JP3286832B2 - 地下たび - Google Patents

地下たび

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JP3286832B2
JP3286832B2 JP21110697A JP21110697A JP3286832B2 JP 3286832 B2 JP3286832 B2 JP 3286832B2 JP 21110697 A JP21110697 A JP 21110697A JP 21110697 A JP21110697 A JP 21110697A JP 3286832 B2 JP3286832 B2 JP 3286832B2
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Inventor
秀郎 岡安
Original Assignee
株式会社力王
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、落下物から爪先部
を保護すると共に足胛部の汚損防止の機能を備えた地下
たびに関するものである。
【0002】
【従来の技術】落下物から爪先部を保護するため、金属
板等からなる防護体や防護板を爪先部に取り付けた地下
たびとしては、実公昭60−26641号公報、特開平
8−84601号公報等に記載のものが知られている。
このうち実公昭60−26641号公報に記載された地
下たびでは、硬質金属材を用いて形成した底部にリブを
備えたキャップ状の防護体を親指部及び四指部に縫着し
て取り付けたものである。又特開平8−84601号公
報に記載された地下たびは、親指部及び四指部の外周
に、指先部を保護しうる高さの防護板を地下たび底から
立設させたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の如き防護体や防
護板を用いることにより爪先部の保護が期待できるが、
工事現場等で使用する場合、爪先を痛める落下物以外に
も、ビス類やその他細かい部品や塵埃等が足胛部に落下
し、この部分を汚損する虞があった。
【0004】ところで、上記のように足胛部まで保護し
ようとするときには、何等かのカバーを取り付ければよ
いわけであるが、この部分では指の付け根部分で大きく
足指が屈曲するため、この動きに追随できる必要があ
り、しかも地下たびアッパー面に沿ってできるだけ立体
形状を保持している必要がある。
【0005】本発明はこのような防護体や防護板を用い
る地下たびにおいて、爪先部の防護と併せて爪先から足
胛部にかけての汚損防止をも達成でき、しかも足指の動
きを阻害しない地下たびを提供するために検討した結
果、本発明を完成したものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち本発明の要旨とする
ところは、親指部と四指部とに別体の防護体を取り付け
たものであって、親指部と四指部との間の指股部に支柱
部材を取り付けると共に、防護体後端近傍から足胛部を
覆うことができる大きさの覆い片を、その前端略中央部
が前記支柱部材に固着するようにかつ両側裾部が伸縮部
材を介してアッパー下方に固着するようにして取り付け
たことを特徴とする地下たびにある。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明するが、図1ないし図4は第1の実施例
を示し、そのうち図1は地下たびの一実施例を示す斜視
図、図2は図1II−II線の断面図、図3は防護板と
防護キャップを示す斜視図、図4は覆い片を支柱部材に
取り付ける状態を示す斜視図である。
【0008】これらの図において、1は地下たびのアッ
パーであり通常綿布を用い胛布1Aを中底1Bに吊り込
みながら縫製して構成されている。2は地下たび底でゴ
ム又は合成樹脂により成形され、上記アッパー1の底部
に、接着、縫着又は両者を組み合わせた方法により取り
付けられている。
【0009】本発明はこのような地下たびにおいて、そ
の親指部及び四指部に、それぞれ別体となった保護体
3、4及び親指部と四指部との間の指股部に支柱部材5
をそれぞれ取り付けると共に、防護体3、4後端近傍か
ら足胛部を覆うことのできる大きさの覆い片6を、その
前端略中央部が前記支柱部材5に固着するようにかつ両
側裾部が伸縮部材7を介してアッパー1下方に固着され
るようにして取り付けたことを特徴とするものである。
【0010】図2ないし図4に基づいてさらに詳細に説
明すると、この例における防護体3は金属板により親指
部(四指部においても同様であるが、図では親指部で代
表させている)の外形に沿うように湾曲成形された防護
板3Aと、この上端に嵌合固着されかつ爪先部を覆う形
状の合成樹脂製の防護キャップ3Bとからなっている。
そしてこの防護体3は、地下たび底2の親指部先端に一
体的に設けた突片2Aと受け座2Bとに載置した状態で
防護板3Aを接着すると共に、防護キャップ3Bの溝3
Cを防護板3Aの上端に嵌合して固着し、さらに防護キ
ャップ3Bの内面に接着剤を介在させアッパー1爪先部
に固着している。なお図示は省略しているが、防護板3
Aを突片2Aに接着する際必要に応じてビスを併用して
固着することもできる。
【0011】なおこの例における防護板3Aとしては、
爪先部を落下物から保護しうるものであれば上述した金
属材料の外、合成樹脂材料或いはFRP材料を使用する
ことができる。このうち落下物に対する爪先部の保護を
確実にするためには落下物の衝撃に耐えうる金属を用い
ることが最も好ましい。防護板3Aの高さは、例えば1
0〜20mm程度であり、厚さは使用する材料にもよる
が金属材料を用いた場合、2〜6mm程度のものが用い
られる。
【0012】又地下たび底2に設けた突片2A及び受け
座2Bは、地下たび底2と同様なゴム又は合成樹脂で一
体的に成形され、このうちの突片2Aは上記防護板3A
を固着する際の高さにほぼ等しいか若干低い高さとなっ
ており、その厚さも強度及び爪先の緩衝作用を考慮し、
例えば3〜7mm程度にするとよい。
【0013】一方親指部と四指部との間に取り付ける支
柱部材5は、図4の如く指股部奥に収まる形状とし、そ
の高さを防護体3、4に略等しいか若干高くなるよう合
成樹脂、ゴム或いは金属等で成形し、接着、ビス止め又
は両者の併用により取り付ける。なおこの取り付けに際
し、指股部にも図2に示すような突片を形成して行うこ
とも有効である。
【0014】そして本発明においては、このような防護
体3を爪先部に取り付けた場合においても、アッパー1
が柔軟な布地からなっているため、防護体3後端近傍か
ら足胛部にかけての部分にリベットや細かい部材或いは
塵埃、液体等が落下して汚損されることを防ぐために、
この部分を覆うことのできる覆い片6を取り付けたもの
である。
【0015】即ち合成樹脂、皮革、ゴム引き布等のアッ
パー1に沿う立体形状が保持できる材料を用い、防護体
3、4後端近傍から足胛部を覆うことのできる大きさに
裁断してなる覆い片6を、その前端略中央部が前記支柱
部材5にビス8等により固着されるように、かつ両側裾
部が伸縮テープ等からなる伸縮部材7を介してアッパー
1の下方に固着されるようにして取り付けられている。
なお覆い片6の材料としては、上記の外に編み目が細か
くて立体形状が保持できる合成樹脂や金属製のネットも
使用可能である。
【0016】上記の例において、覆い片6の前端部分の
中央部を除く部分に若干の空隙ができるようにし、かつ
覆い片6が立体形状を備えた適度の硬さを有するもので
あっても、履用中屈曲等足指の動きに充分追随できて地
下たびとしての軽快感を損ねたり、違和感を与えること
がなく、しかも足部に沿って取り付けることができる。
【0017】図5は本発明の第2の実施例を示すもの
で、図4に示したと同様の支柱部材5に代わって、指股
部における防護体を兼ねるように、足指の高さに相当す
る高さを有する孔付きの金属製支承体5Aを埋め込んだ
支柱部材5を用いたものである。このようにすると、指
股部に対する落下物からもこの部分を防護することがで
き好都合である。なおこの例における支承体5Aとして
は、図示の例の外各種の支柱部材が使用可能である。
【0018】図6は本発明の第3の実施例を示すもの
で、図2の例を応用して指股部間で防護できるようにし
たものである。即ちこの例では、地下たび底2の親指部
及び四指部に図2と同様の突片2Aを形成すると共に、
指股部にも突片2Cを設け、これらの突片2A、2Cに
対し、それぞれの突片2A、2Cに沿うように湾曲状に
成形された防護板3A,4A及び防護板を兼ねる支柱部
材5を取り付けるようにしている。これらのうち防護板
3A、4Aは、これだけでも防護体となりうるが、図3
と同様にして防護キャップを取り付けてもよい。一方突
片2Cに取り付ける支柱部材5は、金属等からなってい
るが、これをそのまま或いはこの上端に支持片(図示省
略)を固着する等して、覆い片6前端略中央部を固着す
るようにすればよい。又この例の場合の覆い片6の両側
裾部の構成及び固着の方法は、上記の例と同様に行うこ
とができる。
【0019】
【発明の効果】本発明は以上詳述した如き構成からなる
ものであるから、親指部と四指部に取り付けた防護体に
よる爪先の防護に併せて、これより後ろ側の足胛部に取
り付けた独特の覆い片の存在により足胛部の汚損を防止
することができ、しかも足指の動きを阻害して軽快感や
違和感をを与えることのない地下たびを提供できる利点
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す地下たびの斜視図
である。
【図2】図1II−II線の断面図である。
【図3】図1に用いた防護体の取り付け前の状態を示す
斜視図である。
【図4】図1に用いた覆い片の取り付けの状態を示す斜
視図である。
【図5】本発明の第2の実施例を示す支柱部材の一部欠
裁斜視図である。
【図6】本発明の第3の実施例を示す部分的な斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 アッパー 2 地下たび底 3、4 防護体 5 支柱部材 6 覆い片 7 伸縮部材

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】親指部と四指部とに別体の防護体を取り付
    けたものであって、親指部と四指部との間の指股部に支
    柱部材を取り付けると共に、防護体後端近傍から足胛部
    を覆うことができる大きさの覆い片を、その前端略中央
    部が前記支柱部材に固着するようにかつ両側裾部が伸縮
    部材を介してアッパー下方に固着するようにして取り付
    けたことを特徴とする地下たび。
  2. 【請求項2】支柱部材が防護体を兼ねていることを特徴
    とする請求項1記載の地下たび。
JP21110697A 1997-07-02 1997-07-02 地下たび Expired - Lifetime JP3286832B2 (ja)

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