JP3119508U - 骨盤矯正エプロン - Google Patents

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Abstract

【課題】衣服を着用した後に、締め付けによって骨盤を固定あるいは矯正する骨盤バンドを着用した衣服の上から装着してもファッション性を損なわない骨盤矯正エプロンの提供。
【解決手段】腰部付近に巻き付けて骨盤を固定あるいは矯正する帯状の骨盤バンド2と、腰部付近に巻きつける布状のエプロン本体3とで構成し、前記骨盤バンド2を伸縮性材料で構成し、骨盤バンド2の両端部付近に、一端部側の一定範囲の長手方向任意の位置に他端部側を着脱自在に固定する面ファスナ22を配設し、エプロン本体3上部に、エプロン本体3の内側に大部分を配した骨盤バンド2を長手方向にスライド可能に取付けるバンド取付部36を備えた。
【選択図】図3

Description

この考案は、締め付けによって骨盤を固定あるいは矯正する骨盤バンドを備えた骨盤矯正エプロンに関する。
従来、締め付けによって骨盤を固定したり、矯正する骨盤バンドが多く存在している。しかし、このような骨盤バンドは、ファッション性に乏しいため、衣服着用前に、素肌に直接あるいは下着の上から腰部付近に装着し、その上に衣服を着用して目立たないように利用されている。したがって、骨盤バンドを外すために衣服を脱ぐこととなり不便であった。これに対して、骨盤バンドを取付けることのできる衣服が提案されている(特許文献1参照)。これによって、利用者は衣服の着用と同時に骨盤バンドを装着でき、骨盤バンドを着脱する際はその衣服を着替えるだけで着脱できる。しかし、上記衣服は骨盤バンドを取付けることのできる専用の衣服であるため、既に所有している衣服等に対応することはできず、利用者を満足させるには至らなかった。
特開2002−20908号公報
そこで本考案では、衣服を着用した後に、締め付けによって骨盤を固定あるいは矯正する骨盤バンドを装着してもファッション性を損なわない骨盤矯正エプロンの提供を目的とする。
この考案は、腰部付近に巻き付けて骨盤を固定あるいは矯正する帯状の骨盤バンドと、腰部付近に巻きつける布状のエプロン本体とで構成し、前記骨盤バンドを伸縮性材料で構成し、前記骨盤バンドの両端部付近に、一端部側の一定範囲の長手方向任意の位置に他端部側を着脱自在に固定する固定具を配設し、前記エプロン本体上部に、前記エプロン本体の内側に大部分を配した前記骨盤バンドを長手方向にスライド可能に取付けるバンド取付部を備えたことを特徴とする。
上記腰部付近に巻きつける布状のエプロン本体は、普通人の平均的なウェスト以上の長さを有する布体で形成したことを含む。
上記伸縮性材料は、弾力性を有するゴム等の弾力性部材、あるいはゴム網によって伸縮性を有する布帛で形成することを含む。
前記エプロン本体の内側に大部分を配した前記骨盤バンドは、骨盤バンドの全部をエプロン本体の内側に配すること、あるいは骨盤バンドの長さ方向の一部を除くほとんどの部分をエプロン本体の内側に配することを含む。
固定具は、面ファスナ、ホック、バックルあるいはスナップボタンで構成することを含む。
これにより、着用した衣服の上から骨盤バンドを装着し、装着した骨盤バンドの外側でエプロンを着用することができるため、既に所有している衣服を着用した後に、骨盤バンドを容易に着脱でき、利用者の満足度を向上させることができる。
また、装着した骨盤バンドの外側でエプロンを着用するため、ファッション性に乏しい骨盤バンドを装着しても、外観上はエプロンしか確認できず、着用する衣服のファッション性を損なうことなく骨盤バンドを装着することができる。したがって、着用する衣服のファッションに関心のある利用者の満足度を向上することができる。
この考案の態様として、前記エプロン本体の幅方向長さを、前記骨盤バンド以上の長さに形成することができる。
上記骨盤バンドの長さは、骨盤バンドの無負荷状態の長さであることを指す。
これにより、骨盤バンドに引張力を負荷して装着した場合であっても、骨盤バンドの外側に着用したエプロンから骨盤バンドが露出することを防止できる。したがって、着用する衣服のファッション性を損なうことなく骨盤バンドを装着することができる。
また、この考案の態様として、前記固定具を、前記両端部付近に配設した面ファスナで構成することができる。
面ファスナは可撓性を有するため、骨盤バンドを締め付けた場合であっても、面ファスナが身体に沿って湾曲し良好な装着感を得ることができる。
また、この考案の態様として、前記骨盤バンドの長さ方向中央付近に、携帯用暖房具を収容する収容部を備えることができる。
上記携帯用暖房具は、使い捨ての携帯用カイロ、あるいは使い捨てでない携帯用カイロであることを含む。
これにより、骨盤矯正エプロンを着用するだけで、外観上のファッション性を損なうことなく骨盤を固定あるいは矯正できるとともに、腰部の脊椎付近を暖めることができる。なお、上半身背中側の脊椎付近を暖めることによって、体全体を暖めることができる。したがって、利用者の満足度をさらに向上させることができる。
また、この考案の態様として、前記エプロン本体を、幅方向に左部、後部、及び右部をこの順に配して構成し、前記後部の幅方向長さを、前記左部及び右部の幅方向長さより長く形成し、前記エプロン本体の左部及び右部のそれぞれの幅方向外側上端部付近に、腰部付近に巻きつけたエプロン本体を締め付けて固定する帯状の固定リボンを備え、前記2本の固定リボンのうち一方の固定リボンの長さを、前記エプロン本体の幅方向長さ以上の長さに形成し、他方の固定リボンの長さを、前記エプロン本体の幅方向長さの半分以上で、かつ前記一方の固定リボンの長さの2/3以下の長さに形成し、前記後部の側方上端部付近に、前記固定リボンのうちいずれか一方の通過を許容する固定リボン通過孔を備えることができる。
なお、上記前記エプロン本体を、幅方向に左部、後部、及び右部をこの順に配して構成しは、左部、後部、及び右部を一枚の布状体で構成すること、あるいは別体で構成したそれぞれを接続して一体化して構成することを含む。
これにより、エプロン本体を腰部付近に巻きつけて、2本の固定リボンのうち一方を固定リボン通過孔からエプロン本体の外側に通し、他方の固定リボンと締め付けて結ぶことで、容易に骨盤矯正エプロンを着用することができる。
また、固定リボンの長さを上記長さに形成したことによって、2本の固定リボンを締め付けて結んだ結び目が正面視中央から左右いずれかに偏心するため、骨盤矯正エプロンのファッション性を向上させることができる。
また、前記左部及び右部の幅方向長さを上記長さに形成したことによって、左部及び右部のうち幅方向長さの長い方を前側となるようにして腰部付近に骨盤矯正エプロンを着用した場合、前側となる左部あるいは右部の端部のラインが正面視中央から左右いずれかに偏心するため、骨盤矯正エプロンのファッション性を向上させることができる。
また、この考案の態様として、前記バンド取付部を、前記後部の内周面側で、上下端付近を縫着した布帛で構成することができる。
これにより、骨盤バンドをエプロン本体の内側に容易に取付けることができる。
また、この考案の態様として、前記バンド取付部を、前記エプロン本体の表裏を貫通し前記骨盤バンドの通過を許容するとともに、幅方向に並設する2個の貫通孔を、前記左部と前記後部との境界となる左脇部及び前記右部と前記後部との境界となる右脇部のそれぞれに配設して構成するとともに、前記貫通孔のいずれかで前記固定リボン通過孔を構成することができる。
これにより、骨盤バンドをエプロン本体の内側から外側に一方の貫通孔を通過させ、他方の貫通孔を外側から内側に通過させることで骨盤バンドをエプロン本体に容易に取付けることができる。
また、前記バンド取付部を貫通孔で構成したことによって、骨盤バンドを取付けるための別部材を必要とせず、骨盤バンド取付けのための材料及び手間を低減でき、骨盤矯正エプロンの製造コストを低減できる。
また、固定リボン通過孔を前記貫通孔で構成したことによって、固定リボン通過孔を別途設けるための手間を低減でき、骨盤矯正エプロンの製造コストを低減できる。
また、骨盤矯正エプロンを普通人が着用した場合、左脇部及び右脇部が脇腹部分付近となるように着用できるため、左脇部及び右脇部に備えた貫通孔を通過する骨盤バンドの一部がエプロンの外側に露出するものの、該露出部分が骨盤矯正エプロンを着用した利用者の脇腹付近であるため目立ちにくく、骨盤矯正エプロンを着用した利用者のファッション性を損なうことを防止できる。
また、この考案の態様として、前記後部の幅方向長さを40cm以上の長さに形成し、前記左部及び右部のそれぞれの幅方向長さを30cm以上の長さに形成することができる。
これにより、前記左部及び右部の幅方向長さを上記長さに形成したことによって、左部及び右部のうち幅方向長さの長い方を前側となるようにして腰部付近に骨盤矯正エプロンを着用した場合、前側となる左部あるいは右部の端部のラインが正面視中央から左右いずれかに偏心するため、骨盤矯正エプロンのファッション性を向上させることができる。
この考案により、衣服の上から骨盤バンドを装着してもファッション性に富んだ骨盤矯正エプロンを提供することができる。
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
この考案の一実施形態を、以下図面を用いて説明する。
まず、エプロン本体3の正面図を示す図1、骨盤バンド2の説明図を示す図2、骨盤バンド2をエプロン本体3に取付けた骨盤矯正エプロン1の背面図を示す図3とともに、骨盤矯正エプロン1、骨盤バンド2及びエプロン本体3について説明する。
エプロン本体3は幅(図1中左右方向)113cm×高さ(図1中上下方向)32.5cmの長方形の適宜の厚みを有する布帛で構成され、両側端上部にそれぞれ帯状の固定紐4(4a、4b)を備えている。なお、本実施例においてエプロン本体3と固定紐4とは別体の同材質の布帛を縫着して構成しているが、これに限定されず、一体で構成してもよく、また別材質の部材で構成してもよい。
エプロン本体3は、正面視左側から左前部31、後部32、及び右前部33で構成し、左前部31から右前部33はそれぞれを、33cm、47cm、33cmの幅方向長さに形成している。また、エプロン本体3は、後部32の背面側上部にバンド取付部36と、左前部31と後部32との境界付近上部に後述する右固定紐4bの通過を許容し、エプロン本体3を貫通する固定紐通孔37と、後部32に正面側中央上部に幅1.2cm×高さ4cmの帯状の布帛の上下端付近を縫着し、右固定紐4bをスライド可能に保持する固定紐保持部38とを備えている。
バンド取付部36は、後部32の全幅と略同一の幅を有する長方形の布帛の上端を後部32の背面側上端付近に合わせ、上下端付近を水平方向に縫着し、後部32の上部とで後述する幅10cmの骨盤バンド2の通過を許容する孔を形成している。
固定紐4は幅2.5cmの帯状であり、左前部31の左側上端部に縫着された左固定紐4aは65cmの長さに、また右前部33の右側上端部に縫着された右固定紐4bは105cmの長さに形成している。
上記構成により、後部32の略中心を腰部の脊椎付近に合わせ、右前部33を腹部側腰部付近に巻きつけ、前記固定紐通孔37を貫通させた右固定紐4bを、略水平に後部32の外周側に沿わせ、固定紐保持部38を通過させて腹部右側前方に引き寄せ、左前部31を前記右前部33の外周側に沿わせて腹部右側で左固定紐4aと右固定紐4bを締め付けて結ぶことにより、エプロン本体3をいわゆる巻きスカートのような態様で着用することができる。
なお、エプロン本体3、左前部31から右前部33及び固定紐4を上記寸法に形成したことにより、普通人がエプロン本体3を着用した場合、腰部から膝付近までをエプロン本体3で覆うことができるとともに、左前部31の端部及び固定紐4の結び面が正面視中央から左側に偏心した位置となりため、エプロン本体3のファッション性を向上させることができる。また、後部32と左前部31、あるいは右前部33のそれぞれの境界付近が利用者の両脇部付近となるようにエプロン本体3を着用することができる。
次に、骨盤バンド2の正面図を示す図2(a)と、骨盤バンド2の背面図を示す図2(b)に基づいて骨盤バンド2について説明する。なお、骨盤バンド2はいずれの面を外周側として装着してもよく、例えば後述するカイロ収容部23に使い捨て携帯カイロを収容して装着する場合は、図2(b)に示すようにカイロ収容部23のある背面側を内周側として装着し、使い捨て携帯カイロを収容しない場合は、図2(a)に示す正面側を内周側として装着してもよい。また、その逆であってもよい。
骨盤バンド2は角部をR状に面取りした略長方形の帯状のバンド部21と、面ファスナ22(22a、22b)と、カイロ収容部23とで構成している。
バンド部21は適宜の幅及び弾性力を有するゴムひもを所定間隔隔てて横方向(図2中左右方向)に複数本配置し、複数の縦方向(図2中上下方向)の樹脂糸でゴムひも同士を編み込んで、無負荷状態において幅10cm(図2中上下方向の長さ)×長さ88cm(図2中左右方向の長さ)の帯状に形成している。
面ファスナ22は、雌側面ファスナ22aと雄側面ファスナ22bとの一対で構成し、雌側面ファスナ22aと雄側面ファスナ22bのうち一方をバンド部21の側方端部の片面に備え、他方を他端側の他面に備えている。なお、雌側面ファスナ22aと雄側面ファスナ22bのそれぞれは、配置されたバンド部21の端部形状に合わせて片側の上下角部をR状に面取りした略長方形で左右対称な方向で形成するとともに、雄側面ファスナ22bの長さ(図2中左右方向の長さ)を10cmに、雌側面ファスナ22aの長さを28cmに形成している。なお、本実施例においては、雌側面ファスナ22aをバンド部21の正面左端部に備え、雄側面ファスナ22bを背面右端部に備えているが、雌側面ファスナ22aと雄側面ファスナ22bのうちいずれを正面左端部あるいは正面右端部に備えてもよい。
カイロ収容部23は、バンド部21の背面側中央付近で、幅10cm×高さ8.5cmの長方形の布帛の左右側辺及び下辺付近を凹形状に縫合して形成された袋体で構成している。なお、カイロ収容部23のサイズは上記寸法に限定されず、一般的な使い捨ての携帯用カイロが収容できるサイズであればよい。
上記構成により、カイロ収容部23が腰部の脊椎付近となるように配して骨盤バンド2を腰部付近に巻きつけ、骨盤バンド2に適宜の引張力を負荷しながら雌側面ファスナ22aと雄側面ファスナ22bとを接合させて骨盤バンド2を装着することによって、骨盤を固定あるいは矯正することができる。
また、雌側面ファスナ22aを雄側面ファスナ22bの3倍程度の長さに形成したことによって、雌側面ファスナ22a及び雄側面ファスナ22bをともに同程度の長さに形成した場合と比較して、2倍程度の骨盤バンド2の締め付け長さの調整代を得ることができる。
また、面ファスナ22は可撓性を有するため、骨盤バンド2を締め付けて装着した場合であっても、面ファスナ22が身体に沿って湾曲するため、利用者の骨盤を緩みや歪みの程度に応じて引張力を増加させて装着することができる。
また、カイロ収容部23に使い捨て携帯用カイロを収容して骨盤バンド2を装着すれば、骨盤を固定あるいは矯正できるとともに腰部の脊椎付近を暖めることができる。なお、上半身背中側の脊椎付近を暖めることによって、体全体を暖めることができるため、骨盤矯正エプロン1を着用する利用者の満足度を向上させることができる。
次に、図3とともに、骨盤バンド2のエプロン本体3への取付方法について説明する。
図3に示すように、エプロン本体3のバンド取付部36を備えた背面側を上に向け、バンド取付部36に、骨盤バンド2を貫通させてエプロン本体3に取付ける。
これにより、骨盤バンド2をエプロン本体3に容易に取付けることができる。
また、骨盤バンド2の幅方向長さ及びエプロン本体3の長さを上記寸法で構成したことにより(図3参照)、骨盤バンド2に引張って装着した場合であっても、エプロン本体3の外側に骨盤バンド2が露出することを防止することができる。したがって、着用する衣服のファッション性を損なうことなく骨盤矯正エプロン1を着用することができる。
次に、図4から図7に示す骨盤矯正エプロン1の着用方法についての説明図とともに、骨盤矯正エプロン1の着用方法について説明する。
まず、着用した衣服の上から、カイロ収容部23(図3)を腰部の脊椎付近にあてがい、骨盤バンド2が上側かつ雄側面ファスナ22bが利用者の左側となるようにして骨盤バンド2の両端部分を握持し、雌側面ファスナ22aと雄側面ファスナ22bとを腹部前方で接合して骨盤バンド2を装着する(図5参照)。
このとき、骨盤バンド2の両端に適宜の引張力を負荷しながら面ファスナ22を接合させることによって、骨盤バンド2は衣服の上からウェスト部分に密着するとともに、適宜の締付力で骨盤を固定あるいは矯正することができる。
なお、使い捨て携帯用カイロを使用する際は、前もってカイロ収容部23に使い捨て携帯用カイロをカイロ収容部23に収容しておけばよい。
次に、図6に示すように、右前部33を骨盤バンド2の上から腹部前方に巻きつけ、右固定紐4bを固定紐通孔37を貫通させてエプロン本体3の外側に引き出す。
固定紐通孔37を貫通した右固定紐4bを略水平に背面側の後部32(図3)の外周に沿わせ、固定紐保持部38(図1)を貫通させて利用者の右斜前方まで巻き付ける。また、左前部31を右前部33に沿わせて腹部前方に巻き付け、右斜前方で左固定紐4aと右固定紐4bとを締め付けて結ぶことで、図7に示すように骨盤矯正エプロン1を着用することができる。
これにより、着用した衣服の上から骨盤矯正エプロン1を着用するだけで、外観上のファッション性を損なうことなく骨盤バンド2で骨盤を固定、あるいは矯正できる。したがって、既に所有している衣服を着用しながら、着脱容易に骨盤矯正エプロン1を着用でき、利用者の満足度を向上させることができる。
また、装着した骨盤バンド2の外側でエプロン本体3を着用するため、ファッション性に乏しい骨盤バンド2を装着しても、外観からはエプロン本体3しか確認できず、着用する衣服のファッション性を損なうことなく骨盤バンド2を装着することができ、着用する衣服のファッション性に関心のある利用者の満足度を向上することができる。
また、骨盤バンド2とエプロン本体3とを別体で形成したことによって、適宜の締付力を有する骨盤バンド2や異なる外観を有するエプロン本体3を取替えて着用することができる。
この考案の他の実施形態を、以下図面を用いて説明する。
まず、エプロン本体3aの正面図を示す図8、骨盤バンド2をエプロン本体3aに取付けた骨盤矯正エプロン1aの背面図を示す図9とともに、骨盤矯正エプロン1a及びエプロン本体3aについて説明する。
エプロン本体3aは幅(図1中左右方向)114cm×高さ(図1中上下方向)36cmの長方形の適宜の厚みを有する布帛で構成され、両側端上部にそれぞれ実施例1と同様に帯状の固定紐4(4a、4b)を備えている。
エプロン本体3aは、正面視左側から左前部31、左脇部34、後部32、右脇部35、及び右前部33で構成し、左前部31から右前部33はそれぞれを、32cm、5cm、42cm、5cm、30cmの幅方向長さに形成している。
左脇部34及び右脇部35の上端から5cmの位置にバンド取付部36aを備え、また左脇部34及び右脇部35のそれぞれの内側下端に12cmの長さの貫通する切込みで形成したスリット39を備えている。
バンド取付部36aは、左脇部34及び右脇部35のそれぞれの両側上部に配したエプロン本体3aを貫通する直線かつ11cmの長さの2本の縦方向の切込み36bで構成している。なお、切込み36bは本実施例において11cmの長さの切込みで形成しているが、後述する幅10cmの骨盤バンド2の通過を許容する孔であればよい。
固定紐4は実施例1と同様の幅2.5cmの帯状であり、左固定紐4aは55cmの長さに、また右固定紐4bは115cmの長さに形成している。
上記構成により、後部32の略中心を腰部の脊椎付近に合わせ、右前部33を腹部側腰部付近に巻きつけ、右固定紐4bを左脇部34のバンド取付部36aを貫通させ、略水平に後部32の外周側に沿わせて腹部右側前方に引き寄せ、左前部31を前記右前部33の外周側に沿わせて、腹部右側で左固定紐4aと右固定紐4bを締め付けて結ぶことにより、エプロン本体3aをいわゆる巻きスカートのような態様で着用することができる。
なお、エプロン本体3a、左前部31から右前部33及び固定紐4を上記寸法に形成したことにより、普通人がエプロン本体3aを着用した場合、腰部から膝付近までをエプロン本体3aで覆うことができるとともに、左前部31の端部及び固定紐4の結び面が正面視中央から左側に偏心した位置となりため、エプロン本体3aのファッション性を向上させることができる。また、左脇部34及び右脇部35が利用者の両脇部付近となるようにエプロン本体3aを着用することができるとともに、左脇部34及び右脇部35の下端にスリット39を備えているため、利用者の歩行等の動きをエプロン本体3aが妨げることを防止できる。
次に、図9とともに、骨盤バンド2のエプロン本体3aへの取付方法について説明する。
図9に示すように、エプロン本体3aの背面側を上に向け、左脇部34及び右脇部35のそれぞれの上部両側に備えたバンド取付部36aに、実施例1と同様の骨盤バンド2を貫通させてエプロン本体3aに取付ける。
詳述すると、まず、骨盤バンド2の一端をバンド取付部36aへの挿入方向手前側の切込み36bから骨盤バンド2をエプロン本体3aの外側へ貫通させ、他方の切込み36bからエプロン本体3aの内側に貫通させる。その状態で骨盤バンド2を他方のバンド取付部36aに向かって引っ張り、骨盤バンド2の上記一端を他方のバンド取付部36aを同様に貫通させて、エプロン本体3aに骨盤バンド2を取付ける。
これにより、骨盤バンド2をエプロン本体3aに容易に取付けることができる。また、バンド取付部36aをエプロン本体3aを貫通する2本の切込み36bで構成したことによって、骨盤バンド2を取付けるための別部材を必要とせず、骨盤バンド2取付けのための材料及び手間を低減でき、骨盤矯正エプロン1aの製造コストを低減できる。
また、骨盤バンド2の幅方向長さ及びエプロン本体3aの長さを上記寸法で構成したことにより(図9参照)、骨盤バンド2に引張って装着した場合であっても、バンド取付部36a以外でエプロン本体3aの外側に骨盤バンド2が露出することを防止することができる。したがって、着用する衣服のファッション性を損なうことなく骨盤矯正エプロン1aを着用することができる。
次に説明する骨盤矯正エプロン1aの着用方法は、実施例1と同様に、まず骨盤バンド2を装着し、右前部33を骨盤バンド2の上から腹部前方に巻きつけ、右固定紐4bを左脇部34の切込み36bを貫通させてエプロン本体3aの外側に引き出す。
左脇部34の切込み36bを貫通した右固定紐4bを略水平に背面側の後部32(図9)の外周に沿わせて利用者の右斜前方まで巻き付ける。また、左前部31を右前部33に沿わせて腹部前方に巻き付け、右斜前方で左固定紐4aと右固定紐4bとを締め付けて結ぶことで、骨盤矯正エプロン1aを着用することができる。
これにより、実施例1と同様に、着用した既所有の衣服の上から骨盤矯正エプロン1aを着脱容易に着用でき、外観上のファッション性を損なうことなく骨盤バンド2で骨盤を固定、あるいは矯正できるため、利用者の満足度を向上させることができる。
また、エプロン本体3aのバンド取付部36aに骨盤バンド2を取付けて骨盤矯正エプロン1aを着用するため、ファッション性に乏しい骨盤バンド2を装着しても、バンド取付部36aから骨盤バンド2の一部がエプロン本体3aの外側に露出するものの、バンド取付部36aは利用者のわき腹付近に位置するため、骨盤バンド2の露出部分は外観上ほとんど目立たず、着用する衣服のファッション性を損なうことなく骨盤バンド2を装着することができる。したがって、着用する衣服のファッション性に関心のある利用者の満足度を向上することができる。
この考案の構成と、上述の実施形態との対応において、
この考案の固定具及び面ファスナは、雌側面ファスナ22a及び雄側面ファスナ22bに対応し、
以下同様に
収容部は、カイロ収容部23に対応し、
左部は、左前部31に対応し、
右部は、右前部33に対応し、
貫通孔は、切込み36bに対応し、
固定リボン通過孔は、固定紐通孔37及び切込み36bに対応し、
固定リボンは、固定紐4、左固定紐4a及び右固定紐4bに対応し、
携帯用暖房具は、使い捨て携帯用カイロに対応するも、
この考案は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
エプロン本体の正面図。 骨盤バンドの説明図。 骨盤バンドをエプロン本体に取付けた骨盤矯正エプロンの背面図。 骨盤矯正エプロンの着用方法についての説明図。 骨盤矯正エプロンの着用方法についての説明図。 骨盤矯正エプロンの着用方法についての説明図。 骨盤矯正エプロンの着用方法についての説明図。 他の実施例のエプロン本体の正面図。 他の実施例の骨盤バンドをエプロン本体に取付けた骨盤矯正エプロンの背面図。
符号の説明
1、1a…骨盤矯正エプロン
2…骨盤バンド
3、3a…エプロン本体
4…固定紐
4a…左固定紐
4b…右固定紐
22a…雌側面ファスナ
22b…雄側面ファスナ
23…カイロ収容部
31…左前部
32…後部
33…右前部
34…左脇部
35…右脇部
36、36a…バンド取付部
36b…切込み
37…固定紐通孔

Claims (8)

  1. 腰部付近に巻き付けて骨盤を固定あるいは矯正する帯状の骨盤バンドと、腰部付近に巻きつける布状のエプロン本体とで構成し、
    前記骨盤バンドを伸縮性材料で構成し、
    前記骨盤バンドの両端部付近に、一端部側の一定範囲の長手方向任意の位置に他端部側を着脱自在に固定する固定具を配設し、
    前記エプロン本体上部に、前記エプロン本体の内側に大部分を配した前記骨盤バンドを長手方向にスライド可能に取付けるバンド取付部を備えた
    骨盤矯正エプロン。
  2. 前記エプロン本体の幅方向長さを、
    前記骨盤バンド以上の長さに形成した
    請求項1に記載の骨盤矯正エプロン。
  3. 前記固定具を、
    前記両端部付近に配設した面ファスナで構成した
    請求項1、または2に記載の骨盤矯正エプロン。
  4. 前記骨盤バンドの長さ方向中央付近に、携帯用暖房具を収容する収容部を備えた
    請求項1、2または3に記載の骨盤矯正エプロン。
  5. 前記エプロン本体を、
    幅方向に左部、後部、及び右部をこの順に配して構成し、
    前記後部の幅方向長さを、前記左部及び右部の幅方向長さより長く形成し、
    前記エプロン本体の左部及び右部のそれぞれの幅方向外側上端部付近に、腰部付近に巻きつけたエプロン本体を締め付けて固定する帯状の固定リボンを備え、
    前記2本の固定リボンのうち一方の固定リボンの長さを、前記エプロン本体の幅方向長さ以上の長さに形成し、
    他方の固定リボンの長さを、前記エプロン本体の幅方向長さの半分以上で、かつ前記一方の固定リボンの長さの2/3以下の長さに形成し、
    前記後部の側方上端部付近に、前記固定リボンのうちいずれか一方の通過を許容する固定リボン通過孔を備えた
    請求項1から4のうちいずれかに記載の骨盤矯正エプロン。
  6. 前記バンド取付部を、
    前記後部の内周面側で、上下端付近を縫着した布帛で構成した
    請求項5に記載の骨盤矯正エプロン。
  7. 前記バンド取付部を、
    前記エプロン本体の表裏を貫通し前記骨盤バンドの通過を許容するとともに、幅方向に並設する2個の貫通孔を、前記左部と前記後部との境界となる左脇部及び前記右部と前記後部との境界となる右脇部のそれぞれに配設して構成するとともに、
    前記貫通孔のいずれかで前記固定リボン通過孔を構成した
    請求項5に記載の骨盤矯正エプロン。
  8. 前記後部の幅方向長さを40cm以上の長さに形成し、
    前記左部及び右部のそれぞれの幅方向長さを30cm以上の長さに形成した
    請求項5、6あるいは7に記載の骨盤矯正エプロン。
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JP2013079467A (ja) * 2011-10-04 2013-05-02 Pas:Kk 作業者用コルセット
JP5291262B1 (ja) * 2013-03-12 2013-09-18 豊子 林野 姿勢矯正補助具

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