JP3158227B2 - 地下躯体の建築方法 - Google Patents

地下躯体の建築方法

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JP3158227B2 JP02845593A JP2845593A JP3158227B2 JP 3158227 B2 JP3158227 B2 JP 3158227B2 JP 02845593 A JP02845593 A JP 02845593A JP 2845593 A JP2845593 A JP 2845593A JP 3158227 B2 JP3158227 B2 JP 3158227B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、地下躯体の建築方
法、特に、支持腕装置を構真柱に昇降し得るように取り
付け、地盤の掘削時には支持腕装置に掘削装置を取り付
けて地盤の掘削を行い、地下躯体の建築時には支持腕装
置に揚重装置等を取り付けて揚重等を行う地下躯体の建
築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】逆打ち等による地下躯体の建築方法に
は、通常、地下躯体の柱形成位置等に基礎台柱を建築
し、基礎台柱の真に鋼管、角鋼管、クロスH形鋼、H形
鋼等の本設又は仮設の柱(単に構真柱という)を建て込
み、その構真柱の上に上部躯体を建築しながら、それと
並行して、掘削機を使って地下躯体形成箇所の地盤を順
次掘削して、地下躯体の上方の階から下方の階にむけ各
地下階の床、梁等を順次建築し、或いは掘削機を使って
地下躯体形成箇所の地盤を掘削して床付けしてから、地
下躯体の下方の階から上方の階にむけ地下の各階の床、
梁等を順次建築する方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の逆打ち等による
地下躯体の建築方法は、建築の工期を短縮する上で、大
きな長所があるが、地下での掘削、揚重、運搬、建築等
における機械化が充分になされていないため、地下の悪
い環境下での人力を必要とする掘削、揚重、運搬、建築
等の作業が多く、作業者の重労働等を抜きにして、工期
の短縮を実現することができない欠点があった。この発
明の解決しようとする課題は、従来の地下躯体の建築方
法の上記のような欠点を有しない地下躯体の建築方法を
提供すること、換言すると、掘削、揚重、運搬、躯体の
建築等の作業の機械化を可能にし地下での重労働をなく
し得る地下躯体の建築方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決するための手段として、次の構成を採用する。この
発明の構成は、地下躯体の柱形成位置に構真柱を建て込
み、地下躯体形成場所の周囲に山止め壁を形成し、地下
躯体形成位置の地盤を掘削して、地下躯体を形成する地
下躯体の建築方法において、構真柱に支持腕装置を昇降
し得るように取り付け、地盤の掘削時には支持腕装置に
掘削装置を取り付けて地盤の掘削を行い、地下躯体の建
築時には支持腕装置に揚重装置等を取り付けて揚重等を
行うことを特徴とする地下躯体の建築方法にある。好ま
しい実施形態においては、支持腕装置の支持腕として多
関節支持腕を使い、その多関節支持腕の基部を昇降枠体
に固定するが、支持腕装置を昇降枠体に回動できるよう
に取り付ける場合は、支持腕が多関節でなくともよい。
好適な実施形態においては次のようにする。構真柱の先
端に1階の床及び該床を支持する梁等を形成してから、
地下躯体形成位置の地盤の掘削及び地下躯体の建築を行
う。昇降枠体は、本設の構真柱又は仮設の支持柱に沿っ
て積極的に昇降し得るように構成し、構真柱又は支持柱
に着脱可能に取り付ける。支持腕装置は、多数の腕片が
積極的に回動できるように構成し、昇降枠体に着脱可能
に取り付ける。支持腕装置の多関節支持腕としては、例
えば、多数の腕片の関節が略鉛直な軸線の廻りに回動し
得るようにしたものを使う。
【0005】また、好適な実施形態においては次のよう
にする。掘削装置としては、先にバケットを取り付けた
腕体を備えたものを使い、その腕体の基端を支持腕装置
の多関節支持腕の先端に略水平な軸線の廻りに回動し得
るように取り付ける。また、支持腕装置の支持腕の先
に、掘削装置に代えて、揚重装置を取り付ける。揚重装
置としては、例えば、ブームを備えたクレーン装置を使
い、ブームの基端を支持腕装置の多関節支持腕の先端に
略水平な軸線の廻りに回動し得るように取り付ける。さ
らに、支持腕装置に掘削装置に代えてコンクリートのデ
ィストリビュータ装置を取り付ける。ディストリビュー
タ装置として、例えば、支持腕装置の多関節支持腕の各
腕片の関節の位置に、多関節のコンクリート移送管の関
節が位置するもの使い、そのコンクリート移送管の関節
と多関節支持腕の関節を一致させて、ディストリビュー
タ装置を支持腕装置に取り付ける。昇降枠体、支持腕装
置、掘削装置、揚重装置、ディストリビュータ装置等の
作動の制御は、例えば、無線式の制御装置を使って行
う。この発明の建築方法は逆打ち工法、準逆打ち工法等
に適用する。
【0006】
【実施例】実施例を図1ないし図7を使って説明する。
地下躯体の柱形成位置の地盤Gを深く掘削して基礎台柱
を形成する縦孔を形成し、この縦孔下部にコンクリー
トを打ち込み、コンクリートが固化しないうちに、角鋼
管からなる構真柱1を前記縦孔内のコンクリート中に根
入れして、コンクリートの固化により基礎台柱を形成
し、且つ構真柱1の下部を基礎台柱に固定する。地下躯
体形成箇所の周囲に、図7に示すように、H型鋼等を含
む山止め壁2を形成する。図1に示すように、適宜の掘
削装置にてレベルLまで地盤Gを根切りして、上部躯
体3の1階の床4a及び梁4bを形成し、適宜の掘削装
置でレベルLまで掘削し、且つ昇降する昇降枠体11
を取り付ける構真柱1の周囲は少々深く掘削する。図1
ないし図3に示すように、昇降枠体10を所定の構真柱
1に着脱可能に取り付ける。昇降枠体10は正面視で逆
コ字状の支持枠体11と盤状の保持枠体12とを多数
(図示のものは4個)の油圧シリンダーC1を介して連
結して構成する。昇降枠体11を昇降させる装置は後記
する。支持枠体11の垂直部11bの外面に多数(図示
のものは3個)の関節を備えた支持腕装置14を取り付
ける。支持腕装置14は4箇の腕片14A、14B、1
4C、14Dから構成され、腕片14Aの一端を支持枠
体11の垂直部11bに着脱可能に固着し、腕片14A
の他端に腕片14Bの一端を適宜の駆動装置の作動によ
り略鉛直な軸14B1を中心にして積極的に回動し得る
ように連結し、腕片14Bの他端に腕14Cの一端を適
宜の駆動装置の作動により略鉛直な軸14C1を中心に
して積極的に回動し得るように連結し、腕片14Cの他
端に腕14Dの一端を適宜の駆動装置の作動により略鉛
直な軸14D1を中心にして積極的に回動し得るように
連結する。そして、各駆動装置の作動により3箇の腕片
14B、14C、14Dが略水平な略同じ平面上を移動
して、支持腕装置14の最先の腕片14Dの先が構真柱
1の周りの殆どの箇所に位置できるようにする。支持腕
装置14は、例えば、その作動を適宜の無線式の制御装
置CRにより制御し得るようにする。
【0007】支持腕装置14に掘削装置15を取り付け
て地盤Gを掘削する場合は、図1ないし図3に示すよう
に、支持腕装置14の腕片14Dの先に掘削装置15を
取り付ける。掘削装置15は第1腕15A、第2腕15
B及びバケット15Cを略水平な軸15a、15b、1
5cで連結し、且つ腕片15Aと腕片14Dとを油圧シ
リンダーC3で連結し、腕片15Bと腕片15Aとを油
圧シリンダーC4で連結し、腕片15とバケット15
Cとを油圧シリンダーC5で連結し、各油圧シリンダー
C3ないしC5の作動を適宜の無線式の制御装置CRに
て制御することにより、掘削装置15の腕片15A、1
5B及びバケット15Cを略鉛直な面に沿って屈曲さ
せ、例えば、図1の二点鎖線で示す位置A、Bに移動さ
せて、バケット15Cにより地盤Gを掘削し得るように
する。支持腕装置14にクレーン装置16を取り付けて
重量物を揚重(搬送)する場合は、図4に示すように、
掘削装置15の腕片15B及びバケット15Cを腕片1
5Aの先から外し、腕片15A(すなわち、ブーム)の
先にクレーン装置16の巻き胴装置16aを取り付け、
巻き胴装置16aからロープ16bを下げ、ロープ16
bを吊り具16cの滑車にかけ、吊り具16cの鉤16
で被揚重物を吊り上げ又は吊り下げ得るようにす
る。なお、掘削装置15の腕片15Aの先にクレーン装
置16の巻き胴装置16aを取り付けないで、支持腕装
置14の腕片14Dの先にブームを備えたクレーン装置
を取り付けてもよい。支持腕装置14にコンクリートの
ディストリビュータ装置17を取り付けてコンクリート
を分配する場合には、例えば、支持腕装置14の各腕片
14A、14B、14C、14Dの関節の位置に、多関
節のコンクリート移送管の関節を位置させて、ディスト
リビュータ装置17を支持腕装置14に取り付ける。な
お、クレーン装置16及びディストリビュータ装置17
は、例えば、その作動を適宜の無線式の制御装置CRに
て制御し得るようにする。
【0008】昇降枠体10を昇降させる昇降装置は、図
5及び図6に示され、クランプ装置13と油圧シリンダ
ーC1とで構成され、クランプ装置13は、逆コ字状の
支持枠体11の下方の基盤11a及び保持枠体12の基
盤12a内に設けられ、構真柱1を把持及び把持の解除
を行い得るように構成する。クランプ装置13は、基盤
11a、12a内に開口13aを形成し、開口13aの
内面にく字状の楔係合面13a1を形成し、開口13a
内に一対の楔ブロック13b、13cを嵌合し、楔ブロ
ック13b、13cの楔面13b1、13c1を前記楔係
合面13a1に係合させ、構真柱1に対面する楔ブロッ
ク13b、13cの面に摩擦板13dを固着する。楔ブ
ロック13bにシリンダ孔C2aを形成し、ピストンロ
ッドC2bの端部を楔ブロック13cの孔に嵌合して固
着し、そのピストンC2cをシリンダ孔C2aに嵌合し
て、油圧シリンダーC2を構成し、油圧シリンダーC2
の作動により、二つの楔ブロック13b、13cを離隔
又は接近させ得るようにする。クランプ装置13により
構真柱1の把持を行う場合は、油圧シリンダーC2のシ
リンダ孔C2aの油室C2a1に圧油を供給し、油室C
2a2から圧油を抜き出して、楔ブロック13b、13
cを互いに離隔する方向に移動させ、その楔面13
1、13c1を楔係合面13a1に係合させ、楔ブロッ
ク13b、13cの摩擦板13dを構真柱1の表面に押
し付け、互いに対向する摩擦板13dで構真柱1を把持
(挾持)し、支持枠体11、12を構真柱1に結合す
る。クランプ装置13による構真柱1の把持の解除を行
う場合は、油圧シリンダーC2のシリンダ孔C2aの油
室C2a2に圧油を供給し、油室C2a1から圧油を抜い
て、楔ブロック13b、13cを互いに接近する方向に
移動させ、その楔面13b1、13c1を楔係合面13a
1から離し、楔ブロック13b、13cの摩擦板13d
を構真柱1の表面から離し、互いに対向する摩擦板13
dによる構真柱1の把持を解除し、支持枠体11、12
を構真柱1に沿って自由に移動し得るようにする。
【0009】(A)昇降枠体11を降下させるには次の
ようにする。 (1)無線式の制御装置CRを操作して、保持枠体12
のクランプ装置13の油圧シリンダーC2の油室C2a
に圧油を供給し、油室C2aから圧油を抜いて、楔
ブロック13b、13cを互いに接近する方向に移動さ
せて、構真柱1の把持を解除する。 (2)制御装置CRを操作して、油圧シリンダーC1の
上側の油室C1aに圧油を供給し、下側の油室C1bか
ら圧油を抜いて、保持枠体12を降下させ、制御装置C
Rを操作して、保持枠体12のクランプ装置13の油室
C2aに圧油を供給し、油室C2aから圧油を抜い
て、楔ブロック13b、13cを互いに離隔する方向に
移動させて、楔ブロック13b、13cの摩擦板13d
で構真柱1を把持する。 (3)制御装置CRを操作して、支持枠体11のクラン
プ装置13の油圧シリンダーC2の油室C2aに圧油
を供給し、油室C2aから圧油を抜いて、楔ブロック
13b、13cを互いに接近する方向に移動させて、構
真柱1の把持を解除し、油圧シリンダーC1の下側の油
室C1bに圧油を供給し、上側の油室C1aから圧油を
抜いて、支持枠体11を降下させる。制御装置CRを操
作して、支持枠体11のクランプ装置13の油室C2a
に圧油を供給し、油室C2aから圧油を抜いて、楔
ブロック13b、13cを互いに離隔する方向に移動さ
せて、楔ブロック13b、13cの摩擦板13dで構真
柱1を把持する。 (4)(1)ないし(3)の操作を繰り返す。
【0010】(B)昇降枠体11を上昇させるには次の
ようにする。 (1)制御装置CRを操作して、支持枠体11のクラン
プ装置13の油圧シリンダーC2の油室C2a2に圧油
を供給し、油室油室C2a1から圧油を抜いて、楔ブロ
ック13b、13cを互いに接近する方向に移動させ
て、構真柱1の把持を解除する。 (2)制御装置CRを操作して、油圧シリンダーC1の
上側の油室C1aに圧油を供給し、下側の油室C1bか
ら圧油を抜いて、支持枠体11を上昇させ、制御装置を
操作して、支持枠体11のクランプ装置13の油室C2
1に圧油を供給し、油室C2a2から圧油を抜いて、楔
ブロック13b、13cを互いに離隔する方向に移動さ
せて、楔ブロック13b、13cの摩擦板13dで構真
柱1を把持する。 (3)制御装置CRを操作して、保持枠体12のクラン
プ装置13の油圧シリンダーC2の油室C2a2に圧油
を供給し、油室C2a1から圧油を抜いて、楔ブロック
13b、13cを互いに接近する方向に移動させて、構
真柱1の把持を解除し、油圧シリンダーC1の下側の油
室C1bに圧油を供給し、上側の油室C1aから圧油を
抜いて、保持枠体12を上昇せる。制御装置CRを操作
して、保持枠体12のクランプ装置13の油室C2a1
に圧油を供給し、油室C2a2から圧油を抜いて、楔ブ
ロック13b、13cを互いに離隔する方向に移動させ
て、楔ブロック13b、13cの摩擦板13dで構真柱
1を把持する。 (4)(1)ないし(3)の操作を繰り返す。
【0011】次に、図7に示すように、作業員Mが制御
装置CRを操作して掘削装置15を作動させて、地盤G
を掘削し、掘削した土砂をリフトパレット5に入れ、リ
フトパレット5を1階の床4aの開口4a1を通って昇
降するリフト6で地上階に吊り上げ、リフト6を2階の
床の下側に取り付けたレール7に沿って運搬車8の乗り
入れ個所まで移送し、土砂を入れたリフトパレット5を
運搬車8の車台上に載置する。掘削装置15による掘削
は、例えば、床付けするまで行う。床付けを完了した
後、支持腕装置14に取り付けた掘削装置15の腕15
Aからその腕15B及びバケット15Cを外し、腕15
A(すなわち、ブーム)の先にクレーン装置16の巻き
胴装置16aを取り付け、巻き胴装置16aからロープ
16bを下げ、ロープ16bを吊り器16cの滑車にか
け、吊り器16cの鉤16c1で被揚重物を吊り上げ又
は吊り下げ得るようにする。そして、例えば、鉄筋9a
を所望位置に搬送し、床付けした地盤上に配筋する。ま
た、支持腕装置14から掘削装置15やクレーン装置1
6を外し、その多関節腕15Aないし15Dに、ディス
トリビュータ装置17の多関節のコンクリート移送管を
取り付けて、コンクリートの分配を行い、配筋した鉄筋
中にコンクリートを打設し、床付けした地盤上に、鉄筋
コンクリート床9を形成する。それから、鉄筋コンクリ
ート床9の上側に所定の間隔をおいて、地下躯体の各階
の床、梁等を下部から上部にむけて順次建築する。地下
躯体の各階の床、梁等の建築には、支持腕装置14に取
り付けたクレーン装置16を使って、鉄筋、型枠、支保
工等の搬送等を行い、支持腕装置14に取り付けたディ
ストリビュータ装置17等を使って所望位置にコンクリ
ートを打設する。支持腕装置14が昇降枠体11に取り
付けてあるので、作業位置の鉛直方向の変化に対して
は、昇降枠体11の昇降により容易に対応できる。地下
1階の床、梁等の建築が完了したら、支持腕装置14か
らクレーン装置16、ディストリビュータ装置17等を
外し、昇降枠体11から支持腕装置14を外し、構真柱
1から昇降枠体11を外して、リフト6等を使って、地
上に搬出する。
【0012】
【発明の作用効果】この発明の地下躯体の建築方法は、
特許請求の範囲の欄に記載した構成を備えることによ
り、次の(イ)ないし()の作用効果を奏する。 (イ)請求項1記載の建築方法によると、掘削作業及び
地下躯体の構築作業を容易に機械化でき、工期の短縮、
省力化が可能になる。支持腕装置を昇降させるだけで、
掘削装置、揚重装置等を昇降できるから、掘削、構築等
の作業位置の上下方向の変化に容易に対応できる。 (ロ)請求項2記載のようにすると、支持腕装置の多関
節支持腕の基部を昇降枠体に固定しても、多関節支持腕
の先端部を構真柱の廻りの殆どの箇所に位置させること
ができ、掘削、構築等の作業範囲を大きく取ることがで
きる。 ()請求項3記載のようにすると、切り梁が不要に
。 ()請求項記載のようにすると、揚重位置の水平方
向の変化及び鉛直方向の変化に容易に対応できる。 ()請求項記載のようにすると、支持腕装置及びク
レーン装置の構成が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の建築方法の一つの掘削過程における構
真柱、支持腕装置、掘削装置、上部躯体等の縦断正面図
【図2】図1の上部躯体を除いた構真柱、支持腕装置、
掘削装置等の平面図
【図3】実施例の建築方法における構真柱、支持腕装
置、掘削装置等の斜視図
【図4】実施例の建築方法における構真柱、支持腕装
置、クレーン装置等の正面図
【図5】実施例の建築方法における構真柱、クランプ装
置、昇降枠体等を図1のA−A線で断面し矢印方向に見
た側面図
【図6】図5の要部を拡大した側面図
【図7】実施例の建築方法における上部躯体、下部躯
体、構真柱、支持腕装置、掘削装置、クレーン装置等を
示す斜視図
【符号の説明】
1 構真柱 2 山止め壁 3 上部躯体 4a 1階の床 4b 1階の梁 10 昇降枠体 11 支持枠体 11a 基盤 11b 垂直部 12 保持枠体 12a 基盤 13 クランプ装置 13a 開口 13a1 楔係合面 13b、13c 楔ブロック 13d 摩擦板 14 支持腕装置 14Aないし14D 腕片 14B1ないし14D1 軸 15 掘削装置 15A、15B 腕片 15C バケット 15aないし15c 軸 16 クレーン装置 17 ディストリビュータ装置 C1ないしC5 油圧シリンダー CR 制御装置 G 地盤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−153495(JP,A) 特開 平2−252823(JP,A) 特開 平4−194121(JP,A) 実開 昭58−173682(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 29/045 - 29/055 B66C 23/04 E04G 21/14 - 21/22 E02F 3/38 - 3/39 E02F 9/14 E02F 5/20 E21D 1/03 - 1/06

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地下躯体の柱形成位置に構真柱を建て込
    み、地下躯体形成場所の周囲に山止め壁を形成し、地下
    躯体形成位置の地盤を掘削して、地下躯体を形成する地
    下躯体の建築方法において、構真柱に支持腕装置を昇降
    し得るように取り付け、地盤の掘削時には支持腕装置に
    掘削装置を取り付けて地盤の掘削を行い、地下躯体の建
    築時には支持腕装置に揚重装置等を取り付けて揚重等を
    行うことを特徴とする地下躯体の建築方法。
  2. 【請求項2】支持腕装置の支持腕として多関節支持腕を
    使うことを特徴とする請求項1記載の地下躯体の建築方
    法。
  3. 【請求項3】構真柱の上端に上部躯体の1階の床及び該
    床を支持する梁等を形成してから、地下躯体形成位置の
    地盤の掘削及び地下躯体の建築を行うことを特徴とする
    請求項1又は2記載の地下躯体の建築方法
  4. 【請求項4】本設の構真柱又は仮設の支持柱に沿って昇
    降し得る昇降枠体を構真柱又は支持柱に着脱可能に取り
    付け、腕が積極的に回動できる支持腕装置を昇降枠体に
    着脱自在に取り付け、支持腕装置の支持腕の先に揚重装
    置を取り付けたことを特徴とする地下躯体の建築に使う
    揚重装置。
  5. 【請求項5】本設の構真柱又は仮設の支持柱に沿って昇
    降し得る昇降枠体を構真柱又は支持柱に着脱可能に取り
    付け、腕が積極的に回動できる支持腕装置を昇降枠体に
    着脱可能に取り付け、支持腕装置の支持腕の先にクレー
    ン装置を取り付けた地下躯体の建築に使うクレーン装置
    において、支持腕を多関節支持腕で構成し、多数の腕片
    の各関節を略鉛直な軸線の廻りに回動し得るようにし、
    クレーンのブームの基端を支持腕装置の多関節腕の先端
    に略水平な軸線の廻りに回動し得るように取り付けたこ
    とを特徴とする地下躯体の建築に使うクレーン装置。
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