JP3160749B2 - 地下たび - Google Patents

地下たび

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JP3160749B2
JP3160749B2 JP14934795A JP14934795A JP3160749B2 JP 3160749 B2 JP3160749 B2 JP 3160749B2 JP 14934795 A JP14934795 A JP 14934795A JP 14934795 A JP14934795 A JP 14934795A JP 3160749 B2 JP3160749 B2 JP 3160749B2
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秀郎 岡安
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株式会社力王
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、土木、建築の現場や農作
業、その他種々の用途に使用可能な地下たびに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の地下たびは、布地を縫合して得た
アッパーと、ゴム又は合成樹脂からなる接地底とを、貼付
け式或いは縫付け式によって固着して製造している。こ
のような地下たびは、軽快感を備え、接地感覚をよくする
ため足に密着させる必要があり、JIS規格においても
サイズに合わせて細かく寸法が決められてる。
【0003】
【表1】
【0004】表1及び図4は、このJISに規定された
地下たびの寸法を示しており、例えば25.0mmのサイ
ズでは、長さが250mm、ふみ付け部の幅が95mm、か
かと部の幅が62mm、またの深さが44mmとなってお
り、前後のサイズとは長さで6mm毎、またの深さで1mm
毎で変化している。
【0005】このような地下たびは、足に密着させてい
るため、軽快感があって接地感覚も優れているが、その
構成上爪先部方の器物に衝突したときに、指頭部或いは
爪先部が直接衝撃を受けることになり、この部分を損傷
したり、使用を繰り返すことにより、アッパーが摩耗して
破れたりすることがあった。
【0006】また、このような地下たびの爪先部を衝突
や器物の落下から守るために、地下たびの爪先部に鋼板
等からなる防護体をアッパーに介在させたり、外方に被
冠させることが、実公昭36−11438号公報や実公
昭3−32241号公報によって既に知られている。
【0007】しかしながらこれらの地下たびに用いる防
護体は、鋼板を用いて強固に製作されているため必然的
に硬度が大きく、上記のように足に密着するように製作
された地下たびにあっては、硬度の大きい防護体が常に
アッパーを通して指頭部や爪先部に当たり、かえってこ
の部分を傷めてしまうことがあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の状況に
鑑み、従来は足に密着させることを念頭に置いていた地
下たびの常識を破り、捨て寸といわれる部分を巧みに活
用して、地下たび爪先部の損傷を回避し、さらには爪先部
に防護体を取付けた地下たびであっても、指頭部や爪先
部を損傷させることがなく、本来の履用性と軽快感を損
なうことのない地下たびを提供しようとするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】即ち本発明の要旨とする
ところは、アッパ−に接地底を取付けてなる地下たびに
おいて、指頭部から爪先部にかけて捨て寸の分だけ外方
に延出したアッパー及び接地底を用いると共に、夫々が
別体で親指部と四指部を覆う形状に賦形され、かつ指頭
部から爪先部にかけて捨て寸の分だけ外方に延出した親
指防護体及び四指防護体を、アッパーの親指部及び四指
部外方に被冠させて接着したことを特徴とする地下たび
にある。
【0010】
【作用】本発明は、指頭部及び爪先部の相当する部分に
捨て寸となる空隙部が設けられているため、履用中に指
頭部や爪先部がアッパーに当たることがなくなり、爪先
部に硬度の大きい防護体を取付けた場合、指頭部や爪先
部を損傷させることがない。なお捨て寸とは、本来の地
下たびの寸法に対して、余分となる分であり、この意味で
使用している。
【0011】以下本発明を実施例の図面に従って説明
る。図1は本発明の地下たびの一例を示しており、図2
は図1A―A' 線の拡大断面図である。なお、図2で示
した防護体は、親指防護体であるが、四指防護体の場合も
形状が若干異なるものの実施的に同じであり、断面図で
の図示は省略している。
【0012】これらの図において、1がアッパーで、この
アッパー1は表布、裏布及び中底とからなっていて、これ
らは布地により縫製されている。又2はゴムいは合成
樹脂からなる接地底で、上記アッパー1に対し貼付け式
又は縫付け式によって固着し地下たびを構成している。
本発明では、上述したように爪先部に捨て寸に相当する
空隙3Aを設けるため、アッパー1及び接地底2の相当
部分はその分だけ外方に延出させている。この接地底2
には、一般に踏面模様と称される凹凸面が形成されてい
る。
【0013】この例では地下たびの爪先部に、親指部外
形に相当する形状に賦形された親指防護体3と、これと
は別体で四指部外形に相当する形状に賦形された四指防
護体4を、夫々親指部及び四指部外方に被冠させて接着
するものである。そしてこの両方の防護体3、4として
は、指頭部から爪先部にかけて捨て寸の分Bだけ外方に
延出するように賦形したものを用いるものである。
【0014】図2は本発明に用いる親指防護体3の断面
を示しているが、これを含む防護体3、4は、鋼板、強化
プラスチック等の合成樹脂或いは合成樹脂を含浸させた
牛革等の皮革を賦形させて用いる。
【0015】一方本発明に用いるアッパー1及び接地底
2も、上記延出に相当する分が延出したものを用いるの
で、両方の防護体3、4を、アッパー1の親指部及び四指
部に被冠させ、この間に接着剤を介して接着させる。
【0016】この結果、指5に指頭部から爪先部にかけ
て空隙3Aができるが、地下たびは親指と四指との間に
指股が形成されているので、前述した本来の「またの深
さ」の寸法は規定されているので、指の前方への移動が
規制されており、この部分が前進してみだりに防護体
3、4に当たることがなくなり、内部から損傷を受ける
ことがなくなる。なお捨て寸となる分Bの長さは、他の
器物に衝突したときに、指頭部や爪先部が衝撃を受けな
い程度の寸法、例えば2〜数mm程度とするとよい。
【0017】図3は本発明の別の実施例を示すもので、
この場合の親指防護体3はその下端に、内側に折曲する
取付け座3Bを設けてあり、一方接地底2としては、図示
するように底面のその取付け座相当個所に切込み段差を
設けたものを用いている。そしてこの親指防護体3を上
記実施例と同様にアッパー1に接着すると共に、その取
付け座3Bを切込み段差に収め、ここに取付けピン6を
介在させて固着する。このようにすると親指防護体3を
一層強固に固着することができる。なお取付けピン6
は、予め接地底2に埋込んでおき、取付け座3Bに設け
た孔に嵌挿し、ピン先端をかしめて固着することができ
る。
【0018】上記図3の実施例において、取付けピン6
を省略し、取付け座3Bを切込み段差に収めた状態で、
この間に接着剤を介在させて固着することもできる。
【0019】両方の防護体3、4の高さは、接着したと
き底面が接地底の底面と略等しくなるようにしておく
と、上方から圧力を受けた際に爪先部の当初の形状を保
ったまま保護しうるので都合がよい。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上のごとき構成からなってお
り、指頭部及び爪先部に相当する部分に捨て寸となる空
隙部が設けられているため、履用中に指頭部や爪先部が
アッパーに当たることがなくなり、爪先部に硬度の大き
い防護体を取付けた場合であっても、内部からの損傷を
可及的に防止することができると共に、地下たび本来の
履用性と軽快感を損ねることがない利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す地下たびの斜視図であ
る。
【図2】図1のA―A' 線の部分的な拡大断面図であ
る。
【図3】本発明の別の実施例を示すもので、図2に準じ
た拡大断面図である。
【図4】地下たびのJIS規格の寸法を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1・・・・アッパー 2・・・・接地底 3・・・・親指部防護体 3A・・・空隙 3B・・・取付け座 4・・・・四指防護体 5・・・・指先 6・・・・捨て寸の分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A43B 3/00 A43B 7/32 A43B 13/14

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アッパ−に接地底を取付けてなる地下たび
    において、指頭部から爪先部にかけて捨て寸の分だけ外
    方に延出したアッパー及び接地底を用いると共に、夫々
    が別体で親指部と四指部を覆う形状に賦形され、かつ指
    頭部から爪先部にかけて捨て寸の分だけ外方に延出した
    親指防護体及び四指防護体を、アッパーの親指部及び四
    指部外方に被冠させて接着したことを特徴とする地下た
    び。
  2. 【請求項2】下端を内側に折曲して取付け座を設けた防
    護体と、底面の上記取付け座相当箇所に切込み段差を設
    けた接地底を用い、取付け座を切込み段差に収めて固着
    したことを特徴とする請求項記載の地下たび。
  3. 【請求項3】防護体の取付け座と、接地底の切込み段差
    とに、取付けピンを介在させて固着したことを特徴とす
    る請求項記載の地下たび。
  4. 【請求項4】防護体底面が、接地底の底面と略等しくな
    るような高さの防護体を用いることを特徴とする請求項
    、請求項又は請求項記載の地下たび。
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