個通過し得る間隔を形成した
入賞し難い状態を含んでも良い。
【0023】より具体的に開閉ソレノイド65a,65
bの駆動制御について説明すると、前記始動入賞装置4
に打玉が入賞して始動入賞玉検出器5をONさせると、
開閉ソレノイド65a,65bは、相対的に短い時間間
隔で2回ONする。このため玉受部材64a,64bが
2回開閉動作する。そして、玉受部材64a,64bの
開閉動作中に受け入れられた入賞玉が特定入賞口59に
入賞して特定入賞玉検出器60をONさせると、大当り
遊技状態となり、開閉ソレノイド65a,65bは、や
はり短い時間間隔でON・OFF状態を繰り返す。この
ため玉受部材64a,64bも連続的に開閉動作を繰り
返すようになっている。しかして、そのような繰り返し
回数は、最高18回に設定され、また18回の動作中に
入賞玉が10個発生した場合には、その時点で開閉ソレ
ノイド65a,65bのON・OFF動作も終了するよ
うになっている(以下、このような開閉動作を開閉サイ
クルという)。更に、開閉サイクルの途中に、再度特定
入賞口59に入賞玉が入賞した場合には、継続権が成立
すると共に直ちに開閉サイクルを中断し、所定時間のイ
ンターバル時間の経過後、次回の開閉サイクルに移行す
る。そして、開閉サイクルの継続回数は、継続権が成立
することを条件として、最高15回に設定されている。
bの駆動制御について説明すると、前記始動入賞装置4
に打玉が入賞して始動入賞玉検出器5をONさせると、
開閉ソレノイド65a,65bは、相対的に短い時間間
隔で2回ONする。このため玉受部材64a,64bが
2回開閉動作する。そして、玉受部材64a,64bの
開閉動作中に受け入れられた入賞玉が特定入賞口59に
入賞して特定入賞玉検出器60をONさせると、大当り
遊技状態となり、開閉ソレノイド65a,65bは、や
はり短い時間間隔でON・OFF状態を繰り返す。この
ため玉受部材64a,64bも連続的に開閉動作を繰り
返すようになっている。しかして、そのような繰り返し
回数は、最高18回に設定され、また18回の動作中に
入賞玉が10個発生した場合には、その時点で開閉ソレ
ノイド65a,65bのON・OFF動作も終了するよ
うになっている(以下、このような開閉動作を開閉サイ
クルという)。更に、開閉サイクルの途中に、再度特定
入賞口59に入賞玉が入賞した場合には、継続権が成立
すると共に直ちに開閉サイクルを中断し、所定時間のイ
ンターバル時間の経過後、次回の開閉サイクルに移行す
る。そして、開閉サイクルの継続回数は、継続権が成立
することを条件として、最高15回に設定されている。
【0024】上記したように、この実施形態の可変入賞
球装置50は、大当り遊技状態になると、短時間に多量
の入賞玉を発生させるような構造になっているが、大当
り遊技状態を生起するためには、玉受部材64a,64
bに誘導される入賞玉を前記した複数の入賞領域のうち
の特定入賞口59に入賞させなければならない。しかし
て、図示の実施形態において、入賞玉は、前記入賞空間
57を経て最終的に下部玉転動板75を流下して複数の
入賞口59、61a,61bに到達することになる。そ
こで、入賞空間57内の構成について以下説明する。
球装置50は、大当り遊技状態になると、短時間に多量
の入賞玉を発生させるような構造になっているが、大当
り遊技状態を生起するためには、玉受部材64a,64
bに誘導される入賞玉を前記した複数の入賞領域のうち
の特定入賞口59に入賞させなければならない。しかし
て、図示の実施形態において、入賞玉は、前記入賞空間
57を経て最終的に下部玉転動板75を流下して複数の
入賞口59、61a,61bに到達することになる。そ
こで、入賞空間57内の構成について以下説明する。
【0025】上記した玉受部材64a,64bによって
受け入れられた入賞玉は、前記入賞空間57のほぼ中央
に横臥された上部玉転動板66に到達する。この上部玉
転動板66は、玉受部材64a,64bで受け入れた入
賞玉を後方に導くよう後方に向かって下り傾斜している
と共に、その後端部左右に形成された落下口68a,6
8bから入賞玉を下方に向かって落下させるようになっ
ている。落下口68a,68bには、図6に示すよう
に、大当り遊技状態の開閉サイクル時に誘導ソレノイド
73(図示しない;図9に符号のみ表示)によって開閉
動作される開閉誘導部材67a,67bが設けられ、開
閉誘導部材67a,67bが開放した状態では、落下口
68a,68bが閉塞されて上部玉転動板66を流下す
る入賞玉は後部通路69に導かれ、その後、後部通路6
9の中央に形成された貯留部入口70から下方に落下す
る。一方、開閉誘導部材67a,67bが閉じた状態
(後述する装飾振分部材76の背面に隠れた状態)で
は、上部玉転動板66を流下する入賞玉は、落下口68
a,68bから下方の下部玉転動板75上に落下する。
受け入れられた入賞玉は、前記入賞空間57のほぼ中央
に横臥された上部玉転動板66に到達する。この上部玉
転動板66は、玉受部材64a,64bで受け入れた入
賞玉を後方に導くよう後方に向かって下り傾斜している
と共に、その後端部左右に形成された落下口68a,6
8bから入賞玉を下方に向かって落下させるようになっ
ている。落下口68a,68bには、図6に示すよう
に、大当り遊技状態の開閉サイクル時に誘導ソレノイド
73(図示しない;図9に符号のみ表示)によって開閉
動作される開閉誘導部材67a,67bが設けられ、開
閉誘導部材67a,67bが開放した状態では、落下口
68a,68bが閉塞されて上部玉転動板66を流下す
る入賞玉は後部通路69に導かれ、その後、後部通路6
9の中央に形成された貯留部入口70から下方に落下す
る。一方、開閉誘導部材67a,67bが閉じた状態
(後述する装飾振分部材76の背面に隠れた状態)で
は、上部玉転動板66を流下する入賞玉は、落下口68
a,68bから下方の下部玉転動板75上に落下する。
【0026】前記貯留部入口70から入った入賞玉は、
入賞空間の後面壁中央に開設された放出口71から下部
玉転動板75に放出されるようになっているが、その放
出口71は、大当り遊技状態における開閉サイクルの開
始時から所定の条件が成立するまでの間、ストッパーソ
レノイド74によって駆動されるストッパー板72によ
って閉塞されている。このため、貯留部入口70から入
った入賞玉は、ストッパー板72によって放出口71の
直前で貯留された状態となる。ただし、貯留されるの
は、最初の入賞玉1個であり、2個目以降の入賞玉は、
図5に示すように、側方に形成された溢れ口から溢れて
入賞玉として処理される。もちろん、この溢れた入賞玉
は、入賞玉検出器63によって検出されるようになって
いる。なお、貯留部入口70から入った入賞玉をすべて
貯留するようにしても良い。
入賞空間の後面壁中央に開設された放出口71から下部
玉転動板75に放出されるようになっているが、その放
出口71は、大当り遊技状態における開閉サイクルの開
始時から所定の条件が成立するまでの間、ストッパーソ
レノイド74によって駆動されるストッパー板72によ
って閉塞されている。このため、貯留部入口70から入
った入賞玉は、ストッパー板72によって放出口71の
直前で貯留された状態となる。ただし、貯留されるの
は、最初の入賞玉1個であり、2個目以降の入賞玉は、
図5に示すように、側方に形成された溢れ口から溢れて
入賞玉として処理される。もちろん、この溢れた入賞玉
は、入賞玉検出器63によって検出されるようになって
いる。なお、貯留部入口70から入った入賞玉をすべて
貯留するようにしても良い。
【0027】上記した上部玉転動板66の下方には、下
部玉転動板75が配置されている。この下部玉転動板7
5は、入賞空間57の底面を構成するものであり、入賞
空間57の後方から前方に向けて下り傾斜するように設
けられている。そして、下部玉転動板75の流下端に前
記複数の入賞口59、61a,61bが臨むものであ
る。そして、下部玉転動板75上には、次に説明する装
飾振分部材76の下端に設けられる流路変更部材81
a,81bが設けられ、下部玉転動板75を流下する入
賞玉の流路を変更するようになっている。
部玉転動板75が配置されている。この下部玉転動板7
5は、入賞空間57の底面を構成するものであり、入賞
空間57の後方から前方に向けて下り傾斜するように設
けられている。そして、下部玉転動板75の流下端に前
記複数の入賞口59、61a,61bが臨むものであ
る。そして、下部玉転動板75上には、次に説明する装
飾振分部材76の下端に設けられる流路変更部材81
a,81bが設けられ、下部玉転動板75を流下する入
賞玉の流路を変更するようになっている。
【0028】また、入賞空間57の中央には、装飾振分
部材76が垂直方向に設けられている。この装飾振分部
材76は、忍者の意匠が付与されており、図5に示すよ
うに、可変入賞球装置50の背面上部に設けられた駆動
モータ77の駆動により所定角度の範囲内で回動動作さ
れるものである。しかして、駆動モータ77のモータ軸
には、検知板78が固着され、該検知板78の形成され
た切欠部79を図示しない停止位置検出器80(図9に
符号のみ表示)で検出して、装飾振分部材76が正面を
向いた位置を検出するようになっている。なお、装飾振
分部材76は、後に詳述するように、大当り遊技状態の
開閉サイクル中に動作するようになっている。
部材76が垂直方向に設けられている。この装飾振分部
材76は、忍者の意匠が付与されており、図5に示すよ
うに、可変入賞球装置50の背面上部に設けられた駆動
モータ77の駆動により所定角度の範囲内で回動動作さ
れるものである。しかして、駆動モータ77のモータ軸
には、検知板78が固着され、該検知板78の形成され
た切欠部79を図示しない停止位置検出器80(図9に
符号のみ表示)で検出して、装飾振分部材76が正面を
向いた位置を検出するようになっている。なお、装飾振
分部材76は、後に詳述するように、大当り遊技状態の
開閉サイクル中に動作するようになっている。
【0029】上記した装飾振分部材76の下端には、所
定の間隔を開けて一対の流路変更部材81a,81bが
固着されている。この流路変更部材81a,81bは、
忍者の意匠が付与されている装飾振分部材76の忍者の
足に付けられた浮下駄の意匠が付与されており、下部玉
転動板75に対して前後方向に配置される。しかして、
装飾振分部材76が正面を向いているときには、流路変
更部材81a,81bも正面を向いており、このため、
下部玉転動板75のほぼ中央を流下する入賞玉は、流路
変更部材81a,81bに案内されて特定入賞口59に
入賞する可能性が高くなる。したがって、図5に示すよ
うに、前記放出口71から放出される入賞玉は、流路変
更部材81a,81bが正面さえ向いていれば、特定入
賞口59に入賞する確率が高く、開閉サイクルの継続権
が成立する。一方、装飾振分部材76が左右方向に向い
ているときには、流路変更部材81a,81bも左右方
向に向いているので、下部玉転動板75のほぼ中央を流
下する入賞玉であっても、流路変更部材81a,81b
に案内されて通常入賞口61a,61bに誘導される可
能性が高い。なお、流路変更部材81a,81bの外側
の下部玉転動板75を流下する入賞玉は、図6の破線で
示すように、通常入賞口61a,61bに誘導される可
能性が高い。
定の間隔を開けて一対の流路変更部材81a,81bが
固着されている。この流路変更部材81a,81bは、
忍者の意匠が付与されている装飾振分部材76の忍者の
足に付けられた浮下駄の意匠が付与されており、下部玉
転動板75に対して前後方向に配置される。しかして、
装飾振分部材76が正面を向いているときには、流路変
更部材81a,81bも正面を向いており、このため、
下部玉転動板75のほぼ中央を流下する入賞玉は、流路
変更部材81a,81bに案内されて特定入賞口59に
入賞する可能性が高くなる。したがって、図5に示すよ
うに、前記放出口71から放出される入賞玉は、流路変
更部材81a,81bが正面さえ向いていれば、特定入
賞口59に入賞する確率が高く、開閉サイクルの継続権
が成立する。一方、装飾振分部材76が左右方向に向い
ているときには、流路変更部材81a,81bも左右方
向に向いているので、下部玉転動板75のほぼ中央を流
下する入賞玉であっても、流路変更部材81a,81b
に案内されて通常入賞口61a,61bに誘導される可
能性が高い。なお、流路変更部材81a,81bの外側
の下部玉転動板75を流下する入賞玉は、図6の破線で
示すように、通常入賞口61a,61bに誘導される可
能性が高い。
【0030】以上、可変入賞球装置50の主要な構成に
ついて説明してきたが、上記した構成以外に、遊技に関
連した数値を表示する表示器や可変入賞球装置50を光
によって装飾する飾りLEDやランプ等も設けられてい
る。具体的には、表示器として、図4に示すように、入
賞空間57の下部後面壁の左右に、大当り遊技状態中の
開閉サイクルの継続回数を表示する開成回数表示LED
82や、1回の開閉サイクル中に受け入れられた入賞玉
数を表示する入賞個数表示LED83が設けられてい
る。また、装飾用のLEDやランプとして、図4に示す
ように、前記取付基板51の中央両側に設けられる飾り
LED84a,84b、及び、入賞空間57の後面全域
を照明する役物ランプ85(図9に符号のみ表示)等が
設けられている。
ついて説明してきたが、上記した構成以外に、遊技に関
連した数値を表示する表示器や可変入賞球装置50を光
によって装飾する飾りLEDやランプ等も設けられてい
る。具体的には、表示器として、図4に示すように、入
賞空間57の下部後面壁の左右に、大当り遊技状態中の
開閉サイクルの継続回数を表示する開成回数表示LED
82や、1回の開閉サイクル中に受け入れられた入賞玉
数を表示する入賞個数表示LED83が設けられてい
る。また、装飾用のLEDやランプとして、図4に示す
ように、前記取付基板51の中央両側に設けられる飾り
LED84a,84b、及び、入賞空間57の後面全域
を照明する役物ランプ85(図9に符号のみ表示)等が
設けられている。
【0031】以上、可変入賞球装置50を含む弾球遊技
機の遊技盤1の構成について説明してきたが、それらの
遊技装置は、図9に示す遊技制御回路によって制御され
る。図9は、遊技制御回路をブロック構成で示す回路図
であり、MPU、ROM、RAM、入出力回路を含む基
本制御回路90によって制御される。しかして、基本制
御回路90は、検出回路91を介して特定入賞玉検出器
60、始動入賞玉検出器5、入賞玉検出器63、通過玉
検出器40a,40b、及び停止位置検出器80からの
検出信号が入力され、アドレスデコード回路92から基
本制御回路90及び検出回路91にチップセレクト信号
が与えられる。また、電源投入時に初期リセット回路9
3から基本制御回路90にリセット信号が与えられ、所
定時間毎に定期リセット回路94から基本制御回路90
に定期リセット信号が与えられる。
機の遊技盤1の構成について説明してきたが、それらの
遊技装置は、図9に示す遊技制御回路によって制御され
る。図9は、遊技制御回路をブロック構成で示す回路図
であり、MPU、ROM、RAM、入出力回路を含む基
本制御回路90によって制御される。しかして、基本制
御回路90は、検出回路91を介して特定入賞玉検出器
60、始動入賞玉検出器5、入賞玉検出器63、通過玉
検出器40a,40b、及び停止位置検出器80からの
検出信号が入力され、アドレスデコード回路92から基
本制御回路90及び検出回路91にチップセレクト信号
が与えられる。また、電源投入時に初期リセット回路9
3から基本制御回路90にリセット信号が与えられ、所
定時間毎に定期リセット回路94から基本制御回路90
に定期リセット信号が与えられる。
【0032】一方、基本制御回路90からは、以下の装
置及び回路に制御信号が与えられる。即ち、スピーカ制
御回路95を介してスピーカ16に音声信号が与えら
れ、モータ駆動回路96を介して駆動モータ77に駆動
信号が与えられる。また、LED制御回路97を介して
入賞個数表示LED83、開成回数表示LED82、通
過記憶表示LED56、ドットLED55a,55b、
及び飾りLED84a,84bに表示制御信号が与えら
れ、ランプ制御回路98を介して風車ランプ11a,1
1b、遊技効果ランプ15、レール飾りランプ14、役
物ランプ85、サイドランプ12a,12b、肩ランプ
8a,8b、及び袖ランプ10a,10bに表示制御信
号が送られる。なお、図中同一の枠で囲まれたランプ
は、同期的に駆動表示されるものである。更に、ソレノ
イド駆動回路99を介して始動ソレノイド6、開閉ソレ
ノイド65a,65b、誘導ソレノイド73、及びスト
ッパーソレノイド74に駆動信号を与えている。また、
基本制御回路90からは、大当り信号を出力する大当り
情報出力回路100に駆動信号が与えられている。な
お、上記した装置や回路には、電源回路101から各種
の電圧を有する電力が供給されている。
置及び回路に制御信号が与えられる。即ち、スピーカ制
御回路95を介してスピーカ16に音声信号が与えら
れ、モータ駆動回路96を介して駆動モータ77に駆動
信号が与えられる。また、LED制御回路97を介して
入賞個数表示LED83、開成回数表示LED82、通
過記憶表示LED56、ドットLED55a,55b、
及び飾りLED84a,84bに表示制御信号が与えら
れ、ランプ制御回路98を介して風車ランプ11a,1
1b、遊技効果ランプ15、レール飾りランプ14、役
物ランプ85、サイドランプ12a,12b、肩ランプ
8a,8b、及び袖ランプ10a,10bに表示制御信
号が送られる。なお、図中同一の枠で囲まれたランプ
は、同期的に駆動表示されるものである。更に、ソレノ
イド駆動回路99を介して始動ソレノイド6、開閉ソレ
ノイド65a,65b、誘導ソレノイド73、及びスト
ッパーソレノイド74に駆動信号を与えている。また、
基本制御回路90からは、大当り信号を出力する大当り
情報出力回路100に駆動信号が与えられている。な
お、上記した装置や回路には、電源回路101から各種
の電圧を有する電力が供給されている。
【0033】以上、説明した遊技制御回路の具体的な動
作の一例を図10乃至図16に示すタイムチャート及び
説明図を参照して説明する。図10は、通過口装置20
a,20bに打玉が入賞したときのドットLED55
a,55b(以下、図柄55a,55bという)の可変
表示制御を示すタイムチャートである。図11は、打玉
が通過口装置20a,20bに入賞したときに決定され
る当り図柄の選択方法を説明する説明図である。
作の一例を図10乃至図16に示すタイムチャート及び
説明図を参照して説明する。図10は、通過口装置20
a,20bに打玉が入賞したときのドットLED55
a,55b(以下、図柄55a,55bという)の可変
表示制御を示すタイムチャートである。図11は、打玉
が通過口装置20a,20bに入賞したときに決定され
る当り図柄の選択方法を説明する説明図である。
【0034】図10において、いずれかの通過口装置2
0a,20bに打玉が入賞して通過玉検出器40a又は
40bをONさせ、通過信号P1が導出されると、ま
ず、ランダム数1から1つの値が抽出される(1回
目)。ランダム数1は、当り図柄か否かを決定するため
のランダム数であると共に、外れの時に右側の図柄55
bに表示される図柄を決定するためのランダム数であ
り、電源投入後「0〜15」の16通りの数値が刻々と
変動している。そして、通過信号P1導出後、図柄55
a,55bの変動開始時である0.008秒後に、もう
一度ランダム数1から1つの値を抽出する(2回目)と
共に、ランダム数2からも1つの値を抽出する。ランダ
ム数2は、当りの時に図柄55a,55bに表示される
図柄を決定するためのランダム数であると共に、外れの
時に左側の図柄55aに表示される図柄を決定するため
のランダム数であり、電源投入後「0〜7」の8通りの
数値が刻々と変動している。
0a,20bに打玉が入賞して通過玉検出器40a又は
40bをONさせ、通過信号P1が導出されると、ま
ず、ランダム数1から1つの値が抽出される(1回
目)。ランダム数1は、当り図柄か否かを決定するため
のランダム数であると共に、外れの時に右側の図柄55
bに表示される図柄を決定するためのランダム数であ
り、電源投入後「0〜15」の16通りの数値が刻々と
変動している。そして、通過信号P1導出後、図柄55
a,55bの変動開始時である0.008秒後に、もう
一度ランダム数1から1つの値を抽出する(2回目)と
共に、ランダム数2からも1つの値を抽出する。ランダ
ム数2は、当りの時に図柄55a,55bに表示される
図柄を決定するためのランダム数であると共に、外れの
時に左側の図柄55aに表示される図柄を決定するため
のランダム数であり、電源投入後「0〜7」の8通りの
数値が刻々と変動している。
【0035】しかして、ゲート通過時の1回目のランダ
ム数1から抽出された数値が例えば、「2」であるとき
には、当りであると判定され、そのとき2つの図柄55
a,55bに表示される図柄を決定するために、図11
に示すように、変動開始時のランダム数2で抽出された
値の下位2ビット(2進数)の結果が10進数で「0」
である時には、図柄55a,55bに表示される図柄の
組合せを「1・1」とし、以下同様に、下位2ビットの
結果が「1」のとき「3・3」とし、下位2ビットの結
果が「2」のとき「5・5」とし、下位2ビットの結果
が「3」のとき「7・7」とする。
ム数1から抽出された数値が例えば、「2」であるとき
には、当りであると判定され、そのとき2つの図柄55
a,55bに表示される図柄を決定するために、図11
に示すように、変動開始時のランダム数2で抽出された
値の下位2ビット(2進数)の結果が10進数で「0」
である時には、図柄55a,55bに表示される図柄の
組合せを「1・1」とし、以下同様に、下位2ビットの
結果が「1」のとき「3・3」とし、下位2ビットの結
果が「2」のとき「5・5」とし、下位2ビットの結果
が「3」のとき「7・7」とする。
【0036】一方、1回目のランダム数1から抽出され
た数値が「2」以外のときには、外れであると判定さ
れ、そのとき2つの図柄55a,55bに表示される図
柄を決定するために、図11に示すように、変動開始時
のランダム数2で抽出された値をそのまま左図柄55a
に表示される図柄とし、一方、右図柄55bに表示され
る図柄は、変動前の図柄の数値に2回目のランダム数1
から抽出された値の下位3ビットによって表される数値
を2進数的に加算したものである。なお、このように決
定された数値が当りの組合せと一致した時には、左図柄
55bに表示される数値を右図柄55aに表示される図
柄の値に「1」を加算して、当り図柄からはずして表示
する。
た数値が「2」以外のときには、外れであると判定さ
れ、そのとき2つの図柄55a,55bに表示される図
柄を決定するために、図11に示すように、変動開始時
のランダム数2で抽出された値をそのまま左図柄55a
に表示される図柄とし、一方、右図柄55bに表示され
る図柄は、変動前の図柄の数値に2回目のランダム数1
から抽出された値の下位3ビットによって表される数値
を2進数的に加算したものである。なお、このように決
定された数値が当りの組合せと一致した時には、左図柄
55bに表示される数値を右図柄55aに表示される図
柄の値に「1」を加算して、当り図柄からはずして表示
する。
【0037】上記したように、通過信号P1が導出され
ると同時に、図柄55a,55bに表示される図柄が当
りか否かが決定され、図柄55a,55bの変動開始時
に、停止時に表示される図柄も決定される。しかして、
通過信号P1導出後0.008秒経過後に図柄55a,
55bの変動が同時に開始された場合において、図10
に示すように、左図柄55aの変動表示においては、基
本時間(6.000秒)の間、図柄の変動速度が0.0
40秒に設定されている。そして、基本時間の経過後、
停止図柄と一致したところ(0.000秒〜0.280
秒の間で一致)で変動表示を停止する。
ると同時に、図柄55a,55bに表示される図柄が当
りか否かが決定され、図柄55a,55bの変動開始時
に、停止時に表示される図柄も決定される。しかして、
通過信号P1導出後0.008秒経過後に図柄55a,
55bの変動が同時に開始された場合において、図10
に示すように、左図柄55aの変動表示においては、基
本時間(6.000秒)の間、図柄の変動速度が0.0
40秒に設定されている。そして、基本時間の経過後、
停止図柄と一致したところ(0.000秒〜0.280
秒の間で一致)で変動表示を停止する。
【0038】一方、右図柄55bの変動表示において
は、最初に停止する左図柄55aに表示される停止図柄
が当り図柄でないとき(リーチ状態でないとき)と、当
り図柄であるとき(リーチ状態のとき)とでは、異なる
態様で変動表示される。そこで、まずリーチ状態でない
ときの変動表示について説明すると、基本時間として最
初に停止する左図柄55aの変動が停止するまでの時間
が設定され、その基本時間の間変動速度が0.040秒
に設定されて変動表示している。そして、基本時間終了
後、微小時間(0.400秒)経過後に、停止図柄と一
致したところ(0.000秒〜0.280秒の間で一
致)で変動表示を停止する。
は、最初に停止する左図柄55aに表示される停止図柄
が当り図柄でないとき(リーチ状態でないとき)と、当
り図柄であるとき(リーチ状態のとき)とでは、異なる
態様で変動表示される。そこで、まずリーチ状態でない
ときの変動表示について説明すると、基本時間として最
初に停止する左図柄55aの変動が停止するまでの時間
が設定され、その基本時間の間変動速度が0.040秒
に設定されて変動表示している。そして、基本時間終了
後、微小時間(0.400秒)経過後に、停止図柄と一
致したところ(0.000秒〜0.280秒の間で一
致)で変動表示を停止する。
【0039】次に、リーチ状態のときの変動表示につい
て説明すると、最初に停止する左図柄55aの変動が停
止するまでの間、変動速度が0.040秒に設定されて
変動表示しており、その時間が経過した後、変動速度が
変動速度の遅い速度である0.160秒に設定され、2
周期分の図柄(20図柄)を変動表示(したがって、
3.200秒が経過する)する。そして、この2周期分
の図柄の変動表示が終了するまでが基本時間とされ、そ
の基本時間が経過した後、停止図柄と一致するまで変動
表示する。この場合、7つうちの1つの停止図柄と一致
するまでであるので、その停止時間は、0.000秒〜
1.120秒までの間の0.160秒毎に区切られる時
間のいずれかが選択される。このように、最初に停止す
る左図柄55aに表示される停止図柄が当り図柄である
とき(リーチ状態)には、右図柄55bの可変表示時間
がリーチ状態でない場合より長く設定されるので、特定
の表示結果になるか否かの期待感が高揚し、遊技者の興
趣を引き付けるものである。
て説明すると、最初に停止する左図柄55aの変動が停
止するまでの間、変動速度が0.040秒に設定されて
変動表示しており、その時間が経過した後、変動速度が
変動速度の遅い速度である0.160秒に設定され、2
周期分の図柄(20図柄)を変動表示(したがって、
3.200秒が経過する)する。そして、この2周期分
の図柄の変動表示が終了するまでが基本時間とされ、そ
の基本時間が経過した後、停止図柄と一致するまで変動
表示する。この場合、7つうちの1つの停止図柄と一致
するまでであるので、その停止時間は、0.000秒〜
1.120秒までの間の0.160秒毎に区切られる時
間のいずれかが選択される。このように、最初に停止す
る左図柄55aに表示される停止図柄が当り図柄である
とき(リーチ状態)には、右図柄55bの可変表示時間
がリーチ状態でない場合より長く設定されるので、特定
の表示結果になるか否かの期待感が高揚し、遊技者の興
趣を引き付けるものである。
【0040】上記のようにして図柄表示装置の図柄55
a,55bが変動表示を停止した以降の遊技が図12及
び図13に示される。図12は、停止図柄が当りとなっ
た場合の始動入賞装置4の動作を示すタイムチャートで
あり、図13は、停止図柄が外れとなった場合であって
通過記憶がある場合の図柄55a,55bの変動表示態
様を示すタイムチャートである。そこで、先に図13を
参照して、外れの場合について説明すると、2つの図柄
55a,55bの変動表示が停止した後、一定時間(1
秒)が経過した時点で確認のため、停止図柄の組合せが
当りであるか否かの判定が行われる。そして、外れと判
定された後、微少時間(0.008〜0.012秒)経
過した後、再度図柄55a,55bの変動表示を開始す
る。
a,55bが変動表示を停止した以降の遊技が図12及
び図13に示される。図12は、停止図柄が当りとなっ
た場合の始動入賞装置4の動作を示すタイムチャートで
あり、図13は、停止図柄が外れとなった場合であって
通過記憶がある場合の図柄55a,55bの変動表示態
様を示すタイムチャートである。そこで、先に図13を
参照して、外れの場合について説明すると、2つの図柄
55a,55bの変動表示が停止した後、一定時間(1
秒)が経過した時点で確認のため、停止図柄の組合せが
当りであるか否かの判定が行われる。そして、外れと判
定された後、微少時間(0.008〜0.012秒)経
過した後、再度図柄55a,55bの変動表示を開始す
る。
【0041】次に図12を参照して、当りの場合につい
て説明すると、2つの図柄55a,55bの変動表示が
停止した後、一定時間(1秒)が経過した時点で確認の
ため、停止図柄の組合せが当りであるか否かの判定が行
われる。その結果、当りと判定されたときには、始動入
賞装置4のソレノイド6(普通電動役物;第2種始動口
と表示)が2回に分けて開放される。この場合、1回目
の開放は、判定と同時に2.800秒間行われ、その
後、5.000秒の間隔を置いて2回目の開放が2.8
00秒間行われる。そして、2回目の開放が終了した後
において、通過記憶がある場合でも直ちに図柄55a,
55bの変動表示が開始されるのではなく、微少時間
(0.008〜0.012秒)経過した後、図柄55
a,55bの変動表示を開始する。
て説明すると、2つの図柄55a,55bの変動表示が
停止した後、一定時間(1秒)が経過した時点で確認の
ため、停止図柄の組合せが当りであるか否かの判定が行
われる。その結果、当りと判定されたときには、始動入
賞装置4のソレノイド6(普通電動役物;第2種始動口
と表示)が2回に分けて開放される。この場合、1回目
の開放は、判定と同時に2.800秒間行われ、その
後、5.000秒の間隔を置いて2回目の開放が2.8
00秒間行われる。そして、2回目の開放が終了した後
において、通過記憶がある場合でも直ちに図柄55a,
55bの変動表示が開始されるのではなく、微少時間
(0.008〜0.012秒)経過した後、図柄55
a,55bの変動表示を開始する。
【0042】上記のようにして図柄55a,55bの表
示結果が当りとなって始動入賞装置5が開放し、その開
放中に始動入賞装置4に打玉が入賞して始動入賞玉検出
器5をONさせた時の可変入賞球装置50の動作が図1
4に示されている。なお、図中、大入賞口は、玉受部材
64a,64bを示すので、図中においては開閉ソレノ
イド65a,65bの駆動タイミングを表す。図14に
おいて、始動入賞装置4に打玉が入賞して始動信号S1
を導出すると、その導出後、一定時間(1.000秒)
が経過すると、大入賞口64a,64bが0.500秒
の開放を0.500秒間隔を置いて2回行う。また、始
動信号S1があった後から大入賞口64a,64bが閉
じるまでの時間は、始動受付禁止期間とされる。この始
動受付禁止期間は、その期間内に始動入賞装置4に入賞
した打玉も始動入賞としての機能を無効とされるもので
ある。
示結果が当りとなって始動入賞装置5が開放し、その開
放中に始動入賞装置4に打玉が入賞して始動入賞玉検出
器5をONさせた時の可変入賞球装置50の動作が図1
4に示されている。なお、図中、大入賞口は、玉受部材
64a,64bを示すので、図中においては開閉ソレノ
イド65a,65bの駆動タイミングを表す。図14に
おいて、始動入賞装置4に打玉が入賞して始動信号S1
を導出すると、その導出後、一定時間(1.000秒)
が経過すると、大入賞口64a,64bが0.500秒
の開放を0.500秒間隔を置いて2回行う。また、始
動信号S1があった後から大入賞口64a,64bが閉
じるまでの時間は、始動受付禁止期間とされる。この始
動受付禁止期間は、その期間内に始動入賞装置4に入賞
した打玉も始動入賞としての機能を無効とされるもので
ある。
【0043】なお、図示のタイムチャートでは、大入賞
口64a,64bが閉じた後でも、入賞空間57を流下
する入賞玉が特定入賞口59に到達するまで時間がかか
るので、大入賞口64a,64bの閉成後一定時間
(3.000秒)の役物連続作動装置作動有効時間を認
めている。役物連続作動装置有効期間は、大入賞口64
a,64bの閉じる間際に入賞した入賞玉が特定入賞口
59に入賞することもあるので、その入賞を有効と認定
するために設定される猶予時間である。
口64a,64bが閉じた後でも、入賞空間57を流下
する入賞玉が特定入賞口59に到達するまで時間がかか
るので、大入賞口64a,64bの閉成後一定時間
(3.000秒)の役物連続作動装置作動有効時間を認
めている。役物連続作動装置有効期間は、大入賞口64
a,64bの閉じる間際に入賞した入賞玉が特定入賞口
59に入賞することもあるので、その入賞を有効と認定
するために設定される猶予時間である。
【0044】次に、図15及び図16を参照して大当り
遊技状態の開閉サイクル時の動作について説明する。図
15は、通常の開閉サイクルの動作状態を示し、図16
は、最終回部分の開閉サイクルの動作を示す。なお、図
中役物連続作動装置は、特定入賞玉検出器60を示し、
人形は、装飾振分部材76を示すので、図中では駆動モ
ータ77の駆動タイミングを表し、また、一時停止板
は、ストッパー板72を示すので、図中ではストッパー
ソレノイド74の駆動タイミングを表し、刀は、開閉誘
導部材67a,67bを示すので、図中では誘導ソレノ
イド73の駆動タイミングを表す。
遊技状態の開閉サイクル時の動作について説明する。図
15は、通常の開閉サイクルの動作状態を示し、図16
は、最終回部分の開閉サイクルの動作を示す。なお、図
中役物連続作動装置は、特定入賞玉検出器60を示し、
人形は、装飾振分部材76を示すので、図中では駆動モ
ータ77の駆動タイミングを表し、また、一時停止板
は、ストッパー板72を示すので、図中ではストッパー
ソレノイド74の駆動タイミングを表し、刀は、開閉誘
導部材67a,67bを示すので、図中では誘導ソレノ
イド73の駆動タイミングを表す。
【0045】まず、1回の開閉サイクルにおける動作を
図15に基づいて説明する。役物連続作動装置60がO
Nして継続信号Rn(1≦n≦15)が導出されると、
その継続信号Rnから一定時間(3.000秒)遅れて
大入賞口64a,64bが開閉動作を開始する。しかし
て、大入賞口64a,64bが開閉動作を開始するまで
の間、人形76は、正面を向いた位置(通常位置)から
左方向に1回向いた後、再度通常位置に戻った状態で停
止する。この動作は、大入賞口64a,64bの最初の
開閉動作が開始されるまでの間に終了されるようになっ
ている。
図15に基づいて説明する。役物連続作動装置60がO
Nして継続信号Rn(1≦n≦15)が導出されると、
その継続信号Rnから一定時間(3.000秒)遅れて
大入賞口64a,64bが開閉動作を開始する。しかし
て、大入賞口64a,64bが開閉動作を開始するまで
の間、人形76は、正面を向いた位置(通常位置)から
左方向に1回向いた後、再度通常位置に戻った状態で停
止する。この動作は、大入賞口64a,64bの最初の
開閉動作が開始されるまでの間に終了されるようになっ
ている。
【0046】ところで、大入賞口64a,64bの開閉
動作である開閉サイクルは、開放時間と閉成時間とが
0.748秒間隔で18回行われるが、その開閉動作が
開始されると同時に一時停止板72がONされて放出口
71の直前で入賞玉が貯留可能状態となる。また、開閉
動作が開始されると同時に刀67a,67bも大入賞口
64a,64bと交互に開閉動作を繰り返す。このた
め、大入賞口64a,64bに受け入れられ上部玉転動
板66を流下する入賞玉は、刀67a,67bの開閉動
作に応じて落下口68a,68bから落下したり、ある
いは後部通路69に導かれて貯留入口70から落下し、
貯留玉又は溢れ玉となる。
動作である開閉サイクルは、開放時間と閉成時間とが
0.748秒間隔で18回行われるが、その開閉動作が
開始されると同時に一時停止板72がONされて放出口
71の直前で入賞玉が貯留可能状態となる。また、開閉
動作が開始されると同時に刀67a,67bも大入賞口
64a,64bと交互に開閉動作を繰り返す。このた
め、大入賞口64a,64bに受け入れられ上部玉転動
板66を流下する入賞玉は、刀67a,67bの開閉動
作に応じて落下口68a,68bから落下したり、ある
いは後部通路69に導かれて貯留入口70から落下し、
貯留玉又は溢れ玉となる。
【0047】また、開閉サイクルにおける開閉動作が9
回目に到達したとき、又は入賞玉検出器63で入賞玉が
2個検出されたときに、人形76が所定の周期で往復回
動を開始し、その動作は、開閉サイクルが終了した直後
まで継続される。したがって、下部玉転動板75を流下
する入賞玉は、流路変更部材81a,81bによって流
路を変更され、特定入賞口59又は通常入賞口61a,
61bのいずれかに導かれる。また、入賞した入賞玉が
7個となったとき、又は開閉動作が最終の18回となっ
たときには、一時停止板72がOFFとなって貯留され
ていた入賞玉を放出口71から放出する。放出口71か
ら放出された入賞玉は、流路変更部材81a,81bに
案内されて特定入賞口59又は通常入賞口61a,61
bのいずれかに導かれる。この場合、落下口68a,6
8bから落下した入賞玉よりも特定入賞口59に誘導さ
れる確率が高くなり、次回の開閉サイクルに継続される
可能性が高い。
回目に到達したとき、又は入賞玉検出器63で入賞玉が
2個検出されたときに、人形76が所定の周期で往復回
動を開始し、その動作は、開閉サイクルが終了した直後
まで継続される。したがって、下部玉転動板75を流下
する入賞玉は、流路変更部材81a,81bによって流
路を変更され、特定入賞口59又は通常入賞口61a,
61bのいずれかに導かれる。また、入賞した入賞玉が
7個となったとき、又は開閉動作が最終の18回となっ
たときには、一時停止板72がOFFとなって貯留され
ていた入賞玉を放出口71から放出する。放出口71か
ら放出された入賞玉は、流路変更部材81a,81bに
案内されて特定入賞口59又は通常入賞口61a,61
bのいずれかに導かれる。この場合、落下口68a,6
8bから落下した入賞玉よりも特定入賞口59に誘導さ
れる確率が高くなり、次回の開閉サイクルに継続される
可能性が高い。
【0048】また、開閉サイクルの終了条件に達したと
きには、前記と同様に役物連続作動装置作動有効時間が
設定され、その時間内に入賞空間57を落下する入賞玉
が特定入賞口59に誘導されたときには、次の開閉サイ
クルに移行することになる。ただし、最終の開閉サイク
ル時においては、役物連続作動装置作動有効時間は、設
定されない。
きには、前記と同様に役物連続作動装置作動有効時間が
設定され、その時間内に入賞空間57を落下する入賞玉
が特定入賞口59に誘導されたときには、次の開閉サイ
クルに移行することになる。ただし、最終の開閉サイク
ル時においては、役物連続作動装置作動有効時間は、設
定されない。
【0049】次に、図16を参照して最終回部分の開閉
サイクルにおける動作について説明すると、継続回数1
3回目の開閉サイクルにおいて、例えば、開閉動作が1
8回又は入賞玉が7個に達することなく入賞玉が特定入
賞口59に入賞して継続信号R14が導出されたときに
は、直ちに開閉サイクルが終了され、前記継続信号Rn
が導出されたときと同様に、継続信号R14の導出後、
大入賞口64a,64bの開閉サイクルが開始されるま
での間、人形76が所定の動作を行い、また、大入賞口
64a,64bの14回目の開閉サイクルが開始された
後も前記と同様な動作を行う。
サイクルにおける動作について説明すると、継続回数1
3回目の開閉サイクルにおいて、例えば、開閉動作が1
8回又は入賞玉が7個に達することなく入賞玉が特定入
賞口59に入賞して継続信号R14が導出されたときに
は、直ちに開閉サイクルが終了され、前記継続信号Rn
が導出されたときと同様に、継続信号R14の導出後、
大入賞口64a,64bの開閉サイクルが開始されるま
での間、人形76が所定の動作を行い、また、大入賞口
64a,64bの14回目の開閉サイクルが開始された
後も前記と同様な動作を行う。
【0050】そして、14回目の開閉サイクルにおい
て、例えば、大入賞口64a,64bへの入賞玉の数が
7個となる前に開閉動作が18回に到達した時には、一
時停止板72がOFFとされ、貯留されていた入賞玉が
放出口71から放出される。そして、その放出された入
賞玉が特定入賞口59に導かれたときには、最終回の継
続信号R15が導出される。なお、18回の開閉動作前
に入賞玉が7個入賞した時には、貯留解除が行われ、そ
の解除された入賞玉が特定入賞口59に誘導されること
なく、入賞玉が計8個となったときには、刀67a,6
7bがONした状態を保持して、以後入賞する入賞玉を
後部通路69から放出口71に導き、下部玉転動板75
の中央を流下させて特定入賞口59に導き、開閉サイク
ルを継続させるように努めている。
て、例えば、大入賞口64a,64bへの入賞玉の数が
7個となる前に開閉動作が18回に到達した時には、一
時停止板72がOFFとされ、貯留されていた入賞玉が
放出口71から放出される。そして、その放出された入
賞玉が特定入賞口59に導かれたときには、最終回の継
続信号R15が導出される。なお、18回の開閉動作前
に入賞玉が7個入賞した時には、貯留解除が行われ、そ
の解除された入賞玉が特定入賞口59に誘導されること
なく、入賞玉が計8個となったときには、刀67a,6
7bがONした状態を保持して、以後入賞する入賞玉を
後部通路69から放出口71に導き、下部玉転動板75
の中央を流下させて特定入賞口59に導き、開閉サイク
ルを継続させるように努めている。
【0051】上記した最終回の継続信号R15が導出さ
れた時には、継続信号R15が導出された後、人形76
は、左右方向の動作を開閉サイクルが終了するまで継続
し、一時停止板72及び刀67a,67bは、駆動され
ることはない。
れた時には、継続信号R15が導出された後、人形76
は、左右方向の動作を開閉サイクルが終了するまで継続
し、一時停止板72及び刀67a,67bは、駆動され
ることはない。
【0052】以上、実施形態の構成及び作用について説
明してきたが、本実施形態によれば、打玉の入賞に基づ
いて遊技者に有利な大当り遊技状態を発生せしめる特定
入賞口59を含む複数の入賞口59,61a,61bが
形成された可変入賞球装置50を備えたパチンコ遊技機
において、該パチンコ遊技機は、さらに打玉が通過口装
置20a,20bに通過したことにより可変表示を行っ
た後に停止する複数の図柄55a,55bを有し且つそ
の複数の図柄55a,55bの表示結果が特定の表示結
果になったことに基づき大当り遊技状態の発生に関与し
得る遊技状態を生起せしめる可変表示装置55a,55
bを備え、可変表示装置55a,55bは、複数の図柄
55a,55bのうち一方の左図柄55aが停止した段
階で特定の表示結果となる可能性があるときに未だ可変
表示中の他方の右図柄55bの可変表示期間を可能性が
ないときと比べて長くなるように可変表示制御するの
で、遊技者は、大当り遊技状態を発生させるために、打
玉の特定入賞口59への入賞という遊技と、可変表示装
置55a,55bにおける特定の表示結果の導出という
遊技との2つを楽しむことができると共に、可変表示装
置55a,55bにおける遊技において、複数の図柄5
5a,55bのうち一方の左図柄55aが停止した段階
で特定の表示結果となる可能性があるときに未だ可変表
示中の他方の右図柄55bの可変表示期間を可能性がな
いときと比べて長くなるように可変表示制御するため、
遊技者の期待感を高揚することができ、遊技の興趣を向
上させることができる。
明してきたが、本実施形態によれば、打玉の入賞に基づ
いて遊技者に有利な大当り遊技状態を発生せしめる特定
入賞口59を含む複数の入賞口59,61a,61bが
形成された可変入賞球装置50を備えたパチンコ遊技機
において、該パチンコ遊技機は、さらに打玉が通過口装
置20a,20bに通過したことにより可変表示を行っ
た後に停止する複数の図柄55a,55bを有し且つそ
の複数の図柄55a,55bの表示結果が特定の表示結
果になったことに基づき大当り遊技状態の発生に関与し
得る遊技状態を生起せしめる可変表示装置55a,55
bを備え、可変表示装置55a,55bは、複数の図柄
55a,55bのうち一方の左図柄55aが停止した段
階で特定の表示結果となる可能性があるときに未だ可変
表示中の他方の右図柄55bの可変表示期間を可能性が
ないときと比べて長くなるように可変表示制御するの
で、遊技者は、大当り遊技状態を発生させるために、打
玉の特定入賞口59への入賞という遊技と、可変表示装
置55a,55bにおける特定の表示結果の導出という
遊技との2つを楽しむことができると共に、可変表示装
置55a,55bにおける遊技において、複数の図柄5
5a,55bのうち一方の左図柄55aが停止した段階
で特定の表示結果となる可能性があるときに未だ可変表
示中の他方の右図柄55bの可変表示期間を可能性がな
いときと比べて長くなるように可変表示制御するため、
遊技者の期待感を高揚することができ、遊技の興趣を向
上させることができる。
【0053】なお、上記した実施形態においては、通過
口装置20a,20bとして、打玉が通過して再度遊技
領域3に放出されるものを示したが、通過玉検出器40
a,40bを通過した後に入賞玉として遊技盤1の裏面
に取り込む形式の通過口装置であっても良い。また、上
記した実施形態においては、通過口装置20a,20b
によって作動される遊技装置として可変表示装置を構成
するドットLED55a,55bを例示したが、遊技盤
1に設けられる遊技装置であれば、どのようなものでも
良い。例えば、可変入賞球装置や可動装飾部材であって
も良い。また、弾球遊技機における遊技内容も、上記し
た実施形態に限定されるものではなく、例えば、フィー
バータイプの遊技内容を有する弾球遊技機、あるいはア
レンジタイプの遊技内容を有する弾球遊技機であっても
良い。
口装置20a,20bとして、打玉が通過して再度遊技
領域3に放出されるものを示したが、通過玉検出器40
a,40bを通過した後に入賞玉として遊技盤1の裏面
に取り込む形式の通過口装置であっても良い。また、上
記した実施形態においては、通過口装置20a,20b
によって作動される遊技装置として可変表示装置を構成
するドットLED55a,55bを例示したが、遊技盤
1に設けられる遊技装置であれば、どのようなものでも
良い。例えば、可変入賞球装置や可動装飾部材であって
も良い。また、弾球遊技機における遊技内容も、上記し
た実施形態に限定されるものではなく、例えば、フィー
バータイプの遊技内容を有する弾球遊技機、あるいはア
レンジタイプの遊技内容を有する弾球遊技機であっても
良い。
【0054】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、遊技者は、大当り遊技状態が発
生するまでの間、打玉の特定入賞領域への入賞という遊
技と、可変表示装置における特定の表示結果の導出とい
う遊技との2つを楽しむことができると共に、可変表示
装置における遊技において、複数の可変表示部のうち一
部の可変表示部が停止した段階で特定の表示結果となる
可能性があるときに未だ可変表示中の可変表示部の可変
表示期間を可能性がないときと比べて長くなるように可
変表示制御するため、遊技者の期待感を高揚することが
でき、遊技の興趣を向上させることができる。
に、本発明においては、遊技者は、大当り遊技状態が発
生するまでの間、打玉の特定入賞領域への入賞という遊
技と、可変表示装置における特定の表示結果の導出とい
う遊技との2つを楽しむことができると共に、可変表示
装置における遊技において、複数の可変表示部のうち一
部の可変表示部が停止した段階で特定の表示結果となる
可能性があるときに未だ可変表示中の可変表示部の可変
表示期間を可能性がないときと比べて長くなるように可
変表示制御するため、遊技者の期待感を高揚することが
でき、遊技の興趣を向上させることができる。
【図1】実施形態に係る通過口装置の平面図である。
【図2】通過口装置の背面から見た分解斜視図である。
【図3】通過口装置が適用される弾球遊技機の遊技盤の
正面図である。
正面図である。
【図4】通過口装置に基づいて作動される遊技装置を含
む可変入賞球装置の正面図である。
む可変入賞球装置の正面図である。
【図5】可変入賞球装置の一部を破断した斜視図であ
る。
る。
【図6】可変入賞球装置の内部構造を示す部分斜視図で
ある。
ある。
【図7】遊技装置としての可変表示装置に表示されるメ
ッセージを説明する説明図である。
ッセージを説明する説明図である。
【図8】遊技装置としての可変表示装置に表示されるメ
ッセージを説明する説明図である。
ッセージを説明する説明図である。
【図9】遊技動作を制御する遊技制御回路を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図10】可変表示装置の動作を示すタイムチャートで
ある。
ある。
【図11】可変表示装置において、当り図柄の抽出方法
を説明する説明図である。
を説明する説明図である。
【図12】当りのときの始動入賞装置及び可変表示装置
の作動を示すタイムチャートである。
の作動を示すタイムチャートである。
【図13】外れのときの可変表示装置の作動を示すタイ
ムチャートである。
ムチャートである。
【図14】始動入賞時における可変入賞球装置の動作を
示すタイムチャートである。
示すタイムチャートである。
【図15】大当り遊技状態時における通常の開閉サイク
ルの動作を示すタイムチャートである。
ルの動作を示すタイムチャートである。
【図16】大当り遊技状態時における最終回部分の開閉
サイクルの動作を示すタイムチャートである。
サイクルの動作を示すタイムチャートである。
4 始動入賞装置 50 可変入賞球装置 55a,55b ドットLED(可変表示装置及び可変
表示部) 59 特定入賞口(特定入賞領域) 61a,61b 通常入賞口(入賞領域)
表示部) 59 特定入賞口(特定入賞領域) 61a,61b 通常入賞口(入賞領域)
Claims (3)
- 【請求項1】 打玉の入賞に基づいて遊技者に有利な大
当り遊技状態を発生せしめる特定入賞領域を含む複数の
入賞領域が形成された可変入賞球装置と、打玉の入賞に
基づいて前記可変入賞球装置を開閉駆動する電動始動入
賞装置と、を備えた弾球遊技機において、 該弾球遊技機は、さらに所定条件の成立により可変表示
を行った後に停止する複数の可変表示部を有し且つその
複数の可変表示部の表示結果が特定の表示結果になった
ことに基づき前記電動始動入賞装置を開閉駆動させるた
めの可変表示装置を備え、 前記可変表示装置は、前記複数の可変表示部のうち一部
の可変表示部が停止した段階で前記特定の表示結果とな
る可能性があるときに未だ可変表示中の可変表示部の可
変表示期間を可能性がないときと比べて長くなるように
可変表示制御することを特徴とする弾球遊技機。 - 【請求項2】 前記可変表示装置は、遊技状態に応じた
メッセージを表示することが可能であることを特徴とす
る請求項1記載の弾球遊技機。 - 【請求項3】 前記可変表示装置は、前記電動始動入賞
装置に打玉が入賞したことを報知するメッセージを表示
することが可能であることを特徴とする請求項2記載の
弾球遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25037598A JP3320661B2 (ja) | 1991-08-24 | 1998-08-19 | 弾球遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25037598A JP3320661B2 (ja) | 1991-08-24 | 1998-08-19 | 弾球遊技機 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3237124A Division JP3056848B2 (ja) | 1991-08-24 | 1991-08-24 | 弾球遊技機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11123263A JPH11123263A (ja) | 1999-05-11 |
JP3320661B2 true JP3320661B2 (ja) | 2002-09-03 |
Family
ID=17206991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25037598A Expired - Fee Related JP3320661B2 (ja) | 1991-08-24 | 1998-08-19 | 弾球遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3320661B2 (ja) |
-
1998
- 1998-08-19 JP JP25037598A patent/JP3320661B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11123263A (ja) | 1999-05-11 |
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Legal Events
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R250 | Receipt of annual fees |
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