JP3163979B2 - 筒内噴射式エンジン - Google Patents

筒内噴射式エンジン

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    • F02B75/12Other methods of operation
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は筒内噴射式エンジ
ンに係り、特に、キャビティ内の燃料と新気とを急速に
混合して均一な混合気の生成を促進し得て、混合気の燃
焼による火炎の形成を支援し得て、部分負荷時の希薄域
における燃焼を安定させ得て、部分負荷時の希薄域にお
ける燃料消費率及び排気有害成分値を改善し得る筒内噴
射式エンジンに関する。
【0002】
【従来の技術】車両等に搭載されるエンジンには、燃焼
室に直接的に燃料を噴射する燃料噴射弁を設けた4サイ
クルの筒内噴射式エンジンがある。筒内噴射式エンジン
は、部分負荷時に燃料の噴射時期を遅らせ、ピストン頂
面のキャビティ内に燃料を噴射させることにより混合気
の層状化を実現し、希薄域における燃料消費の低減を図
ることができる。
【0003】このような筒内噴射式エンジンとしては、
特開昭63−215816号公報、特開平1−2193
11号公報に開示されるものがある。
【0004】特開昭63−215816号公報に開示さ
れる筒内噴射式エンジンは、ピストン頂面に形成したキ
ャビティとシリンダヘッド下面とにより燃焼室を形成す
るとともに、点火プラグの先端部をシリンダヘッド面か
ら前記燃焼室に臨ませて配置したエンジンにおいて、燃
焼室上層部に濃い混合気層を形成する成層化手段を設け
る一方、シリンダヘッド下面とキャビティ以外のピスト
ン頂面とで構成しスキッシュ流を形成するスキッシュゾ
ーンを設け、前記スキッシュ流を点火プラグ方向に向け
る突起を前記キャビティ内に設けたものである。
【0005】特開平1−219311号公報に開示され
る筒内噴射式エンジンは、燃焼室に臨む点火プラグと、
ピストン頂面の一部及びシリンダヘッド下面の一部から
成る2つのスキッシュ部郭定面間に郭成され、開放端部
と閉鎖端部とを有し、前記開放端部が前記点火プラグの
近傍まで拡大されているスキッシュ部と、前記スキッシ
ュ部の閉鎖端部近傍に設けられ、ピストン上死点位置近
傍で噴射する燃料の一部または全部を前記2つのスキッ
シュ部郭定面の何れか一方に向けて噴射する燃料噴射弁
と、を有するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、筒内噴射式
エンジンのピストン頂面に形成されるキャビティについ
ては、様々な形状が提案されている。燃料噴射弁から噴
射される燃料は、キャビティ内において新気と混合され
て混合気を生成する。
【0007】しかし、従来の筒内噴射式エンジンにおい
ては、キャビティ内に噴射された燃料と新気とを短時間
で均一に混合することが困難である。この結果、キャビ
ティ内には、不均一な混合気が生成され、局所的に過濃
あるいは過薄な領域が発生する不都合がある。
【0008】このため、従来の筒内噴射式エンジンは、
部分負荷時の希薄域における燃焼が不安定になり、燃料
消費率及び排気有害成分値が悪化する不都合がある。
【0009】このような不都合に対しては、前記公報に
開示されるように、シリンダヘッド下面とキャビティ以
外のピストン頂面とでスキッシュ流を形成するスキッシ
ュゾーンを設けたもの(特開昭63−215816号公
報)や、ピストン頂面の一部とシリンダヘッド下面の一
部とによりスキッシュ部を設けたもの(特開平1−21
9311号公報)がある。
【0010】しかし、これら公報に開示される筒内噴射
式エンジンは、シリンダヘッド下面の一部とキャビティ
以外のピストン頂面の一部とでスキッシュ流を発生させ
ていることにより、キャビティ内に指向するスキッシュ
流を発生させることが困難な問題がある。
【0011】このため、これら公報に開示される筒内噴
射式エンジンは、キャビティ内において燃料と新気とを
短時間で均一に混合することが困難となり、キャビティ
内に局所的に過濃あるいは過薄な領域が発生し、部分負
荷時の希薄域における燃焼が不安定になり、燃料消費率
及び排気有害成分値が悪化する不都合がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、上述の不都合を
除去するために、この発明は、シリンダヘッドのヘッド
側窪面とピストンのピストン頂面との間に燃焼室を形成
して設け、前記ヘッド側窪面に吸気口及び排気口を開口
して設け、これら吸気口及び排気口を開閉する吸気弁及
び排気弁を設け、前記燃焼室の中心に臨ませて点火プラ
グを設け、前記吸気口の外縁側に臨ませて且つ前記燃焼
室の中心に指向させてこの燃焼室に直接的に燃料を噴射
する燃料噴射弁を設け、前記ヘッド側窪面に前記吸気口
を囲むようにヘッド側突出体を突出させて設け、このヘ
ッド側突出体に対向するよう前記ピストン頂面にピスト
ン側突出体を突出させて設け、このピストン側突出体よ
りも前記吸気口側の前記ピストン頂面に前記燃料噴射弁
からの燃料が噴射されるキャビティを形成して設け、前
記燃焼室の中心から離間し前記吸気口を両側から挟むよ
うに前記ヘッド側突出体及びピストン側突出体にピスト
ン上死点近傍において近接して前記燃焼室の両外縁側か
らキャビティ内に指向するスキッシュ流を発生させるヘ
ッド側スキッシュ部及びピストン側スキッシュ部を夫々
形成して設けたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】この発明の筒内噴射式エンジン
は、シリンダヘッドのヘッド側窪面に吸気口を囲むよう
に突出させて設けたヘッド側突出体及びこのヘッド側突
出体に対向するようピストン頂面に突出させて設けたピ
ストン側突出体に、燃焼室の中心から離間し吸気口を両
側から挟むように、ピストン上死点近傍において近接し
てキャビティ内に指向するスキッシュ流を発生させるヘ
ッド側スキッシュ部及びピストン側スキッシュ部を夫々
形成して設けたことにより、ピストン上死点近傍におい
てキャビティ内に向かうスキッシュ流を発生させること
ができ、このスキッシュ流によってキャビティ内の燃料
と新気とを急速に混合して均一な混合気の生成を促進す
ることができる。
【0014】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を説明
する。図1〜図11は、この発明の実施例を示すもので
ある。図1〜図3において、2は筒内噴射式エンジン、
4はシリンダブロック、6はシリンダヘッド、8はピス
トンである。筒内噴射式エンジン2は、シリンダブロッ
ク4のシリンダ10にピストン8を内蔵し、シリンダヘ
ッド6の下側に形成したヘッド側窪面12とピストン8
のピストン頂面14との間に燃焼室16を形成して設け
ている。
【0015】シリンダヘッド6のヘッド側窪面12に
は、燃焼室16に連通する吸気ポート18の吸気口20
及び排気ポート22の排気口24を開口して設け、これ
ら吸気口20及び排気口24を開閉する吸気弁26及び
排気弁28を設けている。この実施例においては、吸気
ポート18の吸気口20及び排気ポート22の排気口2
4を夫々2つずつ設け、これら吸気口20及び排気口2
4を各々開閉する吸気弁26及び排気弁28を夫々2つ
ずつ設けている。
【0016】また、シリンダヘッド6には、燃焼室16
の中心に臨ませて混合気を点火燃焼させる点火プラグ3
0を設け、2つの吸気口20の間の燃焼室16の外縁4
4側に臨ませて且つ燃焼室16の中心に指向させて、こ
の燃焼室16に直接的に燃料を噴射する燃料噴射弁32
を設けている。
【0017】この筒内噴射式エンジン2は、シリンダヘ
ッド6のヘッド側窪面12にヘッド側突出体34を突出
させて設け、このヘッド側突出体34に対向するようピ
ストン頂面14にピストン側突出体36を突出させて設
けている。このピストン側突出体36よりも吸気口20
側のピストン頂面14には、前記燃料噴射弁32からの
燃料が噴射されるキャビティ38を窪ませて形成して設
けている。
【0018】前記ヘッド側突出体34は、図2に示す如
く、前記吸気口20と点火プラグ30との間のヘッド側
窪面12に、前記吸気口20を囲むよう略3字形状に形
成して設けている。前記ピストン側突出体36は、図3
に示す如く、ピストン頂面14にキャビティ38を囲む
よう略C字形状に形成して設けている。なお、ピストン
側突出体36は、図5〜図7に示す如く、ピストン8と
別体に形成してピストン頂面14にキャビティ38を囲
むよう取付ネジ等によって取付けて設けることもでき
る。
【0019】前記ヘッド側突出体34及びピストン側突
出体36には、図2・図3に夫々斜線で示すように、ピ
ストン8の上死点近傍において近接して、キャビティ3
8内に指向するスキッシュ流(矢印)を発生させるヘッ
ド側スキッシュ部40及びピストン側スキッシュ部42
を夫々形成して設けている。
【0020】前記ヘッド側突出体34には、図2に斜線
で示す如く、ヘッド側スキッシュ部40を形成して設け
ている。前記ピストン側突出体36には、図3に斜線で
示す如く、ピストン側スキッシュ部42を形成して設け
ている。ヘッド側スキッシュ部40及びピストン側スキ
ッシュ部42は、図2・図3に斜線で示す如く、燃焼室
16の中心から離間する両外縁44側のヘッド側突出体
34及びピストン側突出体36に、前記吸気口20を両
側から挟むよう形成して設けている。
【0021】これらヘッド側スキッシュ部40及びピス
トン側スキッシュ部42は、ピストン8の上死点近傍に
おいて近接し、燃焼室16の両外縁44側からキャビテ
ィ38内に指向するスキッシュ流(矢印)を発生する。
【0022】次に作用を説明する。
【0023】この筒内噴射式エンジン2は、吸気行程に
おいて吸気口20から燃焼室16に新気を吸入する。燃
焼室16に吸入される新気は、吸気口20を囲むよう形
成したヘッド側突出体34により、流れ方向を一方向に
規制され、キャビティ38方向に指向される。
【0024】また、筒内噴射式エンジン2は、図8・図
9に示す如く、圧縮行程において燃料噴射弁32から燃
焼室16のキャビティ38内に直接的に燃料を噴射し、
キャビティ38内において前記吸入された新気と混合し
て混合気を生成する。
【0025】筒内噴射式エンジン2は、図10・図11
に示す如く、圧縮行程の終期にピストン8が上死点に近
づくと、ヘッド側突出体34のヘッド側スキッシュ部4
0及びピストン側突出体36のピストン側スキッシュ部
42が近接し、両部40・42間の新気が押し出されて
キャビティ38内に指向するスキッシュ流(矢印)を発
生する(図3参照)。
【0026】これにより、キャビティ38内の燃料の液
滴と新気とは、スキッシュ流によって急速に混合され、
均一な混合気の生成を促進することができる。生成され
た混合気は、点火プラグ30の火花により点火燃焼さ
れ、膨張行程においてピストン8を押下し、排気行程に
おいて排気口24から排気ポート22に排出される。
【0027】このように、この筒内噴射式エンジン2
は、シリンダヘッド6のヘッド側窪面12に吸気口20
を囲むようにヘッド側突出体34を突出させて設け、こ
のヘッド側突出体34に対向するようにピストン8のピ
ストン頂面14にピストン側突出体36を突出させて設
け、燃焼室16の中心から離間し吸気口20を両側から
挟むようにヘッド側突出体34及びピストン側突出体3
6に、ピストン8の上死点近傍において近接して、燃焼
室16の両外縁44側からキャビティ38内に指向する
スキッシュ流を発生させるヘッド側スキッシュ部40及
びピストン側スキッシュ部42を夫々形成したことによ
り、キャビティ38内の燃料と新気とを急速に混合して
均一な混合気の生成を促進することができ、混合気の燃
焼による火炎の形成を支援し得て、部分負荷時の希薄域
における燃焼を安定させることができる。
【0028】この結果、この筒内噴射式エンジン2は、
燃料噴射弁32の噴射時期を遅らせても、希薄状態で安
定した燃焼を得ることができ、図4に示す如く、部分負
荷時の希薄域における燃料消費率(BSFC)及び排気
有害成分値(BSTHC)を改善することができる。
【0029】なお、この筒内噴射式エンジン2は、上述
実施例に限定されるものではなく、種々応用改変が可能
である。
【0030】例えば、図12・図13に示す如く、ヘッ
ド側突出体34及びピストン側突出体36は、排気口2
4と点火プラグ30との間のヘッド側窪面12及びピス
トン頂面14に、点火プラグ30を囲むよう略C字形状
に夫々形成して設けることもできる。これらヘッド側突
出体34及びピストン側突出体36には、ピストン8の
上死点近傍において近接して、キャビティ38内及び点
火プラグ30方向に指向するスキッシュ流(矢印)を発
生する斜線で示すヘッド側スキッシュ部40及びピスト
ン側スキッシュ部42を夫々形成して設けている。
【0031】このように、排気口24と点火プラグ30
との間のヘッド側窪面12及びピストン頂面14に、点
火プラグ30を囲むよう夫々ヘッド側突出体34及びピ
ストン側突出体36を形成した筒内噴射式エンジン2
は、スキッシュ流をキャビティ38内のみならず点火プ
ラグ30方向へ向けることができることにより、前述実
施例の効果に加えて、点火プラグ30に新気を与えて燃
焼を促進させることができる。
【0032】また、図14・図15に示す如く、ヘッド
側突出体34及びピストン側突出体36は、燃焼室16
の中心から離間する一外縁44側に偏らせてヘッド側窪
面12及びピストン頂面14に、1つの吸気口20を囲
むように夫々形成して設けることもできる。これらヘッ
ド側突出体34及びピストン側突出体36には、ピスト
ン8の上死点近傍において近接して、前記1つの吸気口
20側に偏らせたキャビティ38内及び燃焼室16中心
の点火プラグ30方向に指向するスキッシュ流(矢印)
を発生する斜線で示すヘッド側スキッシュ部40及びピ
ストン側スキッシュ部42を設けている。
【0033】このように、排気口24と点火プラグ30
との間のヘッド側窪面12及びピストン頂面14に、燃
焼室16中心から離間する一外縁44側に偏らせて1つ
の吸気口20を囲むように夫々ヘッド側突出体34及び
ピストン側突出体36を形成して設けた筒内噴射式エン
ジン2は、スキッシュ流を偏らせて図14の太い矢印に
示すようスワール流(ハッチング)を発生させることが
できることにより、前述実施例の効果に加えて、スワー
ル流によって燃焼を促進させることができる。
【0034】なお、ヘッド側突出体34及びピストン側
突出体36に設けたヘッド側スキッシュ部40及びピス
トン側スキッシュ部42は、図16・図17に示す如
く、燃焼室16内において対向する角度や配設される位
置を設定することによりスキッシュ流の方向を変化させ
ることが可能であり、燃料噴射弁32の噴霧特性とキャ
ビティ38とのマッチングに有効である。
【0035】
【発明の効果】このように、この発明の筒内噴射式エン
ジンは、ピストン上死点近傍においてピストン頂面のキ
ャビティ内に向かうスキッシュ流を発生させることがで
き、このスキッシュ流によってキャビティ内の燃料と新
気とを急速に混合して均一な混合気の生成を促進するこ
とができる。
【0036】このため、この発明の筒内噴射式エンジン
は、キャビティ内の燃料と新気とを急速に混合して均一
な混合気の生成を促進し得て、混合気の燃焼による火炎
の形成を支援し得て、部分負荷時の希薄域における燃焼
を安定させ得て、この結果、部分負荷時の希薄域におけ
る燃料消費率及び排気有害成分値を改善することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す筒内噴射式エンジンの
断面図である。
【図2】図1のシリンダヘッドの底面図である。
【図3】図1のピストンの平面図である。
【図4】スキッシュ有無による燃料消費率及び排気有害
成分値の関係を示す図である。
【図5】ピストン側突出体の平面図である。
【図6】図5のVI−VI線による断面図である。
【図7】ピストン側突出体の正面図である。
【図8】燃料噴射時の筒内噴射式エンジンの断面図であ
る。
【図9】図8におけるピストンの平面図である。
【図10】ピストン上死点近傍時の筒内噴射式エンジン
の断面図である。
【図11】図10におけるピストンの平面図である。
【図12】別の実施例を示す筒内噴射式エンジンの燃焼
室の平面図である。
【図13】図12における筒内噴射式エンジンの斜視図
である。
【図14】さらに別の実施例を示す筒内噴射式エンジン
の燃焼室の平面図である。
【図15】図14における筒内噴射式エンジンの斜視図
である。
【図16】スキッシュ流をヘッド側窪面と平行する方向
に指向させた筒内噴射式エンジンの断面図である。
【図17】スキッシュ流をピストン頂面と平行する方向
に指向させた筒内噴射式エンジンの断面図である。
【符号の説明】
2 筒内噴射式エンジン 4 シリンダブロック 6 シリンダヘッド 8 ピストン 10 シリンダ 12 ヘッド側窪面 14 ピストン頂面 16 燃焼室 18 吸気ポート 20 吸気口 22 排気ポート 24 排気口 26 吸気弁 28 排気弁 30 点火プラグ 32 燃料噴射弁 34 ヘッド側突出体 36 ピストン側突出体 38 キャビティ 40 ヘッド側スキッシュ部 42 ピストン側スキッシュ部 44 外縁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F02F 3/26 F02F 3/26 A (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02B 23/10 F02B 17/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダヘッドのヘッド側窪面とピスト
    ンのピストン頂面との間に燃焼室を形成して設け、前記
    ヘッド側窪面に吸気口及び排気口を開口して設け、これ
    ら吸気口及び排気口を開閉する吸気弁及び排気弁を設
    け、前記燃焼室の中心に臨ませて点火プラグを設け、前
    吸気口の外縁側に臨ませて且つ前記燃焼室の中心に指
    向させてこの燃焼室に直接的に燃料を噴射する燃料噴射
    弁を設け、前記ヘッド側窪面に前記吸気口を囲むように
    ヘッド側突出体を突出させて設け、このヘッド側突出体
    に対向するよう前記ピストン頂面にピストン側突出体を
    突出させて設け、このピストン側突出体よりも前記吸気
    口側の前記ピストン頂面に前記燃料噴射弁からの燃料が
    噴射されるキャビティを形成して設け、前記燃焼室の中
    心から離間し前記吸気口を両側から挟むように前記ヘッ
    ド側突出体及びピストン側突出体にピストン上死点近傍
    において近接して前記燃焼室の両外縁側からキャビティ
    内に指向するスキッシュ流を発生させるヘッド側スキッ
    シュ部及びピストン側スキッシュ部を夫々形成して設け
    たことを特徴とする筒内噴射式エンジン。
  2. 【請求項2】 前記吸気口は2つ設けられるとともに前
    記燃料噴射弁は該2つの吸気口の間の燃焼室の外縁側に
    臨ませて且つ燃焼室の中心に指向させて設けたことを特
    徴とする請求項1に記載の筒内噴射式エンジン。
  3. 【請求項3】 前記ヘッド側突出体は、前記吸気口と前
    記点火プラグとの間の前記ヘッド側窪面に前記吸気口を
    囲むように形成して設け、前記ピストン側突出体は、前
    記排気口と前記点火プラグとの間の前記ヘッド側窪面と
    対向する前記ピストン頂面に前記点火プラグを囲むよう
    形成して設けたことを特徴とする請求項1又は請求項
    に記載の筒内噴射式エンジン。
  4. 【請求項4】 前記ヘッド側突出体及びピストン側突出
    体は、前記排気口と前記点火プラグとの間の前記ヘッド
    側窪面及びピストン頂面に前記点火プラグを囲むよう夫
    々形成して設けたことを特徴とする請求項1又は請求項
    に記載の筒内噴射式エンジン。
  5. 【請求項5】 前記ヘッド側突出体及びピストン側突出
    体は、前記燃焼室中心から離間する一外縁側に偏らせて
    前記ヘッド側窪面及びピストン頂面に夫々形成して設け
    たことを特徴とする請求項1乃至請求項4に記載の筒内
    噴射式エンジン。
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