JP3164218U - タイツ等のウエスト部の構造 - Google Patents

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隆一 米山
隆一 米山
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Abstract

【課題】タイツ、レギンス、スパッツ等のウエスト部における締め付け感を殆ど感じさせないようなウエスト部の構造を提供する。【解決手段】ウエスト部、パンティ部およびレッグ部を有する編物からなる下衣において、前記ウエスト部の編地が一重で、その縦方向の幅が8cm以上であり、該ウエスト部は弾力性がない糸Y1と弾力性を有する糸Y2で編成されている。弾力性を有する糸Y2はコース方向Cにおいて編目と浮き編を交互に繰り返して編成されている。【選択図】図2

Description

本考案はパンティ部とレッグ部を有する、タイツ、レギンス、スパッツ等の下衣のウエスト部の構造に関するものである。
従来、パンティ部を有するタイツ等は、特開平8−3801号公報(特許文献1)に開示されているように、パンティストッキングと同様に、丸編み靴下機で編成された2本の長いストッキング状物の上部にそれぞれ切れ目を入れて、2本のストッキング状物の切れ目を互いに縫合することより製造することが一般的である。このようなタイツやパンティ・ストッキングにおけるウエスト部は、ダブル・ウェルトにより二重編(すなわち、袋状になっている)にされている。
タイツ等のパンティ部のズレ落ち防止のために、袋状のウエスト部にゴム紐を挿通しているものが多いが、特開平8−3801号公報(特許文献1)に開示されているように、ウエスト部の編成時にゴム糸やポリウレタン弾性糸を編込んでいるものもある。
特開平9−31708号公報(特許文献2)の図3にはスパッツのウエスト部の構造が複数例示されている。すなわち、スパッツ本体とは別の伸縮性バンドを縫着してウエスト部とするもの、スパッツ本体の上端部を内側に折返して袋状とし、その内部にゴム紐を通すもの、スパッツ本体の上端部を弾性糸により編成して、これを内側に折返して袋状とするもの、およびダブル・ウェルトにより二重編で袋状とするものが例示されている。
また、特開2007−154391号公報(特許文献3)には、4コースを1サイクルとしてウエスト部を編成し、この4コースに供給される4本の糸のうち2本または3本を紡糸されたままの、加工していない、なま糸(生糸)とし、残りをカバリング糸とし、4コースのうち3コースをプレーン編、1コースをタック編としているパンティストッキングが開示されている。
特開平8−3801号公報 特開平9−31708号公報 特開2007−154391号公報
従来の市販されているタイツやパンティストッキングでは、ウエスト部はその幅が1.5〜3.0cmであり、特許文献1や特許文献2に開示されているように、ウエスト部にゴム紐を挿通したり、袋状のウエスト部、すなわち二重となっているウエスト部に弾性糸を編込んでいる。このような従来のウエスト部は、人体のウエスト部に対して接地面積が狭いため、締め付けがきつくなり、着用者によっては、着用感が悪く、着用者によってはお腹にウエスト部の痕跡が付くことがある。特に、妊婦用タイツはウエスト部も弛めに製作されているが、それでも締め付け感があり、窮屈であるとの指摘が着用者からなされている。
特許文献3のパンティストッキングでは、ウエスト部にポリウレタン弾性糸のベア糸(カバー糸で覆われていない裸糸)およびウーリーナイロン糸(捲縮加工糸)を使用せずに、なま糸とカバリング糸によりプレーン編とタック編で編成して地薄で透明感のあるものとし、ウエスト部の幅をやや広く4.0〜6.5cmとしている。パンティストッキングは、タイツ等に比較して編糸が細いので、特許文献3のような工夫により従来のパンティストッキングより窮屈感を和らげることが可能である。しかし、タイツ、レギンス、スパッツ等には糸使い等の観点から適用できない。
本考案は、タイツ、レギンス、スパッツ等のウエスト部における締め付け感を殆ど感じさせないようなウエスト部の構造を提供することを目的とする。
本考案は、ウエスト部、パンティ部およびレッグ部を有する編物からなる下衣において、前記ウエスト部の編地が一重で、その縦方向の幅が8cm以上であり、該ウエスト部は弾力性を有する糸と弾力性がない糸とで編成されていることを特徴とするウエスト部の構造により、前記目的を達成する。
この場合、弾力性を有する糸はコース方向において編目と浮き編とが1〜4ウェール毎に交互に繰り返して編成されていることが好ましい。弾力性がない糸が捲縮加工糸であることが好ましい。また、ウエスト部をリブ編みまたはリブ編み風とすることが好ましい。
本考案によれば、ウエスト部を捲縮加工糸と弾力性のある糸で編成した一重の構造とし、しかもその縦方向の幅を8cm以上、好ましくは10cm程度、としたことにより、肌に当たる接地面積が広くなり、圧迫される力を分散することができる。そのため、着用者に締め付け感を感じさせない。
本考案で弾力性がない糸として捲縮加工糸を使用した場合は、肌当たりがよく、締め付け感を和らげる。
また、本考案によれば、弾力性のある糸を編成する際に、コース方向において編目と浮き編とを1〜4ウェール毎に交互に繰り返して編成されているので、糸の弾力性を有効に利用でき、伸縮しやすい編組織になっており、より一層、締め付け感を低減することができる。
また、本考案によればウエスト部がリブ編みまたはリブ編み風であるので、胴回り方向の伸縮性が大きいので、縦方向の幅が広くても、着用者に窮屈感を与えない。
本考案のウエスト部構造を有するタイツの一実施例を示す正面図である。 本考案のウエスト部構造における編地の一実施例を示す編組織図である。 図2に示した編組織を編成する際の編成図である。 本考案のウエスト部構造における編地の別の実施例を示す編組織図である。 図4に示した編組織を編成する際の編成図である。
以下、本考案のタイツ等のウエスト部の構造を図面に示した実施例に基いて詳細に説明する。
図1は本考案のウエスト部構造を有するタイツの一実施例を示しており、パンティ部1の上側にウエスト部2があり、下側にレッグ部3とそれに続くソックス部4がある。なお、図示した実施例ではソックス部4が設けられているが、ソックス部4が存在しなくてもよい。
図示したタイツを製造するには、丸編み靴下機で2本の長いストッキング状物を編成する。この場合、ウエスト部2から編始め、パンティ部1、レッグ部3そしてソックス部4と連続して編成する。そして、2本の対の長いストッキング状物の上部に切り込みを入れて、切り込み部分を互いに縫合すると、左右のウエスト部2および左右のパンティ部1が縫合わされた状態となる。縫い目5は前側のウエスト部2の上端からパンティ部1の前中心、股下を通り、後中心から後側のウエスト部2の上端まで伸びている。
本考案のウエスト部2は従来のタイツと異なって一重であり、ウエスト部2を8cm以上、好ましくは10cm程度まで編成した後、パンティ部1の編成を行う。ウエスト部2の編成に使用する編糸は、弾力性を有する糸と弾力性がない糸とである。
本考案の弾力性を有する糸としては、ポリウレタン弾性繊維を芯糸としたカバリング糸、ポリウレタン弾性糸のベア糸、ゴム糸等の従来から編物に使用されているものが利用できる。
弾力性がない糸は、弾性糸を使用していない糸のことであり、捲縮加工糸(例えば、ウーリーナイロン糸)、合成繊維糸、混紡糸等の従来から編物に使用されているものが利用できる。
ウエスト部2においては、弾力性がない糸は平編目で編成され、弾力性を有する糸はコース方向Cにおいて編目と浮き編が1〜4ウェール毎に交互に繰り返して編成される。
図2は本考案のウエスト部構造における編地の一実施例を示す編組織図であり、太い線で示した編目は捲縮加工糸Y1で編まれ、細い線で示した編目は弾力性を有する糸Y2で編まれる。なお、図2における線の太さは編み糸の太さを意味するものではない。
図3は上下にシリンダを有するリブニッタ(上下に配置された同直径の2つのニードルシリンダと両頭針を用いてリブ組織を作るくつ下編み機)でウエスト部2を編成する場合の編成図を示している。◎印は上ニードルシリンダでニット(編針が動作して編目を形成)すること、〇印は下ニードルシリンダでニットすること、×印は編針に編糸が掛けられず、編針は不作動であること(すなわちニットしない)をそれぞれ表わしている。上下のニードルシリンダで編成されたそれぞれの編目は表目と裏目の関係になる。図2および図3に示した実施例では上ニードルシリンダでニットした編目は裏目で、下ニードルシリンダでニットした編目は表目で表わされている。
図3に示した実施例では、1コース目では1番目の編針では上ニードルシリンダでニットされ、2番目の編針ではニットされず、浮き編となり、3番目の編針では上ニードルシリンダでニットされ、4番目の編針ではニットされず、浮き編となる。このように1コース目では弾力性を有する糸Y2は1ウェール毎に平編目(図2では裏目)と浮き編とが交互に繰り返される。
2コース目では捲縮加工糸Y1が下ニードルシリンダおよび上ニードルシリンダでニットされ、表目と裏目が交互に編成される。
3コース目では弾力性を有する糸Y2が1コース目と同様に編成される。
4コース目では捲縮加工糸Y1が2コース目と同様に編成される。
このようなコース編成が繰り返し行われ、弾力性を有する糸Y2と捲縮加工糸Y1とによりリブ編みが編成され、そしてリブ編みにおいて弾力性を有する糸Y2はコース方向Cにおいて編目と浮き編とが繰り返されている。
図4は本考案のウエスト部構造における編地の別の実施例を示す編組織図であり、図5はシングルシリンダで図4の編組織を編成する場合の編成図を示している。図4および図5に示した実施例においても、前述した実施例と同様に、弾力性を有する糸Y2で編成するコースには浮き編と平編目が交互している。
図4および図5に示した実施例では、捲縮加工糸Y1と弾力性を有する糸Y2とが1コース毎に交互に編成されている。捲縮加工糸Y1は全て平編目で編成され、弾力性を有する糸Y2は平編目(表目)と浮き編が1針づつ交互している、すなわち1つ飛ばしの編針で編目が形成されている。このような編組織はリブ編み風の外観を呈する。
なお、図2〜図5に示した実施例では、弾力性を有する糸Y2で編まれる編目は、平編目と浮き編が1針(1ウェール)づつ交互しているが、2〜4針分(すなわち2〜4ウェール)平編目とし、2〜4針分(すなわち2〜4ウェール)浮き編として、平編目と浮き編が交互するようにしてもよい。
1 パンティ部
2 ウエスト部
3 レッグ部
5 縫い目
Y1 捲縮加工糸
Y2 弾力性を有する糸

Claims (4)

  1. ウエスト部、パンティ部およびレッグ部を有する編物からなる下衣において、前記ウエスト部の編地が一重で、その縦方向の幅が8cm以上であり、該ウエスト部は弾力性を有する糸と弾力性がない糸とで編成されていることを特徴とするウエスト部の構造。
  2. 前記弾力性を有する糸はコース方向において編目と浮き編とが1〜4ウェール毎に交互に繰り返して編成されていることを特徴とする請求項1記載のウエスト部の構造。
  3. 前記弾力性がない糸が捲縮加工糸であること特徴とする請求項1または請求項2記載のウエスト部の構造。
  4. ウエスト部がリブ編みまたはリブ編み風であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のウエスト部の構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170093711A (ko) * 2016-02-05 2017-08-16 방종훈 스패츠 세트

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