JP3104123B2 - スナップ釦 - Google Patents
スナップ釦Info
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- JP3104123B2 JP3104123B2 JP07295445A JP29544595A JP3104123B2 JP 3104123 B2 JP3104123 B2 JP 3104123B2 JP 07295445 A JP07295445 A JP 07295445A JP 29544595 A JP29544595 A JP 29544595A JP 3104123 B2 JP3104123 B2 JP 3104123B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスナップ雄釦とスナップ
雌釦との係合により使用されるスナップ釦の改良に関す
るものである。
雌釦との係合により使用されるスナップ釦の改良に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図7に示すように、雌側裏部材(1) の中
央部に設けた加締筒(2) を、生地(C1)の取付穴(H) と表
部材(3) の中心孔(5) に貫通させ、該加締筒(2) の先端
部を、表部材(3) の中心孔(5) の周囲に形成した加締受
け座(4) へ加締固定し、該加締筒(2) の内径部に、スナ
ップ雄釦(A1)の頭部が弾力的に係止される係合部分が形
成されるようにしたスナップ雌釦(B) と、合成樹脂製で
あって球状の頭部分aの周囲に形成した膨出部分bの内
側に、下端開口する取付け孔cを設けた支柱部分dの周
囲に中空部eを介して外筒fを有する円筒状部分を一体
形成した雄雄主体gを、金属製の取付け部材hを前記取
付け孔cに嵌入させて生地(C2)に固定するようにしたス
ナップ雄釦(A1)とから構成した改良型のスナップ釦が、
実開平6−70610号公報に提案され公知となってい
る。
央部に設けた加締筒(2) を、生地(C1)の取付穴(H) と表
部材(3) の中心孔(5) に貫通させ、該加締筒(2) の先端
部を、表部材(3) の中心孔(5) の周囲に形成した加締受
け座(4) へ加締固定し、該加締筒(2) の内径部に、スナ
ップ雄釦(A1)の頭部が弾力的に係止される係合部分が形
成されるようにしたスナップ雌釦(B) と、合成樹脂製で
あって球状の頭部分aの周囲に形成した膨出部分bの内
側に、下端開口する取付け孔cを設けた支柱部分dの周
囲に中空部eを介して外筒fを有する円筒状部分を一体
形成した雄雄主体gを、金属製の取付け部材hを前記取
付け孔cに嵌入させて生地(C2)に固定するようにしたス
ナップ雄釦(A1)とから構成した改良型のスナップ釦が、
実開平6−70610号公報に提案され公知となってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の改良したス
ナップ釦は、頭部分aを球状とすることによりスナップ
雌釦への係入がし易くなり、また、頭部分aの周囲に形
成した膨出部分bの内側に、下端開口する取付け孔cを
設けた支柱部分dの周囲に中空部eを介して外筒fを有
する円筒状部分を一体形成したことにより、頭部分aが
変形し易くなるとともに、外筒によって補強されるの
で、係合時における横方向からの力に対する抵抗力が向
上するとのことであるが、中空部eの存在によって、係
合時における横方向からの力により外筒部分が破損し易
くなるだけでなく、支柱部分dが取付け部材hの嵌入に
よって破損し易くなることから耐久性に問題があり、本
発明はこの点を解決すべき課題としている。
ナップ釦は、頭部分aを球状とすることによりスナップ
雌釦への係入がし易くなり、また、頭部分aの周囲に形
成した膨出部分bの内側に、下端開口する取付け孔cを
設けた支柱部分dの周囲に中空部eを介して外筒fを有
する円筒状部分を一体形成したことにより、頭部分aが
変形し易くなるとともに、外筒によって補強されるの
で、係合時における横方向からの力に対する抵抗力が向
上するとのことであるが、中空部eの存在によって、係
合時における横方向からの力により外筒部分が破損し易
くなるだけでなく、支柱部分dが取付け部材hの嵌入に
よって破損し易くなることから耐久性に問題があり、本
発明はこの点を解決すべき課題としている。
【0004】本発明は上記課題を解決するものであっ
て、破損、離脱に対する耐久性に優れたスナップ釦の提
供を目的としている。
て、破損、離脱に対する耐久性に優れたスナップ釦の提
供を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る解決手段
は、雌側裏部材(1) の中央部に設けた加締筒(2) を、生
地(C1)の取付穴(H) と表部材(3) の中心孔(5) に貫通さ
せ、該加締筒(2) の先端部を、表部材(3) の中心孔(5)
の周囲に形成した加締受け座(4) へ加締固定し、該加締
筒(2) の内径部に、スナップ雄釦(A) の頭部が弾力的に
係止される係合部分が形成されるようにしたスナップ雌
釦(B) と、生地(C2)に固定されて前記スナップ雌釦(B)
の係合部分に弾発的に係合するスナップ雄釦(A) とから
なるスナップ釦において、前記スナップ雄釦(A) を、座
板(6) の中央部に設けた貫通孔(7)の周囲に、先端部外
周に係合用膨出部(8) を具備する係合筒(9) を一体形成
した合成樹脂製の雄主体(10)と、中央部に周囲を凹座部
(22)とした固定用孔(11)を穿設した雄側裏部材(12)と、
前記雄主体(10)の係合筒(9) の係合用膨出部(8) の外径
よりも小径であって、係合筒(9) の先端開口部を閉塞す
る金属製の蓋頭(13)と、該蓋頭(13)の裏面に、雄側裏部
材(12)に加締固定される中空の加締部材(14)を一体に形
成し、該加締部材(14)の外径と係合筒(9) の内径とによ
って形成される空間部に筒体(20)を嵌合させ、生地(C2)
を貫通して前記雄側裏部材(12)と前記蓋頭(13)とを連結
し、これらの間に雄主体(10)を固定する加締部材(14)と
から構成したことを基本とするものである。
は、雌側裏部材(1) の中央部に設けた加締筒(2) を、生
地(C1)の取付穴(H) と表部材(3) の中心孔(5) に貫通さ
せ、該加締筒(2) の先端部を、表部材(3) の中心孔(5)
の周囲に形成した加締受け座(4) へ加締固定し、該加締
筒(2) の内径部に、スナップ雄釦(A) の頭部が弾力的に
係止される係合部分が形成されるようにしたスナップ雌
釦(B) と、生地(C2)に固定されて前記スナップ雌釦(B)
の係合部分に弾発的に係合するスナップ雄釦(A) とから
なるスナップ釦において、前記スナップ雄釦(A) を、座
板(6) の中央部に設けた貫通孔(7)の周囲に、先端部外
周に係合用膨出部(8) を具備する係合筒(9) を一体形成
した合成樹脂製の雄主体(10)と、中央部に周囲を凹座部
(22)とした固定用孔(11)を穿設した雄側裏部材(12)と、
前記雄主体(10)の係合筒(9) の係合用膨出部(8) の外径
よりも小径であって、係合筒(9) の先端開口部を閉塞す
る金属製の蓋頭(13)と、該蓋頭(13)の裏面に、雄側裏部
材(12)に加締固定される中空の加締部材(14)を一体に形
成し、該加締部材(14)の外径と係合筒(9) の内径とによ
って形成される空間部に筒体(20)を嵌合させ、生地(C2)
を貫通して前記雄側裏部材(12)と前記蓋頭(13)とを連結
し、これらの間に雄主体(10)を固定する加締部材(14)と
から構成したことを基本とするものである。
【0006】上記構成中蓋頭(13)は、係合筒(9) 内の筒
体(20)に嵌合する胴部(15)の上部に係止縁(15a) を形成
した頭(16)が、また、下端面には雄側裏部材(12)側から
挿入する加締部材(14)の先端を変形固定するための係止
凹部(17)を設けた中実構成とし、これを金属部材を用い
て、例えば、ダイカスト法等で製作する。
体(20)に嵌合する胴部(15)の上部に係止縁(15a) を形成
した頭(16)が、また、下端面には雄側裏部材(12)側から
挿入する加締部材(14)の先端を変形固定するための係止
凹部(17)を設けた中実構成とし、これを金属部材を用い
て、例えば、ダイカスト法等で製作する。
【0007】この場合、胴部(15)の下端面の係止凹部(1
7)に代えて加締部材(14)を一体に形成して部品点数を少
なくすることもできる。
7)に代えて加締部材(14)を一体に形成して部品点数を少
なくすることもできる。
【0008】また、合成樹脂製の雄主体(10)の係合筒
(9) の内面軸方向に突条(18)を形成するとともに、これ
に対応する回転止用溝(19)を、蓋頭(13)の胴部(15)の周
面軸方向に形成して、係合筒(9) に対する蓋頭(13)の回
転阻止を図り、蓋頭(13)の表面に付される図柄等の方向
性を確保することができる。
(9) の内面軸方向に突条(18)を形成するとともに、これ
に対応する回転止用溝(19)を、蓋頭(13)の胴部(15)の周
面軸方向に形成して、係合筒(9) に対する蓋頭(13)の回
転阻止を図り、蓋頭(13)の表面に付される図柄等の方向
性を確保することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】及び
【実施例】本発明の実施例1ないし実施例4に係るスナ
ップ釦は、いずれもスナップ雄釦(A) と金属製のスナッ
プ雌釦(B) とから構成されるものであることから、金属
製のスナップ雌釦(B) については、図1及び図2に基づ
く実施例1の説明において、他の実施例についてはスナ
ップ雄釦(A) のみについて図示し説明することとする。
ップ釦は、いずれもスナップ雄釦(A) と金属製のスナッ
プ雌釦(B) とから構成されるものであることから、金属
製のスナップ雌釦(B) については、図1及び図2に基づ
く実施例1の説明において、他の実施例についてはスナ
ップ雄釦(A) のみについて図示し説明することとする。
【0010】(実施例1) 図1は実施例1に係るスナップ釦の分解断面図、図2は
係合状態断面図であって、前記した通り、スナップ雄釦
(A) と金属製のスナップ雌釦(B) とから構成されてい
る。
係合状態断面図であって、前記した通り、スナップ雄釦
(A) と金属製のスナップ雌釦(B) とから構成されてい
る。
【0011】まず各実施例に共通するスナップ雌釦(B)
は、従来と同様であって、0.5mm 厚の真鍮板から円形に
打ち抜かれ、中央部にスナップ雄釦(A) が係合できる内
径の加締筒(2) を絞り加工により形成した雌側裏部材
(1) と、該加締筒(2) の先端部を貫通させる中心孔(5)
の周囲に加締筒(2) の先端部を加締固定するための加締
受け座(4) を形成した真鍮製の表部材(3) とからなり、
予め穿設された生地(C1)の取付穴(H) に加締筒(2) を貫
通させるとともに、表部材(3) の中心孔(5) に貫通させ
て、先端部を加締受け座(4) 側へ拡開させる加締手段で
固定することにより生地(C1)に取付けられ、該加締筒
(2) の内径部に、スナップ雄釦(A) の頭部が弾力的に係
止される係合部分を形成する構成である。
は、従来と同様であって、0.5mm 厚の真鍮板から円形に
打ち抜かれ、中央部にスナップ雄釦(A) が係合できる内
径の加締筒(2) を絞り加工により形成した雌側裏部材
(1) と、該加締筒(2) の先端部を貫通させる中心孔(5)
の周囲に加締筒(2) の先端部を加締固定するための加締
受け座(4) を形成した真鍮製の表部材(3) とからなり、
予め穿設された生地(C1)の取付穴(H) に加締筒(2) を貫
通させるとともに、表部材(3) の中心孔(5) に貫通させ
て、先端部を加締受け座(4) 側へ拡開させる加締手段で
固定することにより生地(C1)に取付けられ、該加締筒
(2) の内径部に、スナップ雄釦(A) の頭部が弾力的に係
止される係合部分を形成する構成である。
【0012】また、スナップ雄釦(A) は、0.2mm 厚のス
テンレス板から中心に固定用孔(11)を穿設された円板に
形打ち抜き、該円板の周縁にカール部分(21)を形成して
皿状とし、また固定用孔(11)部分を皿状空間内へ凹ませ
て凹座部(22)を形成した雄側裏部材(12)と、同じくステ
ンレス板から打ち抜かれ、後記係合用膨出部(8) の外径
より僅かに小さい外径の周壁(23)を絞り加工により形成
した蓋頭(13)と、座板(6) の中央部に設けた貫通孔(7)
の周囲に、該貫通孔(7) 部分を内底として先端部外周に
係合用膨出部(8) を具備する係合筒(9) を一体形成した
ウレタン樹脂製の雄主体(10)と、蓋頭(13)の裏面に、雄
側裏部材(12)に加締固定される中空の加締部材(14)を一
体に形成し、該加締部材(14)の外径と係合筒(9) の内径
とによって形成される空間部に筒体(20)を嵌合させ、一
端に前記蓋頭(13)の周壁(23)に抱持固定される結合鍔(2
4)が形成された中空の加締部材(14)とからなり、該加締
部材(14)の結合鍔(24)は前記蓋頭(13)の周壁(23)に抱持
固定により一体化され、固定用孔(11)、係合筒(9) の内
径に嵌合された筒体(20)、貫通孔(7) 及び固定用孔(11)
は、加締部材(14)が貫通可能な内径となっている。
テンレス板から中心に固定用孔(11)を穿設された円板に
形打ち抜き、該円板の周縁にカール部分(21)を形成して
皿状とし、また固定用孔(11)部分を皿状空間内へ凹ませ
て凹座部(22)を形成した雄側裏部材(12)と、同じくステ
ンレス板から打ち抜かれ、後記係合用膨出部(8) の外径
より僅かに小さい外径の周壁(23)を絞り加工により形成
した蓋頭(13)と、座板(6) の中央部に設けた貫通孔(7)
の周囲に、該貫通孔(7) 部分を内底として先端部外周に
係合用膨出部(8) を具備する係合筒(9) を一体形成した
ウレタン樹脂製の雄主体(10)と、蓋頭(13)の裏面に、雄
側裏部材(12)に加締固定される中空の加締部材(14)を一
体に形成し、該加締部材(14)の外径と係合筒(9) の内径
とによって形成される空間部に筒体(20)を嵌合させ、一
端に前記蓋頭(13)の周壁(23)に抱持固定される結合鍔(2
4)が形成された中空の加締部材(14)とからなり、該加締
部材(14)の結合鍔(24)は前記蓋頭(13)の周壁(23)に抱持
固定により一体化され、固定用孔(11)、係合筒(9) の内
径に嵌合された筒体(20)、貫通孔(7) 及び固定用孔(11)
は、加締部材(14)が貫通可能な内径となっている。
【0013】上記スナップ雄釦(A) の各構成部品は、蓋
頭(13)と一体化されている加締部材(14)を、雄主体(10)
の係合筒(9) の筒体(20)内に嵌入してその開口端を閉塞
するように結合するとともに、雄主体(10)の下面から突
出する加締部材の先端部を、生地(C2)と雄側裏部材(12)
の固定用孔(11)に貫通させて、凹座部(22)で拡開して固
定することにより生地(C2)に取付けられる。
頭(13)と一体化されている加締部材(14)を、雄主体(10)
の係合筒(9) の筒体(20)内に嵌入してその開口端を閉塞
するように結合するとともに、雄主体(10)の下面から突
出する加締部材の先端部を、生地(C2)と雄側裏部材(12)
の固定用孔(11)に貫通させて、凹座部(22)で拡開して固
定することにより生地(C2)に取付けられる。
【0014】(実施例2) 図3に示した実施例2に係るスナップ雄釦(A) は、前記
実施例1における蓋頭(13)を、係合筒(9) に嵌合する胴
部(15)の上端に、係合筒(9) の係合用膨出部(8) の外径
より僅かに小さい外径の係止縁(15a) を形成した頭(16)
を、胴部(15)の下端には、図3、図4に示すように、雄
側裏部材(12)側から挿入する加締部材(14)の先端を変形
固定するための係止凹部(17)を、アルミニウム合金材料
を使用してダイカスト手段により製作した中実体とし、
また、雄主体(10)の係合筒(9) の内径を蓋頭(13)の胴部
(15)の外径に対応させ、さらに加締部材(14)を胴部(15)
の外径よりも細径の中実又は中空材の一端を止頭(25)と
した構成とし、該加締部材(14)の先端を、雄側裏部材(1
2)側から挿入して生地(C2)と貫通孔(7) を通して、前記
係止凹部(17)で変形固定することにより結合される。な
お、係止凹部(17)は、加締部材(14)が中空管材の場合に
は、先端を拡開変形することができ、中実部材の場合に
は、先端を一方向へ屈曲変形させることができものと
し、他の構成部材は、実施例1と同一のため同一符号で
示し、説明を省略する。
実施例1における蓋頭(13)を、係合筒(9) に嵌合する胴
部(15)の上端に、係合筒(9) の係合用膨出部(8) の外径
より僅かに小さい外径の係止縁(15a) を形成した頭(16)
を、胴部(15)の下端には、図3、図4に示すように、雄
側裏部材(12)側から挿入する加締部材(14)の先端を変形
固定するための係止凹部(17)を、アルミニウム合金材料
を使用してダイカスト手段により製作した中実体とし、
また、雄主体(10)の係合筒(9) の内径を蓋頭(13)の胴部
(15)の外径に対応させ、さらに加締部材(14)を胴部(15)
の外径よりも細径の中実又は中空材の一端を止頭(25)と
した構成とし、該加締部材(14)の先端を、雄側裏部材(1
2)側から挿入して生地(C2)と貫通孔(7) を通して、前記
係止凹部(17)で変形固定することにより結合される。な
お、係止凹部(17)は、加締部材(14)が中空管材の場合に
は、先端を拡開変形することができ、中実部材の場合に
は、先端を一方向へ屈曲変形させることができものと
し、他の構成部材は、実施例1と同一のため同一符号で
示し、説明を省略する。
【0015】(実施例3) 図5に示すように、実施例2における蓋頭(13)の胴部(1
5)の下端面に、先端を加締用固定端とした加締部材(14)
を一体に形成したものであり、生地(C2)への固定は、実
施例1の場合と同様に行われる。
5)の下端面に、先端を加締用固定端とした加締部材(14)
を一体に形成したものであり、生地(C2)への固定は、実
施例1の場合と同様に行われる。
【0016】(実施例4) 図6に示すように、実施例2、3における蓋頭(13)の胴
部(15)の周面軸方向に四本の回転止用溝(19)を形成し、
この回転止用溝(19)に対応する係合筒(9) の内突条(18)
を形成した構成としたものである。なお、この実施例の
場合に限られるわけではないが、係合筒(9) の先端周囲
の係合用膨出部(8) は全周とせずに複数の突起で形成
し、この突起は内面に突条(18)が形成されている外面を
除く部分に形成することが、係合用膨出部(8) の弾性が
確保でき、スナップ雌釦(B) の係合部分との係止を良好
とする。
部(15)の周面軸方向に四本の回転止用溝(19)を形成し、
この回転止用溝(19)に対応する係合筒(9) の内突条(18)
を形成した構成としたものである。なお、この実施例の
場合に限られるわけではないが、係合筒(9) の先端周囲
の係合用膨出部(8) は全周とせずに複数の突起で形成
し、この突起は内面に突条(18)が形成されている外面を
除く部分に形成することが、係合用膨出部(8) の弾性が
確保でき、スナップ雌釦(B) の係合部分との係止を良好
とする。
【0017】なお各実施例において説明した加締部材(1
4)としては、既製品の鳩目、中空リベット、打込鋲、先
端部に拡張軸を形成したアンカー鋲を使用することがで
き、また、合成樹脂材料、金属材料は例示に過ぎないも
のであり、用途に応じて最適の材料が選択使用するもの
とする。
4)としては、既製品の鳩目、中空リベット、打込鋲、先
端部に拡張軸を形成したアンカー鋲を使用することがで
き、また、合成樹脂材料、金属材料は例示に過ぎないも
のであり、用途に応じて最適の材料が選択使用するもの
とする。
【0018】
【発明の効果】以上説明した本発明のスナップ釦の構成
によれば、合成樹脂で形成した雄主体(10)の係合筒(9)
の内部空間が、筒体(20)、加締部材(14)、蓋頭(13)の胴
部(15)のいずれかにより詰まることから、係合時におけ
る横方向からの力に対する抵抗力が向上し、中空部の存
在によって生じていた、係合時における横方向からの力
による破損が解消され、また従来構成の支柱部分dが取
付け部材hの嵌入によって破損するといった問題点も解
消されて、破損、離脱に対する耐久性に優れたスナップ
釦を提供することができる。
によれば、合成樹脂で形成した雄主体(10)の係合筒(9)
の内部空間が、筒体(20)、加締部材(14)、蓋頭(13)の胴
部(15)のいずれかにより詰まることから、係合時におけ
る横方向からの力に対する抵抗力が向上し、中空部の存
在によって生じていた、係合時における横方向からの力
による破損が解消され、また従来構成の支柱部分dが取
付け部材hの嵌入によって破損するといった問題点も解
消されて、破損、離脱に対する耐久性に優れたスナップ
釦を提供することができる。
【0019】請求項2に記載したように、蓋頭(13)の構
成として、係合筒(9) に嵌合する胴部(15)の上部に係止
縁(15a) を形成した頭(16)が、また下端面には雄側裏部
材(12)側から挿入する加締部材(14)の先端を変形固定す
るための係止凹部(17)が設けられた中実体とした場合に
も、前記発明の効果を達成することができる。
成として、係合筒(9) に嵌合する胴部(15)の上部に係止
縁(15a) を形成した頭(16)が、また下端面には雄側裏部
材(12)側から挿入する加締部材(14)の先端を変形固定す
るための係止凹部(17)が設けられた中実体とした場合に
も、前記発明の効果を達成することができる。
【0020】請求項3に記載したように、蓋体(13)を構
成する胴部(15)の下端面に、加締部材(14)を一体に形成
し、該加締部材(14)の先端を雄側裏部材(12)に加締固定
する構成とすることにより、部品点数を少なくした上
で、発明の効果を達成することができる。
成する胴部(15)の下端面に、加締部材(14)を一体に形成
し、該加締部材(14)の先端を雄側裏部材(12)に加締固定
する構成とすることにより、部品点数を少なくした上
で、発明の効果を達成することができる。
【0021】請求項4に記載したように、係合筒(9) の
内面軸方向に突条(18)を形成するとともに、これに対応
する回転止用溝(19)を胴部(15)の周面軸方向に形成した
場合には、係合筒(9) に対する蓋頭(13)の回転阻止を図
り、蓋頭(13)の表面に付される図柄等の方向性を確保す
ることができるとの発明の効果を達成できる。
内面軸方向に突条(18)を形成するとともに、これに対応
する回転止用溝(19)を胴部(15)の周面軸方向に形成した
場合には、係合筒(9) に対する蓋頭(13)の回転阻止を図
り、蓋頭(13)の表面に付される図柄等の方向性を確保す
ることができるとの発明の効果を達成できる。
【図1】本発明の実施例1に係るスナップ釦の分解断面
図である。
図である。
【図2】係合状態断面図である。
【図3】実施例2に係るスナップ釦の雄側(スナップ雄
釦)の分解断面図である。
釦)の分解断面図である。
【図4】実施例2における胴部(15)の底面拡大図であ
る。
る。
【図5】実施例3に係るスナップ釦の雄側(スナップ雄
釦)の分解断面図である。
釦)の分解断面図である。
【図6】実施例4に係るスナップ釦の雄側(スナップ雄
釦)の分解断面図である。
釦)の分解断面図である。
【図7】従来のスナップ釦の一例を示すスナップ釦の断
面図である。
面図である。
(A) スナップ雄釦 (B) スナップ雌釦 (1) 雌側裏部材 (2) 加締筒 (3) 表部材 (4) 加締受け座 (5) 中心孔 (6) 座板 (7) 貫通孔 (8) 係合用膨出部 (9) 係合筒 (10) 雄主体 (11) 固定用孔 (12) 雄側裏部材 (13) 蓋頭 (14) 加締部材 (15) 胴部 (15a) 係止縁 (16) 頭 (17) 係止凹部 (18) 突条 (19) 回転止用溝 (20) 筒体 (21) カール部分 (22) 凹座部 (23) 周壁 (24) 結合鍔 (25) 止頭 (C1)・(C2) 生地 (H) 取付穴
Claims (4)
- 【請求項1】 雌側裏部材(1) の中央部に設けた加締筒
(2) を、生地(C1)の取付穴(H) と表部材(3) の中心孔
(5) に貫通させ、該加締筒(2) の先端部を、表部材(3)
の中心孔(5) の周囲に形成した加締受け座(4) へ加締固
定し、該加締筒(2) の内径部に、スナップ雄釦(A) の頭
部が弾力的に係止される係合部分が形成されるようにし
たスナップ雌釦(B) と、生地(C2)に固定されて前記スナ
ップ雌釦(B) の係合部分に弾発的に係合するスナップ雄
釦(A) とからなるスナップ釦において、 前記スナップ雄釦(A) を、座板(6) の中央部に設けた貫
通孔(7) の周囲に、先端部外周に係合用膨出部(8) を具
備する係合筒(9) を一体形成した合成樹脂製の雄主体(1
0)と、中央部に周囲を凹座部(22)とした固定用孔(11)を
穿設した雄側裏部材(12)と、前記雄主体(10)の係合筒
(9) の係合用膨出部(8) の外径よりも小径であって係合
筒(9) の先端開口部を閉塞する金属製の蓋頭(13)と、該
蓋頭(13)の裏面に、雄側裏部材(12)に加締固定される中
空の加締部材(14)を一体に形成し、該加締部材(14)の外
径と係合筒(9) の内径とによって形成される空間部に筒
体(20)を嵌合させ、生地(C2)を貫通して前記雄側裏部材
(12)と前記蓋頭(13)とを連結しこれらの間に雄主体(10)
を固定する加締部材(14)とから構成したことを特徴とす
るスナップ釦。 - 【請求項2】 蓋頭(13)は中実体であって、係合筒(9)
に嵌合する胴部(15)の上部に係止縁(15a) を形成した頭
(16)が、また下端面には雄側裏部材(12)側から挿入する
加締部材(14)の先端を変形固定するための係止凹部(17)
が設けられた構成である請求項1記載のスナップ釦。 - 【請求項3】 胴部(15)の下端面に加締部材(14)が一体
に形成され、該加締部材(14)の先端を雄側裏部材(12)に
加締固定する請求項2記載のスナップ釦。 - 【請求項4】 係合筒(9) の内面軸方向に突条(18)を形
成するとともに、これに対応する回転止用溝(19)を胴部
(15)の周面軸方向に形成した請求項2又は3記載のスナ
ップ釦。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07295445A JP3104123B2 (ja) | 1995-11-14 | 1995-11-14 | スナップ釦 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07295445A JP3104123B2 (ja) | 1995-11-14 | 1995-11-14 | スナップ釦 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09135712A JPH09135712A (ja) | 1997-05-27 |
JP3104123B2 true JP3104123B2 (ja) | 2000-10-30 |
Family
ID=17820691
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07295445A Expired - Fee Related JP3104123B2 (ja) | 1995-11-14 | 1995-11-14 | スナップ釦 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3104123B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103190739B (zh) * | 2013-04-28 | 2015-09-30 | 刘乐凝 | 一种免缝钮扣 |
-
1995
- 1995-11-14 JP JP07295445A patent/JP3104123B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09135712A (ja) | 1997-05-27 |
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