JP3162510B2 - 音声案内装置を備えた走行位置表示装置 - Google Patents

音声案内装置を備えた走行位置表示装置

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JP3162510B2
JP3162510B2 JP28910892A JP28910892A JP3162510B2 JP 3162510 B2 JP3162510 B2 JP 3162510B2 JP 28910892 A JP28910892 A JP 28910892A JP 28910892 A JP28910892 A JP 28910892A JP 3162510 B2 JP3162510 B2 JP 3162510B2
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vehicle
guide
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川 浩 小
本 昌 之 圦
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の現在位置を
地図とともに表示装置に表示するナビゲーション装置と
呼ばれる走行位置表示装置に関し、特に径路上の所定箇
所、例えば交差点の近くに来た時に音声による案内を自
動的に行なう音声案内装置を備えた走行位置表示装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の車載用の走行位置表示装置
の構成を示している。図6において、101は方位セン
サであり、この方位センサ101は自動車の絶対走行方
位を検出する地磁気センサおよび自動車の相対走行方位
を検出する光ジャイロが使用されている。102は車輪
の回転数に応じたパルスを発生する距離センサ、103
はGPS(Global Positioning S
ystem)レシーバであり、このGPSレシバー10
3は、複数の衛星から送信される電波を受信し演算する
ことにより、受信点の位置(緯度、軽度)を求めること
ができる。104はCD−ROMプレーヤであり、この
CD−ROMプレーヤ104は、地図データが記録され
たCD−ROM105から地図データを読み出す。10
6は車室内に設置される表示・操作部であり、この表示
・操作部106は、地図および自動車の現在走行位置や
方位等を表示する液晶ディスプレイ106Aと、この液
晶ディスプレイ106Aの前面に設けられたタッチパネ
ル106Bとからなり、タッチパネル106Bには、表
示地図の拡大または縮小などを指示するためのスイッチ
や径路探索を指示するスイッチ、液晶ディスプレイ10
6Aに表示された地名の中から目的地を選択するスイッ
チなどを備えている。107は装置本体であり、トラン
クルームなどに設置される。
【0003】次に装置本体107の構成について説明す
る。108は各種の演算を行なうCPU(中央処理装
置)、109はCPU108で行なう各種演算のプログ
ラムが記憶されたROM(リードオンリーメモリ)、1
10は方位センサ101、距離センサ102、GPSレ
シーバ103、CD−ROMプレーヤ104等からのデ
ータやCPU108での演算結果等を記憶するRAM
(ランダムアクセスメモリ)、111は液晶ディスプレ
イ106Aに表示する文字、記号などのパターンが記憶
されたROM、112は入力インターフェース、113
は通信インターフェース、114は画像プロセッサであ
り、この画像プロセッサ114は、RAM110に記憶
されている地図データや現在位置データ等を液晶ディス
プレイ106Aで表示するための画像データに変換する
ものである。115は画像メモリであり、画像プロセッ
サ114で変換された画像データが記憶されるととも
に、画像メモリ115に記憶された画像データが読み出
されて液晶ディスプレイ106Aに送信され、地図や自
動車の現在位置等が表示される。116は音声プロセッ
サであり、この音声プロセッサ116は、CPU108
の指令に基づき所定の音声メッセージを作成するもので
あり、音声プロセッサ116で作成された音声メッセー
ジがスピーカ117から出力される。
【0004】次に、上記従来の走行位置表示装置の動作
について説明する。図1において、方位センサ101の
出力および距離センサ102の出力が入力インターフェ
ース112を介してCPU108に送られると、CPU
108は、これらのデータから現在位置の演算を行な
い、現在位置の緯度および経度を求める。またGPSレ
シーバ103からのデータに基づき現在位置の補正が行
なわれる。このようにして検出された現在位置に基づい
て、その現在位置を中心とする所定範囲の地図データが
CD−POMプレーヤ104によってCD−ROM10
5から読み出され、この地図データが通信インターフェ
ース113を介してRAM110に格納される。RAM
110に格納された地図データは、その一部分が読み出
され、画像プロセッサ114により画像データに変換さ
れ、画像メモリ115に書き込まれる。画像メモリ11
5に格納された画像データは、画像プロセッサ114に
より読み出され、液晶ディスプレイ106Aに送られて
現在位置を中心として所定範囲の地図が表示される。ま
たRAM110から読み出された地図データに文字コー
ドや記号コードが含まれている場合には、これら文字コ
ードまたは記号コードに対応するパターンがROM11
1から読み出され、液晶ディスプレイ106Aに地図と
ともに地名などの文字や学校などの記号が表示される。
また、自動車の走行に伴って順次求められる走行速度お
よび走行方位に基づいて、液晶ディスプレイ106Aに
表示される現在位置が順次変更されてゆく。さらに、径
路探索を指示して目的地を指定すると、径路探索により
短時間で目的地まで到達できると予測できる径路が選択
され、液晶ディスプレイ106A上の地図に選択された
径路が表示される。なお、CPU108で求められた自
動車の現在位置が交差点の手前の所定地点に到達する
と、音声プロセッサ115が起動され、所定のメッセー
ジが作成されてスピーカ117から、例えば「およそ7
00mで交差点です、ご注意下さい。」と音声案内が出
力される。
【0005】図7は液晶ディスプレイ106Aにおける
表示例を示している。この例では、道路地図が表示され
るとともに、地名、交差点名、道路名等が表示されてい
る。図7において、破線118は径路探索により選択さ
れた径路を示しており、119は自動車の自車マークを
示している。この自車マーク119は、自動車の現在位
置と走行方向を示している。黒丸の点線120は自動車
の走行軌跡を示している。
【0006】次に、上記従来例における径路探索機能に
ついて説明する。図7において、タッチパネル106B
を操作して径路探索機能を選択すると、径路探索モード
に入る。この径路探索モードでは、まず目的地を入力す
る。目的地の指定は、液晶ディスプレイ106Aに表示
される地名の中から選択することにより、または液晶デ
ィスプレイ106Aに表示されている地図上の地点を指
先で指定することにより行なう。目的地を指定すると、
径路探索処理が開始される。この径路探索処理は、現在
位置から目的地までの複数の径路の中で、最も速く目的
地まで到達できると予測される径路を自動的に選択する
ものであり、例えば、現在位置から目的地までの距離、
道路種別(高速道路、国道、県道・・・)、道路の幅員
などに基づいて行なわれる。
【0007】図8はCD−ROM105に記憶されてい
る道路データ例を示している。ユニットI、II・・・
は全国の地形図に基づき緯度および経度によってユニッ
ト単位に分割したものであり、各ユニット内にある道路
をノードとリンクの組み合わせとして表現し、各ノード
に対してノード番号、ノードの緯度、経度および交差点
ノードであるか否かを設定し、また各リンクに対して
は、リンク番号、リンクの距離を設定し、CD−ROM
105には、各ユニット毎に、各ユニット内に存在する
各ノードのノード番号、緯度、経度、交差点ノードの有
無等が記憶され、また各ユニット内に存在する各リンク
のリンク番号、リンク距離等が記録されている。
【0008】図8において、太い線は径路探索の結果選
択された案内径路を示しており、ユニットIのノード1
→2→3→4→5→6→ユニットIIのノード1→2→
3→4の径路が、選択された案内径路であることを示し
ている。案内径路が選択されると、交差点ノード(ユニ
ットIのノード4)の手前およそ700m、300m、
100mに誘導ポイント(案内ポイント)A、B、Cが
自動的に設定される。自動車の走行に伴って、現在位置
が誘導ポイントAに到達すると、所定の音声案内、例え
ば「およそ700mで交差点です、ご注意下さい。」と
音声で案内する。同様に誘導ポイントB、Cに到達する
と、それぞれ「およそ300mで交差点です、ご注意下
さい。」、「およそ100mで交差点です、ご注意くだ
さい。」と音声で案内が行なわれる。
【0009】図9は径路探索により作成されるテーブル
を示している。図9の(A)は、現在位置から目的地ま
での案内径路のユニット別径路追尾データのテーブルで
あり、図8の例では、ユニットI、IIがユニット別径
路追尾データテーブルに書き込まれる。図9の(B)は
径路追尾データのテーブルであり、このテーブルには、
選択された案内径路の各ユニット内のノードの順番が径
路順に書き込まれる。図8の例では、ユニットIのノー
ド1→2→3→4→5→6が書き込まれ、引き続きユニ
ットIIのノード1→2→3→4が書き込まれる。図9
の(C)は、誘導ポイントデータのテーブルであり、選
択された案内径路の交差点ノードの手前およそ700
m、300m、100mの地点、例えば図8の場合、ユ
ニットIのノード2と4の間およびユニットIIのノー
ド1と3の間に誘導ポイントが設定されるものであり、
液晶ディスプレイ106Aに表示された案内径路に沿っ
て走行していく過程で、現在位置が誘導ポイントA、
B、Cに達する毎にこのような音声案内が行なわれる。
【0010】図10は従来例における交差点案内処理を
示している。まずステップ121で径路探索によりユニ
ット別径路追尾データテーブル(図9のA)を作成す
る。次にステップ122でユニット別径路追尾データか
ら径路追尾データテーブル(図9のB)を作成する。ス
テップ123では、径路追尾データから誘導ポイントデ
ータテーブル(図9のC)を作成する。次にステップ1
24では径路にマッチングしているか否か、すなわち検
出された現在位置が案内径路上にあるか否かが判定され
る。ステップ124でマッチングしていると判定された
場合には、ステップ125で案内ポイント(図8のA、
B、C点)を通過したか否かが判定され、通過したと判
定されると、ステップ126で音声案内を行なってステ
ップ124に戻る。またステップ125で案内ポイント
を通過しないと判定された場合には、ステップ128に
進み、音声案内を行なわずにステップ124に戻る。一
方、ステップ124で径路にマッチングしていないと判
定された場合には、ステップ127に進み、径路に復帰
したか否か、すなわち現在位置が案内径路上に戻ったか
否かが判定され、案内径路上に復帰したと判定されると
ステップ125に進み、また案内径路に復帰しないと判
定されると、ステップ128に進み、音声案内を行なわ
ずにステップ124に戻る。
【0011】図11は図10に示す従来の交差点案内処
理により交差点案内を行なう場合の表示例を示し、また
図12は交差点案内を行なわない場合の表示例を示して
いる。図11に示すように、太線131で示す案内径路
上を黒丸の点線132で示す走行径路上を走行して来た
場合には、現在位置が交差点上133前方の案内ポイン
ト134に達すると、交差点案内を音声で行なう。一
方、図12に示すように、案内径路131に対して走行
径路132がマッチングしない場合は、案内ポイント1
34を通り過ぎてから案内径路131に戻った場合に
は、案内ポイント134を通過していないため、交差点
案内ができないことになる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記従来
例においては、径路探索により案内径路を選択し、かつ
交差点の手前で所定の案内ポイントを設定しても、径路
にマッチングしない状態で走行し、案内ポイントを過ぎ
た時点でマッチングした場合、または案内ポイントで一
瞬でもマッチングが外れた場合には、案内ポイントで音
声案内ができないという問題があった。
【0013】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、案内径路にマッチングしない状態で案内
ポイントの近傍を通過しても、その後に案内径路に復帰
した場合に、まだ案内が可能であれば音声案内を行なう
ことができる音声案内装置を備えた走行位置表示装置を
提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、自車位置を検出する自車位置検出手段
と、地図を表示するとともに表示された地図上に自車位
置検出手段で検出された自車位置を表示する走行位置表
示手段と、径路上の所定地点を案内ポイントとして設定
する案内ポイント設定手段と、自車位置が案内ポイント
を通過した場合に音声により所定の案内を行なう音声案
内手段と、自車位置が径路上にあるか否かを判定するマ
ッチング判定手段と、マッチング判定手段により自車位
置が径路上に復帰したと判定された時点で復帰地点から
後方の所定距離以内に案内ポイントがあるか否かを判定
する案内ポイント有無判定手段と、各手段を制御すると
ともに案内ポイント有無判定手段により復帰地点から後
方の所定距離以内に案内ポイントがあると判定されたと
きに案内手段を動作させて音声案内を行なわせる制御手
段とを備えたものである。
【0015】また、本発明は、上記構成に加え、マッチ
ング判定手段により自車位置が径路上に復帰したと判定
された時点で、復帰地点から後方の所定距離をその時点
の自車速度に基づいて算出する距離演算手段を備えたも
のである。
【0016】さらに、本発明は、自車位置を検出する自
車位置検出手段と、地図を表示するとともに表示された
地図上に自車位置検出手段で検出された自車位置を表示
する走行位置表示手段と、目的地までの径路を自動的に
探索する径路探索手段と、径路探索手段で選択された径
路上の交差点手前の所定地点を案内ポイントとして自動
設定する案内ポイント設定手段と、自車位置が案内ポイ
ントを通過した場合に音声により所定の案内を行なう音
声案内手段と、自車位置が径路上にあるか否かを判定す
るマッチング判定手段と、マッチング判定手段により自
車位置が径路上に復帰したと判定された時点で復帰地点
から後方の所定距離をその時点の自車速度に基づいて算
出する距離演算手段と、マッチング判定手段により自車
位置が径路上に復帰したと判定されたときに演算手段に
より算出された演算距離以内に案内ポイントがあるか否
かを判定する案内ポイント有無判定手段と、各手段を制
御するとともに案内ポイント有無判定手段により演算距
離以内に案内ポイントがあると判定されたときに音声案
内手段を動作させて音声案内を行なわせる制御手段とを
備えたものである。
【0017】
【作用】本発明は、上記構成により、径路上を走行する
自動車が径路上に設定された案内ポイントを通過すると
きに自動的に音声案内を行なうだけでなく、自動車が径
路を外れて走行し、案内ポイントの近傍を通過した後で
あっても、径路に復帰した時点で復帰地点から後方の所
定の距離以内に案内ポイントが存在すれば、同様に音声
案内を行なうことができる。
【0018】また、上記構成に距離演算手段を設け、自
車位置が径路に復帰した時点の自車速度に基づいて復帰
地点から後方の所定距離を求めるので、音声案内を被案
内箇所に到達するまでの時間に間に合うように行なうこ
とができる。
【0019】さらに、本発明は、目的地までの径路を自
動的に探索し、この自動探索により選択された径路上の
交差点の手前に案内ポイントを自動的に設定し、この設
定された案内ポイントを通過すれば、自動的に音声によ
る交差点案内を行なうことができるとともに、径路上を
外れて走行し、案内ポイントの近傍を通過した後でも、
自車位置が径路上に復帰した時点で時間的に音声案内が
間に合う場合には、音声による交差点案内を自動的に行
なうことができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1は本発明の一実施例における音声案
内装置を備えた走行位置表示装置の構成を示すものであ
る。図1において、11は自車位置を検出する自車位置
検出手段、12は地図を表示するとともに表示された地
図上に自車位置検出手段で検出された自車位置を表示す
る走行位置表示手段、13は目的地までの径路を自動的
に探索する径路探索手段、14は径路探索手段13で選
択された径路上の交差点手前の所定地点を案内ポイント
として自動設定する案内ポイント設定手段、15は自車
位置が案内ポイントを通過した場合に音声により所定の
案内を行なう音声案内手段、16は自車位置が径路上に
あるか否かを判定するマッチング判定手段、17はこの
マッチング判定手段16により自車位置が径路上に復帰
したと判定された時点の自車速度に基づいてその後方の
所定距離を算出する距離演算手段、18はマッチング判
定手段16により自車位置が径路上に復帰したと判定さ
れた時点で距離演算手段17により求められた復帰地点
後方の演算距離以内に案内ポイントがあるか否かを判定
する案内ポイント有無判定手段、19はこれら各手段を
制御するとともに、案内ポイント有無判定手段18によ
り復帰地点から後方の演算距離以内に案内ポイント設定
手段14で設定された案内ポイントがあると判定された
ときに、音声案内手段15を動作させて音声案内を行な
わせる制御手段としてのCPUである。
【0021】次に、上記実施例における交差点案内処理
について図2を参照して説明する。図2において、まず
ステップ21で径路探索によりユニット別径路追尾デー
タテーブル(図9の(A)に相当)を作成する。次のス
テップ22でユニット別径路追尾データから径路追尾デ
ータテーブル(図9の(B)に相当)を作成する。ステ
ップ23では、径路追尾データから誘導ポイントデータ
テーブル(図9の(C)に相当)を作成する。本実施例
では図3に示すように案内径路31上の交差点32の手
前700m、300m、100mにそれぞれ案内ポイン
ト33、34、35を設定する。次にステップ24で
は、案内径路31にマッチングしているか否か、すなわ
ち検出された現在位置が案内径路31上にあるか否かが
判定される。ステップ24でマッチングしていると判定
された場合には、ステップ25で案内ポイント33、3
4または35を通過したか否かが判定され、通過したと
判定されると、ステップ26で交差点までの距離(70
0m、300mまたは100m)に応じた音声案内を行
なってステップ24に戻る。またステップ25で案内ポ
イント33、34または35を通過しないと判定された
場合には、ステップ30に進み、音声案内を行なわずに
ステップ24に戻る。一方、ステップ24で案内径路3
1にマッチングしていないと判定された場合には、ステ
ップ27に進み、案内径路31に復帰したか否か、すな
わち現在位置が案内径路31に戻ったか否かが判定さ
れ、案内径路31上に復帰したと判定されると、ステッ
プ28に進み、径路の復帰した時点の車速に応じて復帰
地点から後方の所定距離Xnを計算する。この距離Xn
の計算は次式により行なう。 Xn=Kn−Cn・V
【0022】なお、Kn、Cnはそれぞれ案内ポイント
に応じて設定された定数、Vは案内径路に復帰した時点
の自動車の速度である。距離Xnは上式からも明らかな
ように、自車速度Vが速いほど短くなるものであり、定
数Kn、Cnは、どのような速度で走行していても、交
差点32に到達する前に交差点案内として間に合うよう
に設定されている。次にステップ29において、自車の
現在位置が案内径路31に復帰した地点の後方距離Xn
以内に案内ポイントがあるか否かを判定する。ステップ
29で案内ポイントがステップ28で計算された後方距
離Xn以内にあると判定された場合には、ステップ26
に進み、音声による交差点案内を行ない、またステップ
29で案内ポイントが後方距離Xn以内にないと判定さ
れた場合には、ステップ30に進み、音声による交差点
案内を行なわない。
【0023】図3に示すように、自車が案内径路31上
を走行している場合には、図2におけるステップ21→
22→23→24→25→26と進み、案内ポイント3
3、34または35を通過する毎に、音声による交差点
案内を行なう。一方、図4および図5に示すように、自
車が案内径路31から外れて走行径路36を進み、案内
ポイント34(交差点の手前300m案内ポイント)の
近傍を通過した後に復帰地点37で復帰した場合には、
図2におけるステップ21→22→23→24→27→
28と進み、ステップ28で復帰地点37における速度
(km/h)と定数K300、C300で決まる距離X
300を求め、またステップ29で復帰地点37から後
方距離X300以内に案内ポイント34があるか否かを
判定し、その判定結果に応じて音声案内を行なうか否か
を判定する。図4に示す場合は音声による交差点案内を
行ない、図5に示す場合は音声による交差点案内を行な
わない。
【0024】このように、上記実施例によれば、案内径
路31にマッチングしないで案内ポイント34の近傍を
通過しても、復帰した地点37から後方距離(X30
0)以内に案内ポイント34が存在する場合には、通常
は案内ポイント34で行なう音声交差点案内を復帰地点
35においても行なうことができる。したがって、使い
勝手が極めて良好になり、自車走行位置が確認できるの
で、安全運転に大きく寄与することができる。
【0025】なお、上記実施例は、所定の地点におい
て、交差点案内を行なう例であるが、交差点案内に限ら
ず、所定の地点に達した際に特定の案内、例えば所定の
施設等の手前で音声案内を行なう場合にも利用できるも
のである。また上記実施例では、復帰地点における自車
速度に応じて求められる距離以内に案内ポイントがある
か否かを判定しているが、一定の距離(固定値)以内に
案内ポイントがあるか否かを判定するようにしてもよ
い。さらに上記実施例では、径路探索手段により目的値
までの径路を自動的に探索できるようにしているが、こ
のような手段を備えていない走行位置表示装置にも本発
明を適用できるものである。
【0026】
【発明の効果】本発明は、上記実施例から明らかなよう
に、自車位置が径路を外れて案内ポイントの近傍を通過
しても、その後に径路に復帰すれば音声案内を行なうこ
とができるので、使い勝手が良好になる利点を有する。
【0027】また、案内ポイントの有無を判定する際の
距離の計算を自車速度を基準にして行なうので、時間的
に案内が間に合う場合のみ音声案内を行なうことができ
る。
【0028】さらに、径路探索により自動的に目的地ま
での径路を選択するとともに、選択された交差点手前の
所定地点に案内ポイントを自動的に設定することがで
き、自車位置が径路を外れて案内ポイントの近傍を通過
した後でも、その後に径路に復帰すれば、時間的に案内
が間に合う場合のみ音声による交差点案内を行なうこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における音声案内装置を備え
た走行位置表示装置の概略ブロック図
【図2】同実施例における交差点案内処理動作を示すフ
ローチャート
【図3】同実施例における交差点案内を行なう道路例を
示す模式図
【図4】同実施例における交差点案内を行なう場合の走
行状態を示す模式図
【図5】同実施例における交差点案内を行なわない場合
の走行状態を示す模式図
【図6】従来の音声案内装置を備えた走行位置表示装置
の一例を示す概略ブロック図
【図7】従来例における表示画面例を示す模式図
【図8】従来例における道路データ例を示す模式図
【図9】従来例における道路データ格納テーブル例を示
す模式図
【図10】従来例における交差点案内処理動作を示すフ
ローチャート
【図11】従来例における音声案内を行なう場合の走行
状態を示す模式図
【図12】従来例における音声案内を行なわない場合の
走行状態を示す模式図
【符号の説明】
11 自車位置検出手段 12 走行位置表示手段 13 径路探索手段 14 案内ポイント設定手段 15 音声案内手段 16 マッチング判定手段 17 距離演算手段 18 案内ポイント有無判定手段 19 CPU(制御手段) 31 案内径路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−204307(JP,A) 特開 昭6−216100(JP,A) 特開 平4−172215(JP,A) 特開 平4−320292(JP,A) 特表 平5−502521(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 21/00 G08G 1/0969 G09B 29/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自車位置を検出する自車位置検出手段
    と、地図を表示するとともに表示された地図上に前記自
    車位置検出手段で検出された自車位置を表示する走行位
    置表示手段と、径路上の所定地点を案内ポイントとして
    設定する案内ポイント設定手段と、自車位置が前記案内
    ポイントを通過した場合に音声により所定の案内を行な
    う音声案内手段と、自車位置が径路上にあるか否かを判
    定するマッチング判定手段と、前記マッチング判定手段
    により自車位置が径路外から径路上に復帰したと判定さ
    れた時点で復帰地点から後方の所定距離以内に前記案内
    ポイントがあるか否かを判定する案内ポイント有無判定
    手段と、前記各手段を制御するとともに前記案内ポイン
    ト有無判定手段により復帰地点から後方の所定距離以内
    に前記案内ポイント設定手段で設定された案内ポイント
    があると判定されたときに前記案内手段を動作させて音
    声案内を行なわせる制御手段とを有する音声案内装置を
    備えた走行位置表示装置。
  2. 【請求項2】 マッチング判定手段により自車位置が径
    路上に復帰したと判定された時点で復帰地点から後方の
    所定距離をその時点の自車速度に基づいて算出する距離
    演算手段を有する音声案内装置を備えた走行位置表示装
    置。
  3. 【請求項3】 自車位置を検出する自車位置検出手段
    と、地図を表示するとともに表示された地図上に前記自
    車位置検出手段で検出された自車位置を表示する走行位
    置表示手段と、目的地までの径路を自動的に探索する径
    路探索手段と、前記径路探索手段により選択された径路
    上の交差点手前の所定地点を案内ポイントとして自動設
    定する案内ポイント設定手段と、自車位置が前記案内ポ
    イントを通過した場合に音声により所定の案内を行なう
    音声案内手段と、自車位置が径路上にあるか否かを判定
    するマッチング判定手段と、前記マッチング判定手段に
    より自車位置が径路外から径路上に復帰したと判定され
    た時点で復帰地点から後方の所定距離をその時点の自車
    速度に基づいて算出する距離演算手段と、前記マッチン
    グ判定手段により自車位置が径路上に復帰したと判定さ
    れたときに前記演算手段により算出された演算距離以内
    に前記案内ポイントがあるか否かを判定する案内ポイン
    ト有無判定手段と、前記各手段を制御するとともに前記
    案内ポイント有無判定手段により前記演算距離以内に前
    記案内ポイントがあると判定されたときに前記音声案内
    手段を動作させて音声案内を行なわせる制御手段とを有
    する音声案内装置を備えた走行位置表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002082413A1 (fr) * 2001-04-05 2002-10-17 Japan Science And Technology Corporation Systeme de guidage vocal base sur le cri et le chant

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WO2002082413A1 (fr) * 2001-04-05 2002-10-17 Japan Science And Technology Corporation Systeme de guidage vocal base sur le cri et le chant

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