JP3632407B2 - 地下たび - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、土木建築現場や農作業に用いる地下たびに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
地下たびは、土木建築現場の作業用として又農作業用として広く履用されているが、足元がしっかりと緊縛されると共に接地感覚も優れていて、作業の際の軽快感が与えられるという特徴を有している。
【0003】
ところでこの地下たびは、上述したように作業性が優れているが、アッパーが綿布等の布地で、又接地底が比較的薄いゴム又は合成樹脂で構成されているため、足の保護や作業時の足にかかる衝撃吸収には配慮が必要とされていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来行われている地下たびにおける足の保護としては、爪先部や胛部或いは踵部における補強や防護に終始しているのが現状であり、足に係る衝撃特に踵における衝撃吸収についての検討はほとんどなされていなかった。上述したように地下たびの接地底は、足の接地感覚を確保するため比較的薄いゴム又は合成樹脂で構成されているが、単純に底を厚くしたり硬度を硬くすることは好ましいこととはいえない。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたもので、その要旨とするところは、 アッパーに接地底を取り付けてなる地下たびの踵部において、アッパーと接地底の間であって接地底側の踵相当箇所に衝撃吸収シート片を配置すると共に、同じくアッパーと接地底の間であって上記衝撃吸収シート片の上側に位置してこれを覆う大きさで、かつアッパー側の踵から土踏まず付近にかけて延び、しかもその延長された後端がアッパー踵部に立ち上がり接合されたクッションシートを配置し、これらを一体的に接合して介在させ、さらにアッパー踵部に立ち上がり接合されているクッションシートの後端を覆うように踵補強片が縫着されていることを特徴とする地下たびにある。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明するが、図1は地下たびの一実施例を示す斜視図、図2はその踵部の拡大断面図である。
【0007】
これらの図において、1は地下たびのアッパーであり通常綿布を用いて縫合された胛布1Aを中底1Bに吊り込みながら縫製して構成されている。2は接地底でゴム又は合成樹脂により成形され、上記アッパー1の底部に、接着、縫着又は両者を組み合わせた方法により取り付けられている。又図中1Cは綿布等からなる爪先補強片、1Dは同じく踵補強片である。
【0008】
本発明はこのような地下たびにおいて、アッパー1と接地底2との間であって、接地底2側の踵相当箇所換言すれば踵に最も力が加わる箇所に、衝撃吸収シート片3を配置すると共に、同じくアッパー1と接地底2との間であって、上記衝撃吸収シート片3の上側に位置してこれを覆う大きさで、かつアッパー1側の踵から土踏まず付近にかけて延び、しかもその延長された後端がアッパー1踵部に立ち上がり接合されたクッションシート4を配置し、これらを一体的に接合して介在させ、さらにアッパー1踵部に立ち上がり接合されているクッションシート4の後端を覆うように踵補強片1Dが縫着されていることを特徴とするものである。
【0009】
このように構成した本発明の地下たびは、作業時や歩行時に踵に加わる力を衝撃吸収シート片3によって吸収させることができるため、強い力がかかったときでも足に衝撃を受けることがなく、しかもこの上側に位置するクッションシート4の存在により踵部の安定性が得られ、同時に足に対する違和感を与えることがない効果を有している。又、本発明では衝撃吸収シート片3を、踵相当箇所にのみ配置させたため、接地底2全体を厚くしたり硬くしたりすることがなく、地下たび本来の軽快性を損ねるようなことはない。
【0010】
本発明に使用する衝撃吸収シート片3としては、ゴム系、合成樹脂系或いは繊維系等種々の衝撃吸収シートを踵相当箇所に見合う形状に裁断したものが使用できる。又クッションシート4としては、各種の合成樹脂発泡シート、ゴムシートや不織布シートを使用することができる。そしてこれらの接地底2又はアッパー1への接合には、適宜の接着剤を用いて行うことができる。
【0011】
図2に示した実施例においては、アッパー1側の踵から土踏まず付近にかけて配置するクッションシート4の後端を、アッパー1踵部に立ち上がり接合させているため、この部分の安定性、衝撃緩和及び保護に役立っている。
又同様に図2の例においては、上記クッションシート4の後端を覆うように踵補強片1Dを縫着しているため、クッションシート4を安定よくアッパー1踵部に取り付けることができ、かつこの部分の外観を向上させている。なお、図中2Aは接地底2の踵立ち上がり片である。
【0012】
本発明によって得られた地下たびは、一般的な地下たびは勿論のこと、爪先部に金属先芯や防護板を取り付けて保護するようにした地下たび、祭り用の地下たび或いは綱引き等の運動に用いる地下たびにも適用することができるものである。
【0013】
【発明の効果】
本発明は以上詳述した如き構成からなるものであり、踵部に衝撃吸収シート片とクッションシートを介在させたことにより、接地底を特別厚くしたり硬くしたりすることなく、踵に加わる衝撃吸収性能を発揮させることができ、かつ踵の安定性がよく、履用時の足への違和感がなく軽快な地下たびを提供することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す地下たびの斜視図である。
【図2】図1に示す地下たびの踵部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 アッパー
1A 胛布
1B 中底
1D 踵補強片
2 接地底
3 衝撃緩衝シート片
4 クッションシート
Claims (1)
- アッパーに接地底を取り付けてなる地下たびの踵部において、アッパーと接地底の間であって接地底側の踵相当箇所に衝撃吸収シート片を配置すると共に、同じくアッパーと接地底の間であって上記衝撃吸収シート片の上側に位置してこれを覆う大きさで、かつアッパー側の踵から土踏まず付近にかけて延び、しかもその延長された後端がアッパー踵部に立ち上がり接合されたクッションシートを配置し、これらを一体的に接合して介在させ、さらにアッパー踵部に立ち上がり接合されているクッションシートの後端を覆うように踵補強片が縫着されていることを特徴とする地下たび」
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33624197A JP3632407B2 (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | 地下たび |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33624197A JP3632407B2 (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | 地下たび |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11127901A JPH11127901A (ja) | 1999-05-18 |
JP3632407B2 true JP3632407B2 (ja) | 2005-03-23 |
Family
ID=18297103
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33624197A Expired - Lifetime JP3632407B2 (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | 地下たび |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3632407B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
MY167466A (en) * | 2007-06-29 | 2018-08-29 | Chien Howah Tin | A shoe sole strengthener |
-
1997
- 1997-10-31 JP JP33624197A patent/JP3632407B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11127901A (ja) | 1999-05-18 |
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