JP3158398B2 - スライドユニット - Google Patents

スライドユニット

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JP3158398B2
JP3158398B2 JP14834596A JP14834596A JP3158398B2 JP 3158398 B2 JP3158398 B2 JP 3158398B2 JP 14834596 A JP14834596 A JP 14834596A JP 14834596 A JP14834596 A JP 14834596A JP 3158398 B2 JP3158398 B2 JP 3158398B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ロッドレスシリ
ンダによりスライド体をスライドするようにしたスライ
ドユニットに関し、特に、バレル内部のシリンダ孔が偏
平であり、バレル壁にシールバンドで塞がれるスリット
を有していて、そのスリットを通してシリンダ孔内のピ
ストンの動きをバレル外側に取り出すようにしてある
ライドユニット構造に関する。
【0002】
【従来の技術】流体によりピストンが移動するようにな
っているスリットチューブタイプのロッドレスシリンダ
において、バレル内部のシリンダ孔が偏平のものとし
て、シリンダ孔が長方形、あるいは長円形でシリンダ
孔形状に倣った外形のシリンダチューブの、シリンダ孔
の短径方向壁に長手方向のスリットを有しているもの
(特開昭50−89775号、特開昭63−22570
8号等)が知られている。また、そのような偏平シリ
ンダ孔を持つロッドレスシリンダのシリンダ孔の長径方
向の外壁(スリットの設けてある壁と直交する方向の外
壁)にブレーキレールを備え、そのブレーキレールにL
字状のテーブル体を案内させて、そのテーブル体が、ス
リットを設けてある壁の上側に位置していて、スリット
を通って外側に突出した外部移動体とテーブル体を連結
したもの(実公平7−43453号)や、偏平のロッド
レスシリンダのスリットの上側にガイドロッドをシリン
ダチューブと別に設け、そのガイドロッドに案内される
スライド体とスリットを通してチューブ内部のピストン
とを連結したもの(実公平4−39446号)等が知ら
れている。更に類似の技術としては、流体圧駆動では
ないが、外形形状が長方形を成したハウジングの内側に
3つの案内レールを長手に延設し、その案内レールにラ
ンナを長手方向移動自在に案内し、そのランナにねじ付
きスピンドルを螺合して、ねじ付きスピンドルをハウジ
ングの一端外側に取り付けた電動モータによりギヤを介
して回転させてランナを長手方向に進退し、そのランナ
は、長方形のハウジングの長径方向壁に設けたスリット
を介して外部に突出しているもの(特公平4−1357
1号)も知られている。尚、シリンダ孔が円形であっ
てバレル外形が略正方形を成し、スライド体のテーブル
面を上に向けたとき、側方となるバレル側壁にスリット
が形成され、その側壁に対向する部分から上壁上方を覆
うようにL字のテーブル体を設けたもの(特開平5−1
26112号)もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】外側に 案内レールを持
っているでは、案内レールがスライドテーブルにかか
る横加重等の外力を受けるので、ピストンに直接そのよ
うな外力が作用せず、スライドテーブルを円滑に移動で
きる利点を有しているが、スリット上側に接続具(ピス
トンと一体の外部移動体)が突出し、その接続具の更に
上側を覆うようにスライドテーブルが配置してあるた
め、スライドユニット全体のシリンダ孔短径方向寸法
は、シリンダチューブの短径方向寸法と、接続具との接
続に要する寸法を含んだスライドテーブルの厚みとの合
計となり、シリンダ孔短径方向寸法が、偏平シリンダを
採用していても、さほど小さくならない問題があった。
【0004】また、のものは、もとより流体圧シリン
ダの範疇にはいるものではないが、に比べて、長方形
外形の長径方向壁にスリットを設けているので、スリッ
ト幅方向の取付寸法が狭い場合にも取付可能に思われ
る。しかし、では、電動モータをハウジングの端部外
側に外付けしているので、全体のコンパクトさに欠け、
また、ハウジングの内側に複数の案内レールを一体に設
けて、その案内レールにランナを移動自在に案内してお
り、ピストン孔にピストンが移動自在にはめこまれる流
体圧シリンダに比べて、高い案内精度が要求され、組付
け、メンテナンスなどに手間がかかる欠点がある。ま
た、ハウジング内側から外側に向けて、流体圧シリンダ
の場合のように流体圧力が作用しないので、その圧力に
よるバレル強度については、なんら考慮されているもの
ではない。は、スリットがバレルの側壁に設けてあっ
て、その側方でL字テーブルの垂直部と連結してあるの
で、テーブル面を上向きとしたときの装置全体の高さ
は、バレルのスリット幅方向の高さと、テーブルの水平
部の厚み(ここには、前記のように、外部移動体との
接続に要する寸法は含まれない)との和となるが、この
のロッドレスシリンダは、シリンダ孔が円形でバレル
外形が略正方形であるから、やはり、装置全体の高さが
低くできない。
【0005】この発明の課題は、スライドテーブルの
付面(テーブル面)を上向きとしたときに、その上下方
向の厚みを、シリンダ孔が円形のロッドレスシリンダを
用いた場合よりも小さくできるスライドユニットを得る
ことにある。また、本願の別の課題は、ガイドレールの
剛性を高く保ち、円滑なスライドテーブルの移動を行う
ことのできる偏平ロッドレスシリンダ構造を用いたスラ
イドユニットを提供することである。また、本願の更に
他の課題は、そのようなスライドユニットの部品点数を
減らすことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願では、厚みを薄くす
るために、シリンダバレルが偏平なシリンダ孔を有し、
スリットをシリンダバレルの長径方向壁に設けたロッド
レスシリンダの、長径方向外側でスライド体とロッドレ
スシリンダの外部移動体とを接続し、スライド体は、そ
のテーブル面がシリンダ孔の長径方向に延在するように
した。また、本願では、厚みを一層薄くするために、上
記のようにスリットをシリンダバレルの長径方向壁に設
けたロッドレスシリンダの、長径方向外側に案内レール
を設け、その案内レールに案内されるスライド体をスリ
ットの外側側方に突出した外部移動体と連結し、しか
も、そのスライド体がシリンダバレルの上方に重なら
ず、スリットを設けたバレル壁の側方に位置するように
した。
【0007】
【0008】
【発明の実施の形態】 本願のスライドユニットでは、
手方向に沿ってバレル壁に設けたスリットを通して、バ
レル内側の長径と短径とを有する非円形シリンダ孔に移
動自在に設けたピストンの移動をバレル外側へ取り出す
ようにし、前記スリットがシールバンドで塞がれるよう
になっている扁平ロッドレスシリンダとガイドレールと
を並設し、ガイドレールに案内されるスライド体をピス
トンにより運行するようにしてあるスライドユニットに
おいて、扁平ロッドレスシリンダを非円形シリンダ孔に
おける長径方向バレル壁にスリットを設けたものとし
その扁平ロッドレスシリンダのスリットの長径方向外側
で、ロッドレスシリンダの外部移動体とスライド体とを
連結し、スライド体のテーブル面が長径方向に延在して
いることを特徴とする。この構成では、スライド体がバ
レルと上下に重なっても、スライド体と外部移動体とが
スリット側方、つまり、長径方向で接続してあることと
偏平シリンダとしたことから、装置全体の短径方向の厚
みが薄くなる。
【0009】また、本願のスライドユニットでは、長手
方向に沿ってバレル壁に設けたスリットを通して、バレ
ル内側の非円形シリンダ孔に移動自在に設けたピストン
の移動をバレル外側へ取り出すようにし、前記スリット
がシールバンドで塞がれるようになっている扁平ロッド
レスシリンダとガイドレールとを並設し、ガイドレール
に案内されるスライド体をピストンにより運行するよう
にしてあるスライドユニットにおいて、扁平ロッドレス
シリンダを、バレルの、非円形シリンダ孔の長径方向バ
レル壁にスリットを設けたものとし、その扁平ロッドレ
スシリンダのスリットに対して長径方向外側にガイドレ
ールを並設し、ガイドレールと偏平ロッドレスシリンダ
の間に、偏平ロッドレスシリンダの外部移動体が位置
し、ガイドレールに案内されるスライド体をバレル上方
に位置しない幅とすると共に、スリットを設けたバレル
壁の側方において、スライドユニットが高さ方向におい
てバレルと重なるようにしてあることを特徴とする。こ
の構成では、スライドユニットの高さは、偏平ロッドレ
スシリンダのバレルの厚みの減少と、そのバレル上方に
テーブルが位置しないことと、スライド体がバレル側方
でバレルの上下高さと重なる位置関係となっていること
により、一層低くできる。
【0010】ベース上にガイドレールを取付け、このベ
ースの長手方向両端部に、ベース側面より側方へ延びる
接続プレートを固着し、ベース側面より側方に突出した
接続プレート間に、偏平ロッドレスシリンダを配置すれ
ば、ベース上に偏平ロッドレスシリンダとガイドレール
とを取り付ける場合よりも、偏平ロッドレスシリンダの
下側にベースがない分だけ、高さを低くでき、しかも、
ベースにガイドレールを取り付けて補強しているので、
ガイドレールの剛性を高く保つことができる。その場
合、偏平ロッドレスシリンダは、シリンダバレルの両端
を接続プレートと別の端部嵌合部材で塞ぐと共に、シー
ルバンドの端部をシリンダバレルの長手端部より内側で
固着してなる偏平ロッドレスシリンダユニットとして構
成され、このようにすることで、ユニットとして別に組
付けでおくことができ、組付作業を容易化できる。ま
た、このような構成において、組付容易のために、偏平
ロッドレスシリンダユニットの取付長さを接続プレート
間の取付長さよりも短く設定し、一方の接続プレート
に、軸方向外側から端部嵌合部材の端面を押す押しねじ
を設けた。
【0011】さらに本願では、偏平ロッドレスシリンダ
の、スリットを設けてあるバレル壁から、シリンダ孔の
長径方向にベースを一体に突出成形して、バレル壁の側
方でベース上方に収容空間を形成し、その収容空間内に
ガイドレールを設けた。これにより、部品点数の減少を
図り得る。また、これらの態様において、ベースの、バ
レルと反対側部分が屈曲した壁部に形成され、壁部外面
に付帯部材の取付溝をベース全長に亘って設けた。
【0012】
【実施例】図1〜2は偏平ロッドレスシリンダ30A
示している。シリンダバレル31は、内部に非円形シリ
ンダ孔として長径(図2のY方向)と短径(X方向)と
を有する長円形シリンダ孔34が設けてあり、シリンダ
孔34形状に倣って、バレル外形は長径方向が長い長方
形となっている。図2から明らかなように、シリンダバ
レル31の、前記シリンダ孔34の長径方向バレル壁の
一方31Aには、バレル全長に亘ってスリット32が設
けてある。シリンダ孔34は、バレル断面の長径方向中
央よりスリット32を形成した壁31A方向に変位した
位置にその中心が設定してあり、スリット32の設けら
れていない、長径方向反対側のバレル壁31Bの肉圧が
厚くしてある。バレル31の両端は、シリンダ孔34に
嵌合する長円形断面の嵌合軸部33aを有する端部材
(エンドキャップ)33Bで塞がれている。40はシリ
ンダ孔に適合する偏平断面形状で、シリンダ孔34内に
摺動自在に嵌合させてあるピストンで、軸方向両端には
夫々ピストンパッキン41が設けてある。ピストン40
にはピストンヨーク(力伝達要素)42が一体に設けら
れ、その一部がスリット32からバレル31外側に突出
している。ピストンヨーク42には、ピストンマウント
43が連結され、外部移動体44を構成している。50
はインナシールバンド、51はアウタシールバンドで、
それらの中間部は前記ヨーク42の上下を通って端部が
エンドキャップ33Bに止着され、スリット32の内側
と外側を夫々シールしている。23a,23bは一対の
エンドキャップ33Bに夫々設けてある給排孔で、クッ
ションパイプ201を介してエアをピストン40前後の
シリンダ室S1,S2内に給排できるようにしてある。
46はアウタシールバンド51の上面を除塵するスクレ
ーパで、外部移動体44の下部全周を囲繞するOリング
47により取り付けてある。このOリング47は、外部
移動体44側面において、バレル31上面(スリット3
2を設けたバレル壁31A上面)との間を塞ぎ、防塵作
用を成す。
【0013】各エンドキャップ33Bにはクッションパ
イプ201がピストン40側に向いて突設され、ピスト
ン40のストロークエンドにおいて、このクッションパ
イプ201がピストン40に設けたクッション孔202
に嵌入して、ピストン40とエンドキャップ33B間に
クッション室を形成し、そのクッション室のエアを図示
しないニードルで絞られたバイパス孔を介して対応する
給排孔23a,23bから排出して、ストロークエンド
での停止衝撃を緩和するようになっている。
【0014】シリンダバレル31は、従来一般にアルミ
合金の押出し成形で製造されている。シリンダバレル3
の材質及びシリンダ孔断面積を同等としたときのシリ
ンダ孔が円形のロッドレスシリンダと、スリット32を
長径方向壁31Aに設けた偏平のロッドレスシリンダ3
0Aとを比較する。シリンダ孔34,34Aに加わる内
圧により、図3における角度90度の位置P1の壁断面
に生じる応力と、角度180度の位置P2の壁断面に生
じる応力を求め、それらにより、バレル材質の許容応力
を除した値、つまり、安全率で比較すれば、強度的に十
分か否かが判るが、その安全率を同じとすると、位置P
1での壁厚さh1も、位置P2での壁厚さh2もシリン
ダ孔が円形の場合より偏平にした場合の方が増加する。
しかし、位置P1での壁厚さh1の増加量は、円形シリ
ンダ孔34Aの直径と偏平シリンダ孔34の短径寸法と
の差よりも小さくなる。従って、バレル31の短径方向
外形幅(スリットの幅方向のバレル寸法)H2は、推力
を同じとしバレル強度が従来と同等となるようにしたと
き、従来の円形シリンダ孔を有するスリットチューブタ
イプのロッドレスシリンダより小さくなることが、計算
上確かめられた。
【0015】このような構成の偏平ロッドレスシリンダ
30Aは、給排孔23a,23bからエアを給排するこ
とで、ピストン40が長手に移動し、ピストンマウント
43がこれに伴って長手に移動し、そのピストンマウン
ト43の移動により、ピストンマウント43に直接ある
いは、間接に取り付けられたハンドリング装置などが、
ワーク等の被搬送物を搬送する。このような偏平ロッド
レスシリンダ30Aは、図2に示すように、機械Mの取
付スペースが、スリット幅方向に狭い場合に極めて有効
となり、推力が同じ従来の円形シリンダ孔を有するスリ
ットチューブタイプのロッドレスシリンダが取付不可能
であった狭い箇所への取付が可能となる。
【0016】次に、前述の偏平ロッドレスシリンダ構造
を用いたスライドユニットについて説明する。図4,6
において、ベース1は底壁1aとその側端から上方へ立
ち上げた側壁(壁部)1bとから成る断面L字に形成さ
れている。底壁1aの上面には、長手全長にわたって、
ガイドレール取付け用の浅い溝2が設けてある。溝2の
底部上面には、ベース全長にわたってT字溝3が設けて
ある。溝2をはさんで、側壁1bと幅方向反対側には、
ストップ部材取付ホルダ75の取付け用のT字溝4がベ
ース1全長に設けてある。ベース1の、側壁1bの無い
側の側面1cの近くは上方に突出した突出部5となって
おり、この突出部5には、ベース1全長にわたって流体
通路となる貫通孔6が設けてある。底壁1aの下面に
は、左右に2条の直線作動機の取付け用のT溝7,7が
これも、ベース1全長に渡って設けてある。ベース1は
例えば、アルミニウム合金の押出形材で構成されてい
る。
【0017】ベース1の前記溝2には、ベース1全長よ
り僅かに短い長さのガイドレール10が配設され、ガイ
ドレール10に設けた長手方向複数のねじ孔11に、取
付けボルト12を通し、前記T字溝3に嵌入したT溝ナ
ット13に螺合して、ガイドレール(リニアガイド)1
0をベース1に一体固着している。ガイドレール10を
ベースに一体固着しているこの構造では、ガイドレール
10が補強され、その直線案内性能が長期に亘って維持
でき、スライドテーブル18を安定して案内できる。ガ
イドレール10は幅方向左右に長手全長に渡ってくぼん
だ案内溝14(ここでは半円形:V字型等もある)を有
し、この案内溝14と案内子15のボール溝16との間
には、多数のボール17が転動自在に介在され、案内子
15が長手方向に直線転動案内されている。ガイドレー
ル10にはこうした案内子15が2つ案内されている。
これら2つの案内子15は、スライドテーブル(スライ
ド体)18の下面に連結してある。案内子15の数は、
前記に限定されない。
【0018】ベース1の軸線方向前後端面には、夫々矩
形の接続プレート20,21がボルト22により固着し
てある。接続プレート20,21は、ベース1の側壁1
bの無い側の側面1cより,さらに側方に伸びた形状を
成し、その高さは、偏平ロッドレスシリンダユニット3
0のシリンダバレル31を、スリット32を横向きにし
たときのバレルの高さ(シリンダ孔の短径方向のバレル
厚さH)とほぼ一致しており、ベース1の側面1cの側
方に、ロッドレスシリンダユニット30を収容する収容
空間Cが形成されるようになっている。接続プレート2
0,21間には、ガイドレール10に沿ってロッドレス
シリンダユニット30が配設される。
【0019】偏平ロッドレスシリンダユニット30にお
いて、シリンダバレル31は、前記同様に内部に長円形
シリンダ孔34を有し、外形がそれに倣った略長方形断
面で、前記同様にガイドレール10側の長径方向バレル
壁31Aに長手方向全長にわたってスリット32を有し
ている。シリンダバレル31の両端はシリンダ孔形状に
適合した端部嵌合部材(端部材)33で塞がれている。
図7に右側のものを拡大して示すが、1対の端部嵌合部
材33は、バレル31のシリンダ孔34に嵌合する嵌合
軸部33aと、軸方向位置決めのための薄いつば部33
bと、軸方向外側に向く接続プレート20,21との嵌
合部33cと、ピストン40で区画される左右のシリン
ダ室S1,S2に開口する連通路33dを備えている。
端部嵌合部材33は、その嵌合軸部33aが先端に装着
されたシール部材(Oリング)25によりシリンダ孔3
4を塞ぐようにシリンダ孔34に嵌合されているのみ
で、バレル31には固着されていない。図9に示すよう
に、つば部33bと嵌合軸部33aは、スリット32と
対応する一部分が切り欠かれてインナシールバンドの挿
通平面(挿通部)33eになっており、インナシールバ
ンドを組み付けるときに、インナーシールバンドを容易
に長手方向に動かすことができるようになっている。端
部嵌合部材33の嵌合軸部33aには、前記挿通平面3
3eの幅方向中心に軸方向にアウタシールバンド固定用
の2つのねじ孔35が設けてある(図7,8)。ねじ孔
35より長手内側には、インナシールバンド50の両端
外側にワッシャ36を固定するためのリベット37の頭
部が嵌まり込む溝38が、挿通平面33eの幅方向中心
に形成してある。このワッシャ36は、図8に示すよう
に、スリット32にきっちり嵌まり込んで、インナシー
ルバンド50がスリット32に対して幅方向にずれない
ように機能する。こうしたワッシャ36は、他の形式の
シールバンド、例えばスリット32に弾性的に嵌まり込
むようなリップを有する形状の弾性シールバンドの場合
は必要がない。
【0020】図4に示すように、シリンダ孔34には内
部移動体としてのピストン40が軸方向移動自在に嵌装
されている。ピストン40の軸方向両端には、ピストン
パッキン41が取り付けてあり、ピストン40によりシ
リンダ孔34が左右のシリンダ室S1,S2に区画され
ている。ピストン40の一部がスリット32から外部へ
突出した伝達部材(ヨーク)42となっており、このヨ
ーク42に孔42aとピン42bとを介してマウント4
3が連結されて、外部移動体44を構成する。マウント
43の前後にエンドプレート45が固着され、エンドプ
レート45にはスクレーパ46が取り付けられ、スクレ
ーパ46は、外部移動体44の全周を取り囲むスクレー
パ取付用のOリング47で保持されている。スリット3
2を内側から塞ぐインナシールバンド50と、スリット
32を外側から塞ぐアウタシールバンド51が、ヨーク
42の上側と下側の案内面に案内されて外部移動体44
を貫通している。インナシールバンド50,アウタシー
ルバンド51はステンレスクロム鋼などの磁性金属材料
から成る薄い可撓製シールバンドであり、スリット32
の外面縁部に設けたマグネットストリップ52により吸
着されるようになっている。このインナ、アウタシール
バンド50,51は、他の形式の可撓性シールバンド、
例えば、ウレタンゴム、ナイロン、クロム鋼とゴムなど
の材料から成り、インナ、アウタシールバンドが互いに
弾性的に係脱して、あるいは、夫々がスリット32に弾
性的に係脱してスリット32を塞ぐような形式のもので
あってもよい。
【0021】図7,8に示すように、インナシールバン
ド50とアウタシールバンド51の両端が、前記一対の
端部嵌合部材33に連結されている。アウタシールバン
ド51の端部は、スリット32の端部において、アウタ
シールバンド51の外面に取付プレート53を当て付
け、その取付プレート53の外側から固定ねじ54をス
リット32を通して前記端部嵌合部材33の嵌合軸部3
2aのねじ孔35に螺合して、バレル31との間で挾持
固定されている。インナシールバンド50の端部は、イ
ンナシールバンド50のリベット37を端部嵌合部材3
3の溝38内に位置させた状態、つまり、ワッシャ36
をスリット32の端部に位置させた状態で、バレル31
に固定された取付プレート53に止めねじ55を螺合し
て、その止めねじ55をスリット32内を通過させ、止
めねじ55の先端と嵌合軸部33aの挿通平面33eと
の間で挾持している。止めねじ55は、先端内側に尖先
部55aを有する形状であり、押しつけ固定するとき
に、その尖先部55aがインナシールバンド50に食い
込むので、極めて強力に固定できる。インナシールバン
ド50の全長は、前述のように組付けられたときに、そ
の端部50aがOリング25とシリンダ孔34とのシー
ル部分とバレル端面31Eとの間に位置するような長さ
としてあり、前記止めねじ55と対向する位置までしか
延びていない。このように組付け状態において、インナ
シールバンド50の両端間長さをバレル31の全長より
短くすることで、インナシールバンド50に使用する材
料を従来,バレル端面31Eまで延びていたものに比べ
て節減できる。
【0022】図7に示すようにロッドレスシリンダユニ
ット30の一対の端部嵌合部材33のつば部33bの外
側端面33f間の寸法(ロッドレスシリンダユニット3
0の取付け寸法L1)は、組み付け容易のために、接続
プレート20,21間の内法寸法(取付け寸法L2)よ
り僅かに小さく設定してある。両端部嵌合部材33の嵌
合部33cが、接続プレート20,21に設けた嵌合孔
60にシール部材(Oリング)61を介して嵌合されて
いる。一方の接続プレート(右側)21には、対向する
端部嵌合部材33の前記つば部33bと対向する位置
に、押しねじ62が設けてあり、この押しねじ62で右
側の端部嵌合部材33のつば部33bを軸方向に押し付
け,バレル31ごと左側の接続プレート20に左側の端
部嵌合部材33のつば部33bが押しつけられ、その状
態では、押しねじ62に押されているつば部33bの軸
方向外側端面33fと、右側の接続プレート21の内面
との間には僅かな隙間tができている。この状態で、左
右の接続プレート21,22とシリンダバレル31の長
手端面とを固定ねじ63で固着してある。左側の接続プ
レート20には、前記貫通孔6の左端部と対向する位
置、及び、左側の端部嵌合部材33の連通路33dと対
向する位置に、夫々圧流体の給排ポート23a,23b
が設けられている。右側の接続プレート21には、貫通
孔6の右端部と連通するともに、右側の端部嵌合部材3
3の連通路33dに連通する給排通路24が設けてあ
り、一方の(左側の)接続プレート20からのみの集中
配管ができるようになっている。もちろん、左右の接続
プレート20,21の夫々に、左右のシリンダ室S1,
S2に対応した給排ポートを設けてもよい。
【0023】スライドテーブル18は、幅方向の側壁1
b寄り位置で案内子15と連結されている。スライドテ
ーブル18は案内子15との連結部分からロッドレスシ
リンダユニット30の外部移動体44上方まで幅方向に
オーバハングしているに過ぎず、シリンダバレル31と
は上下に重なっていない。スライドテーブル18は、バ
レル31の側方に位置しており、その厚みは、バレル3
1と短径方向において重なっていて、スライドテーブル
18の上面(テーブル面)18Cはバレル18の短径方
向壁31C上面より僅かに上方に位置している。外部移
動体44と重なっている部分には、外部移動体44の軸
方向前後を挟む位置に、脚70がベース方向(下方)に
突設してある。前後一対の脚70の間に外部移動体44
が挟まれており、外部移動体44のエンドプレート45
と脚70との間には、両者間の隙間調整用のスペーサ
(ゴムなど、僅かに圧縮可能な材質のものが好ましい)
71が介在してあって外部移動体44の移動がスライド
テーブル18に伝えられるようになっている。このスペ
ーサ71は、外部移動体44が脚70をひっかけて移動
する時に両者間の隙間により発生する両者間の音の発生
を防止する。スライドテーブル18の下面には、案内子
15と脚70の間に、長手長さを、スライドテーブル1
8の長手長さより短くしたストッパ72が固着してあ
る。ストッパ72の軸方向端面は、後述のショックアブ
ソーバとの衝接面73,73になっており、図示から明
らかなように、スライドテーブル18の端面18aより
衝接面73,73が長手方向内側に入り込んでいる。
【0024】次に接続プレート20,21の内側位置に
おいては、図4に示すように、前記ガイドレール10の
端部に、ストップ部材取付ホルダ75の基部に設けた凹
溝76が嵌合され、その先端部77がロッドレスシリン
ダユニット30に向けて突出され、前記T溝4を利用し
て、T溝ナット78とそれに螺合する締め付けボルト7
9により、軸方向移動可能に固着してある。凹溝76の
左右面は、ガイドレール10の左右の周面(垂直面)1
0a,10a(案内溝14と関係のないガイドレールの
幅方向面部分)にほぼ密着している。ストップ部材取付
用ホルダ75の先端は2つ割になっていて、ショックア
ブソーバ80の外周に形成してあるねじ部81が螺合さ
れ、ショックアブソーバ80自体がホルダ75に軸方向
に位置調整可能になっており、所定の軸方向位置でショ
ックアブソーバ80をホルダ75に固定ねじ82で固定
するようになっている。このショックアブソーバ80
は、前記スライドテーブル18のストッパ72と軸方向
に対向しており、接続プレート20,21の軸方向外側
端面より、軸方向内側に位置している。このショックア
ブソーバ80は、直線作動機の使用形態によっては使用
しないこともある。尚、85は接続プレート20,21
を上下に貫通する取付孔、86は側壁1bに設けられ
た、スイッチなどの付帯部材の取付用溝である。
【0025】給排ポート23a,23bから圧流体(圧
縮空気)を給排すると、ピストン40が一方のストロー
ク端から他方のストローク端に向けて移動し、これによ
り、外部移動体44がスライドテーブル18を移動さ
せ、スライドテーブル18がガイドレール10に案内さ
れた状態で正確に直進移動する。インナシールバンド5
0の端部がバレル両端を塞ぐシール部材25を越えた位
置まで延びているので、ピストン40の前後のシリンダ
室S1,S2と対応するスリット部分をシールする機能
は、インナシールバンド50がバレル端面まで延びてい
なくても全く損なわれない。スライドテーブル18がス
トローク端にくると、ストッパ72の衝接面73がショ
ックアブソーバ80に衝接し、スライドテーブル18は
停止ショックを和らげられて停止する。例えば図4の右
側のショックアブソーバ80では、衝接時には、軸方向
力が作用してそのホルダ75の基部には、その軸方向力
により水平方向において時計回りのモーメントがかかる
が、ホルダ75の基部の嵌合溝76がベース1に堅固に
固着されている長手寸法の長いガイドレール10の左右
面10a,10aに嵌め込まれているので、そのモーメ
ントをガイドレール10の左右面10a,10aを介し
て実質的にベース1全体で受けることができ、締め付け
ねじ79のみによる締め付けだけでは弛みやすいストッ
プ部材取付ホルダ75を、長期にわたって弛むことなく
所定の位置に保持できるうえに、モーメントを受けるガ
イドレール10の左右の垂直面10a,10aが、案内
溝14と無関係な面なので、このような構成としても、
案内子15の案内に悪影響を及ぼすことがない。
【0026】次に使用上の都合で、前記構成からショッ
クアブソーバ80を外した場合を考えると、ロッドレス
シリンダユニット30は、そのピストン40が両方の端
部嵌合部材33に当接するストロークエンド間で往復移
動することになる。すると、ストロークエンドでは、必
ず端部嵌合部材33にピストン推力が作用し、端部嵌合
部材33は軸方向外向きの力を受ける。端部嵌合部材3
3は、シリンダ孔34に嵌合してあるだけであるから、
特に、押しねじ62を設けた側では、アウタシールバン
ド51を止めている固定ねじ54による摩擦保持がある
とはいえ、到底その推力に打ち勝つほどの保持力がな
く、シールバンド50,51を引っ張って軸方向外側に
向けて隙間t分だけ移動しようとするが、その推力は、
押しねじ62を介して接続プレート21で受けられるの
で、結果としてシールバンド50,51にそのような推
力による過大な張力が発生することを防止でき、シール
バンド50,51の変形、破損を防止し得る。また、シ
ョックアブソーバ80を外さない場合でも圧流体を供給
することにより、対応した端部嵌合部材33が流体圧に
より軸方向の推力を受けるが、ショックアブソーバ80
を外したときと同様に、押しねじ62の作用で、その推
力を接続プレート21で受けることができ、バンド5
0,51にその推力による張力が発生することを防止で
きる。
【0027】次にスライドユニットの別の態様を示す。
前記第2の実施例と異なる部分のみ説明する。この態様
では、ベース1の底壁1aがシリンダバレル31の、ス
リット32を設けた側壁31Aの下部から長径方向側方
に一体に突出形成されており、底壁1aの上方でバレル
壁31Aの側方に収容空間C1を形成し、その収容空間
C1にガイドレール10、案内子15、及び、スライド
テーブル18の殆どが収容されている。ベース1とバレ
ル31とを一体成形した結果、部品点数が削減される。
また、押しねじ62を無くし、接続プレート20,21
とシリンダバレル端面31Eとの間で、端部嵌合部材3
3のつば部33bを挟んでボルト65締めして連結して
いる。端部嵌合部材33のつば部33bは、この態様で
は図11に示すようにバレル端面31Eから飛び出すの
で、これを収容する凹み162が接続プレート21(2
0)に設けてある。尚、スライドユニットは、ここまで
の説明では、スライド体がバレルと上下に重ならない例
で説明したので、装置全体の高さが極めて薄くできた
が、従来技術のものの円形シリンダ孔のロッドレスシ
リンダに替えて、前述の偏平ロッドレスシリンダを採用
すれば、従来技術のものより薄くなることは言うまで
もない。
【0028】
【0029】
【発明の効果】本願 のスライドユニットでは、ロッドレ
スシリンダを偏平とし、そのロッドレスシリンダのスリ
ットを長径方向バレル壁に設けて、そのスリットの長径
方向外側でスライド体と接続し、スライド体のテーブル
面は、長径方向に沿うようにしたので、スライド体とロ
ッドレスシリンダのバレルとが、上下に重なるような配
置としても、従来の技術と比べて、その厚み(高さ)
を薄くできる。
【0030】また、本願のスライドユニットでは、スリ
ットをシリンダバレルの長径方向バレル壁に設けた偏平
ロッドレスシリンダの、長径方向外側に案内レールを設
け、その案内レールに案内されるスライド体をスリット
の外側側方に突出した外部移動体と連結し、しかも、そ
のスライド体がシリンダバレルの上方に重ならず、スリ
ットを設けたバレル壁の側方に位置し、スライド体の厚
みを短径方向においてバレルと重なるようにしたため
に、厚みを一層薄くすることができた。
【0031】また、スライドユニットにおいて、ベース
にガイドレールを固着するものでは、ベースによりガイ
ドレールが補強され、それによって、ガイドレールの剛
性が増し、スライド体を円滑に移動させることができ
る。
【0032】ベースとバレルを一体にしたものでは、そ
れらが別々の場合に比べて、部品点数を減少できる。
【0033】偏平ロッドレスシリンダをユニットとし
て、ベース両端の接続プレート間に配置するものでは、
予めユニットを別に組付けておくことができ、組立て作
業が容易となる。また、その時に、ロッドレスシリンダ
ユニット全長を接続プレート間の取付寸法より短くし、
組付け後は、押しねじでユニットと接続プレート間の隙
間を殺すものでは、組付け作業を極めて容易にできる。
【0034】ベースのバレルと反対側を屈曲して壁面と
し、その外側に付帯部材取付溝を設けたものでは、スラ
イドユニットの外側から付帯部材(スライドテーブルの
位置検出用のスイッチなど)を容易に取り付けることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】偏平ロッドレスシリンダの縦断面図である。
【図2】図1のII−II断面拡大図である。
【図3】強度比較の説明図である。
【図4】本願に係る薄型のスライドユニットの平面図
(一部を断面とした)である。
【図5】図4の左側面拡大図である。
【図6】図4のVI−VI線断拡大面図である。
【図7】インナ、アウタシールバンドの取付の詳細を示
す図である。
【図8】図7のVIII視図(縮小図)である。
【図9】図7のIX視図(縮小図)である。
【図10】スライドユニットの他の例を示す断面図であ
る。
【図11】図10のスライドユニットの端部接続状態を
示す部分図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−269516(JP,A) 特開 平5−248410(JP,A) 特開 平5−126112(JP,A) 特開 平7−248006(JP,A) 実公 平3−29602(JP,Y2) 米国特許5701798(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F15B 15/00 - 15/28

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に沿ってバレル壁に設けたスリ
    ットを通して、バレル内側の長径と短径とを有する非円
    形シリンダ孔に移動自在に設けたピストンの移動をバレ
    ル外側へ取り出すようにし、前記スリットがシールバン
    ドで塞がれるようになっている扁平ロッドレスシリンダ
    とガイドレールとを並設し、ガイドレールに案内される
    スライド体をピストンにより運行するようにしてあるス
    ライドユニットにおいて、扁平ロッドレスシリンダを非
    円形シリンダ孔における長径方向バレル壁にスリットを
    設けたものとし、その扁平ロッドレスシリンダのスリッ
    トの長径方向外側で、偏平ロッドレスシリンダの外部移
    動体とスライド体とを連結し、スライド体のテーブル面
    が長径方向に延在していることを特徴とするスライドユ
    ニット。
  2. 【請求項2】 長手方向に沿ってバレル壁に設けたスリ
    ットを通して、バレル内側の長径と短径とを有する非円
    形シリンダ孔に移動自在に設けたピストンの移動をバレ
    ル外側へ取り出すようにし、前記スリットがシールバン
    ドで塞がれるようになっている扁平ロッドレスシリンダ
    とガイドレールとを並設し、ガイドレールに案内される
    スライド体をピストンにより運行するようにしてあるス
    ライドユニットにおいて、扁平ロッドレスシリンダを非
    円形シリンダ孔における長径方向バレル壁にスリットを
    設けたものとし、その扁平ロッドレスシリンダのスリッ
    トの長径方向外側にガイドレールを並設し、ガイドレー
    ルと偏平ロッドレスシリンダの間に、偏平ロッドレスシ
    リンダの外部移動体が位置し、ガイドレールに案内され
    るスライド体をバレル上方に位置しない幅とすると共
    に、スリットを設けたバレル壁の側方において、スライ
    ド体が短径方向においてバレルと重なるようにしてある
    ことを特徴とするスライドユニット。
  3. 【請求項3】 ベース上にガイドレールを取付け、この
    ベースの長手方向両端部に、ベース側面より側方へ延び
    る接続プレートを固着し、ベース側面より側方に突出し
    た接続プレート間に、偏平ロッドレスシリンダを配置し
    たことを特徴とする請求項2記載のスライドユニット。
  4. 【請求項4】 偏平ロッドレスシリンダが、シリンダバ
    レルの両端を接続プレートと別の端部嵌合部材で塞ぐと
    共に、シールバンドの端部をシリンダバレル の長手端部
    より内側で固着してなる偏平ロッドレスシリンダユニッ
    トとして構成してあることを特徴とする請求項3記載の
    スライドユニット。
  5. 【請求項5】 偏平ロッドレスシリンダユニットの取付
    長さを接続プレート間の取付長さよりも短く設定し、一
    方の接続プレートに、軸方向外側から端部嵌合部材の端
    面を押す押しねじを設けたことを特徴とする請求項4記
    載のスライドユニット。
  6. 【請求項6】 偏平ロッドレスシリンダの、スリットを
    設けてあるバレル壁から、シリンダ孔の長径方向にベー
    スを一体に突出成形して、バレル壁の側方でベース上方
    に収容空間を形成し、その収容空間内にガイドレールを
    設けたことを特徴とする請求項2記載のスライドユニッ
    ト。
  7. 【請求項7】 ベースの、バレルと反対側部分が屈曲し
    た壁部に形成され、壁部外面に付帯部材の取付溝をベー
    ス全長に亘って設けたことを特徴とする請求項3〜6の
    何れか1項記載のスライドユニット。
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