JP3158715B2 - プラズマ処理装置 - Google Patents

プラズマ処理装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定の圧力でプロセス
ガスが収容されたプラズマ室内にマイクロ波電力を供給
することにより発生させたプラズマを被処理物に照射す
るにより、CVD、アッシング、エッチング等の処理を
行うプラズマ処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、機械工具や、磁性膜等の上に保護
膜としてダイヤモンド膜を形成する技術が普及しつつあ
るが、この保護膜を低温下で、均一に、しかも高速で形
成するためにプラズマが用いられている。またLSIや
液晶ディスプレイの製造工程においてエッチングを行う
際にもプラズマが用いられている。図1は、プラズマ
CVD,アッシング、エッチング等に用いられている従
来のプラズマ処理装置を示したもので、この装置は、マ
イクロ波電源1、アイソレータ2、方向性結合器3、イ
ンピーダンス整合器4、コーナ導波管5、方形導波管
6,7、可動短絡板8aを備えた終端装置8及び方形導
波管7を貫通させて設けられた石英管9とを備えてい
る。石英管9には図示しない真空ポンプが接続されてい
て、該真空ポンプにより石英管9内が高真空状態にされ
た後、該石英管9内に所定の圧力までプロセスガスGが
供給される。
【0003】マイクロ波電源1から発生したマイクロ波
は、アイソレータ2、方向性結合器3、インピーダンス
整合器4等を経て方形導波管7内に供給される。方形導
波管7内に供給されたマイクロ波は石英管9の管壁を通
してその内部のプラズマ室内に伝搬し、石英管9内のプ
ロセスガスをプラズマ化する。被処理物は、石英管9内
で導波管7の中心部または、プラズマの下流側に配置さ
れて、プラズマの照射を受ける。また電子サイクロトロ
ン共鳴を利用したプラズマ発生装置も用いられている。
このプラズマ発生装置では、方形導波管を通してプラズ
マ室にマイクロ波を供給するとともに、該プラズマ室を
囲むように空心コイルを配置し、該空心コイルを励磁す
ることにより発生させた磁界とマイクロ波とにより、電
子サイクロトロン共鳴(ECR)を生じさせて、高真空
の条件下で高密度のプラズマを発生させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、薄膜の形成や、
エッチング等のプラズマ処理の処理能率を向上させるた
めに、大面積の被処理物にプラズマを均一に照射して、
低温下で、均一な処理を高速で行う技術が必要とされる
ようになった。またLSIと同様の工程で作られる液晶
ディスプレイにおいては、その大口径化に伴って、大面
積の処理面に均一にプラズマを照射する技術が必要とさ
れるようになった。
【0005】ところが、従来のプラズマ処理装置では、
発生したプラズマの中心部と周辺部とでプラズマの密度
に差が生じるため、被処理物の各部で成膜速度やエッチ
ング速度を均一にすることができず、品質が良好な製品
を高能率で製造することが困難であった。また、プラズ
マの断面が円形を呈していたため、被処理物の処理面が
矩形状または正方形状を呈する場合に、処理を効率良く
行うことができなかった。
【0006】なお、図のプラズマ処理装置において大口
径のプラズマを発生させるために、石英管7の口径を大
きくすることが考えられるが、石英管7の口径は導波管
の寸法により制限されるため、被処理物の大形化に対応
し得る程度に石英管の大口径化を図ることはできない。
またECRを利用したプラズマ発生装置では、プラズマ
の大口径化を図ろうとすると、空心コイルが非常に大形
になるため、装置が巨大化し、実用的でない。
【0007】本発明の目的は、装置の大形化を招くこと
なく、面積が大きい処理面全体に均一にプラズマを照射
することができるプラズマ処理装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
の目的を達成するため、側壁部に細長い窓部を有し、該
窓部の内側に被処理物が配置されるプラズマ室と、管軸
方向に伸びるスリットをE面に有し、管軸方向をプラズ
マ室の窓部の長手方向に一致させた状態で配置されてス
リットが窓部に結合されたプラズマ室結合用方形導波管
と、該方形導波管にマイクロ波を供給するマイクロ波電
源とを設け、該方形導波管のスリットとプラズマ室の窓
部との結合部を、マイクロ波を吸収しない物質により真
空封じするようにした。
【0009】被処理物に均一にプラズマを照射するため
には、上記スリットの長手方向に対して傾斜した状態で
プラズマ室結合用方形導波管のH面の長手方向に対向
した1対の金属平板を該方形導波管内に配置して、該導
波管の一端から供給されるマイクロ波が該スリットを通
過するマイクロ波の電力を該スリットの長手方向に沿っ
てほぼ均一にするように、該1対の金属平板のスリット
に対する傾斜角を設定するのが望ましい。
【0010】マイクロ波電力の効率を向上させて被処理
物に均一にプラズマを照射するためには、マイクロ波を
プラズマ室結合用方形導波管の両端から供給する分岐方
形導波管を、マイクロ波電源と該結合用方形導波管との
間に設けることが好ましい。
【0011】マイクロ波電力の効率を向上させて被処理
物により均一にプラズマを照射するためには、プラズマ
室結合用方形導波管と分岐方形導波管との間に、該間の
導波路長を変化させる可動接続部を設けることが好まし
い。
【0012】被処理物に照射されるプラズマの密度を高
めるためには、上記の構成に加えて、被処理物と窓部と
の間の空間に磁界を発生する磁界発生手段を設けること
が好ましい。
【0013】
【作用】上記のように構成して、マイクロ波電源から所
定の伝送回路を通してプラズマ室結合用方形導波管内に
マイクロ波を供給すると、該マイクロ波はスリットと窓
部とを通してプラズマ室内に伝搬する。従ってプラズマ
室内が適当な圧力になるように該プラズマ室内にプロセ
スガスを導入するとプラズマ室内にプラズマが発生す
る。このプラズマはプラズマ室の窓部に沿って帯状に生
じるため、処理面の面積が大きい被処理物にプラズマを
照射することができる。
【0014】上記の構成において、プラズマ室結合用方
形導波管内のマイクロ波伝搬空間の断面積を管軸方向に
沿って均一にしておくと、マイクロ波が方形導波管内を
管軸方向に進行するに従って、スリットと窓部とを通し
てプラズマ室内に伝搬するマイクロ波が減少していくた
め、窓部の一端から他端側に向ってプラズマの密度が減
少していく傾向になる。そこで、スリットの長手方向に
対して傾斜した状態で方形導波管のH面の長手方向に
対向する1対の金属平板を方形導波管内に配置して、該
1対の金属平板のスリットに対する傾斜角を適宜に調整
すると、スリットを通過するマイクロ波の電力を該スリ
ットの長手方向に沿ってほぼ均一にすることができ、窓
部の長手方向に沿ってプラズマ密度をほぼ均一にするこ
とができる。
【0015】または、上記の構成において、マイクロ波
電源とプラズマ室結合用導波管との間に分岐導波管を設
け、該分岐導波管を経由したマイクロ波を結合用導波管
の両端から供給すると、マイクロ波電力の効率が向上す
ると共に、スリットを通過するマイクロ波の電力を該ス
リットの長手方向に沿ってほぼ均一にすることができ、
窓部の長手方向に沿ってプラズマ密度をほぼ均一にする
ことができる。
【0016】また、プラズマ室結合用導波管と分岐導波
管との間に、該間の導波路長を変化させる可動接続部を
設け、該接続部を導波管の管軸方向に可動させると、導
波管内に生じた定在波の位相をシフトまたは前後に連続
的にシフトすることにより、定在波の波形に対応して
方向に不均一になる帯状プラズマの密度が、被処理物
の幅方向に対して見掛け上均一になり、被処理物の各部
に均一にプラズマを照射することができる。
【0017】特に、被処理物と窓部との間の空間に磁界
を生じさせる磁界発生手段を設けると、被処理物の近傍
でのプラズマ密度を高めることができる。この場合、電
子サイクロトロン共鳴が生じるように磁界の強さを設定
しておくと、プラズマ密度を飛躍的に高めることができ
る。また、上記磁界がプラズマ室の窓部の幅方向の中央
部でプラズマ室に向かうように、発散磁界を形成させる
発散磁界発生手段を設けると、プラズマをより一層被処
理物に導くことができる。
【0018】
【実施例】実施例1 図1ないし図4は本発明の第1の実施例を示したもので
ある。図1において11はマイクロ波電源で、このマイ
クロ波電源11の出力端はアイソレータ12と方向性結
合器13と自動インピーダンス整合器14とコーナ方形
導波管15とを介してプラズマ室結合用方形導波管16
の一端に接続され、結合用方形導波管16の他端には余
分なマイクロ波エネルギーを吸収するダミーロード17
が接続されている。ダミーロード17は冷却水の導入口
17aと排出口17bとを有していて、導入口17aか
ら導入した冷却水にマイクロ波エネルギーを吸収させ、
マイクロ波により加熱された冷却水を排出口17bから
排出させるようになっている。
【0019】18は気密構造を有する立方体状ないしは
直方体状のプラズマ室で、このプラズマ室は、図3に示
したように、その1つの側壁18aを方形導波管16の
片方のE面16aに添わせた状態で配置されている。プ
ラズマ室18の側壁18aには、導波管16の管軸方向
に沿って伸びる細長い矩形状の窓部18bが設けられ、
この窓部18bは、プラズマ室の側壁18aの外面と面
一をなすように取付けられた石英ガラス板19により真
空封じされている。プラズマ室18には排気口18cが
設けられ、この排気口は図示しない真空ポンプに接続さ
れており、またプラズマ室18の1つの壁部を気密に貫
通させてプロセスガス導入パイプ41が取り付けられて
いる。このプラズマ室18内には、シート状の被処理物
20が巻かれたローラ21と、処理が終了した被処理物
を巻き取る巻取ローラ22とが対向配置され、ローラ2
1と22との間を伸びる被処理物20が窓部18bに対
向配置されている。被処理物20は、プラズマ室の窓部
18bの長さにほぼ等しい幅寸法を有している。また、
プラズマ室18内には、被処理物20を介して窓部18
bに対向する磁界発生手段23が配置されている。この
磁界発生手段23は、永久磁石24と、該永久磁石24
の両端の磁極に一端が接続された対のコの字形の磁極片
25,26とからなり、磁極片25,26の他端の磁極
部25a,26aは窓部18bに相応する位置で被処理
物20と平行な方向に対向配置されている。従って磁極
部25a,26aから図示の破線矢印のように磁力線が
生じ、被処理物20と窓部18bとの間の空間に磁界が
発生する。この磁界を窓部18bの長手方向に沿ってほ
ぼ均一に生じさせるため、磁界発生手段23は、窓部1
8bの長さとほぼ同じ長さを有するか、または窓部18
bよりもやや長い長さを有していることが望ましい。ま
た磁界発生手段23を窓部18bの長手方向に沿って複
数個配置することにより、窓部18bの長手方向に沿っ
てほぼ均一な磁界を生じさせるようにしてもよい。
【0020】結合用方形導波管16は、そのE面16a
の幅方向の中央部に該導波管の管軸方向に伸びるスリッ
ト16bが設けられている。このスリット16bは、プ
ラズマ室の窓部18bとほぼ等しい長さを有するが、そ
の幅寸法は、窓部18bの幅寸法よりも小さく設定され
ている。結合用方形導波管16は、そのE面16aをプ
ラズマ室の側壁部18aに当接させた状態で、かつスリ
ット16bをプラズマ室の窓部18bの中央部に沿わせ
た状態で(スリット16bを窓部18bに整合させた状
態で)配置されて、適宜の手段によりプラズマ室18に
固定されているこの結合用方形導波管16内には、図
2に示したように、スリット16bの長手方向に対して
傾斜した状態でH面16c,16dの長手方向に相対向
する1対の帯板状の金属平板27,27が配置されてい
る。各金属平板27はスリット16bよりも長く、かつ
導波管16のH面よりは幅が狭く形成された導電性の金
属板からなっている。図4に示したように、各金属平板
27は、その裏面を該金属平板とほぼ同じ寸法を有する
帯板状の支持板28に当接させた状態で配置され、各金
属平板27と支持板28とは適宜の手段により一体化さ
れている。各支持板28は導電性の材料からなってい
て、その幅方向の両端には弾性材料からなる半円弧状の
撓み導体28a,28aが設けられている。なお、撓み
導体28a,28aは支持板28に一体に設けられてい
ても良く、該支持板に溶接等により接合されていても良
い。各支持板28の長手方向の一端側の表面(金属平板
と反対側の面)には、該平板の幅方向に間隔をあけて対
の支持金具29,29が固定され、これらの支持金具に
は、支持棒30の一端に固定された回転軸31の両端が
回転自在に支持されている。この各支持板28の長手方
向の他端側の表面には、金属平板27の長手方向に伸び
る細長い支持金具32,32が固定され、これらの支持
金具に設けられた長孔32a,32aに、支持棒33の
一端に固定された軸34の両端が摺動自在に嵌合されて
いる。上記1対の金属平板27,27は、図3に示した
ように、それぞれの支持板28,28の幅方向の両端に
設けられた撓み導体28a,28aが導波管16の両E
面に内側から弾性接触させた状態で配置され、各金属平
板27は、支持板28と撓み導体28a,28aとを通
して導波管16の両E面に電気的に接続されている。
【0021】結合用方形導波管16のH面16c,16
dの外面には、各支持板28の両端に取付けられた支持
棒30及び33にそれぞれ対応するボス部材35及び3
6が固定され、これらのボス部材35,36と導波管の
H面の管壁とを貫通させて設けられた孔に支持棒30及
び33が摺動自在に嵌合されている。支持棒30及び3
3の外端部にはストッパを兼ねるつまみ37及び38が
ねじ結合等により取付けられ、これらのつまみがボス部
材35及び36に当接することにより、支持棒30及び
33の導波管内側への変位量が規制されるようになって
いる。ボス部材35及び36にはそれぞれ支持棒30及
び33をロックするための止めねじ39及び40が取付
けられ、これらの止めねじを締めることにより、支持棒
30及び33を任意の位置に固定することができるよう
になっている。
【0022】上記1対の金属平板27,27は、スリッ
ト16bの各部を通過してプラズマ室内に伝搬するマイ
クロ波電力の量を調整するためのもので、支持棒30,
33の導波管16内への進入量を調節することにより、
スリット16bを通過してプラズマ室内に伝搬するマイ
クロ波電力を該スリットの長手方向に沿ってほぼ均一に
するように、金属平板27,27のスリット16bに対
する傾斜角が調整される。図示の例では、各金属平板2
7の電源側の端部が導波管16のH面16c,16dに
近接した位置に配置され、電源と反対側の端部はスリッ
ト16bに近接した位置に配置されている。従って、導
波管16の一端側(電源側)では、図2に示したよう
に、金属平板27,27の対向間隙が広く設定され、導
波管16の他端側では金属平板27,27の対向間隙が
狭く設定されている。
【0023】上記実施例1のプラズマ処理装置を用いて
プラズマ処理を行う場合には、プラズマ室18内に被処
理物20をセットした後、該プラズマ室18内を高真空
状態にする。その後プロセスガス導入パイプ41から、
プラズマ室18内に所定のプロセスガスを、該プラズマ
室内が所定の圧力になるまで供給する。この状態でマイ
クロ波電源11から、アイソレータ12、方向性結合器
13及びインピーダンス整合器14を通してプラズマ室
結合用方形導波管16の一端にマイクロ波を供給する
と、方形導波管16内に進入したマイクロ波は、スリッ
ト16bとプラズマ室の窓部18bとを通して図3の実
線で示すようにプラズマ室18内に伝搬し、プラズマ室
内のプロセスガスをプラズマ化して帯状のプラズマを生
成する。このプラズマが被処理物20に照射されて、所
定の処理が行われる。プラズマ室内に伝搬しなかったマ
イクロ波は、ダミーロード17により吸収される。
【0024】特に上記実施例のように、プラズマ室結合
用導波管16内に1対の金属平板27,27を対向配置
しておくと、これらの金属平板のスリット16bに対す
る傾斜角を調整することにより、スリットの長手方向に
沿って、該スリットを通過してプラズマ室内に伝搬する
マイクロ波の電力をほぼ均一にすることができる。従っ
て窓部18bに沿って生じる帯状のプラズマの各部の密
度を均一にすることができ、被処理物の各部に均一にプ
ラズマを照射することができる。
【0025】上記のように導波管16内に金属平板2
7,27を配置すると、導波管16内に進入したマイク
ロ波は、各金属平板の両側に分割されることになるが、
上記実施例のように、導波管16の電源側の端部側で金
属平板27,27の端部を導波管のH面に近接させてお
けば、ほとんど全部のマイクロ波を金属平板27,27
の対向間隙側で伝搬させることができる。なお、金属平
板27及び支持板28に撓みを持たせて、これらの長手
方向に沿って任意の曲線形状にすると、より多様なプラ
ズマの分布の調整を行うことができる。
【0026】上記実施例においては、プラズマ室の窓部
の長手方向に沿って帯状にプラズマが生じるため、広い
面積を有する被処理物20の幅方向の全体にプラズマを
照射することができ、被処理物20をローラ22により
巻き取ってスリット16bの軸方向に移動させること
により、プラズマ処理を連続的に行わせることができ
る。この被処理物はシート状を呈しているが、本発明に
おいて被処理物の形状は任意である。
【0027】また、上記実施例では、特に磁界発生手段
23を設けたことにより、被処理物と窓部18bとの間
の空間に磁界が生じているため、プラズマ中のイオンが
該磁界により力を受けて螺旋運動する。これによりプロ
セスガスのイオン化が促進され、被処理物20に照射さ
れるプラズマの密度が高められる。さらに、被処理物と
窓部18bとの間の空間で電子サイクロトロン共鳴を生
じさせるように、磁界発生手段23により発生させる磁
界の強さを設定しておくと、プラズマ密度を飛躍的に高
めることができる
【0028】実施例2 図5は本発明の第2の実施例を示したものであって、図
1と同一構成部分には同一符号を付している。マイクロ
波電源11には、アイソレ−タ12,方向性結合器1
3,整合器14及びT分岐方形導波管50が順次に接続
され、さらにT分岐導波管50の一方のH面分岐端50
aは、図示するようなコの字形に形成するためのコ−ナ
−方形導波管51,51及び方形導波管52,53を介
してプラズマ室結合用方形導波管54の一端54aに接
続される。また、T分岐導波管50の他方のH面分岐端
50bにも、上記と同様にコ−ナ−導波管61,61及
び方形導波管62,63がプラズマ室結合用方形導波管
54の他端54bに接続される。プラズマ室結合用導波
管54は、それに設けたスリット54cをプラズマ室1
8の細長い矩形状窓部の中央部に沿わせて当接した状態
で固定されている。なお、プラズマ室18には、実施例
1と同様に、排気口18c,プロセスガス導入パイプ4
1,被処理物20,巻取ロ−ラ21,22及び磁界発生
手段23が配置されているので、その説明は省略する。
【0029】プラズマ室結合用導波管54の両端部及び
方形導波管52,62には、それぞれ管軸方向に可動接
続部71,72,73,74が設けられ、この接続部は
図6に示すように、導波管同士が摺動自在に嵌合されて
いる。例えば、接続部71における内側(固定側)導波
管541の端部には、図7に示すように、その全周に設
けられた半円弧状の撓み導体541a,541a及び5
41b,541bがそれぞれ外側(可動側)導波管54
2の両E面542e,542e及び両H面542h,5
42hに内側から弾性接触させた状態で配置され、この
撓み導体を通して接続部の導波管同士が両E面及び両H
面で電気的に接続されている。他の接続部72,73,
74も同様に、それぞれ内側(固定側)導波管541と
外側(可動側)導波管543、内側(固定側)導波管5
21と外側(可動側)導波管522、内側(固定側)導
波管621と外側(可動側)導波管622とが電気的に
接続されている。
【0030】上記コ−ナ−導波管51,51,方形導波
管53及び可動側導波管522,542による可動導波
管と、コ−ナ−導波管61,62,方形導波管63及び
可動側導波管543,622による可動導波管とを、導
波管の管軸方向に対して前後に可動することにより、導
波路長を変化させることができる。すなわち、スリット
54cの長手方向に対し、結合用導波管54内に生じた
定在波の位相を任意に調整することができる。この両可
動導波管は、同じ移動量を保持しつつ同方向に可動させ
ることが必要であり、任意の移動量に調整した際に適宜
の手段により固定されるようになっている。または、両
可動導波管にそれぞれ設けられた導波管保持治具81,
81と連結したクランク機構駆動源82,82同士を同
期させながら連動させることによって、ある位置に対し
て両方向に、上記移動量を時間的に連続可変させること
ができる。
【0031】上記第2の実施例のプラズマ処理装置を用
いてプラズマ処理を行う場合、プラズマ室18内にプロ
セスガスを所定の圧力になるまで供給する。その後、マ
イクロ波電源11から発生したマイクロ波がT分岐方形
導波管50の両分岐端50a,50bを経由して、プラ
ズマ室結合用方形導波管54の両端54a,54bから
供給されると、結合用導波管50内には、図8の実線W
1 に示すように、両方向から進入したマイクロ波同士の
干渉による定在波が生じ、スリット54cを通してプラ
ズマ室18内にマイクロ波が伝搬する。このときにスリ
ット54cと被処理物20との間に生成される帯状プラ
ズマの密度は、定在波の波形に対応して導波管の管軸
向に不均一になるが、被処理物へプラズマが拡散する過
程で緩和されるので、被処理物にほぼ均一にプラズマを
照射することができ、所定の処理が行われる。
【0032】特に上記実施例のように、プラズマ室18
とマイクロ波電源11との間に可動接続部71,72,
73,74を設けておくと、これらの接続部を可動さ
せ、図8の点線に示した種々の定在波W2 ,W3 ,…の
位相に調整することにより、任意の幅寸法を持つ被処理
物に対し、より均一にプラズマを照射させることができ
る。さらに、これらの可動接続部を、ある位置に対して
管軸方向の両方向に同期させながら連動させると、定在
波の位相がスリット54cの長手方向にシフトし、例え
ば定在波W1 ,W2 ,W3 ,W2 ,W1 ,W2 ,…とす
れば、被処理物の幅方向に対する見掛けのプラズマ密度
を均一にすることができ、被処理物の各部に均一にプラ
ズマを照射することができる。
【0033】なお、磁界発生手段23は、被処理物20
と窓部18bとの間の空間に磁界を生じさせるものであ
ればよく、上記実施例に示したものに限られるものでは
ない。例えば、図9に示したように、実施例1に適用し
た場合、窓部18bの軸方向の両側に磁石42及び4
3を配置して、一方の磁石42のN極と他方の磁石43
のS極とを対向させるようにしたものでもよい。この場
合も磁石42及び43はそれぞれ窓部18bの長さとほ
ぼ同じ長さを有するか、または窓部18bよりもやや長
い長さを有することが好ましい。また磁石42及び43
をそれぞれ窓部18bの長手方向に間隔をあけて複数個
設置することにより窓部18bの長手方向に沿ってほぼ
均一な磁界を生じさせるようにしてもよい。
【0034】また、図10に示したように、実施例1に
適用した場合、スリット16bの両側に位置させて方形
導波管16内に配置された磁石44,45を、それぞれ
プラズマ室18内の被処理物20の裏面側の空間に配置
された磁石46,47に対向させたものでもよい。この
場合、磁石44,45は同一方向に着磁され、磁石4
6,47は磁石44,45と同一方向に着磁されてい
る。この場合も、各磁石はスリット及び窓部の長さとほ
ぼ同じ長さを有するか、またはスリット及び窓部よりも
長い長さを有していることが望ましい。また各磁石をス
リット及び窓部の長手方向に沿って複数個配置すること
により、窓部の長手方向に沿って均一な磁界を発生させ
るようにしてもよい。
【0035】上記の磁界発生手段は、プラズマ室の窓部
を通してプラズマ室内に伝搬するマイクロ波が磁界の弱
い領域から強い領域へ向かって伝搬していく配置であっ
たが、逆に磁界の強い領域から弱い領域へ向かって伝搬
させる配置の方が望ましい。すなわち、磁界がプラズマ
室の窓部の幅方向の中央部でプラズマ室に向かうよう
に、発散磁界を形成させる発散磁界発生手段を別途設け
と、プラズマをより一層被処理物に導くことができ
【0036】この発散磁界発生手段を実施例1に適用し
た場合、導波管16とプラズマ室18との間に、例えば
図11に示すように、実施例1の永久磁石24と同様の
発散磁界発生手段としての永久磁石90と、この磁石の
長手方向の周囲にマイクロ波の導波路を形成するアルミ
ニウム,銅,ステンレス等の良導電体の磁石収納部材9
1とが配置されている。この磁石収納部材の導波管16
側の幅方向の中央部には、導波管の管軸方向に伸びるス
リット16bと同寸法のスリット91aが設けられてお
り、両スリットを合せた状態で配置され、適宜の手段に
より導波管16に固定されている。
【0037】永久磁石90は、そのN極とS極との中心
軸をプラズマ室18の窓部18bの幅方向の中央部に一
致させ、かつ例えばN極をプラズマ室寄りとし、窓部の
幅方向の中央部でプラズマ室に向かうように、破線で示
す発散磁界を形成させると共に、磁石90の長手方向の
全面が上記の良導電体の薄板92で覆われている。この
磁石はスリット91aからプラズマ室側にスリット91
aの長手方向と同寸法の2つの導波路93a,93bを
形成するように、磁石収納部材91に配置されて、磁石
収納部材は適宜の手段によりプラズマ室に固定されてい
る。
【0038】2つの導波路93a,93bのプラズマ室
の端部は、石英ガラス板19の面内に当接されている。
したがって、導波管16内に進入したマイクロ波は、ス
リット16bとスリット91aとを通過し、2つの導波
路93a,93bを通って伝搬し、プラズマ室の窓部1
8から実線で示すように、磁界の強い領域から弱い領域
へ向かってプラズマ室18に伝搬する。なお、磁石の配
置に関し、S極がプラズマ室寄りであってもよい。
【0039】また、図12に示したように、導波管16
内に進入したマイクロ波を上記2つの導波路93a,9
3bに、それぞれ伝搬させる2つのスリット16a
16b及びスリット91a,91bを設けてもよい。
【0040】さらに、図13に示すように、実施例1に
適用した場合、発散磁界発生手段としての電磁石94を
導波管16のスリット16b寄りの導波管16の外周に
設けてもよく、発散磁界は破線で示すように形成され
る。
【0041】また、上記の永久磁石による発散磁界発生
手段に加えて、図14に示すように、電磁石95,96
による発散磁界発生手段を、それぞれ窓部18b寄りの
プラズマ室18内及びプラズマ室寄りの磁石収納部材9
1の外周に設け、電磁石95,96を単独または併用し
てもよく、この場合、電磁石に流す電流で磁界の発散形
状が制御できる。
【0042】上記の発散磁界発生手段は、前述した磁界
発生手段と併用したが、所望の磁界強度が得られるもの
であれば、発散磁界発生手段を単独で用いてもよい。
【0043】上記の磁界発生手段は永久磁石からなって
いるが、永久磁石に代えて電磁石を磁界発生手段として
用いるようにしてもよい。特にプラズマ室18室内に設
ける場合、電磁石にすれば永久磁石のように熱による磁
力の低下を防ぐことができる。
【0044】また、上記の実施例1では、プラズマ室1
8の窓部18bを気密に閉じるように石英ガラス板19
を取付けることにより、方形導波管16のスリット16
bとプラズマ室18の窓部18bとの結合部の真空封じ
を行っているが、本発明においては、マイクロ波を吸収
しない物質でスリット16bと窓部18bとの結合部の
真空封じを行えばよく、真空封じの構造は上記の例に限
定されるものではない。例えば、石英ガラス板19を方
形導波管16側に取付けて、該ガラス板によりスリット
16bを閉鎖し、方形導波管16のスリットが設けられ
たE面16aをプラズマ室18の窓部が設けられた側壁
部18aに気密に接続するようにしてもよい。また、石
英ガラス板19をプラズマ室18の内壁寄りに取付ける
と、発生したプラズマがマイクロ波の伝搬経路に入り込
んで伝搬を遮断することがないので、効率よくマイクロ
波をプラズマ室に投入させることができる。さらに、石
英ガラス板に代えて、マイクロ波を吸収しない他の物質
の板を用いるようにしてもよい。
【0045】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、プラズ
マ室結合用方形導波管のE面にスリットを形成して、該
スリットをプラズマ室に設けた窓部に結合したので、窓
部を通してプラズマ室内にマイクロ波を伝搬させて、該
窓部に沿って帯状にプラズマを生じさせることができ
る。従って面積が広い被処理物の処理面の全長に亘って
プラズマを照射してプラズマ処理を行うことができる利
点がある。
【0046】また、請求項2に記載した発明によれば、
プラズマ室結合用導波管の一端から供給され、スリット
を通してプラズマ室内に伝搬するマイクロ波の電力をス
リットの長手方向に沿ってほぼ均一にすることができる
ため、帯状プラズマの各部のプラズマ密度をほぼ均一に
することができる。
【0047】さらに、請求項3に記載した発明によれ
ば、結合用導波管の両端から供給され、スリットを通し
てプラズマ室内に伝搬するマイクロ波の電力をスリット
の長手方向に沿ってほぼ均一にすることができるため、
帯状プラズマのプラズマ密度をほぼ均一にすることがで
き、かつマイクロ波電力の効率が向上する。
【0048】また、請求項4に記載した発明によれば、
導波管内に生じた定在波の位相をシフトまたは前後に連
続的にシフトすることにより、被処理物の幅方向に対す
る見掛けのプラズマ密度を均一にすることができ、かつ
マイクロ波電力の効率が向上する。
【0049】さらに、請求項5に記載した発明によれ
ば、被処理物と窓部との間の空間に磁界を発生させるよ
うにしたので、被処理物に照射されるプラズマの密度を
高くすることができ、処理能率を高めることができる。
また、上記磁界がプラズマ室の窓部の幅方向の中央部で
プラズマ室に向かうように、発散磁界を形成させる発散
磁界発生手段を設けると、プラズマをより一層被処理物
に導くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の全体的な構成を示す構成
図である。
【図2】本発明の第1実施例の要部の構成を示す縦断面
図である。
【図3】図1のA−A線に沿った拡大断面図である。
【図4】本発明の第1実施例で用いる金属平板の支持構
造を示した斜視図である。
【図5】本発明の第2実施例の全体的な構成を示す構成
図である。
【図6】本発明の第2実施例で用いる可動接続部の拡大
図である。
【図7】図5のB−B線に沿った拡大断面図である。
【図8】図5のC−C線に沿った拡大断面図である。
【図9】本発明で用いることができる磁界発生手段の変
形例を示した断面図である。
【図10】本発明で用いることができる磁界発生手段の
他の変形例を示した断面図である。
【図11】本発明で用いることができる磁界発生手段の
内の発散磁界発生手段の第1変形例を示した断面図であ
る。
【図12】本発明で用いることができる磁界発生手段の
内の発散磁界発生手段の第2変形例を示した断面図であ
る。
【図13】本発明で用いることができる磁界発生手段の
内の発散磁界発生手段の第3変形例を示した断面図であ
る。
【図14】本発明で用いることができる磁界発生手段の
内の発散磁界発生手段の第4変形例を示した断面図であ
る。
【図15】従来のプラズマ処理装置の一例を示した構成
図である。
【符号の説明】
11…マイクロ波電源、16,54…プラズマ室結合用
方形導波管、16b,54c…スリット、18…プラズ
マ室、20…被処理物、23…磁界発生手段、27…金
属平板、50…分岐方形導波管、71,72,73,7
4…可動接続部。
フロントページの続き (72)発明者 杉生 眞人 大阪市淀川区田川2丁目1番11号 株式 会社ダイヘン内 (56)参考文献 特開 昭64−11403(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05H 1/46 H05H 1/24

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】側壁部に細長い窓部を有し、該窓部の内側
    に被処理物が配置されるプラズマ室と、管軸 方向に伸びるスリットをE面に有し、管軸方向を前
    記プラズマ室の窓部の長手方向に一致させた状態で配置
    されて前記スリットが前記窓部に結合されたプラズマ室
    結合用方形導波管と、 前記方形導波管にマイクロ波を供給するマイクロ波電源
    とを具備し、 前記方形導波管のスリットと前記プラズマ室の窓部との
    結合部は、マイクロ波を吸収しない物質により真空封じ
    されているプラズマ処理装置。
  2. 【請求項2】前記スリットの長手方向に対して傾斜した
    状態で前記プラズマ室結合用方形導波管のH面の長手
    向に対向する1対の金属平板を前記方形導波管内に配
    置し、 前記方形導波管の一端から供給されるマイクロ波が前記
    スリットを通過するマイクロ波の電力を該スリットの長
    手方向に沿ってほぼ均一にするように、前記1対の金属
    平板のスリットに対する傾斜角を設定した請求項1に記
    載のプラズマ処理装置。
  3. 【請求項3】前記マイクロ波を前記プラズマ室結合用方
    形導波管の両端から供給する分岐方形導波管を、前記マ
    イクロ波電源と該結合用方形導波管との間に設けた請求
    項1に記載のプラズマ処理装置。
  4. 【請求項4】前記プラズマ室結合用方形導波管と前記分
    岐方形導波管との間に、該間の導波路長を変化させる可
    動接続部を設けた請求項3に記載のプラズマ処理装置。
  5. 【請求項5】前記プラズマ室内に配置された被処理物と
    前記窓部との間の空間に磁界を発生する磁界発生手段が
    設けられている請求項乃至4のいずれか1つに記載の
    プラズマ処理装置。
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