JP3164693U - 帯下体 - Google Patents
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Abstract
Description
このため、一人で着付けを行うことは困難であり、近年の若い女性の和装離れの一因となっていた。
図4は特許文献1に係る帯下体70の内側正面図を示している。
図4に示すように、上記帯下体70は、長尺板状に形成された帯下本体部71と、上記帯下本体部71の内側面部72のみぞおち部当接位置の幅方向上半部に配設され、一方側端部73に開口部74を有する袋部75が形成され、上記袋部75内に、下端部76を肉薄とすると共に、上端部77を肉厚とし、且つ下端部76を下方に膨出湾曲したクッション材78を収納したクッション部79とが配設されている。
また、クッション部79が、幅方向上端部が肉厚となるように形成されていることから、胸元はクッション部79によって過度な締め付けがされず、且つ幅方向下端部は着物に密着し、帯下体70が下方にずり下がることを防止する。
上記枕紐を締める場合、締め付けた枕紐の緩みを防止するため、非常に強い力で縛りつける必要がある。
従って、女性一人の力では作業が行い難く、また、強固に締め付けるため、結び目があたる胸元が非常に痛く、且つ苦しく、和装を着た場合の窮屈さが解消されないという不具合を有していた。
しかしながら、特許文献1に係る帯下体70にあっては、上記不具合を解決することができなかった。
即ち、枕紐を胸元で縛る際には比較的小さな力で済むと共に、その際に、結び目が胸元に強く当たることがない。
この際、上記帯下体の内側面部の方が、外側面部よりも摩擦抵抗が大きいことから、和装帯と共に、帯下体が回転してしまうことがない。
従って、汗等の水分を効率的に外部に発散する。
従って、枕紐を強固に締め付けることなく、枕紐を緩み無く保持することにより、枕紐による胸元の苦痛を緩和し、和装装着時の窮屈さを解消しうる帯下体を提供することができる。
また、内側面部の布材全域が外側面部の布材よりも摩擦抵抗が大きく形成されているため、和装帯の回転操作時に帯下体が連動して回転することを確実に防止し、和装帯装着時の着崩れ等を防止することができる。
装着が容易であり、また係合位置の変更によって、様々な体系を有する人に対応することができる。
図1(a)に示すように、本実施例に係る帯下体10は、和装帯11(図1には図示せず)の内側に配置され、腰周りに巻装可能な長さ寸法を有し、薄板状に形成された帯下本体部12と、上記帯下本体部12の内側面部13において、みぞおち部に当接する位置の幅方向中央部に配設されたクッション部15とを備えている。
図2に示すように、上記クッション部15には、和装帯11の枕紐16(図1には図示せず)の結び目14を係止して、上記枕紐16を締め付け状態に保持しうる締め紐係止部17が設けられている。
上記締め紐係止部17は、上記クッション部15の下端部に配設され、上方に向かって膨出する円弧状の肉薄部17によって形成されている。
また、上記帯下本体部12は、可撓性を有する芯材18と、上記芯材18を被覆する布材19、20とから形成され、上記帯下本体部12の内側面部13に配置された布材19は、外側面部21に配置された布材20よりも摩擦抵抗が大きな布材で形成されている。
また、上記布材19、20はメッシュ状に形成されていると共に、図1(b)に示すように、上記芯材18には複数の孔部22が形成されている。
また、上記帯下本体部12の長さ方向両端部26,27には、互いに着脱可能に係合し、所定の長さ寸法を有する面ファスナー23、24配設されている。
図1(a)は、本実施例に係る帯下体の外側面部を示す正面図である。
図1(a)に示すように、帯下本体部12は、可撓性を有する合成樹脂からなる板材から形成された芯材18を、摩擦抵抗が異なる2枚の布材を張り合わせて被覆して形成されると共に、図2に示すように、上記クッション部15は、上記帯下本体部12の長さ方向略中央部において、幅方向略中央部に配設されている。
なお、本実施例においては、上記帯下本体12の内側面部13の布材19は、ポリエステル65%、綿35%の素材で形成され、繊維中にラテックス材が含有されることによって、外側面部21と比較して摩擦抵抗を高めていると共に、綿繊維によって、汗等の水分が効率的に吸収される。
また、外側面部21の布材は、ポリエステル100%で形成されている。
図3は、本実施例に係る帯下体10を装着した上で、和装帯11を装着した状態を示す正面図である。
図3に示すように、和装帯11を装着する場合には、帯下体10のクッション部15を、肉薄部17を下に向けて、胸元に巻き回し、背側の腰上部において、図1(a)に示す面ファスナー23,24を互いに係合することによって固定する。
図3に示すように、和装帯11は、身体に巻き回した後、身体前方において結び部分を形成し、上記結び部分を背中側に回転させることによって装着することができるため、和装帯11の装着作業が極めて容易となる。
なお、結び部分形成の際には、仮止めピン等の任意の補助具を使用することが可能であるが、何れの補助具を使用した場合であっても、本実施例の作用及び効果には特に影響しない。
この際、上記枕紐16における、身体背面に配置される部分は、上記和装帯11の結び部分内に配置し、外側から視認できないようにする。
上記枕紐16の両端部は、身体正面において軽く締め付けた上、結び目14を形成し、上記結び目14を把持して図3中の矢印Aの方向に引き下げ、帯下体10の内側に挿入し、上記肉薄部17に当接させて係止する。
上記操作に伴い、枕紐16の背中側は、左右両端から引っ張られ、枕紐16の全体が、強固に締め付けられるため、和装帯11の装着後にも、枕紐16がずれ難く、着崩れを効率的に防止できる。
一方、枕紐16を結び際に大きな力が不要であり、且つきつく締め付ける必要もないことから、結び目14が胸元に当たって痛みが生じることがない。
11 和装帯
12 帯下本体部
13 帯下本体部の内側面部
14 枕紐の結び目
15 クッション部
16 枕紐
17 締め紐係止部(肉薄部)
18 芯材
19 内側面部の布材
20 外側面部の布材
21 外側面部
22 芯材の孔部
23 面ファスナー
24 面ファスナー
25 クッション材
26 帯下本体部の長さ方向一端部
27 帯下本体部の長さ方向他端部
70 帯下体
71 帯下本体部
72 帯下本体部の内側面部
73 クッション部の一側端部
74 開口部
75 クッション部の袋部
76 クッション部の下端部
77 クッション部の上端部
78 クッション材
79 クッション部
80 面ファスナー
81 面ファスナー
Claims (5)
- 和装帯の内側に配置され、腰周りに巻装される帯下体であって、
腰周りに巻装可能な長さ寸法を有し、薄板状に形成された帯下本体部と、
上記帯下本体部の内側面部において、みぞおち部に当接する位置の幅方向中央部に配設されたクッション部とを備え、
上記クッション部には、和装帯の枕紐の結び目を係止して、上記枕紐を締め付け状態に保持しうる締め紐係止部が設けられていることを特徴とする帯下体。 - 上記クッション部の下端部には上方に向かって膨出する円弧状の肉薄部が形成され、
上記締め紐係止部は、上記肉薄部によって形成されていることを特徴とする請求項1記載の帯下体。 - 上記帯下本体部は、可撓性を有する芯材と、上記芯材を被覆する布材とから形成され、上記帯下本体部の内側面部に配置された布材は、外側面部に配置された布材よりも摩擦抵抗が大きな布材で形成されていることを特徴とする請求項1記載の帯下体。
- 上記布材はメッシュ状に形成されていると共に、上記芯材には複数の孔部が形成されていることを特徴とする請求項3記載の帯下体。
- 上記帯下本体部の長さ方向両端部には、互いに着脱可能に係合し、所定の長さ寸法を有する面ファスナーが配設されていることを特徴とする請求項1記載の帯下体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010006502U JP3164693U (ja) | 2010-09-30 | 2010-09-30 | 帯下体 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2010006502U JP3164693U (ja) | 2010-09-30 | 2010-09-30 | 帯下体 |
Publications (1)
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JP3164693U true JP3164693U (ja) | 2010-12-09 |
Family
ID=54876061
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010006502U Expired - Lifetime JP3164693U (ja) | 2010-09-30 | 2010-09-30 | 帯下体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3164693U (ja) |
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2010
- 2010-09-30 JP JP2010006502U patent/JP3164693U/ja not_active Expired - Lifetime
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