JP3158852B2 - 光波距離計の支持装置 - Google Patents

光波距離計の支持装置

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JP3158852B2 JP07705294A JP7705294A JP3158852B2 JP 3158852 B2 JP3158852 B2 JP 3158852B2 JP 07705294 A JP07705294 A JP 07705294A JP 7705294 A JP7705294 A JP 7705294A JP 3158852 B2 JP3158852 B2 JP 3158852B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば自昇式型枠装
置などを用いた構築物の施工高さを計測するための光波
距離計を精度良く鉛直支持する支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スリップフォーム工法やジャンプフォー
ム工法などは、自昇式型枠装置を用いて該型枠装置を上
昇させつつ順次コンクリート構造物を構築する工法であ
る。
【0003】この工法に用いられる型枠装置は、構造物
の断面形状に沿って配設された型枠と、型枠を支持する
支保工と、支保工の周囲に配置された作業架台と、作業
架台の周縁にあって、構造物に埋設される主筋或いはガ
イドロッド、または構造物の頂部から垂下されるPC鋼
線に反力を取って上昇する複数の上昇ジャッキとを備え
ている。
【0004】この型枠装置にあっては、型枠内にコンク
リートを打設しつつ前記上昇ジャッキを駆動して型枠を
順次上昇させることによりコンクリート構造物を上方に
連続して構築することができ、コンクリートの打設と型
枠の組立、解体、再組立の作業サイクルを繰返す作業方
法に比べ、コンクリート構造物を短期で構築することが
できる。
【0005】これらの工法においては、施工高さの管理
が重要であるため、その測定のために光波距離計が用い
られており、一上昇作業毎に作業架台上に配置された光
波距離計を、地上部に固定配置されたプリズムに対向さ
せ、光波距離計から照射されたレーザ光線をプリズムに
反射させ、再び光波距離計で受光することで地上部から
の距離を計測している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、作業架
台の周囲に配置されているジャッキの数は多数本あり、
上昇時にはこれらジャッキを一斉に駆動して上昇させる
のであるが、各ジャッキ自体の駆動誤差や、風圧などに
より駆動動力を変える場合もあり、上昇停止後の作業架
台の水平度はその都度多少変化する。このため、光波距
離計の光軸がプリズムからずれた場合には測定ができな
くなるため、その都度水平調整する必要があり、手数を
要するものであった。
【0007】この発明は以上の問題を解決するものであ
って、その目的は、スリップフォーム工法に用いられる
自昇式型枠装置の水平度の変化に関わらず、光波距離計
の光軸を常時一定に鉛直保持できるようにした光波距離
計の支持装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、スリップフォーム工法に
用いられる自昇式型枠装置に配置され、該型枠装置と鉛
直方向に離間した位置に固定配置された反射体に向けて
照射した反射光により該反射体までの距離を計測する光
波距離計の支持装置であって、前記型枠装置に固定配置
され、かつ中央に前記反射体に対向する透光用の筒部を
一体化した液体槽と、該液体槽内に収容された液体上に
浮遊し、かつ中央に前記筒部の周囲を包囲する開口部が
形成され前記光波距離計が固定されるフロートと、前記
液体槽の上部を覆うカバーとを備えたことを特徴とす
る。
【0009】また、請求項2にかかる発明は、前記フロ
ートの中央上部に配置され平面形状がほぼ正三角形状を
しているとともに、該三角形の頂点部分を貫通してその
下端部が前記フロートの上面に当接する調整ネジを有す
る垂直調整台を介して前記光波距離計をフロートに固定
したことを特徴とする。
【0010】
【作用】以上の構成によれば、自昇式型枠装置の上昇停
止後これの水平度が変化しても支持装置の液面の水平度
は一定であり、フロートの揺れが収まった後はフロート
は水平に収束し、その上部に位置する光波距離計の検出
面は水平な姿勢となり、地上部の反射体に対して同一光
軸となるように自動補正される。
【0011】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を用いて詳
細に説明する。
【0012】図1はこの発明に係る光波距離計の支持装
置を例えば高橋脚構築用のスリップフォーム装置に適用
した場合の全体構成を示すもので、高橋脚1は、地上部
に構築された基礎2上に立設された複数の中空鋼管3の
周囲を囲んで多数の縦主筋5を配筋するとともに、その
外周に横筋を構成するPCストランド6を巻回しつつ自
昇式型枠装置7によって囲われる内側にコンクリートC
を打設することによって順次上方に向けて構築されるも
のである。
【0013】型枠装置7は、高橋脚1の断面形状に沿っ
てこれを包囲するコンクリート打設用型枠8と、型枠8
の背面側に接してこれらを上下方向に摺動可能に支持す
る多数の支保工9と、支保工9の周囲を囲った状態に一
体化された作業架台10を備えている。
【0014】一方、前記中空鋼管3の頂部にはH形鋼材
12が井桁状に組合わせた状態で設置され、このH形鋼
材12から垂下した反力受けとなる多数のPC鋼線14
を作業架台10上に配備された油圧ジャッキ15を貫通
して型枠装置7を吊下状態に支持し、また型枠装置7は
各油圧ジャッキ15を一斉に駆動することで各PC鋼線
14に反力をとって上昇する。
【0015】作業架台10上にはこの発明による支持装
置16を介して光波距離計17が配置され、基礎2上に
固定配置されたプリズム18(反射体)に対向してい
る。
【0016】支持装置16は、図2,図3に示すように
作業架台10の上下を貫通して固定され、かつ中央に前
記反射体に対向する透光用の筒部20aを一体に突設し
た矩形状の液体槽20と、液体槽20の内部に収容され
た液体21中に一部が浸漬した状態に浮遊し、かつ中央
に前記筒部20aの周囲を包囲する筒状の開口部22a
を形成した矩形状のフロート22と、前記液体槽20の
内側に突設され、前記フロート22の外側部に接するこ
とにより初期揺動を減衰させるための複数のストッパ2
3と、液体槽20の上部を覆うカバー24とを備え、フ
ロート22の中央上部に平面形状がほぼ正三角形状をし
た垂直調整台25を介して前記光波距離計17の検出面
17aを下面側のプリズム18に向けて鉛直に固定して
いる。
【0017】液体21としては、ある程度粘性が高く振
動吸収能力の高い、例えばエンジンオイルを用いること
が好ましい。一方、フロート22は、アルミなどからな
る中空軽量体であって、液体21に対し所定の浮力で浮
遊し、かつ前記光波距離計17を中央に搭載した状態で
その設置面が液面と同一水平面となるよう予めトリムバ
ランスを調整したものである。
【0018】垂直調整台25は、前記光波距離計17の
初期鉛直度調整用のもので、その三角形の頂点部分を貫
通してその下端部がフロート22の上面に当接する三つ
の調整ネジ25aの進退量を個別に調整することにより
検出面17aの光軸をプリズム18に一致させて光波距
離計17をフロート22上に固定する。
【0019】さらに、カバー24の内側には光波距離計
17に接続されたコントロール及び信号伝送用のボック
ス26が設けられ、このボックス26からカバー24の
外側に引き出された信号伝送用ケーブル27を通じて計
測用の表示及び操作部を構成する演算手段に接続してい
る。
【0020】以上の構成において、型枠装置7を用いた
コンクリートCの打設及び養生後各油圧ジャッキ15を
一斉に駆動することで型枠装置7は各ジャッキストロー
クに応じて全体が上昇する。
【0021】このとき、前述のごとく各油圧ジャッキ1
5の駆動動力誤差や、風圧による駆動動力差などによ
り、作業架台10の水平度が変化し、これに伴い液体槽
20に傾きが生じても、上昇時の振動,衝撃による液体
21の揺れや、これに伴うフロート22の揺れが収束し
た後は、フロート22は水平に自己修正され、光波距離
計17の検出面17aからの光軸Pはプリズム18側に
向けて一致し、測定可能な状態となる。
【0022】
【0023】
【発明の効果】以上実施例によって詳細に説明したよう
に、この発明に係る光波距離計の支持装置にあっては、
自昇式型枠装置の上昇停止後これの水平度が変化しても
支持装置の液面の水平度は一定であり、フロートの揺れ
が収まった後はフロートは水平に収束し、その上部に位
置する光波距離計の検出面は水平な姿勢となり、地上部
の反射体に対して同一光軸となるように自動修正される
ため、従来のように上昇毎に光波距離計の光軸補正を行
なう必要がなく、これによる面倒な手数を省略できる利
点がある。また、この発明にあっては、特に自動修正す
るための検出手段や駆動手段を必要とせず、構造的にも
シンプルであるため、故障がなく安価にできる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による光波距離計の支持装置を高橋脚
構築用のスリップフォーム装置に適用した場合における
全体説明図である。
【図2】同支持装置の要部を示す縦断面図である。
【図3】同支持装置の平断面図である。
【符号の説明】
7 型枠装置 10 作業架 16 支持装 17 光波距離計 18 プリズム(反射体) 20 液体槽 20 透光用の筒部 21 液体 22 フロート 22a 開口部24 カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 15/00 101 - 15/14 E04G 11/22 - 11/24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スリップフォーム工法に用いられる自昇
    式型枠装置に配置され、該型枠装置と鉛直方向に離間し
    た位置に固定配置された反射体に向けて照射した反射光
    により該反射体までの距離を計測する光波距離計の支持
    装置であって、 前記型枠装置に固定配置され、かつ中央に前記反射体に
    対向する透光用の筒部を一体化した液体槽と、該液体槽
    内に収容された液体上に浮遊し、かつ中央に前記筒部の
    周囲を包囲する開口部が形成され前記光波距離計が固定
    されるフロートと、前記液体槽の上部を覆うカバーと
    備えたことを特徴とする光波距離計の支持装置。
  2. 【請求項2】 前記フロートの中央上部に配置され平面
    形状がほぼ正三角形状をしているとともに、該三角形の
    頂点部分を貫通してその下端部が前記フロートの上面に
    当接する調整ネジを有する垂直調整台を介して前記光波
    距離計をフロートに固定したことを特徴とする請求項1
    に記載の光波距離計の支持装置。
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JP6699054B2 (ja) * 2016-03-23 2020-05-27 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 振動緩衝機構を備えた光干渉長さ測定装置
FR3059020B1 (fr) * 2016-11-18 2020-06-05 Sateco Ensemble d'un coffrage de construction et d'au moins un systeme de controle et procede de formation d'un mur

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