JP3161534B2 - インクジェット式記録装置 - Google Patents

インクジェット式記録装置

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JP3161534B2 JP33801498A JP33801498A JP3161534B2 JP 3161534 B2 JP3161534 B2 JP 3161534B2 JP 33801498 A JP33801498 A JP 33801498A JP 33801498 A JP33801498 A JP 33801498A JP 3161534 B2 JP3161534 B2 JP 3161534B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録用紙の幅方向
に移動するキャリッジ上にインクジェット式記録ヘッド
が設けられ、印刷データに基づいてインク滴を記録用紙
に吐出して画像を記録するインクジェット式記録装置、
より詳細には記録ヘッドのフラッシング技術に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット式記録装置は、印刷時の
騒音が比較的小さく、しかも小さなドットを高い密度で
形成できるため、昨今においてはカラー印刷を含めた多
くの印刷に使用されている。このようなインクジェット
式記録装置は、インクカートリッジからのインクの供給
を受けるインクジェット式記録ヘッドと、記録用紙を記
録ヘッドに対して相対的に移動させる紙送り手段を備
え、記録ヘッドをキャリッジ上で記録用紙の幅方向に移
動させながら記録用紙に対してインク滴を吐出させるこ
とで記録が行われる。そしてキャリッジ上に、ブラック
インクおよびイエロー、シアン、マゼンタの各カラーイ
ンクが吐出が可能な記録ヘッドを搭載し、ブラックイン
クによるテキスト印刷ばかりでなく、各インクの吐出割
合を変えることにより、フルカラー印刷を可能としてい
る。
【0003】このようなインクジェット式記録ヘッド
は、圧力発生室で加圧したインクをノズル開口からイン
ク滴として記録用紙に吐出させて印刷を行う関係上、ノ
ズル開口からの溶媒の蒸発に起因するインク粘度の上昇
や、インクの固化により、また塵埃の付着、さらには気
泡の混入などにより、印刷不良を起こすという問題を抱
えている。このために、インクジェット式記録装置に
は、非印刷時に記録ヘッドのノズル開口を封止するため
のキャッピング手段を備えている。
【0004】このキャッピング手段は、印刷の休止時に
前記したノズル開口のインクの乾燥を防止する蓋として
機能するだけでなく、ノズル開口に目詰まりが生じた場
合には、キャッピング手段によりノズルプレートを封止
し、吸引ポンプからの負圧により、ノズル開口からイン
クを吸引してノズル開口のインク固化による目詰まり
や、インク流路内への気泡混入によるインク吐出不良を
解消する機能をも備えている。
【0005】記録ヘッドの目詰まりや、インク流路内へ
の気泡の混入状態を解消させるためのインクの強制的な
吸引排出処理は、通常クリーニング操作と呼ばれ、装置
の長時間の休止後に印刷を再開する場合や、ユーザが記
録画像の品質が悪化したのを解消するためにクリーニン
グスイッチを操作した場合などにインク滴を負圧により
排出させる操作が実行される。
【0006】また、記録ヘッドに印刷とは関係のない駆
動信号を印加してインク滴を空吐出させる機能も備えて
おり、これはフラッシング操作と呼ばれ、クリーニング
操作時のワイピング等で生じた記録ヘッドのノズル開口
近傍の不揃いのメニスカスを回復させたり、また印刷中
にインク滴の吐出量の少ないノズル開口において、イン
クの増粘による目詰まりを防止する目的で一定周期ごと
に実行させる操作である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで昨今において
は、例えば40インチ以上の紙幅を有するロール紙等を
記録媒体として利用する大型のインクジェット式記録装
置の要求が高まり、必然的に装置全体の幅および高さも
増大し、作業者が立った状態で操作を行うような記録装
置も出現されつつある。このような大型の記録装置にお
いては、前記した最大の用紙幅にわたって印刷が可能に
なされると共に、例えばA3程度の用紙に対しての印刷
も可能となるように配慮する必要がある。
【0008】そして、これら各種の幅を有する記録用紙
は、記録ヘッドが待機するキャッピング手段が配置され
た、ホームポジョン側を基準にして装着するように構成
し、記録ヘッドが搭載されたキャリッジは、装着された
用紙幅に対応した幅の範囲で往復駆動されるように制御
することで、キャリッジの動作距離を少なくすることが
でき、結果としてスループットを向上させることができ
る。
【0009】一方、このような記録装置においては、大
量の印刷能力並びに印刷速度の高速化に伴って、記録ヘ
ッドにおける印字機能の回復処理としての前記クリーニ
ング処理およびフラッシング処理においても、大量のイ
ンク吐出量を扱う必要がある。このためにキャッピング
手段においてクリーニング処理およびフラッシング処理
を併用するようにしたものにおいては、多量の廃インク
の排出処理が不可能になるという問題が発生する。
【0010】したがって、フラッシング専用の領域を印
刷領域を挟んだ両側に設定して、当該個所にフラッシン
グを行なわせるように構成することが望ましい。しか
も、前記フラッシング領域にフラッシングを行うに際し
ては、例えば印字起動がなされた時に加速しながらの走
行状態でフラッシングさせることで、よりスループット
を向上させることができる。
【0011】したがって、前記したような記録装置にお
いては、なるべくはキャッピング手段が配置されたホー
ムポジション側に設定されたフラッシング領域におい
て、フラッシングを実行させることがスループットを向
上させる点で好ましいものの、装着された用紙幅と、1
パスの印字がホームポジション側から始まるか否かの条
件に応じて、定期フラッシングを実行させるか否かを判
断させるように制御することが望ましい。
【0012】本発明は、前記した技術的な根拠に基づい
てなされたものであり、スループットを向上させること
が可能なフラッシング手段を備えたインクジェット式記
録装置を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】このような課題を達成す
るために本発明においては、記録用紙の幅方向に往復移
動するキャリッジ上に装着されたインクジェット式記録
ヘッドを備え、印刷領域を挟んだ両側に第1のフラッシ
ング領域及び第2のフラッシング領域が配置されたイン
クジェット式記録装置において、装填された記録用紙の
用紙幅を認識する用紙幅認識手段と、前記用紙幅毎に設
定された複数の閾値を有し、前記用紙幅認識手段によっ
て認識された用紙幅に対応する前記閾値と前回のフラッ
シング動作が終了してからの経過時間とに基づいて前回
のフラッシング後の次のフラッシングの要否の判定を行
うフラッシング決定手段とを備えるようにした。
【0014】
【作用】用紙幅に対応する閾値と前回のフラッシング動
作が終了してからの経過時間とに基づいてフラッシング
の要否の判定を行ない、用紙幅に関わりなく最適なタイ
ミングでフラッシングを実行して印字の信頼性を確保す
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明について、これを適
用したインクジェット式記録装置の実施の形態に基づい
て説明する。図1乃至図3は床面に直接設置される大型
のインクジェット式記録装置(以下、プリンタともい
う)の構成を示したものであり、図1は当該プリンタの
外観斜視図を示し、また図2は当該プリンタの内部構成
の正面図である。さらに図3は図2における後述するフ
ラッシング領域部分において破断した状態の縦断面図で
ある。
【0016】このプリンタは、給紙部1、印刷部2およ
び排紙スタック部3が上、中および下の位置関係に配置
されている。そして、前記給紙部1から印刷部2を経て
排紙スタック部3に向かう用紙搬送経路が斜め上方の奥
側から斜め下方の手前側にほぼ真っ直ぐに形成されてい
る。前記給紙部1には、図2および図3に示すように最
大で44インチの紙幅を有する記録媒体としての長尺の
ロール紙4が配置できるように構成され、その交換時に
取り外しが可能となるように装着されていて、前記給紙
部1は作業者が立った状態でロール紙4の交換作業を行
うに適した高さとなるように構成されている。
【0017】そして実施の形態においては、図1および
図3に示すように、前記給紙部1に装着されたロール紙
4の前面を、開閉可能なロール紙カバ−5によって覆う
ことができるように構成されており、このカバ−5が閉
じられた状態におけるカバー5の上面と印刷部2、およ
び後述する排紙ガイド6とがほぼ面一となって、前記ロ
ール紙4とは別の単票紙などの給排紙も可能となるよう
に構成されている。
【0018】図2に示すように前記給紙部1には、一対
のスピンドル受け7a,7bの下にさらにもう一対のス
ピンドル受け8a,8bが配置されている。なお、これ
らのスピンドル受けはプリンタ本体における左右一対の
フレーム9,9にそれぞれ取付けられている。そして、
ロール紙4,4をそれぞれ装着した長尺な2本のスピン
ドル7,8のそれぞれ両端が、前記スピンドル受け7
a、7b間、および8a,8b間に載置された状態で横
架されている。
【0019】図1および図2から理解できるように、前
記2本のスピンドル7,8は、相対的に上側のスピンド
ル7が、装置正面に立つ作業者に対して若干後方となる
ように、互いに斜め上下の関係に配置されている。そし
て各ロール紙4は、印刷部2を経て排紙スタック部3の
入り口に向かって斜め上下にほぼ一直線に形成された用
紙搬送経路に沿って搬送されるように構成されている。
【0020】図2に示すように印刷部2には、左右のフ
レーム9,9間に水平状態となるように取付けられたガ
イドロッド10が配置され、このガイドロッド10上を
左右に移動できるようにキャリッジ11が装着され、該
キャリッジ11には第1の記録ヘッド12aおよび第2
の記録ヘッド12bが、キャリッジ11の移動方向に並
んで搭載されている。そして、記録ヘッド12a,12
bによる走査領域の下方に、用紙搬送経路の一部を成す
平坦な排紙ガイド6が形成されている。
【0021】また排紙スタック部3は、印刷された用紙
を受ける部分であり、この排紙スタック部3は用紙受け
面が折り畳み可能な布製シートから成るスタック布13
で形成されている。そして排紙切換レバー14によっ
て、図3に示すように、印刷された用紙を前記印刷部2
のほぼ真下の第1受け部15に導く状態、または図には
示していないがプリンタ本体の前面床上にスタック布1
3を展開して該前面側に一時的に作られる第2受け部
に、用紙を導く状態も採り得るように構成されている。
【0022】そして、印刷された用紙を第1受け部15
に導く場合においては、印刷部2の下方に形成された前
記排紙ガイド6における後端縁6aと、前記排紙切換レ
バ−14により用紙搬送経路上に突出させたスタック布
13の上端縁13aとの間に開口16が形成されること
により確保されるように構成されている。
【0023】また、印刷された用紙を第2受け部に導く
場合には、排紙切換レバ−14によりスタック布13の
上端縁13aを用紙搬送経路より後方に退避させると共
に、スタック布固定レバー17を手前に引き出し、スタ
ック布13の先端部側を固定したフック18を固定レバ
ー17の前端部に係合させることで、スタック布13を
プリンタ本体の前面側に展開させることができるように
構成されている。
【0024】図2に示すように、キャリッジ11に搭載
された記録ヘッド12a,12bの走行領域における一
端部は、非印刷領域(ホームポジション)になされ、こ
の非印刷領域にはキャッピング手段21が配置されてい
る。前記記録ヘッド12のノズル形成面は、鉛直方向か
ら若干傾斜した状態でキャリッジ11上に搭載されてお
り、キャッピング手段21は、記録ヘッド12がホーム
ポジションに移動した時点で、記録ヘッド12a,12
bの各ノズル形成面を封止できるように各記録ヘッドに
対応した2つのキャップ部材が配置されている。そして
キャッピング手段21の下方には、前記キャップ部材の
内部空間に負圧を与えるための吸引ポンプ22が配置さ
れている。
【0025】前記キャッピング手段21は、記録装置の
休止期間中における記録ヘッド12a,12bのノズル
開口の乾燥を防止する蓋体として機能する他、前記吸引
ポンプ22からの負圧を記録ヘッド12a,12bに作
用させて、インクを吸引するヘッドクリーニング手段と
しての機能も兼ね備えている。そして、前記吸引ポンプ
22によって吸引された廃インクは、第1の廃液タンク
23に排出され、当該タンク内に収容された廃液吸収材
23aに吸収されるように構成されている。
【0026】一方、前記キャッピング手段21に隣接し
た記録ヘッド12a,12bの移動経路上には、第1の
フラッシング領域25が形成されており、この第1のフ
ラッシング領域25には、インク受けユニット(以下、
フラッシングボックスともいう)27が配置されてい
て、このインク受けユニット27によって収集された廃
インクは、第1の廃液タンク23に排出され、当該タン
ク内に収容された廃液吸収材23aに吸収されるように
構成されている。
【0027】また、中央の印刷領域を介した前記キャッ
ピング手段21と対向した他方端にも、第2のフラッシ
ング領域26が形成されている。この第2のフラッシン
グ領域26においても、インク受けユニット27が配置
されていて、このインク受けユニット27によって収集
された廃インクは、第2の廃液タンク28に排出され、
当該タンク内に収容された廃液吸収材28aに吸収され
るように構成されている。
【0028】なお、前記各インク受けユニット27にお
ける開口部(フラッシングポジション)には、多孔質シ
ート27aが配置され、記録ヘッドからのフラッシング
によるインク滴を受けてユニット27を構成するケース
内に導入し、その廃インクが前記廃液吸収材23a,2
8aにそれぞれ吸収されるように構成されている。
【0029】また、前記フラッシング領域における各イ
ンク受けユニット27は、ほぼ同一構成になされてお
り、キャリッジ走行方向の幅W1は、第1と第2の記録
ヘッド12a,12bにわたるキャリッジ走行方向の幅
W2に対して、小さく構成されている。より詳細には、
第1と第2の記録ヘッド12a,12bのそれぞれの幅
よりも若干大きい程度に形成されている。
【0030】これは、キャリッジの加速移動状態におい
て、各記録ヘッド12a,12bより、それぞれ所定の
タイミングをもってフラッシングがなされるように制御
させることで、前記した両者の幅の関係においてもフラ
ッシングにより吐出されたインク滴が、各インク受けユ
ニット27において形成されたフラッシングポジション
において確実に捕集することができるように制御される
ためである。
【0031】そして、前記した第1および第2のフラッ
シング領域は、後述するように印字しようとする紙幅に
応じて、適宜選択して使用するようなフラッシングシー
ケンスが導入されており、これによりスループットを低
下させることなく、かつフラッシングによる印字の信頼
性が確保できるように構成されている。
【0032】一方、図3に示すように前記記録装置にお
ける印刷部2の後方には、その左右にインクカートリッ
ジが装填されるカートリッジホルダ31が配置されてい
る。このカートリッジホルダ31は、ほぼ45度にわた
って回動可能となるように構成されており、一方の回動
端(長手方向が斜め45度)において、インクカートリ
ッジを交換可能にするカートリッジ交換モードを形成す
ると共に、他方の回動端(長手方向が水平状態)におい
て記録ヘッド側へのインク供給モードとなされるように
構成されている。
【0033】図4は、前記したプリンタに搭載された主
にフラッシング制御装置の構成をブロック図によって示
したものである。図4において、プリンタドライバを内
蔵するホストコンピュータ41からは印刷データ処理手
段42に対して指令信号が供給されるように構成されて
いる。そして、印刷データ処理手段42からの指令信号
はヘッド制御手段43に供給され、ヘッド制御手段43
より第1および第2記録ヘッド12a,12bに対して
それぞれビットマップデータに基づくヘッド駆動信号が
供給されるように構成されている。また同時に印刷デー
タ処理手段42からの指令信号を受けたキャリッジ制御
手段44は、キャリッジモータ45を駆動し、これによ
り前記第1および第2記録ヘッド12a,12bによっ
て、記録用紙に対して印刷が行われるように構成されて
いる。
【0034】このプリンタには、物理的用紙幅検出手段
46が具備されており、キャリッジ上に配置された例え
ばフォトセンサ(図示せず)により、プリンタに装填さ
れた記録用紙の用紙幅を物理的に検出できるように構成
されている。一方、このプリンタには論理的用紙幅検出
手段47も具備されており、これはユーザがホストコン
ピュータ41内のプリンタドライバに入力した用紙デー
タが用いられる。
【0035】前記物理的用紙幅検出手段46と論理的用
紙幅検出手段47からの各データを用いて、フラッシン
グ制御に用いるための用紙幅を認識する用紙幅認識手段
48が具備されている。この用紙幅認識手段48におい
ては、論理的用紙幅検出手段47による用紙データが得
られない場合には、当該データは最大用紙幅とみなし、
物理的用紙幅検出手段46によって得られた用紙データ
と比較した小さい方を用紙幅と認識するようになされて
いる。
【0036】また、このプリンタにはRfタイマ49お
よびキャップ(Cap)タイマ50が具備されている。
前者のRfタイマ49は、前回のフラッシング動作終了
時、または記録ヘッドがキャッピング手段から解放され
た時から計時を開始し、次回のフラッシング動作時にお
いて、前記ヘッド制御手段43またはキャリッジ制御手
段44からリセット信号Reを受けて計時データをクリ
アするように構成されている。
【0037】また、後者のCapタイマ50は、1パス
の印刷が終了した時点で計時を開始し、キャッピング手
段により記録ヘッドがキャッピングされた時点、または
印字起動のトリガによってリセットされるように構成さ
れており、前記Rfタイマ49と同様にヘッド制御手段
43またはキャリッジ制御手段44からリセット信号R
eを受けて計時データがクリアされるように構成されて
いる。
【0038】一方、時間Rf*および時間Rf2*が設
定できる設定手段51が具備されており、この時間Rf
*および時間Rf2*は、閾値設定手段53において利
用され、キャリッジの移動開始方向に応じて、前記Rf
タイマ49による計時時間との比較でフラッシングを実
行させるか否かの閾値を作り出すために用いられる。ま
た、Wait設定手段52も具備されており、これは例
えばインクが乾き難い用紙を用いた場合に、ユーザによ
って操作パネルにおいて入力され、1パス印刷毎にキャ
リッジの走査開始を遅らせるためのパス乾燥時間(Wa
it)が取り込まれ、このパス乾燥時間も前記Rfタイ
マ49による計時時間との比較でフラッシングを実行さ
せるか否かの閾値を作り出すために用いられる。この場
合、前記時間Rf*および時間Rf2*は予めメモリ内
に格納しておいてもよい。
【0039】また、キャリッジ(CR)移動方向検出手
段54が具備されており、これは、キャリッジがホーム
ポジション側から走行を開始するか、またホームポジシ
ョンとは反対側から走行を開始するかの情報を、フラッ
シング決定手段55に供給するように構成されている。
【0040】フラッシング決定手段55における詳細な
作用は後述するが、前記用紙幅認識手段48から得られ
る用紙幅データと、CR移動方向検出手段54から得ら
れるデータと、閾値設定手段53によって設定される各
閾値データを利用して、主にRfタイマ49の計時デー
タとの比較により、フラッシングを実行するか否かを決
定する。
【0041】また、前記フラッシング決定手段55によ
り生成される指令信号が、フラッシング量設定手段56
に供給されるように構成されており、フラッシング量設
定手段56において設定されたフラッシング数のデータ
が、前記ヘッド制御手段43に供給され、各記録ヘッド
12a,12bよりフラッシング作用による所定数のイ
ンク滴が吐出されるように構成されている。
【0042】一方、前記CR移動方向検出手段54から
のデータ、および用紙幅認識手段48からのデータは、
フラッシング位置決定手段57に供給されるように構成
されており、キャリッジの走行状態および用紙幅に応じ
て、第1または第2のフラッシング領域のいずれにおい
てフラッシングを実行するかが決定される。すなわち、
キャリッジの走行状態と用紙幅に応じて、キャリッジが
第1のフラッシング領域または第2のフラッシング領域
のどちらに早く到達できるかが判断され、キャリッジが
早く到達できるフラッシング領域が決定される。このフ
ラッシング位置決定手段57によって決定されたことに
よる指令信号は、キャリッジ制御手段44に供給され、
キャリッジが第1または第2のフラッシング領域に移動
するようにキャリッジモータ45が駆動される。
【0043】次に図5乃至図7は、前記したフラッシン
グ制御装置によってなされるフラッシングの要否判定、
およびフラッシングが必要と判定された場合のフラッシ
ング作用をフローチャートにより示したものである。ま
ず、図5は印字しようとする用紙幅、およびキャリッジ
の移動方向などの条件によって、定期フラッシングを実
行させるか否かについて判定する各ステップを示したも
のである。
【0044】フラッシングを実行させるか否かについて
の判定の一つは、図5に示すように印字起動を受けるこ
とにより、これをトリガとして開始するルーチンが存在
する。このルーチンにおけるステップS11において
は、前記時間Rf*および時間Rf2*が設定される設
定手段48において、“Rf*=8sec”および“R
f2*=2.4sec”が設定される。続いてステップ
S12において、前記CAPタイマ49がリセットさ
れ、また後述する休止時フラッシングフラグがリセット
される。
【0045】そして、ステップS13において用紙幅が
認識される。この用紙幅は前記した用紙幅認識手段48
によって認識された物理的用紙幅または論理的用紙幅の
小さい方のデータが採用される。前記ステップS13に
おいて、用紙幅がA2縦より大きい(Yes)と判定さ
れると、ステップS14に移り、キャリッジが移動しよ
うとする方向に応じてフラッシングを実行させるか否か
の判定が行われる。
【0046】ここで、CR移動方向検出手段54からの
データにより、キャリッジの移動方向が右から左、すな
わちホームポジション側から始まろうとしていることが
判明すると図中(A)に至り、後述するフラッシング工
程に移行する。またキャリッジの移動方向が左から右に
移動しようとする場合には、ステップS15において、
再び用紙幅の判断がなされ、用紙幅がA0縦より大きい
が否かが判定される。ここで、用紙幅がA0縦より大き
い(Yes)と判定される場合は、ほぼ最大サイズの用
紙が用いられている場合であり、この場合には図中
(A)に至りフラッシング工程に移行する。
【0047】また、ステップS15において、用紙幅が
A0縦より大きくない(No)と判定されると、基本的
にはフラッシングがなされないが、前回のフラッシング
からの時間が所定の時間を越えている場合にはフラッシ
ングを実行させるようになされる。ステップS16はこ
れを示しており、前記Rfタイマ49により計時してい
る経過時間が所定の時間(Rf2*=2.4sec)以
上経過しているか否かの判定がなされる。
【0048】ここで、“Rf2*=2.4sec”は、
最大用紙幅(実施の形態においては44インチ)のほぼ
1パス印刷に要する時間としてある。すなわち、この時
間を越える場合は最大用紙幅に印字する時と同等の時間
を経過しているので、フラッシングが必要となる。ま
た、このような現象が発生する時は、ホストの処理時間
やホストからプリンタまでのデータ転送時間が大きい等
の理由で印刷が一時的に停止する場合等が考えられる。
【0049】このような理由により、前記Rfタイマ4
9による計時が、前記所定の時間(Rf2)を経過して
いる(Yes)と判定されると、フラッシングを実行す
る決定がなされ、また前記所定の時間に満たない場合
(Noの場合)には、RETURNされプリンタの待機
状態、もしくはCPUの次の処理に移る。
【0050】一方、前記ステップS13において、用紙
幅がA2縦より大きくない(No)と判定されると、ス
テップS17に移行し、キャリッジが移動しようとする
方向に応じてフラッシングを実行させるか否かの判定が
なされる。ステップS17において、次の印刷ではキャ
リッジが右から左に移動しようとすることが、CR移動
方向検出手段51からのデータにより判明すると、ステ
ップS18において、“Rf*−2×wait”の閾値と、
前記Rfタイマ49による計時時間とが比較される。
【0051】前記閾値は、設定手段51,52から得ら
れるデータによって閾値設定手段53により生成され、
フラッシング決定手段55においてRfタイマ49によ
る計時時間と比較される。この実施の形態においては、
前記“Rf*”はステップS11において8secと設
定されており、また“wait”に関する時間は、前記した
ようにWait設定手段52に設定されているパス乾燥
時間である。
【0052】このステップS18においてRfタイマ4
9における計時時間が、前記閾値以上経過している(Y
es)と判定されると、図中(A)に至りフラッシング
が実行される。また、Rfタイマ49における計時時間
が、前記閾値に満たない(No)と判定されると、RE
TURNされる。
【0053】また、前記ステップS17において、次の
印刷ではキャリッジが左から右に移動しようとすること
が、CR移動方向検出手段54からのデータにより判明
すると、ステップS19において、“Rf*+2se
c”の閾値と、前記Rfタイマ49による計時時間とが
比較される。このステップS19においてRfタイマ4
9における計時時間が、前記閾値以上経過している(Y
es)と判定されると、図中(A)に至りフラッシング
が実行される。また、Rfタイマ49における計時時間
が、前記閾値に満たない(No)と判定されると、RE
TURNされる。
【0054】前記ステップS18およびS19の比較か
ら理解できるように、次の印刷でキャリッジが右から左
に移動しようとする場合に比較対象となされる閾値に対
して、キャリッジが左から右に移動しようとする場合に
比較対象となされる閾値は、大きく設定されている。換
言すれば、右側(ホームポジション側)のフラッシング
領域においてフラッシングがなされる確率が高められて
おり、これにより、スループットを向上させるようにな
されている。
【0055】図8は、前記した各々の閾値を決定する場
合の根拠について示している。図8では印字起動Aを受
けてキャリッジがホームポジション付近からその反対方
向に移動する場合、すなわち右から左へ移動する場合
と、印字起動Bを受けてキャリッジがホームポジション
の反対側付近からホームポジション付近に移動する場
合、すなわち左から右へ移動する場合について示してい
る。
【0056】そして、前記したように右側(ホームポジ
ション側)のフラッシング領域においてフラッシングが
なされる確率を高めるためには、印字起動Aでぎりぎり
閾値を越えず、フラッシングが行われなかった場合を想
定すればよい。この場合、印字起動Bではフラッシング
を行わないための条件は、印字起動Bにおける判断(閾
値)は、印字起動Aより“印刷時間+Wait時間”分だけ
閾値が大きい必要がある。
【0057】前記ステップS19に示す“Rf*+2s
ec”における“2sec”は印字する用紙(A2縦以
下)の1パスに要する時間の最大値にマージンを持たせ
た値となっている。つまり、この場合の最大用紙である
A2縦の“1パスに要する時間+α”である。
【0058】一方、前記ステップS18に示す“Rf*
−2×wait”における“2×wait”は、マージンを2倍
としたものである。ここで、変数はホームポジション側
の閾値から減じる必要がある。その理由は、もしもホー
ムポジション側と反対側の閾値に変数を加えたならば、
フラッシングを必要とする時間を経過してしまい、記録
ヘッドに目詰まりを生じさせる不具合が発生するためで
ある。
【0059】図5に戻り、フラッシングを実行させるか
否かについての判定の他の一つとして、キャップタイマ
を起動条件として開始するルーチンが存在する。すなわ
ち、この実施の形態においては、前記したキャップタイ
マ50の計時が2秒以上となった時に起動する。このル
ーチンにおけるステップS20においては、前記したス
テップS11と同様に“Rf*=8sec”および“R
f2*=2.4sec”が設定される。続いてステップ
S21において、休止時フラッシングフラグがセットさ
れているか否かが判定される。
【0060】ここで、フラグがセットされている(Ye
s)と判定されるとRETURNされる。またフラグが
セットされていない(No)と判定されると、ステップ
S22に移行する。このステップS22を含むステップ
S23,S24は、前記したステップS17,S18,
S19と同一であり、前記と同様の判定がなされる。す
なわちステップS23またはS24において、Rfタイ
マ49の計時時間がそれぞれの閾値以上であると判定さ
れると、ステップS25において休止時フラッシングフ
ラグがセットされ、図中(A)に至ってフラッシング工
程に移行する。
【0061】なお、前記したステップS25において
は、休止時フラッシングフラグがセットされるため、再
びキャップタイマによる起動がなされても、前記ステッ
プS21においてRETURN状態となされる。これ
は、キャップタイマはフラッシングの動作によってはリ
セットされないため、前記のような手段が採用されてい
る。その理由は、キャップタイマ50がある値(印刷デ
ータがない場合には3sec、データがある場合には2
0sec)を越えていると、ノズル内のインクの乾燥を
防ぐため、キャッピング動作を行うからである。なお、
これは別のルーチンで使用される。
【0062】次に図6および図7は、図5に続くフラッ
シング動作のルーチンを示している。図6における
(A)に始まるステップS31においては、フラッシン
グ数がセットされる。これは、図4におけるフラッシン
グ量設定手段56においてなされる。前記フラッシング
数は、この実施の形態においては、“Fb=48,Fy
=36”と記載したとおり、ブラック、シアン、および
マゼンタの各インクを扱う第1ヘッド12aについては
48ショット、イエロー、ライトシアン、ライトマゼン
タの各インクを扱う第2ヘッド12bについては36シ
ョットがセットされる。
【0063】続いてステップS32において、キャッピ
ング手段21に配置された2つのキャップ部材において
吐出されたインク滴のショット数が、所定の数以上に達
しているか否かが判定される。ここでは、2つのキャッ
プ部材のいずれかにおいて、それぞれ60000ショッ
ト以上に達している場合においては、フラッシング動作
に移行せずに定期空吸引を実行するようになされる。こ
れにより、キャップ部材内のインクは吸引ポンプ22に
より吸引されて、廃インクタンク23に排出される。こ
れと同時に2つのキャップ部材において吐出されたイン
ク滴のショット数をカウントするカウンタはクリアされ
る。
【0064】前記ステップS33において、所定のショ
ット数に達していないと判定されると、ステップS34
においてキャリッジが次の印刷において移動しようとす
る方向が判定される。ここで、キャリッジが右から左に
移動しようとする場合においては、ステップS35にお
いて、右フラッシングボックスにフラッシングがなされ
る。この場合、ステップS36に示したように第1およ
び第2ヘッドより、ステップS31でセットされたショ
ット数(Fb,Fy)がそれぞれフラッシングされる。
そして、ステップS37において右フラッシングボック
スにおけるフラッシング数がカウントアップされる。
【0065】これに続く図7におけるステップS38に
おいて、右フラッシングボックスにおけるフラッシング
数が所定の数を越えているが否かが判断される。ここで
は12500のショット数を越えていると判定される
と、ステップS39において、廃液ボックスのカウント
数“A”に“1”を足して、右フラッシングボックスに
おけるフラッシング数のカウント値をリセットさせる。
続いてステップS40において前記Rfタイマ49の計
数値がリセットされ、その直後から計時が開始される。
【0066】そして、ステップS41に移りインク検出
がなされる。このステップにおいては、インクの吐出数
からインクカートリッジのインクの消費量を積算して保
持しており、その消費量が規定値に達したか否かがステ
ップS42において判定される。そして、規定値に達し
ていない場合にはRETURNされる。また規定値に達
したと判定されると、ステップS43に移行してキャリ
ッジはホームリターンし、記録ヘッドはキャッピング手
段によって封止した状態となされ、ディスプレイにエラ
ー表示(Ink−Out)がなされる。
【0067】図6に戻り、ステップS34において、キ
ャリッジが次の印刷において左から右に移動しようとす
る場合においては、ステップS51においてキャリッジ
が〔B〕より左か否かの判断がなされる。前記〔B〕
は、フラッシングボックスが左右2か所に存在するため
に、キャリッジがいずれのフラッシングボックスに移動
した方が短時間のうちにフラッシングボックスに到達で
きるかを判定する位置を表現しており、このステップS
51においてYesと判定した場合には、ステップS5
2に移行し、左フラッシングボックスにフラッシングが
なされる。
【0068】そしてステップS53に移り、第1および
第2のヘッドより、ステップS31でセットされたショ
ット数(Fb,Fy)がそれぞれフラッシングされ、ス
テップS54において左フラッシングボックスにおける
フラッシング数がカウントアップされる。
【0069】続いてステップS55においては、左フラ
ッシングボックスにおけるフラッシング数が所定の数を
越えているが否かが判断される。ここでは60000シ
ョットを越えていると判定されると、ステップS56に
おいて、左側廃液ボックスのカウント数“D”に“1”
を足して、左フラッシングボックスにおけるフラッシン
グ数のカウント値をリセットさせる。そして以後は図7
に示すステップS38に移行する。
【0070】また、前記ステップS51において、No
と判定した場合には、ステップS57に移行し、右フラ
ッシングボックスにフラッシングがなされる。そしてス
テップS58に移り、第1および第2のヘッドより、ス
テップS31でセットされたショット数(Fb,Fy)
がそれぞれフラッシングされ、ステップS59において
右フラッシングボックスにおけるフラッシング数がカウ
ントアップされる。続いてステップS60に移り、キャ
リッジを印刷途中の元の位置に戻す操作がなされ、以後
は図7に示すステップS38に移行する。
【0071】なお、図5に示したフローチャートにおい
ては、用紙幅を2度にわたって判定し、用紙幅を合計3
段階のサイズ領域別けて、それぞれフラッシングをすべ
きか否かの判定を行うようにしているが、これは印刷装
置が扱う用紙幅の範囲で適宜変更され得る。
【0072】
【発明の効果】以上、説明したように請求項1に記載し
た発明においては、用紙幅に対応する閾値と前回のフラ
ッシング動作が終了してからの経過時間とに基づいてフ
ラッシングの要否の判定を行うことができ、用紙幅に関
わりなく最適なタイミングでフラッシングを実行して印
字の信頼性を保証することができる。
【0073】また請求項3に記載した発明によれば、用
紙幅と次の1パスの印刷においてキャリッジが移動しよ
うとする方向とに応じて次の1パスの印刷に必要な時間
を想定してフラッシングの可否を判定でき、記録ヘッド
に必要なフラッシング間隔を確保して印字の信頼性を保
証することができる。
【0074】さらに、請求項4に記載の発明によれば、
前回のフラッシング動作終了時からの経過時間と比較さ
れる閾値を、キャリッジの移動方向に応じて異なった値
に設定しておくことにより、例えばホームポジション側
でのフラッシングの確率を高くして、キャリッジの移動
範囲を少なくしてスループットの向上を図りつつ、印字
の信頼性を保証することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したインクジェット式記録装置の
外観斜視図である。
【図2】図1に示す記録装置の内部構成の概略を示した
の正面図である。
【図3】図2に示す記録装置において、フラッシング領
域部分において破断した状態を示す縦断面図である。
【図4】本発明にかかるフラッシング制御装置の基本構
成を示したブロック図である。
【図5】図4に示したフラッシング制御装置の作用を説
明するフローチャートである。
【図6】図5に続くフラッシング制御装置の作用を説明
するフローチャートである。
【図7】図6に続くフラッシング制御装置の作用を説明
するフローチャートである。
【図8】図4に示すフラッシング制御装置において用い
られる閾値の設定について示したキャリッジの動作態様
図である。
【符号の説明】
1 給紙部 2 印刷部 3 排紙スタック部 4 ロール紙 11 キャリッジ 12a,12b 記録ヘッド 21 キャッピング手段 22 吸引ポンプ 25,26 フラッシング領域 27 インク受けユニット(フラッシング
ボックス) 41 ホストコンピュータ(プリンタドラ
イバ) 42 印刷データ処理手段 43 ヘッド制御手段 44 キャリッジ制御手段 46 物理的用紙幅検出手段 47 論理的用紙幅検出手段 48 用紙幅認識手段 49 Rfタイマ 50 Capタイマ 53 閾値設定手段 54 CR移動方向検出手段 55 フラッシング決定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−108547(JP,A) 特開 平4−235058(JP,A) 特開 平10−146987(JP,A) 特開 平11−157101(JP,A) 特開 平10−278299(JP,A) 特開 平10−44389(JP,A) 特開 平3−173653(JP,A) 特開 平3−130160(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/175 B41J 2/01 B41J 2/165 B41J 2/18 B41J 2/185

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録用紙の幅方向に往復移動するキャリ
    ッジ上に装着されたインクジェット式記録ヘッドを備
    え、印刷領域を挟んだ両側に第1のフラッシング領域及
    び第2のフラッシング領域が配置されたインクジェット
    式記録装置において、 装填された記録用紙の用紙幅を認識する用紙幅認識手段
    と、 前記用紙幅毎に設定された複数の閾値を有し、前記用紙
    幅認識手段によって認識された用紙幅に対応する前記閾
    値と前回のフラッシング動作が終了してからの経過時間
    とに基づいて前回のフラッシング後の次のフラッシング
    の要否の判定を行うフラッシング決定手段と、 を備えたインクジェット式記録装置。
  2. 【請求項2】 前記閾値は、前記用紙幅が大きくなるほ
    ど小さい値に設定された基準値を基に算出される請求項
    1に記載のインクジェット式記録装置。
  3. 【請求項3】 記録用紙の幅方向に往復移動するキャリ
    ッジ上に装着されたインクジェット式記録ヘッドを備
    え、印刷領域を挟んだ両側に第1のフラッシング領域及
    び第2のフラッシング領域が配置されたインクジェット
    式記録装置において、 前記キャリッジが移動しようとする方向を検出するキャ
    リッジ移動方向検出手段と、 1パスの印刷終了後に計時を開始するキャップタイマ
    と、 前記キャップタイマが所定時間を計時した時点で、前記
    キャリッジ移動方向検出手段によるキャリッジの移動方
    向に基づいて前回のフラッシング後の次のフラッシング
    の要否を判定するフラッシング決定手段と, を備えたインクジェット式記録装置。
  4. 【請求項4】 記録用紙の幅方向に往復移動するキャリ
    ッジ上に装着されたインクジェット式記録ヘッドを備
    え、印刷領域を挟んだ両側に第1のフラッシング領域及
    び第2のフラッシング領域が配置されたインクジェット
    式記録装置において、 装填された記録用紙の用紙幅を認識する用紙幅認識手段
    と、 キャリッジが移動しようとする方向を検出するキャリッ
    ジ移動方向検出手段と、 前記用紙幅認識手段によって認識された用紙幅とキャリ
    ッジ移動方向検出手段によるキャリッジの移動方向とに
    基づいて前回のフラッシング後の次のフラッシングの要
    否の判定を行うフラッシング決定手段と, を備えたインクジェット式記録装置。
  5. 【請求項5】 前記フラッシング決定手段は、印字起動
    を受けた時点、または1パスの印刷終了後に計時を開始
    するキャップタイマが所定時間の計時を終了した時点の
    いずれかをトリガとして起動する請求項3に記載のイン
    クジェット式記録装置。
  6. 【請求項6】 前記フラッシング決定手段は、前記キャ
    リッジの移動方向に応じて異なった閾値が設定されてい
    て、前回のフラッシング動作が終了してからの経過時間
    が、前記閾値を越えた場合に前記フラッシングを実行す
    る請求項3または請求項4に記載のインクジェット式記
    録装置。
  7. 【請求項7】 前記閾値は、前記キャリッジがホームポ
    ジションから他方に向けて移動しようとする場合に比較
    対象とされる第1の閾値と、前記キャリッジが他方の側
    から前記ホームポジションに向けて移動しようとする場
    合に比較対象される第2の閾値とにより構成されている
    請求項3または請求項4に記載のインクジェット式記録
    装置。
  8. 【請求項8】 第1の閾値が、第2の閾値よりも小さい
    値に設定され、前記ホームポジション側でのフラッシン
    グ動作の確立が高くなるように設定されている請求項7
    に記載のインクジェット式記録装置。
  9. 【請求項9】 前記閾値の一方に、1パスの印刷毎に前
    記キャリッジの走査開始時点を遅らせるためのパス乾燥
    時間が含まれている請求項7に記載のインクジェット式
    記録装置。
  10. 【請求項10】 前記複数の閾値の間には、印字しよう
    とする用紙幅の1パスに要する印刷時間と、所定のマー
    ジン、及び前記パス乾燥時間との合計時間分の差分が設
    けられている請求項7に記載のインクジェット式記録装
    置。
  11. 【請求項11】 前記用紙幅認識手段は、装填された記
    録用紙の用紙幅を物理的に検出する物理的用紙幅検出手
    段、またはホストのプリンタドライバに入力された論理
    的用紙幅検出手段から得られる用紙幅のうち、いずれか
    小さい方を用紙幅として認識するように構成されている
    請求項1、または請求項4に記載のインクジェット式記
    録装置。
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