JP3160509B2 - インクジェット用インクカートリッジおよびその製造方法 - Google Patents

インクジェット用インクカートリッジおよびその製造方法

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JP3160509B2 JP27634795A JP27634795A JP3160509B2 JP 3160509 B2 JP3160509 B2 JP 3160509B2 JP 27634795 A JP27634795 A JP 27634795A JP 27634795 A JP27634795 A JP 27634795A JP 3160509 B2 JP3160509 B2 JP 3160509B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットヘ
ッドに接続されて供給されるインクを貯留した交換型イ
ンクジェット用インクカートリッジおよびその製造方法
に関するものである。
【0002】さらに本発明は、特定の内部構造を有する
インクジェット用カートリッジにとって有効なインクジ
ェット用カートリッジおよびその製造方法に関し、それ
を用いたインクジェットヘッドとプリンタをも提供する
もので、インクジェット技術を使用する。複写機、ファ
クシミリ等の記録機器、通信機器、事務機器、複合機
器、プリンタ等に適用可能な発明に関する。
【0003】
【従来の技術】近年インクジェット記録装置は、多種多
様な分野へ利用されるようになってきており、大サイズ
でしかもグラフィクスやフォトグレードの高デューティ
ー画像の出力の用途も増加している。
【0004】一方では、小型化、パーソナル化する出力
機器への利用も急速に高まる中、同時に出力の頻度も高
まってきており、この分野においても、プリントボリュ
ームは、増加する一方である。
【0005】いずれも、大サイズ化、高デューティー
化、高使用頻度化傾向になってきており、インクの消費
量が増加しているため、その記録装置に用いるインクタ
ンクカートリッジに対しても交換頻度を減らすことや、
ヘッドのフィルタの損傷の回避等の理由からインクの容
量アップの要望が高まっている。特に、インクタンクカ
ートリッジの単純なサイズアップによる対応だけでな
く、小型化・パーソナル化を実現してきた記録装置に対
しての同様な要望は、互換性を維持した大容量化であ
り、これに対しては、タンクカートリッジのサイズアッ
プと同時にタンク形状の複雑化により達成せざるを得な
いのが現状である。
【0006】大サイズ化、形状の複雑化するインクジェ
ット用インクカートリッジは、インクジェット用として
の性能をも同時に満足しなければならない。すなわち、
高/低温環境での使用や長期保存、高/低温度がくりか
えしかかる熱衝撃、振動、落下等に対する機械的強度な
ど、様々な外的要因に対し、インク洩れのないシール性
を確保し、インクを安定的に貯留し、記録に使用する際
のインク供給性や記録ヘッドに及ぼす負圧等の特性を損
なうことのない極めて厳しい特性がインクジェット用イ
ンクカートリッジには要求されるのである。
【0007】このような要求に対して、インク容器を形
成する方法として、負圧発生部材収容部とインク収容部
を仕切る仕切板を一体モールド成形した容器とフタの2
部材を、熱や超音波によって接合部分を溶融して一体化
する等の方法が知られている。
【0008】しかしながら、熱溶着方法の場合、接合部
を外側に露出させなければ溶着できないため、接合部が
タンク内部に及ぶような複雑な形状のインクカートリッ
ジには利用できなかった。従って、前記一体モールドの
容器は仕切板と容器内の壁とを結合した形状で成形して
いた。また、超音波を接合部に印加し接合部でのエネル
ギー損失による音波の熱変換による熱により溶着する超
音波溶着方法では、接合部の接触状態が寸法的にシビア
な要因があるため、サイズが大型化してくると部品寸法
上溶着部全域の接触状態を完全にするのがきわめて困難
になる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明では、従来技術
の問題を解決することを主目的とする。
【0010】本発明の接合部に横スベリ振動を加えてス
ベリによる摩擦熱により溶着接合する振動溶着方法を、
大型サイズのインクジェット用インクカートリッジに適
用すると、インクの収納量を増すために容器の壁厚を薄
くすると、フタ部材に横振動を加えると摩擦力により壁
たおれが発生し、壁とフタがいっしょに動いてしまい摩
擦熱が十分発生しない場合がみられることがあった。ま
た、タンク内に負圧発生部材を収納するタイプのインク
カートリッジでは、また、負圧発生部材の壁との密着性
や圧縮分布は、公知である特開平7−125232号公
報や特開平6−40041号で示されるようにインクタ
カートリッジの性能を左右する重要なファクターである
が横振動をするために接合部に負圧発生部材をはさみ込
み十分なシール性を得られなかったり、負圧発生部材の
圧縮分布を乱す場合もみられた。小型タンクの場合は壁
たおれによる溶着不良を防止するための方法がとりずら
く、内容量を犠牲にして壁たおれのない強度まで壁厚を
大きくすることになってしまう関連性を見い出すことが
できた。
【0011】本発明のさらなる目的は、インクジェット
用としての大型インクカートリッジの要求性能を満足し
つつ、最小限の部品点数できわめて、簡単な製造方法に
より大型化、複雑形状化を実現するインクカートリッジ
およびその製造方法を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の好ましい構成は
以下に挙げる構成の少なくとも1つやこれらの任意の複
数の組み合わせを含むものである。
【0013】まず第1に、タンク壁の厚さを薄くした状
態で、タンク壁のたおれが生じる方向に対し横振動を印
加する方向に角度をもたせ壁たおれ方向の振動ベクトル
を弱める方法である。
【0014】第2に、振動方向を少なくとも2種類以上
有することで、横振動に対し壁たおれの生じる壁がない
ようにする方法である。
【0015】第3に、振動方向に対し、壁がたおれる側
に補強手段を有する構成である。
【0016】第4に、タンク外部に、容器を固定する治
具に壁がクランプされるクランプ手段を有する構成であ
る。
【0017】第5に、タンクのインク注入や、ヘッドへ
インクを供給するための供給口等の開口部から壁たおれ
防止治具を挿入し壁を固定する固定手段を有する方法で
ある。
【0018】第6に、負圧発生部材をタンクの容器、フ
タと同材料または同一融点材料、または溶融温度をそれ
らの部材の融点以上にし、容器とフタの接合部に負圧発
生部材がはさみ込まれてもそれぞれ溶融して完全に溶着
することによってリークを防止する方法である。
【0019】第7に、横振動を停止した際に、負圧発生
部材とタンク壁面が好ましい状態に密着もしくは圧密さ
れるように停止時の振動方向を決める方法である。
【0020】第8に、負圧発生部材が横振動を受け振動
する側の部材に負圧発生部材を固定し第7の方法の効果
をより高めると同時に固定手段を少なくとも2つ以上持
つことで負圧発生部材が回転方向の力を受けても負圧発
生部材の圧縮分布を乱すことを防止する構成である。
【0021】第9に、横振動を受け振動する側の部材が
必要以上に振幅を生じないように、振動を与える側と振
動を受ける側の双方の部材に振動抑制手段を有する構成
である。
【0022】第10に、横振動を発生する装置の振動治
具と、この振動治具から振動を受け、それとともに振動
する部材とがスベリ振動伝達率を損なうことを防止する
スベリ防止手段を有する構成である。
【0023】第11に、タンク内部のエリアを複数部に
分割するような複雑化した溶着部を完全に独立した閉じ
た溶着部構成を複数有し、溶着部シール性を検査可能に
し、同時に各エリア相互間の不必要なインク移動を防止
した構成である。
【0024】第12に、溶着部に発生するバリを抑制す
る抑制手段を有し、同時に、その部分にリーク防止部材
を流し込めるようにした構成である。溶着部外側バリに
インクがしみ込むのを防止するインクしみ込み防止手段
を有する構成である。
【0025】第13に、複数部材を溶着することでタン
クの開口部を形成する際、安定的に形成できる構成であ
る。
【0026】
【0027】すなわち、本発明の第1の形態は、大気連
通口およびインクジェットヘッドにインクを供給するた
めのインク供給口を有すると共に負圧発生部材が収納さ
れる負圧発生部材収納室と、この負圧発生部材収納室に
供給されるインクを直接収納するインク室と、これら負
圧発生部材収納室およびインク室を仕切る仕切壁と、こ
の仕切壁の一部を利用して構成され、前記負圧発生部材
収納室および前記インク室を連通する連通部とを備えた
インク収容部と、前記インク収容部の一側面を覆う蓋体
とを有して構成されるインクジェット用インクカートリ
ッジにおいて、蓋体は前記仕切壁を挟んで対向して前記
外周壁との接触長が最大となる一対の横側面の一方を構
成するものであり、前記仕切壁および前記インクカート
リッジの外周壁には壁に交差する方向に複数のリブが設
けられており、前記蓋体と、前記インク収容部の仕切壁
および外周壁とが機械振動による摩擦熱によって溶着一
体化されていることを特徴とするものである。ここで、
インク収容部の外周壁のうちの長辺と振動方向との角度
θが90°未満であってよく、特に45°以下であるこ
とが好ましい。振動方向は複数であってよい。仕切壁お
よびインクカートリッジの外周壁の長辺方向と振動方向
との角度θが90°以下であって、仕切壁およびインク
カートリッジの外周壁にリブを設けてもよい。インクカ
ートリッジの外周壁に、機械振動を付与するための装置
にインクカートリッジを固定するための固定構造を設け
てもよい。インクカートリッジの外周壁および仕切壁
と、蓋体の一面とを同一材料から形成してもよい。イン
クカートリッジの外周壁および仕切壁を形成する材料の
融点と、蓋体の一面を形成する材料の融点とが同一であ
ってよい。インク収容部が振動の振幅を抑制する手段を
有してもよく、この場合、振幅抑制手段は、インク収容
部に設けられた係合手段と、蓋体に設けられ、かつ係合
手段により係合される被係合手段とを含んでもでもよ
い。振動による溶着時に発生する外部溶着バリを覆い隠
す手段を有してもよい。負圧発生部材を負圧発生部材収
容部に固定する部材を少なくとも1つ有してもよい。本
発明の第2の形態は、インクジェットヘッドに供給する
インクを収容し、かつインク収容部本体と蓋体とからな
るインク収容部を有するインクジェット用インクカート
リッジの製造方法において、前記インク収容部本体と前
記蓋体とを重ね合わせた後、前記インク収容部本体と前
記蓋体とに振動を与える振動治具と、前記インク収容部
本体と前記蓋体との間にスベリの発生を防止する手段と
を用い、該インク収容部本体と蓋体とに振動を与えて接
触部分に摩擦熱を発生させることにより、インク収容部
本体と蓋体とを溶着一体化することを特徴とするもので
ある。ここで、スベリ防止手段はバキューム吸着を利用
するものであってよい。振動による溶着時に発生する外
部溶着バリに封止剤または接着剤をしみ込ませるように
してもよい。本発明の第3の形態は、インクジェットヘ
ッドに供給するインクを収容するインク収容部と、該イ
ンク収容部とは連通部を介して連通し、かつインクを吸
収保持する負圧発生部材を収容する負圧発生部材収容部
と、該負圧発生部材収容部および前記インク収容部とを
覆う蓋体とを含むインクジェット用インクカートリッジ
の製造方法において、前記インク収容部および前記負圧
発生部材収容部と蓋体とを重ね合わせた後、該インク収
容部および前記負圧発生部材収容部と蓋体とに振動を与
えて接触部分に摩擦熱を発生させることにより、前記イ
ンク収容部および前記負圧発生部材収容部と前記蓋体と
を溶着一体化し、前記振動により形成される溶着ライン
は分岐を有しないことを特徴とするものである。ここ
で、振動により形成される溶着ラインは、インク収納部
と負圧発生部材収容部とで独立して形成されるものであ
ってよい。本発明の第4の形態は、本発明の第1の形態
によるインクカートリッジと、該カートリッジからイン
クの供給を受けて記録を行うインクジェットヘッドとを
含むことを特徴とするヘッドカートリッジにある。
【0028】以上の構成および方法によって、従来、小
型で単純形状に限られた下側のフタを溶着するタイプで
は、達成できなかった大型、複雑形状に対応した側壁の
フタを溶着できるようになった。
【0029】以下、本発明のインクジェット用インクカ
ートリッジおよびその製造方法の実施形態を説明する。
【0030】
【発明の実施の形態】
[実施形態1]図1は本発明の交換型インクカートリッ
ジの第1の実施形態の断面図である。図1を用いて簡単
にインクタンクの動作説明をする。
【0031】本インクカートリッジ1は、いわゆる半生
インクタンクと呼ばれるものであり、インクを収納する
実質的に密閉状態のインク収容部としてのインク収納室
16と連通口20のみを介して連通する負圧発生部材1
4を収納する負圧発生部材収容部としての負圧発生部材
収納室34とここから大気を導入する大気連通口30
と、その開口と負圧発生部材14間にあって大気を保持
するバッファ部17から概略構成されている。負圧発生
部材収納室34には、インクをヘッドに供給するための
開口部、インク供給口12があり、この開口とヘッドの
供給管(不図示)はフリージョイントで結合される。負
圧発生部材14には、初期インクが十分に充填されてお
り、インクを供給開始すると、負圧発生部材14に保持
されたインクが消費される。さらにインクを消費する
と、インクレベル36は、大気導入路35に到達する
が、この時点でインク収納室16に大気が導入され、そ
の分のインクが負圧発生部材収納室34に供給され、イ
ンクレベルを同レベルに維持しながら、気液交換を行な
いインク収納室16のインクを全て使用することにな
る。その後、インクをさらに消費し続けると、負圧発生
部材14に残っているインクを使用しつくしインク切れ
となり、インクカートリッジは交換される。
【0032】ここでのタンクの性能上重要なポイント
は、それぞれの収納室が所定の連通部以外で完全に密閉
されることと、負圧発生部材14が、所定のインクカー
トリッジの壁2に密着することである。本発明におけ
る、いわゆる半生インクタンクは、タンクのインク容積
率を高め、ヘッドにかかる負圧を安定的制御する。
【0033】図2は図1のインクカートリッジおよびヘ
ッドカートリッジと、これらを搭載してスキャンするキ
ャリッジの斜視図である。
【0034】図2に示すように、本実施形態のインクカ
ートリッジ1は、インクジェットヘッド101と連結す
るための開口部4でフリージョイントされた構成になっ
ている。100はヘッド101とカートリッジ1が搭載
されるキャリッジであり、103はキャリッジの位置決
めリブであり、インクカートリッジ1がそれぞれセット
される際のスペース区分や位置決め、キャリッジスキャ
ンの際に発生する横Gに対する半固定のために利用され
る。
【0035】まず、振動溶着の説明を図3(a)〜
(d)を用いて行なう。図3(a)は本発明のインクカ
ートリッジを構成する容器2を示す断面図であり、
(b)は(a)におけるA−A線に沿う断面図であって
本発明のインクカートリッジを構成する容器2とフタ3
の溶着前の関係を示す断面図であり、(c)はフタ3と
容器2の接合部を拡大して示す断面図であり、(d)は
溶着後の接合部を拡大して示す断面図である。
【0036】いま、フタ3は図示しない上治具にセット
され、容器2は図示しない下治具にセットされている。
溶着工程時は、容器2およびフタ3が接触した状態で上
治具が図中、左右方向に振動する。フタ3と容器2の接
合部の拡大した図3(c)において、接合部5におい
て、摩擦が発生し、このとき発生する摩擦熱によりフタ
3および容器2は溶融される。上治具9は所定の圧力で
フタ3を容器2に加圧しており、溶融が進むにしたが
い、フタ3と容器には所定の位置関係まで溶着される。
振動は図3(d)まで溶着が進んでから停止しその状態
で溶着部の温度が下がり再び凝固されるまで治具は固定
される。このような工程にて、振動溶着によるインクカ
ートリッジは形成されるのである。振動の条件は、タン
クのサイズ、形状、溶着量等の前提により適正な値があ
るが、本発明では、次のような設定条件により行なわれ
た。
【0037】発生する摩擦熱と熱の拡散とのバランスで
上昇温度が決まるため、振動周波数は高い方が溶着時間
を短縮できる。また、あまり高すぎるとフタ3の追従性
にかかわり、フタ3の強度にもよるが、ひずみが生じ溶
着後のタンクがゆがんでしまう場合が発生した。本発明
においては、30〜2000Hzの設定条件で、所望の
溶着は達成されたが、より工程の安定性を考慮し、10
0〜500Hzで量産対応を満足できるとした。したが
って、ベストモードとしては250Hzであった。振動
時間(ウェルドタイム)は、溶着量によるが本発明の
0.8mmをリークが発生しない程度溶かし込むのに
は、約1.0sec以上必要であることが分った。さら
に、あまり長すぎるとタンクの最終形状が設計値からは
ずれてしまうため、約20sec以下に設定した。量産
性を考慮しより好適条件は、2〜5secでるが、最適
には3.6secであることを確認した。振動後保持時
間 (ホールドタイム)は、長ければ長いほどよりよく
凝固し、形状が安定するが、実際には、0.5sec以
上であればほぼ安定域に入ることが分かった。振幅開始
のタイミングは、フタ3と容器2が接合する前からスタ
ートできるが、本発明では、接合しある程度加圧してか
ら、発振させることで、部材のあばれがより小さくなる
ことを発見した。溶着圧力は、小さいと摩擦熱の発生が
低いが大きすぎると、摩擦力が大きすぎ、容器、壁が力
負けしフタ3と容器がいっしょに振動するいわゆる壁た
おれ状態になり、これもまた摩擦熱が発生しなくなる。
したがって本発明においては、5psi以上50psi
以下の範囲に制限する必要があった。実際には量産上2
0〜40psiが好ましく、30psiが最適であっ
た。振幅は、振動周波数と関係するが、摩擦面での2部
材がある相対速度になることで、摩擦熱が効率良く溶着
部の温度を上昇させるが、本発明においては、あまり大
きすぎると、溶着しろからはみ出てしまうため、3mm
以下に設定した。また、あまり小さすぎると溶融温度に
達しないため、0.5mm以上とした。より好適な条件
としては、1〜2.5mmであり、ベストモードは1.
75mmであった。
【0038】またフタ3と容器2は、相対的に動けば良
いが通常、部材の小さく軽い、または強度の大きい方が
振動の追従性が良いため、フタ3を加振側の治具にセッ
トするのが好ましい。部材の材料としては、本発明の場
合は、ポリプロピレン(PP)を用いたが、他の材料と
しては、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリカーボン、
ポリフェニレンオキシド(ノリル:GE社の商標名)、
ABS(アクリロニトリルブタジエンスチレン)、PE
T(ポリエチレンテレフタレート)等樹脂材料の他、金
属やガラス等でも摩擦熱により部材の溶融温度まで昇温
させる条件で熱溶融するものであれば基本的にはいかな
る材料をも使用可能である。
【0039】溶着条件の中で、インクカートリッジの形
状にかかわる重要な要素の一つは、振動の方向である。
本実施形態の図1の形状の場合、y方向に振動するとy
方向と同じ方向をなす壁はたおれがほとんどないため、
溶着性はきわめて良好になるが、垂直方向をなす壁は、
振動に対し摩擦力で倒れる状態になる。これを図4
(a)〜(f)に示す。図4(a)は本発明のインクカ
ートリッジを構成する容器を示す断面図であり、(b)
は(a)におけるA−A線に沿う断面図であって容器と
フタとの溶着前の状態を示す断面図であり、(c)は
(a)におけるB−B線に沿う断面図であって容器とフ
タとの溶着前の状態を示す断面図であり、(d)は
(a)におけるA−A線に沿う断面図であって容器とフ
タとの溶着中の状態を示す断面図であり、(e)は
(a)におけるB−B線に沿う断面図であって容器とフ
タとの溶着中の状態を示す断面図であり、(f)は振動
方向を説明する断面図である。
【0040】図4(b)および(c)のように壁2の長
手方向に振動方向yがある場合は、壁たおれがほとんど
発生せず、振幅yに対し、摩擦距離y1 は,yy1 とな
りロスがほとんどない。
【0041】しかしながら、図4(d)および(e)の
ように、振動xに対し、壁たおれx2 が生じると、実質
の摩擦距離x1 は、x1 =x−x2 となりx2 しだいで
ロスが大きくなってしまう。この場合、y=y1 ,x=
2 となり、x方向でたおれが発生する壁が溶着不良と
なる。ここで本発明のすべての容器壁の長手方向の角度
を振動方向に垂直な方向に対し角度θ=5°以上にする
と、図4(f)のように、y1 =ycos5°=99.
6[%],x1 =xsin5°=8.7×x[%]とな
り、xの方向に垂直方向に摩擦距離を生み出すことがで
き、その他の溶着条件をコントロールすることで溶着が
可能になった。実際にθは0より大きければ、本発明の
効果を得ることができるが、それぞれの壁の角度の大き
さの差が大きすぎると、溶着状態のアンバランスが生じ
あまり好ましくない。タンクのシール性が最も溶着の悪
い所で律束されてしまうからである。したがって、振幅
方向に対し、それぞれの壁をより小さく角度をもたせ差
を小さくすることが好ましい。さらに本発明では、振動
角度θがすべて45°以下になるようにすべての壁の角
度を設計した。これにより、振動エネルギーをすべての
壁に対しsin45°=70.7%以上の高効率で、し
かもバランス良く印加することができるようになった。
これは、本実施形態1を示す図1の振動方向yに対し、
45°の角度y′で振動方向を決定した際、インクカー
トリッジ1の全ての壁を振動方向に対し、45°以下に
なるように設計しており、比較的安定的な溶着が可能に
なった。
【0042】[実施形態2]さらに本発明では、より良
く溶着するために振動治具9の振動方向を各壁にθ=0
°とし、その振動方向を変えながら振動溶着する方法を
提案している。発振している途中であれば、溶着部はど
ろどろに溶けた状態であるため、あらゆる方向(例えば
回転方向)に振動方向を変えながら、溶着することが可
能であるが、インクカートリッジ1の容器2の壁部の持
つ壁の長手方向に対してのみ振動を与えることでより効
率の良い溶着が行なえる。振動方向を限定することは、
それ以外のロスの多い角度に対して振動するというロス
をなくすことで、単位時間当りの摩擦熱発生量を増加さ
せ、はやく、材料の溶融点に到達することができる。
【0043】[実施形態3] 図1における、補強リブ11により、本実施形態1にお
いてわずかではあるが、エネルギーロスの発生をより少
なくすることが可能となった。すなわち、容器壁2に対
し外側は、図示しない下治具によって密着されるため、
外側へ壁をたおす力に対しては防ぐことが可能である
が、内側にたおそうとする力に対しては従来壁の厚さを
厚くすることなどで対応していた。しかしながら、壁を
厚くする分、インクカートリッジのタンク内容積に対す
るインクの貯留率が減少し、タンクコストに対するイン
ク使用量が減ってしまうという問題があった。本発明
は、この点を鑑み壁を厚くする壁の体積増加分より少な
い体積の補強リブ11を壁2に設けることで壁のたおれ
を防止することができるようになった。さらに特筆すべ
きは、図3(a)で示す補強リブ11のように、台形補
強リブ11形状を採用することで、強度を持たせつつ複
雑なインク収容部16の形状であってもインクの流れC
がスムーズになりインク残留量がきわめて少ないインク
カートリッジを実現することができたのである。
【0044】[実施形態4]本実施形態のように負圧発
生部材14をタンク壁2に十分密着させて有効なタンク
特性を発生させるインクカートリッジにおいては、この
部分において、実施形態3を採用することができない。
このため本実施形態において、図5(b)に示すよう
に、負圧発生部材14を収納する部分の容器の壁11の
一部または全部において、L字型の治具クランプ部18
を設け、これを下治具8に固定し内側に壁たおれが生じ
るのを防止することができる。図5(a)および(b)
はそれぞれ振動溶着時の壁倒れ防止手段を説明するため
の図であって、(a)は後述の実施形態5に示すように
インクカートリッジの開口部から治具を挿入して壁倒れ
を防止する場合を示す断面図であり、(b)は(a)に
おけるC−C線に沿う断面図である。図5(b)では、
L字型の治具クランプ部18を示すが同様な機能を持つ
ように形状を変えて、下治具と一体となるようにクラン
プするものであればどのようなものでも良い。さらに、
この部分は、溶着後不必要であれば除去すれば良い。
【0045】[実施形態5]本発明での実施形態4と同
様に、負圧発生部材収容部等の壁内側に補強リブを設け
られないケースでは、図5(a)に示すように、タンク
開口部からL字クランプ治具19を挿入し容器壁2が内
側にたおれるのを防止する方法がある。これは、開口部
から遠い部分に関しては採用しずらいが、実施形態4の
ように、溶着後の削除工程の必要がないため、より効果
的な方法である。
【0046】[実施形態6]本実施形態はタンクに用い
る材料を同じまたは、同融点のものを用いる構成もしく
は、各材料のそれぞれの融点よりも溶着温度が高くなる
ように溶着条件を制御する溶着方法である。
【0047】本発明で用いる横振動により溶着する振動
溶着方法は、図6に示すように、横方向に振動を加える
ため、図6左方向へフタ3を振動させた場合、負圧発生
部材14を溶着部5に引き込み、結果的に溶着部にはさ
み込まれた状態となるため、タンクのシール性が損なわ
れる。これは、次の理由から、特に可能性が高い。つま
り、溶着工程をより効率良く短時間で行なうことが量産
上好ましいが、このために振幅をより大きくすることが
効果的である。また、フタ3と負圧発生部材14の密着
性を高めるために、溶着終了後の壁2の高さより、負圧
発生部材14を高くすることが機能的に望ましい。しか
しながら、前述2点は、ともに溶着部でのはさみ込みの
可能性を助長するもので、量産性とタンクの密閉性は相
反するものであった。しかしながら、本発明で、はさみ
込んだ部材ともに溶融してしまうことで一体化し溶着部
のシール性を確保できるようにしたため、量産性とシー
ル性を両立させることが可能となった。
【0048】[実施形態7]タンク壁と負圧発生部材の
密着性や負圧発生部材の密度分布はインクジェット用の
タンクとしての性能にとってきわめて重要なファクター
である。本実施形態においては、その密着性や密度分布
の制御を溶着工程時に効率良く行なうものである。
【0049】図7におけるインクカートリッジの断面図
において、斜線部は、記録ヘッドへのインクの供給性
と、ヘッドからのインクたれ等に対する信頼性で重要な
意味を持つエリアである。このエリア1)およびエリア
2)は、気液交換部20を外気から負圧発生部材14で
遮断することで負圧発生部材14における負圧を発生さ
せ、記録ヘッド101に所望の負圧を与えることができ
る。また、エリア2)において、他の負圧発生部材の密
度を高めることで、インク保持性を高め、記録ヘッド1
01へのインク供給性を安定させるものである。このた
め、本実施形態では振動溶着時の最後のストローク方向
を矢印D方向にて振動停止させることで、エリア1)お
よび2)とインクタンクの容器壁2との密着性を安定さ
せ、エリア2)においての密度を比較的高くすることを
実現している。この方法によって、溶着工程中でタンク
性能を高めることが可能になった。
【0050】[実施形態8]図7におけるスポンジクラ
ンプバー15aおよび15bは、負圧発生部材14を振
動する側の部材、本実施形態ではフタ3側に少なくとも
1つのクランプバーでクランプすることで負圧発生部材
14の動きをより制御しやすくし、実施形態7における
効果をより高めたものである。さらにスポンジクランプ
バーを少なくとも2つ以上設けることで負圧発生部材1
4に回転方向の力がかかり、所望以外の部分で前記エリ
ア1)および2)が生じないように拘束しないものであ
る。
【0051】ここで、クランプバーは負圧発生部材を挿
入する方向にのびた形状であることが重要であり、負圧
発生部材を容器に収容する際の邪魔にならないことが望
ましい。
【0052】[実施形態9]本実施形態における振動抑
制ピン21と、抑制筒22を図1,図2に示す。これに
より、ピンと筒の係合で可動できるエリアを規定できる
ため、横振動溶着でより必要以上の振幅がかかり溶着エ
リアをはみ出して溶着されたり、溶着バリが多く出たり
するのを防ぎ、容器2とフタ3の位置関係を精度良く制
御することが可能となった。
【0053】この際の可動域はピンの外径と筒の内径に
よって規定されるが、先に説明した振幅のベストモード
1.75mmで規定できるよう前記径の差を1.75m
m程度にすることが好ましいが、前述したレベルの振幅
規定で規定する程度でも良く、3mm以下程度のマージ
ンをもった値でも十分効果が得られる。
【0054】[実施形態10]振動を発生する上治具9
とフタ3が完全に一体化して振動することが溶着効率上
望ましいが、フタの強度不足等の要因でフタにゆがみが
生じ、一体化が不十分になる場合がある。この傾向は、
溶着性を高めるために、振動数と振幅を高めれば高める
ほどフタ3が強度不足により追従できなくなり振動の伝
達効率が低くなる。図8(a)でこの様子を示す。いま
振動方向Bが加わったとき、上治具9の移動に対し、フ
タ3への伝達点は右側のフタの側部しかないため、フタ
がゆがみフタ3全体にエネルギが伝達されるまでに時間
がかかり、フタ左側では伝達の遅れで移動量xに対し
x′分少なくなる。図8(a)では、この現象を極端に
示すものであるが、周波数が高い領域また、フタが大き
いサイズになれば実際にかなりな伝達ロスが生じること
になり、溶着不良が発生しやすい。さらに、この場合フ
タの固有振動数と溶着振動が同じまたは倍数関係になる
と共振を起こし、フタ3の一部に異常に大きい応力がか
かりクラックが発生したりする。図8(b)では上治具
9とフタ3を一体化促進機構をもたせ、上記問題点を解
決した。すなわち、微小ツメ23でフタ3の全体を振動
方向に対し固定することで一体化を高めた。さらに、バ
キューム口24で上治具9とフタ3を密着させさらに一
体化状態を生み出した。この2点のいずれかだけ採用す
ることでも効果を発揮することができ、より量産性と信
頼性を満足することが可能となった。
【0055】[実施形態11]本実施形態では、本発明
のインクカートリッジの溶着が完全になされているかど
うかの検査に関するものである。前述した本発明の構成
は、図9のように、溶着しろが外周部26とパーティシ
ョン部27からなっている。通常、溶着シール性をチェ
ックする方法は、インク注入口31と大気連通口30を
密閉しインク供給口4よりエアを圧入し、その後タンク
内圧変化を測定することでリークしていないかどうかを
調べるが、本発明のようにパーティション部27を溶着
する構成の場合、パーティション部27での溶着性をチ
ェックする方法がなかった。そのため、リークチェック
をする際のエアを大きな圧力にすることで、パーティシ
ョン部に応力をかけ、破壊しないものを良品とする等、
部品にダメージを与える方法などを行わざるを得なかっ
た。これは、本タンク構成がインク収納部16および負
圧発生部材14を収納する部分とからなり連通路20で
つながっているためであるが、この構成をとるタンクに
おけるパーティション部のシール性は機能上必須であ
る。
【0056】しかしながら、この溶着状態がチェックで
きないため、インク注入後不良が発見されるため、不良
品に無駄な工程を加えることになっていた。
【0057】しかしながら、図10のように、溶着部分
に関しては、一つの輪の形状をとることで上記問題を解
決した。すなわち、単純な輪溶着部で、溶着部の分岐部
分をなくしたことで前記と同様のリーク検査で溶着性が
確認され、不良品を次工程に流す前にチェックすること
ができるようになった。
【0058】また、同様に、図11のようにインク収納
部溶着ライン28と、負圧発生部材バッファ部溶着ライ
ン29を2輪に分割することでも効果を得ることができ
るが、さらにこの構成においては、収納するインクの表
面張力の小さいインク(35m/m以下)の場合におい
て有効である。つまり、表面張力の小さいインクの場
合、毛細管力が非常に強いため、溶着の際に発生する溶
着バリにしみ込んでインク収納部のインクが負圧発生部
材14やバッファ部16にどんどん移動してゆく場合が
あるのである。しかしながら、図11のように溶着部が
おのおの独立に閉じた輪の構成をとることで、インクの
移動が防げ、保存安定性の高いインクカートリッジにな
る。この際連通部20はBB断面に示すように、壁2の
中間に溶着部から隔離される。この連通部20は、容器
2の仕切壁に切欠部を形成し、この容器2にフタ3を取
り付けることにより、開口として形成することができ
る。また、モールド成形時にスライドゴマを用いること
により仕切壁の内部に開口や、仕切壁の溝等の凹部を形
成することができる。
【0059】[実施形態12]図3におけるバリ溝6
は、溶着の際溶着部から溶融して出る溶融物によるバリ
を外側に出ぬよう閉じ込めると同時に、この溝のバリの
毛管力を利用して接着剤を流し込み溶着部全周に接着剤
をいきわたらせ、溶着性の低いまた、溶着不良品をリカ
バリーするための構造で、また単に、良品の信頼性を高
めるのにも利用できる。さらに、このバリにインクが付
着し、タンク全周に毛管力によって拡がるのを防止する
手段として、バリの一部だけ、接着剤や封止剤をつける
ことも、ユーザーの手を汚すことを防ぐ有効手段であ
る。さらに、このバリ溝が外周のバリすべてを覆うこと
でもユーザーの手をインクで汚すことを防止することが
できる。
【0060】[実施形態13]図1において、供給口1
2は、容器2とフタ3によって構成される。この供給口
は、インクカートリッジの物流の際には、Alシール等
の封止部材により、密閉される。しかし、2部材で形成
された供給口12の溶着部が十分密着していないと、A
lシールで封止してもその溶着部の浮きからインクがリ
ークしてしまう。このため本発明においては、溶着部の
浮きが生じても供給口12の封止しろ32が完全に閉じ
た形状をなすよう溶着浮き量以上に供給品溶着しろ33
を高くしている。さらに信頼性を高める構成として、こ
の供給口溶着しろの幅をZ=0.2〜1.5mmにして
リークのないようにしている。
【0061】本発明は、図13に示されるフタ部材が横
側面ではなく、下から溶着されるような形態のタンク等
においても、有効である。
【0062】また、本実施形態は、負圧発生部材を持た
ない、主にインクのみを収納するインクカートリッジや
インク収納部を持たない負圧発生部材収納部のみのイン
クカートリッジにおいても、本発明は有効である。
【0063】また、実施形態で挙げる構成は単独でも従
来例に比べて十分有効であるが、いくつかまたは全て組
み合わせることで、さらに効果を高めることも可能であ
る。
【0064】図12は本発明に係る上記インクカートリ
ッジを用いたインクジェット記録装置としてのプリンタ
を示す斜視図である。
【0065】図12において、1101はプリンタであ
り、1102はプリンタ1101のハウジングの上面前
部に設けられた操作パネル部であり、1103は上記ハ
ウジングの前面の開口から装着される給紙カセットであ
り、1104は給紙カセット3から供給された紙(被記
録媒体)であり、1105は上記プリンタ1101内の
紙搬送経路を通って排出された紙を保持する排紙トレー
である。1106はその断面がL字状の本体カバーであ
る。この本体カバー1106は、上記ハウジングの右前
部に形成された開口部1107を覆うものであって、蝶
番1108によって開口部1107の内側端部に回動自
在に取り付けられている。また、上記ハウジングの内部
には、ガイド等(不図示)に支持されたキャリッジ11
10が配設されている。キャリッジ1110は、上記紙
搬送経路を通過する紙の幅方向、すなわち不図示ガイド
等の長手方向に沿って往復移動可能に設けられている。
【0066】本実施形態におけるキャリッジ1110
は、ガイド等によって水平に保持されるステージ111
0aと、このステージ1110a上であってガイドの近
傍に形成されインクジェットヘッドを装着するための開
口部(図示略)と、この開口部の前方のステージ111
0a上に装着されたインクカートリッジ3Y,3M,3
Cおよび3Bkを収容するためのカートリッジガレージ
1110bと、このガレージ1110bに収容されたカ
ートリッジの離脱を防止するためのカートリッジホルダ
1110cとから概略構成されている。
【0067】上記ステージ1110aは、その後端部に
おいて上記ガイドにより摺動自在に支持されると共に、
その前端部の下側は図示しないガイド板上に搭載されて
いる。なお、このガイド板は上述の紙搬送経路を搬送さ
れる紙の浮き上がりを防止するための紙押え部材として
機能するものでもよく、また紙の厚さに応じてステージ
をガイドに対して片持ち状に持ち上げる機能を有するも
のでもよい。
【0068】上記ステージ1110aの開口部にはイン
クジェットヘッド(不図示)がそのインク吐出口を下側
に向けた状態で装着されるようになっている。
【0069】上記カートリッジガレージ1110bは、
4個のインクカートリッジ3Y,3M,3C,3Bkを
同時に収容するための貫通口が前後方向に形成され、外
側の両側部にはカートリッジホルダ1110cの係合爪
が係合する係合凹部が形成されている。
【0070】上記ステージ1110aの前端部には、蝶
番1116によって上記カートリッジホルダ1110c
が回動自在に取り付けられている。上記ガレージ111
0bの前端面から上記蝶番1116までの寸法は、上記
カートリッジ3Y,3M,3C,3Bkがガレージ11
10b内に収容された際にガレージ1110bの前端部
から突出する寸法等を考慮して定められる。上記カート
リッジホルダ1110cは概略矩形の板状である。カー
トリッジホルダ1110cには、上記蝶番1116によ
って固定された下部から離れた上部の両側部に板面に直
交する方向に突出し、かつ、ホルダ1110cが閉じら
れた際に上記ガレージ1110bの係合凹部1110d
に係合する一対の係合爪1110eが設けられている。
また、ホルダ1110cには、その板部に上記各カート
リッジ3Y,3M,3C,3Bkの取手部を嵌合するた
めの嵌合孔1120が形成されている。これら嵌合孔1
120は上記取手部に対応する位置、形状および大きさ
を有している。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のインクジ
ェット用交換型インクカートリッジは、非常に少ない部
品点数を極めて簡単な製造方法によるローコストで大容
量化、形状の複雑化に対し十分な性能を維持して実現
し、同時に、ユーザーハンドリングの問題も解決した。
【0072】特に、インクタンクのシート性の信頼性を
高めた上で、インク供給性や負圧特性、保存性に対して
も改善することが実現した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の交換型インクカートリッジの第1の実
施形態の断面図である。
【図2】図1のインクカートリッジおよびヘッドカート
リッジと、これらを搭載してスキャンするキャリッジの
分解斜視図である。
【図3】(a)は本発明のインクカートリッジを構成す
る容器とフタの溶着前の関係を示す断面図であり、
(b)は(a)におけるA−A線に沿う断面図であり、
(c)は(b)におけるB部で示すフタと容器の接合部
を拡大して示す断面図であり、(d)は(b)における
B部で示す溶着後の接合部を拡大して示す断面図であ
る。
【図4】(a)は本発明のインクカートリッジを構成す
る容器を示す断面図であり、(b)は(a)におけるA
−A線に沿う断面図であって容器とフタとの溶着前の状
態を示す断面図であり、(c)は(a)におけるB−B
線に沿う断面図であって容器とフタとの溶着前の状態を
示す断面図であり、(d)は(a)におけるA−A線に
沿う断面図であって容器とフタとの溶着中の状態を示す
断面図であり、(e)は(a)におけるB−B線に沿う
断面図であって容器とフタとの溶着中の状態を示す断面
図であり、(f)は振動方向を説明する断面図である。
【図5】(a)および(b)はそれぞれ振動溶着時の壁
倒れ防止手段を説明するための図であって、(a)はイ
ンクカートリッジの開口部から治具を挿入して壁倒れを
防止する場合を示す断面図であり、(b)は(a)にお
けるC−C線に沿う断面図である。
【図6】(a)は本発明のインクカートリッジを構成す
る容器とフタの溶着前の関係を示す断面図であり、
(b)は(a)におけるA−A線に沿う断面図であり、
(c)は(b)におけるB部で示すフタと容器の接合部
を拡大して示す断面図である。
【図7】振動溶着時の最後のストローク方向を説明する
ためのインクカートリッジの構成を示す断面図である。
【図8】(a)は振動数と振幅を高めれば高めるほどフ
タ3が強度不足により追従できなくなり振動の伝達効率
が低くなる状態を示す断面図であり、(b)は上治具と
フタを一体化促進機構を示す断面図である。
【図9】分岐のない溶着ラインによる溶着チェックの状
態を示す断面図である。
【図10】分岐のない溶着ラインによる溶着チェックの
状態を示す断面図である。
【図11】分岐のない溶着ラインによる溶着チェックの
状態を示す断面図である。
【図12】本発明のインクカートリッジを用いたインク
ジェット記録装置としてのプリンタを示す斜視図であ
る。
【図13】(a)および(b)は本発明のインクカート
リッジの製造方法の適用が可能なインクカートリッジを
示す図であって、(a)は断面図であり、(b)は分解
斜視図である。
【符号の説明】
1 インクカートリッジ 2 インクインクカートリッジ 3 フタ 4 インク供給口 5 接合部 6 バリ溝 7 負圧発生部材 8 下治具 9 上治具 10 溶着部 11 補強リブ 12 インク供給口 13 インク供給部壁 14 負圧発生部材 15a,15b 負圧発生部材クランプバー 16 インク収納部 17 バッファ部 18 治具クランプ部 19 L字クランプ治具 20 連通路 21 振動抑制ピン 22 振動抑制筒 23 微小ツメ 24 バキューム口 25 バキューム管 26 溶着外周部 27 溶着パーティション部 28 溶着インク収納部 29 溶着負圧発生部材収納部 30 大気連通口 31 インク注入口 32 供給口溶着しろa 33 供給口溶着しろb 34 負圧発生部材収納部 35 大気導入路 36a 初期インクレベル 36b 気液交換時インクレベル 37 パーティション壁 38 非インク領域 39 インク注入口 40 注入口封止部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 益田 和明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−47686(JP,A) 特開 平1−227496(JP,A) 特開 昭62−284729(JP,A) 実開 平1−172918(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/175

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大気連通口およびインクジェットヘッド
    にインクを供給するためのインク供給口を有すると共に
    負圧発生部材が収納される負圧発生部材収納室と、この
    負圧発生部材収納室に供給されるインクを直接収納する
    インク室と、これら負圧発生部材収納室およびインク室
    を仕切る仕切壁と、この仕切壁の一部を利用して構成さ
    れ、前記負圧発生部材収納室および前記インク室を連通
    する連通部とを備えたインク収容部と、 前記インク収容部の一側面を覆う蓋体とを有して構成さ
    れるインクジェット用インクカートリッジにおいて、 蓋体は前記仕切壁を挟んで対向して前記外周壁との接触
    長が最大となる一対の横側面の一方を構成するものであ
    り、 前記仕切壁および前記インクカートリッジの外周壁には
    壁に交差する方向に複数のリブが設けられており、 前記蓋体と、前記インク収容部の仕切壁および外周壁と
    が機械振動による摩擦熱によって溶着一体化されている
    ことを特徴とするインクジェット用インクカートリッ
    ジ。
  2. 【請求項2】 前記インク収容部の外周壁のうちの長辺
    と振動方向との角度θが90°未満であることを特徴と
    する請求項1に記載のインクジェット用インクカートリ
    ッジ。
  3. 【請求項3】 前記角度θが45°以下であることを特
    徴とする請求項2に記載のインクジェット用インクカー
    トリッジ。
  4. 【請求項4】 前記振動方向は複数であることを特徴と
    する請求項1から請求項3の何れか1項に記載のインク
    ジェット用インクカートリッジ。
  5. 【請求項5】 前記仕切壁および前記インクカートリッ
    ジの外周壁の長辺方向と前記振動方向との角度θが90
    °以下であり、前記仕切壁および前記インクカートリッ
    ジの外周壁に前記リブが設けられていることを特徴とす
    る請求項1に記載のインクジェット用インクカートリッ
    ジ。
  6. 【請求項6】 前記インクカートリッジの外周壁には、
    機械振動を付与するための装置にインクカートリッジを
    固定するための固定構造が設けられていることを特徴と
    する請求項1に記載のインクジェット用インクカートリ
    ッジ。
  7. 【請求項7】 前記インクカートリッジの外周壁および
    仕切壁と、前記蓋体の一面とは同一材料から形成されて
    いることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット
    用インクカートリッジ。
  8. 【請求項8】 前記インクカートリッジの外周壁および
    仕切壁を形成する材料の融点と、前記蓋体の一面を形成
    する材料の融点とは、同一であることを特徴とする請求
    項1に記載のインクジェット用インクカートリッジ。
  9. 【請求項9】 前記インク収容部は前記振動の振幅を抑
    制する手段を有することを特徴とする請求項1に記載の
    インクジェット用インクカートリッジ。
  10. 【請求項10】 前記振幅抑制手段は、前記インク収容
    部に設けられた係合手段と、前記蓋体に設けられ、かつ
    前記係合手段により係合される被係合手段とを含むこと
    を特徴とする請求項9に記載のインクジェット用インク
    カートリッジ。
  11. 【請求項11】 前記振動による溶着時に発生する外部
    溶着バリを覆い隠す手段を有することを特徴とする請求
    項1に記載のインクジェット用インクカートリッジ。
  12. 【請求項12】 前記負圧発生部材を前記負圧発生部材
    収容部に固定する部材を少なくとも1つ有することを特
    徴とする請求項1に記載のインクジェット用インクカー
    トリッジ。
  13. 【請求項13】 インクジェットヘッドに供給するイン
    クを収容し、かつインク収容部本体と蓋体とからなるイ
    ンク収容部を有するインクジェット用インクカートリッ
    ジの製造方法において、 前記インク収容部本体と前記蓋体とを重ね合わせた後、
    前記インク収容部本体と前記蓋体とに振動を与える振動
    治具と、前記インク収容部本体と前記蓋体との間にスベ
    リの発生を防止する手段とを用い、該インク収容部本体
    と蓋体とに振動を与えて接触部分に摩擦熱を発生させる
    ことにより、インク収容部本体と蓋体とを溶着一体化す
    ることを特徴とするインクジェット用インクカートリッ
    ジの製造方法。
  14. 【請求項14】 前記スベリ防止手段はバキューム吸着
    を利用するものであることを特徴とする請求項13に記
    載のインクジェット用インクカートリッジの製造方法。
  15. 【請求項15】 前記振動による溶着時に発生する外部
    溶着バリに封止剤または接着剤をしみ込ませることを特
    徴とする請求項13に記載のインクジェット用インクカ
    ートリッジの製造方法。
  16. 【請求項16】 インクジェットヘッドに供給するイン
    クを収容するインク収容部と、該インク収容部とは連通
    部を介して連通し、かつインクを吸収保持する負圧発生
    部材を収容する負圧発生部材収容部と、該負圧発生部材
    収容部および前記インク収容部とを覆う蓋体とを含むイ
    ンクジェット用インクカートリッジの製造方法におい
    て、 前記インク収容部および前記負圧発生部材収容部と蓋体
    とを重ね合わせた後、該インク収容部および前記負圧発
    生部材収容部と蓋体とに振動を与えて接触部分に摩擦熱
    を発生させることにより、前記インク収容部および前記
    負圧発生部材収容部と前記蓋体とを溶着一体化し、前記
    振動により形成される溶着ラインは分岐を有しないこと
    を特徴とするインクジェット用インクカートリッジの製
    造方法。
  17. 【請求項17】 前記振動により形成される溶着ライン
    は、前記インク収納部と前記負圧発生部材収容部とで独
    立して形成されることを特徴とする請求項16に記載の
    インクジェット用インクカートリッジの製造方法。
  18. 【請求項18】 請求項1から請求項12の何れかに記
    載のインクカートリッジと、該カートリッジからインク
    の供給を受けて記録を行うインクジェットヘッドとを含
    むことを特徴とするヘッドカートリッジ。
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