JP3158191B2 - 雌ホック - Google Patents
雌ホックInfo
- Publication number
- JP3158191B2 JP3158191B2 JP10225396A JP10225396A JP3158191B2 JP 3158191 B2 JP3158191 B2 JP 3158191B2 JP 10225396 A JP10225396 A JP 10225396A JP 10225396 A JP10225396 A JP 10225396A JP 3158191 B2 JP3158191 B2 JP 3158191B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- hook
- female hook
- caulking
- female
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衣服類、袋物等の開口
部の開閉のために使用される雌、雄一対の止め具の一種
であるホックの内、ホック頭を係着用凹部に押し込んで
その頸部を係着用スプリングに係着させるようにしたホ
ック(以下、スプリングホックという)の一方である雌
ホックの改良に関するものである。
部の開閉のために使用される雌、雄一対の止め具の一種
であるホックの内、ホック頭を係着用凹部に押し込んで
その頸部を係着用スプリングに係着させるようにしたホ
ック(以下、スプリングホックという)の一方である雌
ホックの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明が対象とする従来の雌ホックは、
図3に示すように開口部に係着用スプリング(1)を装着
した係着用凹部(2)の凹部底(3a)の内面が略水平に形成
されており、その中心に前記開口部径より小径の筒挿通
用穴(3)を穿設した金属製の雌ホック主体(4)の前記筒挿
通用穴(3)に、取付け用座板(5)の中央に加締用筒(6)を
一体的に突設した固定部材(7)の前記加締用筒(6)を通し
て、その先端部を前記凹部底(3a)の水平面に加締固定す
る構成となっている。
図3に示すように開口部に係着用スプリング(1)を装着
した係着用凹部(2)の凹部底(3a)の内面が略水平に形成
されており、その中心に前記開口部径より小径の筒挿通
用穴(3)を穿設した金属製の雌ホック主体(4)の前記筒挿
通用穴(3)に、取付け用座板(5)の中央に加締用筒(6)を
一体的に突設した固定部材(7)の前記加締用筒(6)を通し
て、その先端部を前記凹部底(3a)の水平面に加締固定す
る構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の雌ホック
は、あらかじめ生地等の取付け位置に穿設された取付け
用孔に通した固定部材(7)の加締用筒(6)に、雌ホック主
体(4)を通した後、該加締用筒(6)に筒挿通用穴(3)を通
して雌ホック主体(4)の係着用凹部(2)内に突出させ、該
突出した加締用筒部(6)を加締めて凹部底(3a)の内面水
平部分へ固定することにより装着するのであるが、係着
用凹部(2)の深さとして、凹部底(3a)に固定部材(7)の加
締用筒(6)を加締固定した状態において、雄ホック(H)の
擬宝珠形に丸くなったホック頭(h)の頸部を、係着用ス
プリング(1)に係着させるだけの深さの係着用凹部(2)が
必要であること及び凹部底(3a)が水平であって加締固定
時の生地の圧縮が少ないことから、生地上への雌ホック
の突出量(D1)が高くなり、このように突出量(D1)が高く
なると、開閉部の隙間、嵩が大きくなったり、折畳状態
での嵩張りの原因となったり、衣服においては着用時に
疼痛を与える等の違和感を与えるなど、種々の不都合を
招く点に課題があった。
は、あらかじめ生地等の取付け位置に穿設された取付け
用孔に通した固定部材(7)の加締用筒(6)に、雌ホック主
体(4)を通した後、該加締用筒(6)に筒挿通用穴(3)を通
して雌ホック主体(4)の係着用凹部(2)内に突出させ、該
突出した加締用筒部(6)を加締めて凹部底(3a)の内面水
平部分へ固定することにより装着するのであるが、係着
用凹部(2)の深さとして、凹部底(3a)に固定部材(7)の加
締用筒(6)を加締固定した状態において、雄ホック(H)の
擬宝珠形に丸くなったホック頭(h)の頸部を、係着用ス
プリング(1)に係着させるだけの深さの係着用凹部(2)が
必要であること及び凹部底(3a)が水平であって加締固定
時の生地の圧縮が少ないことから、生地上への雌ホック
の突出量(D1)が高くなり、このように突出量(D1)が高く
なると、開閉部の隙間、嵩が大きくなったり、折畳状態
での嵩張りの原因となったり、衣服においては着用時に
疼痛を与える等の違和感を与えるなど、種々の不都合を
招く点に課題があった。
【0004】本発明は本来のスプリングホックの機能を
確保した上で、開閉部の隙間、嵩を低くするとともに、
折畳状態での嵩張りも少なく、衣服の着用時等において
も違和感を和らげることができる雌ホックを提供するこ
とを目的としている。
確保した上で、開閉部の隙間、嵩を低くするとともに、
折畳状態での嵩張りも少なく、衣服の着用時等において
も違和感を和らげることができる雌ホックを提供するこ
とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る雌ホック
は、開口部に係着用スプリング(1)が装着された係着用
凹部(2)の凹部底に前記開口部径より小径の筒挿通用穴
(3)を穿設した金属製の雌ホック主体(4)の前記筒挿通用
穴(3)に、取付け用座板(5)の中央に加締用筒(6)を一体
的に突設した固定部材(7)の前記加締用筒(6)を通して加
締めることにより生地(C)に取付けるところ雌ホックに
おいて、前記係着用凹部(2)の凹部底全体を、前記筒挿
通用穴(3)に向かって漸次縮径状態で連続する斜面とな
る擂り鉢形状底(8)に形成し、拡開状態とした加締用筒
(6)における筒先端周面が前記擂り鉢形状底(8)の内側斜
面に密着するように加締固定したことを特徴とするもの
であり、固定部材(7)は金属製または熱可塑性合成樹脂
製とした構成である。
は、開口部に係着用スプリング(1)が装着された係着用
凹部(2)の凹部底に前記開口部径より小径の筒挿通用穴
(3)を穿設した金属製の雌ホック主体(4)の前記筒挿通用
穴(3)に、取付け用座板(5)の中央に加締用筒(6)を一体
的に突設した固定部材(7)の前記加締用筒(6)を通して加
締めることにより生地(C)に取付けるところ雌ホックに
おいて、前記係着用凹部(2)の凹部底全体を、前記筒挿
通用穴(3)に向かって漸次縮径状態で連続する斜面とな
る擂り鉢形状底(8)に形成し、拡開状態とした加締用筒
(6)における筒先端周面が前記擂り鉢形状底(8)の内側斜
面に密着するように加締固定したことを特徴とするもの
であり、固定部材(7)は金属製または熱可塑性合成樹脂
製とした構成である。
【0006】
【作用】上記のように構成された雌ホックは、雌ホック
主体(4)と固定部材(7)とを生地を挟んだ状態で連結固定
する場合、加締用挿通用穴(3)に向かって漸次縮径状態
で連続する斜面となる擂り鉢形状底(8)に形成し、拡開
状態とした加締用筒(6)における筒先端周面が、前記擂
り鉢形状底(8)の内側斜面に密着するように加締固定す
るようになって、雄ホック(H)の擬宝珠形に丸くなった
ホック頭(h)の先端部が係着用凹部(2)の一部を形成する
擂り鉢形空間部に入る状態において、ホック頭(h)の頸
部が係着用スプリング(1)と係合するようになるのであ
る。
主体(4)と固定部材(7)とを生地を挟んだ状態で連結固定
する場合、加締用挿通用穴(3)に向かって漸次縮径状態
で連続する斜面となる擂り鉢形状底(8)に形成し、拡開
状態とした加締用筒(6)における筒先端周面が、前記擂
り鉢形状底(8)の内側斜面に密着するように加締固定す
るようになって、雄ホック(H)の擬宝珠形に丸くなった
ホック頭(h)の先端部が係着用凹部(2)の一部を形成する
擂り鉢形空間部に入る状態において、ホック頭(h)の頸
部が係着用スプリング(1)と係合するようになるのであ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】及び
【実施例】本発明の実施例に係る雌ホックは、図1の分
解断面図、図2の装着状態断面図に示すように、開口部
に係着用スプリング(1)が装着された係着用凹部(2)の凹
部底に前記開口部径より小径の筒挿通用穴(3)を穿設し
た金属製の雌ホック主体(4)の前記凹部底全体を、前記
筒挿通用穴(3)に向かって漸次縮径状態で連続する斜面
となる擂り鉢形状底(8)に形成し、金属製の取付け用座
板(5)の中央に加締用筒(6)を絞り加工手段等によって一
体的に突設下固定部材(7)の加締用筒(6)を筒挿通用穴
(3) に通して、拡開状態とした加締用筒(6)の筒先端周
面が、前記擂り鉢形状底(8)の内側斜面に密着するよう
にして、生地(C)上への突出量(D2)を前記従来品の突出
量(D1)より低くしたことを特徴とする構成である。
解断面図、図2の装着状態断面図に示すように、開口部
に係着用スプリング(1)が装着された係着用凹部(2)の凹
部底に前記開口部径より小径の筒挿通用穴(3)を穿設し
た金属製の雌ホック主体(4)の前記凹部底全体を、前記
筒挿通用穴(3)に向かって漸次縮径状態で連続する斜面
となる擂り鉢形状底(8)に形成し、金属製の取付け用座
板(5)の中央に加締用筒(6)を絞り加工手段等によって一
体的に突設下固定部材(7)の加締用筒(6)を筒挿通用穴
(3) に通して、拡開状態とした加締用筒(6)の筒先端周
面が、前記擂り鉢形状底(8)の内側斜面に密着するよう
にして、生地(C)上への突出量(D2)を前記従来品の突出
量(D1)より低くしたことを特徴とする構成である。
【0008】なお上記実施例においては、取付け用座板
(5)を金属製としたものについて説明したが、熱可塑性
合成樹脂製として、加締用筒(6)を加熱押圧手段で加締
るようにすると、加締作業が簡単となる。
(5)を金属製としたものについて説明したが、熱可塑性
合成樹脂製として、加締用筒(6)を加熱押圧手段で加締
るようにすると、加締作業が簡単となる。
【0009】
【発明の効果】以上説明した本発明に係る雌ホックによ
れば、雌ホック主体(4)と固定部材(7)とを生地を挟んだ
状態で連結固定する場合、加締用筒挿通用穴(3)に向か
って漸次縮径状態で連続する斜面となる擂り鉢形状底
(8)に形成し、拡開状態とした加 締用筒(6)における筒先
端周面が、前記擂り鉢形状底(8)の内側斜面に密着する
ようになって、雄ホック(H)の擬宝珠形に丸くなったホ
ック頭(h)の先端部が、係着用凹部(2)の一部を形成する
擂り鉢形空間部に入る状態でホック頭(h)の頸部が係着
用スプリング(1)と係合するようになることから、雄ホ
ックとの係着機能を確保した状態において、生地等の取
付け対象面からの雌ホック主体(4)の突出量(D2)を従来
の雌ホックの突出量(D1)よりも低くすることができ、こ
れによって、ホック開閉部の隙間、嵩を低くし且つ折畳
状態での嵩張りも低くすることができ、また衣服等の着
用時の違和感を和らげることができる雌ホックが得られ
る。
れば、雌ホック主体(4)と固定部材(7)とを生地を挟んだ
状態で連結固定する場合、加締用筒挿通用穴(3)に向か
って漸次縮径状態で連続する斜面となる擂り鉢形状底
(8)に形成し、拡開状態とした加 締用筒(6)における筒先
端周面が、前記擂り鉢形状底(8)の内側斜面に密着する
ようになって、雄ホック(H)の擬宝珠形に丸くなったホ
ック頭(h)の先端部が、係着用凹部(2)の一部を形成する
擂り鉢形空間部に入る状態でホック頭(h)の頸部が係着
用スプリング(1)と係合するようになることから、雄ホ
ックとの係着機能を確保した状態において、生地等の取
付け対象面からの雌ホック主体(4)の突出量(D2)を従来
の雌ホックの突出量(D1)よりも低くすることができ、こ
れによって、ホック開閉部の隙間、嵩を低くし且つ折畳
状態での嵩張りも低くすることができ、また衣服等の着
用時の違和感を和らげることができる雌ホックが得られ
る。
【図1】本発明の実施例に係る雌ホックの分解断面図で
ある。
ある。
【図2】本発明の実施例に係る雌ホックの生地への装着
状態断面図である。
状態断面図である。
【図3】従来の雌ホックの生地への装着状態断面図であ
る。
る。
【符号の説明】 (1) 係着用スプリング (2) 係着用凹部 (3) 筒挿通用穴 (4) 雌ホック主体 (5) 取付け用座板 (6) 加締用筒 (7) 固定部材 (8) 擂り鉢形状底 (H) 雄ホック (h) ホック頭 (C) 生地
Claims (2)
- 【請求項1】 開口部に係着用スプリング(1)が装着さ
れた係着用凹部(2)の凹部底に前記開口部径より小径の
筒挿通用穴(3)を穿設した金属製の雌ホック主体(4)の前
記筒挿通用穴(3)に、取付け用座板(5)の中央に加締用筒
(6)を一体的に突設した固定部材(7)の前記加締用筒(6)
を通して加締めることにより生地(C)に取付けるところ
雌ホックにおいて、前記係着用凹部(2)の凹部底全体を、前記筒挿通用穴(3)
に向かって漸次縮径状態で連続する斜面となる擂り鉢形
状底(8)に形成し、拡開状態とした加締用筒(6)における
筒先端周面が、前記擂り鉢形状底(8)の内側斜面に密着
するように加締固定する 構成としたことを特徴とする雌
ホック。 - 【請求項2】 固定部材(7)は金属製または熱可塑性合
成樹脂製である請求項1記載の雌ホック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10225396A JP3158191B2 (ja) | 1996-04-24 | 1996-04-24 | 雌ホック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10225396A JP3158191B2 (ja) | 1996-04-24 | 1996-04-24 | 雌ホック |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09285314A JPH09285314A (ja) | 1997-11-04 |
JP3158191B2 true JP3158191B2 (ja) | 2001-04-23 |
Family
ID=14322442
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10225396A Expired - Lifetime JP3158191B2 (ja) | 1996-04-24 | 1996-04-24 | 雌ホック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3158191B2 (ja) |
-
1996
- 1996-04-24 JP JP10225396A patent/JP3158191B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09285314A (ja) | 1997-11-04 |
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