JP3233341U - 紙製包装箱 - Google Patents

紙製包装箱 Download PDF

Info

Publication number
JP3233341U
JP3233341U JP2021001994U JP2021001994U JP3233341U JP 3233341 U JP3233341 U JP 3233341U JP 2021001994 U JP2021001994 U JP 2021001994U JP 2021001994 U JP2021001994 U JP 2021001994U JP 3233341 U JP3233341 U JP 3233341U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side wall
box
wall
display
slit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021001994U
Other languages
English (en)
Inventor
房雄 吉田
房雄 吉田
Original Assignee
株式会社リンクス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社リンクス filed Critical 株式会社リンクス
Priority to JP2021001994U priority Critical patent/JP3233341U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3233341U publication Critical patent/JP3233341U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】接着工程が不要で、容易に製造することができる紙製包装箱を提供する。【解決手段】紙製包装箱10は、複数の辺を有する底壁30、及び辺の各々に連設されるとともに起立する複数の内側側壁40を有する紙製の内箱20と、内側側壁の各々の外面に沿って設けられ、内側側壁を外側から覆う複数の外側側壁70を有する紙製の外箱60と、を備えている。内側側壁には、当該内側側壁が連設される辺である短辺30aに沿って延在するとともに内箱の内外を連通するスリット44が形成されている。当該辺である短辺に対応する外側側壁は、側壁本体73aと、側壁本体に対して回動可能に連設され、スリットに対して外側から抜き差し自在な連結片80とを有している。【選択図】図3

Description

本考案は、紙製包装箱に関する。
特許文献1には、紙製の内箱部と、内箱部を覆う紙製の外箱部とを備える包装箱が開示されている。
内箱部は、長方形状の底面部、及び底面部の4つの辺から立設される4つの内側側壁部を有している。4つの内側側壁部の上部によって上部開口が形成されている。
外箱部は、各内側側壁部の外面に沿って設けられ、内側側壁部を外側から覆う4つの外側側壁部、及び各外側側壁部の上端縁に回動可能に連設され、4つの外側側壁部の上部によって形成される上部開口を開閉する4つの蓋部を有している。
内側側面部の一部には、他の部分とミシン目及び切込みを介して分離可能な分離部が設けられている。
外側側面部には、略コ字状の切込みにより形成されるとともに水平方向に回動可能な片部が設けられている。
片部の内面は、上記分離部と接着されている。これにより、外箱部と内箱部とが連結されている。
こうした包装箱においては、対象物を取り出す際、底面部を床やテーブルなどの上に置いた状態で、片部を外側に回動させると、分離部が片部に接着した状態のまま内箱部から分離する。これにより、外箱部と内箱部との連結状態が解除される。続いて、外箱部のみを上方に持ち上げると、対象物を収容した状態の内箱部のみが床やテーブルなどの上に残る。これにより、内箱部に収容されている対象物を、上部開口を通じて取り出すことが可能となる。
実用新案登録第3139948号公報
特許文献1に記載の収容箱においては、外箱部の片部と内箱部の分離部とが接着されている。そのため、包装箱を製造する際に、外箱部と内箱部とを連結させる上で接着工程が必要となり、製造工程が煩雑となる。
上記課題を解決するための紙製包装箱は、複数の辺を有する底壁、及び前記辺の各々に連設されるとともに起立する複数の内側側壁を有し、前記内側側壁の各々の上部によって上部開口が形成される紙製の内箱と、前記内側側壁の各々の外面に沿って設けられ、前記内側側壁を外側から覆う複数の外側側壁、及び前記複数の外側側壁の少なくとも1つの上端縁に回動可能に連設され、前記外側側壁の各々の上部によって形成される上部開口を開閉する蓋壁を有する紙製の外箱と、を備えており、前記内側側壁には、当該内側側壁が連設される前記辺に沿って延在するとともに前記内箱の内外を連通するスリットが形成されており、当該辺に対応する前記外側側壁は、側壁本体と、前記側壁本体に対して回動可能に連設され、前記スリットに対して外側から抜き差し自在な連結片と、を有しており、前記スリットに対して前記連結片が差し込まれていることによって前記外箱と前記内箱とが連結状態とされる一方、前記スリットから前記連結片が引き抜かれることによって前記外箱と前記内箱との連結状態が解除されるように構成されている。
同構成によれば、内箱の各内側側壁が外箱の各外側側壁によって外側から覆われた状態において、外箱の連結片を内箱のスリットに差し込むことによって、外箱と内箱とが連結状態となる。この連結状態において、内箱の内部に商品などの対象物を収容した状態で、外箱の蓋壁を回動させることによって外箱及び内箱の上部開口が閉じられる。
一方、包装箱から対象物を取り出す際には、底壁を床やテーブルなどの上に置いた状態で、スリットから連結片を引き抜くと、外箱と内箱との連結状態が解除される。続いて、外箱のみを上方に持ち上げると、対象物を収容した状態の内箱のみが床やテーブルなどの上に残る。これにより、内箱に収容されている対象物を、上部開口を通じて取り出すことが可能となる。
このように、上記構成によれば、スリットに対して連結片を差し込むことによって外箱と内箱とを連結させることができることから、外箱と内箱とを連結させる上で接着工程が不要となる。したがって、紙製包装箱を容易に製造することができる。
上記紙製包装箱において、前記底壁は、矩形状であり、前記スリットは、前記底壁の互いに平行な一対の辺に連設される2つの前記内側側壁にそれぞれ設けられていることが好ましい。
同構成によれば、一対のスリット及び一対の連結片によって外箱と内箱とを安定して連結することができる。
上記紙製包装箱において、前記内箱は、前記底壁及び前記複数の内側側壁を有する内箱本体と、表示部、前記内側側壁の外面に接着された接着部、及び前記表示部と前記接着部との間に位置し、前記接着部に対して前記表示部を回動可能に連結するヒンジ部を有する表示板と、を備えており、前記表示板は、前記表示板全体が当該内側側壁の外面と重なり合う格納位置と、当該内側側壁の外面に沿うとともに前記表示部が当該内側側壁の上端縁よりも上方に突出する使用位置との間で回動可能に構成されており、前記内側側壁及び前記表示板の少なくとも一方には、前記使用位置において、前記内側側壁と前記表示板とを接着する両面テープが貼着されていることが好ましい。
同構成によれば、使用位置においては、表示板の表示部が内側側壁の上端縁よりも上方に突出する。また、両面テープによって内側側壁と表示板とが接着されることで、表示板を表示位置において容易に固定することができる。したがって、表示部による表示を効果的に行うことができる。
また、上記構成によれば、格納位置においては、表示板全体が内側側壁の外面と重なり合うため、表示板が面方向において内側側壁から突出しない。これにより、表示板が外箱に干渉することを抑制できる。
また、表示板が内側側壁とは別体にて構成されているため、内箱本体及び表示板などを原紙から切り抜いた後に残るロス部分を低減することができる。
本考案によれば、紙製包装箱を容易に製造することができる。
包装箱の一実施形態を示す斜視図。 同実施形態の包装箱を下方から見た斜視図。 同実施形態の包装箱の分解斜視図。 同実施形態の外箱の展開図。 同実施形態の内箱の平面図。 同実施形態の内箱の展開図。 (a)は、内箱の分解斜視図、(b)は、表示板が使用位置にある状態の内箱の斜視図。 包装箱の連結片を中心に拡大して示す斜視図であって、(a)は、連結片がスリットに挿入されている状態を示す図、(b)は、連結片がスリットに挿入されていない状態を示す図。 折り畳まれている状態の包装箱の平面図。 変形例の内箱を背面側から示す斜視図。 図10の11−11線に沿った断面図。 他の変形例の内箱を正面側から示す斜視図。
以下、図1〜図9を参照して、一実施形態について説明する。
図1〜図3に示すように、包装箱10は、内箱20と、内箱20を覆う外箱60とを備えている。内箱20及び外箱60は共に厚紙製である。
まず、内箱20の基本構成について説明する。
<内箱20>
図3に示すように、内箱20は、内箱本体21と、表示板50とを備えている。
<内箱本体21>
図3に示すように、内箱本体21は、矩形状、すなわち長方形状の底壁30を有している。底壁30は、互いに平行な一対の短辺30aと、互いに平行な一対の長辺30bとを有している。
図2、図5及び図6に示すように、底壁30は、一対の短辺30aを構成する一対の短辺フラップ31と、一対の長辺30bを構成する一対の長辺フラップ32とを有している。
長辺フラップ32は、一方の短辺フラップ31の一部に対して重なり合わない本体部33と、同短辺フラップ31に接着された接着部34とを有している。本体部33と接着部34との境界部分には、折り線L1が形成されている。
図5に示すように、本体部33は、他の長辺フラップ32及び同長辺フラップ32の接着部34と接着された他の短辺フラップ31に対して内側から重なり合っている。一対の短辺フラップ31と一対の長辺フラップ32とが隙間無く重なり合うことによって、底壁30が構成されている。
図3に示すように、内箱本体21は、底壁30の辺30a,30bの各々に連結されるとともに起立する4つの内側側壁40を有している。
4つの内側側壁40は、1つの正面側壁41と、1つの背面側壁42と、一対の側面側壁43とにより構成されている。
正面側壁41は、正面視矩形状であり、底壁30の一方の長辺30bに連結されるとともに起立する。
正面側壁41は、底壁30の長辺30bから起立する本体部41aと、本体部41aの上端縁に形成された折り線L2を介して回動可能に連設された表示部41cとを有している。
背面側壁42は、背面視矩形状であり、底壁30の他方の長辺30bに連結されるとともに起立する。背面側壁42は、正面側壁41と平行に設けられている。正面側壁41の底壁30からの高さは、背面側壁42の底壁30からの高さよりも低い。
一対の側面側壁43は、底壁30の一対の短辺30aにそれぞれ連結されるとともに起立する。側面側壁43は、正面側壁41と背面側壁42との間に位置している。
側面側壁43は、側面視略台形状である。側面側壁43の上端縁43aの正面側の部分は、正面側壁41に近づくほど下方に位置するように傾斜するとともに上記折り線L2に連なっている。
4つの内側側壁40の各々の上部によって上部開口40aが形成されている。
図3及び図6に示すように、一対の側面側壁43の下端には、当該側面側壁43が連設される短辺30aに沿って延在するとともに内箱20の内外を連通するスリット44が形成されている。スリット44は、側面側壁43の幅方向の中央部に1つずつ設けられている。
図6に示すように、展開状態の内箱本体21においては、背面側壁42、側面側壁43、正面側壁41、及び側面側壁43が順に連設されている。背面側壁42において同背面側壁42に連設される側面側壁43とは反対側には、他方の側面側壁43の内面に接着される接着代部45が連設されている。
なお、図6に太線の破線にて示すように、各長辺フラップ32には、折り線L1に沿って延在する複数のスリットが設けられている。正面側壁41には、折り線L2に沿って延在する複数のスリットが設けられている。
<表示板50>
図7(a)及び図7(b)に示すように、表示板50は、表示部51、背面側壁42の外面に接着された接着部52、及び表示部51と接着部52との間に位置し、接着部52に対して表示部51を回動可能に連結するヒンジ部53を有している。
なお、図7(a)に示すように、背面側壁42の外面には、接着部52の接着位置の目印となるL字状の切込46が設けられている。
図7(b)に示すように、表示板50は、同図に二点鎖線にて示す格納位置と、同図に実線にて示す使用位置との間で回動可能に構成されている。
表示板50が格納位置にあるとき、表示板50全体が内側側壁40の外面と重なり合う。
表示板50が使用位置にあるとき、表示部51は、内側側壁40の外面に沿うとともに内側側壁40の上端縁よりも上方に突出する。このとき、表示部51の正面には、内箱20内に収容される商品に関する情報が印刷等によって表示される。
図6及び図7(a)に示すように、表示板50には、使用位置において、背面側壁42の外面と表示板50とを接着する両面テープ54が貼着されている。
なお、図6に太線の破線にて示すように、表示板50には、ヒンジ部53に沿って延在する複数のスリットが設けられている。
<外箱60>
図1〜図3に示すように、外箱60は、内側側壁40の各々の外面に沿って設けられ、内側側壁40を外側から覆う4つの外側側壁70を有している。
4つの外側側壁70は、一対の正面側壁71と、一対の側面側壁73とにより構成されている。正面側壁71及び側面側壁73は矩形状、すなわち長方形状である。
4つの外側側壁70の上部及び下部によって上部開口70a及び下部開口70dがそれぞれ形成されている。
4つの外側側壁70の上端縁には、上部開口70aを開閉する4つの蓋壁74が回動可能に連設されている。各蓋壁74は矩形状、すなわち長方形状である。
図示は省略するが、各蓋壁74が外箱60の内側に向けて折り込まれることで、上部開口70aが閉塞される。
図1〜図4に示すように、一対の側面側壁73は、側壁本体73aと、側壁本体73aに対して回動可能に連設され、スリット44に対して外側から抜き差し自在な連結片80とを有している。
側壁本体73aには、外側側壁70の下端縁から上方に延びる一対の切込73bが形成されている。
図3及び図7に示すように、連結片80は、一対の切込73bによって挟まれた部分であり、側壁本体73aに対してヒンジ部81を介して回動可能に連設された第1部分82を有している。また、連結片80は、第1部分82に対してヒンジ部83を介して回動可能に連設されるとともに、側壁本体73aの下端縁よりも下方に延びる第2部分84とを有している。
図4に示すように、展開状態の外箱60においては、正面側壁71、側面側壁73、正面側壁71、及び側面側壁73が順に連設されている。一方の正面側壁71のみが連設されている側面側壁73には、同正面側壁71とは反対側に、他方の正面側壁71の外面に接着される接着代部75が連設されている。
なお、図4に太線の破線にて示すように、正面側壁71と側面側壁73との間、及び側面側壁73と接着代部75との間には、同図の上下方向に延びる複数のスリットが設けられている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
図8(a)に示すように、内箱20の各内側側壁40が外箱60の各外側側壁70によって外側から覆われた状態において、外箱60の連結片80を内箱20のスリット44に差し込むことによって、外箱60と内箱20とが連結状態となる。連結状態においては、連結片80の第1部分82が側面側壁43に沿っている。また、第2部分84が、ヒンジ部83を介して外箱60の内側に曲げられた状態で、スリット44に挿通されている。
この連結状態において、内箱20の内部に商品などの対象物を収容した状態で、外箱60の蓋壁74を回動させることによって外箱60及び内箱20の上部開口40a,70aが閉じられる。
一方、図8(b)に示すように、包装箱10から対象物を取り出す際には、底壁30を床やテーブルなどの上に置いた状態で、スリット44から連結片80を引き抜くと、外箱60と内箱20との連結状態が解除される。続いて、外箱60のみを上方に持ち上げると、内箱20が下部開口70dを通じて外箱60の内部から抜けることで、対象物を収容した状態の内箱20のみが床やテーブルなどの上に残る。これにより、内箱20に収容されている対象物を、上部開口40aを通じて取り出すことが可能となる。
このように、本実施形態によれば、スリット44に対して連結片80を差し込むことによって外箱60と内箱20とを連結させることができることから、外箱60と内箱20とを連結させる上で接着工程が不要となる(以上、作用1)。
また、図9に示すように、包装箱10は、外箱60の連結片80を内箱20のスリット44に差し込んで組み立てた状態(図1参照)から、一対の正面側壁71に連なる蓋壁74の内面同士が当接するように折り畳むことが可能に構成されている。このとき、底壁30の長辺フラップ32が折り線L1で折り畳まれることで本体部33の外面と接着部34の外面とが当接する。
上記のように折り畳まれた状態の包装箱10を、底壁30が平板状となるように組み立てる際、外箱60の連結片80が内箱20のスリット44に差し込まれた状態が保持される。この場合、包装箱10を組み立てる際に、外箱60と内箱20とを別々に組み立てた後で外箱60と内箱20とを連結状態にするという手間が不要になる(以上、作用2)。
次に、本実施形態の効果について説明する。
(1)内側側壁40には、当該内側側壁40が連設される辺である短辺30aに沿って延在するとともに内箱20の内外を連通するスリット44が形成されている。短辺30aに対応する外側側壁70は、側壁本体73aと、側壁本体73aに対して回動可能に連設され、スリット44に対して外側から抜き差し自在な連結片80とを有している。スリット44に対して連結片80が差し込まれていることによって外箱60と内箱20とが連結状態とされる一方、スリット44から連結片80が引き抜かれることによって外箱60と内箱20との連結状態が解除されるように構成されている。
こうした構成によれば、上記作用1を奏することにより、包装箱10を容易に製造することができる。
(2)スリット44は、底壁30の一対の短辺30aに連設される2つの内側側壁40である側面側壁43にそれぞれ設けられている。
こうした構成によれば、一対のスリット44及び一対の連結片80によって外箱60と内箱20とを安定して連結することができる。
(3)表示板50は、表示板50全体が内側側壁40の外面と重なり合う格納位置と、内側側壁40の外面に沿うとともに表示部51が内側側壁40の上端縁よりも上方に突出する使用位置との間で回動可能に構成されている。表示板50には、使用位置において、内側側壁40と表示板50とを接着する両面テープ54が貼着されている。
こうした構成によれば、使用位置においては、表示板50の表示部51が内側側壁40の上端縁よりも上方に突出する。また、両面テープ54によって内側側壁40と表示板50とが接着されることで、表示板50を表示位置において容易に固定することができる。したがって、表示部51による表示を効果的に行うことができる。
また、図7に示すように、格納位置においては、表示板50全体が内側側壁40の外面と重なり合うため、表示板50が面方向において内側側壁40から突出しない。これにより、表示板50が外箱60に干渉することが抑制されている。
また、表示板50が内側側壁40とは別体にて構成されているため、内箱本体21及び表示板50などを図示しない原紙から切り抜いた後に残るロス部分を低減することができる。
(4)上記作用2を奏することにより、包装箱10を容易に組み立てることができる。
<変更例>
上記実施形態は、例えば以下のように変更して実施することもできる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・図10及び図11に示すように、内箱20は、内箱本体21をネットなどの横棒部Bに掛止するための掛止部材90を備えるものであってもよい。この場合、掛止部材90は、断面略S字状であり、背面側壁42に形成された取付孔42aを通じて背面側壁42に取り付けられている。なお、内箱20は、掛止部材90が予め背面側壁42に取り付けられた状態で外箱60によって覆われている。
・図12に示すように、内箱本体21をネットなどの横棒部Bに掛止するための掛止部材は、背面側壁42において幅方向に互いに間隔をあけて形成された2つの貫通孔42bに挿通された環状の紐91と、S字フック92とによって構成されていてもよい。
この場合、紐91を上方に引っ張り上げた状態で、紐91の頂点部分にS字フック92の下端を掛止するとともに上端を横棒部Bに掛止することで、横棒部Bに内箱20を吊り下げることができる。なお、内箱20は、2つの貫通孔42bに紐91が挿通された状態で外箱60によって覆われている。
・本実施形態では、内側側壁40と表示板50とを接着する両面テープ54が、表示板50に予め貼着されている構成について例示したが、両面テープ54が内側側壁40の外面に予め貼着される構成を採用することもできる。
・本実施形態では、スリット44が一対の側面側壁43に設けられている構成について例示したが、スリット44を、背面側壁42と正面側壁41とに設けるようにしてもよい。また、スリット44を一方の側面側壁43及び背面側壁42に設けることや、スリット44を一方の側面側壁43及び正面側壁41に設けることもできる。すなわち、スリット44を、互いに隣り合う内側側壁40に設けるようにしてもよい。また、スリット44を全ての内側側壁40に設けるようにしてもよい。
・底壁30の形状は矩形、すなわち長方形に限定されず、正方形でもよいし、六角形や五角形などの他の多角形であってもよい。
・表示板50は内側側壁40に対して予め接着されていなくてもよい。
・表示板50を省略することができる。
・表示部41cは、本体部41aと別体で設けられてもよい。この場合、本体部41aと表示部41cとを貼り付けや、差し込みによって取り付けてもよい。
10…包装箱
20…内箱
21…内箱本体
30…底壁
30a…短辺
30b…長辺
31…短辺フラップ
32…長辺フラップ
33…本体部
34…接着部
40…内側側壁
40a…上部開口
41…正面側壁
41a…本体部
41c…表示部
42…背面側壁
42a…取付孔
42b…貫通孔
43…側面側壁
43a…上端縁
44…スリット
45…接着代部
46…切込
50…表示板
51…表示部
52…接着部
53…ヒンジ部
54…両面テープ
60…外箱
70…外側側壁
70a…上部開口
70d…下部開口
71…正面側壁
73…側面側壁
73a…側壁本体
73b…切込
74…蓋壁
75…接着代部
80…連結片
81…ヒンジ部
82…第1部分
83…ヒンジ部
84…第2部分
90…掛止部材
91…紐
92…S字フック
B…横棒部

Claims (3)

  1. 複数の辺を有する底壁、及び前記辺の各々に連設されるとともに起立する複数の内側側壁を有し、前記内側側壁の各々の上部によって上部開口が形成される紙製の内箱と、
    前記内側側壁の各々の外面に沿って設けられ、前記内側側壁を外側から覆う複数の外側側壁、及び前記複数の外側側壁の少なくとも1つの上端縁に回動可能に連設され、前記外側側壁の各々の上部によって形成される上部開口を開閉する蓋壁を有する紙製の外箱と、
    を備えており、
    前記内側側壁には、当該内側側壁が連設される前記辺に沿って延在するとともに前記内箱の内外を連通するスリットが形成されており、
    当該辺に対応する前記外側側壁は、側壁本体と、前記側壁本体に対して回動可能に連設され、前記スリットに対して外側から抜き差し自在な連結片と、を有しており、
    前記スリットに対して前記連結片が差し込まれていることによって前記外箱と前記内箱とが連結状態とされる一方、前記スリットから前記連結片が引き抜かれることによって前記外箱と前記内箱との連結状態が解除されるように構成されている、
    紙製包装箱。
  2. 前記底壁は、矩形状であり、
    前記スリットは、前記底壁の互いに平行な一対の辺に連設される2つの前記内側側壁にそれぞれ設けられている、
    請求項1に記載の紙製包装箱。
  3. 前記内箱は、前記底壁及び前記複数の内側側壁を有する内箱本体と、表示部、前記内側側壁の外面に接着された接着部、及び前記表示部と前記接着部との間に位置し、前記接着部に対して前記表示部を回動可能に連結するヒンジ部を有する表示板と、を備えており、
    前記表示板は、前記表示板全体が当該内側側壁の外面と重なり合う格納位置と、当該内側側壁の外面に沿うとともに前記表示部が当該内側側壁の上端縁よりも上方に突出する使用位置との間で回動可能に構成されており、
    前記内側側壁及び前記表示板の少なくとも一方には、前記使用位置において、前記内側側壁と前記表示板とを接着する両面テープが貼着されている、
    請求項2に記載の紙製包装箱。
JP2021001994U 2021-05-26 2021-05-26 紙製包装箱 Active JP3233341U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021001994U JP3233341U (ja) 2021-05-26 2021-05-26 紙製包装箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021001994U JP3233341U (ja) 2021-05-26 2021-05-26 紙製包装箱

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3233341U true JP3233341U (ja) 2021-08-05

Family

ID=77057334

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021001994U Active JP3233341U (ja) 2021-05-26 2021-05-26 紙製包装箱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3233341U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2508954C (en) Combination shipping/display container
US4308986A (en) Tuck box with header card
JP2008509854A (ja) ヒンジ式連結蓋を有するカートン
US20080087563A1 (en) Shirt box with multiple viewing windows
US8181788B2 (en) Recloseable, folding container and blanks and method of manufacturing
US20060208046A1 (en) Food product container
JP3233341U (ja) 紙製包装箱
US20070108263A1 (en) Crush-resistant box, box blank, and method of manufacture
RO125741B1 (ro) Suport elementar de prezentare a unui obiect cuprinzând un compartiment poliedric articulat
GB2464159A (en) Transit and Display Container with Front Layer Hingedly Connected to Side Wall
EP1967453A1 (en) One piece display box.
JP3071023U (ja) 吊り下げ式包装用箱
JP2010208674A (ja) 紙箱
JP3953565B2 (ja) 吊下片付き紙箱
JP3044491U (ja) 展示棚兼用包装箱
JP2000033028A (ja) 折出しホルダー
JP6361325B2 (ja) 展示具
JP5516233B2 (ja) ディスプレイカートン
JP3041848U (ja) 吊下片付き紙箱
CN211337145U (zh) 一种环保型电池包装挂卡
JP3210136U (ja) 再封機能付き包装用箱
JPS6129617Y2 (ja)
JP4611806B2 (ja) 連結式陳列箱
JPS6129616Y2 (ja)
JP3000859U (ja) 紙 箱

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3233341

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150