JP3162434B2 - シクロヘキセノール誘導体 - Google Patents
シクロヘキセノール誘導体Info
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- JP3162434B2 JP3162434B2 JP24656091A JP24656091A JP3162434B2 JP 3162434 B2 JP3162434 B2 JP 3162434B2 JP 24656091 A JP24656091 A JP 24656091A JP 24656091 A JP24656091 A JP 24656091A JP 3162434 B2 JP3162434 B2 JP 3162434B2
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C13/00—Cyclic hydrocarbons containing rings other than, or in addition to, six-membered aromatic rings
- C07C13/02—Monocyclic hydrocarbons or acyclic hydrocarbon derivatives thereof
- C07C13/16—Monocyclic hydrocarbons or acyclic hydrocarbon derivatives thereof with a six-membered ring
- C07C13/18—Monocyclic hydrocarbons or acyclic hydrocarbon derivatives thereof with a six-membered ring with a cyclohexane ring
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C35/00—Compounds having at least one hydroxy or O-metal group bound to a carbon atom of a ring other than a six-membered aromatic ring
- C07C35/48—Halogenated derivatives
- C07C35/50—Alcohols with at least two rings
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C07C35/00—Compounds having at least one hydroxy or O-metal group bound to a carbon atom of a ring other than a six-membered aromatic ring
- C07C35/21—Compounds having at least one hydroxy or O-metal group bound to a carbon atom of a ring other than a six-membered aromatic ring polycyclic, at least one hydroxy group bound to a non-condensed ring
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、殺菌活性を有するシク
ロペンタン誘導体の製造の際に中間体として有用なシク
ロヘキセノール誘導体、およびその製造方法に関するも
のである。
ロペンタン誘導体の製造の際に中間体として有用なシク
ロヘキセノール誘導体、およびその製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】「テトラヘドロン、レターズ」第26
巻、第8号、第1093頁〜第1096頁(1985
年)には、1−ベンジルシクロヘキス−2−エン−1−
オールおよび1−(4−フルオロベンジル)シクロヘキ
ス−2−エン−1−オールが開示されている。
巻、第8号、第1093頁〜第1096頁(1985
年)には、1−ベンジルシクロヘキス−2−エン−1−
オールおよび1−(4−フルオロベンジル)シクロヘキ
ス−2−エン−1−オールが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】或種のシクロヘキセノ
ール誘導体は、殺菌活性を有するシクロペンタン誘導体
の製造の際に、立体特異性の大なる反応経路によって所
望生成物を合成するための中間体として有利に使用でき
るものであることが、今や発見された。
ール誘導体は、殺菌活性を有するシクロペンタン誘導体
の製造の際に、立体特異性の大なる反応経路によって所
望生成物を合成するための中間体として有利に使用でき
るものであることが、今や発見された。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、一般式
【化4】 (ここに、nは1を表し、Rはハロゲン原子を表し、R
1 、R2 およびR3 はそれぞれ個別的に水素原子または
アルキル基を表し、ただしR1 、R2 およびR3 がすべ
て水素原子を表す場合には、Rはフェニル環の4位置置
換フッ素原子を表さない)を有する化合物に関するもの
である。
1 、R2 およびR3 はそれぞれ個別的に水素原子または
アルキル基を表し、ただしR1 、R2 およびR3 がすべ
て水素原子を表す場合には、Rはフェニル環の4位置置
換フッ素原子を表さない)を有する化合物に関するもの
である。
【0005】前記の置換基がアルキル基であるかまたは
アルキル基を含むものである場合には、該アルキル基は
炭素原子を12個以下(好ましくは6個以下、一層好ま
しくは4個以下)含む線状または分枝状のものであって
よい。置換基であるシクロアルキル基は、炭素原子を3
〜8個(好ましくは3〜6個)含むものであってよい。
好ましくは、R1 、R2 およびR3 はそれぞれ個別的に
水素原子またはC1-4アルキル基(特にメチル基)を表
す。Rは、ハロゲン原子(特に塩素原子)を表す。一般
式(I)の化合物のうちで特に好ましいものは、Rが塩
素原子(一層好ましくはフェニル環の4位置を置換した
塩素原子)であり、R1 およびR2 の両者が水素原子で
あるかまたはこの両者がメチル基であり、R3 が水素原
子またはメチル基である化合物である。
アルキル基を含むものである場合には、該アルキル基は
炭素原子を12個以下(好ましくは6個以下、一層好ま
しくは4個以下)含む線状または分枝状のものであって
よい。置換基であるシクロアルキル基は、炭素原子を3
〜8個(好ましくは3〜6個)含むものであってよい。
好ましくは、R1 、R2 およびR3 はそれぞれ個別的に
水素原子またはC1-4アルキル基(特にメチル基)を表
す。Rは、ハロゲン原子(特に塩素原子)を表す。一般
式(I)の化合物のうちで特に好ましいものは、Rが塩
素原子(一層好ましくはフェニル環の4位置を置換した
塩素原子)であり、R1 およびR2 の両者が水素原子で
あるかまたはこの両者がメチル基であり、R3 が水素原
子またはメチル基である化合物である。
【0006】本発明はまた、一般式
【化5】 (ここに、R1 、R2 およびR3 は既述の意味を有す
る)の化合物と、一般式
る)の化合物と、一般式
【化6】 (ここに、Rおよびnは既述の意味を有し、Lは有機金
属基を表す)の化合物とを反応させることを特徴とす
る、前記一般式(I)の化合物の製造方法にも関する。
適当な有機金属基の例には、リチウム、および−MgH
al基(ここに、Halは塩素原子および臭素原子を表
す)があげられる。
属基を表す)の化合物とを反応させることを特徴とす
る、前記一般式(I)の化合物の製造方法にも関する。
適当な有機金属基の例には、リチウム、および−MgH
al基(ここに、Halは塩素原子および臭素原子を表
す)があげられる。
【0007】本方法は溶媒の存在下に有利に実施でき
る。適当な溶媒の例には、ジエチルエーテルやメチルt
−ブチルエーテルのごとき種々のエーテルがあげられ
る。この反応は、0℃から溶媒の還流温度(溶媒が存在
する場合)までの範囲内の温度において実施するのが有
利である。式(II)および式(III)の化合物は公知化合
物であり、または、公知製法に類似の方法によって製造
できる化合物である。
る。適当な溶媒の例には、ジエチルエーテルやメチルt
−ブチルエーテルのごとき種々のエーテルがあげられ
る。この反応は、0℃から溶媒の還流温度(溶媒が存在
する場合)までの範囲内の温度において実施するのが有
利である。式(II)および式(III)の化合物は公知化合
物であり、または、公知製法に類似の方法によって製造
できる化合物である。
【0008】一般式(I)の化合物は、一般式
【化7】 (ここに、n、R、R1 、R2 およびR3 は既述の意味
を有し、Aは窒素原子またはCH基を表す)の殺菌活性
を有するシクロペンタン誘導体の製造の際に中間体とし
て有利に使用できるものである。一般式(IV)の化合物
は、本出願人の出願に係る英国特許出願GB−A1−2
180236および欧州特許出願EP−A2−0267
778の主題である。これらの特許出願EP−A2−0
267778およびGB−A1−2180236の明細
書に記載の前記化合物は、下記の構造を有する2種の立
体異性体の形で存在し得る。
を有し、Aは窒素原子またはCH基を表す)の殺菌活性
を有するシクロペンタン誘導体の製造の際に中間体とし
て有利に使用できるものである。一般式(IV)の化合物
は、本出願人の出願に係る英国特許出願GB−A1−2
180236および欧州特許出願EP−A2−0267
778の主題である。これらの特許出願EP−A2−0
267778およびGB−A1−2180236の明細
書に記載の前記化合物は、下記の構造を有する2種の立
体異性体の形で存在し得る。
【0009】
【化8】
【0010】
【化9】
【0011】上記の異性体AおよびBの各々と同じ立体
化学的配置の化合物の表示のために、以下では記号Aお
よびBをそれぞれ使用する。異性体AおよびBはたとえ
ばクロマトグラフィによって相互に分離でき、そしてこ
れらの異性体の各々はそれぞれ殺菌活性が異なる。一般
に、式(IVA)の異性体は式(IVB)の異性体よりも殺
菌活性が一層高い。式(I)の化合物からの式(IVA)
の化合物の合成は、下記の反応式で示される製法に従っ
て実施できる。
化学的配置の化合物の表示のために、以下では記号Aお
よびBをそれぞれ使用する。異性体AおよびBはたとえ
ばクロマトグラフィによって相互に分離でき、そしてこ
れらの異性体の各々はそれぞれ殺菌活性が異なる。一般
に、式(IVA)の異性体は式(IVB)の異性体よりも殺
菌活性が一層高い。式(I)の化合物からの式(IVA)
の化合物の合成は、下記の反応式で示される製法に従っ
て実施できる。
【0012】
【化10】
【0013】前記の反応式において、n、R、R1 、R
2 、R3 およびAは既述の意味を有し、R4 は非置換ま
たは置換アルキル基またはアリール基を表す。好ましく
は、R4 はC1-4 アルキル基またはフェニル基を表し、
これらの基は任意的に、ハロゲン原子、ニトロ基、シア
ノ基、ヒドロキシル基、C1-4 アルキル基、C1-4 ハロ
アルキル基、C1-4 アルコキシ基、C1-4 ハロアルコキ
シ基、アミノ基、C1-4 アルキルアミノ基、ジ−C1-4
アルキルアミノ基、C1-4 アルコキシカルボニル基、C
1-4 アルカノイル基、C1-4 アルキルチオ基、C1-4 ア
ルキルスルフィニル基、C1-4 アルキルスルホニル基、
カルバモイル基、C1-4 アルキルアミド基、C3-8 シク
ロアルキル基およびフェニル基からなる群から選択され
た1またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい。
R5 は水素原子、アルキル基(好ましくはC1-6 アルキ
ル基)またはシクロアルキル基を表す。Xはハロゲン原
子(好ましくは塩素原子または臭素原子)を表す。Mは
アルカリ金属、好ましくはナトリウム原子またはカリウ
ム原子を表す。Qは水素原子またはアルカリ金属(好ま
しくはナトリウム原子またはカリウム原子)を表す。前
記反応式中に記載の種々の中間化合物および反応の実施
方法は、本出願人の出願に係る特許出願T690、T6
93、欧州特許出願第89202159.3号および英
国特許出願第8820607.3号の主題である。
2 、R3 およびAは既述の意味を有し、R4 は非置換ま
たは置換アルキル基またはアリール基を表す。好ましく
は、R4 はC1-4 アルキル基またはフェニル基を表し、
これらの基は任意的に、ハロゲン原子、ニトロ基、シア
ノ基、ヒドロキシル基、C1-4 アルキル基、C1-4 ハロ
アルキル基、C1-4 アルコキシ基、C1-4 ハロアルコキ
シ基、アミノ基、C1-4 アルキルアミノ基、ジ−C1-4
アルキルアミノ基、C1-4 アルコキシカルボニル基、C
1-4 アルカノイル基、C1-4 アルキルチオ基、C1-4 ア
ルキルスルフィニル基、C1-4 アルキルスルホニル基、
カルバモイル基、C1-4 アルキルアミド基、C3-8 シク
ロアルキル基およびフェニル基からなる群から選択され
た1またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい。
R5 は水素原子、アルキル基(好ましくはC1-6 アルキ
ル基)またはシクロアルキル基を表す。Xはハロゲン原
子(好ましくは塩素原子または臭素原子)を表す。Mは
アルカリ金属、好ましくはナトリウム原子またはカリウ
ム原子を表す。Qは水素原子またはアルカリ金属(好ま
しくはナトリウム原子またはカリウム原子)を表す。前
記反応式中に記載の種々の中間化合物および反応の実施
方法は、本出願人の出願に係る特許出願T690、T6
93、欧州特許出願第89202159.3号および英
国特許出願第8820607.3号の主題である。
【0014】
【実施例】本発明を具体的に例示するために、次に実施
例を示す。 例1 1−(クロロベンジル)−4,4−ジメチルシクロヘキ
ス−2−エン−1−オール(n=1, R=4−Cl,
R1 =R2 =CH3 , R3 =H)の製造ジエチルエ
ーテル(700ml)中にマグネシウム(42g、1.7
3モル)を含有してなる混合物に、攪拌下に、4−クロ
ロベンジルクロライド(266g、1.65モル)のジ
エチルエーテル(200ml)中溶液を徐々に添加した。
この添加は、反応混合物を還流下に保ちながら行った。
添加完了後に反応混合物をさらに20分間にわたって加
温した。次いで反応混合物の還流下に4,4−ジメチル
シクロヘキス−2−エン−1−オン(226g、1.8
2モル)のジエチルエーテル(60ml)中溶液を、30
分間を要して滴下し、反応混合物を一晩中攪拌した。そ
の後に反応混合物を水(250ml)および塩酸(5M、
500ml)で急冷し、ジエチルエーテル(3×400m
l)を用いて抽出操作を行い、重炭酸ナトリウム溶液
(5%w/v)で1回洗浄し(backwash)、次
いで水で1回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。その後にフラッシング操作によって溶媒を除去し
た。1−(4−クロロベンジル)−4,4−ジメチルシ
クロヘキス−2−エン−1−オールが油状物として36
9g得られた。 NMR(CDCl3 溶媒中、標準物質はテトラメチルシ
ラン)における特性ピーク: δ(ppm) 0.90、 0.99(3H, s)、 2.78(2H, s)、 5. 40(1H, d, J=11Hz)、 5.50(1H,d,J= 11Hz)、 7.17(2H,d,J=8Hz)、 7.26( 2H,d,J=8Hz)。 備考: s=シングレット、 d=ダブレット。
例を示す。 例1 1−(クロロベンジル)−4,4−ジメチルシクロヘキ
ス−2−エン−1−オール(n=1, R=4−Cl,
R1 =R2 =CH3 , R3 =H)の製造ジエチルエ
ーテル(700ml)中にマグネシウム(42g、1.7
3モル)を含有してなる混合物に、攪拌下に、4−クロ
ロベンジルクロライド(266g、1.65モル)のジ
エチルエーテル(200ml)中溶液を徐々に添加した。
この添加は、反応混合物を還流下に保ちながら行った。
添加完了後に反応混合物をさらに20分間にわたって加
温した。次いで反応混合物の還流下に4,4−ジメチル
シクロヘキス−2−エン−1−オン(226g、1.8
2モル)のジエチルエーテル(60ml)中溶液を、30
分間を要して滴下し、反応混合物を一晩中攪拌した。そ
の後に反応混合物を水(250ml)および塩酸(5M、
500ml)で急冷し、ジエチルエーテル(3×400m
l)を用いて抽出操作を行い、重炭酸ナトリウム溶液
(5%w/v)で1回洗浄し(backwash)、次
いで水で1回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。その後にフラッシング操作によって溶媒を除去し
た。1−(4−クロロベンジル)−4,4−ジメチルシ
クロヘキス−2−エン−1−オールが油状物として36
9g得られた。 NMR(CDCl3 溶媒中、標準物質はテトラメチルシ
ラン)における特性ピーク: δ(ppm) 0.90、 0.99(3H, s)、 2.78(2H, s)、 5. 40(1H, d, J=11Hz)、 5.50(1H,d,J= 11Hz)、 7.17(2H,d,J=8Hz)、 7.26( 2H,d,J=8Hz)。 備考: s=シングレット、 d=ダブレット。
【0015】例2 1−(4−クロロベンジル)−4,4,6−トリメチル
シクロヘキス−2−エン−1−オール(n=1, R=
4−Cl, R1 =R2 =R3 =CH3 )の製造ジエチ
ルエーテル(300ml)中にマグネシウムくず(66
g、2.73グラム原子)を含有してなるスラリーに、
4−クロロベンジルクロライド(418g、2.6モ
ル)のジエチルエーテル(1500ml)中溶液を、ゆる
やかな還流を維持できるような添加速度で添加した。さ
らに30分間経過した後に、4,4,6−トリメチルシ
クロヘキス−2−エン−1−オン(340g、2.46
モル)のジエチルエーテル(350ml)中溶液を、温和
な還流を維持しながら添加した。1時間後に、反応混合
物を塩化アンモニウムの飽和水溶液(4リットル)に添
加し、生じた各相を分離した。エーテル相を水(1リッ
トル)で洗浄し、そしてその次の反応に直接に使用し
た。1−(4−クロロベンジル)−4,4,6−トリメ
チルシクロヘキス−2−エン−1−オールの一部を単離
し、同定操作に使用した(ガスクロマトグラフィ分析に
よって、2種の異性体が大体等量づつ存在することが確
認された)。 NMR(CDCl3 溶媒中、標準物質としてテトラメチ
ルシランを使用)の際の特性ピーク: δ(ppm) 0.75、 0.95、 1.00、 1.02、 1.05、 1.07 、 1.09(全部で9H)、 2.00(1H,マルチプレット )、 2.57、 2.79(2H,AB,J=12Hz)、 2. 69、 2.94(2H,AB,J=12Hz)、 4.94(1 H,d,J=10Hz)、 5.34(1H,d,J=10Hz )、 7.1−7.4(4H)。
シクロヘキス−2−エン−1−オール(n=1, R=
4−Cl, R1 =R2 =R3 =CH3 )の製造ジエチ
ルエーテル(300ml)中にマグネシウムくず(66
g、2.73グラム原子)を含有してなるスラリーに、
4−クロロベンジルクロライド(418g、2.6モ
ル)のジエチルエーテル(1500ml)中溶液を、ゆる
やかな還流を維持できるような添加速度で添加した。さ
らに30分間経過した後に、4,4,6−トリメチルシ
クロヘキス−2−エン−1−オン(340g、2.46
モル)のジエチルエーテル(350ml)中溶液を、温和
な還流を維持しながら添加した。1時間後に、反応混合
物を塩化アンモニウムの飽和水溶液(4リットル)に添
加し、生じた各相を分離した。エーテル相を水(1リッ
トル)で洗浄し、そしてその次の反応に直接に使用し
た。1−(4−クロロベンジル)−4,4,6−トリメ
チルシクロヘキス−2−エン−1−オールの一部を単離
し、同定操作に使用した(ガスクロマトグラフィ分析に
よって、2種の異性体が大体等量づつ存在することが確
認された)。 NMR(CDCl3 溶媒中、標準物質としてテトラメチ
ルシランを使用)の際の特性ピーク: δ(ppm) 0.75、 0.95、 1.00、 1.02、 1.05、 1.07 、 1.09(全部で9H)、 2.00(1H,マルチプレット )、 2.57、 2.79(2H,AB,J=12Hz)、 2. 69、 2.94(2H,AB,J=12Hz)、 4.94(1 H,d,J=10Hz)、 5.34(1H,d,J=10Hz )、 7.1−7.4(4H)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C07C 69/76 C07C 69/76 A 205/20 205/20 215/70 215/70 233/25 233/25 255/53 255/53 271/40 271/40 317/22 317/22 323/19 323/19 (72)発明者 ポール・ハワード・ブリナー イギリス国ケント州 シーテイー4 8 イーワイ、キヤンターベリー、モラツシ ユ、シヨツテンデン・ロード、ヴイカレ ージ・コテージ 1 (56)参考文献 Tetrahadron Lette rs,1985,26(8),p.1093−1096 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 29/40 CA(STN) REGISTRY(STN)
Claims (2)
- 【請求項1】 一般式 【化1】 〔式中、R3 は独立して水素原子又はメチル基を表す〕
の化合物。 - 【請求項2】 一般式 【化2】 〔式中、R3 は請求項1に記載の意味を有する〕の化合
物と、一般式 【化3】 〔式中、Lは−MgHal基(ここにHalは塩素原子
又は臭素原子を表す)〕の化合物とを反応させることを
特徴とする請求項1に記載の化合物I’の製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GB909019195A GB9019195D0 (en) | 1990-09-03 | 1990-09-03 | Cyclohexenol derivatives |
GB9019195.8 | 1990-09-03 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04230640A JPH04230640A (ja) | 1992-08-19 |
JP3162434B2 true JP3162434B2 (ja) | 2001-04-25 |
Family
ID=10681585
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24656091A Expired - Fee Related JP3162434B2 (ja) | 1990-09-03 | 1991-09-02 | シクロヘキセノール誘導体 |
Country Status (11)
Country | Link |
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US (1) | US5169993A (ja) |
EP (1) | EP0474302B1 (ja) |
JP (1) | JP3162434B2 (ja) |
KR (1) | KR100203386B1 (ja) |
BR (2) | BR9103786A (ja) |
CA (1) | CA2050465C (ja) |
DE (1) | DE69115389T2 (ja) |
GB (1) | GB9019195D0 (ja) |
HU (1) | HU214632B (ja) |
IL (1) | IL99212A (ja) |
TW (1) | TW221287B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200488833Y1 (ko) * | 2017-11-10 | 2019-03-25 | 선우윤 | 완구조립을 위한 골격용 기본모듈 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20020009467A1 (en) | 1997-01-29 | 2002-01-24 | Shozo Koyama | Antigenic substance inductor, vaccine precursor, vaccine, antibody, neutralizing antibody, antitoxin, idiotype antibody and/or anti-idiotype antibody which is induced by its idiotype antibody |
CA2526556C (en) * | 2003-07-24 | 2012-09-25 | Bracco Imaging S.P.A. | Stable radiopharmaceutical compositions and methods for their preparation |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA1339611C (en) * | 1988-08-31 | 1997-12-30 | Paul Howard Briner | Cyclopentane derivatives |
-
1990
- 1990-09-03 GB GB909019195A patent/GB9019195D0/en active Pending
-
1991
- 1991-08-16 IL IL9921291A patent/IL99212A/en not_active IP Right Cessation
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