JP3159505U - フック付紙製壁掛け兼用卓上カレンダーケース - Google Patents

フック付紙製壁掛け兼用卓上カレンダーケース Download PDF

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Abstract

【課題】型抜きしたケース用の厚紙を所定の順序に従って組み立てるだけで接続部を糊付けすることなくカレンダー絵柄に対応するタテ型、ヨコ型2種類の紙製壁掛け兼用卓上カレンダーケースを提供する。【解決手段】紙製カレンダーケース1に窓孔を開口した表面部を中心に、左方にスタンド用切り込み6と、第1と第2のフック用切り込みならびにケース背部を結着する半月切り込みを設けた背面部7a、右方に表面部と背面部を係合する係止辺19を備え背面部やスタンド支柱を形成する面を備える。かつ表面部の三方の辺に夫々収容される複数枚のカレンダー紙葉の厚さに対応する幅の二本の折り込み線からなる8A、8B、8Cを側辺部または底辺部として備える。【選択図】図1

Description

本考案は複数枚からなる月別カレンダー紙葉を表面部に窓孔と背面部にスタンドを備える薄箱状のケース内に収容して、月毎にカレンダー紙葉を差し替えて使用する紙製卓上カレンダーケースに関するものである。
従来からこの種のカレンダーケースとしては透明の塩化ビニール等の合成樹脂や紙を素材として成形された上端に開口部を有し背面に折り畳み式のスタンドを備える薄箱状のケースが広く知られている。
実用新案登録第3063541号公報
考案が解決すべき課題
塩化ビニール等化学製品を素材としたカレンダーケースは1年間使用された後カレンダー紙葉と共に廃棄される際合成樹脂製の難燃物となり焼却処分時に高熱や有害物質を発生させ地球温暖化の原因ともなる。焼却処理抑制が求められる。また従来のカレンダーケース成形ではタテ型、ヨコ型夫々の種類毎に違った型の原紙を夫々の組み立て方を用い夫々に原料、労力を要し数量的ロスも発生した
課題を解決するための手段
本考案は、1枚の紙を折りたたむことにより形成される表面部の窓孔と裏面部のスタンドと一端の開口部を備える複数枚のカレンダー紙葉を収容するためのタテ型とヨコ型2種類成形の薄箱状のフック付紙製壁掛け兼用卓上カレンダーケースであって、窓孔を開口することで周辺に窓枠の形成された方形の表面部と、該表面部の側方に連接されるスタンド用切り込みと、フック用切り込みを設けた背面部とからなり、表面部と背面部との連結部を含む三方の辺に収容される複数枚のカレンダー紙葉の厚さに対応する幅の平行な二本の折り線からなる左右の側面部と底辺部を備え、表面部と背面部に設けられる切り抜き紙片を相対する直交部分に差し込むことで固定されることを特徴とする紙製卓上カレンダーケースで、更に、背面部の相対向する上下両辺に折り線を介して下辺に係止辺を備え、表面部の外側辺に複数枚のカレンダー紙葉の厚さに対応する幅の平行な二本の折り線を介して係止辺の内側に係合される差し込み辺を設けた。また、表面部の相対向する左右外側辺に複数のカレンダー紙葉の厚さに対向する幅の平行な二本の折線を介して係止辺の内側に係合される差し込み辺を設けた。ケース内の上辺(ヨコ型にあっては右辺)に複数枚カレンダー紙葉の出し入れ用開口部と下辺にこれらカレンダー紙葉の下縁を支える平行な二本の折線からなる底辺部を持ちカレンダー紙葉を上方開口部(ヨコ型では右方開口部)からケース内外に出し入れできるように収納する紙製卓上カレンダーケースである。加えて、1枚の独自に型抜きしたカレンダーケースの厚紙を折線に沿って独自の折り方によってカレンダー絵柄のタテ描き、ヨコ描きに合わせてカレンダー紙葉を収容するタテ型ケース、ヨコ型ケースのいずれも形成できる型紙仕様と組み立て方で成形することを特徴とする紙製卓上カレンダーケースである。また、型紙にはケース背面部に2ヶ所のフック用切り込みがあり、タテ型、ヨコ型両タイプとも、背面部フック切り込み部分を抜き出し、スタンド係止め部を折りたたんで表面部、背面部を重ね合わせて端平化するフック付き紙製壁掛けカレンダーケースにもできる。また、タテ型ケースの背面部を重ね合わせて形成する型紙ケース背面部と、背面部若しくは底辺部支柱の左上コーナーには相対向する位置に半月状の切り込みがあり、相互に咬み合わせて密着した背面部スタンドを形成することを特徴とする紙製卓上タテ型カレンダーケースにもなる。また、二本の折線の折り込みによって作成される表面部のカレンダー紙葉を収容する窓枠フレームの4辺にエンボス加工によるカレンダー名など文字表示を点刻した紙製卓上カレンダーケースである。本考案では素材に有害物質や高熱を発しない紙を使い、所定の形状に型抜きした厚紙を一定の順序で組み立ててカレンダー紙葉を出し入れする開口部と収容部を持つカレンダーケースを形成する。
しかも1種類の型抜き原紙から違った折り方、組み立て方をすることでタテ型、ヨコ型2種類の卓上カレンダーケースをロスなく、効率的に安価に製造するものである
型抜きにはフック用切り抜きも設け成形したケース背面部から抜き出して壁などにフック掛けすれば卓上変じて壁掛け型カレンダーケースとして使用もできるようにした。
又、表面部の窓孔枠4辺にはエンボス加工による文字表示により他と差別化出来る。
考案の効果
本考案に係る卓上カレンダーケースは1枚の紙を打ち抜き加工しこれを所定の方式で折り曲げて行くだけで簡単に組み立てることで形成される化学物質や金属部材も使わないので安全、安価に能率的に製造出来る。焼却時の環境汚染もない。
従来は形状毎に違った型抜原紙を成型し製作した為、多種類の型抜き原紙を要し、材料も労力も分散され数量的ロスも発生したが、本考案によるカレンダーケースの型抜き原紙は1種類でこれをタテ型タイプ用、ヨコ型タイプ用の折り方、組み立て方で異なる2種類のカレンダーケースを形成出来るのが優れて特徴的である。組み立て方も容易で材料や労力など効率的で安価である。
本考案には従来の卓上カレンダーケースにはない表面部窓孔枠の4辺面積を活用してエンボス加工文字表示やケース背面部から壁掛け用フックを抜き出して卓上カレンダーと壁掛けカレンダーとして両用使用も可能な仕様は他に類を見ないものである。
本考案に係る型抜き台紙の紙製卓上カレンダーケースの展開図 図1に図示のケース組み立て完成姿図(図2a:タテ型表面、図2b:タテ型背面、図2c:ヨコ型表面、図2d:ヨコ型背面) 組み立てたケースにカレンダー紙葉を挿入した斜視図(図3a:タテ型、図3b:ヨコ型) カレンダー紙葉を示す説明図(図4a:タテ型、図4b:ヨコ型)
本考案に係る紙製卓上カレンダーの構成を図1〜4によって実施例を以下説明する。
図1に図示の1枚の独自に型抜きしたカレンダーケースの厚紙を折り線にそって独自の折り方によってカレンダー絵柄のタテ描きと、ヨコ描きに合わせて夫々カレンダー紙葉を挿入する図2aと、図2bに図示のタテ型ケースと、図2cと、図2dに図示のヨコ型ケースのいずれも形成できる型紙仕様と組み立て方で成形することを特徴とする紙製卓上カレンダーである。
図1に図示する如く型抜き原紙は、ケース背面部3と、ケース窓孔4を開口したケース表面部2の下方に半月型切り込み(ヨコ型タイプのカレンダー紙葉出し入れ用の指穴)と三角形切り込み(タテ型タイプスタンドにおける受け止め)があり、ケース表面部2の下方面の中央に折線5Cを持ちケース表面部2と同サイズの面5、ケース窓孔4をもつケース表面部2の左側方にスタンド用切り込み6、第1のフック用切り込み13−1と第2のフック用切り込み13−2、右側方の面背面部7a(タテ型)、底辺部支柱7b(ヨコ型)の第2の接着用半月切り込み21と、第1の接着する接着用半月切り込み9の半月切り込みを設けたケース背面部3、さらにケース表面部2の右側方に係止辺19を持つ面背面部7a(タテ型)、底辺部支柱7b(ヨコ型)の7を連接した。
図2に図示する如くタテ型タイプ卓上カレンダーケースの形成方法は先ず、窓孔4に隣接するケース背面部3と下方面5と右方側面7aの三面の折り込み線8A、8B、8Cを折り込んで三方から巾4mmのカレンダー紙葉収容フレームa〜dを形成した。次にケース背面部3面を窓孔のあるケース表面部2の背後に右折りして背面部としこれに重ねて背面部7aを左折りして第2の接着用半月切り込み21の半月切り込みをケース背面部3面の第1の接着用半月切り込み9に折り込んでケース背面部3と、背面部7a面を密着固定した。さらにケース下方面5の中央折り線Cを内側に折り込んで底辺部5a、背面支柱5bを形成し、ケース背面の底辺部5a、背面支柱5bの中央の三角形切り込み10に背面部7aの係止辺19を折り立てて咬み込ませ、背面部と底辺部を固定し、ケース背面7aと底辺部5a、背面支柱5bがスタンドとして表面部を支える。図4に図示するカレンダー紙葉は、図3に図示する如く窓孔上方開口部より左、右、下辺の三方各4mm巾のフレーム(b、c、d)で成形される収容部に出し入れするものである。
ヨコ型タイプ卓上カレンダーケースの形成方法は先ずケース下方面5を窓孔開口のケース表面部2面の背後に上へ折り合わせて背面内部とし、タテ型方形の左側辺(フレームb)を上方辺に、右側辺(フレームc)を底辺とする90度右転回した形で成形するものである。次にケース背面部3面をケース背面内部5a、5b面の外側に折り込んで背面外部とするが同時に7面をケース背面内部と背面部3の間に折り立たせケース背面部3面のスタンド用切り込み口6に背面部底辺部支柱7面の係止辺19を差し込んでケース背面部3面の左辺と底辺部支柱7b面のフレーム部分cが背面部と表面部の脚としてケースを支える形となる。
カレンダー紙葉はタテ型フレーム上方が右転回するので右方開口部から出し入れし、挿入はフレームb、c、d三方の折り込み巾のなかに可能となる。
タテ型、ヨコ型いずれのカレンダーケースにも窓孔周辺の4辺フレーム表面に原紙型抜き時にエンボス加工処理によりカレンダー名など文字打刻を施すことが出来る仕様である。
型抜き原紙にはフックとして使用する目的でケース背面部となるケース背面部3の面に第1のフック用切り込み13−1と、第2のフック用切り込み13−2の切り抜きを施し、背面部から引き出して壁などフック掛けを行えば卓上カレンダーを壁掛けカレンダーとしても使用できることは言うまでもない。
本考案は、卓上カレンダーケースのならず、壁掛カレンダーケースにも適用出来る。
1:カレンダーケース
2:ケース表面部
3:ケース背面部
4:ケース窓孔
5:下方面
5a:ケース背面内部(ヨコ型)と底辺部
5b:背面支柱
5c:中央折り線
6:スタンド用切り込み
7a:背面部(タテ型)
7b:底辺部支柱(ヨコ型)
8A、8B、8C:カレンダー収容辺(薄箱3辺)
9:第1の接着用半月切り込み
10:係止辺の受け口切り込み
11:ケース上辺開口部(ヨコ型では右方開口部)
12:差し込み辺
13−1:第1のフック用切り込み
13−2:第2のフック用切り込み
14:ヨコ型カレンダー紙葉出し入れ用の指穴
19:係止辺
20:背面部(タテ型)と底辺部の係止め切り抜き
21:第2の接着用半月切り込み
a〜d:フレーム

Claims (6)

  1. 1枚の紙を折りたたむことにより形成される表面部の窓孔と裏面部のスタンドと一端の開口部を備える複数枚のカレンダー紙葉を収容するためのタテ型とヨコ型2種類成形の薄箱状のフック付紙製壁掛け兼用卓上カレンダーケースであって、
    前記窓孔を開口することで周辺に窓枠の形成された方形の表面部と、該表面部の側方に連接されるスタンド用切り込みと、フック用切り込みを設けた背面部とからなり、前記表面部と前記背面部との連結部を含む三方の辺に収容される前記複数枚のカレンダー紙葉の厚さに対応する幅の平行な二本の折り線からなる左右の側面部と底辺部を備え、前記表面部と前記背面部に設けられる切り抜き紙片を相対する直交部分に差し込むことで固定されることを特徴とするフック付紙製壁掛け兼用卓上カレンダーケース。
  2. 上記背面部の相対向する上下両辺に折り線を介して下辺に係止辺を備え、上記表面部の外側辺に複数枚のカレンダー紙葉の厚さに対応する幅の平行な二本の折り線を介して係止辺の内側に係合される差し込み辺を備えていることを特徴とする請求項1に記載のフック付紙製壁掛け兼用卓上カレンダーケース
  3. 上記表面部の相対向する左右外側辺に複数のカレンダー紙葉の厚さに対向する幅の平行な二本の折線を介して係止辺の内側に係合される差し込み辺を備えていることを特徴とする請求項1に記載のフック付紙製壁掛け兼用卓上カレンダーケース
  4. 上記カレンダーケース内の上辺もしくは右辺に複数枚カレンダー紙葉の出し入れ用開口部と、下辺にこれらカレンダー紙葉の下縁を支える平行な二本の折線からなる底辺部を持ちカレンダー紙葉を開口部からケース内外に出し入れする収納部を形成することを特徴とする請求項1から請求項3に記載のフック付紙製壁掛け兼用卓上カレンダーケース
  5. 上記カレンダーのケース背面部に2ヶ所のフック用切り込みを設けたことを特徴とする請求項1〜4に記載のフック付紙製壁掛け兼用卓上カレンダーケース
  6. 請求項1から請求項4に記載の二本の折線の折り込みによって作成される表面部のカレンダー紙葉を収容する窓枠フレームの4辺にエンボス加工によるカレンダー名など文字表示を点刻したことを特徴とする請求項1から請求項5に記載のフック付紙製壁掛け兼用卓上カレンダーケース
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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