JP3160492B2 - スナバ回路 - Google Patents

スナバ回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自己消弧形スイッチン
グ素子であるGTO等のターンオフ時に発生するサ―ジ
電圧の吸収及びターンオフ電圧上昇率抑制を行なうスナ
バ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ゲートターンオフサイリスタ(以
下単にGTOと記す)の大容量化が進み、既に6kv―
6kA以上の定格のGTOが発表されている。GTOが
大電流を遮断する上で重要な回路要素の1つとしては遮
断電流をバイパスさせるスナバ回路が上げられ、GTO
を用いた変換装置には、大電流を遮断する際のサージ電
圧を低く抑えるために低インダクタンスのスナバ回路が
必要となる。
【0003】図4はGTOのスナバ回路を示す回路図で
ある。スナバ回路は、GTO1のアノード極とカソード
極をバイパスするようにスナバダイオード2、スナバダ
イオード2と並列にスナバ抵抗4、そしてスナバダイオ
ード2と直列に接続されたスナバコンデンサ3とで構成
され、GTO1のターンオフ時に発生するサージ電圧の
吸収及び電圧上昇率を抑制している。又、GTO1はゲ
―ト駆動回路5によりON、OFF信号が与えられ制御
される。
【0004】以下、従来技術を図5に示す水冷式のGT
O及びスナバ回路構造を用いて説明する。GTO1は平
形素子でスタック9に組込まれ主回路導体を兼ねた水冷
ヒートシンク6i,6jに挟まれ冷却される。
【0005】スナバ回路は、まず、導体8aによりGT
O1のアノード極となる水冷ヒートシンク6jからスナ
バダイオード2Aのアノード極に接続される。スナバダ
イオードは回路電圧に合せて直列数が決定され、本図の
場合は片面冷却で、同形状でも電極構成が互いに逆極性
の三角ベース形ダイオード2A、2Bを水冷ヒートシン
ク6kを介して2直列構成と成っている。尚、冷却系統
は本発明とは直接関係しないので省略している。
【0006】スナバダイオード2Bのカソード極は導体
8bを用いてスナバコンデンサ3に接続され、スナバコ
ンデンサ3の反対側極から導体8cによりGTO1のカ
ソード極となっている水冷ヒートシンク6iに接続さ
れ、スナバ抵抗4は図のように導体8b、8c間に接続
される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図6にGTOをターン
オフした時のGTOを流れる電流変化IT とGTOの電
圧波形V、スナバ電流ISを示す。GTOがターンオフ
するとGTO電流が急激に減少する(即ち、スナバ回路
電流ISが急激に増加する。)下降時間において発生す
るスパイク電圧VDSP は、スナバコンデンサの充電電
圧、スナバ回路内インダクタンスによる発生電圧、スナ
バダイオードの順回復電圧、その他スナバ回路内抵抗分
による電圧降下の主に4つの電圧成分の和で構成され
る。その値はGTO素子が許容する所定のレベル以下に
抑える必要がある。これは、スパイク電圧VDSP が所定
値以上となった場合はGTOが故障し、装置としての機
能を維持できなくなるためである。
【0008】しかし、現在までの技術レベルでは狙った
回路インダクタンスの最小化が実際の構造物で実現でき
たか否かは、変換装置を作り上げた後に実際に電流を遮
断して初めて評価てきるものでしかなく、スパイク電圧
DSP を所定値以下に抑えられない場合は、再度設計を
見直しするか、又はスパイク電圧VDSP が所定値以下と
なるような遮断電流を装置定格とし、GTOの遮断能力
を十分発揮できない装置設計となっていた。
【0009】現在、スパイク電圧VDSP を構成する前述
の4つの電圧成分の中でスナバコンデンサの充電電圧以
外では、スナバ回路内インダクタンスで発生する電圧成
分によるものが大きいことが分っているので、使用回路
部品自身の低インダクタンス化と、回路配線構造による
有効インダクタンスの最小化が設計要素となる。
【0010】現在広く用いられている導体有効インダク
タンスを求める計算式は次の通りである。有効インダク
タンス計算式は、
【0011】
【数1】 Leff =L−M ……(1) 自己インダクタンス式 L=2l{loge(2l/R)−1+(R/l)}(nH)……(2) 相互インダクタンス計算式 M=2l{loge(2l/D)−1+(D/l)}(nH)……(3) ただし、 l>>R,l>>D l:母線長(cm) R:自己幾何学的平均距離(cm) D:相互幾何学的平均距離(cm) 図7に示す往復方形母線ではRとDは次式で与えられ
る。
【0012】
【数2】R=0.2235(a+b):近似式 logeD=1/2・{(c+2a)/a}2 logeR
c+2a−{(c+a)/a}2 logeRc+a k+1/2・
(c/a)logeR ただし、 Rc+2a:b(c+2a)なる方形の自己幾何学的平
均距離 Rc+a :b(c+a)なる方形の自己幾何学的平均距離 Rc :bcなる方形の自己幾何学的平均距離 以上より、図7に示す方形往復母線の往復の有効インダ
クタンスは、 Leff =2(L−M) =4lloge(D/R)(nH) ……(4) 即ち、有効インダクタンスを小さくするには、自己幾何
学的平均距離Rを大きくすれば良く、具体的には、母線
の同一平面を広くすれば良い。また、相互幾何学的平均
距離Dを小さくすれば良く、具体的には往復母線の間隔
を小さくするのが良いことが分る。
【0013】さらに言えば、電流の流れで発生する磁界
を打消すように導体を構成すれば良い。近年、GTOは
大容量化傾向にあり、しかも高電圧化と大電流化が同時
に求められている。特に、スナバダイオードの選定で
は、不必要なGTO陽極電圧のアンダーシュートを除去
するためにダイオードの逆回復電荷Qrrの小さい高速ダ
イオ―ドを使用する必要があり、そのような高速ダイオ
ードはヒートシンクに直接ねじ込むスタッド形ダイオ―
ドやボルト取付けの3角ベース形ダイオードとなってい
た。
【0014】しかしこのようなタイプのダイオードは容
量が小さく、高電圧化、大電流化に対応させるために、
これらのダイオードを直並列接続して使用していた。図
5に示す従来のスナバ回路構成図のように、スナバダイ
オードを3角ベース形の高速ダイオードで、直列数が2
の場合では、3角ベ―ス形ダイオードの一方の電極が、
ダイオードを冷却体に取付ける取付面、他方の電極が鍵
形端子となっているので、導体を接続した際に、導体の
自己インダクタンスを打消すように作用する相互インダ
クタンスが殆ど期待できない。つまり、電流の流れる方
向とは逆方向にしかも平行するような導体構成ができな
い。また、ダイオードを2個直列にしたためにスナバ回
路の導体ループが大きくなり、低インダクタンス化構造
をさらに困難にしていた。当然のことながら高電圧化は
耐電圧能力を維持する必要から絶縁設計のため装置の大
形化を余儀なくされ、益々低インダクタンス化スナバ回
路小構造が困難であった。
【0015】次に、多並列スナバ回路の作用を以下に説
明する。GTOをオフしたときの電流は数千A、そのと
きの時間変化は数千A/μsecに達するので、スナバ
電流の分流アンバランスは、スナバ回路を構成する各部
品の分担電圧に大きく影響する。仮に配置を非対称とし
た場合、回路インダクタンスの小さい回路に電流が流れ
易くなり、大きな電流がそのスナバコンデンサに流れ込
んで充電電圧を引上げ、スナバダイオードの順回復電圧
も引上げられてしまう。一方回路インダクタンスの大き
い方に流れる電流は少ないが、回路インダクタンスが大
きいためによる発生電圧は高くなり、双方のスナバ回路
電圧が高くなってバランスする。従って、せっかく並列
にしても効果的なスパイク電圧VDSP の低減を達成でき
ない。
【0016】図8はGTO1のヒートシンク6jの側面
に直接スナバダイオード2を取付けている従来のスナバ
回路構造の他の実施例を示す。図5と比較してスナバ導
体の接続距離が短くなっているが、この場合も導体の構
造上、自己インダクタンスを打消す相互インダクタンス
が小さいので、導体による有効インダクタンスは小さく
ならない。
【0017】よって本発明の目的は、GTO電流が急激
に減少する下降時間において発生するスパイク電圧V
DSP の低減にとって重要なスナバ回路の有効インダクタ
ンスを低減出来る構造を具現化し、結果的に装置の小形
化、高性能化を実現できるスナバ回路を提供することに
ある。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に請求項1記載の発明は、スイッチング素子に並列接続
される少なくとも第1のスナバコンデンサとスナバダイ
オードから成る第1の直列回路と、第2のスナバコンデ
ンサとスナバダイオードから成る第2の直列回路から成
るスナバ回路において、前記スイッチング素子の中心線
に対して左右対称に配置される前記第1及び第2のスナ
バダイオードの一方の極と前記スイッチング素子の一方
の極を接続する第1の板状導体と、この第1の板状導体
と平行に配置され、前記中心線に対して左右対称に設置
される前記第1及び第2のスナバコンデンサの夫々一方
の端子と前記第1及び第2のスナバダイオードの他方の
極とを各別に接続する1対の第2の板状導体と、該1対
の第2の板状導体と平行に配置され且つ前記スイッチン
グ素子の他方の極と前記第1及び第2のスナバコンデン
サの他方の端子とを接続する凹形形状で且つ中心にスリ
ットを設けた第3の板状導体と、該第3の板状導体と前
記1対の第2の板状導体との間に前記第3の板状導体と
前記1対の第2の板状導体とに接して設けられる一対の
絶縁スペ―サを具備したことを特徴とする。
【0019】又、請求項2記載の発明は、スイッチング
素子に並列接続される少なくとも第1のスナバコンデン
サとスナバダイオードから成る第1の直列回路と、第2
のスナバコンデンサとスナバダイオードから成る第2の
直列回路から成るスナバ回路において、前記スイッチン
グ素子の中心線に対して左右対称に配置される前記第1
及び第2のスナバダイオードの一方の極と前記スイッチ
ング素子の一方の極を接続する第1の板状導体と、この
第1の板状導体と平行に配置され、前記中心線に対して
左右対称に設置される前記第1及び第2のスナバコンデ
ンサの夫々一方の端子と前記第1及び第2のスナバダイ
オードの他方の極とを各別に接続する1対の第2の板状
導体と、該第2の板状導体と平行に配置され一方の縁側
が前記スイッチング素子の他方の極に接続され1対の腕
部が前記第1及び第2のスナバダイオード側にのびてい
る凹形形状で且つ中心にスリットを設けた第3の板状導
体と、一方の縁側が前記第1及び第2のスナバダイオー
ド側にのびて前記第3の板状導体の腕部に重合わされ、
他方の縁側が夫々第1及び第2のスナバコンデンサの他
方の端子に接続される1対の第4の板状導体と、前記第
3の板状導体と第4の板状導体で構成される導体と前記
1対の第2の板状導体との間に前記第3の板状導体と第
4の板状導体で構成される導体と前記1対の第2の板状
導体とに接して設けられる1対の絶縁スペ―サを具備し
たことを特徴とする。更に、請求項3記載の発明は、前
記第3の板状導体を、中心線を境にしてスリット部で切
離されたことを特徴とするものである。
【0020】
【作用】前記のように構成された本発明によれば、スナ
バ回路電流の往復経路の互いの間隔距離は、絶縁スペー
サの固体絶縁距離、即ち絶縁スペーサの肉厚まで縮める
ことが可能となる。これにより(4)式の相互幾何学的
平均距離Dが最小化出来る。また接続導体は板状導体と
することで自己幾何学的平均距離Rを大きくしているの
で相互インダクタンスMをが最大化出来、有効インダク
タンスLeft を最小化出来る。また、GTOでは電流の
周波数が高いので、表皮効果で導体の表面を電流が流れ
るので板状導体が効率的にも適する。更に、第3の板状
導体にスリットを設けるか或いは分割しているので並列
化した各回路の電気抵抗と回路インダクタンスが均一化
し、これにより、各スナバ回路のコンデンサの充電電
圧、スナバ回路内インダクタンスによる発生電圧、スナ
バダイオードの順回復電圧、その他各スナバ回路内抵抗
分による電圧降下、の主に4つの電圧成分が最小電圧値
にてバランスするので、効果的なスパイク電圧VDSP
低減を達成できる。
【0021】
【実施例】以下、本発明を図面を参照して説明する。図
1は本発明の一実施例を示す構成図、図2はスナバ回路
を構成する一部の部品の配置関係を示した図、図3は本
発明によるスナバ回路の接続図である。
【0022】図3に示すように、スナバコンデンサ3と
スナバダイオード2の直列回路と、スナバダイオード2
に並列接続されるスナバ抵抗4から成るスナバ回路が、
GTO1に2並列となっている。
【0023】このスナバ回路は、図1に示すようにGT
Oスタック9は、GTO1と、GTO1のカソード側に
取付けられた第1の板状導体を兼ねるヒートシンク6a
と、ヒートシンク6aのGTO1の取付面とは反対側に
取付けられた絶縁座23aと、絶縁座23aのヒートシ
ンク6aの取付面とは反対側に取付けられた押え板15
と、GTO1のアノード側に取付けられたヒートシンク
6bと、ヒートシンク6bのGTO1の取付面とは反対
側の面に取付けられた絶縁座23aと、絶縁座23aの
ヒートシンク6bの取付面とは反対側に取付けられた押
え板16と、押え板15から押え板16までの各部品を
積層するスタッド17とで構成される。
【0024】スナバダイオードスタック10は、図2に
配置関係を示しているように、GTO1の中心線26に
対して左右対称に1対のスナバダイオード2と、スナバ
コンデンサ3が配置されている。
【0025】1対のスナバダイオード2のカソード側
と、1対のスナバコンデンサ3の一方の端子とを接続す
るために、第1の板状導体であるヒートシンク6aに平
行に1対の第2の板状導体8aと、この第2の板状導体
8aと平行に配置され一方の縁側がGTO1のアノード
に接続され1対の腕部が1対のスナバダイオード2側に
のびている図2に示すような凹形形状で且つ中心にスリ
ット25を設けた第3の板状導体8cと、一方の縁側が
1対のスナバダイオード2側にのびて第3の板状導体8
cの腕部に重合わされ、他方の縁側が夫々1対のスナバ
コンデンサ3の他方の端子に接続される1対の第4の板
状導体8bと、第3の板状導体8cと第4の板状導体8
bで構成される導体と、1対の第2の板状導体8aとの
間に1対の絶縁スペーサ13を設けている。ヒートシン
ク6aから押え板21までの前記各部品は、スタッド2
2によって積層加圧されている。
【0026】又、スナバ抵抗4の一方の端子は導体によ
りヒートシンク6aに接続され、他方は導体により第2
の板状導体8aに接続される。尚、前述の実施例は第3
の板状導体8cと、第4の板状導体8bとを重合わせて
寸法誤差を吸収し易くしているが、第3の板状導体8c
の腕部を長くして第4の板状導体8bを省略しても良
い。
【0027】このように構成することで、スナバ回路電
流の往復経路の互いの間隔距離は、絶縁スペーサ13の
固体絶縁距離、即ち、絶縁スペーサ13の肉厚まで縮め
ることが可能となる。これにより前述した(4)式の相
互幾何学的平均距離Dを最小に出来る。また導体8a、
8b、8cを板状導体とすることで自己幾何学的平均距
離Rを大きくしているので相互インダクタンスMが最大
化し、有効インダクタンスLeff を最小化出来る。一般
的に電流の周波数が高い場合、表皮効果で導体の表面を
電流が流れるので板状導体が効率的にも適する。また、
第3の板状導体8cは長方形ではなく、凹形形状で且つ
中央にスリットを設けているため、同一材料、同一形状
であれば並列化した各回路の電気抵抗と回路インダクタ
ンスが均一化し、スナバ回路に流れる電流とその時間変
化が均等化される。これにより、各スナバ回路のコンデ
ンサの充電電圧、各スナバ回路内インダクタンスによる
発生電圧、各スナバダイオードの順回復電圧その他各ス
ナバ回路内抵抗分による電圧降下の主に4つの電圧成分
が最小電圧値にてバランスするので、効果的なスパイク
電圧VDSP の低減を達成できる。
【0028】尚、前述の実施例では、スナバ抵抗を設け
ているが、スナバコンデンサのエネルギを別の回路に利
用したり、他の回路に回生して、スナバコンデンサに充
電エネルギが残らない場合は、スナバ抵抗を省略するこ
とも出来る。
【0029】又、前述の実施例では、スナバコンデンサ
3をGTOのアノード側に設けているが、カソード側に
設けても良い。更に、第3の板状導体に8cにスリット
を設けているが、スリット部分で切離しても同様な効果
を得ることができ、又組立作業も行ない易くなる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
GTO電流が急激に減少する下降時間において発生する
スパイク電圧の低減にとって重要なスナバ回路の有効イ
ンダクタンスを低減出来るスナバ回路を得ることがで
き、低インダクタンス化構成の実現はスナバ回路構造の
コンパクト化につながり、効果的に装置の小形化、高性
能化を可能とするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスナバ回路の一実施例を示す構成
図。
【図2】スナバ回路を構成する一部の部品の配置関係を
示した図。
【図3】本発明によるスナバ回路の回路図。
【図4】一般的なスナバ回路の構成を示す回路図。
【図5】従来のスナバ回路を示す構成図。
【図6】GTOの遮断特性図。
【図7】往復母線のインダクタンスを算出するための参
考図。
【図8】従来のスナバ回路構造の他の実施例を示す図。
【符号の説明】
1 ……GTO 2 ……スナ
バダイオード 3 ……スナバコンデンサ 4 ……スナ
バ抵抗 5 ……ゲート駆動回路 6a ……ヒー
トシンク 6b ……ヒートシンク 6i ……ヒー
トシンク 6j ……ヒートシンク 8a ……第2
の板状導体 8b ……第4の板状導体 8c ……第3
の板状導体 9 ……GTOスタック 10 ……ダイ
オードスタック 15 ……押え板 16 ……押え
板 17 ……スタッド 21 ……押え
板 22 ……スタッド 23a ……絶縁

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチング素子に並列接続される少な
    くとも第1のスナバコンデンサとスナバダイオードから
    成る第1の直列回路と、第2のスナバコンデンサとスナ
    バダイオードから成る第2の直列回路から成るスナバ回
    路において、前記スイッチング素子の中心線に対して左
    右対称に配置される前記第1及び第2のスナバダイオー
    ドの一方の極と前記スイッチング素子の一方の極を接続
    する第1の板状導体と、この第1の板状導体と平行に配
    置され、前記中心線に対して左右対称に設置される前記
    第1及び第2のスナバコンデンサの夫々一方の端子と前
    記第1及び第2のスナバダイオードの他方の極とを各別
    に接続する1対の第2の板状導体と、該1対の第2の板
    状導体と平行に配置され且つ前記スイッチング素子の他
    方の極と前記第1及び第2のスナバコンデンサの他方の
    端子とを接続する凹形形状で且つ中心にスリットを設け
    た第3の板状導体と、該第3の板状導体と前記1対の第
    2の板状導体との間に前記第3の板状導体と前記1対の
    第2の板状導体とに接して設けられる一対の絶縁スペ―
    サを具備して成るスナバ回路。
  2. 【請求項2】 スイッチング素子に並列接続される少な
    くとも第1のスナバコンデンサとスナバダイオードから
    成る第1の直列回路と、第2のスナバコンデンサとスナ
    バダイオードから成る第2の直列回路から成るスナバ回
    路において、前記スイッチング素子の中心線に対して左
    右対称に配置される前記第1及び第2のスナバダイオー
    ドの一方の極と前記スイッチング素子の一方の極を接続
    する第1の板状導体と、この第1の板状導体と平行に配
    置され、前記中心線に対して左右対称に設置される前記
    第1及び第2のスナバコンデンサの夫々一方の端子と前
    記第1及び第2のスナバダイオードの他方の極とを各別
    に接続する1対の第2の板状導体と、該第2の板状導体
    と平行に配置され一方の縁側が前記スイッチング素子の
    他方の極に接続され1対の腕部が前記第1及び第2のス
    ナバダイオード側にのびている凹形形状で且つ中心にス
    リットを設けた第3の板状導体と、一方の縁側が前記第
    1及び第2のスナバダイオード側にのびて前記第3の板
    状導体の腕部に重合わされ、他方の縁側が夫々第1及び
    第2のスナバコンデンサの他方の端子に接続される1対
    の第4の板状導体と、前記第3の板状導体と第4の板状
    導体で構成される導体と前記1対の第2の板状導体との
    間に前記第3の板状導体と第 4の板状導体で構成される
    導体と前記1対の第2の板状導体とに接して設けられる
    1対の絶縁スペ―サを具備して成るスナバ回路。
  3. 【請求項3】 前記第3の板状導体は、中心線を境にし
    てスリット部で切離されたことを特徴とする請求項1又
    は請求項2に記載のスナバ回路。
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JP5128265B2 (ja) * 2007-12-21 2013-01-23 東芝三菱電機産業システム株式会社 ヒューズ及び半導体電力変換装置

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