JP5048827B2 - 骨盤矯正ベルト - Google Patents
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Description
従来の骨盤矯正ベルトは、弾性を有するベルトで骨盤を締め付けるようにして使用されるが、装着する際、その締め具合を調整するため、一般的なベルトのように長さを調整しながら巻きつけるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
なお、骨盤矯正ベルトは、脚の骨の付け根付近に巻くと歩行し難くなり、逆に巻く位置が上過ぎると腹部への影響で強く締め付けることができないだけでなく、骨盤や骨盤底筋の歪みを矯正できないため、経験上、骨盤のある程度細い帯域を狙って巻かれている。
一方、強い弾性力で骨盤を支える力を補強するために、弾性力を有する補助ベルトをベルト本体の上にさらに巻きつけるようにした骨盤矯正(補強)ベルトもある(例えば、特許文献2参照)。すなわち、ベルト本体の一部に補助ベルトが接続されており、まずベルト本体を骨盤周りに巻きつけ、その後、補助ベルトの長手方向の両端部を把持して引き伸ばしながら、面ファスナー等でベルト本体に定着するようにしている。
なお、広幅とされた腰痛帯としては、骨盤矯正(補強)ベルトの補助ベルトがV字状とされたものもある(例えば、特許文献3参照)。
本発明は上記課題を解消し、容易に位置決めしながら、確実に締め付けることができる骨盤矯正ベルトを提供することを目的としている。
さらに、位置決めベルトは、締付ベルトの少なくとも両端部を除く領域を覆う袋状部が形成されており、この袋状部は、その内側を締付ベルトが長手方向に沿って進退でき、締付ベルトを産後女性の寛骨臼より上側であって腸骨より下側である骨盤の特定領域の範囲内で覆うことで、締付ベルトの幅方向の動きを規制するガイドとされている。このため、締付ベルトの両端部を把持して長手方向に引き伸ばし、腹部領域に定着させようとする際、締付ベルトが強い弾性力を有していても、ガイドとなる袋状部によって、使用者にとって上下方向となる幅方向の振れを有効に防止できる。したがって、力が弱くても、締付ベルトを幅の狭い帯域に巻き付ける際の、幅方向の位置決めを容易にし、また、幅方向の位置決めに力を割かなくてもよい分、引き伸ばす方向に力を入れて締め付けを行なえる。
第3の発明の構成によれば、袋状部における開口部は、その幅方向の上側に比べて下側の方が、より長手方向の端部側に配置されている。したがって、締付ベルトを、より力の入れ易い方向である下側に押さえつけながら、長手方向に引っ張った際、袋状部はより長く締付ベルトの動きを規制するため、位置決めして装着し易い。
図1は妊婦の骨盤周辺の正面図であり、皮膚や筋肉などの組織を透視した図である。図2は、図1のA−A線の位置で人体を切断した場合の概略断面図である。
そして、妊娠5ヶ月以降から産後数ヶ月までと、産後数ヶ月以降とでは、一対の恥骨6,6の互いの間隔Lが異なっており、この恥骨6,6の間隔Lが大きい程(骨盤が緩んでいる程)、腰痛や体形変化などの程度が大きいことが分かった。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
骨盤矯正ベルト10は、上述のように一対の恥骨の互いの間隔を狭めるために、寛骨臼5より上側であって腸骨4より下側の間を狙って巻くことができるように、その全体の幅W1が比較的狭く形成されており、本実施形態の場合は産後の女性を想定して、全体の幅W1を約7.5cmに設定している。
そして、骨盤矯正ベルト10は、帯状の位置決めベルト30と、この位置決めベルト30の少なくとも身体側の面よりも外側に重ねられる帯状の締付ベルト20とを備えている。
なお、この締付ベルト20の両端部21,22は、巻き付ける際に手で把持される部分であり、この部分に弾性力を持たせると手元が不安定になり位置決めが難しくなるため、面ファスナー23,23によって、弾性力を有しないように形成されている。
この位置決めベルト30は、上述の締付ベルト20が適正な位置に巻かれるようにするための機能を主に有するベルトである。すなわち、位置決めベルト30を骨盤の特定領域に装着して、骨盤矯正ベルト10を位置決めしておいてから、この位置決めベルト30と接続された締付ベルト20で、骨盤をしっかりと締め付けるようになっている。
本実施形態の場合は、特定領域に位置決めする機能を損なわないように(即ち、非力者であっても容易に位置決めできるように)、長手方向に弾性力を与えて、位置ずれしない程度の締め付けをしておき、以降の締付ベルト20で引き締める際に入れる力を、できるだけ軽減できるようにしている。
なお、一方の端部32の裏面には、図4及び図5に示すように、雄側の面ファスナー34から僅かに間を空けるようにして、その隣に、面ファスナー34と同様の面積及び形状からなる雌側の面ファスナー35が設けられている。したがって、面ファスナー34と面ファスナー35との間を折り曲げて、ファスナー同士を係合させて、洗濯をする際、この部分にゴミが付着したり、他の洗濯物を傷めたりすることを防止している。
なお、上述の「長手方向に弾性力を有さず」とは、積極的に、長手方向に弾性力を設けるようにしているわけではないという意味、及び、長手方向に弾性力を有するような部分があれば、その部分の弾性力を減衰させるようにするという意味であって、長手方向に若干の弾性力がある場合も含むことは勿論である。
なお、本実施形態では、図4に示すように、中央部OPを背骨Rに上手く当接できるように、背中側における外面の略中央部において、クッション材40と締付ベルト20等を縫合する縫合位置に略長方形状の目印30cを、厚み方向に積層させて設けている。なお、この目印30cの形は、その方向性や位置が触れて分かりやすいように、この部分の変形例である図6に示すように二等辺三角形の頂点を切断した略台形状や、その他、略菱形状等を採用してもよい。
まず、位置決めベルト30のさらなる特徴について説明する。
位置決めベルト30は、図3および図5に示すように、締付ベルト20の少なくとも両端部21,22を除く領域を覆うように袋状部37とされ、この袋状部37内側の幅寸法を締付ベルト20の幅寸法W2に対応させて、僅かに大きくすることで、締付ベルト20の幅方向の動きを規制するガイドとされている。
そして、袋状部37は、袋状部37を幅方向に切断してその端面を見た概略端面である図7に示されるように、位置決めベルト30を形成する生地層である、身体側層30dと外面層30eとを厚み方向に積層し、幅方向(使用者の上下方向)両端でパイピング30f,30fを介して縫合することで袋状とされている。
これにより、締付ベルト20を長手方向(図5の矢印Pの方向)に沿って伸張させた際、図7の袋状部37の内面と締付ベルト20の外面とが接する部分であって、その幅方向における最上部および最下部が、締付ベルト20の幅方向(図7の上下方向)の動きを規制してガイドとなる。
また、締付ベルト20に対する袋状部37内側の幅寸法W3は、小さくし過ぎると、締付ベルト20の動きを規制し過ぎて操作し難くなり、大きくし過ぎると、操作に伴う締付ベルト20の上下方向へのブレを起こして、適切な位置に装着し難くなるため、締付ベルト20と袋状部37の内面との当接や摩擦等を考慮して寸法を決めなければならない。本実施形態の場合、締付ベルト20の幅寸法W2は約5cmであり、袋状部37内側の幅寸法W3は約6cmとなるように設計されており、上下にそれぞれ5mm程度の隙間Sが設けられ、締付ベルト20に対する一方の隙間Sが5%〜15%程度の幅とされている。
締付ベルト20は、厚み方向に複数層となっており、図5に示すように、一本細長い帯状のベルトを両端部21,22で折り返すことで二層構造としている。そして、人体側のベルト層28は、クッション材40の長手方向の両端部40a,40bに縫合されている。また、外側のベルト層27は、クッション材40の少なくとも両端部40a,40bとは接続されずに、クッション材40の外側に重ねられるように配置されている。本実施形態の場合、外側のベルト層27は、クッション材40の中央部OPのみと接続されている。
また、外側のベルト層27は、クッション材40の少なくとも両端部40a,40bと接続されずに、クッション材40に重ねられるように配置されているので、締付ベルト20の両端部21,22を把持して引っ張ると、人体側に変位して(矢印E2,E2方向に向かって)クッション材40を背中に押し付けて、骨盤矯正ベルト10を巻く際の基点となる背面領域を、より人体に密着させて、基点がずれることを防止できる。
さらに、位置決めベルト30は、締付ベルト20の少なくとも両端部21,22を除く領域を覆うように袋状部37とされ、この袋状部37内側の幅寸法を締付ベルト20の幅寸法に対応させることで、締付ベルト20の幅方向の動きを規制するガイドを形成するようにしている。このため、締付ベルト20の両端部21,22を把持して長手方向に引き伸ばし、位置決めベルト30の腹部領域の表面に定着させようとする際、このガイドである袋状部37によって幅方向の振れを有効に防止できる。したがって、力の弱い使用者が、幅の狭い恥骨6よりも上側であって腸骨4よりも下側の狭い特定部分に装着しようとした場合であっても、幅方向の位置決めを容易にし、また、幅方向の位置決めに力を割かなくてもよい分、引き伸ばす方向に力を入れて締め付けを行なえる。
Claims (3)
- 産後女性の寛骨臼より上側であって腸骨より下側である骨盤の特定領域に、弾性力をもって巻き付けられる帯状であって、長手方向の一方の端部と他方の端部とが着脱可能になっていると共に、長手方向の略中央領域に厚み方向に弾力を発揮するクッション材を有する背面部が形成されている位置決めベルトと、
前記背面部に接続されると共に、前記位置決めベルトに重ねるようにして、弾性力をもって巻き付けられる帯状であって、長手方向の両端部が、前記位置決めベルトの腹部側外面に設けられた面ファスナーに着脱可能となっている締付ベルトと
を備え、
前記位置決めベルトは、前記産後女性の両脇領域に当接する両脇部全体が、前記締付ベルトを前記骨盤の特定領域の範囲内で覆う袋状部とされ、
前記締付ベルトは、少なくとも前記位置決めベルトに比べて強い弾性力を有し、かつ、前記両端部が前記袋状部の開口部から突出するようにして、前記袋状部の内側を長手方向に沿って進退可能とされており、
前記面ファスナーは前記位置決めベルトの長手方向の端部から前記袋状部の開口部まで設けられている
ことを特徴とする骨盤矯正ベルト。 - 前記締付ベルトは、厚み方向に複数層となっており、人体側のベルト層が前記クッション材の両端部に固定され、外側のベルト層が前記クッション材の少なくとも前記両端部と固定されずに、前記クッション材に重ねられるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の骨盤矯正ベルト。
- 前記袋状部の開口部は、その幅方向の上側に比べて下側の方が、より長手方向の端部側に配置されていることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の骨盤矯正ベルト。
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