JP4320073B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、大当たりが発生することにより一時に多量の景品球が得られるように構成されたパチンコ遊技機に関し、さらに詳しくは大当たりを不正に発生させられないようにするものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に「デシパチ」,「フィーバー機」等と称される従来のいわゆる第1種パチンコ遊技機は、遊技盤裏面の基板ケース中に設けられた電子制御回路基板に、パルスゼネレータから発信されるクロック信号により作動するCPU,RAM,ROM等からなるマイクロコンピュータが構成され、該電子制御回路基板は、遊技盤に設けられているカラー液晶ディスプレイ,CRT等の図柄変動表示器、および、セグメント表示器,電飾用ランプ,発光ダイオード等の表示機器をそのクロック信号に従い表示制御するとともに、該クロック信号をカウンタにより計数している。そして、遊技盤上に設けられた所定の始動口に打球が入球し、その打球がスタートスイッチにより検知されると、図柄変動表示器に0〜9の数字および☆,◎等の記号またはキャラクター等の図柄が、左列,中列,右列の3列にて上から下に流れる如くに変動表示され、数秒後にその変動が停止する。そして該スタートスイッチにより打球が検知された際の該カウンタの計数値が乱数として取得され、該乱数が予め設定された大当たり値であった場合は該図柄変動表示器の3列の図柄が揃って例えば「777」等の表示がなされ大当たりを発生させるように構成されている。
【0003】
そして、大当たりが発生すると、電動役物が作動して大入賞口が開き、該大入賞口に打球が10個入るかまたは30秒経過すると一旦は該大入賞口は閉じるものの、該大入賞口内に設けられているVゾーンと称される継続入賞口に打球が入賞しV入賞検出スイッチによって該打球が検出されると該大入賞口は再び開きさらに打球が10個入り得るようになり、該大入賞口は以降も同様に16回程度を限度として継続的に開かれるように構成されている。このためその大当たり期間中に入賞した打球によって景品球を多量に獲得できて遊技客に多くの利益がもたらされるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところでこのような乱数カウンタをもって大当たりを発生させるパチンコ遊技機では、カウンタの計数値が大当たり値となったときにスタートスイッチが作動すれば大当たりが発生することとなるので、上記電飾用ランプ,発光ダイオード等の発光時期を見てタイミングが合致するように打球を始動口に入球させる特殊な打ち方をする者だけが大きな利益を得ていると言う問題があった。
【0005】
そこで本発明は、このような乱数カウンタの仕組を知ったうえで行う特殊な打ち方に対処でき、大当たりの発生が不正に制御されることのないようにして常に公平に全くの偶然性をもって大当たりが発生するようにこの種のパチンコ遊技機を改良せんとするものである。
【0006】
また本発明は、スタートスイッチの誤作動、あるいは不正な手段によるスタートスイッチの作動を防止しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そのために本発明は、始動口に入球した打球を検知するスタートスイッチが作動した際のカウンタの計数値を乱数として取得することにより大当たりを所定の確率で発生させ電動役物が作動するようにしたパチンコ遊技機において、図柄変動表示器,電動役物等を制御する複数の処理ルーチンからなる遊技制御プログラムのメインルーチンに、前記カウンタの計数値を更新させる乱数更新ルーチンをいずれかの前記処理ルーチンを間にして複数組み込むとともに、該各乱数更新ルーチンに前記スタートスイッチの作動状態をサンプリングする課程を設け、該サンプリングにてスタートスイッチが作動していることが検知されるとその際のカウンタの計数値を乱数として取得することを特徴とする。
また本発明は上記パチンコ遊技機において、複数回のサンプリングでスタートスイッチが作動していることが連続して検知されるとその際のカウンタの計数値が乱数として取得されるようにしたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に図面に従い本発明の実施の形態を説明する。図1に一般的なこの種のパチンコ遊技機の正面を示し、図中、1は景品球受用の上皿、2は下皿、3は打球発射ハンドル、4は遊技盤、5は前面枠、6は該遊技盤に設けられた電飾用ランプ、7は電飾用発光ダイオード、8は液晶式電子ディスプレイからなる図柄変動表示器、9は普通入賞口、10は始動口で、該始動口10内には入球した打球を検知するスタートスイッチ11が設けられている。13は長方形状の大入賞口12にソレノイド14(図3)の作動により開閉扉が前方に開閉可能なるように枢支された電動役物である。
【0009】
遊技盤4の裏側には図2に示すように基板ケース15が設けられ、該基板ケース内に電子制御回路基板16が設けられている。該電子制御回路基板16にはパルスゼネレータから発信されるクロック信号により作動するCPU,RAM,ROM等からなるマイクロコンピュータが構成されている。そして、該電子制御回路基板16から前記電飾用ランプ6,電飾用発光ダイオード7等に信号線17、図柄変動表示器8に信号線18が導出されている。また19は該電子制御回路基板16からスタートスイッチ11,ソレノイド14等に配線された信号線である。
【0010】
図3はこの電子制御回路をブロック図にて示したもので、入出力装置20を介して電飾用ランプ6,電飾用発光ダイオード7,図柄変動表示器8,スタートスイッチ11,ソレノイド14,V入賞検出スイッチ21等が接続されている。そして、パルスゼネレータから発信されたクロック信号を例えば250パルスまで計数し得るカウンタが該電子制御回路基板16に設けられている。
【0011】
図4に電子制御回路基板16に記憶される遊技制御プログラムのメインルーチンのフローチャートを例示する。このメインルーチンは多数の処理ルーチンのうちの一例を示すものであるが、図柄変動処理ルーチンAと乱数更新ルーチンBと電動役物処理ルーチンCと乱数更新ルーチンDとランプ表示処理ルーチンEと音声発生処理ルーチンFと乱数更新ルーチンGとがその順に実行されるもので、図柄変動処理ルーチンAは乱数更新ルーチンGと乱数更新ルーチンBの間に位置し、電動役物処理ルーチンCは乱数更新ルーチンBと乱数更新ルーチンDの間に位置している。図柄変動処理ルーチンAは図柄変動表示器8を制御する処理ルーチンであって、図5のフローチャートにその詳細を示したように、図柄変動表示器8に表示される0〜9の数字および☆,◎等の記号またはキャラクター等の図柄を必要に応じ変動させるとともに、大当たり判定処理をするジョブが与えられており、これらのジョブを終えることでメインルーチンに戻る。
【0012】
また電動役物処理ルーチンCは、図6のフローチャートに示したように、電動役物13の開放処理を要するかどうか、V入賞処理を要するかどうか、電動役物13の閉鎖処理を要するかどうか等を判定し、必要に応じてそれを実行し電動役物13の状態を制御する種々のジョブが割り与えられている。またランプ表示処理ルーチンEは前記電飾用ランプ6,電飾用発光ダイオード7等のランプを状況に応じて点滅させるジョブを持ち、音声発生処理ルーチンFは効果音や音声メッセージ等を再生するジョブを持つ。
【0013】
また、これらの処理ルーチンを間にして複数組み込まれた各乱数更新ルーチンB,D,Gは、図7のフローチャートに示したように、ステップaにてカウンタの計数値を1加算し、ステップbにてスタートスイッチ11の作動状態をサンプリングし、ステップcにてスタートスイッチ11が2回のサンプリングで連続してオン状態を検知したかどうかを判定し、連続してオン状態が検知された場合はステップdにてカウンタの計数値を乱数として取得した後、メインルーチンに戻るものである。
【0014】
図8は、始動口10に入球した打球がスタートスイッチ11により検知された際に出力されるパルスと、スタートスイッチ11の作動状態が上記乱数更新ルーチンB,D,Gにてサンプリングされる周期とを表わすタイムングチャートである。同図から分かるように、この設定では打球が検知された際に出力される1パルスの間に2回以上サンプリングされるようにしている。即ち、スタートスイッチ11がオンして出力される1パルスの間に上記乱数更新ルーチンが2回以上が実行されるようにしている。そして2回のサンプリングで連続してオン状態を検知した場合に始めてそのときのカウンタの計数値を乱数として取得し、取得した乱数に従って大当たり或いはハズレの処理が上記図柄変動処理ルーチンA,電動役物処理ルーチンC,ランプ表示処理ルーチンE,音声発生処理ルーチンF等にて実行される。このため、スタートスイッチの誤作動、あるいは不正な手段によるスタートスイッチを作動させることを防止しし得る。
【0015】
こうして取得された乱数が大当たり値であった場合は、ソレノイド14を作動させて電動役物13が作動し大入賞口が開かれ、該大入賞口に打球が10個入るかまたは30秒経過すると一旦は該大入賞口は閉じるものの、該大入賞口内に設けられているVゾーンと称される継続入賞口に打球が入賞しこれがV入賞検出スイッチ21により検知されると該大入賞口はその後も同様に16回程度を限度として継続的に開成され、この大当たり期間中に多数の打球が入賞し得るようになる。
【0016】
このように本発明では、カウンタの計数値を更新させる乱数更新ルーチンをメインルーチンのいずれかの処理ルーチンを間にして複数組み込んでなり、これらの処理ルーチンのジョブの処理に要する時間はその時のパチンコ遊技機の状況によって不特定であるので、該乱数更新ルーチンにてカウンタの計数値が次々と更新されていく時間も図8のサンプリング周期にて示されるように不特定なものにすることができる。このため、スタートスイッチ11がオンする時期を電飾用ランプ6,電飾用発光ダイオード7等の発光のタイミングに合わせようともそのときのカウンタの計数値が狙いとする大当たり値であるとは限らず、不正な遊技方法で大当たりを発生させることを確実に防止することができる。また、本発明では各乱数更新ルーチンにスタートスイッチの作動状態をサンプリングする課程を設けたことによって、カウンタの全部の計数値が全く平等に取り込まれ、特定の乱数のみ取り込まれる確率が高くなるようなこともない。
【0017】
【発明の効果】
このように本発明のパチンコ遊技機は、始動口に入球した打球を検知するスタートスイッチが作動した際のカウンタの計数値を乱数として取得することにより大当たりを所定の確率で発生させ電動役物が作動するようにしたパチンコ遊技機において、図柄変動表示器,電動役物等を制御する複数の処理ルーチンからなる遊技制御プログラムのメインルーチンに、前記カウンタの計数値を更新させる乱数更新ルーチンをいずれかの前記処理ルーチンを間にして複数組み込むとともに、該各乱数更新ルーチンに前記スタートスイッチの作動状態をサンプリングする課程を設けてなるので、カウンタの更新時期が不特定となる。このため、ランプ等の表示状況を見て特殊な打ち方で遊技をし大当たりを不正に発生させることを確実に防止し、常に公平に全くの偶然性をもって大当たりが発生するようにできる有益な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパチンコ遊技機の正面図。
【図2】本発明に係るパチンコ遊技機の裏面図。
【図3】本発明に係るパチンコ遊技機のブロック図。
【図4】本発明に係るパチンコ遊技機のフローチャート。
【図5】本発明に係るパチンコ遊技機のフローチャート。
【図6】本発明に係るパチンコ遊技機のフローチャート。
【図7】本発明に係るパチンコ遊技機のフローチャート。
【図8】本発明に係るパチンコ遊技機のタイミングチャート。
【符号の説明】
4 遊技盤
6 電飾用ランプ
7 発光ダイオード
8 図柄変動表示器
10 始動口
11 スタートスイッチ
13 電動役物
16 電子制御回路基板
Claims (2)
- 始動口に入球した打球を検知するスタートスイッチが作動した際のカウンタの計数値を乱数として取得することにより大当たりを所定の確率で発生させ電動役物が作動するようにしたパチンコ遊技機において、図柄変動表示器,電動役物等を制御する複数の処理ルーチンからなる遊技制御プログラムのメインルーチンに、前記カウンタの計数値を更新させる乱数更新ルーチンをいずれかの前記処理ルーチンを間にして複数組み込むとともに、該各乱数更新ルーチンに前記スタートスイッチの作動状態をサンプリングする課程を設け、該サンプリングにてスタートスイッチが作動していることが検知されるとその際のカウンタの計数値を乱数として取得することを特徴としたパチンコ遊技機。
- 複数回のサンプリングでスタートスイッチが作動していることが連続して検知されるとその際のカウンタの計数値が乱数として取得されるようにした請求項1に記載のパチンコ遊技機。
Priority Applications (1)
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JP00480699A JP4320073B2 (ja) | 1999-01-12 | 1999-01-12 | パチンコ遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP00480699A JP4320073B2 (ja) | 1999-01-12 | 1999-01-12 | パチンコ遊技機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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JP (1) | JP4320073B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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JP2001029580A (ja) * | 1999-07-19 | 2001-02-06 | Aruze Corp | 遊技機 |
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1999
- 1999-01-12 JP JP00480699A patent/JP4320073B2/ja not_active Expired - Fee Related
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