JP2006233372A - インナー・ウェア - Google Patents

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昭雄 吉田
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Abstract

【課題】 緯編により簡単に製造でき、着用者の腹部の体型補整効果も大きく、腹部におけるマッサージ効果もより一層高く、ヒップアップ効果も大きいインナー・ウェアを提供する。
【解決手段】 パンツ部を有するインナー・ウェアであって、インナー・ウェア本体1が緯編で編成されたものであり、本体1は少なくとも腹部中央部13が本体1の内側に突出する隆起部が形成されたマッサージ領域Aとなっており、本体1の腹部中央部13に腹当て布2が取付けられており、腹当て布2はパワーネット、ポリウレタン繊維含有ツーウェイトリコットまたはマッサージ効果を発揮できるような隆起部を有する編地からなり、帯状補強布3が少なくともヒップ下部に取付けられており、帯状補強布3はパワーネット、ポリウレタン繊維含有ツーウェイトリコットまたはマッサージ効果を発揮できるような隆起部を有する編地からなる。
【選択図】 図1

Description

本発明はインナー・ウェアに関するものである。特に、本発明のインナー・ウェアは身体にフィットさせた状態で着用するものであり、パンツ部を有するインナー・ウェア(ショートパンツ、ガードル、スパッツ、タイツ、ストッキング等)に関するものである。
従来から身体にフィットさせた状態で着用するインナー・ウェアとしては、体型補整などのためにショートタイプやロングタイプのガードルが広く使用されている。この従来のガードルは特許文献1(特許2921735号公報)に見られるように、一種または数種のパワーネットなどの伸縮性を有する布地を多数のパーツに裁断し、そしてこれら多数のパーツを縫合わせて1つのガードルを製作している。
また、本願出願人が先に特許文献2(特許3415617号公報)において提案したように、身体にフィットさせた状態で着用し、マッサージ効果を発揮するインナー・ウェアがある。特許文献2におけるインナー・ウェアは緯編で編成された編地からなるものであり、インナー・ウェアの内側に畝が突出していて、着用したときにマッサージ効果を発揮するようなものである。
特許第2921735号公報 特許第3415617号公報
前述した特許文献1に開示されているガードルは、非常に多数のパーツに分けて裁断し、これらを縫合わせることによってガードルを製作しているものである。従って、多数のパーツを縫合わせるために、このガードル自体の製作工程が多くなり、生産性が悪いという問題がある。また、このガードル自体が高価なものとなってしまうという問題がある。
また一般に従来から使用されているガードルは締付感が強く、着用者に窮屈で着心地の悪い思いをさせているという問題がある。
特許文献2に開示されているインナー・ウェアは緯編で編まれた編地であり、インナー・ウェア内部に突出する畝がありマッサージ効果はあるが、それほど着用者に窮屈な感じを与えるものではない。しかしながら、窮屈でない代わりに補整効果を高めたい腹部などにおいては、従来の締め付け力の大きいガードルと比較すると体型補整効果が少ない。また、ヒップアップ効果も従来のガードルに比べると少ないものである。
本発明は前述したような問題を解決し、緯編により簡単に製造でき、しかも着用者の腹部の体型補整効果も大きく、腹部におけるマッサージ効果もより一層高くなり、そしてヒップアップ効果も大きくなるようなインナー・ウェアを提供することを目的とする。
更に、本発明は、着用者のヒップの肉付きが少なかったり、或いはヒップが下がっている場合に、より一層ヒップアップしたように見えるような体型補整を簡単に行えるインナー・ウェアを提供することを目的とする。
本発明によれば、パンツ部を有するインナー・ウェアであって、インナー・ウェア本体が緯編で編成されたものであり、該インナー・ウェア本体は少なくとも腹部中央部がインナー・ウェア本体の内側に突出する隆起部が形成されたマッサージ領域となっており、インナー・ウェア本体の腹部中央部に腹当て布が取付けられており、該腹当て布はパワーネット、ポリウレタン繊維含有ツーウェイトリコットまたはマッサージ効果を発揮できるような隆起部を有する編地からなり、帯状補強布が少なくともヒップ下部に取付けられており、該帯状補強布はパワーネット、ポリウレタン繊維含有ツーウェイトリコットまたはマッサージ効果を発揮できるような隆起部を有する編地からなることを特徴とするインナー・ウェアにより前記目的を達成する。
本発明においては、後身頃にヒップパッド挿入用のポケットが取付けられていることが好ましい。また、インナー・ウェア本体においてヒップ周縁部がヒップ部よりも伸縮性が小さな編方で編成されていることが好ましい。
本発明のインナー・ウェアは、緯編で編成されたインナー・ウェア本体の外側面または内側面において、腹部中央部に腹当て布が取付けられており、この腹当て布はパワーネット、ポリウレタン繊維含有ツーウェイトリコットまたはマッサージ効果を発揮できるような隆起部を有する編地からなるものであるので、体型補整に関してインナー・ウェア本体だけと異なって腹当て布により着用者の腹部をしっかりと押さえることができる。しかも腹部中央部にはインナー・ウェア本体の内側に突出する隆起部が形成されているマッサージ領域であるので、腹当て布を外側面に取付けたり場合はよりマッサージ効果がより一層高められる。また、腹当て布としてマッサージ効果を発揮できるような隆起部を有する編地を使用すると、腹当て布をインナー・ウェア本体の内側面に取付けた場合でも、マッサージ効果はより高められる。
更に本発明によれば、少なくともヒップの下部にはパワーネット、ポリウレタン繊維含有ツーウェイトリコットまたはマッサージ効果を発揮できるような隆起部を有する編地からなる帯状の補強布がインナー・ウェアの内側面または外側面に取付けられていて、この帯状補強布によりヒップを下側から支えることによりヒップアップ効果を高めることができる。また、ヒップ周縁部がヒップ部よりも伸縮性が少ない編方となっていると、ヒップアップ効果をより高められる。
腹当て布と帯状補強布により全体の体型補整が行え、着用者の姿勢を外観上もよくすることができる。
更に、本発明のインナー・ウェアにおいては、後身頃の内側面または外側面にヒップパッド挿入用ポケットが取付けられているので、ヒップパッドの装着を簡単に行うことができ、この挿入用ポケットの中にヒップパッドを挿入することによりヒップの高さが高くなったように見せることができる。またヒップの肉付きが少ない人の場合も、ヒップパッドの挿入により豊かなヒップに見せることができる。また、ヒップパッドを装着しない場合には、通常のガードル等として着用でき、希望のスタイルに合わせてヒップパッドを着脱することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基いて説明する。本発明のインナー・ウェア本体は緯編で編成するものであり、特に、シングル針床の丸編機にて効率よく編成されるものである。
本発明のパンツ部を有するインナー・ウェア本体は、丸編機にて編成した場合は従来公知の方法にて製作される。すなわち、丸編機により筒状に編成した後、この筒状体の一端部において前後1箇所ずつに切れ目を入れ、この切れ目の前と後とを縫合わせて脚部または股部とするものである。この際、股部に相当する箇所にマチを入れてクロッチ部16を設けてもよい。
本発明のインナー・ウェア本体1の編成に使用する糸は伸縮性が比較的大きな糸がよいが、糸使いとしては特に限定されない。弾性糸(例えばポリウレタン糸を芯糸として、これにナイロン糸をカバリングしたもの)、ウーリーナイロン糸、弾性糸とウーリーナイロン糸を組合わせたもの、弾性糸と綿糸を組合わせたものなどを使用して編成することができる。従って、本発明のインナー・ウェアは伸縮性が大きな糸を使用しているので、着用すると身体にフィットした状態になるものである。
図1(a)は本発明のインナー・ウェアの第1実施例の前身頃側を示す正面図であり、(b)は(a)に示したインナー・ウェアの後身頃側を示す背面図であり、(c)はインナー・ウェアを裏返しした状態の前身頃側を示す正面図であり、(d)は裏返した状態の後身頃側を示す背面図である。
この図示した実施例においては、ウエスト部11および裾部12を除いて同じ編組織の部分は同じような線(斜線や縦線)や白地で示している。
本発明のインナー・ウェアは、図1に示した第1実施例においては、インナー・ウェア本体1と腹当て布2および帯状補強布3とから構成されている。インナー・ウェア本体1において、図1において格子状の斜線で示した部分はマッサージ領域Aであり、図1(a)では腹当て布2により覆われている部分も図1(c)に示すように、マッサージ領域Aとなっており、前身頃のほぼ全体がマッサージ領域Aである。後身頃においてはヒップ部14とそのヒップ部を取囲むようにヒップ周縁部15が編成されており、その他の部分がマッサージ領域Aとなっている。
このマッサージ領域Aにはインナー・ウェア本体1の内側に突出する隆起部が形成されている。この隆起部は連続した畝状のものであってもよいし、非連続状態の隆起部であってもよい。また、マッサージ領域Aにおける隆起部の形状は全て同じでもよいし、部分によって異なっていてもよい。例えば腹部中央部13とその他の部分で異ならせて、連続した畝状の隆起部と非連続状態の隆起部とを組合せたりしてもよい。
本発明の第1実施例においては、ウエスト部11、裾部12、ヒップ部14およびヒップ周縁部15を除く部分がマッサージ領域Aとなっているが、本発明においては少なくとも腹部中央部13(本発明のインナー・ウェアを着用した際にお臍を中心とした周縁部分に対応する部分のこと)がマッサージ領域Aとなっていればよい。腹部中央部13をマッサージすることによりリンパの流れや血行をよくすることができる。
腹当て布2はインナー・ウェア本体1の外側面において腹部中央部13に縫着されているものである。この腹当て布2はパワーネット、ポリウレタン繊維含有のツーウェイトリコットまたはマッサージ効果を発揮できるような隆起部を有する編地からなる布地が使用される。パワーネットまたはポリウレタン繊維含有のツーウェイトリコットからなる布地は経編からなる布地であり、伸縮性を有するが、インナー・ウェア本体1の緯編の編地よりも伸張率が小さいものである。マッサージ効果を発揮できるような隆起部を有する編地はインナー・ウェア本体1の腹部中央部13の編地と比較して伸張率が大きくても小さくてもよいが、同じか小さい方が好ましい。また、腹当て布2としてのマッサージ効果を発揮できるような隆起部を有する編地とは、後述のマッサージ領域Aの編成方法と同様に、編成中に同一の編針において連続してウエルト位置を取らせることによりウェール方向に延びる浮き編を形成し、このような浮き編を1〜4ウェール毎に同一コースからまたは2〜4コースずらして開始することにより隆起部が形成されており、隆起部を形成するためのウェール方向の浮き編が一番長い箇所では少なくとも6飛び、より好ましくは8飛び以上、の浮き編となっており、連続状または非連続状の隆起部が形成されている編地である。
図1(a)に示した腹当て布2は逆三角形形状をしており、図1(c)に示すように、腹当て布2の上端縁がウエスト部11を越えてその裏側にまで延びて縫着されている。しかし、腹当て布2はこの形状に限定されず、例えば、菱形、円形などの形状であってもよく、また、腹当て布2の上端縁がウエスト部11に達していなくてもよい。また、第1実施例では腹当て布2はインナー・ウェア本体1の外側面に縫着されているが、インナー・ウェア本体1の内側面に取付けてもよく、取付け方法も縫着に限定されず、溶着や接着により腹当て布2の端縁をインナー・ウェア本体1に取付けてもよい。
インナー・ウェア本体1は、後身頃においてはヒップ部14とそのヒップ部を取囲むようにヒップ周縁部15が編成されている。ヒップ周縁部15は左右のヒップ部14の間にまで延びている。ヒップ周縁部15はヒップ部14よりも伸縮性が小さな編方で編成されている。そして図1(d)に示すように、後身頃の内側面には帯状の補強布3がヒップ部14とヒップ周縁部15の境に沿って縫着されている。この帯状補強布3はパワーネット、ポリウレタン繊維含有のツーウェイトリコットまたはマッサージ効果を発揮できるような隆起部を有する編地からなる布地が使用される。第1実施例においては、帯状補強布3はヒップの下部にのみ縫着されている。なお、第1実施例では帯状補強布3はインナー・ウェア本体1の内側面に縫着されているが、インナー・ウェア本体1の外側面に取付けてもよく、取付け方法も縫着に限定されず、溶着や接着により帯状補強布3の端縁をインナー・ウェア本体1に取付けてもよい。
図2はマッサージ領域Aを編成するための編組織の一例を示す編目で表した編組織図である。図3はヒップ部14を編成するための編組織の一例を示す編目で表した編組織図である。図4はヒップ周縁部15を編成するための編組織の一例を示す編目で表した編組織図である。
図2〜図4に示した編組織を使用して、八口給糸の丸編機で編成する場合の糸使いの一実施例を説明する。第1、第3、第5、第7給糸口から給糸される糸Y1は20/40−40のSCY(20デニールのポリウレタン糸を芯糸として、これに40デニール40フィラメントのナイロン糸をカバリングしたシングルカバードヤーン)と60番手の綿糸との組合わせであり、両糸が同じ編針に給糸されて両糸が同時に編まれる。第2、第4、第6、第8給糸口からは、糸Y2は20/40−40SCYとWN30−10(30デニール10フィラメントのウーリーナイロン糸)との組合わせであり、これらの給糸口から同時に給糸されて編成される。
図2〜図4に示すように、ウェール方向Wにおいて連続して浮き編が行われる場合は、その保持ループ121となる糸を糸Y2とすることが好ましく、また前述のように、綿糸を使用している場合はコース方向Cにおいて連続して浮き編が行われるコースにおいて、そのコースを編む糸を糸Y1とすることが好ましい。
図2に示した編組織は、マッサージ領域Aにおいて適用される編組織の一例を示すものである。この編組織においては、インナー・ウェアの内側に突出する非連続状態の隆起部が形成されるものである。図2に示した実施例においては、浮き編が行われるウェールW1と、平編目のみが形成されるウェールW2の比率は1:2となっている。図2に示した編組織図において、浮き編が行われている箇所がインナー・ウェアの内側に向かって突出した隆起部となる箇所である。この実施例においては、一番長い浮き編はウエルトループ122が16個形成された16飛びの浮き編であり、そこを中心に左右に浮き編の開始点および終了点が2つずつずらされた浮き編が3ウェール毎に形成されている。すなわち16飛びの浮き編を中心として、その左右に12飛びの浮き編、8飛びの浮き編、4飛びの浮き編が順次形成されており、これら一群の浮き編により1つの隆起部が形成される。このような一群の浮き編が上下左右に広がって配置されており、多数の隆起部が形成されるものである。図2においては、下側の浮き編との間には6つの平編目が形成されており、左右の隆起部となる浮き編と浮き編の間には11本のウェールにおいて連続して平編目となっている。
なお、隆起部を形成するためには、この編組織に限定されるものではない。また、非連続状の隆起部だけではなく、隆起部が連続している畝状のものとしてもマッサージ効果があればよい。例えば、浮き編が行われるウェールW1を1本と、平編目のみが形成されるウェールW2を2本とを交互に繰返して、浮き編が行われるウェールW1において12飛びの浮き編を編成する。この際、浮き編の開始点をウェール方向に左上りまたは右上りに2目分(2コース分)ずつずらしながら編成する。例えば中央の浮き編から右側では右上りに、左側では左上りに開始点を2目分ずつずらして編成すると、V字形の連続した隆起部(畝)がインナー・ウェアの内部に突出した状態のものを編成することができる。このV字形畝の編組織を腹部中央部13の編組織に適用してもよい。
図3に示した編地は、ヒップ部14の編み方の一例を示す編組織図である。図3に示す編地においては、糸Y1で編まれるコースにおいては普通の平編目110が1つ、浮き編のウエルトループ122が1つの繰返しとなっている。すなわち糸Y1は1本置きの編針で編成され、その間の編針はウエルト位置(不作動位置)に保たれ編成運動は行われない。次に糸Y2で編まれるコースにおいては、全ての編針で編成運動が行われ、普通の平編目110と浮き編の保持ループ121による平編目とが編成される。これがウェール方向Wに繰返されている。
なお、ヒップ部14は、図3に示した編組織に限定されず、締め付け力の弱い編み方で編むことが好ましく、例えば全て平編目としてもよい。
図4に示した編地は、ヒップ周縁部15の編み方の一例を示す編組織図である。図4に示す編地においては、糸Y1で編まれるコースにおいては平編目110が1ウェール分、次に浮き編のウエルトループ122が2ウェール分連続しているの繰返しとなっている。すなわち糸Y1は1本の編針で編成され、その次の連続した2本の編針はウエルト位置(不作動位置)に保たれ編成運動は行われないの繰返しで1コースが編成される。糸Y2で編まれるコースにおいては、全ての編針で編成運動が行われ、普通の平編目110と浮き編の保持ループ121による平編目とが編成される。これがウェール方向Wに繰返されている。すなわち、浮き編が行われるウェールW1が連続して2本と、平編目のみが形成されるウェールW2が1本の繰返しとなっている。この編み方によると表面上にリブ編み風の縦筋が見える。図4の編組織は、図3の編組織に比較して編目(普通の平編目および保持ループ121による平編目)の数が少ないので、図3の編組織により編まれる編地に比べると伸縮性が小さい編地となっている。また、ヒップ周縁部15も、この編み方に限定されるものではなく他の編み方でもよいが、ヒップ部14に比較すると伸縮性が小さいものの方が好ましい。
また、図2〜図4に示すように、浮き編のウエルトループ122が編地全体に形成されていると、糸Y1のようにカバードヤーンと綿糸との組合わせて編成した場合、編成後に仕上げセット(熱セット)を行うと、熱によりポリウレタン糸が収縮するが、綿糸は収縮しないので、ウエルトループ122において綿糸の方が浮き上る傾向がある。そして、ウエルトループ122は編物の裏側すなわち肌に接する側にあるので、綿糸が肌に接することとなり、肌触りがよい。
図5(a)は本発明のインナー・ウェアの第2実施例を示すものであり、インナー・ウェアを裏返しにした状態の後身頃を示す背面図であり、(b)は第2実施例のインナー・ウェアを裏返しにした状態の前身頃側を示す正面図である。この第2実施例において、前述した図1に示した第1実施例と異なる点は、帯状補強布3がヒップ下部のみではなく、ヒップ下部からウエスト部11まで延びている点である。すなわち、帯状補強布3はヒップ部14とヒップ周縁部15との境に沿ってヒップ下部からウエスト部11まで連続して長く延びている。この第2実施例のものでは、帯状補強布3がウエスト部11まで延びているので、ヒップを支える力が第1実施例の場合よりも大きく、より一層しっかりとヒップを支えることができる。
図6は本発明のインナー・ウェアの第3実施例であり、インナー・ウェアを裏返しにした状態の後身頃を示す背面図である。この実施例において第1実施例と異なっている点は後身頃の内面側にヒップパッド挿入用ポケットが設けられている点である。ヒップパッド挿入用ポケットは、ポケット布4をインナー・ウェア本体1の後身頃においてヒップ部14を覆うように縫着されており、インナー・ウェア本体1とポケット布4との間にヒップパッド挿入用のポケット41、42が形成される。図6に示した実施例においては、後身頃の中央部において縦方向の縫目43が形成されており、ポケットは左右2つのパッド挿入用ポケット41、42に分けられている。図6に示した実施例ではポケット口はポケット布4の上端部44の箇所に形成されている。ヒップパッド5を挿入することによりヒップの高さを高く見せたり、或いはヒップの肉付きが少ない人の場合もヒップを豊かに見せたりすることができる。なお、ポケット布4を後身頃の外側面に取付けてもよい。
図1(a)は本発明のインナー・ウェアの第1実施例の前身頃側を示す正面図であり、(b)は(a)に示したインナー・ウェアの後身頃側を示す背面図であり、(c)はインナー・ウェアを裏返しした状態の前身頃側を示す正面図であり、(d)は裏返した状態の後身頃側を示す背面図である。 マッサージ領域Aを編成するための編組織の一例を示す編目で表した編組織図である。 ヒップ部を編成するための編組織の一例を示す編目で表した編組織図である。 ヒップ周縁部を編成するための編組織の一例を示す編目で表した編組織図である。 図5(a)は本発明のインナー・ウェアの第2実施例を示すものであり、インナー・ウェアを裏返しにした状態の後身頃を示す背面図であり、(b)は図5(a)に示したインナー・ウェアを裏返しにした状態の前身頃側を示す正面図である。 本発明のインナー・ウェアの第3実施例であり、インナー・ウェアを裏返しにした状態の後身頃を示す背面図である。
符号の説明
1 インナー・ウェア本体
2 腹当て布
3 帯状補強布
4 ポケット布
5 ヒップパッド
A マッサージ領域
13 腹部中央部
14 ヒップ部
15 ヒップ周縁部

Claims (3)

  1. パンツ部を有するインナー・ウェアであって、インナー・ウェア本体が緯編で編成されたものであり、該インナー・ウェア本体は少なくとも腹部中央部がインナー・ウェア本体の内側に突出する隆起部が形成されたマッサージ領域となっており、インナー・ウェア本体の腹部中央部に腹当て布が取付けられており、該腹当て布はパワーネット、ポリウレタン繊維含有ツーウェイトリコットまたはマッサージ効果を発揮できるような隆起部を有する編地からなり、帯状補強布が少なくともヒップ下部に取付けられており、該帯状補強布はパワーネット、ポリウレタン繊維含有ツーウェイトリコットまたはマッサージ効果を発揮できるような隆起部を有する編地からなることを特徴とするインナー・ウェア。
  2. インナー・ウェア本体の後身頃にヒップパッド挿入用ポケットが取付けられていることを特徴とする請求項1記載のインナー・ウェア。
  3. インナー・ウェア本体においてヒップ周縁部がヒップ部よりも伸縮性が小さな編方で編成されていることを特徴とする請求項1または2記載のインナー・ウェア。
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